JPH0735896U - 枡の配管接続部及び継手 - Google Patents

枡の配管接続部及び継手

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JPH0735896U
JPH0735896U JP7205493U JP7205493U JPH0735896U JP H0735896 U JPH0735896 U JP H0735896U JP 7205493 U JP7205493 U JP 7205493U JP 7205493 U JP7205493 U JP 7205493U JP H0735896 U JPH0735896 U JP H0735896U
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pipe
joint
concrete
basin
side wall
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JP7205493U
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洋 須藤
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洋 須藤
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 コンクリート桝の側壁から引き出される配水
管を良好な接続状態で桝の壁面に固定する桝の配管接続
部の構造と、そのための継手。壁面に対してが 【構成】 円筒形状のコンクリート桝10の側壁面から
配水管30を引き出す桝の配管接続部において、一端を
配管された配水管30に接続するための受口21とし、
反対側の他端にはコンクリート桝10の側壁内面に合せ
た形状の鍔部22を形成した継手20を側壁面に開口し
た穴に挿入し、継手20の鍔部22を桝の内壁面に接着
剤で接合し、配水管の先端部を継手20の受口21に接
着剤で接合する配管接続部。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、排水や汚水を一旦蓄えて排出する桝に関し、特に、桝の配管接続部 及びその接続部に使用するための継手の改良に関する。
【0002】
【従来技術】
家庭などから排出される排水や汚水を一旦蓄えてこれを下水などへ排出するた め、筒状のコンクリートの桝が利用されている。この桝を上流側と下流側に接続 する場合には、コンクリートの桝に塩化ビニール製の配水管などを固定するが、 従来、例えば図3に示すように、桝1の上流側の壁面及び下流側の壁面に予め穴 を開けておき、配管2をこれら壁面に開けた穴に挿入した後、桝の外部からコン クリートあるいはモルタル3で配管を固定し、桝の内部からも配管口をモルタル で仕上げることが行われていた。
【0003】
【考案が解決すべき課題】
しかしながら、上記の従来の桝の配管接続部の構造では、塩化ビニールの管と コンクリート桝は密着し難く、そのために桝間の配管が土圧によって引っ張られ たり、桝内の配管口が歪んだりして補強部分のコンクリートと塩化ビニールの管 との接着部分に亀裂が生じ、それが進行して配管がずれたりあるいは桝から外れ 、そのため排水が外部に漏れ出したり配管が詰まってしまうなどの問題点があっ た。特に、近年においては、上記のコンクリート桝は、現場で打ち込むものに替 えて、工期の短縮やコスト削減のために予め工場で製造されるプレキャスト製品 を使用することが多く、その場合には桝の壁も薄い(4cm〜5cm)ため、桝 と塩化ビニールの管と補強コンクリートやモルタルとの接続面も小さくなるため 、上述の問題がさらに大きくなっている。さらに、排水が桝の外部に漏れ出すこ とは、付近の地下水の汚染や地盤沈下による陥没などの原因ともなってる。
【0004】 また、上記とは反対に地下水などが桝の内部に浸水する場合には、この地下水 が汚水処理施設などに侵入してしまうため、規定の汚水の流水量よりも多くなっ てしまい、これでは適正な水質の管理が不可能となってしまい、放流先の河川や 湖沼を汚染してしまう原因となってしまうという問題点も指摘される。
【0005】 さらに、従来の桝の配管接続部構造では、配管口のモルタル仕上げが工事中の 車や重機の振動などによっても剥がされてしまい、そのため、再度、その接続部 を手直ししなければならなくなることも多く、特に、桝の管底が深い場合にはそ の補修に多大の時間と手間がかかっていた。
【0006】 そこで本考案では、上記の従来技術における問題点を解消し、桝とその壁面に 接続される配管との間の接続状態が良好な桝の配管接続部及び継手を提供するこ とをその目的とする。
【0007】
【課題を解決する手段】
上記の本考案の目的を達成するために、本考案によれば、まず、コンクリート から成る桝の側壁面から配管を引き出す桝の配管接続部において、一端を前記配 管に接続するための受口としかつその他端には前記コンクリート桝の側壁内面に 合せた鍔部を形成した継手を前記桝の側壁面に開口した穴に挿入し、前記継手の 鍔部を前記桝の内面に接着剤で接合すると共に、前記配管の先端部を前記継手の 受口に接着剤で接合する桝の配管接続部が提案される。
【0008】 さらに、本考案によれば、上記した桝の配管接続部に使用する継手として、樹 脂製パイプの一端を前記配管に接続するための受口とし、かつ、その他端には前 記コンクリート桝の側壁内表面に合せた鍔部を一体に樹脂で形成した継手が提案 される。
【0009】
【作用】
すなわち、上記に提案した本考案になる桝の配管接続部の構造によれば、コン クリートの桝の側壁面と配管との接続を、鍔部を形成した継手を接着剤により配 管に接合して一体に固定し、さらに、その鍔部を桝の内壁面に接着剤により接合 することにより行うことから、より大きな接着面積を確保することが可能になる と共に、設備工事後に埋め戻された土による土圧などにより外側に引っ張られて も上記鍔部が桝の内壁面にますます接着するため、従来のような接続補強部の亀 裂による配管のずれや外れが生じることなく、良好な接続状態が得られ、工事後 の手直し工事などの必要をなくする。
