JPH0735720B2 - 静止ミキサー - Google Patents
静止ミキサーInfo
- Publication number
- JPH0735720B2 JPH0735720B2 JP28466992A JP28466992A JPH0735720B2 JP H0735720 B2 JPH0735720 B2 JP H0735720B2 JP 28466992 A JP28466992 A JP 28466992A JP 28466992 A JP28466992 A JP 28466992A JP H0735720 B2 JPH0735720 B2 JP H0735720B2
- Authority
- JP
- Japan
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- blade
- static mixer
- ring
- liquids
- rock
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ロックボルト等の内
部に嵌挿され、その内部を通過する液を撹拌する静止ミ
キサーに関するものである。
部に嵌挿され、その内部を通過する液を撹拌する静止ミ
キサーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】トンネル工事等においては落盤防止のた
めに岩盤(地山)に形成した孔内に中空パイプ状のロッ
クボルト(パッカー)を挿入し、その中に2液型発泡ウ
レタン樹脂等からなる岩盤固結用薬液を圧入し、孔およ
びその周囲の地山に固結することが行われている。例え
ば、図9に示すように削岩機等のドリルによってトンネ
ル切羽先端の天盤部29に天盤のアーチに沿って所定間
隔で斜め上向きに孔を穿設し、この孔内にパッカー30
を挿入して根元部のパッキン31で孔の開口を塞ぎ、そ
の状態でパッカー30の先端から、接続ユニット32を
備えたホース33から供給される2液型発泡ウレタン樹
脂を吐出させることにより、ウレタン樹脂で孔を埋め、
さらにそのウレタン樹脂を地山内に図示のように浸透さ
せ硬化させることにより、岩盤の固結を行うようになっ
ている。図において、34は支保工、35はウレタン樹
脂の固結領域である。通常、上記2液型発泡ウレタン樹
脂の2液を混合撹拌するため、上記パッカー内には、図
10に示すような静止ミキサーが軸方向に沿って取付ら
れている。この静止ミキサーには、図示のように、略ら
せん状のエレメント30a,30b,30cが軸回り方
向に角度を代えて連接され、この静止ミキサー内に導入
された2液a,bをエレメントの両面のそれぞれのうね
り面に沿って別々に進行させながら、それぞれのエレメ
ント境界で互いに衝突,干渉しあわせて混合撹拌し、均
一混合液にする。
めに岩盤(地山)に形成した孔内に中空パイプ状のロッ
クボルト(パッカー)を挿入し、その中に2液型発泡ウ
レタン樹脂等からなる岩盤固結用薬液を圧入し、孔およ
びその周囲の地山に固結することが行われている。例え
ば、図9に示すように削岩機等のドリルによってトンネ
ル切羽先端の天盤部29に天盤のアーチに沿って所定間
隔で斜め上向きに孔を穿設し、この孔内にパッカー30
を挿入して根元部のパッキン31で孔の開口を塞ぎ、そ
の状態でパッカー30の先端から、接続ユニット32を
備えたホース33から供給される2液型発泡ウレタン樹
脂を吐出させることにより、ウレタン樹脂で孔を埋め、
さらにそのウレタン樹脂を地山内に図示のように浸透さ
せ硬化させることにより、岩盤の固結を行うようになっ
ている。図において、34は支保工、35はウレタン樹
脂の固結領域である。通常、上記2液型発泡ウレタン樹
脂の2液を混合撹拌するため、上記パッカー内には、図
10に示すような静止ミキサーが軸方向に沿って取付ら
れている。この静止ミキサーには、図示のように、略ら
せん状のエレメント30a,30b,30cが軸回り方
向に角度を代えて連接され、この静止ミキサー内に導入
された2液a,bをエレメントの両面のそれぞれのうね
り面に沿って別々に進行させながら、それぞれのエレメ
ント境界で互いに衝突,干渉しあわせて混合撹拌し、均
一混合液にする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな静止ミキサーでは、各エレメントのそれぞれのうね
