JPH0736022A - 表示素子 - Google Patents

表示素子

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JPH0736022A
JPH0736022A JP18292393A JP18292393A JPH0736022A JP H0736022 A JPH0736022 A JP H0736022A JP 18292393 A JP18292393 A JP 18292393A JP 18292393 A JP18292393 A JP 18292393A JP H0736022 A JPH0736022 A JP H0736022A
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JP
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polymer
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element according
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JP18292393A
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English (en)
Inventor
Hidekazu Kobayashi
英和 小林
Eiji Chino
英治 千野
Masayuki Yazaki
正幸 矢崎
Hideto Iizaka
英仁 飯坂
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 液晶と高分子を互いに配向分散した表示素子
において、散乱に指向性を持たせることにより、用途に
応じた明るい表示素子を提供する。 【構成】 液晶と高分子の配向方向を、電界の印加方向
に0度から180度、さらに270度、360度、ある
いはそれ以上ツイストさせる。また、これらの指向性を
持った表示素子にその特性を最大限生かすことのできる
構成条件を示した。 【効果】 用途に応じた散乱特性を持つ表示素子を容易
に作製できる。たとえばカラーフィルターやタッチパネ
ルのごとき表示が暗くなりやすい構成を用いる場合には
0度あるいは180度ツイストを用いると視角を限定し
て明るい表示を実現できる。またどこからみても白い紙
並に見えるようにするには270度以上のツイストを用
いれば良いことがわかった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は情報機器端末やテレビ、
あるいは広告板などに用いる表示装置の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年情報機器の小型携帯化が進行し、そ
れに登載する表示素子も省電力化が求められている。ま
たこれらの表示素子はタッチパネルあるいはタブレット
と組み合わされることが多くなり、従来のTN反射型液
晶表示素子ではとても表示が暗くなり、使いずらかっ
た。そこで最近、偏光板を用いない、明るい反射型表示
素子が開発されつつある。たとえば電界印加で透明、電
界無印加で散乱するもの(特公昭58−501631)
や、これに2色性色素を混合して電界無印加で色素によ
る吸収と光散乱を生じるようにしたものなどがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが従来の技術で
は、たとえば電界印加で透明、電界無印加で光散乱を生
じる物においては、光散乱が極めて無指向性(ここで言
う指向性とは、表示装置をその表面の法線回りに回転さ
せた場合、その法線からある角度傾いた方向への反射率
の回転角依存性を示す)であるために、また大抵の場
合、背景として黒を表示するための光吸収層を配置する
ために、その表示装置を観察する角度を限定した場合、
明るく見えない(大抵白い紙の明るさの半分以下)。2
色性色素を混合した表示装置においては、白を表示する
場合には背景に白い紙などを配置するのであるが、この
白い紙も無指向性であるため、白い紙以上には明るく見
えないという課題を有していた。そこでこれらの課題を
解決すべく高分子と液晶を互いに配向分散した表示素子
が開発されてきた(ヨーロッパ公開特許EP04881
16A2など)。これによれば、高分子と液晶を特定の
方向に配向させることにより、電界を印加した際の散乱
指向性を制御できる。本発明はかかる表示素子の散乱指
向性をさらに改良する物であり、その目的とするところ
は、表示素子の散乱特性を用途に応じて最適化する手段
を提供するところにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、以下に記述する表示素子を提供するもの
である。
【0005】すなわち、本発明に係わる表示素子は、電
極が形成されても良い少なくとも一方が透明な2枚の基
板の間に高分子と液晶を互いに分散した表示素子におい
て、反射層を具備して、かつ電界のような外場が無い状
態では、液晶に接する面においては界面に施した配向処
理方向に高分子と液晶が互いに配向しており、高分子/
液晶層においては配向状態がなめらかに連続しているこ
とを特徴とする。その際、特に以下のような構成が散乱
指向性改良の観点から効果が高い。すなわち、 1.上記配向処理方向が上下基板の組み合わせにおいて
互いに平行であり、かつ高分子と液晶の配向が高分子/
液晶層の厚さ方向にねじれていない。
【0006】2.上記配向処理方向が上下基板の組み合
わせにおいて互いに平行であり、かつ高分子と液晶の配
向が高分子/液晶層の厚さ方向に180度ねじれてい
る。
【0007】3.上記配向処理方向が上下基板の組み合
わせにおいて互いに平行であり、かつ高分子と液晶の配
向が高分子/液晶層の厚さ方向に360度以上ねじれて
いる。
【0008】4.上記配向処理方向が上下基板の組み合
わせにおいて互いに直交しており、かつ高分子と液晶の
配向が高分子/液晶層の厚さ方向に90度ねじれてい
る。
【0009】5.上記配向処理方向が上下基板の組み合
わせにおいて互いに直交しており、かつ高分子と液晶の
配向が高分子/液晶層の厚さ方向に270度ねじれてい
る。
【0010】6.上記配向処理方向が上下基板の組み合
わせにおいて互いに直交しており、かつ高分子と液晶の
配向が高分子/液晶層の厚さ方向に450度以上ねじれ
ている。
【0011】以上を特徴とするが、ここに示した90
度、180度などの角度については正確である必要はな
く、もちろんこのあいだの角度であっても良い。その際
の散乱特性は中間的な特性になる。
【0012】本発明の表示素子において、基板は堅固な
材料、例えばガラス、金属、金属酸化物、半導体などで
あっても良く、柔軟性を有する材料、たとえばプラスチ
ックフィルムのようなものであってもよい。そして基板
は、表側(表示を見る側)にノングレア処理そして/ま
たは減反射処理が施されていることが望ましい。また2
枚が対向して適当な間隔を隔て得るものである。またそ
の少なくとも一方は透明性を有し、その2枚の間に支持
される散乱層を外界から視角させるものでなければなら
ない。ただし完全な透明性を必須とするものではない。
【0013】この基板には、目的に応じて透明不透明の
適宜な電極が、その全面または部分的に配置されても良
い。特に2色性色素を液晶中に混合する場合には、画素
電極を反射性材料で形成することにより視差の無いくっ
きりとした表示を得ることができる。反射性材料として
は銀、アルミニウム、アルミニウム−マグネシウム合
金、クロム、ニッケル、あるいはこれらの金属の合金を
用いることができる。
【0014】電極線と画素電極の間にアクティブ素子、
例えばポリシリコンTFT、アモルファスシリコンTF
T、MIM、ラテラルMIM、バックトゥーバックMI
M素子などを形成することにより表示容量を大容量化す
る事ができる。
【0015】また上記アクティブ素子を、基板として用
いた半導体基板上に形成し、かつアクティブ素子を駆動
するためのドライバー回路そして/またはコントローラ
回路を同一基板上に形成することができる。また半導体
基板上に形成された回路が、対向基板に接続され、さら
にその対向基板を経由して外部回路に接続されている
と、脆い半導体基板と外部回路を直接接続することを避
けられる。また半導体基板上に形成された回路を、周囲
に形成されたシール部分と、対向基板、または対向基板
と上記半導体基板の間隙に充填されたシール剤によって
保護することにより、半導体基板上の回路の信頼性を向
上させることができる。
【0016】画素電極表面には通常、配向処理を施し、
これに接する液晶及び高分子粒子を互いに配向させる。
配向処理は、周知の液晶表示素子と同様、配向膜を常法
に従って形成して、布などでラビング処理しても良い
し、配向膜を形成せず、電極表面を直接ラビングしても
良い。これは、形成される高分子粒子が従来の配向膜と
同様の効果を持つため、配向の信頼性を高める配向膜を
必要としないからである。 反射性電極としてアルミニ
ウムなどの反射性金属を用いる場合には、ラビングによ