【0010】 さらに、上記に提案した本考案になる桝の配管接続部に使用する樹脂製の継手 は、その可塑性あるいは弾性により、引っ張られても容易に亀裂が生じることは なく、むしろ、鍔部をコンクリート桝の内周面にさらに密着するように働くため 、良好な接続状態が得られる。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の一実施例について、添付の図面を参照しながら、詳細に説明す る。 図1は、本考案を特に円筒形の排水あるいは汚水桝に適用したものであり、こ の図において、桝は符号10により示されている。この桝10は、例えば予め工 場内で製造されるプレキャスト製品であるコンクリート管を3段積み重ねて形成 されており、特に最下段のコンクリートから成る円筒形状の管の側壁面には、四 方に配水管を接続する際に穴を開けるための薄肉部11、11…が複数形成され ている。また、この桝10の上下端面は開口されており、これを設置する場合に は、設置場所に穴を掘り、この穴の底にコンクリートの基礎を形成して、その上 に上記桝10を図の方向に順次重ね、底部を封止する。一方、その上端には、設 置作業が終了した後には、図示しない例えばコンクリート製あるいは金属製の蓋 が被せられる。
【0012】 次に、上記の桝10を利用して、上流側の桝と下流側の桝との間を配管する場 合、桝10の側壁に配管を行う所望の方向の上記側壁面の薄肉部11を、例えば コンクリートカッター等により円形に切り取り、あるいは、予め工場で穴も加工 している場合には、その穴が所望の方向に向くように配置する。その後、これら 上流側と下流側の桝の間にビニール製のパイプ(配管)を配水管30、30によ り配管をした後、図2に示す継手20を、その受口21から上記薄肉部11に切 り取った穴12に挿入し、その受口21とは反対側に設けた鍔部22を上記桝1 0の薄肉部11の内周壁面に固定する。
【0013】 ここで、図2により継手20の詳細な構造を説明する。図からも明らかなよう に、この継手20は、円筒状のパイプの一端を、その内部に配管を挿入して接続 するための受口21とし、その反対側の他端には鍔部22を形成したものである 。この鍔部22は、その形状をコンクリートの桝10の側壁内表面の湾曲形状に 合せて形成されており、また、これらは一体的に、例えばビニールなどの樹脂に より形成されている。すなわち、上記の実施例では、コンクリートの桝10は円 筒形状であり、その内周表面も円筒状に湾曲して形成されている。そこで、上記 継手20の鍔部22もこれに合わせて円筒状に湾曲して形成されている。あるい は、このような円筒形状の桝10に代えて、例えば角柱形状の桝を使用する場合 、配管を引き出すために側壁面に形成する穴が側壁の平面部に開口されている場 合には平坦な鍔部が、この穴が側壁の角部に開口される場合にはこれに適合して 直角に折り曲げて鍔部が形成されることとなる。
【0014】 再び図1に戻って説明すると、上記継手20をその受口21を先端にして上記 桝10の内部から壁面薄肉部11に切り取った穴12に挿入するが、その際、上 記継手20の受口21の内部や鍔部22の裏側には接着剤を塗布して、桝10の 内側から配水管に差し込み(図の矢印の方向)、桝10の鍔部22が内壁に密着 するまで木つち等でたたき込んで挿入する。その後、さらに、桝10の外側から は従来通りコンクリートなどで補強を行う。
【0015】 以上説明したような本考案になる桝の配管接続部によれば、上流側の桝と下流 側の桝とその間に配管された配水管とは、上記の継手20により一体に固定され ることになる。そのため、配管設置作業の後に掘り起こした土を戻し、この戻し た土による土圧による圧力、あるいは車両や重機の振動等が配水管に加わっても 、上記継手と配水管は接着剤によって互いに密着しており、さらに、圧力が配水 管に加われば加わる程、桝10内の継手20は外部の方向に引っ張られることか ら、その鍔部22には、この鍔部22とコンクリート面とがさらに強力に密着す る方向に力が働くこととなる。そのため、例えコンクリート補強部分に亀裂が入 っても、配管が桝からずれたりあるいは外れたりする事はなく、排水の漏れや配 水管のつまりや地下水への浸水などをも確実に防ぐことが出来る。また、特に、 継手20を塩化ビニールなどの樹脂で一体成型したものでは、その材質の可塑性 あるいは弾性により、継手20が引っ張られても容易に亀裂が生じることはなく 、その鍔部22とコンクリート桝の内周面とがさらに密着することとなり、良好 な接続状態が得られる。
【0016】 また、上記の本考案になる桝の配管接続部によれば、上記の継手20の鍔部2 2を桝10の内壁面に接着する接続原理から、近年の工事では多く使用されるよ うになってきている壁の薄いプレキャスト製品の桝を使用する場合にも、この鍔 部によりコンクリート桝との接着面積を十分に確保することが出来ることとなり 、確実な配管の接続が可能になる。そして、桝内の管口のモルタル仕上げの必要 もないので手直し工事も不要となる。
【0017】 上記の本考案の実施例では排水桝や汚水桝についてのみ説明を行ったが、本考 案はこれだけに限定することなく、例えばマンホールのジョイント部の桝等にも 適用することが可能であることは当業者であれば明らかであろう。また、上記継 手20の鍔部22の外形形状は、上記の実施例では、筒形状の受口21に合わせ て円盤形状としているが、これを四角形や多角形状にしてもよいことも当業者に とっては明らかであろう。
【0018】
【考案の効果】
以上の詳細な説明からも明らかなように、本考案になる桝の配管接続部及び継 手によれば、鍔部を形成した継手を利用することにより、接続される配管と桝の 壁面との接続面積を十分に確保し、かつ、配管に圧力がかかってもますます接着 する構造となっていることから、比較的簡単な構造で、桝と配管との間の良好で 確実な接続状態が得られるという実用的にも極めて優れた効果を達成することが 可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例になる桝の配管接続部の詳細
を示す一部断面を含む桝の斜視図である。
【図2】上記図1の実施例において使用される継手の詳
細構造を示すための、正面、平面、及び側面図である。
【図3】従来技術における桝の配管接続構造を示す図で
ある。
【符号の説明】
10 コンクリート製の桝 11 薄肉部 12 穴 20 継手 21 受口 22 鍔部 30 配水管

