JPH0735346Y2 - リード線溶接装置 - Google Patents
リード線溶接装置Info
- Publication number
- JPH0735346Y2 JPH0735346Y2 JP4681988U JP4681988U JPH0735346Y2 JP H0735346 Y2 JPH0735346 Y2 JP H0735346Y2 JP 4681988 U JP4681988 U JP 4681988U JP 4681988 U JP4681988 U JP 4681988U JP H0735346 Y2 JPH0735346 Y2 JP H0735346Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lead wire
- welding
- gripper
- positioning
- guide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Wire Processing (AREA)
- Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 本考案は、リード線のような細線を位置決めして被着部
材に溶接するリード線溶接装置の改良に関する。
材に溶接するリード線溶接装置の改良に関する。
従来、リード線を電極溶接する場合にリード線が細長か
ったり柔らかかったりすると、リード線は曲がりやす
く、そのための位置決め機構が必要となる。
ったり柔らかかったりすると、リード線は曲がりやす
く、そのための位置決め機構が必要となる。
しかしながら、溶接電極が交差する狭い空間の中でリー
ド線を供給し、リード線が曲がらないようにリード線を
保持しながら被着部材に溶接できるように、リード線と
干渉し合わないようにするための構造を必要とするが、
この構造が複雑になったり、リード線相互の干渉を避け
るための回避動作が加わるなどによって、自動化が困難
となる欠点を有している。
ド線を供給し、リード線が曲がらないようにリード線を
保持しながら被着部材に溶接できるように、リード線と
干渉し合わないようにするための構造を必要とするが、
この構造が複雑になったり、リード線相互の干渉を避け
るための回避動作が加わるなどによって、自動化が困難
となる欠点を有している。
本考案はかかる点に鑑み、狭い空間の中でもリード線が
所定の位置まで確実に送り出され、溶接時においてもリ
ード線が曲がらないように対策を施し、位置決めされな
がら溶接できる構造にしたもので、リード線を連続的、
自動的に被着部材に溶接可能なリード線溶接装置を提案
することを主たる目的とする。
所定の位置まで確実に送り出され、溶接時においてもリ
ード線が曲がらないように対策を施し、位置決めされな
がら溶接できる構造にしたもので、リード線を連続的、
自動的に被着部材に溶接可能なリード線溶接装置を提案
することを主たる目的とする。
本考案は、リード線の供給法としてグリッパフィードを
用い、リード線が曲がっていても障害物に引っ掛かるこ
となく、確実に送り出されるようグリッパの先端に案内
用のノズルを取り付け、更に溶接時におけるリード線の
位置決め手段として、リード線を引っ張った状態にし
て、その上からV溝状のガイドが下降することによっ
て、リード線の位置決めを行ない溶接も同時に行なえる
ようにしたことを特徴とする。
用い、リード線が曲がっていても障害物に引っ掛かるこ
となく、確実に送り出されるようグリッパの先端に案内
用のノズルを取り付け、更に溶接時におけるリード線の
位置決め手段として、リード線を引っ張った状態にし
て、その上からV溝状のガイドが下降することによっ
て、リード線の位置決めを行ない溶接も同時に行なえる
ようにしたことを特徴とする。
以下本考案の一実施例について図面を参照しながら詳細
に説明する。
に説明する。
第1図は本考案の一例を示す図である。リード線溶接装
置は、リード線供給装置5、引っ張り装置9、位置決め
ガイド10及び溶接部13から構成される。
置は、リード線供給装置5、引っ張り装置9、位置決め
ガイド10及び溶接部13から構成される。
リード線供給装置5は、ワイヤーストレーナ14を通過し
てきたリード線1をグリッパ3で把み、グリッパ3の往
復運動により、リード線1を定尺長さに送り込む事が可
能となるグリッパフィード方式を利用している。更に、
リード線1を案内するためにグリッパ3の送り方向の先
