JPH0735839U - 液圧緩衝器 - Google Patents

液圧緩衝器

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JPH0735839U
JPH0735839U JP7132093U JP7132093U JPH0735839U JP H0735839 U JPH0735839 U JP H0735839U JP 7132093 U JP7132093 U JP 7132093U JP 7132093 U JP7132093 U JP 7132093U JP H0735839 U JPH0735839 U JP H0735839U
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diameter portion
collar
piston rod
small diameter
fitted
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JP7132093U
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誠司 岩澤
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株式会社ユニシアジェックス
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ピストンロッドの摺動ストロークを確保しな
がら該ピストンロッド上にカラーを安定させて固定でき
る液圧緩衝器を提供する。 【構成】 ピストンロッド1を、ストラットチューブ2
に一端側が摺動自在に嵌挿された大径部1aと、該大径
部1aの他端に段部1bを介して一端が連設された小径
部1cとで構成し、該小径部1cの他端部にねじ部1d
を形成すると共に、大径部1aの他端と小径部1cの一
端に嵌合して段部1bに係合した筒状のカラー3と、ね
じ部1dに螺合したナット8との間に、小径部1cに嵌
合した車体連結部材9を挟持して軸方向に固定した液圧
緩衝器において、段部1bと小径部1cとの間に、該小
径部1cより大径の円柱面部1eを形成し、該円柱面部
1eにカラー3を圧入した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】 この考案は、自動車の車体と車輪との間に挿入されるサスペンション等として 使用する液圧緩衝器に関する。
【0002】
【産業上の利用分野】
従来、この種の液圧緩衝器には、実開平3−81436号公報に記載されたも のがある。
【0003】 この液圧緩衝器では、ピストンロッドを、チューブに一端側が摺動自在に嵌挿 された大径部と、該大径部の他端に段部を介して一端が連設された小径部とで構 成し、該小径部の他端部にねじ部を形成している。また、前記大径部の他端と前 記小径部の一端に、前記段部に係合する筒状のカラーを嵌合すると共に、前記ね じ部にナットを螺合している。そして、前記カラーとナットとの間に、前記小径 部に嵌合したアッパブッシュ等よりなる車体連結部材を挟持して軸方向に固定し ている。
【0004】 図4は上記従来のカラー取付け構造を示す断面図である。この図に示すように 、カラー3に形成した軸孔4を、大径部4aと段部4bと小径部4cとを連設し た構成とし、前記大径部4aをピストンロッド1の大径部1aに圧入し、かつ前 記段部4bをピストンロッド1の段部1bに係合させると共に、前記小径部4c をピストンロッド1の小径部1cに隙間15をおいて嵌合している。
【0005】 ところで、車高を低くし、かつ車両を軽量化するために液圧緩衝器の全長を短 くする必要がある一方、液圧緩衝器の機能を確保するためにピストンロッド1の 摺動ストロークを長くする必要がある。
【0006】 このため、液圧緩衝器の全長を長くすることなくピストンロッド1の摺動スト ロークを長くするために、ピストンロッド1の大径部1aに対するカラー3の大 径部4aの圧入長さL2 を短くしている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のようにピストンロッド1に対するカラー3の圧入長さL 2 を短くした場合には、ピストンロッド1に対するカラー3の食付きが少なくな り、図5に示すように、パレットPから液圧緩衝器131 を取り出す際、該液圧 緩衝器131 のチューブ2の外周に設けた下部ブラケット12が、パレットPに 収容してある他の液圧緩衝器132 におけるカラー3に当ったとき、該カラー3 の軸孔4の小径部4cとピストンロッド1の小径部1cとの間に隙間15がある ことと相俟って、図6に示すようにカラー3が傾き易くなる。