る傷つきを防ぐためにポリイミドなどの配向層兼保護層
を設けることが望ましい。この配向処理の方向について
は先に示したような構成を用いることにより、明視方向
を限定でき、極めて明るい表示を実現できる。
【0017】画素電極表面あるいは基板と透明画素電極
の間にカラーフィルターを備えることによりカラー表示
も実現できる。
【0018】2枚の基板間には液晶材料及び高分子粒子
が特定の方向に配向して介在される。尚、2枚の基板間
には通常、周知の液晶表示素子と同様、間隔保持用のス
ペーサーを常法に従って介在させることが望ましい。
【0019】この2枚の基板間間隙は、3μmから20
μmが好ましく、さらに好ましくは4μmから7μmで
ある。7μmより厚いと散乱の指向性があまりなくな
り、また駆動電圧も高くなる。4μmより薄いと散乱が
薄くなる。
【0020】液晶材料は、単一の液晶性化合物であるこ
とを要しないのはもちろんで、2種以上の液晶化合物や
液晶化合物以外の物質も含んだ混合物であっても良く、
通常この技術分野で液晶材料として認識されるものであ
れば良く、誘電異方性については正の液晶を用いること
ができる。用いられる液晶は、ネマチック液晶、コレス
テリック液晶、スメクチック液晶が望ましい。
【0021】液晶中に混合する2色性色素については、
混合しなくても良いが混合することにより視認性を劇的
に向上させることができる。すなわち、電界印加で散乱
による白、電界除去で2色性色素による光吸収を起こす
ことができる。ここで用いる2色性色素はアクティブ素
子と組み合わせる場合には耐光性、信頼性を確保するた
めにアントラキノン系、ペリレン系、キノフタロン系な
ど、周知の耐光性液晶表示素子に用いられる色素を用い
ることができる。信頼性、耐光性を必要としない場合に
はアゾ系などの色素を用いることができる。
【0022】カイラル物質については、液晶に添加した
場合、その液晶相の温度領域が使用温度領域を含むよう
にその種類及び添加量を選定する必要がある。また、カ
イラルピッチが所望の液晶/高分子層の配向におよそ対
応するように、明視方向も考慮して、カイラル物質、R
体かS体か、またその添加量を選定する。
【0023】高分子材料は、前駆体として液晶に良く溶
け、重合した際に液晶から析出して粒子を形成するもの
であることが好ましく、化学構造としては重合基と屈折
率異方性を生み出す部分の間にアルキル基などによるス
ペーサーを有しない物が好ましい。また、高分子材料の
液晶高分子混合層に対する含有量は30重量%〜1重量
%が好ましく、さらに好ましくは10重量%〜3重量%
である。30重量%より高分子が多いと駆動電圧が極め
て高くなる。また2重量%より高分子が少ないと十分な
散乱が得られない。高分子材料としては光を照射するこ
とで硬化する光硬化性高分子前駆体や、室温あるいは加
熱により硬化する熱硬化性高分子前駆体を用いることが
できる。高分子前駆体中の屈折率異方性を生み出す部位
については、フェニル、ビフェニル、ターフェニル、ト
ラン骨格など、屈折率異方性の大きな骨格を用いること
が望ましい。以下実施例により本発明の詳細を示す。
【0024】
【実施例】
(実施例1)本実施例では配向処理方向が、上下基板の
組み合わせにおいて互いに平行であり、かつ高分子と液
晶の配向が、高分子/液晶層の厚さ方向にねじれていな
い例を示す。図1に本実施例の表示素子の簡単な断面図
を示す。図中において電極または配向膜表面に不規則な
形をした層を示したが、これは高分子前駆体を重合する
事により表面に高分子が重合付着していることを示し
た。用いる高分子、重合条件によってこの形状及び厚さ
は変化する。以下の実施例における表示素子の断面図に
おいても同じである。
【0025】表示素子の製造方法を説明する。基板1に
透明電極2(ITO)を形成し、その表面にラビング処
理を施した。図1においてラビング方向は水平方向であ
る。基板8に反射性電極7としてアルミニウム層を形成
して、その表面に配向層6としてポリイミド膜を形成し
てその上をラビング処理した。こうして準備した2枚の
基板を電極側を内側にして、ラビング方向が平行になる
ように、電極間間隙を5μm程度になるように固定し
た。
【0026】次にこの間隙に封入する液晶混合物につい
て説明する。液晶3はTL202(メルク社製)、これ
に2色性色素(M361:SI512:M137=1.
5重量%:1.7重量%:0.4重量%、いずれも三井
東圧染料社製)を混合して用いた。高分子前駆体はター
フェニルメタクリレート:ビフェニルジメタクリレート
=2:1混合物を全体に対して4重量%用いた。これら
の物質を互いに加熱混合して、先の空パネルの間隙に真
空あるいは減圧封入した。このパネルに300nm〜4
00nm、3.5mW/cm2なる紫外線を照射して液
晶中から高分子5を析出させた。その後周囲をモールド
した。
【0027】こうして製造した表示素子の散乱特性を測
定した。その測定方法について説明する。図2に本実施
例で用いた散乱特性の評価装置の簡単な図を示した。す
なわち、電界を印加した状態で表示素子20を図のごと
く配置して、表示素子表面の法線から20度傾いた方向
から光源21により白色光を表示素子に入射して、結像
用レンズを用いて法線方向に配置した光電子増倍管23
に結像させ、これにより反射光強度を測定した。このと
き法線を軸に表示素子20を360度回転して散乱の回
転角依存性を測定した。この方法で測定した散乱特性を
図3に示した。図3において、中心回りの回転角は、法
線を軸にして表示素子を回転させた場合の回転角に対応
している。図中の配向方向は表示素子の基板表面に施し
た配向処理方向を示している。図中の波線の円は白い紙
を表示素子の代わりに配置した場合の反射率を示してい
る。この図において、表示素子の散乱曲線内の面積を計
算し、白い紙の散乱特性を同様に測定した場合の散乱曲
線内の面積に対する100分率(SCTと略記)を散乱
の度合いの目安とした。これによると、SCTは約60
%であり、駆動電圧は3.5Vであった。
【0028】さらに減反射処理したノングレア板(日東
樹脂工業社製クラレックスノングレアNo.1−MC0
01)をマッチングオイルを用いて表示素子に張り付け
たところ、表面反射が目立たなくなり、表示が浮きでる
ような効果があり、極めて視認性が向上した。ここで用
いるノングレア板は、これに限らず、たとえば日東電工
社製アンチグレアシートAGシリーズなどを用いること
ができる。また、高分子/液晶層を挟持する基板に直接
ノングレア処理を施しても良い。減反射処理については
周知の技術を用いることができ、多層膜を用いる方法
や、低屈折率の有機物(たとえば、旭硝子社製サイトッ
プを900Åの膜厚で形成する)を用いる方法も利用で
きる。またノングレア処理だけ施しても、あるいは減反
射処理だけ施しても視認性は向上した。ノングレア板あ
るいは減反射板を張り付けるには屈折率が1.5程度の
透明な材質であれば固体、液体、ゴム状を問わない。
【0029】液晶/高分子層を挟持する基板について
は、高分子前駆体を紫外線で硬化する場合には少なくと
も1枚はソーダガラス、ホウ珪酸ガラス、石英ガラスな
ど300nm以長の光を透過するガラス、あるいはプラ
スチックフィルムなどの基板を用いることができた。こ
れに対向する基板は透明である必要はない。たとえば金
属、または金属酸化物、シリコンなどの半導体を用いる
ことができた。特に半導体基板を用いることにより、液
晶/高分子層を駆動するためのTFTあるいはMIM素
子を作り込むと同時にドライバー回路、コントローラ回
路を集積することができる。
【0030】高分子前駆体を熱で硬化する場合には、表
示する側の基板は可視光を透過する物を用いることがで
きた。たとえば高屈折率ガラスTaF3(ホヤガラス社
製)を用いるとこれに形成する透明電極との屈折率差が
なくなるため、表示を見やすくできた。
【0031】(実施例2)本実施例では配向処理方向
が、上下基板の組み合わせにおいて互いに平行であり、
かつ高分子と液晶の配向が、高分子/液晶層の厚さ方向
に180度ねじれている例を示す。
【0032】図4は本実施例の表示素子の配向を示す簡
単な図である。用いた基板、電極、配向処理、液晶材
料、製造方法は実施例1と同様の物を用いた。また、カ
イラル物質についてはS1011(メルク社製)を液晶
に対して0.3%混合して用いた。混合量は、S101
1を用いる場合、0.2〜0.4%が好ましい。他のカ
イラル物質も同様に用いることができ、たとえばCB1
5(メルク社製)ならば1〜2.5%混合すると良い。
このほかチッソ社製CMシリーズ、旭電化社製の製品、
カイラルスメクチック液晶などでも良いし、液晶の配向
をひねる能力のある物質であればR体S体を問わず用い
ることができる。ただし、添加量についてはその都度1
80度のツイスト状態になるように調整する必要はあ
る。
【0033】実施例1と同様に表示素子を作製して散乱
特性を測定した(図5参照)。また、SCTが135%
であり、駆動電圧は5Vであった。さらに減反射処理し
たノングレア板(日東樹脂工業社製クラレックスノング
レアNo.1−MC001)をマッチングオイルを用い
て表示素子に張り付けたところ、表面反射が目立たなく
なり、表示が浮きでるような効果があり、極めて視認性