り面に沿って流れる液は、エレメントとエレメントとの
境界で一部が交差し、衝突するため流れの勢いが殺さ
れ、流速が遅くなってしまう。このため硬化時間の短い
岩盤固結用薬液を使用すると、場合によって薬液がロッ
クボルト(パッカー)内で硬化するという難点を生ず
る。
うな静止ミキサーでは、各エレメントのそれぞれのうね
り面に沿って流れる液は、エレメントとエレメントとの
境界で一部が交差し、衝突するため流れの勢いが殺さ
れ、流速が遅くなってしまう。このため硬化時間の短い
岩盤固結用薬液を使用すると、場合によって薬液がロッ
クボルト(パッカー)内で硬化するという難点を生ず
る。
【0004】この発明はこのような事情に鑑みなされた
もので、2液混合後の硬化時間が短い岩盤固結用薬液を
ロックボルト等の内部で硬化させることなく撹拌混合し
てロックボルト等から送出しうる静止ミキサーの提供を
その目的とする。
もので、2液混合後の硬化時間が短い岩盤固結用薬液を
ロックボルト等の内部で硬化させることなく撹拌混合し
てロックボルト等から送出しうる静止ミキサーの提供を
その目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明の静止ミキサーは、リング状取付座と、こ
のリング状取付座のリングの中心を通りリング状取付座
に対して垂直に延びる中心軸を挟んでその一方の側に設
けられる半円状の一重羽根と、上記中心軸の他方の側に
設けられる半円状の二重羽根を備え、上記半円状の一重
羽根が、半円状の一端から他端に向かって昇る昇り傾斜
に傾斜した状態で中心軸方向に沿って適宜間隔で複数個
設けられ、上記半円状の二重羽根が、2枚の羽根の半円
状の一端を接合し他端を離間させ、かつ離間側を上記一
重羽根の間に位置させた状態で上記一重羽根と逆向きに
傾斜し中心軸方向に沿って適宜間隔で複数個設けられて
いるという構成をとる。
め、この発明の静止ミキサーは、リング状取付座と、こ
のリング状取付座のリングの中心を通りリング状取付座
に対して垂直に延びる中心軸を挟んでその一方の側に設
けられる半円状の一重羽根と、上記中心軸の他方の側に
設けられる半円状の二重羽根を備え、上記半円状の一重
羽根が、半円状の一端から他端に向かって昇る昇り傾斜
に傾斜した状態で中心軸方向に沿って適宜間隔で複数個
設けられ、上記半円状の二重羽根が、2枚の羽根の半円
状の一端を接合し他端を離間させ、かつ離間側を上記一
重羽根の間に位置させた状態で上記一重羽根と逆向きに
傾斜し中心軸方向に沿って適宜間隔で複数個設けられて
いるという構成をとる。
【0006】
【作用】すなわち、この静止ミキサーは、従来例のよう
に2液をエレメントの境界部で互いに交叉させ衝突させ
ながら混合撹拌するのではなく、静止ミキサーの中心軸
を挟んでその両側に配設された羽の配設態様を変え、そ
れぞれ2液を同方向に旋回させて流しながら、両液を、
中心軸の一方の側では初期流速で流し、他方の側では加
速して流すようにし、初期流速で流れる液を加速された
液が追い越すようにし、この過程で、上記両液を混合す
る。したがって、従来例のような両液の交叉衝突による
エネルギーロスを生じないため、両液の初期流速を落と
すことなく充分な混合を達成できる。このため、硬化時
間が極めて速い岩盤固結用薬液の使用が可能となる。
に2液をエレメントの境界部で互いに交叉させ衝突させ
ながら混合撹拌するのではなく、静止ミキサーの中心軸
を挟んでその両側に配設された羽の配設態様を変え、そ
れぞれ2液を同方向に旋回させて流しながら、両液を、
中心軸の一方の側では初期流速で流し、他方の側では加
速して流すようにし、初期流速で流れる液を加速された
液が追い越すようにし、この過程で、上記両液を混合す
る。したがって、従来例のような両液の交叉衝突による
エネルギーロスを生じないため、両液の初期流速を落と
すことなく充分な混合を達成できる。このため、硬化時
間が極めて速い岩盤固結用薬液の使用が可能となる。
【0007】つぎに、この発明を実施例にもとづいて詳
しく説明する。
しく説明する。
【0008】
【実施例】図1ないし図3はこの発明の一実施例を示し
ている。これらの図において、図1は斜視図であり、図
2は図1の実施例を軸を中心に180度ねじり、矢印イ
方向から見た斜視図、図3は図1の側面図である。これ
らの図において、1はこの発明の静止ミキサーであっ
て、この静止ミキサー1には、リング状取付座5の中心