【0008】 この考案は上記課題を解決するためになしたもので、その目的とするところは 、ピストンロッドの摺動ストロークを確保しながら該ピストンロッド上にカラー を安定させて固定できる液圧緩衝器を提供することにある。
【0009】 上記目的を達成するために、この考案は、ピストンロッドを、チューブに一端 側が摺動自在に嵌挿された大径部と、該大径部の他端に段部を介して一端が連設 された小径部とで構成し、該小径部の他端部にねじ部を形成すると共に、前記大 径部の他端と前記小径部の一端に嵌合して前記段部に係合した筒状のカラーと、 前記ねじ部に螺合したナットとの間に、前記小径部に嵌合した車体連結部材を挟 持して軸方向に固定した液圧緩衝器において、前記段部と前記小径部との間に、 該小径部より大径の円柱面部を形成し、該円柱面部に前記カラーを圧入したもの である。
【0010】
【作用】
上記構成によれば、カラーにおける軸孔の大径部をピストンロッドの大径部に 嵌合し、かつ該軸孔の段部をピストンロッドの段部に係合させると共に、該軸孔 の小径部をピストンロッドの円柱面部に圧入して、カラーをピストンロッドに固 定する。
【0011】 このように、ピストンロッドの小径部側でカラーを固定することで、ピストン ロッドに対するカラーの圧入長さを長くして、該カラーをピストンロッド上に安 定させると共に、ピストンロッドの大径部側におけるカラーの嵌合長さを短くす る。
【0012】 また、ピストンロッドの円柱面部を小径部より大径にして、上記カラーの嵌合 ・固定時、該カラーを、ピストンロッドのねじ部に圧接させない。
【0013】
【実施例】
以下、この考案の一実施例を図面により説明する。
【0014】 図1はストラット式液圧緩衝器の車体側を示す断面図、図2は同液圧緩衝器の カラー取付け構造を示す断面図、図3は同カラー取付け構造の作用説明図である 。
【0015】 これらの図において1はピストンロッドで、該ピストンロッド1は、チューブ 2に一端側が摺動自在に嵌挿された大径部1aと、該大径部1aの他端にテーパ 状の段部1bを介して一端が連設された小径部1cとで構成されている。
【0016】 前記小径部1cの他端部にはねじ部1dが形成され、前記段部1bと前記小径 部1cとの間には、該小径部1c(径d2 )より大径の円柱面部1e(径d3 ) が形成されている。
【0017】 また、3は軸孔4を有する筒状のカラーで、前記軸孔4は大径部4a(長さL 2 )と段部4bと小径部4c(長さL3 )とを連設した構成となっている。この カラー3の外周には、前記チューブ2の一端を受ける弾性部材5を取り付けるフ ランジ部6が形成されている。
【0018】 前記ピストンロッド1には前記カラー3が次のように取り付けられている。つ まり、図2に示すように、カラー3における軸孔4の大径部4aがピストンロッ ド1の大径部1aに隙間7をおいて嵌合され、かつ該軸孔4の段部4bがピスト ンロッド1の段部1bに係合すると共に、該軸孔4の小径部4cがピストンロッ ド1の円柱面部1eに圧入されている。
【0019】 また、図1に示すように、前記ピストンロッド1の小径部1cに形成したねじ 部1dにはナット8が螺合され、該ナット8と前記カラー3との間には、前記小 径部1cに嵌合したアッパブッシュ等9よりなる車体連結部材が挟持されて軸方 向に固定されている。前記アッパブッシュ等9には、圧縮ばね10の一端を支持 する上部ブラケット11が取り付けられ、また前記チューブ2には、前記圧縮ば ね10の他端を支持する下部ブラケット12が取り付けられている。
【0020】 このように構成された液圧緩衝器13の一端は前記上部ブラケット11を介し て車体14に連結され、該液圧緩衝器13の他端は前記チューブ2の他端を介し て図示しない車輪に連結されている。
【0021】 上記構成によれば、カラー3における軸孔4の大径部4a(長さL2 )をピス トンロッド1の大径部1aに嵌合し、かつ該軸孔4の段部4bをピストンロッド 1の段部1bに係合させると共に、該軸孔4の小径部4c(長さL3 )をピスト ンロッド1の円柱面部1eに圧入して、カラー3をピストンロッド1に固定する 。
