JPH07350Y2 - 方向可変座席 - Google Patents
方向可変座席Info
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- JPH07350Y2 JPH07350Y2 JP1989004019U JP401989U JPH07350Y2 JP H07350 Y2 JPH07350 Y2 JP H07350Y2 JP 1989004019 U JP1989004019 U JP 1989004019U JP 401989 U JP401989 U JP 401989U JP H07350 Y2 JPH07350 Y2 JP H07350Y2
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- Japan
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- seat
- base
- seat frame
- frame
- variable
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Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は方向可変座席に関するもので、特に軽量化する
のに適した方向可変座席に関するものである。
のに適した方向可変座席に関するものである。
(従来の技術) 車両等において使用されている座席は、その車両の進行
方向に合わせたり、前部の人と後部の人とが向かい合う
ようにするため等に、その方向を変換できるようにする
ことが行なわれている。
方向に合わせたり、前部の人と後部の人とが向かい合う
ようにするため等に、その方向を変換できるようにする
ことが行なわれている。
このような方向可変座席としては、例えば実開昭57-199
138号公報、実開昭58-92139号公報等において従来より
種々なものが提案されてきている。これら従来既に提案
されている方向可変座席においては、基本的には、座席
を構成する座枠を回転機構を介して基台に支持したもの
で、この回転機構は相当複雑化されてかつ重量のあるも
のであった。この回転機構が重いものでしかも複雑化さ
れていた理由は、この回転機構によって、例えば三人掛
の座席の全体を支持するのに十分な強度が必要であった
からであり、また場合によっては座席の方向を変えると
きに、この座席が他の前後に位置する座席とは干渉しな
いようにするためであった。
138号公報、実開昭58-92139号公報等において従来より
種々なものが提案されてきている。これら従来既に提案
されている方向可変座席においては、基本的には、座席
を構成する座枠を回転機構を介して基台に支持したもの
で、この回転機構は相当複雑化されてかつ重量のあるも
のであった。この回転機構が重いものでしかも複雑化さ
れていた理由は、この回転機構によって、例えば三人掛
の座席の全体を支持するのに十分な強度が必要であった
からであり、また場合によっては座席の方向を変えると
きに、この座席が他の前後に位置する座席とは干渉しな
いようにするためであった。
以上のように方向可変座席が全体的に重量のあるもので
あれば、これを搭載した車両や列車のスピード化を図る
ことが困難となる一つの原因となるものであり、また構
造の複雑な部分を有しているということは故障の原因と
なりやすいものであったのである。
あれば、これを搭載した車両や列車のスピード化を図る
ことが困難となる一つの原因となるものであり、また構
造の複雑な部分を有しているということは故障の原因と
なりやすいものであったのである。
また、この種の方向可変座席は、基本的には基台に対し
て座席を構成している座枠を回転させることによりその
方向を変えるものであるから、例えば特公昭56-47015号
公報に示されているような台枠、特公昭45-27724号公報
に示されているような回転板、実公昭58-1258号公報に
示されているような回転受座、あるいは実公昭52-27449
号公報に示されているような回転台を使用して行なわれ
ている。これらの公報に示されている構造は、要するに
回転するものを支持するのに円板状のものをベースにし
て構成するというものであり、例えば特公昭56-47015号
公報に示されている構造を例にとって検討してみると次
の通りである。
て座席を構成している座枠を回転させることによりその
方向を変えるものであるから、例えば特公昭56-47015号
公報に示されているような台枠、特公昭45-27724号公報
に示されているような回転板、実公昭58-1258号公報に
示されているような回転受座、あるいは実公昭52-27449
号公報に示されているような回転台を使用して行なわれ
ている。これらの公報に示されている構造は、要するに
回転するものを支持するのに円板状のものをベースにし
て構成するというものであり、例えば特公昭56-47015号
公報に示されている構造を例にとって検討してみると次
の通りである。
すなわち、この特公昭56-47015号公報に示されている脚
台に対して座ぶとんを載置固定する台枠を支持するため
の構造は、この種の方向可変座席において採用されてい
る基本的なものであって、上記公報の第1図に示されて
いるように、脚台側の円板状の支持板に対して「ころ」
を配置して、この「ころ」を介して台枠を回転可能にし
ているものである。従って、一見すると、脚台に対して
台枠を回転可能に支持する構造としては効率のよいもの
のように思える。
台に対して座ぶとんを載置固定する台枠を支持するため
の構造は、この種の方向可変座席において採用されてい
る基本的なものであって、上記公報の第1図に示されて