が向上した。ここで用いるノングレア板は、これに限ら
ず、たとえば日東電工社製アンチグレアシートAGシリ
ーズなどを用いることができる。
【0034】また、高分子/液晶層を挟持する基板に直
接ノングレア処理を施しても良い。減反射処理について
は周知の技術を用いることができ、多層膜を用いる方法
や、低屈折率の有機物(たとえば、旭硝子社製サイトッ
プを900Åの膜厚で形成する)を用いる方法も利用で
きる。またノングレア処理だけ施しても、あるいは減反
射処理だけ施しても視認性は向上した。ノングレア板あ
るいは減反射板を張り付けるには屈折率が1.5程度の
透明な材質であれば固体、液体、ゴム状を問わない。
【0035】(実施例3)本実施例では配向処理方向
が、上下基板の組み合わせにおいて互いに平行であり、
かつ高分子と液晶の配向が、高分子/液晶層の厚さ方向
に360度以上ねじれている例を示す。
【0036】図6は本実施例の表示素子の配向を示す簡
単な図である。ツイスト状態を分かりやすくするために
液晶層の厚さ方向に拡大して示している。用いた基板、
電極、配向処理、液晶材料、製造方法は実施例1と同様
の物を用いた。また、カイラル物質についてはS101
1(メルク社製)を液晶に対して0.6%(0.5〜1
%が好ましい)混合して用いた。他のカイラル物質につ
いては実施例2に示した物を同様に用いることができ
る。ただし、添加量についてはその都度360度以上の
ツイスト状態になるように調整する必要はある。実施例
1と同様に表示素子を作製して散乱特性を測定した(図
7参照)。またSCTが135%であり、駆動電圧が7
Vと比較的高い。
【0037】さらに減反射処理したノングレア板(日東
樹脂工業社製クラレックスノングレアNo.1−MC0
01)をマッチングオイルを用いて表示素子に張り付け
たところ、表面反射が目立たなくなり、表示が浮きでる
ような効果があり、極めて視認性が向上した。ここで用
いるノングレア板は、これに限らず、たとえば日東電工
社製アンチグレアシートAGシリーズなどを用いること
ができる。また、高分子/液晶層を挟持する基板に直接
ノングレア処理を施しても良い。減反射処理については
周知の技術を用いることができ、多層膜を用いる方法
や、低屈折率の有機物(たとえば、旭硝子社製サイトッ
プを900Åの膜厚で形成する)を用いる方法も利用で
きる。またノングレア処理だけ施しても、あるいは減反
射処理だけ施しても視認性は向上した。ノングレア板あ
るいは減反射板を張り付けるには屈折率が1.5程度の
透明な材質であれば固体、液体、ゴム状を問わない。
【0038】(実施例4)本実施例では配向処理方向
が、上下基板の組み合わせにおいて互いに直交してお
り、かつ高分子と液晶の配向が、高分子/液晶層の厚さ
方向に90度ねじれている例を示す。
【0039】図8は本実施例の表示素子の配向を示す簡
単な図である。配向処理方向については、2枚の基板を
組み合わせる際、互いに直交するようにした。用いた基
板、電極、液晶材料、製造方法は実施例1と同様の物を
用いた。カイラル成分はS1011を0.1%加えてい
る。ただし、0〜0.3%であれば用いることができ
る。用いることのできるカイラル成分は実施例2と同様
である。ただしその添加量については、90度のツイス
ト状態を実現できる量に調整する必要はある。
【0040】実施例1と同様に表示素子を作製して散乱
特性を測定した(図9参照)。SCTは約100%程度
であり、駆動電圧は3.5Vであった。さらに減反射処
理したノングレア板(日東樹脂工業社製クラレックスノ
ングレアNo.1−MC001)をマッチングオイルを
用いて表示素子に張り付けたところ、表面反射が目立た
なくなり、表示が浮きでるような効果があり、極めて視
認性が向上した。ここで用いるノングレア板は、これに
限らず、たとえば日東電工社製アンチグレアシートAG
シリーズなどを用いることができる。また、高分子/液
晶層を挟持する基板に直接ノングレア処理を施しても良
い。減反射処理については周知の技術を用いることがで
き、多層膜を用いる方法や、低屈折率の有機物(たとえ
ば、旭硝子社製サイトップを900Åの膜厚で形成す
る)を用いる方法も利用できる。またノングレア処理だ
け施しても、あるいは減反射処理だけ施しても視認性は
向上した。ノングレア板あるいは減反射板を張り付ける
には屈折率が1.5程度の透明な材質であれば固体、液
体、ゴム状を問わない。
【0041】(実施例5)本実施例では配向処理方向
が、上下基板の組み合わせにおいて互いに直交してお
り、かつ高分子と液晶の配向が、高分子/液晶層の厚さ
方向に270度ねじれている例を示す。
【0042】図10は本実施例の表示素子の配向を示す
簡単な図である。ツイスト状態を分かりやすくするため
に液晶層の厚さ方向に拡大して示している。配向処理方
向については、2枚の基板を組み合わせる際、互いに直
交するようにした。用いた基板、電極、液晶材料、製造
方法は実施例1と同様の物を用いた。カイラル成分はS
1011を0.5%加えている。カイラル成分の量はS
1011を用いる場合には0.4〜0.6%が好まし
い。用いることのできるカイラル成分は実施例2と同様
である。ただしその添加量については、270度のツイ
スト状態を実現できる量に調整する必要はある。
【0043】実施例1と同様に表示素子を作製して散乱
特性を測定した(図11参照)。これによると、SCT
は約135%程度である。駆動電圧が5Vであった。さ
らに減反射処理したノングレア板(日東樹脂工業社製ク
ラレックスノングレアNo.1−MC001)をマッチ
ングオイルを用いて表示素子に張り付けたところ、表面
反射が目立たなくなり、表示が浮きでるような効果があ
り、極めて視認性が向上した。ここで用いるノングレア
板は、これに限らず、たとえば日東電工社製アンチグレ
アシートAGシリーズなどを用いることができる。ま
た、高分子/液晶層を挟持する基板に直接ノングレア処
理を施しても良い。
【0044】減反射処理については周知の技術を用いる
ことができ、多層膜を用いる方法や、低屈折率の有機物
(たとえば、旭硝子社製サイトップを900Åの膜厚で
形成する)を用いる方法も利用できる。またノングレア
処理だけ施しても、あるいは減反射処理だけ施しても視
認性は向上した。ノングレア板あるいは減反射板を張り
付けるには屈折率が1.5程度の透明な材質であれば固
体、液体、ゴム状を問わない。
【0045】(実施例6)本実施例では配向処理方向
が、上下基板の組み合わせにおいて互いに直交してお
り、かつ高分子と液晶の配向が、高分子/液晶層の厚さ
方向に450度以上ねじれている例を示す。用いた基
板、電極、配向処理、液晶材料、製造方法は実施例1と
同様の物を用いた。また、カイラル物質についてはS1
011(メルク社製)を液晶に対して0.7%混合して
用いた。カイラル物質にS1011を用いる場合には
0.6〜1%が好ましい。他のカイラル物質については
実施例2に示した物を用いることができる。ただし、添
加量についてはその都度450度以上のツイスト状態に
なるように調整する必要はある。
【0046】実施例1と同様に表示素子を作製して散乱
特性を測定した。この時の散乱特性は実施例3と同様、
配向処理方向と余り関係なく散乱がほぼ円形であった。
また、SCTが135%であり、駆動電圧は7Vであっ
た。さらに減反射処理したノングレア板(日東樹脂工業
社製クラレックスノングレアNo.1−MC001)を
マッチングオイルを用いて表示素子に張り付けたとこ
ろ、表面反射が目立たなくなり、表示が浮きでるような
効果があり、極めて視認性が向上した。ここで用いるノ
ングレア板は、これに限らず、たとえば日東電工社製ア
ンチグレアシートAGシリーズなどを用いることができ
る。また、高分子/液晶層を挟持する基板に直接ノング
レア処理を施しても良い。
【0047】減反射処理については周知の技術を用いる
ことができ、多層膜を用いる方法や、低屈折率の有機物
(たとえば、旭硝子社製サイトップを900Åの膜厚で
形成する)を用いる方法も利用できる。またノングレア
処理だけ施しても、あるいは減反射処理だけ施しても視
認性は向上した。ノングレア板あるいは減反射板を張り
付けるには屈折率が1.5程度の透明な材質であれば固
体、液体、ゴム状を問わない。
【0048】(実施例7)本実施例では配向処理方向
が、上下基板の組み合わせにおいて、220度の例を示
す。用いた基板、電極、配向処理、液晶材料、製造方法
は実施例1と同様の物を用いた。ただし配向処理につい
ては、上下基板を組み合わせた時点で互いに220度に
なるようにした。また、カイラル物質についてはCB1
5(メルク社製)を液晶に対して2.5%混合して用い
た。混合量は2〜3%が好ましい。他のカイラル物質に
ついては実施例2に示した物を用いることができる。た
だし、添加量についてはその都度220度のツイスト状
態になるように調整する必要はある。
【0049】実施例1と同様に220度の表示素子を作
製して散乱特性を測定した(図12参照)。また、SC
Tが130%、駆動電圧は6Vであった。さらに減反射
処理したノングレア板(日東樹脂工業社製クラレックス
ノングレアNo.1−MC001)をマッチングオイル
を用いて表示素子に張り付けたところ、表面反射が目立
