JPH0735280A - 細径樹脂チューブの接続用継手 - Google Patents

細径樹脂チューブの接続用継手

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JPH0735280A
JPH0735280A JP5200379A JP20037993A JPH0735280A JP H0735280 A JPH0735280 A JP H0735280A JP 5200379 A JP5200379 A JP 5200379A JP 20037993 A JP20037993 A JP 20037993A JP H0735280 A JPH0735280 A JP H0735280A
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JP
Japan
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insert member
joint
hole
tube
tip
Prior art date
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Pending
Application number
JP5200379A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsushi Umezawa
勝志 梅沢
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Usui Kokusai Sangyo Kaisha Ltd
Original Assignee
Usui Kokusai Sangyo Kaisha Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0735280A publication Critical patent/JPH0735280A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インサート部材を容易に同芯状となすと共
に、ロック部材による爪壁でのチューブ外周面への食い
込みとこの食い込みに伴なうインサート部材外面と樹脂
チューブ内面との摩擦力により耐引抜力を向上せしめ、
また製品コストを安価となし、更に後端部附近のチュー
ブ側での潰れ或いは折れ曲がりを効果的に軽減、防止で
きると共に、インサート部材の組付時の落下、外れや組
付忘れを防止できるようにする。 【構成】 軸芯貫孔を有する継手の接続側に軸芯内部に
チューブの接続側に位置して先端側に小径の第1拡径室
とそれに連なる大径の第2拡径室を設けた継手本体の前
記第2拡径室部に弾性シールリング部材と、接続するチ
ューブの外周面に食い込む爪壁を有するロック部材を備
え、第1拡径室の先端側で前記貫孔の孔周面に、少なく
ともその後端部が前記爪壁より後方に位置する別体から
なる短寸円筒状のインサート部材を同芯状に固定して形
成せしめて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般に自動車或いは加振
を伴う各種の機械、装置等に給油、給気の供給路として
配設される太さ20m/m程度以下の比較的細径のナイ
ロン、ポリウレタン、PTFE等からなる樹脂チューブ
の接続用継手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の接続用継手としてはエル
ボ型継手、クロス型継手、T型ジョイント、継手部が突
設したアイジョイント、ユニオンジョイント等が知られ
ているが、例えば図11に示すように、継手本体(1
1)の軸芯貫孔(12)の先端側のなす内部の段付き底
壁部(12′)或いは樹脂チューブ(T′)にインサー
ト部材(13)を単に挿着、係合した状態で形成する
か、或いは内部の段付き底壁部(12′)にインサート
部材(13)を一体に形成するか(図示せず)して、い
ずれも外部から樹脂チューブ(T′)を押圧して被着、
接続するものであった。尚(14)(15)は拡径室に
備えた弾性シールリング部材と、爪壁を有するロック部
材である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術においては、前者にあってはインサート
部材(13)の単に挿着、係合による径方向へのガタに
よって継手本体(11)と同芯状に形成し得ず、加えて
樹脂チューブ(T′)の引抜力に対する反力を樹脂チュ
ーブへのロック部材(15)の爪壁の食い込みのみに依
存するため耐引抜性が劣り、更に組付時のインサート部
材の落下、外れや組付忘れ等の問題があった。また後者
にあっては比較的小径からなる底壁内部(12′)での
インサート部材(13)の一体形成により、その切削加
工を極めて複雑となして著しく加工性の低減を余儀なく
されることとなり、製品コストを高価となす等の問題を
有するものであった。
【0004】本発明は従来技術の有する前記問題に鑑み
てなされたものであり、容易に同芯状となすと共に、ロ
ック部材による爪壁でのチューブ外周側への食い込みの
みならず、この食い込みに伴なう樹脂チューブ内面とイ
ンサート部材外面との摩擦力とによって耐引抜力を向上
せしめ、また簡易な固定手段とによって製品コストを安
価となし、更にインサート部材の後端部のなす継手本体
側の後端部との略同等の位置構造により、該後端部附近
のチューブ側での潰れ或いは折れ曲がりを効果的に軽
減、防止することのできる細径樹脂チューブ接続用継手
を提案することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、軸芯貫孔を有する継手の接続側に軸芯内部に