いるように、脚台側の円板状の支持板に対して「ころ」
を配置して、この「ころ」を介して台枠を回転可能にし
ているものである。従って、一見すると、脚台に対して
台枠を回転可能に支持する構造としては効率のよいもの
のように思える。
ところが、座席というものの原点に立ち返って考えてみ
ると、座席というものは回転するときのことを主眼にお
いて設計するよりも、むしろ座席として使用されるとき
のことに主眼を置いて設計しなければならないものであ
る。例えば、列車等において使用されている座席は二人
掛あるいは三人掛のものが主流を占ているが、当然のこ
とながら常に定員だけの人数の使用者が座るとは限らな
い。そうなると、三人掛用の座席の一端に一人だけ座る
ということもよくあることであり、この場合の荷重の掛
り方を考えてみると、前述したような円板状のものをベ
ースとして構成されている座席においては、第16図にて
概略的に示すように、その回転軸をネジる方向に荷重が
掛ることになることは当然である。一人が座っているの
は座席の端であり、回転軸が座席の中心に位置している
からである。
ると、座席というものは回転するときのことを主眼にお
いて設計するよりも、むしろ座席として使用されるとき
のことに主眼を置いて設計しなければならないものであ
る。例えば、列車等において使用されている座席は二人
掛あるいは三人掛のものが主流を占ているが、当然のこ
とながら常に定員だけの人数の使用者が座るとは限らな
い。そうなると、三人掛用の座席の一端に一人だけ座る
ということもよくあることであり、この場合の荷重の掛
り方を考えてみると、前述したような円板状のものをベ
ースとして構成されている座席においては、第16図にて
概略的に示すように、その回転軸をネジる方向に荷重が
掛ることになることは当然である。一人が座っているの
は座席の端であり、回転軸が座席の中心に位置している
からである。
そうであれば、前述の「円板状のもの」の直径を十分大
きなものにすれば問題は解決するが、列車等の乗物内に
設置されるこの種の方向可変座席は限られたスペースを
有効に利用できるものでなければならないから、この
「円板」を大きくすることはできない。一般には、第17
図に示すように、この円板の直径はせいぜい台枠の幅ぐ
らいにしかできないものである。
きなものにすれば問題は解決するが、列車等の乗物内に
設置されるこの種の方向可変座席は限られたスペースを
有効に利用できるものでなければならないから、この
「円板」を大きくすることはできない。一般には、第17
図に示すように、この円板の直径はせいぜい台枠の幅ぐ
らいにしかできないものである。
従って、上述した従来技術の方向可変座席は、例えば脚
台と台枠との回転支持機構を強度の高いものとするため
に複雑な構造を採らざるを得なくなり、座席全体として
みた場合、その重量が大きくなって列車等のスピード化
にはそぐわないものである。しかも、複数の人が利用で
きるようにした従来の方向可変座席においては、偏荷重
が掛ることが多いため、これを構成している部品の摩耗
や破損割合がどうしても多くなるという問題もある。
台と台枠との回転支持機構を強度の高いものとするため
に複雑な構造を採らざるを得なくなり、座席全体として
みた場合、その重量が大きくなって列車等のスピード化
にはそぐわないものである。しかも、複数の人が利用で
きるようにした従来の方向可変座席においては、偏荷重
が掛ることが多いため、これを構成している部品の摩耗
や破損割合がどうしても多くなるという問題もある。
そこで、本考案者は、故障が少なくしかも重量の軽減を
図ることのできる方向可変座席について鋭意研究してき
た結果、座席を構成する座枠の略全体が基台上に完全に
載置される構成とすることが良い結果を生むことを新規
に知見して、本考案を完成したのである。
図ることのできる方向可変座席について鋭意研究してき
た結果、座席を構成する座枠の略全体が基台上に完全に
載置される構成とすることが良い結果を生むことを新規
に知見して、本考案を完成したのである。
(考案が解決しようとする課題) 本考案は、以上のような経緯に基づいてなされたもの
で、その解決しようとする課題は、従来のこの種の方向
可変座席における構造上の複雑さ、及び重量のあること
である。
で、その解決しようとする課題は、従来のこの種の方向
可変座席における構造上の複雑さ、及び重量のあること
である。
そして、本考案の目的とするところは、方向を変えるこ
とのできる座席としての十分な機能を備えていることは
勿論のこと、極めて簡単な構造で座枠を確実に支持する
ことができ、しかも重量を従来の場合よりも非常に軽く
することのできる方向可変座席を提供することにある。
とのできる座席としての十分な機能を備えていることは
勿論のこと、極めて簡単な構造で座枠を確実に支持する
ことができ、しかも重量を従来の場合よりも非常に軽く
することのできる方向可変座席を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 以上の課題を解決するために、本考案が採った手段は、
実施例に対応する図面を参照して説明すると、 「座席を構成する座枠20を基台10に対して回動可能に支
持して、その着座方向を変えることができるようにした
座席において、 基台10の座枠20を支持する面を四辺形の枠状のものとし
て構成し、一方座枠20の基台10に当接する面を基台10と
同一の幅の四辺形の枠状のものとして構成するととも
に、これらの座枠20及び基台10の互いに当接する面に両
者の摺接を行なう滑動部材15・25をそれぞれ固着して、 基台10と座枠20とのそれぞれの中心に一体化した略筒状
の支持部11・20aと、これら両支持部11・20a内に嵌挿さ
れて抜け止めされた垂直回動軸40とにより、基台10に対
