JPH0736082A - フォーカルプレーンシャッタ - Google Patents

フォーカルプレーンシャッタ

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JPH0736082A
JPH0736082A JP17811793A JP17811793A JPH0736082A JP H0736082 A JPH0736082 A JP H0736082A JP 17811793 A JP17811793 A JP 17811793A JP 17811793 A JP17811793 A JP 17811793A JP H0736082 A JPH0736082 A JP H0736082A
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Japan
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shutter
lever
screen
closing
switching mechanism
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JP17811793A
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Ichiro Nemoto
一郎 根本
Kunitaka Takahashi
邦▲隆▼ 高橋
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Seikosha KK
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Seikosha KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シャッタ羽根の跳ね返りによる再露光を防止
し、かつ遮光性を向上した、耐久性にすぐれたフォーカ
ルプレーンシャッタを提供する。 【構成】 シャッタ露出作動終期において、閉鎖羽根ユ
ニット3がシャッタ開口1aを全閉後、閉鎖レバー50
が操作レバー11に衝突し、これにより画面サイズ切り
替え機構を撮影画面を更に覆う方向へ作動させる。ま
た、閉鎖レバー50は作動エネルギーを画面サイズ切り
替え機構へ転移しつつ停止位置へ達し、連結ピン11a
が係止レバー30に係止され、撮影画面は遮蔽板10に
よる全閉状態が保持される。 【効果】 閉鎖レバー50が操作レバー11に衝突する
事で閉鎖レバー50の停止時のショックを軽減すること
ができる。また、シャッタ露出作動前後では画面サイズ
切り替え機構が撮影画面の一部あるいは全面を遮蔽して
いるため、遮光性が向上しシャッタ羽根の跳ね返りによ
る再露光を防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカメラ用シャッタの撮影
画面切り替え機構を備えたフォーカルプレーンシャッタ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のようにカメラのフォーカルプレー
ンシャッタは一対の開放羽根と閉鎖羽根を備え、シャッ
タレリーズ信号により開放羽根がシャッタ開口を開放
し、この開放縁によって露出が開始される。一方開放羽
根の開放作動後に閉鎖羽根が作動し、その閉鎖縁によっ
てシャッタ開口の露出を終了させるものである。
【0003】また、撮影画面の露光範囲を変更するため
に画面の相対向する2辺の両端部分を遮光する画面サイ
ズ切り替え機構が知られている(特開平3−16353
9号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来のフォーカルプレーンシャッタにあっては、露出終
了にともない閉鎖羽根がシャッタ開口を全閉した後、閉
鎖羽根がバウンドしてシャッタ開口を再露出させないた
めに閉鎖側バウンド防止機構が必要であり、最近は特に
コンパクトなシャッタを要求されているため、シャッタ
開口閉鎖時に閉鎖羽根のバウンドを許容するシャッタ開
口と閉鎖羽根の停止位置とのオーバーラップ距離が取れ
ず、複雑なバウンド防止機構を必要としている。またシ
ャッタ秒時の高速化の要求のため羽根形状をコンパクト
にして作動エネルギーを軽減させようとすると、羽根間
の重なりが減少して、光線漏れが生じ、高感度フィルム
を使用できないという弊害が生じる。一方画面サイズ切
り替え機構は、単に撮影画面の露光範囲を変更するため
だけに使用されている。本発明においては、画面サイズ
切り替え機構を閉鎖側バウンド防止機構に兼用し、また
羽根がコンパクトで、光線漏れに有利なフォーカルプレ
ーンシャッタを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を解決するた
め、本発明においては、撮影画面と、前記撮影画面を開
放するため開放羽根群を作動する開放駆動部材と、前記