【0022】 このように、ピストンロッド1の小径部1c側でカラー3を固定することで、 ピストンロッド1に対するカラー3の圧入長さをL3 (>L2 )と長くして、円 柱面部1eの径d3 との比L3 /d3 を大きくすることができる。このため、図 3に示すように、カラー3のフランジ部6の先端に押上げ力Fが作用した場合に カラー2が傾くことがないように、該カラー3をピストンロッド1上に安定させ ることができる。
【0023】 また、ピストンロッド1の円柱面部1eを小径部1cより大径にして(径d3 >d2 )、上記カラー3の嵌合・固定時、該カラー3を、ピストンロッド1のね じ部1dに圧接させない。
【0024】
【考案の効果】
以上の通り、この考案は、ピストンロッドを、チューブに一端側が摺動自在に 嵌挿された大径部と、該大径部の他端に段部を介して一端が連設された小径部と で構成し、該小径部の他端部にねじ部を形成すると共に、前記大径部の他端と前 記小径部の一端に嵌合して前記段部に係合した筒状のカラーと、前記ねじ部に螺 合したナットとの間に、前記小径部に嵌合した車体連結部材を挟持して軸方向に 固定した液圧緩衝器において、前記段部と前記小径部との間に、該小径部より大 径の円柱面部を形成し、該円柱面部に前記カラーを圧入したため、カラーにおけ る軸孔の大径部をピストンロッドの大径部に嵌合し、かつ該軸孔の段部をピスト ンロッドの段部に係合させると共に、該軸孔の小径部をピストンロッドの円柱面 部に圧入することで、該ピストンロッドに対する前記カラーの圧入長さを従来よ り大幅に長くして、該カラーをピストンロッド上に安定させて固定できる。特に 、ピストンロッドの小径部にねじ部を形成するために該小径部の径を小さくでき ず、かつ前記ピストンロッドの大径部の径を大きくできず、従って段部が小さく しか取れないような場合にも、該段部にカラーを軸方向に確実に係合させて固定 することができるという利点がある。
【0025】 また、ピストンロッドの小径部側で該ピストンロッド上にカラーを安定させて 固定できるため、ピストンロッドの大径部側におけるカラーの嵌合長さを短くし て、ピストンロッドの摺動ストロークを確保できる。
【0026】 更に、ピストンロッドの円柱面部を小径部より大径にして、上記カラーの嵌合 ・固定時、該カラーを、ピストンロッドのねじ部に圧接させないので、該ねじ部 のねじ山を傷めないで済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例になるストラット式液圧緩
衝器の車体側を示す断面図である。
【図2】同液圧緩衝器のカラー取付け構造を示す断面図
である。
【図3】同カラー取付け構造の作用説明図である。
【図4】従来例の液圧緩衝器のカラー取付け構造を示す
断面図である。
【図5】同カラー取付け構造の課題説明図である。
【図6】図5の部分を拡大して示す断面図である。
【符号の説明】
1 ピストンロッド 1a 大径部 1b 段部 1c 小径部 1d ねじ部 1e 円柱面部 2 チューブ 3 カラー 8 ナット 9 アッパブッシュ等(車体連結部材)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピストンロッドを、チューブに一端側が
    摺動自在に嵌挿された大径部と、該大径部の他端に段部
    を介して一端が連設された小径部とで構成し、該小径部
    の他端部にねじ部を形成すると共に、前記大径部の他端
    と前記小径部の一端に嵌合して前記段部に係合した筒状
    のカラーと、前記ねじ部に螺合したナットとの間に、前
    記小径部に嵌合した車体連結部材を挟持して軸方向に固
    定した液圧緩衝器において、前記段部と前記小径部との
    間に、該小径部より大径の円柱面部を形成し、該円柱面
    部に前記カラーを圧入したことを特徴とする液圧緩衝
    器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015146722A1 (ja) * 2014-03-25 2015-10-01 カヤバ工業株式会社 ショックアブソーバの製造方法

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