チューブの接続側に位置して先端に小径の第1拡径室と
それに連なる大径の第2拡径室を設けた継手本体の前記
拡径室部に弾性シールリング部材と、接続するチューブ
の外周面に食い込む爪壁を有するロック部材を備え、前
記第1拡径室の先端側で前記貫孔の孔周面に、少なくと
もその後端部が前記爪壁より後方に位置する別体からな
る短寸円筒状のインサート部材を同芯状に固定して形成
せしめて構成した細径樹脂チューブの接続用継手を要旨
とするものであり、更に前記インサート部材の孔周面で
の固定手段を、該孔周面に設けた内方への環状突出壁部
を該インサート部材の先端側に有する前後鍔状の係支壁
の間、もしくは一対のスナップ壁とストッパー壁との間
に挾持状に係着して形成したり、また前記第1拡径室の
先端の端壁縁部によるインサート部材の先端側に設けた
環状凹溝もしくは鍔状係支壁へのカシメにより形成した
り、前記インサート部材の先端側を継手本体の先端孔周
面又は前記第1拡径室の先端側に拡管して圧着せしめて
形成したり、更に前記インサート部材の後端部を、継手
本体のなす後端部と略同等に位置して形成したりするも
のである。
【0006】
【作用】本発明はこのように構成されているため、継手
本体とは別体の前記インサート部材による第1拡径室の
先端側で軸芯貫孔の孔周面での挾持、カシメもしくは拡
管による固定手段によって、容易に同芯状となすと共
に、ロック部材による爪壁でのチューブ外周面への食い
込みのみならず、この食い込みに伴なう樹脂チューブ内
面とインサート部材外面との摩擦力とによって耐引抜力
を向上保持することができ、またインサート部材の継手
本体内への組付忘れを防止し、且つインサート部材単体
の簡易な成形およびその組付け固定とにより製品コスト
を安価となし、更にインサート部材の後端部のなす継手
本体側の後端部との略同等の位置構造により、該後端部
附近のチューブ側での潰れ或いは折れ曲がりの生ずる憂
いを効果的に軽減、防止して安定且つ確実に接続するこ
とができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
すれば、図1は本発明の細径樹脂チューブの接続用ニッ
プルのチューブ接続状態時の一部切欠き縦断面図、図2
及び図3は夫々他の実施例を示す図1相当図、図4は9
0°ロングエルボ型継手のインサート部材の固定部分の
一部の切欠き断面図、図5は図4の固定手段の他の実施
例の部分拡大断面図、図6は継手としてアイジョイント
を示す他の実施例の図4相当図、図7は更に他の実施例
を示す図、図8は更に別のインサート部材単体の斜視
図、図9は更に別の実施例の部分拡大断面図、図10は
インサート部材の他の実施例を示す断面図であって、
(1)は継手本体であり、軸芯貫孔(2)を有すると共
に、外周側に相手部材への取付け螺子面(1′)と取付
け時のスパナー等による掛支面(1″)とを有し、且つ
軸芯内部にチューブ(T)の接続側に位置して先端側に
小径の第1拡径室(2′)とそれに連なる大径の第2拡
径室(2″)を設けてなるものである。そして第1拡径
室(2′)の先端側で軸芯貫孔(2)の孔周面に別体か
らなる短寸円筒状のインサート部材(3)を固定して形
成される。(4)は断面O字状又はコ字状からなるゴム
或いは樹脂等の弾性材によるシールリング部材であり、
その背後に解除部材と一体(図1、図3)、もしくは別
体で接続時にチューブ(T)の外周面に食い込む爪壁
(5′)を有する(図2)筒環状又は環状のロック部材
(5)を有して拡径室(2″)部に備えている。
【0008】尚インサート部材(3)の孔周面での前記
固定手段としては、該孔周面の先端側に設けた内方への
環状突出壁(6)部を該インサート部材の先端側に予め
成形した一方の鍔状係支壁(3″)を前記第1拡径室
(2′)側で該突出壁部に当接係合した状態でのその後
に設けた外側の鍔状係支壁(3′)による前後の間(図
1、図2)で挾持状に係着、固定して形成するか、或い
はインサート部材(3)の先端の鍔壁(3"')への環状
突出壁(6)部でのカシメ変形により固定して形成(図
3)したり、もしくは予め成形したストッパー壁
(3″)と外側のスナップ壁(3′)との一対の間
(図7)に挾持状に係着、固定して形成するか、または
前記孔周面の前記第1拡径室(2′)の先端の端壁縁部
による予めインサート部材(3)の先端側に成形した環
状凹溝(3′)(図4)、先端鍔壁(3"')(図5)
もしくは鍔状係支壁(3″)(図6)へのカシメ変形
により固定して形成したり、インサート部材(3)の先
端側を内周面よりエキスパンダー等により拡管して継手
本体(1)の先端孔周面に圧着して(図9)形成するか
してなるものである。
【0009】尚、外側のスナップ壁(3′)は図7の
みならず、図8のようにインサート部材(3)の先端部
に軸芯方向の多数の切欠きを設け該切欠きの先端部に設
けるよう構成することもでき、又必要に応じスナップ壁
(3′)及びストッパー壁(3″)を有するインサ
ート部材(3)を全体として合成樹脂で形成し、図10
に示すように外周に金属筒体(3a)を嵌合することも
できる。
【0010】更にこれら固定手段の形成にあっては、前
記インサート部材(3)の後端部を少なくとも爪壁
(5′)まで、好ましくは継手本体(1)のなす後端部
と略同等に位置せしめ、また該インサート部材の軸芯貫
孔(2)内部へのセットに際しては、好ましくは継手本
体(1)側と掛合する治具の使用により同芯状に位置決
めした状態で前記挾持或いはカシメするものである。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように本発明による細径樹
脂チューブの接続用継手は、継手本体(1)とは別体の
インサート部材(3)を第1拡径室(2′)の先端側で
