JPH0735894U - 流体継手 - Google Patents

流体継手

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JPH0735894U
JPH0735894U JP6012393U JP6012393U JPH0735894U JP H0735894 U JPH0735894 U JP H0735894U JP 6012393 U JP6012393 U JP 6012393U JP 6012393 U JP6012393 U JP 6012393U JP H0735894 U JPH0735894 U JP H0735894U
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JP
Japan
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female
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male
female main
end side
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Pending
Application number
JP6012393U
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English (en)
Inventor
皓之 氏本
晴示 島田
敦 泉
真一 長井
Original Assignee
ニッタ・ムアー株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 雄・雌部材相互間に一定以上の引張力が作用
したとき、自動的に雄・雌部材が分離する流体継手を提
供すること。 【構成】 挿入筒部10を有した雄部材1と、雌主体2
aと固定筒2bから成る雌部材2とから成り、挿入筒部
10が雌主体2aに挿入される態様で接続される流体継
手であって、前記固定筒2bは雌主体2aに進退可能に
且つ一端側に抜け止め状態に外挿されていると共にバネ
Bにより一端側に付勢されており、雌主体2aの構成壁
にはこれの内外周面に対して出没可能に球体3が設けら
れ、前記挿入筒部10の外周面に、雄・雌部材接続時に
おいて球体3の一部が嵌入状態になる凹み部11が設け
られ、固定筒2bの内周面における雄・雌部材接続時の
凹み部11の位置よりも一端側に凹み部21が設けら
れ、球体3を介して雄部材1と雌主体2aとがバネBの
付勢力に抗して一体的に移動すると、球体3が凹み部1
1の構成壁により凹み部11外に移動せしめられて凹み
部21側に嵌入状態になるようにしてある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、液体、気体等の移送用配管(ホース,チューブ等)相互を接続す るためものであり、雄部材と雌部材とから構成される流体継手に関するものであ る。
【0002】
【従来の技術】
自動車のなかには例えば液化ガスを燃料としたものがあり、この自動車への燃 料の充填時には、ガスが大気中に放出しないようにするためガス貯蔵タンクと自 動車側のガス供給部相互は移送用ホースを介して気密状態に接続される。即ち、 通常のガソリンを自動車に充填する場合のように単に充填ガンをガソリン供給口 に挿入するだけではなく、ガス充填時には充填ガンを自動車側のガソリン供給部 に気密状態に固定するようにしなければならない。
【0003】 しかしながら、この種の自動車では、ガス充填時には上記したように充填ガン が自動車側のガソリン供給部に固定されることから、ホース接続状態で誤って自 動車を発進した場合には、移送用ホースが引きちぎられたり、ガス貯蔵タンクに 破損を与えたりするという問題がある。 このような問題は上記の如くガス充填に際してのみ生じるものではなく、その 他、自走式のマニュプレータが所謂オーバーランしたような場合においても、供 給源からマニュプレータ側に作動油を送りこむ移送用ホースが引きちぎられたり 、油供給源に損傷を与えるという事態も発生する。
【0004】 近年、上記事態の発生に対応して、移送用ホースに所定以上の引張力が作用し たときに自動的に雄・雌部材が分離し、これにより流体供給源と移動する流体充 填側とがそれぞれ損傷を受けることなく分断できる流体継手の開発が望まれてい る。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
そこで、この考案では、雄・雌部材相互間に一定以上の引張力が作用したとき 、自動的に雄・雌部材が分離する流体継手を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案の流体継手は、挿入筒部10を有した雄部材1と、雌主体2aと固定 筒2bから成る雌部材2とから成り、挿入筒部10が雌主体2aに挿入される態 様で接続される流体継手であって、前記固定筒2bは雌主体2aに進退可能に且 つ一端側に抜け止め状態に外挿されていると共にバネBにより一端側に付勢され ており、雌主体2aの構成壁にはこれの内外周面に対して出没可能に球体3が設 けられ、前記挿入筒部10の外周面に、雄・雌部材接続時において球体3の一部 が嵌入状態になる凹み部11が設けられ、固定筒2bの内周面における雄・雌部 材接続時の凹み部11の位置よりも一端側に凹み部21が設けられ、球体3を介 して雄部材1と雌主体2aとがバネBの付勢力に抗して一体的に移動すると、球 体3が凹み部11の構成壁により凹み部11外に移動せしめられて凹み部21側 に嵌入状態になるようにしてある。
【0007】