撮影画面を閉鎖するため閉鎖羽根群を作動する閉鎖駆動
部材と、前記撮影画面の露光範囲を変更するため画面の
一部を遮光する画面サイズ切り替え機構とを備え、前記
閉鎖駆動部材の作動終了域で前記閉鎖駆動部材が前記画
面サイズ切り替え機構を前記撮影画面を遮光する側に切
り替えるフォーカルプレーンシャッタの構成とする。更
に前記画面サイズ切り替え機構が前記撮影画面の全域を
遮光するフォーカルプレーンシャッタとする。
【0006】
【作用】本発明によれば閉鎖駆動部材の作動終了域で閉
鎖駆動部材に連動して画面サイズ切り替え機構が撮影画
面を遮光する側に切り替えるので、閉鎖羽根がバウンド
してもシャッタ開口を再露出することがない。また、画
面サイズ切り替え機構が撮影画面を全遮光するので光線
漏れに有利である。
【0007】
【実施例】以下、本発明の詳細を添付図面に示した好適
な実施例に沿って説明する。図1は本発明のシャッタの
一実施例を示す側面図である。図1において、カメラに
装填されたフィルム60の前方であって撮影レンズ側に
配設された基板1には、シャッタ開口1aが形成されて
いる。基板1のフィルム面側にはシャッタ開口1aを閉
鎖するための閉鎖羽根ユニット3が載置され、閉鎖羽根
ユニット3のフィルム面側にはシャッタ開口4aが形成
された仕切板4が載置され、この仕切板4のフィルム面
側には開放羽根ユニット2が載置されている。開放羽根
ユニット2のフィルム面側には、シャッタ開口5aを有
する受板5が載置されている。受板5には撮影画面サイ
ズを切り替える遮蔽板10と前記遮蔽板10を操作する
操作レバー11が設けられている。
【0008】図2はセット状態における受板5を取り外
したシャッタの背面図を示している。図3はシャッタレ
リーズ後の標準画面サイズ撮影時のシャッタ背面図を示
しており、図4は特殊画面サイズ撮影時におけるシャッ
タレリーズ後のシャッタ背面図を示している。そして、
図5は露出作動完了後のシャッタ背面図を示しており、
図6は露出作動完了後の受板5を取り外したシャッタ背
面図を示している。
【0009】開放羽根ユニット2、閉鎖羽根ユニット3
は公知のように二本のアームを含む平行リンク機構を構
成しており、シャッタ開口1aの側方の基板1上に設け
られた軸に回動自在に枢支され開放レバー40、閉鎖レ
バー50に駆動され露出作動を行なっている。受板5に
植設されたガイドピン12によりガイドされた遮蔽板1
0が受板5に軸支された操作レバー11により作動され
て画面サイズ切り替え機構が構成されている。
【0010】操作レバー11は標準画面になるようにバ
ネ11bで付勢されており、画面切り替えレバー20が
操作レバー11に設けた連結ピン11aの位置を変え、
画面サイズを切り替えることが出来るようになってい
る。更に操作レバー11は遮蔽板10によってシャッタ
開口を全閉する位置まで右旋可能となっている。係止レ
バー30はバネ30aによって右旋性を付与されてお
り、図5に示すように画面サイズ切り替え機構の操作レ
バー11の連結ピン11aをシャッタ開口全閉位置で係
止する。
【0011】以上のような構成における作動を次に説明
する。最初に標準画面サイズ撮影時の作動について説明
する。フィルム巻き上げ動作に伴い、公知のシャッタチ
ャージ機構によりフォーカルプレーンシャッタはセット
状態におかれる。この時、図2に示したように開放羽根
ユニット2は展開してシャッタ開口1aを覆っており、
閉鎖羽根ユニット3はシャッタ開口1aの下方に折り畳
まれしている。また、画面サイズ切り替え機構は図5に
示したようにシャッタ開口5aを全閉している。この状
態でシャッタレリーズ動作を行うと、係止レバー30は
公知の方法で左旋し連結ピン11aの係止を解除し、連
結ピン11aは標準画面に対応した画面切り替えレバー
20の位置にて規制され画面サイズ切り替え機構は図3
に示したように標準画面を構成する。その後、公知の係
止機構により係止されていた開放レバー40の係止が解
除されると、公知の駆動バネにより開放レバー40は右
旋して、開放羽根ユニット2が折り畳まれしてシャッタ
開口1aを開放し始める。そして、所定時間経過後に閉
鎖レバー50が開放レバー40と同様に公知の係止機構
から解除されて右旋する事により閉鎖羽根ユニット3が
展開してシャッタ開口1aを閉鎖し始める。
【0012】そして、図6のように閉鎖羽根ユニット3
がシャッタ開口1aを全閉する付近で、閉鎖レバー50
が操作レバー11に衝突し、操作レバー11が押し動か
される。これによって遮蔽板10が作動しシャッタ開口
5aを覆い始める。閉鎖レバー50は操作レバー11と
の衝突により減速され、閉鎖羽根ユニット3がシャッタ
開口5aを全閉して停止する。この時、連結ピン11a
は全閉位置付近で係止レバー30を乗り越えて、図5の
ように係止レバー30に係止されて次のシャッタ作動ま
でシャッタ開口5a全閉状態が保持される。
【0013】次に、特殊画面サイズ撮影時の作動につい
て説明する。画面切り替えレバー20が左に移動して待