端部にストレートノズル4が設けられ、グリッパ3とノ
ズル4とが一体となって往復運動するように構成されて
いる。またノズル4の出口付近にはカッタ6が取り付け
られ、溶接後のリード線1を一定の長さに切断する役割
をしている。
てきたリード線1をグリッパ3で把み、グリッパ3の往
復運動により、リード線1を定尺長さに送り込む事が可
能となるグリッパフィード方式を利用している。更に、
リード線1を案内するためにグリッパ3の送り方向の先
端部にストレートノズル4が設けられ、グリッパ3とノ
ズル4とが一体となって往復運動するように構成されて
いる。またノズル4の出口付近にはカッタ6が取り付け
られ、溶接後のリード線1を一定の長さに切断する役割
をしている。
引っ張り装置8,9は、リード線1が送り出さる対向位置
に待機させ、リード線供給装置5により所定の位置まで
送り出されたリード線1の先端をエアチャックで把持し
て引っ張り込む機構になっている。
に待機させ、リード線供給装置5により所定の位置まで
送り出されたリード線1の先端をエアチャックで把持し
て引っ張り込む機構になっている。
位置決めガイド10は、リード線1が供給される真上に位
置し、ガイド10の両端はV溝状にカットされており、リ
ード線1がV溝によって把み込まれているように、ガイ
ド全体が上下に駆動し得るようになっている。更に、リ
ード線1とフープ状の被着材2a,2bが交差する真下に
は、固定用の下部電極12a,12bが、それらの真上には上
下に可動する上部溶接ヘッド11a,11bが夫々配置される
ことによって構成される溶接部13が位置している。
置し、ガイド10の両端はV溝状にカットされており、リ
ード線1がV溝によって把み込まれているように、ガイ
ド全体が上下に駆動し得るようになっている。更に、リ
ード線1とフープ状の被着材2a,2bが交差する真下に
は、固定用の下部電極12a,12bが、それらの真上には上
下に可動する上部溶接ヘッド11a,11bが夫々配置される
ことによって構成される溶接部13が位置している。
次に、このリード線溶接装置の動作について説明する。
まず第2図に示す如く、グリッパ3の往復運動によりリ
ード線1を把持しながら溶接部13まで送り出す。この時
グリッパ3の先端に取り付けたストレートノズル4もグ
リッパ3と一緒に移動するため、リード線1は進行方向
に移動中もストレートノズルで覆われているため、途中
で第2図に示す如く、リード線1の曲がりによって障害
物に引っ掛かることなく、終点まで確実に送り出される
ことになる。
ード線1を把持しながら溶接部13まで送り出す。この時
グリッパ3の先端に取り付けたストレートノズル4もグ
リッパ3と一緒に移動するため、リード線1は進行方向
に移動中もストレートノズルで覆われているため、途中
で第2図に示す如く、リード線1の曲がりによって障害
物に引っ掛かることなく、終点まで確実に送り出される
ことになる。
次に、引っ張り装置8のエアチャックによってリード線
1の先端を把み、その状態でリード線供給装置のグリッ
パ3を解放し、リード線1を戻すことなくリード線供給
装置5のみが元の地点まで後退するため、リード線1の
みがその位置に残ることになる。その後、溶接の完了時
点でカッタ6によってリード線1を切断し一工程が終了
する。
1の先端を把み、その状態でリード線供給装置のグリッ
パ3を解放し、リード線1を戻すことなくリード線供給
装置5のみが元の地点まで後退するため、リード線1の
みがその位置に残ることになる。その後、溶接の完了時
点でカッタ6によってリード線1を切断し一工程が終了
する。
したがって、リード線供給装置5によって繰り返し行な
うことにより、リード線1は毎回確実に定尺長さにて供
給されることになる。
うことにより、リード線1は毎回確実に定尺長さにて供
給されることになる。
次に、引張り装置9及び位置決めガイド10の機能につい
て説明すると、リード線供給装置5により供給されたリ
ード線1は、被着材2a,2bの所定の位置に溶接される前
に、位置決めを行なわなければならない。
て説明すると、リード線供給装置5により供給されたリ
ード線1は、被着材2a,2bの所定の位置に溶接される前
に、位置決めを行なわなければならない。
この場合、単にリード線1をその幅方向から位置決め用
のガイドを用いて横方向の位置決めをしただけでは、リ
ード線1が柔らかく、曲がり易いものである場合、第4
図に示す如きガイド16のみではその役割を果たさなくな
ることになる。