Claims (2)

    【整理番号】 0930108−02 【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリートから成る桝の側壁面から配
    管を引き出す桝の配管接続部において、一端を前記配管
    に接続するための受口としかつその他端には前記コンク
    リート桝の側壁内面に合せた鍔部を形成した継手を前記
    桝の側壁面に開口した穴に挿入し、前記継手の鍔部を前
    記桝の内面に接着剤で接合すると共に、前記配管の先端
    部を前記継手の受口に接着剤で接合することを特徴とす
    る桝の配管接続部。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載した桝の配管接続部
    に使用する継手であって、樹脂製パイプの一端を前記配
    管に接続するための受口とし、かつ、その他端には前記
    コンクリート桝の側壁内表面に合せた鍔部を一体に樹脂
    で形成したことを特徴とする継手。
JP7205493U 1993-12-13 1993-12-13 枡の配管接続部及び継手 Pending JPH0735896U (ja)

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JPH0735896U true JPH0735896U (ja) 1995-07-04

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002256581A (ja) * 2001-02-27 2002-09-11 Shinmei Sangyo:Kk 既設,新設のマンホール等の側面孔に本管,枝管,支管を接続するための内付け継手
JP2012505366A (ja) * 2008-10-15 2012-03-01 アルファ ラヴァル コーポレイト アクチボラゲット プレート熱交換器

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JP2002256581A (ja) * 2001-02-27 2002-09-11 Shinmei Sangyo:Kk 既設,新設のマンホール等の側面孔に本管,枝管,支管を接続するための内付け継手
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