【作用】
この考案は次の作用を有する。 この流体継手では、固定筒2bを固定部に取付けるようにして使用され、接続 状態にある雄・雌部材1,2相互間に一定以上の大きさの引張力が作用すると、 球体3を介して雄部材1と雌主体2aとがバネBの付勢力に抗して一体的に固定 筒2bに対して相対移動せしめられる。
【0008】 ここで、上記移動に伴って、挿入筒部10の外周面に形成した凹み部11と雌 主体2aの内周面に形成した凹み部21とがほぼ対向する位置にくると、球体3 は凹み部11の構成壁により凹み部11外に移動せしめられ凹み部21側に嵌入 状態になる。したがって、雄部材1と球体3との係合は完全に解除され、雄部材 1は雌部材2から分離されることになる。
【0009】
【実施例】
以下、この考案の構成を実施例として示した図面にしたがって説明する。 この実施例は、図1に示すように、LPガスを燃料とする自動車専用の燃料供 給装置にこの考案の流体継手Jを施したものであり、充填ガンGを自動車に接続 した状態で誤って自動車を発進した場合には流体継手Jへの一定の引張力の作用 によって雄部材1と雌部材2とが自動的に分離状態となり、燃料の移送用ホース Hが引きちぎられる事態やガス供給装置本体Sに破損を与えたりする事態を回避 できるようにしている。このため、前記燃料供給装置では、図1や図2に示すよ うに、流体継手Jにおける雌部材2の固定筒2bをブラケットBKに固定すると 共に、前記ブラケットBK上に設けた一対のローラR,Rにより、流体継手Jと 充填ガンG相互間に介在させた移送用ホースHを挟み込むようにし、これにより 、充填ガンGが如何なる方向に引っ張られたとしても流体継手Jにはこれの軸線 方向に引張力が作用するようにしている。
【0010】 以下に、上記流体継手Jの構成について詳述する。 流体継手Jは基本的には、図3に示すように、挿入筒部10を有した雄部材1 と、雌主体2aと固定筒2bから成る雌部材2とから構成されており、前記挿入 筒部10が雌主体2aに挿入される態様で雄・雌部材1,2相互が接続されるよ うにしてある。
【0011】 雄部材1は、図3に示すように、六角形状の工具対応部19と、これに連設さ れた挿入筒部10とから構成された筒状のものであり、前記挿入筒部10は、同 図に示す如く、その外周面に外方に向かって幅広となる周溝12(手段の欄の凹 み部11と対応する)を有する大径部10aと、挿入端側の小径部10cと、前 記大・小径部10a,10c相互間のテーパ部10bとから構成されている。尚 、この挿入筒部10の筒孔部分は、図3に示すように、大孔部10dと、小孔部 10eと、テーパ孔部10fとから構成されており、前記テーパ孔部10fの構 成壁面を後述する弁体40の弁座として機能させている。
【0012】 また、この雄部材1の内部には、図3に示すように、雄・雌部材1,2が分離 状態にあるときにおいて、流体の外部への放出を阻止するバルブ機構4を具備さ せてあり、前記バルブ機構4は、同図に示す如く、弁としての流体密性を確保す るシールリング40aと案内軸40bを有した弁体40と、前記弁体40を雄部 材1の軸線上で進退させるべく案内軸40bを保持し且つ流体の流れを可能なら しめる流通孔41aを有した案内部材41と、前記案内部材41の外方への抜け を阻止するスナップリング42と、前記弁体40を雄部材1の挿入端側に付勢す べく弁体40と案内部材41相互間に設けられた圧縮コイルバネ43とから構成 されている。
【0013】 雌部材2は、図3に示すように、固定筒2bを、雌主体2aの一端部に進退可 能に且つ一端側に抜止め状態に外挿してあり、前記固定筒2bは圧縮コイルバネ 20(手段の欄のバネBと対応している)により一端側に付勢されるようにして ある。尚、上記圧縮コイルバネ20は、流体圧程度では雌主体2aと雄部材1と が離反しない程度のバネ定数のものを使用しており、また、上記した抜止め状態 の確保は雌主体2aの一端部内周面に装着したスナップリング26によりなされ ている。
【0014】 雌主体2aは、図3に示すように、全体として筒状に形成されており、その外 周面に工具対応部25を具備させてあると共に、内周面に大孔部10d、小孔部 10e及びテーパ孔部10fとほぼ同径の大孔部20d、小孔部20e及びテー パ孔部20f、並びに上記大径部10aよりも僅かに大径の孔部20g及び、上 記小径部10cよりも僅かに大径の孔部20hを具備させ、更に、その内部には 上記バルブ機構4と同様のものを配設している。尚、前記孔部20hの構成壁に はOリング23を装着してあり、このOリング23の存在により、雄・雌部材1 ,2の接続時における孔部20hの構成壁と挿入筒部10の小径部10c相互間 の流体密性を確保している。また、この雌主体2aには、雄・雌部材1,2の接 続時において上記周溝12と対応する位置に、内周面から外周面に向かって拡大 するラッパ状の円孔24(内周面側の直径を周溝12の開放部の幅と略一致させ ている)を等角度間隔で具備させてあり、この円孔24には筒構成壁の内外面に 対して出没可能に球体3を設けてある。
【0015】 固定筒2bは、図3に示すように、その内周面における雄・雌部材接続時の凹 み部12の位置よりも一端側に周溝22(手段の欄に記載の凹み部21と対応す る)を設けて構成してある。 この実施例の流体継手Jは上記構成としてあるから、充填ガンGを自動車に接 続した状態で誤って自動車を発進した場合には、以下の〜に示す態様で雄部 材1と雌部材2相互は分離状態となる。 .雄部材1と雌部材2相互に自動車の発進力に相当する分離力が作用する。す ると、図4に示すように、球体3の存在によって雄部材1と雌主体2bとが圧縮 コイルバネ20の付勢力に抗して一体的に移動せしめられる。 .そして、雄部材1と雌主体2bが図4に示した一定距離だけ移動せしめられ とたき、周溝12を構成する傾斜壁によって球体3は外方へ押しやられて図5に 示すように、周溝22に嵌入状態となる。 .上記状態では、同図に示すように、球体3は周溝12から完全に脱出した状 態となっており、球体3による内筒2bと雄部材1との係合は完全に解除された 状態となっている。したがって、図6に示す如く雄部材1は雌部材2から分離で きることとなる。