して座枠20を回動自在としたことを特徴とする方向可変
座席100」 である。
実施例に対応する図面を参照して説明すると、 「座席を構成する座枠20を基台10に対して回動可能に支
持して、その着座方向を変えることができるようにした
座席において、 基台10の座枠20を支持する面を四辺形の枠状のものとし
て構成し、一方座枠20の基台10に当接する面を基台10と
同一の幅の四辺形の枠状のものとして構成するととも
に、これらの座枠20及び基台10の互いに当接する面に両
者の摺接を行なう滑動部材15・25をそれぞれ固着して、 基台10と座枠20とのそれぞれの中心に一体化した略筒状
の支持部11・20aと、これら両支持部11・20a内に嵌挿さ
れて抜け止めされた垂直回動軸40とにより、基台10に対
して座枠20を回動自在としたことを特徴とする方向可変
座席100」 である。
(考案の作用及び使用の態様) 以上のように構成した本考案の作用について、その使用
の態様と併せて説明する。
の態様と併せて説明する。
まず、この方向可変座席100の停止状態においては、座
席を構成している座枠20が四辺形の枠状の基台10の上面
全体に設けた滑動部材15上に載置された状態にある。従
って、座席の全体は基台10の四角の枠によって支持され
ており、座席はその重量が基台10の四角の枠の全体に分
散された状態で支持されているのである。これを逆に表
現すれば、基台10はその四角の枠によって座枠20を支持
しているのであるから、基台10及び座枠20の構成を簡単
なものとしても、基台10による座席の支持を十分行なえ
るのである。
席を構成している座枠20が四辺形の枠状の基台10の上面
全体に設けた滑動部材15上に載置された状態にある。従
って、座席の全体は基台10の四角の枠によって支持され
ており、座席はその重量が基台10の四角の枠の全体に分
散された状態で支持されているのである。これを逆に表
現すれば、基台10はその四角の枠によって座枠20を支持
しているのであるから、基台10及び座枠20の構成を簡単
なものとしても、基台10による座席の支持を十分行なえ
るのである。
そして、基台10及び座枠20はその全体を所謂「枠」状の
ものとして構成しているから、従来技術であれば一対の
「円板」やこれらを回動自在とするための「ころ」等の
部材を必要とするのに対し、本考案においては従来技術
におけるこれらの部材は全く不要となっているため、全
体の重量を非常に軽減しているのである。
ものとして構成しているから、従来技術であれば一対の
「円板」やこれらを回動自在とするための「ころ」等の
部材を必要とするのに対し、本考案においては従来技術
におけるこれらの部材は全く不要となっているため、全
体の重量を非常に軽減しているのである。
特に、本考案においては、基台10及び座枠20が以上のよ
うな構造のものとなっているとともに、これらの基台10
及び座枠20は、後述するように、座枠20の下面及び基台
10の上面にそれぞれ設けた滑動部材25及び滑動部材15に
よって互いに摺接し合うのであるから、基台10に対して
座枠20を回動自在に支持する垂直回動軸40を、基台10と
座枠20とのそれぞれの中心に一体化した略筒状の支持部
11・20a内に嵌挿させて抜け止めすればよいものとなっ
ている。換言すれば、従来技術であれば一対の「円板」
やこれらを回動自在とするための「ころ」等の部材を必
要とするのに対し、本考案においては従来技術における
これらの部材は全く不要であり、垂直回動軸40を略筒状
の支持部11・20a内に嵌挿させて抜け止めすればよいも
のとなっているため、全体の重量を非常に軽減している
のである。従って、この方向可変座席100は、これを設
置した列車等のスピード化を容易に達成し得るものとな
っているのである。
うな構造のものとなっているとともに、これらの基台10
及び座枠20は、後述するように、座枠20の下面及び基台
10の上面にそれぞれ設けた滑動部材25及び滑動部材15に
よって互いに摺接し合うのであるから、基台10に対して
座枠20を回動自在に支持する垂直回動軸40を、基台10と
座枠20とのそれぞれの中心に一体化した略筒状の支持部
11・20a内に嵌挿させて抜け止めすればよいものとなっ
ている。換言すれば、従来技術であれば一対の「円板」
やこれらを回動自在とするための「ころ」等の部材を必
要とするのに対し、本考案においては従来技術における
これらの部材は全く不要であり、垂直回動軸40を略筒状
の支持部11・20a内に嵌挿させて抜け止めすればよいも
のとなっているため、全体の重量を非常に軽減している
のである。従って、この方向可変座席100は、これを設
置した列車等のスピード化を容易に達成し得るものとな
っているのである。
ここで、この方向可変座席100の使用者がその座席の方
向を変えたい場合には、本考案の後述する実施例におい
ては、基台10側に設けてあるフットペダル31を踏んで、
揺動ストッパ30を座枠20側の支持板21に設けた開口23か
ら外す。これにより、座席を構成している座枠20は基台
10に対して回動可能となるから、使用者は座席を押して
垂直回転軸40を中心に180°回動するのである。この座
席の回動時において、座席を構成している座枠20はその
ままでは基台10に対して摺接するが、この座枠20の下面
及び基台10の上面には滑動部材25及び滑動部材15がそれ
ぞれ設けてあるから、これら滑動部材25及び滑動部材15
が直接互いに摺接し合うのである。従って、座席の回転
は、両滑動部材25及び滑動部材15が滑らかに摺接するこ
とによって、異音の発生がなくかつ円滑に行なわれるの
である。
向を変えたい場合には、本考案の後述する実施例におい
ては、基台10側に設けてあるフットペダル31を踏んで、