たなくなり、表示が浮きでるような効果があり、極めて
視認性が向上した。ここで用いるノングレア板は、これ
に限らず、たとえば日東電工社製アンチグレアシートA
Gシリーズなどを用いることができる。また、高分子/
液晶層を挟持する基板に直接ノングレア処理を施しても
良い。減反射処理については周知の技術を用いることが
でき、多層膜を用いる方法や、低屈折率の有機物(たと
えば、旭硝子社製サイトップを900Åの膜厚で形成す
る)を用いる方法も利用できる。またノングレア処理だ
け施しても、あるいは減反射処理だけ施しても視認性は
向上した。ノングレア板あるいは減反射板を張り付ける
には屈折率が1.5程度の透明な材質であれば固体、液
体、ゴム状を問わない。
【0050】(実施例8)本実施例では配向処理方向
が、上下基板の組み合わせにおいて、320度の例を示
す。用いた基板、電極、配向処理、液晶材料、製造方法
は実施例1と同様の物を用いた。ただし配向処理につい
ては、上下基板を組み合わせた時点で互いに320度に
なるようにした。また、カイラル物質についてはCB1
5(メルク社製)を液晶に対して2.5%混合して用い
た。混合量は2〜3%が好ましい。他のカイラル物質に
ついては実施例2に示した物を用いることができる。た
だし、添加量についてはその都度320度のツイスト状
態になるように調整する必要はある。
【0051】実施例1と同様に320度の2つの表示素
子を作製して散乱特性を測定した(図13参照)。また
SCTは150%であり、駆動電圧は6Vであった。さ
らに減反射処理したノングレア板(日東樹脂工業社製ク
ラレックスノングレアNo.1−MC001)をマッチ
ングオイルを用いて表示素子に張り付けたところ、表面
反射が目立たなくなり、表示が浮きでるような効果があ
り、極めて視認性が向上した。ここで用いるノングレア
板は、これに限らず、たとえば日東電工社製アンチグレ
アシートAGシリーズなどを用いることができる。ま
た、高分子/液晶層を挟持する基板に直接ノングレア処
理を施しても良い。減反射処理については周知の技術を
用いることができ、多層膜を用いる方法や、低屈折率の
有機物(たとえば、旭硝子社製サイトップを900Åの
膜厚で形成する)を用いる方法も利用できる。またノン
グレア処理だけ施しても、あるいは減反射処理だけ施し
ても視認性は向上した。ノングレア板あるいは減反射板
を張り付けるには屈折率が1.5程度の透明な材質であ
れば固体、液体、ゴム状を問わない。
【0052】以上、実施例7及び実施例8において、2
枚の基板表面の配向処理方向が互いに90゜の整数倍を
成さない場合について実施例を示したが、220゜、3
20゜でなくても同様に表示素子を製造できる。配向処
理方向については用いる高分子、重合方法、用途に応じ
て決めれば良い。
【0053】(実施例9)本実施例では基板としてプラ
スチックフィルムを用いた例を示す。
【0054】基板にポリカーボネートに透明電極を形成
した物を用いた以外、実施例2と同様にして表示素子を
作製したところ、実施例2と同様の表示特性を持ち、極
めて柔軟な表示素子を製造できた。さらに減反射処理し
たノングレア板(日東樹脂工業社製クラレックスノング
レアNo.1−MC001)をマッチングオイルを用い
て表示素子に張り付けたところ、表面反射が目立たなく
なり、表示が浮きでるような効果があり、極めて視認性
が向上した。ここで用いるノングレア板は、これに限ら
ず、たとえば日東電工社製アンチグレアシートAGシリ
ーズなどを用いることができる。また、高分子/液晶層
を挟持する基板に直接ノングレア処理を施しても良い。
減反射処理については周知の技術を用いることができ、
多層膜を用いる方法や、低屈折率の有機物(たとえば、
旭硝子社製サイトップを900Åの膜厚で形成する)を
用いる方法も利用できる。またノングレア処理だけ施し
ても、あるいは減反射処理だけ施しても視認性は向上し
た。ノングレア板あるいは減反射板を張り付けるには屈
折率が1.5程度の透明な材質であれば固体、液体、ゴ
ム状を問わない。もちろん実施例1から実施例8に示し
たツイスト状態を持つ表示素子にも同様に応用できる。
【0055】高分子前駆体を紫外線で硬化する場合には
少なくとも1枚は300nm以長の光を透過するプラス
チックフィルムを用いる必要がある。ここではポリカー
ボネートフィルム、ポリメチルメタクリレートフィルム
を用いることができた。この他にも、高分子前駆体を重
合するための光を透過するフィルムであれば用いること
ができる。これに対向する基板は曲げられる材質でも良
いし、曲げられない材質でも良い。また透明である必要
もない。たとえば黒いプラスチックフィルムでも良い
し、金属、金属酸化物、シリコンなどの半導体を用いる
ことができた。ただし両基板とも曲げられる基板を用い
た場合、極めて柔軟な表示素子を製造できる。高分子前
駆体を熱で硬化する場合には、表示する側のプラスチッ
クフィルム基板には紫外線領域の光を透過しない物も用
いることができた。
【0056】(実施例10)本実施例は、基板上にTF
T素子を形成して大容量表示を行った例を示す。図14
は本実施例の表示素子の簡単な断面を示す図である。本
実施例で用いる液晶/高分子層の配向においては実施例
5の例に従った。TFT素子基板の製造方法について説
明する。まず基板8上にゲート電極15を形成してその
上にゲート絶縁層18、さらに半導体層16、その上に
ソース電極14、ドレイン電極17を形成して最後に反
射性材料としてアルミニウム−マグネシウム合金、上下
基板を逆にする場合は透明電極材料としてITOにて画
素電極7を形成した。この上にポリイミド配向層兼保護
層6を形成してラビング処理を施した。形成した画素数
は640×480である。ここではTFT基板を反射基
板側として説明しているが、もちろんこの逆としても構
わない。その際、TFT素子基板に対向する基板1の電
極に、反射性の電極あるいは反射層を設ける。
【0057】さて次に、基板1は、透明電極2を形成し
て配向処理を施した。この2枚の基板を電極面を向かい
合わせて5μmの間隙を保って周囲をモールドした。こ
の間隙に実施例5で示した液晶混合物を封入して、液晶
相にて紫外線を照射して、液晶中から高分子を配向した
状態で析出させた。その後液晶封入口を封止した。この
表示素子にTABでドライバーICを実装して、さらに
コントローラに接続し、コンピュータに接続すること
で、影の無い明るい解像度の高い表示を行うことができ
た。さらに減反射処理したノングレア板(日東樹脂工業
社製クラレックスノングレアNo.1−MC001)を
マッチングオイルを用いて表示素子に張り付けたとこ
ろ、表面反射が目立たなくなり、表示が浮きでるような
効果があり、極めて視認性が向上した。
【0058】ここで用いるノングレア板は、これに限ら
ず、たとえば日東電工社製アンチグレアシートAGシリ
ーズなどを用いることができる。また、高分子/液晶層
を挟持する基板に直接ノングレア処理を施しても良い。
減反射処理については周知の技術を用いることができ、
多層膜を用いる方法や、低屈折率の有機物(たとえば、
旭硝子社製サイトップを900Åの膜厚で形成する)を
用いる方法も利用できる。またノングレア処理だけ施し
ても、あるいは減反射処理だけ施しても視認性は向上し
た。ノングレア板あるいは減反射板を張り付けるには屈
折率が1.5程度の透明な材質であれば固体、液体、ゴ
ム状を問わない。
【0059】本実施例は実施例1から実施例8に示した
ようなツイスト配向状態を持つ表示素子にも同様に応用
できる。
【0060】TFTの特性は用いる液晶/高分子層の特
性に合わせ込む必要がある。またCOG技術を盛り込む
ことにより、ドライバーを同一基板上に実装することが
できる。またポリシリコンTFTを形成する場合には、
ドライバー回路やコントローラ回路も同一基板上に形成
することができ、外付けのICを減らすことができ、小
型化、低コスト化が可能である。
【0061】(実施例11)本実施例は、基板上にMI
M素子を形成して大容量表示を行った例を示す。図15
は本実施例の表示素子の簡単な断面を示す図である。本
実施例で用いる液晶/高分子層の配向においては実施例
8の例に従った。
【0062】MIM素子基板の製造方法について説明す
る。まず基板8上に信号電極13を形成してその上に絶
縁層12、さらに反射性材料として、クロムの上にアル
ミニウム−マグネシウム合金、上下基板を逆にする場合
は透明電極材料としてITOにて画素電極7を形成し
た。この上にポリイミド配向膜兼保護膜を形成してラビ
ング処理を施した。形成した画素数は640×480で
ある。ここではMIM基板を反射基板側として説明して
いるが、もちろんこの逆としても構わない。その際、M
IM素子基板に対向する基板側の電極に、反射性の電極
あるいは反射層を設ける。
【0063】さて次に、対向基板1は、640本の櫛形
電極2を形成して表面を配向処理した。この後実施例1
0と同様に表示素子を作製して、TABでドライバーI
Cを実装して、さらにコントローラに接続し、コンピュ
ータに接続することで、影の無い明るい解像度の高い表
示を行うことができた。さらに減反射処理したノングレ
ア板(日東樹脂工業社製クラレックスノングレアNo.
