JPH0735692Y2 - 工具保持機構 - Google Patents

工具保持機構

Info

Publication number
JPH0735692Y2
JPH0735692Y2 JP6097790U JP6097790U JPH0735692Y2 JP H0735692 Y2 JPH0735692 Y2 JP H0735692Y2 JP 6097790 U JP6097790 U JP 6097790U JP 6097790 U JP6097790 U JP 6097790U JP H0735692 Y2 JPH0735692 Y2 JP H0735692Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hole
tool
locking member
deformed
holding mechanism
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP6097790U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0419704U (ja
Inventor
秀夫 藤原
正夫 大西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP6097790U priority Critical patent/JPH0735692Y2/ja
Publication of JPH0419704U publication Critical patent/JPH0419704U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0735692Y2 publication Critical patent/JPH0735692Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gripping On Spindles (AREA)
  • Jigs For Machine Tools (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、回転駆動される回転軸に対し工具着脱自在に
構成する工具保持機構に関する。
[従来の技術] 比較的軽負荷の作用する穴加工装置では、リーマやドリ
ル等の工具が、コレットを介してスピンドルに取着され
ており、ボルトを締め付けたり緩ませたりすることによ
って、この工具の着脱作業が行なわれている。このた
め、工具の着脱作業が煩雑なものとなっており、これを
解決するための工具保持機構が、たとえば、実開昭62−
134635号公報に開示されている。
この従来技術では、第4図に示すように、ホルダ軸2
に、取付孔4とこの取付孔4に突出する弾性変形可能な
ドライブピン6とが設けられる一方、工具8には、この
取付孔4に挿入される挿入部10が形成されている。この
挿入部10に、ドライブピン6との干渉を避けるための切
欠部12と、この切欠部12に続いてドライブピン6が係合
する係合溝14とが設けられている。
従って、工具8の挿入部10を取付孔4に挿入してこの工
具8を回転させることにより、係合溝14にドライブピン
6が係合し、工具8の取り付け作業が容易に遂行され
る。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、上記の従来技術では、工具8に段部を介
し挿入部10が形成されており、この工具8の直径が小さ
い場合に挿入部10の強度を維持することが困難になると
いう問題がある。しかも、ホルダ軸2にドライブピン6
を挿入するための孔部を形成する作業が煩雑なものとな
るとともに、このドライブピン6の抜け止め機能を確実
に確保すべく前記孔部形成作業を高精度に行わなければ
ならない。
本考案は、この種の問題を解決するものであり、工具の
着脱作業を容易に且つ効率的に遂行することができると
ともに、構成並びに製造作業の簡素化が可能な工具保持
機構を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記の課題を解決するために、本考案は回転駆動源に係
合する回転軸と、 前記回転軸内に弾性部材を介して同軸上に進退自在に配
設されるとともに、変形部位を有する第1孔部が軸方向
に貫通形成された係止部材と、 前記回転軸の端部に固定されるとともに、前記係止部材
の変形部位に対応した変形部位を有する第2孔部が形成
されたホルダと、 前記第1孔部の変形部位と第2孔部の変形部位とが、少
なくとも互いに交差する角度位置で、前記係止部材とホ
ルダとを係合可能な固定手段と、 前記第1および第2孔部の変形部位に一体的に係合自在
な第1切欠部並びに前記第2孔部の変形部位にのみ対応
し前記第2孔部内で揺動させるための第2切欠部が設け
られた工具とを備えることを特徴とする。
[作用] 上記の本考案に係る工具保持機構では、工具を取り外す
際、まず工具が捻られて、係止部材が、この工具の第1
切欠部を介して回転し弾性部材に抗して固定手段を解除
させた後、この係止部材の第1孔部とホルダの第2孔部
とを一致させる位置まで回転される。この角度位置で工
具の第1切欠部が、第1および第2孔部の変形部位と一
致するに至り、この工具が、係止部材およびホルダから
一体的に取り出される。
一方、工具が装着された状態では、係止部材とホルダと
が、固定手段を介して第1孔部の変形部位と第2孔部の
変形部位とが互いに交差する角度位置で係止されるた
め、この工具が回転軸から離脱することを阻止できる。
[実施例] 本考案に係る工具保持機構について実施例を挙げ、添付
の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
第1図および第2図において、参照符号20は、本実施例
に係る工具保持機構を示す。この工具保持機構20は、回
転駆動源(図示せず)に係合する回転軸22と、前記回転
軸22内に弾性部材24を介して同軸上に進退自在に配設さ
れるともに、変形部位26を有する第1孔部28が軸方向に
貫通形成された係止部材30と、前記回転軸22の端部に固
定されるとともに、前記係止部材30の第1孔部28に対応
して変形部位32を有する第2孔部34が形成されたホルダ
36と、前記第1孔部28の変形部位26と第2孔部34の変形
部位32とが少なくとも互いに交差する角度位置で前記係
止部材30とホルダ36とを係止可能な固定手段38と、前記
第1および第2孔部28、34の変形部位26、32に一体的に
係合自在な第1切欠部40並びに前記第2孔部34の変形部
位32にのみ係合自在な第2切欠部42が設けられた工具44
とを備える。
前記回転軸22の端部に、軸線方向に孔部46が形成され、
この孔部46に係止部材30とコイルスプリングである弾性
部材24とが配設される。
前記係止部材30の第1孔部28は、平坦状の変形部位26を
有し、同様に前記ホルダ36の第2孔部34は、平坦状の変
形部位32を有する。
前記固定手段38は、係止部材30の側部に形成されたV字
