JPH0735622B2 - 織り密度制御装置 - Google Patents

織り密度制御装置

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JPH0735622B2
JPH0735622B2 JP60168042A JP16804285A JPH0735622B2 JP H0735622 B2 JPH0735622 B2 JP H0735622B2 JP 60168042 A JP60168042 A JP 60168042A JP 16804285 A JP16804285 A JP 16804285A JP H0735622 B2 JPH0735622 B2 JP H0735622B2
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loom
rotation
speed
density
winding
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JP60168042A
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JPS6228447A (ja
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茂生 山田
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Tsudakoma Corp
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Tsudakoma Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は、織機の巻き取り装置に関し、特に織布の織り
密度を巻き取り速度によって調整する織り密度制御装置
に係る。
発明の背景 織機の巻き取り運動は、織機の運動と同期して行わなけ
ればならない。
一方、よこ糸は、おさ打ち運動により、たて糸に交錯し
ながら打ち込まれていくが、そのよこ糸の密度は、巻き
取り速度によって決定される。したがって、織機の巻き
取り制御は、同時に、織布の織り密度の制御としても利
用できることになる。
従来技術 ところで、従来の巻き取りモータの制御方法では、織機
の駆動モータの回転速度が検出され、この回転速度に比
例した状態で、所定の織り密度が得られるように巻き取
りモータの回転制御が行われている。このような制御で
は、巻き取りモータが速度指令電圧に対し、使用可能な
範囲で、完全な比例関係で回転することを前提としてい
るが、実際には、そのような比例関係が維持しにくい状
況にある。また、実際の打ち込み数の検出手段が存在し
ないため、上記の制御は、確実性を欠き、正確な制御と
なっていない。
この結果、その調整に多くの時間が費やされ、また織り
密度の設定にも細かな調整が必要であった。
発明の目的およびその解決手段 したがって、本発明の目的は、織り密度を容易に設定で
きるようにし、しかもその目標の織り密度を正確に実現
できるようにすることである。
そこで、本発明は、織機の実際の速度を検出し、その速
度と目標の織り密度との関連から、巻き取りモータに必
要な速度指令電圧を算出するとともに、一方で織機の1
回転毎に巻き取りモータの回転量を検知し、この回転量
と目標の織り密度とを同じ単位に変換した上で織機一回
転毎に比較し、この比較結果の偏差に基づいて、偏差量
を補正量として、巻き取りモータの速度指令電圧に加減
または減算するようにしている。この織り密度制御装置
では、織機の一回転毎に実際の織り密度が常に検知され
ており、その検知結果に基づいて織機の一回転毎に制御
系に補正量が加えられるため、織り密度の設定が容易で
あり、またその目標の織り密度に対して織機の一回転を
単位として、速やかに正確な回転制御が可能となる。
実施例の構成 まず、第1図は、本発明の織り密度制御装置1を織機の
電動式送り出し、巻き取り装置2との関連で示してい
る。
複数のたて糸3は、シート状となって、送り出しビーム
4に巻き付けられており、送り出しロール5を経て、ヘ
ルド6によってひ道7を形成しながら、よこ糸8と交錯
し、おさ9のおさ打ち運動によって、織布10として織り
あげられていく。この織布10は、ブレストビーム11、巻
き取りロール12、ロール13を経て、巻き取りビーム14の
外周に順次巻き付けられていく。
一方、上記送り出しビーム4、および巻き取りロール12
は、それぞれ可変速型の送り出しモータ15、巻き取りモ
ータ16によって適当な減速比のもとに駆動されるように
なっている。また上記ヘルド6、およびおさ9は、織機