1−MC001)をマッチングオイルを用いて表示素子
に張り付けたところ、表面反射が目立たなくなり、表示
が浮きでるような効果があり、極めて視認性が向上し
た。
【0064】ここで用いるノングレア板は、これに限ら
ず、たとえば日東電工社製アンチグレアシートAGシリ
ーズなどを用いることができる。また、高分子/液晶層
を挟持する基板に直接ノングレア処理を施しても良い。
減反射処理については周知の技術を用いることができ、
多層膜を用いる方法や、低屈折率の有機物(たとえば、
旭硝子社製サイトップを900Åの膜厚で形成する)を
用いる方法も利用できる。またノングレア処理だけ施し
ても、あるいは減反射処理だけ施しても視認性は向上し
た。ノングレア板あるいは減反射板を張り付けるには屈
折率が1.5程度の透明な材質であれば固体、液体、ゴ
ム状を問わない。
【0065】MIM素子の特性は、用いる液晶/高分子
層の特性に合わせ込む必要がある。またCOG技術を盛
り込むことにより、ドライバーを同一基板上に実装する
ことができる。
【0066】本実施例は実施例1から実施例8に示した
ようなツイスト配向状態を持つ表示素子にも同様に応用
できる。
【0067】(実施例12)本実施例は、基板上にバッ
クトゥーバックラテラルMIM素子を形成して大容量表
示を行った例を示す。図16は本実施例の表示素子の簡
単な断面を示す図である。本実施例で用いる液晶/高分
子層の配向においては実施例6に従った。
【0068】MIM素子基板の製造方法について説明す
る。まず基板8上にタンタル層19を形成し、この表面
を陽極酸化して、更に反射性材料としてクロムの上にア
ルミニウム−マグネシウム合金、上下基板を逆にする場
合は透明電極材料としてITOにて画素電極7と信号電
極13を形成した。この上にポリイミド配向膜兼保護膜
を形成してラビング処理を施した。形成した画素数は6
40×480である。ここではMIM基板を反射基板側
として説明しているが、もちろんこの逆としても構わな
い。その際、MIM素子基板に対向する基板側の電極
に、反射性の電極あるいは反射層を設ける。対向基板側
は先の実施例に同じである。
【0069】実施例10と同様に表示素子を作製して、
TABでドライバーICを実装して、さらにコントロー
ラに接続し、コンピュータに接続することで、影の無い
明るい解像度の高い表示を行うことができた。さらに減
反射処理したノングレア板(日東樹脂工業社製クラレッ
クスノングレアNo.1−MC001)をマッチングオ
イルを用いて表示素子に張り付けたところ、表面反射が
目立たなくなり、表示が浮きでるような効果があり、極
めて視認性が向上した。
【0070】ここで用いるノングレア板は、これに限ら
ず、たとえば日東電工社製アンチグレアシートAGシリ
ーズなどを用いることができる。また、高分子/液晶層
を挟持する基板に直接ノングレア処理を施しても良い。
減反射処理については周知の技術を用いることができ、
多層膜を用いる方法や、低屈折率の有機物(たとえば、
旭硝子社製サイトップを900Åの膜厚で形成する)を
用いる方法も利用できる。またノングレア処理だけ施し
ても、あるいは減反射処理だけ施しても視認性は向上し
た。ノングレア板あるいは減反射板を張り付けるには屈
折率が1.5程度の透明な材質であれば固体、液体、ゴ
ム状を問わない。
【0071】バックトゥーバックラテラルMIM素子の
特性は用いる液晶/高分子層の特性に合わせ込む必要が
ある。ここではMIM素子としてバックトゥーバックラ
テラル型を用いたが、バックトゥーバック型あるいはラ
テラル型も同様に用いることができる。またCOG技術
を盛り込むことにより、ドライバーを同一基板上に実装
することができる。
【0072】本実施例は実施例1から実施例8に示した
ようなツイスト配向状態を持つ表示素子にも同様に応用
できる。
【0073】(実施例13)本実施例では基板として半
導体(ここではシリコン)基板を用い、この基板上に液
晶/高分子層駆動用のトランジスタ−、およびこれを駆
動するためのドライバー回路、さらにコントローラ回路
を同時に形成した例を示す。図17に本実施例の表示素
子の構成を簡単に示した。トランジスター(LSI)基
板の製造方法を説明する。全てのトランジスターをMO
S型で形成できるので通常のLSI製造工程をそのまま
用いることができる。以下pチャネルAlゲートの場合
について製造方法を示すが、nチャネルSiゲートの場
合にもMOS型回路を形成できる。
【0074】1.n形のSi基板を1.5μm程度酸化
する。
【0075】2.ソースドレイン領域のSiO2を除去
する。
【0076】3.ソースドレイン用p+拡散を行う。
【0077】4.熱酸化により、ソースドレイン領域に
酸化膜を形成する。
【0078】5.ホトエッチングにより、ゲート部分の
酸化膜を除去する。
【0079】6.改めてゲート酸化膜を形成する。
【0080】7.コンタクトホールをホトエッチングで
形成する。
【0081】8.アルミニウム蒸着、ホトエッチング、
水素アニールにて電極(画素電極も含む)形成する。
【0082】9.SiO2保護膜を形成する。
【0083】10.配向膜を塗布しラビングする(実施
例3に示した配向方向に)。
【0084】こうして液晶駆動用トランジスター(64
0×480画素分)26、ドライバー回路24、コント
ローラ回路25を図17に示したようなレイアウトで形
成した。このシリコン基板11を、基板11に形成した
表示部分に対応する面に透明電極2を形成して実施例3
に示した方向に配向処理した透明基板1と張り合わせ
た。この時シール29を図のように配置すると、ドライ
バー回路24、コントローラ回路25、シリコン基板1
1を保護することができる。この時、シール剤を回路上
にも塗布することにより、より信頼性を高めることがで
きる。ただしこの時用いるシール剤の熱膨張率、信頼性
については十分に吟味する必要がある。シリコン基板と
外部回路との接続は、シリコン基板が脆いために信頼性
に乏しい。そこで図に示したように対向基板側に引き出
し電極27を形成しておき、そこに基板間導通点28に
よりシリコン基板11からの配線を移して、対向基板1
から外部回路との接続を行うようにすると信頼性が向上
した。
【0085】またシリコン基板は、樹脂でモールドし
た。封入口30から実施例3に示した液晶混合物を封入
して、実施例1と同様にして表示素子を完成して、コン
ピュータあるいはテレビチューナーと接続した。反射側
の基板に半導体基板を用いることにより、画素電極の面
積を向上させることができ、基板の面積に対する画素面
積の割合(開口率という)を90%以上とすることがで
きた。さらに減反射処理したノングレア板(日東樹脂工
業社製クラレックスノングレアNo.1−MC001)
をマッチングオイルを用いて表示素子に張り付けたとこ
ろ、表面反射が目立たなくなり、表示が浮きでるような
効果があり、極めて視認性が向上した。
【0086】ここで用いるノングレア板は、これに限ら
ず、たとえば日東電工社製アンチグレアシートAGシリ
ーズなどを用いることができる。また、高分子/液晶層
を挟持する基板に直接ノングレア処理を施しても良い。
減反射処理については周知の技術を用いることができ、
多層膜を用いる方法や、低屈折率の有機物(たとえば、
旭硝子社製サイトップを900Åの膜厚で形成する)を
用いる方法も利用できる。またノングレア処理だけ施し
ても、あるいは減反射処理だけ施しても視認性は向上し
た。ノングレア板あるいは減反射板を張り付けるには屈
折率が1.5程度の透明な材質であれば固体、液体、ゴ
ム状を問わない。
【0087】バックトゥーバックラテラルMIM素子の
特性は用いる液晶/高分子層の特性に合わせ込む必要が
ある。ここではMIM素子としてバックトゥーバックラ
テラル型を用いたが、バックトゥーバック型あるいはラ
テラル型も同様に用いることができる。またCOG技術
を盛り込むことにより、ドライバーを同一基板上に実装
することができるこれにより小さいサイズ(ここでは2
インチとした)の表示素子にもかかわらず極めて明るい
表示を行うことができた。本実施例は実施例1から実施
例8に示したツイスト状態の表示素子に応用できる。
【0088】本実施例では半導体基板を用いるため、他
の集積回路を同一基板上に形成できる。例えば、コンピ
ュータ回路をも同時に作り込むことができるため、表示
素子内にコンピュータ機能を凝縮できる。表示素子表面
にタッチパネルを配置して電源をつなぐだけで小型情報
機器あるいはテレビやゲーム機を作製できる。
【0089】(実施例14)本実施例では高分子を形成
する高分子前駆体が、重合した際に液晶から相分離して
ゲル状のネットワークを形成するものについて、実施例
1から8を応用する例を示す。基本的な材料、製造方法
は実施例1と同様であり、唯一違う点は用いる高分子前
駆体である。すなわち、ゲル状のネットワークを形成す
る場合には、用いる高分子前駆体の化学構造において、
重合部がアクリレートあるいはエポキシ基であることが
望ましく、また重合部と屈折率異方性を発現する部分の
間に長いスペーサーを持つことが望ましい。ここでは、
フィリップス社製C6Mを用いた。配向処理方向、カイ
ラル物質の種類及び添加量については実施例1によっ
た。
【0090】これにより表示素子を製造すると、ほとん
ど実施例1と同様の散乱特性が得られた。ただし駆動電
圧は高く、10V以上を要した。さらに減反射処理した
ノングレア板(日東樹脂工業社製クラレックスノングレ
アNo.1−MC001)をマッチングオイルを用いて