のガイドを用いて横方向の位置決めをしただけでは、リ
ード線1が柔らかく、曲がり易いものである場合、第4
図に示す如きガイド16のみではその役割を果たさなくな
ることになる。
そこで第5図及び第6図に示す如く、弛みがかったリー
ド線1を一旦真っ直ぐに引き伸ばし、その状態において
位置決め用ガイド10が上方よりリード線1の両端に向か
って下降してくるような機構が設けられている。
ド線1を一旦真っ直ぐに引き伸ばし、その状態において
位置決め用ガイド10が上方よりリード線1の両端に向か
って下降してくるような機構が設けられている。
すなわち引っ張り装置は、第5図に示す如く、リード線
1が途中で曲がっていても、適当な力でリード線1の先
端を引っ張るようにすれば、リード線1は曲がることな
く常に一定の張力を保ちながら真っ直ぐにすることがで
きる。
1が途中で曲がっていても、適当な力でリード線1の先
端を引っ張るようにすれば、リード線1は曲がることな
く常に一定の張力を保ちながら真っ直ぐにすることがで
きる。
その状態で、次に第6図及び第7図に示す如く、位置決
めガイド10が上方よりリード線1に向かって下降してく
るが、ガイド部の両端にあるV溝によって、リード線1
が下方へ押し下げられるため、丁度リード線1はV溝に
挟み込まれるような状態で、位置決めがなされることに
なる。
めガイド10が上方よりリード線1に向かって下降してく
るが、ガイド部の両端にあるV溝によって、リード線1
が下方へ押し下げられるため、丁度リード線1はV溝に
挟み込まれるような状態で、位置決めがなされることに
なる。
そのため、リード線1は真っ直ぐに位置決めされた状態
を保ちながら溶接地点の上下に夫々配置された両電極12
a,12bによって被着材2a,2bに同時に溶接され、その後カ
ッター6が下降しリード線1が定寸に切断されて作業が
完了することになる。
を保ちながら溶接地点の上下に夫々配置された両電極12
a,12bによって被着材2a,2bに同時に溶接され、その後カ
ッター6が下降しリード線1が定寸に切断されて作業が
完了することになる。
したがって、細線のような曲がり易いリード線を位置決
めして溶接したいような場合、リード線1が曲がること
なく定位置に溶接され、かつ位置決め精度も向上でき
る。更に溶接電極等が上下に交差する狭い空間の中で
も、リード線供給装置のストレートノズル4によって、
リード線1は引っ掛かることなく毎回確実に供給するこ
とが可能であるため、溶接作業の自動化、高速化が期待
できることになる。
めして溶接したいような場合、リード線1が曲がること
なく定位置に溶接され、かつ位置決め精度も向上でき
る。更に溶接電極等が上下に交差する狭い空間の中で
も、リード線供給装置のストレートノズル4によって、
リード線1は引っ掛かることなく毎回確実に供給するこ
とが可能であるため、溶接作業の自動化、高速化が期待
できることになる。
本考案によるリード線溶接装置は、電子部品等の自動組
み立てにおけるリード線等の細線の各種溶接作業や精密
組み立て機械などに応用され、その適用範囲は非常に広
い。
み立てにおけるリード線等の細線の各種溶接作業や精密
組み立て機械などに応用され、その適用範囲は非常に広
い。
以上述べたごとく本考案によれば、リード線を定尺に供
給するリード線供給装置、供給されたリード線の先端を
把持し真直ぐに伸ばすための引張装置、リード線をガイ
ドし被着部材との位置決めを行なう位置決めガイド及び
位置決めガイドの内側に位置した溶接部とより成り、溶
接部はリード線を被着部材に溶接するように構成したの
で、 狭い空間の中でもリード線を他の部材に引っ掛かけるこ
となく連続して確実に供給できる効果を有する。また長
く柔らかいリード線等に生ずる線の曲がりの問題も、積
極的に真っ直ぐにして位置決めしながら溶接できること
によって解決できるため、位置決めガイド機構を兼ね備
えた能率的で自動化にも適したリード線溶接装置の提供
が可能となる。
給するリード線供給装置、供給されたリード線の先端を
把持し真直ぐに伸ばすための引張装置、リード線をガイ
ドし被着部材との位置決めを行なう位置決めガイド及び
位置決めガイドの内側に位置した溶接部とより成り、溶
接部はリード線を被着部材に溶接するように構成したの
で、 狭い空間の中でもリード線を他の部材に引っ掛かけるこ
となく連続して確実に供給できる効果を有する。また長
く柔らかいリード線等に生ずる線の曲がりの問題も、積
極的に真っ直ぐにして位置決めしながら溶接できること