から前方(矢印X方向)に延びる線状の中心軸体2を中
心に左半分に複数のV字状二重羽根4が一定間隔で傾斜
配設され、右半分には複数の一重羽根3が一定間隔で傾
斜配設されている(図2では図示の都合上、羽根3と4
が上記と逆になっている)。より詳しく述べると、上記
複数の一重羽根3は半円板状体からなり、図3に示すよ
うに、一端3aから他端3bに向かって昇る昇り斜面に
なるように傾斜した状態で中心軸体2の軸方向に沿って
所定間隔で配設されている。これらの一重羽根3は、図
2に示すように、その半円板状体の半円状の直辺部を中
心軸体2に連結することによって固定されている。ま
た、上記複数の二重羽根4は、図3に示すように、中心
軸体2を挟んで一重羽根3に対応する反対位置に一重羽
根3とは逆方向の傾斜状態で所定間隔を保って設けられ
ている。上記二重羽根4は一重羽根3と同一形状を有す
る羽根7、その羽根7と同形状であるが、やや長さの短
い羽根8とから構成され、一端7a,8a間が離間さ
れ、他端7b,8bが接続されている。そしてその離間
側を上記一重羽根3と3の間に位置決めした状態で配設
されている。この場合、二重羽根4は、その離間側の羽
根端部7a,8aのうち7aを隣接する二重羽根4の離
間側の羽根端部8aに連結するとともに、8aを隣接す
る二重羽根4の離間側の羽根端部7aに連結している。
そして、上記二重羽根4は、接続側の羽根端部7b,8
bにおける接続部9を一重羽根3の端部に連結し、か
つ、一重羽根3と同様、半円状の直辺を中心軸体2に連
結一体化することにより固定されている。なお、二重羽
根4と一重羽根3とは、中心軸体2を挟んで設けられて
それぞれ中心軸体2に連結されているとともに、上記の
ように二重羽根4の接続部9と羽根端部8aによって相
互に連結されており、それによって静止ミキサー1全体
が強固な構造に形成されている。
ている。これらの図において、図1は斜視図であり、図
2は図1の実施例を軸を中心に180度ねじり、矢印イ
方向から見た斜視図、図3は図1の側面図である。これ
らの図において、1はこの発明の静止ミキサーであっ
て、この静止ミキサー1には、リング状取付座5の中心
から前方(矢印X方向)に延びる線状の中心軸体2を中
心に左半分に複数のV字状二重羽根4が一定間隔で傾斜
配設され、右半分には複数の一重羽根3が一定間隔で傾
斜配設されている(図2では図示の都合上、羽根3と4
が上記と逆になっている)。より詳しく述べると、上記
複数の一重羽根3は半円板状体からなり、図3に示すよ
うに、一端3aから他端3bに向かって昇る昇り斜面に
なるように傾斜した状態で中心軸体2の軸方向に沿って
所定間隔で配設されている。これらの一重羽根3は、図
2に示すように、その半円板状体の半円状の直辺部を中
心軸体2に連結することによって固定されている。ま
た、上記複数の二重羽根4は、図3に示すように、中心
軸体2を挟んで一重羽根3に対応する反対位置に一重羽
根3とは逆方向の傾斜状態で所定間隔を保って設けられ
ている。上記二重羽根4は一重羽根3と同一形状を有す
る羽根7、その羽根7と同形状であるが、やや長さの短
い羽根8とから構成され、一端7a,8a間が離間さ
れ、他端7b,8bが接続されている。そしてその離間
側を上記一重羽根3と3の間に位置決めした状態で配設
されている。この場合、二重羽根4は、その離間側の羽
根端部7a,8aのうち7aを隣接する二重羽根4の離
間側の羽根端部8aに連結するとともに、8aを隣接す
る二重羽根4の離間側の羽根端部7aに連結している。
そして、上記二重羽根4は、接続側の羽根端部7b,8
bにおける接続部9を一重羽根3の端部に連結し、か
つ、一重羽根3と同様、半円状の直辺を中心軸体2に連
結一体化することにより固定されている。なお、二重羽
根4と一重羽根3とは、中心軸体2を挟んで設けられて
それぞれ中心軸体2に連結されているとともに、上記の
ように二重羽根4の接続部9と羽根端部8aによって相
互に連結されており、それによって静止ミキサー1全体
が強固な構造に形成されている。
【0009】取付座5は、リング状をしており、リング
状の相対峙する部分に、一重羽根3の取付座側端部およ
び二重羽根4の取付座側端部が連結されている。このリ
ング状取付座5の中心を通り、中心軸体2が垂直に延び
ている。この場合、上記中心軸体2はリング状取付座5
に直交する結果となる。そして、中心軸体2の根元部
は、途中で切れており、リング状取付座5と離れた状態