揺動ストッパ30を座枠20側の支持板21に設けた開口23か
ら外す。これにより、座席を構成している座枠20は基台
10に対して回動可能となるから、使用者は座席を押して
垂直回転軸40を中心に180°回動するのである。この座
席の回動時において、座席を構成している座枠20はその
ままでは基台10に対して摺接するが、この座枠20の下面
及び基台10の上面には滑動部材25及び滑動部材15がそれ
ぞれ設けてあるから、これら滑動部材25及び滑動部材15
が直接互いに摺接し合うのである。従って、座席の回転
は、両滑動部材25及び滑動部材15が滑らかに摺接するこ
とによって、異音の発生がなくかつ円滑に行なわれるの
である。
座席が一定量回転されると、本実施例においては、座枠
20の他方に設けてあった支持板21が基台10の案内板12に
向けて近づき、座枠20側のローラ22に設けたローラ22が
基台10側の案内板12の下側に当接するのである。座席が
更に回転されることにより、座枠20の支持板21に設けた
全てのローラ22が案内板12の下面に当接するようにな
り、最後に座枠20側のストッパ24が基台10側のストッパ
14に当接して座席の回転が阻止され、かつ座枠20側の支
持板21に設けた開口23内に揺動ストッパ30が嵌合するの
である。
20の他方に設けてあった支持板21が基台10の案内板12に
向けて近づき、座枠20側のローラ22に設けたローラ22が
基台10側の案内板12の下側に当接するのである。座席が
更に回転されることにより、座枠20の支持板21に設けた
全てのローラ22が案内板12の下面に当接するようにな
り、最後に座枠20側のストッパ24が基台10側のストッパ
14に当接して座席の回転が阻止され、かつ座枠20側の支
持板21に設けた開口23内に揺動ストッパ30が嵌合するの
である。
これにより、座枠20の左右に位置する各支持板21に設け
た各ローラ22は、基台10の左右に設けた各案内板12の下
面に当接することになるから、座枠20は基台10の左右の
案内板12に対して、各支持板21を介してしっかりと支持
されるのであり、座枠20すなわち座席は基台10に対して
所謂ガタつくことはないのである。なお、座枠20は、そ
の支持板21に設けたストッパ24が基台10側の案内板12に
設けたストッパ14に当接することによって、180°の範
囲でしか回転しないものである。
た各ローラ22は、基台10の左右に設けた各案内板12の下
面に当接することになるから、座枠20は基台10の左右の
案内板12に対して、各支持板21を介してしっかりと支持
されるのであり、座枠20すなわち座席は基台10に対して
所謂ガタつくことはないのである。なお、座枠20は、そ
の支持板21に設けたストッパ24が基台10側の案内板12に
設けたストッパ14に当接することによって、180°の範
囲でしか回転しないものである。
(実施例) 次に、本考案を図面に示した実施例に従って詳細に説明
する。第1図及び第2図には各考案に係る方向可変座席
100の正面図及び側面図が示してあり、この方向可変座
席100は乗物の床面上に固定される基台10に対して、座
席を構成している座枠20を、基台10の中心に位置した垂
直回転軸40にて回転可能に支持したものである。
する。第1図及び第2図には各考案に係る方向可変座席
100の正面図及び側面図が示してあり、この方向可変座
席100は乗物の床面上に固定される基台10に対して、座
席を構成している座枠20を、基台10の中心に位置した垂
直回転軸40にて回転可能に支持したものである。
基台10は、第3図〜第5図に示したようなもので、その
基本的構成は四角状の枠である。すなわち、この基台10
は、例えばアングル材を組み合わせて構成したものであ
り、座席を構成する座枠20の下面を支持する四角枠を複
数の脚によって支持するといった構成となっていて、重
量の軽減を相当量行なっているものである。なお、この
基台10の外周面にカバーが設けられることがある。
基本的構成は四角状の枠である。すなわち、この基台10
は、例えばアングル材を組み合わせて構成したものであ
り、座席を構成する座枠20の下面を支持する四角枠を複
数の脚によって支持するといった構成となっていて、重
量の軽減を相当量行なっているものである。なお、この
基台10の外周面にカバーが設けられることがある。
この基台10の中心部には、第4図及び第10図に示したよ
うに、この基台10に対して座席を構成する座枠20を回動
可能に支持する垂直回転軸40のための略筒状の支持部11
が設けてある。この支持部11は、実際上は基台10の中心
から所定距離離して配置した梁部材16に一体的に設けて
ある。一方、後述の座枠20側にも、第10図に示したよう
に、その中心部、つまり基台10側の支持部11に軸心を一
致させた位置に略筒状の支持部20aが設けてある。
うに、この基台10に対して座席を構成する座枠20を回動
可能に支持する垂直回転軸40のための略筒状の支持部11
が設けてある。この支持部11は、実際上は基台10の中心
から所定距離離して配置した梁部材16に一体的に設けて
ある。一方、後述の座枠20側にも、第10図に示したよう
に、その中心部、つまり基台10側の支持部11に軸心を一
致させた位置に略筒状の支持部20aが設けてある。
また、この基台10の左右両側端には、第3図及び第4図
に示したように、支持部11に支持される垂直回転軸40を
中心とする円弧状に突出する案内板12がそれぞれ基台10
と一体的に設けてある。なお、本実施例においては、各
案内板12は基台10の上面と同一面を形成すべく基台10の
上端に設けてあるが、各案内板12の位置は後述の座枠20
側の支持板21及びこれに設けられる各ローラ22の位置に
よって適宜変更して実施してもよいものである。また、