によって解決できるため、位置決めガイド機構を兼ね備
えた能率的で自動化にも適したリード線溶接装置の提供
が可能となる。
第1図は本考案の一実施例を示す図、第2図、第3図及
び第4図はリード線供給装置の機能の説明に供する図、
第5図は引張装置の説明に供する図、第6図は夫々位置
決めガイド及び溶接部の機能の説明に供する図、第7図
は位置決めガイドの機能の説明に供する図である。 1……リード線、2a,2b……被着材、3……グリッパ、
4……ノズル、5……リード線供給装置、9……引っ張
り装置、10……位置決めガイド、11a,11b……溶接ヘッ
ド、12a,12b……溶接電極、13……溶接部。
び第4図はリード線供給装置の機能の説明に供する図、
第5図は引張装置の説明に供する図、第6図は夫々位置
決めガイド及び溶接部の機能の説明に供する図、第7図
は位置決めガイドの機能の説明に供する図である。 1……リード線、2a,2b……被着材、3……グリッパ、
4……ノズル、5……リード線供給装置、9……引っ張
り装置、10……位置決めガイド、11a,11b……溶接ヘッ
ド、12a,12b……溶接電極、13……溶接部。
Claims (3)
- 【請求項1】リード線を定尺に供給するリード線供給装
置、供給されたリード線の先端を把持し真直ぐに伸ばす
ための引張装置、リード線をガイドし被着部材との位置
決めを行なう位置決めガイド及び位置決めガイドの内側
に位置した溶接部とより成り、溶接部はリード線を被着
部材に溶接するようにしたことを特徴とするリード線溶
接装置。 - 【請求項2】上記リード線供給装置は、グリッパの往復
運動によりリード線を定尺送りするグリッパフイーダの
送り方向先端にリード線を案内するためのノズルを設
け、グリッパと共にノズルが往復運動することによりリ
ード線を真直ぐに保ちながら供給されるようにした請求
項第1項記載のリード線溶接装置。 - 【請求項3】上記位置決めガイドは、リード線が引張り
装置により伸ばされた状態で下降してガイド両端の溝に
リード線を挾持してリード線の被着部材に対する位置決
めを行なうようにした請求項第1項記載のリード線溶接
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4681988U JPH0735346Y2 (ja) | 1988-04-08 | 1988-04-08 | リード線溶接装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4681988U JPH0735346Y2 (ja) | 1988-04-08 | 1988-04-08 | リード線溶接装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01150392U JPH01150392U (ja) | 1989-10-18 |
JPH0735346Y2 true JPH0735346Y2 (ja) | 1995-08-09 |
Family
ID=31273067
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4681988U Expired - Lifetime JPH0735346Y2 (ja) | 1988-04-08 | 1988-04-08 | リード線溶接装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0735346Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101482410B1 (ko) * | 2013-06-14 | 2015-01-13 | 주식회사 포스코 | 와이어 접합 장치 |
-
1988
- 1988-04-08 JP JP4681988U patent/JPH0735346Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101482410B1 (ko) * | 2013-06-14 | 2015-01-13 | 주식회사 포스코 | 와이어 접합 장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01150392U (ja) | 1989-10-18 |
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