軸芯貫孔(2)の孔周面に挾持、カシメもしくは拡管に
より固定して構成するため、容易に同芯状となすと共
に、ロック部材(5)による爪壁(5′)でのチューブ
(T)外周面への食い込みとこの食い込みに伴なう樹脂
チューブ(T)の内面とインサート部材(3)の外面と
の摩擦力によって耐引抜力を向上することができ、また
インサート部材(3)単体の簡易な成形およびその組付
け固定とによって製品コストを安価となし、更に該イン
サート部材の後端部のなす継手本体(1)側の後端部と
の略同等の位置構造により、該後端部附近のチューブ
(T)側での潰れ或いは折れ曲がりの生ずる憂いを効果
的に軽減、防止して安定且つ確実に接続することができ
ると共に、インサート部材(3)の組付時の落下、外れ
を防止し且つ組付忘れをなくすことができる等、極めて
有用な細径樹脂チューブの接続用継手である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の細径樹脂チューブの接続用ニップルの
チューブ接続状態時の一部切欠き縦断面図である。
【図2】他の実施例を示す図1相当図である。
【図3】更に他の実施例を示す図1相当図である。
【図4】90°ロングエルボ型継手のインサート部材の
固定部分の一部切欠き断面図である。
【図5】図4の固定手段の更に他の実施例を示す部分拡
大断面図である。
【図6】継手としてアイジョイントを示す他の実施例の
図4相当図である。
【図7】更に他の実施例を示す図で、(a)は図4相当
図、(b)は(a)に用いたインサート部材単体の斜視
図である。
【図8】更に別のインサート部材の実施例を示す斜視図
である。
【図9】更に別の実施例の部分拡大断面図である。
【図10】インサート部材の他の実施例を示す断面図で
ある。
【図11】従来例を示す接続用継手の接続状態時の一部
切欠き縦断面図である。
【符号の説明】
1 継手本体 1′ 取付け螺子面 1″ 掛支面 2 軸芯貫孔 2′ 第1拡径室 2″ 第2拡径室 3 インサート部材 3′、3″ 係支壁 3′ 環状凹溝 3″ 鍔状係支壁 3′ スナップ壁 3″ ストッパー壁 4 シールリング部材 5 ロック部材 6 環状突出壁 T チューブ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸芯貫孔(2)を有する継手の接続側に
    軸芯内部にチューブ(T)の接続側に位置して先端に小
    径の第1拡径室(2′)とそれに連なる大径の第2拡径
    室(2″)を設けた継手本体(1)の前記第2拡径室
    (2″)部に弾性シールリング部材(4)と、接続する
    チューブ(T)の外周面に食い込む爪壁(5′)を有す
    るロック部材(5)を備え、前記第1の拡径室(2′)
    の先端側で前記貫孔(2)の孔周面に、少なくともその
    後端部が前記爪壁(5')より後方に位置する別体からなる
    短寸円筒状のインサート部材(3)を同芯状に固定して
    形成せしめて構成したことを特徴とする細径樹脂チュー
    ブの接続用継手。
  2. 【請求項2】 前記インサート部材(3)の孔周面での
    固定手段を、該孔周面に設けた内方への環状突出壁
    (6)部を該インサート部材の先端側に有する前後鍔状
    の係支壁(3′)(3″)の間、もしくは一対のスナッ
    プ壁(3′)とストッパー壁(3″)との間に挾持
    状に係着して形成したことを特徴とする請求項1記載の
    細径樹脂チューブの接続用継手。
  3. 【請求項3】 前記インサート部材(3)の孔周面での
    固定手段を、前記第1拡径室(2′)の先端の端壁縁部
    による該インサート部材の先端側に設けた環状凹溝(3
    ′)もしくは鍔状係支壁(3″)へのカシメにより
    形成したことを特徴とする請求項1記載の細径樹脂チュ
    ーブの接続用継手。
  4. 【請求項4】 前記インサート部材(3) の孔周面での固
    定手段を、該インサート部材の先端側を継手本体(1) の
    先端孔周面又は前記第1拡径室(2′)の先端側に拡管
    して圧着せしめて形成したことを特徴とする請求項1記
    載の細径樹脂チューブの接続用継手。
  5. 【請求項5】 前記インサート部材(3)の後端部を、
    継手本体(1)のなす後端部と略同等に位置して形成し
    たことを特徴とする請求項1記載の細径樹脂チューブの
    接続用継手。
JP5200379A 1993-07-20 1993-07-20 細径樹脂チューブの接続用継手 Pending JPH0735280A (ja)

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JP5200379A JPH0735280A (ja) 1993-07-20 1993-07-20 細径樹脂チューブの接続用継手

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JP5200379A JPH0735280A (ja) 1993-07-20 1993-07-20 細径樹脂チューブの接続用継手

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030004905A (ko) * 2001-07-07 2003-01-15 현대자동차주식회사 원 푸쉬 인 피팅 타입 튜브연결부재
JP2012107672A (ja) * 2010-11-16 2012-06-07 Bridgestone Corp 管継手

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