の原動モータ17によって、同様に適当な減速比の下に駆
動されるようになっている。
そして、本発明の織り密度制御装置1は、上記可変速型
の巻き取りモータ16の回転速度を制御するために設けら
れており、第2図に示すような構成となっている。
すなわち、織機の速度検出器18、および織り密度設定器
19は、それぞれ演算回路20の入力端に接続されており、
また、この演算回路20の出力端は、第1の加え合わせ点
21、接点22、および第2の加え合わせ点23を経て駆動増
幅器24の入力端に接続されている。なお、上記接点22
は、運転信号Aおよび停止信号Bを入力とするフリップ
フロップなどの制御回路34の制御下に置かれている。
また、この駆動増幅器24は、前記巻き取りモータ16に接
続されており、この巻き取りモータ16に機械的に連結さ
れたタコジェネレータ25は、上記第2の加え合わせ点23
に接続され、フィードバッグ系を形成している。
また、上記織り密度設定器19に接続された計算回路26、
および回転検知手段27は、コンパレータ28のそれぞれの
入力端に接続されており、またこのコンパレータ28は出
力側で増幅器29により、前記第1の加え合わせ点21に接
続されている。
上記の回転検知手段27は巻き取りモータ16に機械的に連
結されたエンコーダ30、織機のクランク軸31に連結され
た回転検出器32を備えており、これらは上記コンパレー
タ28の一方の入力端に接続されたプリセットカウンタ33
の入力となっている。
実施例の作用 制御回路34に運転信号Aが入力されると、接点22が閉じ
るため、演算回路20の出力としての速度指令電圧Vが駆
動増幅器24に入力される。
そして、織機が回転しはじめると、速度検出器18が織機
の実際の回転速度Sを検出し、それを演算回路20の一方
の入力端に送り込む。ここで、演算回路20は、織り密度
設定器19によってあらかじめ設定された目標の織り密度
Dのほか、巻き取りロール12の外径、減速比、モータの
定格などによって定まる係数Kを用いて、下記の演算を
行なう。
V=K・S/D そして、この速度指令電圧Vは、第1の加え合わせ点2
1、接点22および第2の加え合わせ点23を経て駆動増幅
器24の入力となる。そこで駆動増幅器24は、その速度指
令電圧Vに比例する駆動電圧Cを発生し、巻き取りモー
タ16を所定の速度で回転させる。この時、タコジェネレ
ータ25が巻き取りモータ16の回転速度に比例する電圧を
発生し、これを第2の加え合わせ点23に負帰還させてい
るため、巻き取りモータ16は、速度指令電圧Vに対し安
定した回転を保ちながら所定の速度で回転することにな
る。
一方この巻き取りモータ16の回転数は、エンコーダ30に
よって検出され、実際の巻き取りモータ16の回転量Eの
パルス信号として、プリセットカウンタ33のカウント入
力端に送り込まれる。このプリセットカウンタ33は、織
機のクランク軸31の一回転毎に、回転検出器32からリセ
ット信号Fを入力し、織機の一回転毎に「0」に戻され
ているため、織機の一回転、すなわち1ピックに対する
巻き取りモータ16の回転量Gを順次蓄積していくことに
なる。そこでコンパレータ28は、この回転量Gと計算回
路26によって算出された1ピックあたりの目標の単位回
転量Hとを比較し、これらの大小関係の判断を行い、そ
の偏差を補正電圧Jとして、増幅器29を経て、第1の加
え合わせ点21に印加する。この補正電圧Jは、巻き取り
モータ16の行き過ぎ量あるいは不足量として、前記速度
指令電圧Vに加えられる。なお、目標の単位回転量H
は、Lを係数として、H=L/Dにより求められる。
このようにして実際の織り密度を、織機のクランク軸31
の1回転当りの巻き取りモータ16の回転量、すなわち実
際の巻き取りモータ16の回転速度と織機の回転速度との
比として検出し、これが目標の織り密度Dに近づくよう
に速度指令電圧Vを補正していく。
なお、第3図は、上記速度検出器18の具体例を示してい
る。織機が回転しはじめると、クランク角検出器35は、
ある特定のクランク角でプリセットカウンタ36をリセッ
ト状態とする。このときから、プリセットカウンタ36
は、つぎのリセット時点までの期間で、基準クロック発
生回路37からの基準クロックのパルス数を計数し、この
計数値を織機の回転速度演算回路38に送り込む。そこ
で、回転速度演算回路38は、織機の一回転にかかった時
間を算出し、これから織機の実際の回転速度Sを算出し
ていく。
ここで、上記クランク角検出器35は、織機の一回転中に
一度だけプリセットカウンタ36をリセット状態に設定し
ている。
発明の効果 本発明では、下記のような特有な効果が得られる。
すなわち、実際の織り密度が検出され、また設定された