になっている。このように、この発明において、リング
状取付座のリングの中心を通り、垂直に延びる中心軸体
とは、中心軸体の仮想延長部がリングの中心を通ること
を含める趣旨である。
状の相対峙する部分に、一重羽根3の取付座側端部およ
び二重羽根4の取付座側端部が連結されている。このリ
ング状取付座5の中心を通り、中心軸体2が垂直に延び
ている。この場合、上記中心軸体2はリング状取付座5
に直交する結果となる。そして、中心軸体2の根元部
は、途中で切れており、リング状取付座5と離れた状態
になっている。このように、この発明において、リング
状取付座のリングの中心を通り、垂直に延びる中心軸体
とは、中心軸体の仮想延長部がリングの中心を通ること
を含める趣旨である。
【0010】このように構成された静止ミキサー1は、
例えば図4のように、自穿孔型のロックボルト内に嵌挿
される。すなわち、このロックボルトは、中空パイプ状
のパッカー部10と、中空パイプからなるロックボルト
本体11と両者を継合する継手12とからなり、図5に
示すように、先端にドリル部13が設けられている。1
4は中心孔、15はドリル部13の刃と刃の間に設けら
れた外周孔である。この発明の静止ミキサー1は、パッ
カー部10の後端の段部に、それ自身の先端側をパッカ
ー部の先端に向けた状態で挿入固定されている。
例えば図4のように、自穿孔型のロックボルト内に嵌挿
される。すなわち、このロックボルトは、中空パイプ状
のパッカー部10と、中空パイプからなるロックボルト
本体11と両者を継合する継手12とからなり、図5に
示すように、先端にドリル部13が設けられている。1
4は中心孔、15はドリル部13の刃と刃の間に設けら
れた外周孔である。この発明の静止ミキサー1は、パッ
カー部10の後端の段部に、それ自身の先端側をパッカ
ー部の先端に向けた状態で挿入固定されている。
【0011】この発明の静止ミキサー1を内蔵した自穿
孔型ロックボルトの使用に際しては、図6に示すように
削岩機16のドリルに代えて、このロックボルトを装着
して地山に孔をあけ、ロックボルトの根元まで孔があい
た段階で、ロックボルトを削岩機16から切り離す。そ
して、図7に示すように、ロックボルトの後端に逆止弁
付継手16aを取付け、これに接続ユニット17付ホー
ス18をワンタッチで取付け、ウレタン樹脂圧入ポンプ
から2液型発泡ウレタン樹脂のA,B両液を圧入する。
これにより、ロックボルトの先端の孔14,15から
A,B両液が混合状態で吐出され、図8に示すように孔
内が薬液で充満されると同時に地山内に薬液が浸透し、
固結領域35が形成される。このようにしてロックボル
トを地山に残した状態で岩盤固結がなされる。
孔型ロックボルトの使用に際しては、図6に示すように
削岩機16のドリルに代えて、このロックボルトを装着
して地山に孔をあけ、ロックボルトの根元まで孔があい
た段階で、ロックボルトを削岩機16から切り離す。そ
して、図7に示すように、ロックボルトの後端に逆止弁
付継手16aを取付け、これに接続ユニット17付ホー
ス18をワンタッチで取付け、ウレタン樹脂圧入ポンプ
から2液型発泡ウレタン樹脂のA,B両液を圧入する。
これにより、ロックボルトの先端の孔14,15から
A,B両液が混合状態で吐出され、図8に示すように孔
内が薬液で充満されると同時に地山内に薬液が浸透し、
固結領域35が形成される。このようにしてロックボル
トを地山に残した状態で岩盤固結がなされる。
【0012】ここで岩盤固結用薬液のA,B両液がロッ
クボルト内で静止ミキサー1によって混合撹拌される様
子を図1および図3を参照して詳しく説明する。
クボルト内で静止ミキサー1によって混合撹拌される様
子を図1および図3を参照して詳しく説明する。
【0013】これらの図において矢印Aは薬液のA液、
矢印BはB液の流れを示す。そして、上記両液は、ロッ
クボルト内において、静止ミキサー1の手前までは層流
状態で流れ、静止ミキサー1で混合される。すなわち、
静止ミキサー1まで層流状態で到来した上記A,B両液
は、図1および図3に示すように、そのA液が一重羽根
3側に、B液が二重羽根4側に導入され、それぞれ羽根
に沿って矢印のように同方向に(進行方向Xに対して反
時計方向に)旋回しながら流れる。より詳しく説明する
と、図3に示すように、A液がリング状取付座5を通っ
て静止ミキサー1内に導入されると、A液は図3に示す
