JPH0736130Y2 - パルサ回路装置 - Google Patents

パルサ回路装置

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JPH0736130Y2
JPH0736130Y2 JP1988102944U JP10294488U JPH0736130Y2 JP H0736130 Y2 JPH0736130 Y2 JP H0736130Y2 JP 1988102944 U JP1988102944 U JP 1988102944U JP 10294488 U JP10294488 U JP 10294488U JP H0736130 Y2 JPH0736130 Y2 JP H0736130Y2
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coil
core
pulsar
voltage
capacitor
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JP1988102944U
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健 依田
誠 新井
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株式会社三ツ葉電機製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、パルサ回路装置に関し、特に、パルサコイル
について改良に係り、例えば、車両用エンジンに用いら
れる磁石発電機とともに用いて、エンジンの点火信号を
得るのに利用して有効なものに関する。
〔従来の技術〕
エンジンの点火時期を制御するための信号を発生するパ
ルサは、例えば回転子外転型の磁石発電機に設けられて
いる。
従来のこの種のパルサとして、筒状のボビンに巻装され
たコイルと、ボビンの中心に挿入されたコアと、コアと
磁気的に接合されたマグネットポールおよびマグネット
と、マグネットと磁気的に結合されエンジンへの取付部
を構成するステーと、樹脂を用いて略直方体形状に成形
されてこれらを樹脂封止するパッケージとを備えている
ものが知られている。
このパルサは、磁石発電機の回転子に突設されたリラク
タ近傍にコアの先端側が位置するように配置されてお
り、エンジンの駆動によって回転子が回転してリラクタ
がコアの近傍を通過すると、マグネットによって形成さ
れている磁束が変化されることにより、コイルに起電力
が誘起され、この起電力が交流信号として出力されるよ
うになっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、従来のパルサは磁束源としてマグネットが用い
られているため、次のような問題点がある。
(1) 重量の重いマグネットを支持するため、エンジ
ンの振動に対して充分な強度を得るようにステーを大き
く、剛性の高いものとしなければならない。
(2) マグネットの体積の占める割合が大きいため、
パルサの小型化には限界がある。
(3) マグネットを装着する際には、無着磁マグネッ
トを組み付け、その後、マグネットに着磁を行っている
ため、工数がかかる。
(4) マグネットは部品コストが高く、磁束源として
マグネットボールおよびマグネットを用いたのでは、部
品点数が多くなる。
本考案の目的は、耐振性を向上して回転体の回転に伴っ
て起電力を発生することができるとともに、パルス信号
を生成することができるパルサ回路装置を提供すること
にある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案に係るパルサ回路装置は、外周にコイル(11)が
巻装された筒状のボビン(10)の筒内にコア(12)が挿
入されているとともに、このコア(12)に断面L字形状
の取付ステー(13)の一辺が磁気的に結合され樹脂封止
パッケージ(14)で一体化されているパルサを備えてお
り、このパルサは回転体の回転領域近傍に、前記コア
(12)および取付ステー(13)の他辺が回転体の磁性材
料部材に近接するように配置されており、また、前記コ
イル(11)がパルス処理回路(15)に電気的に接続され
ているパルサ回路装置において、 前記コア(12)と取付ステー(13)のコア(12)と直角
をなす一辺とが直接磁気的に結合されており、 前記コイル(11)に直流電圧を印加する直流電圧印加手
段が抵抗(Rs)を介して接続されており、 前記パルス処理回路(15)がこの直流電圧印加手段の抵
抗(Rs)と前記コイル(11)との間にコンデンサ(Cs)
を介して接続されているとともに、コンデンサ(Cs)は