各案内板12は各ローラ22を案内し支持するものであるか
ら、これに各ローラ22を案内しやすいような傾斜面を形
成したり、各ローラ22のための弾発材を設けて実施して
もよい。
に示したように、支持部11に支持される垂直回転軸40を
中心とする円弧状に突出する案内板12がそれぞれ基台10
と一体的に設けてある。なお、本実施例においては、各
案内板12は基台10の上面と同一面を形成すべく基台10の
上端に設けてあるが、各案内板12の位置は後述の座枠20
側の支持板21及びこれに設けられる各ローラ22の位置に
よって適宜変更して実施してもよいものである。また、
各案内板12は各ローラ22を案内し支持するものであるか
ら、これに各ローラ22を案内しやすいような傾斜面を形
成したり、各ローラ22のための弾発材を設けて実施して
もよい。
さらに、この基台10の通路側になる部分において、上記
案内板12の下側にペダル支持部13が設けてあり、このペ
ダル支持部13に対しては、第6図及び第7図に示すよう
に、フットペダル31が上下動可能に組付けてある。この
フットペダル31は、これと基台10側間に掛装した復帰ス
プリング32によって常に初期位置に復帰するように構成
してある。
案内板12の下側にペダル支持部13が設けてあり、このペ
ダル支持部13に対しては、第6図及び第7図に示すよう
に、フットペダル31が上下動可能に組付けてある。この
フットペダル31は、これと基台10側間に掛装した復帰ス
プリング32によって常に初期位置に復帰するように構成
してある。
座席を構成する座枠20は、第8図及び第9図に示すよう
に、座席の下部にて横長に配置される二本のパイプ材を
一対の支持板21によって連結したもので、その中央部に
は、第10図に示すように、垂直回転軸40を支持すべく基
台10側の支持部11に対応して形成した支持部20aを有し
ている。また、この座枠20と基台10との大きさの関係
は、第1図及び第11図に示したようなもので、特に第12
図に示すように、この座枠20の幅は基台10の幅と略同一
にしてある。この座枠20の幅を基台10の幅と略同一にし
た理由は、基台10上に座席を完全に載置するためであ
る。そして、この座枠20の下面であって基台10に対向す
る部分には滑動部材25が設けてある。
に、座席の下部にて横長に配置される二本のパイプ材を
一対の支持板21によって連結したもので、その中央部に
は、第10図に示すように、垂直回転軸40を支持すべく基
台10側の支持部11に対応して形成した支持部20aを有し
ている。また、この座枠20と基台10との大きさの関係
は、第1図及び第11図に示したようなもので、特に第12
図に示すように、この座枠20の幅は基台10の幅と略同一
にしてある。この座枠20の幅を基台10の幅と略同一にし
た理由は、基台10上に座席を完全に載置するためであ
る。そして、この座枠20の下面であって基台10に対向す
る部分には滑動部材25が設けてある。
すなわち、垂直回転軸40は、第10図に示したように、基
台10に対して座席を構成する座枠20を回動可能に支持す
るためのものであるが、この垂直回転軸40は、前述した
基台10側に梁部材16を介して設けた略筒状の支持部11
と、座枠20側の中心部に設けた支持部20aとにそれぞれ
嵌挿したものである。
台10に対して座席を構成する座枠20を回動可能に支持す
るためのものであるが、この垂直回転軸40は、前述した
基台10側に梁部材16を介して設けた略筒状の支持部11
と、座枠20側の中心部に設けた支持部20aとにそれぞれ
嵌挿したものである。
具体的には、基台10の中心に一体化した略筒状の支持部
11内には、第10図に示したように、その上下内面側に滑
動部材11dを有するスリーブ11aが一体化してあり、この
スリーブ11a内には上端部にストッパ縁11cを有する境界
筒11bが回転可能に挿入してあって、この境界筒11b内に
垂直回転軸40が嵌挿してあるのである。また、座枠20側
の支持部20a内にも、上記境界筒11bの上端に下端が嵌挿
されるスリーブ20bが一体化してあり、このスリーブ20b
内に垂直回動軸40の上部が回転可能に嵌挿してあるので
ある。そして、垂直回動軸40の上端をスリーブ20b内に
係止するとともに、その下端にナットを締着することに
より、この垂直回動軸40は両支持部11・20aに対して抜
け止めしてあるのである。
11内には、第10図に示したように、その上下内面側に滑
動部材11dを有するスリーブ11aが一体化してあり、この
スリーブ11a内には上端部にストッパ縁11cを有する境界
筒11bが回転可能に挿入してあって、この境界筒11b内に
垂直回転軸40が嵌挿してあるのである。また、座枠20側
の支持部20a内にも、上記境界筒11bの上端に下端が嵌挿
されるスリーブ20bが一体化してあり、このスリーブ20b
内に垂直回動軸40の上部が回転可能に嵌挿してあるので
ある。そして、垂直回動軸40の上端をスリーブ20b内に
係止するとともに、その下端にナットを締着することに
より、この垂直回動軸40は両支持部11・20aに対して抜
け止めしてあるのである。
一方、この座枠20に一体的に設けた左右一対の支持板21
は、第9図及び第13図に示したように、垂直回転軸40を
中心とする円弧状、すなわち基台10側の各案内板12の外
形形状に合った円弧状のものとして形成してある。この
ようにしたのは、座枠20は基台10に対して回動するもの
であるから、座枠20側の支持板21が基台10側の案内板12
と干渉しないようにするためであり、また支持板21に設
けた各ローラ22が基台10の案内板12に確実に当接するよ
うにするためである。
は、第9図及び第13図に示したように、垂直回転軸40を