機している状態で、シャッタレリーズ動作が行なわれる
と係止レバー30が連結ピン11aの係止を解除する
が、連結ピン11aは特殊画面サイズに対応した画面切
り替えレバー20の位置にて規制され画面サイズ切り替
え機構は図4に示したように特殊画面サイズを構成す
る。その他は標準画面サイズ撮影時と同様であり、作動
終了時には図5に示したように画面全閉状態となり係止
レバー30により保持される。
【0014】本実施例においては、露出作動終了後全閉
状態にしたが、必ずしも全閉にする必要はなく、画面サ
イズ切り替え機構を閉鎖側に動作させるだけでもよい。
また画面サイズ切り替え用の遮蔽板が画面上下に移動し
たが、左右に移動してもよい。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば閉鎖レバーの作動終了域
で閉鎖レバーに連動して画面サイズ切り替え機構が撮影
画面を遮光する側に切り替わるので、閉鎖羽根がバウン
ドしても撮影画面を再露出することがない。標準画面時
と特殊画面時では操作レバーに対する閉鎖レバーの衝突
エネルギーが異なり、バウンド防止の効果に差が生じる
が、閉鎖羽根ユニットのバウンドの影響が撮影画面にで
ないので問題はない。また、作動終了時画面サイズ切り
替え機構を閉鎖側に動作させ閉鎖レバー及び閉鎖羽根ユ
ニットの停止時のエネルギーを画面サイズ切り替え機構
の動きに転移できるため閉鎖レバー及び閉鎖羽根ユニッ
トの耐久性が向上する。また、シャッタ露出作動終了後
に撮影画面の一部あるいは全面を画面サイズ切り替え機
構と開放羽根ユニットあるいは閉鎖羽根ユニットにより
二重に遮光するので、高感度フィルムに対して有利であ
る。また、撮影画面を閉鎖した時の羽根群の相互の重な
り量を減少させても遮光性が良好なため羽根の枚数の削
減あるいは羽根形状の小型化が可能となり、羽根群を作
動させる作動エネルギーを減少でき、音,ショックの軽
減が図れると共に、シャッタひいてはカメラの小型化に
寄与できる。更に撮影画面は羽根ユニットと画面サイズ
切り替え機構で二重に覆われるので、フィルム交換時に
指で撮影画面部分を押す外力に対して強くなる等の効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるシャッタ側面図であ
る。
【図2】本発明の実施例の受板を外した状態のシャッタ
背面図である。
【図3】本発明の実施例の標準画面撮影時におけるシャ
ッタレリーズ後のシャッタ背面図である。
【図4】本発明の実施例の特殊画面撮影時におけるシャ
ッタレリーズ後のシャッタ背面図である。
【図5】本発明の実施例の露出作動完了後におけるシャ
ッタ背面図である。
【図6】本発明の実施例の露出作動完了後における受板
を外した状態のシャッタ背面図である。
【符号の説明】
1 基板 1a シャッタ開口 2 開放羽根ユニット 3 閉鎖羽根ユニット 5 受板 12 ガイドピン 10 遮蔽板 11 操作レバー 11a 連結ピン 20 画面切り替えレバー 30 係止レバー 40 開放レバー 50 閉鎖レバー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影画面と、前記撮影画面を開放するた
    め開放羽根群を作動する開放駆動部材と、前記撮影画面
    を閉鎖するため閉鎖羽根群を作動する閉鎖駆動部材と、
    前記撮影画面の露光範囲を変更するため画面の一部分を
    遮光する画面サイズ切り替え機構とを備え、前記閉鎖駆
    動部材の作動終了域で前記閉鎖駆動部材が前記画面サイ
    ズ切り替え機構を前記撮影画面を遮光する側に切り替え
    ることを特徴とするフォーカルプレーンシャッタ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記画面サイズ切り
    替え機構が前記撮影画面の全域を遮光することを特徴と
    するフォーカルプレーンシャッタ。
JP17811793A 1993-07-19 1993-07-19 フォーカルプレーンシャッタ Expired - Fee Related JP3196128B2 (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006292913A (ja) * 2005-04-08 2006-10-26 Nikon Corp 遮光装置および電子カメラ
JP2006293073A (ja) * 2005-04-12 2006-10-26 Nikon Corp 遮光装置および電子カメラ
JP2006292912A (ja) * 2005-04-08 2006-10-26 Nikon Corp 遮光装置および電子カメラ
JP2008145478A (ja) * 2006-12-06 2008-06-26 Nidec Copal Corp デジタルカメラ用フォーカルプレンシャッタ

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