状凸状部48と、ホルダ36の側部に互いに直交する角度位
置に形成されたV字状凹状部50、52とを備える。この凸
状部48と凹状部50とは、第1孔部28の変形部位26と第2
孔部34の変形部位32とが交差する位置に係止部材30とホ
ルダ36とを固定する一方、凸状部48と凹状部52とは、変
形部位26と変形部位32とが一致する位置に前記係止部材
30とホルダ36とを固定する。
工具44に設けられる第1切欠部40は、この工具44のロッ
ド部に軸線方向に延在する平坦部からなり、第2切欠部
42は、同様に平坦部からなるとともに、この第1切欠部
40と直交する方向に設けられている(第3図参照)。
次に、上記のように構成される工具保持機構の動作を説
明する。
図示しない回転駆動源の作用下に回転軸22が駆動される
と、この回転軸22の端部に固着されているホルダ36に保
持された工具44が回転され、これにより図示しないワー
クに穴加工が施される。その際、ホルダ36の第2孔部34
に設けられた変形部位32に工具44の第2切欠部42が係合
するともに、第1切欠部40に係合する係止部材30が、凸
状部48と凹状部50との係合作用下にそれぞれの変形部位
26、32を交差させてホルダ36に固定されている。このた
め、工具44が回転軸22から離脱することを阻止でき、こ
の工具44を確実に回転駆動させることが可能になる。
また、ワークの加工を行わない空運転時に、回転軸22の
回転が急停止されると、工具44の慣性によりこの工具44
および係止部材30を回転させようとする力が作用する。
ところが、係止部材30とホルダ36とが固定手段38を介し
て係止されているため、工具44が容易に捻られることが
なく、この工具44がホルダ36から離脱することを確実に
阻止できる。
回転軸22に装着されている工具44を交換する際には、ま
ずこの工具44が所定の方向に捻られて、係止部材30が、
その第1孔部28の変形部位26と工具44の第1切欠部40と
を介して回転する。このため、係止部材30の凸状部48
が、弾性部材24に抗してホルダ36の凹状部50から離脱し
て固定手段38を解除させた後、第1孔部28と第2孔部34
とを一致させる位置まで回転する。この角度位置で工具
44の第1切欠部40が、第1および第2孔部28、34の変形
部位26、32と一致するとともに、凸状部48の凹状部52と
が係合して係止部材30がホルダ36に固定される。そし
て、工具44が、係止部材30およびホルダ36から一体的に
取り出される。
一方、新たな工具44が、その第1切欠部40を第1および
第2孔部28、34の変形部位26、32に一致させた状態で係
止部材30およびホルダ36に一体的に挿入される。そし
て、工具44が、前記とは逆方向に捻られて係止部材30を
弾性部材24に抗して回転させ、凸状部48を凹状部52から
凹状部50に係合させることにより、新たな工具44の取り
付け作業が終了する。
このように、本実施例では、工具44を交換する際に、こ
の工具44を捻るだけでよく、従来のようにボルトを用い
るものに比べて工具44の着脱作業が、一挙に容易に且つ
効率的に遂行できるという効果が得られる。しかも、回
転軸22に工具44が装着された状態では、第1孔部28の変
形部位26と第2孔部34の変形部位32とが互いに交差する
角度位置で、係止部材30とホルダ36とが固定手段38を介
して係止されている。このため、工具44が、回転軸22か
ら離脱することを可及的に阻止することができ、高精度
且つ効率的な穴加工作業が遂行される。
[考案の効果] 以上のように、本考案に係る工具保持機構では、次のよ
うな効果乃至利点を有する。
工具の捻り動作によりこの工具を回転軸に着脱させるこ
とができ、工具交換作業が一挙に容易に且つ効率的に遂
行される。さらに、係止部材とホルダとが、固定手段を
介して第1孔部の変形部位と第2孔部の変形部位とが少
なくとも互いに交差する角度位置で係止されるため、こ
の工具が回転軸から離脱することを可及的に阻止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る工具保持機構の一実施例の縦断説
明図、 第2図は前記工具保持機構の分解斜視図、 第3図は第2図中、III−III線断面図、 第4図は従来技術に係る工具保持機構の一部断面説明図
である。 20……工具保持機構 22……回転軸 24……弾性部材 26……変形部位 28……孔部 30……係止部材 32……変形部位 34……孔部 36……ホルダ 38……固定手段 40、42……切欠部 44……工具 48……凸状部 50、52……凹状部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転駆動源に係合する回転軸と、 前記回転軸内に弾性部材を介して同軸上に進退自在に配
    設されるとともに、変形部位を有する第1孔部が軸方向
    に貫通形成された係止部材と、 前記回転軸の端部に固定されるとともに、前記係止部材
    の変形部位に対応した変形部位を有する第2孔部が形成
    されたホルダと、 前記第1孔部の変形部位と第2孔部の変形部位とが、少
    なくとも互いに交差する角度位置で、前記係止部材とホ
    ルダとを係合可能な固定手段と、 前記第1および第2孔部の変形部位に一体的に係合自在
    な第1切欠部並びに前記第2孔部の変形部位にのみ対応
    し前記第2孔部内で揺動させるための第2切欠部が設け
    られた工具とを備えることを特徴とする工具保持機構。
  2. 【請求項2】請求項1記載の工具保持機構において、係
    止部材とホルダとを、各々の変形部位が互いに交差する
    角度位置と互いに一致する角度位置とに係合可能な固定
    手段を備えることを特徴とする工具保持機構。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の工具保持機構にお
    いて、固定手段は、前記係止部材とホルダとの互いに接
    合する側面部に形成された凸状部および凹状部を有する
    ことを特徴とする工具保持機構。
JP6097790U 1990-06-08 1990-06-08 工具保持機構 Expired - Fee Related JPH0735692Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6097790U JPH0735692Y2 (ja) 1990-06-08 1990-06-08 工具保持機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6097790U JPH0735692Y2 (ja) 1990-06-08 1990-06-08 工具保持機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0419704U JPH0419704U (ja) 1992-02-19
JPH0735692Y2 true JPH0735692Y2 (ja) 1995-08-16

