JPH0735858U - バルブステム用オイルシール - Google Patents
バルブステム用オイルシールInfo
- Publication number
- JPH0735858U JPH0735858U JP071632U JP7163293U JPH0735858U JP H0735858 U JPH0735858 U JP H0735858U JP 071632 U JP071632 U JP 071632U JP 7163293 U JP7163293 U JP 7163293U JP H0735858 U JPH0735858 U JP H0735858U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- valve stem
- port side
- oil seal
- groove width
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ポート側からの圧力及びオイル側からのオ
イル漏れ量の両方のコントロールができるバルブステム
用オイルシールを提供する。 【構成】 バルブステムをシールするリップ部１を備
え、リップ部１にポート側Ｂからオイル側Ａに通じる溝
４を設けたバルブステム用オイルシールであって、溝４
の形状は、ポート側Ｂの溝幅４Ｂが小さく、オイル側Ａ
の溝幅Ａが大きい。
イル漏れ量の両方のコントロールができるバルブステム
用オイルシールを提供する。 【構成】 バルブステムをシールするリップ部１を備
え、リップ部１にポート側Ｂからオイル側Ａに通じる溝
４を設けたバルブステム用オイルシールであって、溝４
の形状は、ポート側Ｂの溝幅４Ｂが小さく、オイル側Ａ
の溝幅Ａが大きい。
Description
【０００１】
本考案は、エンジン等に用いられるバルブステム用オイルシールに関する。
【０００２】
従来のバルブステム用オイルシールとしては例えば図３に示すように、リップ 部１０１がオイルリップ１０２と二段リップ１０３とから成るものが知られてい る。
【０００３】 しかしこの従来例にあっては、ポート側Ａの圧力によりオイルリップ１０２、 二段リップ１０３が隙間を生じ、オイルがカットされ、バルブステム１０６とガ イド１０７との間に焼付き不具合が生じている。
【０００４】 また、図４に示すように、ポート側Ａ圧力をカットするため、耐圧リップ１０ ８を設けたものが知られているが、ガイド１０７に面取り１０９が必要であり、 スペース・コスト面においてデメリットがある。
【０００５】 なお、１１０はスプリング、１１１はクリアランス、である。
【０００６】
ところで、図５に示すように（実開昭６４−２７４１０号公報参照）、バルブ ステム１０６をシールするリップ部１０１を備え、リップ部１０１にポート側Ｂ からオイル側Ａに通じる長方形状の溝１０４を設けたものが知られている。
【０００７】 しかしながらこの従来例にあってもなお、次のような課題を有していた。
【０００８】 即ち、リップ部１０１に設けられた溝１０４が長方形状のため、ポート側Ｂの 圧力変動に対し、圧力及びオイル漏れ量のコントロールができない。
【０００９】 本考案は上記課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは 、ポート側からの圧力及びオイル側からのオイル漏れ量の両方のコントロールが できるバルブステム用オイルシールを提供することにある。
【００１０】
上記目的を達成するために本考案にあっては、バルブステムをシールするリッ プ部を備え、該リップ部にポート側からオイル側に通じる溝を設けたバルブステ ム用オイルシールであって、前記溝の形状は、ポート側の溝幅が小さく、オイル 側の溝幅が大きい。
【００１１】
上記構成の本考案にあっては、ポート側の溝幅を圧力に応じて設定することに より、ポート側からの圧力をコントロールすることができる。
【００１２】 また、オイル側の溝幅をポート側の溝幅より大きく設定することで、一定量の オイル漏れをコントロールできる。
【００１３】
以下に本考案を図示の実施例に基づいて説明する。
【００１４】 図１は本考案の第１の実施例に係るバルブステム用オイルシールを示し、バル ブステム１０６（図３参照）をシールするリップ部１を備え、リップ部１は、オ イルリップ２と二段リップ３とから成り、二段リップ３にポート側Ｂからオイル 側Ａに通じる溝４が設けられている。
【００１５】 溝４の形状は、断面略逆三角形状を成し、ポート側Ａの溝幅４Ａが小さく、オ イル側Ａの溝幅４Ａが大きくなっている。
【００１６】 ポート側Ｂの圧力は一般的に１〜３ｋｇ／ｃｍ2 とされており、ポート側Ｂの 溝幅４Ｂを圧力に応じて設定することにより、ポート側Ｂからの圧力をコントロ ールすることができる。
【００１７】 また、オイル側Ａの溝幅４Ａをポート側Ｂの溝幅４Ｂより大きく設定すること で、一定量のオイル漏れをコントロールできる。従って、バルブステム１０６と ガイド１０７との焼き付きが防止される。
【００１８】 なお、ポート側Ｂ圧力がコントロールされるため、リップ部１の隙間が生じる のが防止され、圧力に応じてリップ部１の締付け力もコントロールできる。
【００１９】 図２は本考案の第２の実施例に係るバルブステム用オイルシールを示し、第１ の実施例とは、リップ部１の形状が異なっている。
【００２０】 即ち、本実施例にあっては、リップ部１はリップ５から成り、リップ５に逆三 角形状の溝４が設けられている。
【００２１】 本実施例も、第１の実施例と同様の作用効果を奏する。
【００２２】
以上説明したように本考案にあっては、ポート側の溝幅を圧力に応じて設定す ることにより、ポート側からの圧力をコントロールすることができる。
【００２３】 また、オイル側の溝幅をポート側の溝幅より大きく設定することで、一定量の オイル漏れをコントロールできる。従って、バルブステムとガイドとの焼き付き が防止される。
【図１】本考案の第１の実施例に係るバルブステム用オ
イルシールの半断面図である。
イルシールの半断面図である。
【図２】本考案の第２の実施例に係るバルブステム用オ
イルシールの半断面図である。
イルシールの半断面図である。
【図３】従来のバルブステム用オイルシールを装着した
状態の半断面図である。
状態の半断面図である。
【図４】他の従来のルブステム用オイルシールの装着し
た状態を示す半断面図である。
た状態を示す半断面図である。
【図５】更に他のバルブステム用オイルシールの装着し
た状態を示す半断面図である。
た状態を示す半断面図である。
１ リップ部 ２ 溝
Claims (1)
- 【請求項１】 バルブステムをシールするリップ部を備
え、該リップ部にポート側からオイル側に通じる溝を設
けたバルブステム用オイルシールであって、 前記溝の形状は、ポート側の溝幅が小さく、オイル側の
溝幅が大きい、バルブステム用オイルシール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP071632U JPH0735858U (ja) | 1993-12-09 | 1993-12-09 | バルブステム用オイルシール |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP071632U JPH0735858U (ja) | 1993-12-09 | 1993-12-09 | バルブステム用オイルシール |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0735858U true JPH0735858U (ja) | 1995-07-04 |
Family
ID=13466227
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP071632U Withdrawn JPH0735858U (ja) | 1993-12-09 | 1993-12-09 | バルブステム用オイルシール |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0735858U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001263010A (ja) * | 2000-03-14 | 2001-09-26 | Nok Corp | オイルシール |
-
1993
- 1993-12-09 JP JP071632U patent/JPH0735858U/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001263010A (ja) * | 2000-03-14 | 2001-09-26 | Nok Corp | オイルシール |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980305 |