JPH0735258B2 - 製瓶方法および装置 - Google Patents

製瓶方法および装置

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JPH0735258B2
JPH0735258B2 JP14283787A JP14283787A JPH0735258B2 JP H0735258 B2 JPH0735258 B2 JP H0735258B2 JP 14283787 A JP14283787 A JP 14283787A JP 14283787 A JP14283787 A JP 14283787A JP H0735258 B2 JPH0735258 B2 JP H0735258B2
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JP
Japan
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parison
bottle
air
die
finishing
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JP14283787A
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JPS63307128A (ja
Inventor
甲子司 森田
Original Assignee
株式会社山村製壜所
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  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この発明は、例えば試薬瓶の成形に適用する製瓶方法お
よびその装置に関連し、殊にこの発明は、瓶底に凹状の
液溜を備えた瓶を製造するのに用いられる方法および装
置に関する。
<従来の技術> 例えば試薬瓶に充填された薬液を自動スポイト装置等で
吸い上げる場合、高価な薬液を最後の一滴まで使い尽く
すことが経済上望ましく、瓶の底面を中央部が低くなる
ような工夫が行われている。そして従来この種の瓶の製
法として、特公昭60−20332号にかかる技術が提案され
ている。
この技術は、第6図〜第7図に示す如く、粗型16にて空
気の吹込みを行ってパリソン17を形成した後、これをボ
トム18で塞いだ仕上型19に移し変え、パリソン17の口部
から空気を吹込んで仕上型19およびボトム18に沿う形状
のガラス瓶を製作するものである。この場合粗型16を塞
ぐバッフル20は、パリソン17と接する面を中心部に向け
て徐々に高く隆起させてあり、パリソン17の底部外面を
中央が内側に凹み、外周部が中央部より肉厚となるよう
に形成する。また仕上型19を塞ぐボトム18には、パリソ
ン17に接する面の中央部が徐々に凹み、外周部に環状溝
23を凹設したものが使用され、これにより瓶底の内面中
央部が外周部より凹み、また瓶底外面の外周部には環状
溝23に対応する環状脚部を備えたガラス瓶を形成するも
のである。
<発明が解決しようとする問題点> 上記製瓶方法の場合、粗型工程中にパリソン17の底部の
加工工程が一部含まれているため、底部を下に向けてパ
リソン17を支持する必要がある。ところが従来の製瓶装
置の場合、粗型工程は口部を下に向けて行う構造となっ
ているため、上記の製法を実施するには、製瓶装置の大
幅な改造が必要となり、経費がかさむという問題があっ
た。
この発明は、仕上工程において突き棒による瓶底の加工
を行うことにより、従来の問題を解決した新規な製瓶方
法および装置を提供することを目的とする。
<問題点を解決するための手段> 上記の目的を達成するための、この発明の手段を説明す
ると、この発明では、粗型で形成されたパリソンを仕上
型に移した後、パリソンに対し空気を噴出または吸引し
て、パリソンを仕上型内面に沿わせると共に、突き棒を
パリソン中へ挿入して、突き棒の先端で底部内面を加圧
し、瓶底中央部に凹状の液溜を形成するようにした。
<作用> この発明では、パリソンを従来と同様の粗型工程で成形
した後、これを仕上型に移し替え、このパリソン中へ突
き棒を挿入し、その先端でパリソン底部を加圧しつつブ
ロー成形または真空成形を行って瓶底中央部に凹状の液
溜を形成する。
この発明による場合、従来の製瓶装置に大幅な改造を加
えることなく、安価な費用で容易に実施できる。
<実施例> 図面は、この発明にかかる製瓶方法の行程図であって、
第1図は粗型工程、第2図は仕上工程を示す。
まず第1行程では、第1図(a)に示す如く、粗型1の
型孔下部をネックリング2,シンブル3,プランジャ4にて
塞ぎ、型孔上部にファンネル5が装着された後、この粗
型1に溶融状態のゴブ6と落とし込まれる。つぎの第2
行程では、第1図(b)に示す如く、ファンネル5上に
バッフル8が位置し、粗型1内に空気が吹き込んでパリ
ソン7を形成すると共に、プランジャ4とネックリング
2との空間にゴブ6の一部を充満させて瓶口部71の成形
を行う。
第3行程(第1図(c)に示す)では、プランジャ4が
下降すると共に、瓶口部71の内面にリヒートおよびカウ
ンターブローが行われ、パリソン7内部に空胴72が形成
される。
次いで第4行程(第1図(d)に示す)において、粗型
1が開き、パリソン7はインバート機構9により仕上型
10に移される。
第2図に示す仕上工程では、パリソン7はボトム11で塞
がれた仕上型10内に納まり、ファイナルブローにより最
終の瓶形状に形成される。
この発明は、この仕上工程において突き棒12による瓶底
内面の加工を施すことに特徴がある。この実施例の場
合、突き棒12はエア噴出ノズルを兼ねており、このエア
噴出ノズル兼突き棒12は昇降可能なブローヘッドに取り
付けられる。
第3図は、突き棒12の構造を示しており、その先端には
瓶底に凹状液溜を形成するための錐状型部13が設けら
れ、この錐状型部13の上方の軸周面には複数のエア噴出
孔14が開設されている。このエア噴出孔14は、空気導孔
15を介して圧力空気源に接続される。なお前記ブローヘ
ッドは、突き棒12をパリソン7内へ挿入して前記型部13
を瓶底へ導くための昇降駆動機(図示せず)に連繋され
ている。
かくて、仕上工程では、仕上型10にパリソン7が納まる
動作が連動してブローヘッドが下降し、突き棒12はパリ
ソン7内へ導かれる。このとき突き棒12はパリソン7の
空胴72内へエア噴出孔14より圧力空気(約1.2kg/cm2
を噴出し、パリソン7はボトム11を含む仕上型10の内面
に沿う形状に形成される。
突き棒12が下降端に達したとき、錐状型部13が底内面を
加圧し、底部中央部に凹状液溜74が形成される。この場
合に型部13により底内面が強く押されるため、噴出空気
の作用と相まって底内面の形状が中央部の低い弯曲状と
なり、弯曲底部73が形成される。ブローヘッドの上昇の
後、仕上型10が開き、成形された瓶7aはテイクアウトに
より取り出され、第4図に示す如く、弯曲瓶底73の中央
部に凹状液溜74を有す瓶7aが製造される。
前記突き棒12は、常時空気(0.5kg/cm2)を放出して機
構内部および突き棒の冷却が行われ、さらにブローヘッ
ドの上昇端では別途ノズルの冷却作用を受けて高熱の悪
影響を阻止している。
なお上記実施例では、突き棒12をエア噴出ノズルと兼用
させているが、この発明はこれに限らず、突き棒12は専
ら瓶底内面の加工にのみ使用し、ファイナルブローはパ
リソン7の口部と突き棒12との間隙より行ってもよい。
この場合は突き棒12にエア噴出口14や空気導孔15を設け
る必要は勿論ない。
また上記実施例では、ブロー成形によりパリソン7を仕
上型10の内面に沿わせているが、このブロー成形に代え
て、真空成形の方法を導入することも可能である。
第5図は、仕上工程に真空成形を導入した状況を示すも
ので、仕上型10の内面には空気吸引口25が開設され、型
内部には吸引空気を型外へ導くための空気吸引路26が設
けられている。
<発明の効果> この発明は上記の如く、粗型で形成されたパリソンを仕
上型に移した後に、突き棒を用いて瓶底に凹状の液溜を
形成するから、従来の製瓶装置を大幅に改造することな
く、凹状液溜を有するガラス瓶の成形が可能であり、経
費の節減に有効である。またこのガラス瓶に薬液等を充
填した場合、その残量が少なくなると、薬液等は凹状の
液溜に集まるため、自動スポイト装置等により最後の一
滴に至るまでこれを使い尽くすことができる等、優れた
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は製瓶工程を表したもので、第1図
は粗型工程を示す断面図、第2図は仕上工程を示す断面
図、第3図は突き棒の構造を示す拡大断面図、第4図は
この発明により製造されたガラス瓶の縦断面図、第5図
は仕上工程の他の例を示す断面図、第6図および第7図
は従来例を示す断面図である。 1……粗型、7……パリソン 12……突き棒、13……錐状型部 14……エア噴出孔、74……凹状液溜 10……仕上型