目標の織り密度の比較によって、補正量が求められてい
くため、所定の速度指令電圧に対する巻き取りモータの
回転数が必ずしも目標時と一致する必要がなく、したが
って、調整がほとんど必要とされず、目標の織り密度が
容易に実現できる。
また、従来の巻き取り制御方法では、巻き取り制御が織
機の速度と比例する速度制御系によって構成されている
のに対し、本発明では、従来の制御方法に加えて、すな
わち主制御系に加えて、補正のための制御系として、織
機の一回転毎に実際の織り密度を検出して、速度指令電
圧を補正しながら出力しているため、織機の一回転毎に
正確で速やかな織り密度の制御が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は織機の電動式送り出し・巻き取り制御装置の装
置と本発明の織り密度制御装置との関係を示す概略的側
面図、第2図は本発明の織り密度制御装置のブロック線
図、第3図は速度検出器の一例を示すブロック線図であ
る。 1……織り密度制御装置、2……織機の電動式送り出し
・巻き取り装置、12……巻き取りロール、16……巻き取
りモータ、17……原動モータ、18……速度検出器、19…
…織り密度設定器、20……演算回路、24……駆動増幅
器、26……計算回路、27……回転検出手段、28……コン
パレータ、29……増幅器、30……エンコーダ、31……ク
ランク軸、32……回転検出器、33……プリセットカウン
タ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】織機原動モータと別の織布の巻き取り用可
    変速型の巻き取りモータを使用する電動巻き取り装置
    で、織機の実際の回転速度を検出する速度検出器と、目
    標の織り密度を設定する密度設定器と、上記速度検出器
    で検出された織機の回転速度および上記密度設定器で設
    定された目標の織り密度から織布の巻き取りモータへの
    速度指令電圧を算出する演算回路と、上記速度指令電圧
    を入力として巻き取りモータを駆動する駆動増幅器とを
    有する織り密度制御装置において、 織機の単位回転量当りの上記巻き取りモータの回転量を
    検知する回転検知手段と、織機が一回転する毎に、上記
    回転検知手段で検知された巻き取りモータの回転量と上
    記密度設定器からの目標の織り密度とを同じ単位として
    比較し、その偏差を解消する方向に上記速度指令電圧を
    補正するコンパレータとを具備することを特徴とする織
    り密度制御装置。
JP60168042A 1985-07-29 1985-07-29 織り密度制御装置 Expired - Lifetime JPH0735622B2 (ja)

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JP60168042A JPH0735622B2 (ja) 1985-07-29 1985-07-29 織り密度制御装置

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JP60168042A JPH0735622B2 (ja) 1985-07-29 1985-07-29 織り密度制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6228447A JPS6228447A (ja) 1987-02-06
JPH0735622B2 true JPH0735622B2 (ja) 1995-04-19

Family

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Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS551329A (en) * 1978-06-16 1980-01-08 Nissan Motor Weaving density controlling apparatus of loom
JPS6028551A (ja) * 1983-07-19 1985-02-13 津田駒工業株式会社 予備型よこ糸貯留装置の制御装置
JPS60110952A (ja) * 1983-11-14 1985-06-17 株式会社豊田自動織機製作所 流体噴射式織機における流体圧力調整装置

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JPS6228447A (ja) 1987-02-06

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