中心とする円弧状、すなわち基台10側の各案内板12の外
形形状に合った円弧状のものとして形成してある。この
ようにしたのは、座枠20は基台10に対して回動するもの
であるから、座枠20側の支持板21が基台10側の案内板12
と干渉しないようにするためであり、また支持板21に設
けた各ローラ22が基台10の案内板12に確実に当接するよ
うにするためである。
各支持板21に設けた各ローラ22は、座枠20側の支持板21
と基台10側の案内板12との相対移動を容易にするため
に、また各支持板21と案内板12との間に介在して両者の
支持を行なうためのものである。従って、各ローラ22の
支持板21及び案内板12に対する位置関係は、第11図及び
第13図に示したようになっている。そして、各支持板21
の中央部には、第8図及び第11図に示したように、フッ
トペダル31に設けた揺動ストッパ30が嵌合するための開
口23が設けてある。
と基台10側の案内板12との相対移動を容易にするため
に、また各支持板21と案内板12との間に介在して両者の
支持を行なうためのものである。従って、各ローラ22の
支持板21及び案内板12に対する位置関係は、第11図及び
第13図に示したようになっている。そして、各支持板21
の中央部には、第8図及び第11図に示したように、フッ
トペダル31に設けた揺動ストッパ30が嵌合するための開
口23が設けてある。
揺動ストッパ30は、基台10に対する座枠20の相対回転を
規制するものであり、第6図及び第7図に示したよう
に、フットペダル31に一体的に設けてある。
規制するものであり、第6図及び第7図に示したよう
に、フットペダル31に一体的に設けてある。
また、本実施例にあっては、第6図、第7図及び第11図
に示したように、複数(本実施例においては三人掛け用
の座席であるため3本)のコントロールケーブル50が上
記のフットペダル31に連結してある。各コントロールケ
ーブル50は、各座席の背当を元位置に復帰させるための
ものであり、その他端は各座席のダンパ部材(図示しな
い)に接続してある。これら各コントロールケーブル50
は、その途中にて基台10の支持部11を設けるための梁部
材16に連結してある。この梁部材16は、基台10の中心か
ら所定距離離した位置にて基台10側に固定したものであ
り、これにより、この梁部材16に対する各コントロール
ケーブル50の連結箇所を基台10の支持部11から所定距離
離したものとしている。
に示したように、複数(本実施例においては三人掛け用
の座席であるため3本)のコントロールケーブル50が上
記のフットペダル31に連結してある。各コントロールケ
ーブル50は、各座席の背当を元位置に復帰させるための
ものであり、その他端は各座席のダンパ部材(図示しな
い)に接続してある。これら各コントロールケーブル50
は、その途中にて基台10の支持部11を設けるための梁部
材16に連結してある。この梁部材16は、基台10の中心か
ら所定距離離した位置にて基台10側に固定したものであ
り、これにより、この梁部材16に対する各コントロール
ケーブル50の連結箇所を基台10の支持部11から所定距離
離したものとしている。
上記実施例は座席として三人掛用のものを採用した場合
について説明したが、各考案は一人掛、二人掛、さらに
四人掛等の座席に対しても適用することができることは
当然である。
について説明したが、各考案は一人掛、二人掛、さらに
四人掛等の座席に対しても適用することができることは
当然である。
なお、上記実施例においては、座枠20の基台10に対する
密着を、基台10側の案内板12に座枠20側のローラ22を当
接させることにより行なった例を示しているが、本考案
の実施にあってはこれに限るものではない。例えば、上
記の案内板12とローラ22との関係を逆にしたり、座枠20
の一部に嵌合しかつ一定方向にのみ回転する嵌合ストッ
パを基台10側に設ける等して実施してもよいものであ
る。また、上記実施例においては、フットペダル31によ
って上下動される揺動ストッパ30を座枠10を構成してい
る支持板21に形成した開口23内に嵌合させることによっ
て、基台10と座枠20との回動停止を行なうようにした例
について説明したが、この回動停止は例えばフットペダ
ル31によって上下動されて座枠20側に形成した停止穴内
に嵌合されるストッパにより行なうようにして実施して
もよいものである。
密着を、基台10側の案内板12に座枠20側のローラ22を当
接させることにより行なった例を示しているが、本考案
の実施にあってはこれに限るものではない。例えば、上
記の案内板12とローラ22との関係を逆にしたり、座枠20
の一部に嵌合しかつ一定方向にのみ回転する嵌合ストッ
パを基台10側に設ける等して実施してもよいものであ
る。また、上記実施例においては、フットペダル31によ
って上下動される揺動ストッパ30を座枠10を構成してい
る支持板21に形成した開口23内に嵌合させることによっ
て、基台10と座枠20との回動停止を行なうようにした例
について説明したが、この回動停止は例えばフットペダ
ル31によって上下動されて座枠20側に形成した停止穴内
に嵌合されるストッパにより行なうようにして実施して
もよいものである。
第14図及び第15図には、本考案の他の実施例が示してあ
り、この実施例における上記のそれと異なる点は、基台
10を案内板12がないものとして構成したことである。前
述した実施例における案内板12は、もともと基台10側の
揺動ストッパ30を係合させるためのものであって、この
揺動ストッパ30として第14図に示したように、基台10側
に上下動可能に支持され、その先端にて座枠20側に係合
するようなロッド33を採用した場合には、第15図に示し
たように不要となるものである。すなわち、この実施例