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】粗型で形成されたパリソンを仕上型に移し
    た後、パリソンに対し空気を噴出または吸引して、パリ
    ソンを仕上型の内面へ沿わせると共に、突き棒をパリソ
    ン中へ挿入して、突き棒の先端で底部内面を加圧し、瓶
    底中央部に凹状の液溜を形成することを特徴とする製瓶
    方法。
  2. 【請求項2】空気の噴出は、パリソンの内部に対し突き
    棒に設けたエア噴出口より行っている特許請求の範囲第
    1項記載の製瓶方法。
  3. 【請求項3】空気の噴出は、パリソンの内部に対し突き
    棒とパリソンの口部との間隙より行っている特許請求の
    範囲第1項記載の製瓶方法。
  4. 【請求項4】空気の吸引は、パリソンの外部に対し仕上
    型に設けた空気吸引口より行っている特許請求の範囲第
    1項記載の製瓶方法。
  5. 【請求項5】パリソンを成形するための粗型と、パリソ
    ンを所定の瓶形状に仕上げるための仕上型と、仕上型内
    のパリソン中へ挿入される突き棒とから成り、突き棒の
    先端には瓶底に凹状液溜を形成するための型部が設けら
    れて成る製瓶装置。
  6. 【請求項6】前記突き棒は、その内部に空気を導くため
    の空気導孔を有し、前記型部上方の周面には空気導孔に
    連通するエア噴出口が開設されている特許請求の範囲第
    5項記載の製瓶装置。
  7. 【請求項7】前記型部は、錐状に形成されている特許請
    求の範囲第5項記載の製瓶装置。
  8. 【請求項8】前記仕上型は、型内面に空気吸引口が開設
    され、型内部には吸引空気を型外へ導くための空気吸引
    路が設けられている特許請求の範囲第5項記載の製瓶装
    置。
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US7694534B2 (en) * 2006-12-15 2010-04-13 Emhart Glass S.A. Cooling tube mechanism for an I.S. machine
GB2608459A (en) * 2021-07-02 2023-01-04 Craft Irish Distilling Co Ltd Tasting glass
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