ように、一重羽根3の上向き傾斜の羽根面に沿い、斜め
上方に流れ、上方に進んだところでロックボルト14の
内壁の作用で、中心軸体2を挟んで反対側に位置する二
重羽根4の離間側(開放側)へ左旋回しながら流れ込
む。他方、B液は、二重羽根4の羽根7の傾斜面に沿っ
て矢印のように下降し、下部に進んだところで、ロック
ボルトの内壁の作用で中心軸体2を挟んで反対側に位置
する一重羽根3の間に導入される。この場合、一重羽根
3と3との間の間隔がどの部分も同じであるため、B液
は増速されず初期導入速度とほぼおなじ速度で流れる。
そして、二重羽根4の、離間側に流れ込んだA液は、二
重羽根4の離間側から接続部9側へ流れ、この過程で増
速され(流路が徐々に狭くなるため流速が早くなる)な
がら、一部が分岐し、B液が流れる一重羽根3の間に流
れ込む。この流れ込んだA液は増速されていることか
ら、A液のB液に対する追越し現象を生じ、流速の差に
より2液混合がなされる。これを繰り返すことにより静
止ミキサー1の軸方向のおいて、A,B両液の流速差に
もとづく混合がなされ、A,B両液の流速を低下させる
ことなくミキシング移送がなされる。
矢印BはB液の流れを示す。そして、上記両液は、ロッ
クボルト内において、静止ミキサー1の手前までは層流
状態で流れ、静止ミキサー1で混合される。すなわち、
静止ミキサー1まで層流状態で到来した上記A,B両液
は、図1および図3に示すように、そのA液が一重羽根
3側に、B液が二重羽根4側に導入され、それぞれ羽根
に沿って矢印のように同方向に(進行方向Xに対して反
時計方向に)旋回しながら流れる。より詳しく説明する
と、図3に示すように、A液がリング状取付座5を通っ
て静止ミキサー1内に導入されると、A液は図3に示す
ように、一重羽根3の上向き傾斜の羽根面に沿い、斜め
上方に流れ、上方に進んだところでロックボルト14の
内壁の作用で、中心軸体2を挟んで反対側に位置する二
重羽根4の離間側(開放側)へ左旋回しながら流れ込
む。他方、B液は、二重羽根4の羽根7の傾斜面に沿っ
て矢印のように下降し、下部に進んだところで、ロック
ボルトの内壁の作用で中心軸体2を挟んで反対側に位置
する一重羽根3の間に導入される。この場合、一重羽根
3と3との間の間隔がどの部分も同じであるため、B液
は増速されず初期導入速度とほぼおなじ速度で流れる。
そして、二重羽根4の、離間側に流れ込んだA液は、二
重羽根4の離間側から接続部9側へ流れ、この過程で増
速され(流路が徐々に狭くなるため流速が早くなる)な
がら、一部が分岐し、B液が流れる一重羽根3の間に流
れ込む。この流れ込んだA液は増速されていることか
ら、A液のB液に対する追越し現象を生じ、流速の差に
より2液混合がなされる。これを繰り返すことにより静
止ミキサー1の軸方向のおいて、A,B両液の流速差に
もとづく混合がなされ、A,B両液の流速を低下させる
ことなくミキシング移送がなされる。
【0014】このように、この発明の静止ミキサーは、
A,B両液の流速を低下させることなくミキシング移送
しうるため、2液混合後の硬化の速いウレタン樹脂を途
中で硬化させることなく円滑に移送しうる。
A,B両液の流速を低下させることなくミキシング移送
しうるため、2液混合後の硬化の速いウレタン樹脂を途
中で硬化させることなく円滑に移送しうる。
【0015】なお、上記実施例では、二重羽根4の離間
側の端部7a,8aを隣接する二重羽根4の離間側の端
部8a,7aと連結させているが、必ずしも連結させる
必要はない。離間側を一重羽根3の間に位置決めさせ、
液が加速されるようにしてあればよい。
側の端部7a,8aを隣接する二重羽根4の離間側の端
部8a,7aと連結させているが、必ずしも連結させる
必要はない。離間側を一重羽根3の間に位置決めさせ、
液が加速されるようにしてあればよい。
【0016】
【発明の効果】この発明の静止ミキサーは、以上のよう
に一重羽根と二重羽根を組み合わせて構成されているた
め、岩盤固結用薬液のA,B両液を同方向に送りなが
ら、一方を他方に対して増速させ、流速差により混合し
うる。そのため、従来のようにA,B両液を相互に逆方
向に回転させ、その交叉部において両液を衝突させてミ
キシングさせるもののように液の流速の低下を生じな
い。したがって、2液混合後の硬化の著しく速い岩盤固
結用薬液であっても途中で硬化させるということなくミ
キシング移送しうるようになる。