Family

ID=31588821

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6097790U Expired - Fee Related JPH0735692Y2 (ja) 1990-06-08 1990-06-08 工具保持機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0735692Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6185972B2 (ja) * 2015-11-16 2017-08-23 本田技研工業株式会社 工具ホルダ、加工工具、及び工作機械

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0419704U (ja) 1992-02-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4655655A (en) Tool and workpiece holding arrangement for material removing machining
JP2641929B2 (ja) 穴あけ・たがね工具用工具ホルダー及び工具
US6007464A (en) Tool-changing apparatus and method for a machine tool
JP2000126913A (ja) ダイヤフラムチャック
JPH0735692Y2 (ja) 工具保持機構
US5348319A (en) Chuck utilizing cam
US8056905B1 (en) Computerized numeric control toolholder tightening fixture
JPH034324B2 (ja)
JPS5815076Y2 (ja) 工作機械における工具取付装置
US7172377B2 (en) Router or cutter bit chuck or extension
JPS6034238A (ja) クイツクチエンジツ−ル
JPH0715204U (ja) スローアウェイチップの固定構造
JPS6216264Y2 (ja)
JP7014331B1 (ja) チャック及び工作機械
JPS601950Y2 (ja) 工具着脱装置
JPH0132003B2 (ja)
JP3265335B2 (ja) 工具ホルダ
JP3725744B2 (ja) 工具交換装置
JPH0740034U (ja) タップホルダー
JP2000246521A (ja) 工具ホルダー取付装置
JPS6317629Y2 (ja)
JP3029248U (ja) 旋盤における切削工具の保持装置
JP4074112B2 (ja) カップリングリンク
JPS6246517Y2 (ja)
JPS58155136A (ja) 工具ホルダ取付装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees