JPH0735357U - 荷物固定用弾性体ロープ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 オートバイ、自転車の荷台への荷物の取り付
け、取りはずしを容易にし、荷物の量の多少にかかわら
ず安定して荷物を固定できるようにする。 【構成】 弾性体でなるロープ（３）と、このロープ
（３）の長手方向両端に夫々係設したフック（２）と、
また、前記ロープ（３）の略両端より三角形状に延長し
ている１本または複数本のロープ（４）と（４）と、こ
のロープ（４）の三角形状の頂点付近に嵌設したフック
（１）とでなる構成。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、オートバイ、自転車等の荷台に、荷物の固定を容易にする弾性体 ロープに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の荷物固定用の弾性体ロープには、図１２のような、２本のロープを十字 に交差した形状の弾性体ロープがある。ロープの各端にはフックが係設されてお り、荷台に掛けられるようになっている。荷物を固定するときは、 （イ）荷物を荷台に置く。 （ロ）２つのフックを図１３のように荷台のａ、ｂの２ヶ所に掛ける。 （ハ）残りのフックを図１３のｃ、ｄに掛ける。 という手順が必要である。また、片手で荷物を押さえながら固定するには、 （イ）荷物を荷台に置く。 （ロ）１番目のフックを図１３のように荷台のａに掛ける。 （ハ）２番目のフックを対角位置のｄに掛ける。 （ニ）３番目のフックをｂに掛ける。 （ホ）最後のフックをｃに掛ける。 というように、さらに多くの手順が必要になる。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の荷物固定用弾性体ロープは、荷物を固定する際の手順が多い。また、荷 物を外したとき弾性体ロープが弛むので、弾性体ロープだけを荷台に付けておく ためにはフックを掛け直す必要がある。また、荷物の大きさが変わったときには 、長さの違う弾性体ロープに付け替えなければならず、何本も弾性体ロープを用 意しなければならないという欠点があった。 本考案は、以上の欠点を解決して、荷物の取り付け、取り外しを簡単にし、ま た荷物の量にかかわらず使用できるようにすることすることを目的とするもので ある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

弾性体でなるロープ（３）と、このロープ（３）の長手方向両端に夫々係設し たフック（２）と、また、前記ロープ（３）の略両端より三角形状に延長してい る１本または複数本のロープ（４）と（４）と、このロープ（４）の三角形状の 頂点付近に嵌設したフック（１）とでなる。 本案は以上の構成よりなる。

【０００５】

【作用】

弾性体ロープ（３）により、荷台に弾性体ロープを取り付けておくことができ 、荷物を固定するときの手順は、 （イ）荷物を荷台に置く。 （ロ）フック（１）を荷台などに掛ける。 というように、少ない手順で済む。 また、荷物が少ないときにはフック（１）の掛け方を変えることで、緩まない ように荷物を固定することができる。

【０００６】

【実施例】

実施例１ 図１、図２、図３に基づいて実施例１を説明する。 （イ） 弾性体ロープ（３）は、荷台の幅より少し短くする。 （ロ） 弾性体ロープ（４）に、浮動自在にフック（１）を嵌設する。 （ハ） 弾性体ロープ（３）、（４）の両端を束ねて、フック（２）、（２） を係設する。 荷物の固定の方法は、図２、図３のようにフック（１）の掛け方を変えるこ とで、荷物の量の多少に対応することができる。

【０００７】 実施例２ 図４、図５、図６、図７に基づいて、実施例２を説明する。 実施例２は、実施例１のものを２個で１組として使用する。 荷物の固定の方法は、図５、図６、図７のようにフック（１）の掛け方を変 えることで、幅広い荷物の量に対応することができる。

【０００８】 実施例３ 図８に基づいて、実施例３を説明する。 実施例３は、実施例１の弾性体ロープ（４）とフック（１）を、２個係設し た構成である。

【０００９】 実施例４ 図９に基づいて、実施例４を説明する。 実施例４は、実施例１のフック（２）の替りに弾性体ロープ（３）の両端を 目形（７）にした構成である。 荷台にフックを設けられている場合はこの構成で良い。

【００１０】 実施例５ 図１０に基づいて実施例５を説明する。 （イ） 弾性体ロープ（３）の両端に、フック（２）、（２）を系設する。 （ロ） 弾性体ロープ（４）の片端に、フック（１）を固着する。 （ハ） 弾性体ロープ（４）の反対の端を、弾性体ロープ（３）の中央付近に 遊設する。

【００１１】 実施例６ 図１１に基づいて、実施例６を説明する。 実施例６は、実施例５の弾性体ロープ（４）とフック（１）を、２個係設し た構成である。

【００１２】

【考案の効果】 本考案は、荷台への荷物の取り付け、取り外しが簡単になり、また、荷物の無 いときにも弾性体ロープを掛け直す必要が無くなる。さらに、荷物が少ないとき にも、安定して固定することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 実施例１の構成図

【図２】 実施例１の使用状態を表わす図（荷物が多い
とき）

【図３】 実施例１の使用状態を表わす図（荷物が少な
いとき）

【図４】 実施例２の構成図

【図５】 実施例２の使用状態を表わす図（荷物が多い
とき）

【図６】 実施例２の使用状態を表わす図（荷物が少な
いとき）

【図７】 実施例２の使用状態を表わす図（荷物が無い
とき）

【図８】 実施例３の構成図

【図９】 実施例４の構成図

【図１０】 実施例５の構成図

【図１１】 実施例６の構成図

【図１２】 従来の構成図

【図１３】 従来の使用状態を示す図

【符号の説明】

１ フック ２ フック ３ 弾性体ロープ ４ 弾性体ロープ ５ 荷台 ６ 荷物 ７ 目形

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 弾性体でなるロープ（３）と、このロー
   プ（３）の長手方向両端に夫々係設したフック（２）
   と、また、前記ロープ（３）の略両端より三角形状に延
   長している１本または複数本のロープ（４）と（４）
   と、このロープ（４）の三角形状の頂点付近に嵌設した
   フック（１）とでなる、荷物固定用弾性体ロープ。
2. 【請求項２】 弾性体でなるロープ（３）と、このロー
   プ（３）の長手方向両端に夫々係設したフック（２）
   と、また、前記ロープ（３）にＴ字状に係設している１
   本または複数本のロープ（４）と（４）と、このロープ
   （４）の片端に固着したフック（１）とでなる、荷物固
   定用弾性体ロープ。 【謂求項３】 前記請求項１、２で、ロープ（３）の両
   端を目形とした荷物固定用弾性体ロープ。