に一重羽根と二重羽根を組み合わせて構成されているた
め、岩盤固結用薬液のA,B両液を同方向に送りなが
ら、一方を他方に対して増速させ、流速差により混合し
うる。そのため、従来のようにA,B両液を相互に逆方
向に回転させ、その交叉部において両液を衝突させてミ
キシングさせるもののように液の流速の低下を生じな
い。したがって、2液混合後の硬化の著しく速い岩盤固
結用薬液であっても途中で硬化させるということなくミ
キシング移送しうるようになる。
【図1】この発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1を矢印イ方向から見た斜視図である。
【図3】図1のものの側面図である。
【図4】図1のものを装着したロックボルトの断面図で
ある。
ある。
【図5】図4の要部拡大斜視図である。
【図6】図4のロックボルトを削岩機に装着して穿孔す
る説明図である。
る説明図である。
【図7】穿孔後のロックボルトに樹脂を注入する説明図
である。
である。
【図8】岩盤固結状態を示す説明図である。
【図9】従来の施工状態を示す縦断面図である。
【図10】それに用いた従来の静止ミキサーの説明図で
ある。
ある。
1 静止ミキサー 2 中心軸体 3 一重羽根 4 二重羽根 5 リング状取付座 9 接続部
Claims (1)
- 【請求項1】 リング状取付座と、このリング状取付座
のリングの中心を通りリング状取付座に対して垂直に延
びる中心軸を挟んでその一方の側に設けられる半円状の
一重羽根と、上記中心軸の他方の側に設けられる半円状
の二重羽根を備え、上記半円状の一重羽根が、半円状の
一端から他端に向かって昇る昇り傾斜に傾斜した状態で
中心軸方向に沿って適宜間隔で複数個設けられ、上記半
円状の二重羽根が、2枚の羽根の半円状の一端を接合し
他端を離間させ、かつ離間側を上記一重羽根の間に位置
させた状態で上記一重羽根と逆向きに傾斜し中心軸方向
に沿って適宜間隔で複数個設けられていることを特徴と
する静止ミキサー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28466992A JPH0735720B2 (ja) | 1992-10-22 | 1992-10-22 | 静止ミキサー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28466992A JPH0735720B2 (ja) | 1992-10-22 | 1992-10-22 | 静止ミキサー |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61152357A Division JPH0660560B2 (ja) | 1986-06-27 | 1986-06-27 | 岩盤固結工法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06341299A JPH06341299A (ja) | 1994-12-13 |
| JPH0735720B2 true JPH0735720B2 (ja) | 1995-04-19 |
Family
ID=17681452
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28466992A Expired - Fee Related JPH0735720B2 (ja) | 1992-10-22 | 1992-10-22 | 静止ミキサー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0735720B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107008147B (zh) * | 2017-06-09 | 2023-01-31 | 国能南京电力试验研究有限公司 | 一种用于scr脱硝系统的喷氨装置 |
-
1992
- 1992-10-22 JP JP28466992A patent/JPH0735720B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06341299A (ja) | 1994-12-13 |
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