においては、ロッド33が基台10に対して上下動可能に設
けてあり、その先端は座枠20側の所定箇所に係合するも
のである。そして、このロッド33は、フットペダル31に
よって上下動されるものであり、使用者がこのフットペ
ダル31を踏み込んだとき、ロッド33が座枠20側から外
れ、座枠20は基台10に対して回動可能となるものであ
る。
り、この実施例における上記のそれと異なる点は、基台
10を案内板12がないものとして構成したことである。前
述した実施例における案内板12は、もともと基台10側の
揺動ストッパ30を係合させるためのものであって、この
揺動ストッパ30として第14図に示したように、基台10側
に上下動可能に支持され、その先端にて座枠20側に係合
するようなロッド33を採用した場合には、第15図に示し
たように不要となるものである。すなわち、この実施例
においては、ロッド33が基台10に対して上下動可能に設
けてあり、その先端は座枠20側の所定箇所に係合するも
のである。そして、このロッド33は、フットペダル31に
よって上下動されるものであり、使用者がこのフットペ
ダル31を踏み込んだとき、ロッド33が座枠20側から外
れ、座枠20は基台10に対して回動可能となるものであ
る。
なお、上記いずれの実施例においても、複数の人が着座
できるようにしたものについて説明したが、本考案は単
数の人が着座できるようにしたものに対しても適用でき
ることは言うまでもない。
できるようにしたものについて説明したが、本考案は単
数の人が着座できるようにしたものに対しても適用でき
ることは言うまでもない。
(考案の効果) 以上説明した通り、本考案においては、 「座席を構成する座枠20を基台10に対して回動可能に支
持して、その着座方向を変えることができるようにした
座席において、基台10の座枠20を支持する面を四辺形の
枠状のものとして構成し、一方座枠20の基台10に当接す
る面を基台10と同一の幅の四辺形の枠状のものとして構
成するとともに、これらの座枠20及び基台10の互いに当
接する面に両者の摺接を行なう滑動部材1525をそれぞれ
固着して、基台10と座枠20とのそれぞれの中心に一体化
した略筒状の支持部11・20aと、これら両支持部11・20a
内に嵌挿されて抜け止めされた垂直回動軸40とにより、
基台10に対して座枠20を回動自在としたこと」 にその特徴があり、これにより、方向を変えることので
きる座席としての十分な機能を備えていることは勿論の
こと、極めて簡単な構造で座枠を確実に支持することが
でき、しかも重量を従来の場合よりも非常に軽くするこ
とのできる方向可変座席100を提供することができるの
である。
持して、その着座方向を変えることができるようにした
座席において、基台10の座枠20を支持する面を四辺形の
枠状のものとして構成し、一方座枠20の基台10に当接す
る面を基台10と同一の幅の四辺形の枠状のものとして構
成するとともに、これらの座枠20及び基台10の互いに当
接する面に両者の摺接を行なう滑動部材1525をそれぞれ
固着して、基台10と座枠20とのそれぞれの中心に一体化
した略筒状の支持部11・20aと、これら両支持部11・20a
内に嵌挿されて抜け止めされた垂直回動軸40とにより、
基台10に対して座枠20を回動自在としたこと」 にその特徴があり、これにより、方向を変えることので
きる座席としての十分な機能を備えていることは勿論の
こと、極めて簡単な構造で座枠を確実に支持することが
でき、しかも重量を従来の場合よりも非常に軽くするこ
とのできる方向可変座席100を提供することができるの
である。
すなわち、本考案に係る方向可変座席100によれば、四
辺形の枠状の基台10上にこれと同じ幅の四辺形の枠状の
座枠20を載置するようにしたから、基台10に対する座枠
20の支持を確実に行なうことができ、しかも全体として
重量を大きく軽減することができるのである。従って、
この方向可変座席100によれば、これを載置した列車等
のスピード化を容易に図ることができることは勿論、燃
料・電力等のエネルギー資源を確実に節約することがで
きるのである。
辺形の枠状の基台10上にこれと同じ幅の四辺形の枠状の
座枠20を載置するようにしたから、基台10に対する座枠
20の支持を確実に行なうことができ、しかも全体として
重量を大きく軽減することができるのである。従って、
この方向可変座席100によれば、これを載置した列車等
のスピード化を容易に図ることができることは勿論、燃
料・電力等のエネルギー資源を確実に節約することがで
きるのである。
しかも、本考案に係る方向可変座席100によれば、その
基台10及び座枠20が四辺形の枠状のものとして構成した
から、偏荷重が掛ることが少なくなっており、従ってこ
れらを構成している部品の摩耗や破損割合を非常に少な
くすることができるのである。
基台10及び座枠20が四辺形の枠状のものとして構成した
から、偏荷重が掛ることが少なくなっており、従ってこ
れらを構成している部品の摩耗や破損割合を非常に少な
くすることができるのである。
特に、本考案に係る方向可変座席100によれば、基台10
及び座枠20が以上のような構造のものとなっているとと
もに、これらの基台10及び座枠20は座枠20の下面及び基
台10の上面にそれぞれ設けた滑動部材25及び滑動部材15
によって互いに摺接し合って、基台10に対して座枠20を
回動自在に支持する垂直回動軸40を、基台10と座枠20と
のそれぞれの中心に一体化した略筒状の支持部11・20a
内に嵌挿させて抜け止めしてあるのであるから、全体の
重量を非常に軽減することができるのであり、この方向
可変座席100を設置した列車等のスピード化を容易に達
成することができるのである。