この接続点(A)において発生する電圧のうち直流成分
をカットし、前記コイル(11)から発生する起電力に応
じた交流信号を前記パルス処理回路(15)に入力するよ
うに構成されていることを特徴とする。
〔作用〕
前記した手段によれば、コイルには直流電圧が常時印加
されているため、コイルからは直流電圧によって磁束が
発生する。そして、回転体がコアの近傍を回転すると、
回転体の回転に伴ってコイルの磁束が変化し、コイルか
ら起電力が発生する。このため、マグネットを用いなく
ても回転体の回転に伴って起電力を発生させることが可
能となる。そして、この起電力に基づいて、コンデンサ
Csによってパルス信号を生成することができる。
〔実施例〕
第1図は本考案の一実施例であるパルサ回路装置の回路
図、第2図はパルサの模式図、第3図はパルサのコイル
に誘起される起電力を示す波形図、第4図はパルサ回路
装置から発生する信号の波形図である。
本実施例において、本考案に係るパルサ回路装置はパル
サを備えている。パルサは、筒状のボビン10に巻装され
たコイル11と、磁性材料を用いて円柱形状に形成され、
ボビン10の中心に挿入されたコア12と、コア12と磁気的
に結合されるとともに、エンジンへ取付られてボビン1
0、コイル11、コア12を支持する支持体としてのステー1
3とを備えており、これらが樹脂を用いて直方体形状に
形成されたパッケージ14により封止されている。そし
て、コア12は回転体、例えば、磁石発電機の回転子に突
設されたリラクタ(図示せず)の回転領域近傍に配置さ
れて、後述するようにコイル11から発生する磁束がリラ
クタの回転により変化を受けるようになっている。
コイル11は一端が接地され、他端がコンデンサCsに接続
されているとともに、抵抗Rsを介して直流電流Vccに接
続されている。すなわち、コイル11には抵抗Rsを介して
直流電圧が印加されており、コイル11には直流電流Isが
流れている。これによりコイル11からは常に一定の磁束
が発生している。なお、コイル11と抵抗Rsとの接続点A
における電圧Vaは次の(1)式によって表される。
Va=r/(Rs+r)×Vcc・・・(1) ここで、式中、rはコイル11の内部抵抗を示し、Vccは
直流電源の電圧を示す。
コンデンサCsは接続点Bにて抵抗R1を介して接地されて
いるとともに、パルス処理回路15に接続されている。す
なわち、コンデンサCsは接続点Aにおいて発生する電圧
のうち直流成分をカットし、コイル11から発生する起電
力に応じた交流信号をパルス処理回路15へ入力する信号
発生手段として設けられている。パルス処理回路15はコ
ンデンサCsからの交流信号を受け、この交流信号を波形
整形し、波形整形したパルス信号をサイリスタ16のゲー
トへ供給するように構成されている。
サイリスタ16のアノードは充電用コンデンサC1を介して
点火コイル17に接続されているとともに、ダイオードD1
のカソード側に接続されている。点火コイル17の二次側
には点火プラグ18が接続されている。また、ダイオード
D1のアノード側はエキサイタコイル19と、ダイオードD2
のカソード側に接続されている。
エキサイタコイル19から発生する交流信号のうち、正極
性出力は整流用ダイオードD1で半波整流され、負極性出
力はダイオードD2によってバイパスされる。整流用ダイ
オードD1の出力電圧はサイリスタ16がオフのときに、コ
ンデンサC1を充電させる。この充電時には点火コイル17
に流れる電流は漸増する状態のため、点火コイル17の二
次巻線に高圧電流を発生させることはない。
一方、サイリスタ16のゲートに一定レベル以上のパルス
信号が印加されると、サイリスタ16が導通し、コンデン
サC1に通電されている電荷が点火コイル17を介して放電
する。この放電は瞬間的に行われるため、点火コイル17
の二次側に高電圧が発生し、点火プラグ18にスパークを
発生させることができる。コンデンサC1の電荷が放電す
ると、サイリスタ16のアノードとカソード間の電圧は零
の状態になり、サイリスタ16は非導通状態に戻されるた
め、コンデンサC1は充電可能な状態に戻されることにな
る。
次に作用を説明する。
コイル11と直列に接続された抵抗Rsに直流電源の電圧Vc
cが印加されると、電流Isが流れ、A点には前記(1)
式で表される一定の電圧が生じ、パルサのコア12にも一
定の磁束が発生する。そして、エンジンの駆動によって
磁石発電機の回転子が回転され、リラクタがコア12の近
傍を通過すると、コア12と回転子とのエアギャップが変
化し、コア12を流れる磁束も変化する。このため、コイ
ル11に起電力が発生し、A点の電圧は第3図に示されて
いるように変化する。このA点での電圧変化は、コンデ