表示素子に張り付けたところ、表面反射が目立たなくな
り、表示が浮きでるような効果があり、極めて視認性が
向上した。
【0091】ここで用いるノングレア板は、これに限ら
ず、たとえば日東電工社製アンチグレアシートAGシリ
ーズなどを用いることができる。また、高分子/液晶層
を挟持する基板に直接ノングレア処理を施しても良い。
減反射処理については周知の技術を用いることができ、
多層膜を用いる方法や、低屈折率の有機物(たとえば、
旭硝子社製サイトップを900Åの膜厚で形成する)を
用いる方法も利用できる。またノングレア処理だけ施し
ても、あるいは減反射処理だけ施しても視認性は向上し
た。ノングレア板あるいは減反射板を張り付けるには屈
折率が1.5程度の透明な材質であれば固体、液体、ゴ
ム状を問わない。この表示素子にも実施例1〜実施例1
3の構成を応用することができる。
【0092】(実施例15)本実施例では高分子を液晶
と高分子の混合層に対して20重量%から2重量%のあ
いだで変化させた場合の散乱特性の変化を示す。用いた
材料は実施例1と同じである。高分子前駆体の量を20
%、10%、7%、4%(180度ツイストは実施例
2、270度ツイストは実施例5参照)、3%、2%と
してそれぞれについて180度ツイストと270度ツイ
ストの表示素子を作製して散乱特性を測定した。
【0093】配向およびカイラル物質添加条件は実施例
2および実施例5によった。図18、図5、図19にそ
れぞれ180度ツイストで高分子量3%、4%、10%
での散乱特性、図20、図11、図21にそれぞれ27
0度ツイストで高分子量3%、4%、10%での散乱特
性を示した。高分子量2%の散乱特性は3%の物をさら
に指向性を強めた特性をしており、7%の散乱特性は4
%と10%の特性の中間の特性を示している。実施例1
で説明したSCTを光の入射角(法線に対して)20度
と25度それぞれについて測定して、25度入射でのS
CTの20度入射でのSCTに対する割合(SCT比)
を調べることで明るさの入射角依存性を評価することが
でき、SCT比が100%に近ければより完全散乱に近
くなることを示している。この測定方法によれば、
【0094】
【表1】
【0095】のようになった。駆動電圧については、表
中にVsatとして示した。
【0096】以上、本実施例では液晶/高分子層の厚さ
が5μmで270゜ツイストと180゜ツイストの表示
素子において高分子量の最適化を行ったが、本実施例で
評価した高分子量以外の高分子量については、その高分
子量を挟む2つの高分子量での特性の中間的な特性にな
ることは同様の実験で確かめられた。また本実施例以外
のツイスト状態を有する表示素子についても、本実施例
と同様の方法により高分子量を最適化できる。
【0097】(実施例16)本実施例では液晶/高分子
層の厚さ(セル厚)を4μmから20μmの間で変化さ
せた場合の散乱特性の変化を示す。用いた材料は実施例
1と同じである。用いたツイスト状態は180度と27
0度である。セル厚は4μm、5μm、6μm、10μ
m、20μmとした。所望のツイスト状態を得るため
に、カイラル物質の量を表2のように調整してある。
【0098】図22、図5、図23にそれぞれ180度
ツイストでの4μm、5μm、6μmでの散乱特性を示
し、図23中の破線は10μmでの特性を示している。
図24、図11、図25にそれぞれ270度ツイストで
の4μm、5μm、6μmでの散乱特性を示し、図25
中の破線は10μmでの特性を示している。実施例1で
説明したSCTを光の入射角20度と25度それぞれに
ついて測定して、25度入射でのSCTの20度入射で
のSCTに対する割合(SCT比)を調べることで明る
さの入射角依存性を評価することができ、これによれば
表2に示したような結果となった。駆動電圧は、表中に
Vsatとして示した。最適セル厚は用途により異なる
ため、その都度最適化する必要がある。
【0099】以上、本実施例では高分子量を4%として
180゜ツイストと270度ツイストの表示素子におい
てセル厚の最適化を行ったが、本実施例で評価したセル
厚以外のセル厚については、そのセル厚を挟む2つのセ
ル厚での特性の中間的な特性になることは同様の実験で
確かめられた。これ以外のツイストの表示素子について
も、本実施例と同様の方法によりセル厚を最適化でき
る。
【0100】
【表2】
【0101】(実施例17)本実施例では実施例1に示
した表示素子の表側に情報入力装置として、タッチパネ
ルまたはタブレットを用いた例を示す。図26に本実施
例の表示素子の断面を簡単に示した。抵抗型透明タッチ
パネルを実施例1の表示素子に、屈折率1.5のマッチ
ングオイルを介して重ねて用いたところ、従来のツイス
トネマチック型表示素子を用いた場合に比べて格段に明
るく、再生紙と同程度の明るさを確保できた。特に視角
を限定することにより、白い紙よりも明るい表示が可能
であった。表示素子の製造についての条件は実施例1と
同様である。
【0102】ここで用いるタッチパネルまたはタブレッ
トには静電容量型を用いたが、この形式に限らず抵抗
型、超音波型、発光−センサー型など様々な形式の物を
利用できる。
【0103】ここでは用いる基板に形成した電極形状
と、タッチパネルに形成した電極形状を一致させて、表
示素子に表示した情報に対してタッチパネルにより情報
を入力する様な構成としたが、実施例10から実施例1
3に示したようなアクティブ素子を形成した基板を用い
た大容量表示素子に、情報入力装置としてタブレットを
重ねて、ペンなどで複雑な情報を入力することも可能で
ある。さらに減反射処理したノングレア板(日東樹脂工
業社製クラレックスノングレアNo.1−MC001)
をマッチングオイルを用いて表示素子に張り付けたとこ
ろ、表面反射が目立たなくなり、表示が浮きでるような
効果があり、極めて視認性が向上した。ここで用いるノ
ングレア板はこれに限らず、たとえば日東電工社製アン
チグレアシートAGシリーズなどを用いることができ
る。
【0104】また、高分子/液晶層を挟持する基板に直
接ノングレア処理を施しても良い。減反射処理について
は周知の技術を用いることができ、多層膜を用いる方法
や、低屈折率の有機物(たとえば、旭硝子社製サイトッ
プを900Åの膜厚で形成する)を用いる方法も利用で
きる。またノングレア処理だけ施しても、あるいは減反
射処理だけ施しても視認性は向上した。ノングレア板あ
るいは減反射板を張り付けるには屈折率が1.5程度の
透明な材質であれば固体、液体、ゴム状を問わない。ま
た情報入力装置内部界面での反射を防ぐために内部界面
に無反射コートを施しても良いし、内部間隙に基板と屈
折率の似た液体を封入しても良い。
【0105】(実施例18)本実施例では実施例2に示
した表示素子に実施例10から実施例13で示したアク
ティブ素子基板を組み合わせ、さらに表示素子の表側に
情報入力装置として、タッチパネルまたはタブレットを
用いた例を示す。図26に本実施例の表示素子の断面を
簡単に示した。抵抗型透明タブレットを、実施例2のツ
イスト状態と実施例10のTFT基板を用いた表示素子
に、屈折率1.5の粘着剤を介して重ねて用いたとこ
ろ、従来のツイストネマチック型表示素子を用いた場合
に比べて格段に明るく、再生紙と同程度の明るさを確保
できた。特に視角を限定することにより、白い紙よりも
明るい表示が可能であった。他の条件については実施例
2及び実施例17と同様である。
【0106】ここでは、用いる基板に形成した電極形状
と、タブレットに形成した電極形状を一致させて、表示
素子に表示した情報に対してタブレットにより情報を入
力する様な構成としたため、タブレットから入力した文
字、図形などを直接表示素子により表示することがで
き、そのためペンで直接紙などに文字または図形などを
書く感覚で情報を入力できる。もちろん実施例17のよ
うにタッチパネルを重ねても良い。
【0107】(実施例19)本実施例では実施例3に示
した表示素子の表側に情報入力装置として、タッチパネ
ルまたはタブレットを用いた例を示す。図26に本実施
例の表示素子の断面を簡単に示した。静電容量型透明タ
ブレットを実施例3のツイスト状態と実施例11のMI
M素子基板を用いた表示素子に、屈折率1.5の接着剤
で張り合わせて用いたところ、従来のツイストネマチッ
ク型表示素子を用いた場合に比べて格段に明るく、再生
紙と同程度の明るさを確保できた。
【0108】ここでは、用いる基板に形成した電極形状
と、タブレットに形成した電極形状を一致させて、表示
素子に表示した情報に対してタブレットにより情報を入
力する様な構成としたため、タブレットから入力した文
字、図形などを直接表示素子により表示することがで
き、そのためペンで直接紙などに文字または図形などを
書く感覚で情報を入力できる。もちろん実施例17のよ
うにタッチパネルを重ねても良い。他の条件については
実施例3及び実施例17と同様である。
【0109】(実施例20)本実施例では実施例4に示
した表示素子の表側に情報入力装置として、タッチパネ
ルまたはタブレットを用いた例を示す。図26に本実施
例の表示素子の断面を簡単に示した。静電容量型透明タ
ブレットを実施例4のツイスト状態と実施例12のバッ
クトゥーバックラテラルMIM素子基板を用いた表示素
子に、屈折率1.5の粘着剤を介して重ねて用いたとこ
ろ、従来のツイストネマチック型表示素子を用いた場合
に比べて格段に明るく、再生紙と同程度の明るさを確保
できた。特に視角を限定することにより、白い紙よりも
明るい表示が可能であった。