【0016】 尚、この状態では、同図に示すように、各弁体40のシールリング40a部は 圧縮コイルバネ43の存在によりテーパ孔部10f,20fと圧接状態となり、 これにより流体の外気への放出は回避できるようになっている。また、雌主体2 aは圧縮コイルバネ20の弾性復帰力により、図6に示すように、もとの位置に 復帰しており、球体3は周溝22から飛び出してその一部が円孔24の内周側開 放部から突出した状態となっている。
【0017】 次に、上記流体継手において、上記の如く分離状態となった雄部材1と雌部材 2とを接続状態にする方法について説明する。 .先ず、図7に示すように、固定筒2bに対して雌主体2aを圧縮コイルバネ 20の付勢力に抗して押込む。 .次に、上記状態を維持したままで、図8に示すように、雄部材1を雌部材2 に対して押し込んでゆく。すると、テーパ部10bにより球体3は周溝22に嵌 入されるべく押しやられ(図5参照)、この状態において雌主体2bへの押込み 力を解除すると、周溝22を構成する傾斜壁により球体3は周溝12に嵌入され るべく押しやられる(図3参照)。
【0018】 尚、この流体継手では、流体の経路は、図3に示す矢印FLで示すように、( 雌部材2側における)案内部材41の流通孔41a→弁体40と雌部材2の内壁 との空間→弁体40と挿入筒部10の内壁との空間→(雄部材1側における)案 内部材41の流通孔41aとなる。
【0019】
【考案の効果】
作用に記載した内容から、雄・雌部材相互間に一定以上の引張力が作用したと き、自動的に前記雄・雌部材が分離する流体継手を提供できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例の流体継手を施した燃料供給
装置の外観図。
【図2】図1における燃料供給装置のローラ配置部分の
平面図。
【図3】この考案の実施例の流体継手の半断面図。
【図4】前記流体継手において、固定筒に対して雄部材
と雌主体とが一体的に移動した状態を示す半断面図。
【図5】図4から更に雄部材が移動し、前記雄部材側の
周溝から球体が雌主体側の周溝に押しやられた状態を示
す半断面図。
【図6】前記流体継手における雄部材と雌部材とが分離
した状態を示す半断面図。
【図7】分離状態にある流体継手を接続状態にするため
に、固定筒に対して雌部材を押し込んだ状態を示す半断
面図。
【図8】図7の状態となった雌部材に雄部材を挿入した
状態を示す図。
【符号の説明】
B バネ 1 雄部材 2 雌部材 2a 雌主体 2b 固定筒 3 球体 10 挿入筒部 11 凹み部 21 凹み部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 長井 真一 三重県名張市八幡1300番45 ニッタ・ムア ー株式会社名張工場内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 挿入筒部(10)を有した雄部材(1)
    と、雌主体(2a)と固定筒(2b)から成る雌部材
    (2)とから成り、挿入筒部(10)が雌主体(2a)
    に挿入される態様で接続される流体継手であって、前記
    固定筒(2b)は雌主体(2a)に進退可能に且つ一端
    側に抜け止め状態に外挿されていると共にバネ(B)に
    より一端側に付勢されており、雌主体(2a)の構成壁
    にはこれの内外周面に対して出没可能に球体(3)が設
    けられ、前記挿入筒部(10)の外周面に、雄・雌部材
    接続時において球体(3)の一部が嵌入状態になる凹み
    部(11)が設けられ、固定筒(2b)の内周面におけ
    る雄・雌部材接続時の凹み部(11)の位置よりも一端
    側に凹み部(21)が設けられ、球体(3)を介して雄
    部材(1)と雌主体(2a)とがバネ(B)の付勢力に
    抗して一体的に移動すると、球体(3)が凹み部(1
    1)の構成壁により凹み部(11)外に移動せしめられ
    て凹み部(21)側に嵌入状態になるようにしてあるこ
    とを特徴とする流体継手。
JP6012393U 1993-11-09 1993-11-09 流体継手 Pending JPH0735894U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3428500A1 (en) * 2017-07-11 2019-01-16 Tatsuno Corporation Safety joint

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3428500A1 (en) * 2017-07-11 2019-01-16 Tatsuno Corporation Safety joint
KR20190006917A (ko) * 2017-07-11 2019-01-21 가부시끼가이샤 다쓰노 안전 이음매
US10704725B2 (en) 2017-07-11 2020-07-07 Tatsuno Corporation Safety joint

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