ンサCsを介して直流成分がカットされるので、B点では
第4図に示されているようにコイル11の起電力に応じた
交流信号として取り出される。この交流信号はマグネッ
トを使用した従来のパルサと同じ信号となり、パルス処
理回路15に入力される。したがって、抵抗Rs、R1、コン
デンサCsをパルス処理回路15の中へ組み込むことによっ
て、従来と殆ど変わらない構成で点火回路を形成するこ
とができることになる。そして、この信号は波形整形さ
れてサイリスタ16のゲート信号としてサイリスタ16のゲ
ートに供給される。そして、サイリスタ16が導通するこ
とにより、点火コイル17の二次側に高電圧が発生する。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、マグネットを用
いずに、コイルから回転体の回転に伴った起電力を発生
させることができるため、マグネットを用いなくても、
パルサを構成することが可能となり、パルサを小型軽量
化させることができるとともに、部品コストを低減させ
ることができ、また、耐久性を向上させることができ
る。さらに、パルサ回路装置自体の回転構造が複数にな
るのを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例であるパルサ回路装置の回路
図、第2図はパルサの模式図、第3図はパルサのコイル
に誘起される起電力を示す波形図、第4図はパルサ回路
装置から発生する信号の波形図である。 10……ボビン、11……コイル、12……コア、13……ステ
ー、14……樹脂封止パッケージ、15……パルス処理回
路、16……サイリスタ、17……点火コイル、18……点火
プラグ、19……エキサイタコイル、Rs、R1……抵抗、C
s、C1……コンデンサ、D1、D2……ダイオード。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭58−59367(JP,U) 実開 昭59−141473(JP,U) 実公 昭43−10403(JP,Y1)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外周にコイル(11)が巻装された筒状のボ
    ビン(10)の筒内にコア(12)が挿入されているととも
    に、このコア(12)に断面L字形状の取付ステー(13)
    の一辺が磁気的に結合され樹脂封止パッケージ(14)で
    一体化されているパルサを備えており、このパルサは回
    転体の回転領域近傍に、前記コア(12)および取付ステ
    ー(13)の他辺が回転体の磁性材料部材に近接するよう
    に配置されており、また、前記コイル(11)がパルス処
    理回路(15)に電気的に接続されているパルサ回路装置
    において、 前記コア(12)と取付ステー(13)のコア(12)と直角
    をなす一辺とが直接磁気的に結合されており、 前記コイル(11)に直流電圧を印加する直流電圧印加手
    段が抵抗(Rs)を介して接続されており、 前記パルス処理回路(15)がこの直流電圧印加手段の抵
    抗(Rs)と前記コイル(11)との間にコンデンサ(Cs)
    を介して接続されているとともに、コンデンサ(Cs)は
    この接続点(A)において発生する電圧のうち直流成分
    をカットし、前記コイル(11)から発生する起電力に応
    じた交流信号を前記パルス処理回路(15)に入力するよ
    うに構成されていることを特徴とするパルサ回路装置。
JP1988102944U 1988-08-03 1988-08-03 パルサ回路装置 Expired - Lifetime JPH0736130Y2 (ja)

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JPH0224076U JPH0224076U (ja) 1990-02-16
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4310403Y1 (ja) * 1964-09-28 1968-05-07
JPS51111607A (en) * 1975-03-24 1976-10-02 Orurando Toresu Fuausuto Electronic magneto unit for internal combustion engine

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JPH0224076U (ja) 1990-02-16

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