及び座枠20が以上のような構造のものとなっているとと
もに、これらの基台10及び座枠20は座枠20の下面及び基
台10の上面にそれぞれ設けた滑動部材25及び滑動部材15
によって互いに摺接し合って、基台10に対して座枠20を
回動自在に支持する垂直回動軸40を、基台10と座枠20と
のそれぞれの中心に一体化した略筒状の支持部11・20a
内に嵌挿させて抜け止めしてあるのであるから、全体の
重量を非常に軽減することができるのであり、この方向
可変座席100を設置した列車等のスピード化を容易に達
成することができるのである。
第1図は本考案に係る方向可変座席の正面図、第2図は
同側面図、第3図は基台の正面図、第4図は同平面図、
図5は同側面図、図6は基台にフットペダル等を組み付
けた状態を示す部分正面図、第7図は同平面図、第8図
はローラの取付部側からみた座枠の拡大断面図、第9図
は第8図の平面図、第10図は垂直回転軸を中心にみた部
分拡大断面図、第11図は基台上に座枠を載置した状態を
示す部分拡大断面図、第12図は一部を切り欠いた第11図
の左側面図、第13図は第11図の部分平面図、第14図は本
考案の他の実施例を示すものであり、その概略構成を示
した正面図、第15図は本考案の他の実施例を示すもので
あり、この場合に使用される基台の平面図である。ま
た、第16図は従来の方向可変座席に概略を示した正面
図、第17図は同平面図である。 符号の説明 100……方向可変座席、10……基台、11……支持部、12
……案内板、13……ペダル支持部、14……ストッパ、15
……滑動部材、16……梁部材、20……座枠、21……支持
板、22……ローラ、23……開口、24……ストッパ、25…
…滑動部材、30……揺動ストッパ、31……フットペダ
ル、40……垂直回転軸、50……コントロールケーブル。
同側面図、第3図は基台の正面図、第4図は同平面図、
図5は同側面図、図6は基台にフットペダル等を組み付
けた状態を示す部分正面図、第7図は同平面図、第8図
はローラの取付部側からみた座枠の拡大断面図、第9図
は第8図の平面図、第10図は垂直回転軸を中心にみた部
分拡大断面図、第11図は基台上に座枠を載置した状態を
示す部分拡大断面図、第12図は一部を切り欠いた第11図
の左側面図、第13図は第11図の部分平面図、第14図は本
考案の他の実施例を示すものであり、その概略構成を示
した正面図、第15図は本考案の他の実施例を示すもので
あり、この場合に使用される基台の平面図である。ま
た、第16図は従来の方向可変座席に概略を示した正面
図、第17図は同平面図である。 符号の説明 100……方向可変座席、10……基台、11……支持部、12
……案内板、13……ペダル支持部、14……ストッパ、15
……滑動部材、16……梁部材、20……座枠、21……支持
板、22……ローラ、23……開口、24……ストッパ、25…
…滑動部材、30……揺動ストッパ、31……フットペダ
ル、40……垂直回転軸、50……コントロールケーブル。
Claims (1)
- 【請求項1】座席を構成する座枠を基台に対して回動可
能に支持して、その着座方向を変えることができるよう
にした座席において、 前記基台の前記座枠を支持する面を四辺形の枠状のもの
として構成し、一方前記座枠の前記基台に当接する面を
前記基台と同一の幅の四辺形の枠状のものとして構成す
るとともに、これらの座枠及び基台の互いに当接する面
に両者の摺接を行なう滑動部材をそれぞれ固着して、 前記基台と座枠とのそれぞれの中心に一体化した略筒状
の支持部と、これら両支持部内に嵌挿されて抜け止めさ
れた垂直回動軸とにより、前記基台に対して座枠を回動
自在としたことを特徴とする方向可変座席。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989004019U JPH07350Y2 (ja) | 1989-01-17 | 1989-01-17 | 方向可変座席 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989004019U JPH07350Y2 (ja) | 1989-01-17 | 1989-01-17 | 方向可変座席 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0242835U JPH0242835U (ja) | 1990-03-23 |
JPH07350Y2 true JPH07350Y2 (ja) | 1995-01-11 |
Family
ID=31206161
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989004019U Expired - Lifetime JPH07350Y2 (ja) | 1989-01-17 | 1989-01-17 | 方向可変座席 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07350Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62283027A (ja) * | 1986-05-29 | 1987-12-08 | Arita Kotsu Kk | シ−トの回転操作装置 |
-
1989
- 1989-01-17 JP JP1989004019U patent/JPH07350Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0242835U (ja) | 1990-03-23 |
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