【0110】ここでは、用いる基板に形成した電極形状
と、タブレットに形成した電極形状を一致させて、表示
素子に表示した情報に対してタブレットにより情報を入
力する様な構成としたため、タブレットから入力した文
字、図形などを直接表示素子により表示することがで
き、そのためペンで直接紙などに文字または図形などを
書く感覚で情報を入力できる。もちろん実施例17のよ
うにタッチパネルを重ねても良い。他の条件については
実施例4及び実施例17と同様である。
【0111】(実施例21)本実施例では実施例5に示
した表示素子の表側に情報入力装置として、タッチパネ
ルまたはタブレットを用いた例を示す。図26に本実施
例の表示素子の断面を簡単に示した。抵抗型透明タブレ
ットを実施例5のツイスト状態と実施例12のバックト
ゥーバックラテラルMIM素子基板を用いた表5の接着
剤で張り合わせたところ、従来のツイストネマチック型
表示素子を用いた場合に比べて格段に明るく、再生紙と
同程度の明るさを確保できた。
【0112】ここでは、用いる基板に形成した電極形状
と、タブレットに形成した電極形状を一致させて、表示
素子に表示した情報に対してタブレットにより情報を入
力する様な構成としたため、タブレットから入力した文
字、図形などを直接表示素子により表示することがで
き、そのためペンで直接紙などに文字または図形などを
書く感覚で情報を入力できる。もちろん実施例17のよ
うにタッチパネルを重ねても良い。他の条件については
実施例5及び実施例17と同様である。
【0113】(実施例22)本実施例では実施例6に示
した表示素子の表側に情報入力装置として、タッチパネ
ルまたはタブレットを用いた例を示す。図26に本実施
例の表示素子の断面を簡単に示した。抵抗型透明タッチ
パネルを実施例6のツイスト状態の表示素子に、屈折率
1.5のマッチングオイルを介して重ねて用いたとこ
ろ、従来のツイストネマチック型表示素子を用いた場合
に比べて格段に明るく、再生紙と同程度の明るさを確保
できた。ここでは用いる基板に形成した電極形状と、タ
ッチパネルに形成した電極形状を一致させて、表示素子
に表示した情報に対してタッチパネルにより情報を入力
する様な構成としたが、実施例10から実施例13に示
したようなアクティブ素子を形成した基板を用いた大容
量表示素子に、情報入力装置としてタブレットを重ね
て、ペンなどでさらに複雑な情報を入力することも可能
である。他の条件については実施例6及び実施例17と
同様である。
【0114】(実施例23)本実施例では実施例7に示
した表示素子の表側に情報入力装置として、タッチパネ
ルまたはタブレットを用いた例を示す。図26に本実施
例の表示素子の断面を簡単に示した。抵抗型透明タブレ
ットを実施例7のツイスト状態と実施例12のバックト
ゥーバックラテラルMIM素子基板を用いた表示素子
に、屈折率1.5のマッチングオイルを介して重ねて用
いたところ、従来のツイストネマチック型表示素子を用
いた場合に比べて格段に明るく、再生紙と同程度の明る
さを確保できた。
【0115】ここでは、用いる基板に形成した電極形状
と、タブレットに形成した電極形状を一致させて、表示
素子に表示した情報に対してタブレットにより情報を入
力する様な構成としたため、タブレットから入力した文
字、図形などを直接表示素子により表示することがで
き、そのためペンで直接紙などに文字または図形などを
書く感覚で情報を入力できる。もちろん実施例17のよ
うにタッチパネルを重ねても良い。他の条件については
実施例7及び実施例17と同様である。
【0116】(実施例24)本実施例では実施例8に示
した表示素子の表側に情報入力装置として、タッチパネ
ルまたはタブレットを用いた例を示す。図26に本実施
例の表示素子の断面を簡単に示した。抵抗型透明タブレ
ットを実施例8のツイスト状態と実施例13のトランジ
スター及び周辺回路を形成した半導体基板を用いた表示
素子に、屈折率1.5のマッチングオイルを介して重ね
て用いたところ、従来のツイストネマチック型表示素子
を用いた場合に比べて格段に明るく、再生紙と同程度の
明るさを確保できた。ここでは、用いる基板に形成した
電極形状と、タブレットに形成した電極形状を一致させ
て、表示素子に表示した情報に対してタブレットにより
情報を入力する様な構成としたため、タブレットから入
力した文字、図形などを直接表示素子により表示するこ
とができ、そのためペンで直接紙などに文字または図形
などを書く感覚で情報を入力できる。もちろん実施例1
7のようにタッチパネルを重ねても良い。他の条件につ
いては実施例8及び実施例17と同様である。
【0117】(実施例25)本実施例では本発明の表示
素子にカラーフィルターを組み合わせた例を示す。図2
7に本実施例の表示素子の断面図を簡単に示した。本実
施例には液晶/高分子層について、どのようなツイスト
状態でも用いることができる。
【0118】本実施例に用いる材料は実施例2で示した
物を用いた。まず基板1にカラーフィルター10として
赤青緑の3原色の顔料を塗布、パターニングして、さら
にその上に透明電極2としてITOを形成した。これを
エッチングによりパターニングして、その表面を配向処
理した。基板8には実施例10から実施例13で示した
アクティブ素子を用いることができるが、ここでは実施
例10のTFT素子を用いて表示素子を作製した。実施
例10で作製した配向処理上がりの基板8を基板1と配
向処理方向が180度となるように組み合わせて、セル
厚が5μmになるように固定し、さらに実施例2で示し
た液晶混合物を封入して、液晶相にて紫外線を照射し
て、液晶中から高分子を配向した状態で析出させた。
【0119】さらに周囲をモールドして表示素子を完成
した。これにより最大反射率が白い紙に対して70%の
明るいカラー表示素子を作製することができた。さらに
減反射処理したノングレア板(日東樹脂工業社製クラレ
ックスノングレアNo.1−MC001)をマッチング
オイルを用いて表示素子に張り付けたところ、表面反射
が目立たなくなり、表示が浮きでるような効果があり、
極めて視認性が向上した。
【0120】ここで用いるノングレア板は、これに限ら
ず、たとえば日東電工社製アンチグレアシートAGシリ
ーズなどを用いることができる。また、高分子/液晶層
を挟持する基板に直接ノングレア処理を施しても良い。
減反射処理については周知の技術を用いることができ、
多層膜を用いる方法や、低屈折率の有機物(たとえば、
旭硝子社製サイトップを900Åの膜厚で形成する)を
用いる方法も利用できる。またノングレア処理だけ施し
ても、あるいは減反射処理だけ施しても視認性は向上し
た。ノングレア板あるいは減反射板を張り付けるには屈
折率が1.5程度の透明な材質であれば固体、液体、ゴ
ム状を問わない。
【0121】カラーフィルターに用いる色は、このほか
シアン、マジェンタ、イエローを用いることができる。
さらに駆動する際の色信号を加工すれば他の色のカラー
フィルターも同様に用いることができる。カラーフィル
ターの配置は、このほか反射電極の液晶層側表面に配置
することができる。
【0122】本実施例は本発明の他の実施例と同時に組
み合わされるものである。
【0123】
【発明の効果】以上本発明によれば、液晶/高分子層の
ツイスト状態を最適化する事により、用途に応じた散乱
特性を持つ表示素子を容易に作製できるようになった。
またこれらの構成はアクティブ素子と組み合わせること
も可能となり、大容量表示も可能となった。さらにカラ
ーフィルターと組み合わせることでカラー表示も可能で
ある。以上の構成により、掌サイズ、さらには腕時計タ
イプの、反射型カラーディスプレイを登載した小型情報
機器を製造することができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1における表示素子の簡単な断面図であ
る。
【図2】実施例1における表示素子の評価装置を簡単に
示す図である。
【図3】実施例1における表示素子の散乱特性を示す図
である。
【図4】実施例2における表示素子の簡単な断面図であ
る。
【図5】実施例2、実施例15、実施例16における表
示素子の散乱特性を示す図である。
【図6】実施例3における表示素子の簡単な断面図であ
る。
【図7】実施例3における表示素子の散乱特性を示す図
である。
【図8】実施例4における表示素子の簡単な断面図であ
る。
【図9】実施例4における表示素子の散乱特性を示す図
である。
【図10】実施例5における表示素子の簡単な断面図で
ある。
【図11】実施例5、実施例15、実施例16における
表示素子の散乱特性を示す図である。
【図12】実施例7における表示素子の散乱特性を示す
図である。
【図13】実施例8における表示素子の散乱特性を示す
図である。
【図14】実施例10における表示素子の簡単な断面図
である。
【図15】実施例11における表示素子の簡単な断面図
である。
【図16】実施例12における表示素子の簡単な断面図
である。
【図17】実施例13における表示素子の構成を示す簡
単な図である。
【図18】実施例15における表示素子の散乱特性を示
す図である。
【図19】実施例15における表示素子の散乱特性を示
す図である。
【図20】実施例15における表示素子の散乱特性を示
す図である。
【図21】実施例15における表示素子の散乱特性を示
す図である。
【図22】実施例16における表示素子の散乱特性を示
す図である。
【図23】実施例16における表示素子の散乱特性を示
す図である。
【図24】実施例16における表示素子の散乱特性を示
す図である。
【図25】実施例16における表示素子の散乱特性を示
す図である。
【図26】実施例18における表示素子の簡単な断面図
である。
【図27】実施例20における表示素子の簡単な断面図
である。
【符号の説明】
1 基板 2 電極 3 液晶 4 2色性色素 5 高分子 6 配向層 7 電極または画素電極 8 基板 9 情報入力装置 10 カラーフィルター 11 シリコン基板 12 絶縁層 13 信号電極 14 ソース電極 15 ゲート電極 16 半導体層 17 ドレイン電極 18 ゲート絶縁層 19 タンタル層 20 表示素子 21 光源 22 結像用レンズ 23 光電子増倍管 24 ドライバー回路 25 コントローラ回路 26 液晶駆動用トランジスター 27 引き出し電極 28 基板間導通点 29 シール部分 30 液晶封入口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯坂 英仁 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内

Claims (39)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電極が形成されても良い少なくとも一方が
    透明な2枚の基板の間に高分子と液晶を互いに分散した
    表示素子において、反射層を具備して、かつ外場が印加
    されない状態では、液晶に接する面においては界面に施
    した配向処理方向に高分子と液晶が互いに配向してお
    り、高分子/液晶層においては配向状態が連続している
    ことを特徴とする表示素子。
  2. 【請求項2】上記配向処理方向が、上下基板の組み合わ
    せにおいて互いに平行であり、かつ高分子と液晶の配向
    が、高分子/液晶層の厚さ方向にねじれていないことを
    特徴とする請求項1記載の表示素子。
  3. 【請求項3】上記配向処理方向が、上下基板の組み合わ
    せにおいて互いに平行であり、かつ高分子と液晶の配向
    が、高分子/液晶層の厚さ方向に180度ねじれている
    ことを特徴とする請求項1記載の表示素子。
  4. 【請求項4】上記配向処理方向が、上下基板の組み合わ
    せにおいて互いに平行であり、かつ高分子と液晶の配向
    が、高分子/液晶層の厚さ方向に360度以上ねじれて
    いることを特徴とする請求項1記載の表示素子。
  5. 【請求項5】上記配向処理方向が、上下基板の組み合わ
    せにおいて互いに直交しており、かつ高分子と液晶の配
    向が、高分子/液晶層の厚さ方向に90度ねじれている
    ことを特徴とする請求項1記載の表示素子。
  6. 【請求項6】上記配向処理方向が、上下基板の組み合わ
    せにおいて互いに直交しており、かつ高分子と液晶の配
    向が、高分子/液晶層の厚さ方向に270度ねじれてい
    ることを特徴とする請求項1記載の表示素子。
  7. 【請求項7】上記配向処理方向が、上下基板の組み合わ
    せにおいて互いに直交しており、かつ高分子と液晶の配
    向が、高分子/液晶層の厚さ方向に450度以上ねじれ
    ていることを特徴とする請求項1記載の表示素子。
  8. 【請求項8】上記配向処理方向が、上下基板の組み合わ
    せにおいて請求項2から請求項7のいずれにも属さない
    ことを特徴とする請求項1記載の表示素子。
  9. 【請求項9】上記基板が、堅固な材料、または柔軟性を
    有する材料であることを特徴とする請求項1記載の表示
    素子。
  10. 【請求項10】上記基板がガラス、金属、金属酸化物、
    または半導体であることを特徴とする請求項9記載の表
    示素子。
  11. 【請求項11】上記基板がプラスチックフィルムである
    ことを特徴とする請求項9記載の表示素子。
  12. 【請求項12】上記基板のうち少なくとも一方は透明性
    を有することを特徴とする請求項9記載の表示素子。
  13. 【請求項13】上記基板に形成される対向する1組の電
    極のうち、少なくとも一方は透明であることを特徴とす
    る請求項1記載の表示素子。
  14. 【請求項14】上記基板に形成される対向する1組の電
    極のうち、一方は光反射性材料で形成されていて、もう
    一方は透明性の材料で形成されていることを特徴とする
    請求項1記載の表示素子。
  15. 【請求項15】上記電極がアクティブ素子上に形成され
    ていることを特徴とする請求項1記載の表示素子。
  16. 【請求項16】上記アクティブ素子が、トランジスタ
    ー、ポリシリコンTFT、アモルファスシリコンTF
    T、MIM、ラテラルMIM、バックトゥーバックMI
    M素子であることを特徴とする請求項1記載の表示素
    子。
  17. 【請求項17】上記アクティブ素子が、基板として用い
    た半導体基板上に形成され、かつアクティブ素子を駆動
    するためのドライバー回路そして/またはコントローラ
    回路が同一基板上に形成されていることを特徴とする請
    求項16記載の表示素子。
  18. 【請求項18】上記半導体基板上に形成された回路が、
    対向基板に接続され、さらにその対向基板を経由して外
    部回路に接続されていることを特徴とする請求項17記
    載の表示素子。
  19. 【請求項19】上記半導体基板上に形成された回路が、
    周囲に形成されたシール部分と、対向基板、または対向
    基板と上記半導体基板の間隙に充填されたシール剤によ
    って保護されていることを特徴とする請求項17記載の
    表示素子。
  20. 【請求項20】前記配向処理が、配向膜を形成せず液晶
    と接する面をラビングすることからなることを特徴とす
    る請求項1記載の表示素子。
  21. 【請求項21】前記2枚の基板間間隙が3μmから20
    μmであることを特徴とする請求項1記載の表示素子。
  22. 【請求項22】前記2枚の基板間間隙が4μmから7μ
    mであることを特徴とする請求項1記載の表示素子。
  23. 【請求項23】前記液晶が、1種類以上の液晶性化合物
    や液晶化合物以外の物質の混合物であり、ネマチック液
    晶、コレステリック液晶、スメクチック液晶であること
    を特徴とする請求項1記載の表示素子。
  24. 【請求項24】前記液晶が、塩素原子を含みシアノ基を
    含まない化合物を主成分とすることを特徴とする請求項
    23記載の表示素子。
  25. 【請求項25】前記液晶中に2色性色素を含有すること
    を特徴とする請求項1記載の表示素子。
  26. 【請求項26】前記2色性色素がアントラキノン系、ペ
    リレン系、キノフタロン系の中から選ばれることを特徴
    とする請求項25記載の表示素子。
  27. 【請求項27】前記液晶中にカイラル物質を含有するこ
    とを特徴とする請求項1記載の表示素子。
  28. 【請求項28】前記高分子を形成する高分子前駆体が重
    合した際に液晶から析出して粒子を形成するものである
    ことを特徴とする請求項1記載の表示素子。
  29. 【請求項29】前記高分子前駆体の化学構造が、重合基
    と屈折率異方性を生み出す部分の間にアルキル基などに
    よるスペーサーを有しないことを特徴とする請求項28
    記載の表示素子。
  30. 【請求項30】前記高分子を形成する高分子前駆体が重
    合した際に液晶から相分離してゲル状のネットワークを
    形成するものであることを特徴とする請求項1記載の表
    示素子。
  31. 【請求項31】前記高分子が、前記液晶高分子混合層に
    対して30重量%〜1重量%であることを特徴とする請
    求項1記載の表示素子。
  32. 【請求項32】前記高分子が、前記液晶高分子混合層に
    対して10重量%〜3重量%であることを特徴とする請
    求項1記載の表示素子。
  33. 【請求項33】前記高分子が光硬化性高分子前駆体また
    は熱硬化性高分子前駆体からなることを特徴とする請求
    項1記載の表示素子。
  34. 【請求項34】前記高分子中の屈折率異方性を生み出す
    部位が、フェニル、ビフェニル、ターフェニル、トラン
    骨格の中の、少なくとも1つからなることを特徴とする
    請求項1記載の表示素子。
  35. 【請求項35】前記表示素子の表側に情報入力装置を配
    置したことを特徴とする請求項1記載の表示素子。
  36. 【請求項36】前記情報入力装置が、タッチパネルまた
    はタブレットであることを特徴とする請求項35記載の
    表示素子。
  37. 【請求項37】前記電極として反射性の金属を用い、か
    つその電極表面に保護層を設けることを特徴とする請求
    項1記載の表示素子。
  38. 【請求項38】前記液晶及び高分子層の表側あるいは裏
    側にカラーフィルターを配置したことを特徴とする請求
    項1記載の表示素子。
  39. 【請求項39】前記表示素子の表側にノングレア処理そ
    して/または減反射処理を施したことを特徴とする請求
    項1記載の表示素子。
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