JPH0735051A - オートディスペンサ - Google Patents

オートディスペンサ

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JPH0735051A
JPH0735051A JP5173150A JP17315093A JPH0735051A JP H0735051 A JPH0735051 A JP H0735051A JP 5173150 A JP5173150 A JP 5173150A JP 17315093 A JP17315093 A JP 17315093A JP H0735051 A JPH0735051 A JP H0735051A
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JP
Japan
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vertical plate
motor
automatic dispenser
drive mechanism
plate
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JP5173150A
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English (en)
Inventor
Takeki Oshikubo
雄樹 押久保
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NICHIRIYOO KK
Nichiryo Co Ltd
Original Assignee
NICHIRIYOO KK
Nichiryo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フレーム構造体をプレス加工成型し、構造及
び組立の簡単化を図る。 【構成】 シリンダ19及び該シリンダ19への液体の
吸入と排出を選択的に切り換える切換弁20を有するシ
リンジ装置21と、弁駆動機構39とピストン駆動機構
40及び各機構に対応する駆動源であるモータ1,6と
を支持するフレーム構造体140を、金属板をプレス加
工成型して形成することにより、装置全体の構成を簡単
化し、組立を容易にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フレーム構造体をプレ
ス加工成型し、構造及び組立の簡単化を図ったオートデ
ィスペンサに関する。
【0002】
【従来の技術】試薬等を液体に供給するのに用いるオー
トディスペンサには、様々な装置が開発されており、希
釈液タンク内に貯溜された希釈液をチェック弁を介して
シリンダ内に吸入し、ピストンを復動させることにより
希釈液をシリンダ外に排出する構成のオートディスペン
サが、実開昭51−153681号公報に開示されてい
る。しかし、このものは、チェック弁における液漏れ等
により希釈液の吸入量に誤差が生じやすく、またチェッ
ク弁内のボール状弁体の材質によっては適用できない希
釈液が存在するなど、使用範囲に制約があった。
【0003】そこで、本出願人は、例えば、特願平4−
150414号に見られる如く、ピストンの往復により
液体を吸入又は排出するシリンダに、吸入管と排出管を
選択的に連通させる切換弁を接続してシリンジ装置を構
成し、切換弁とピストンをそれぞれ独立のモータ式駆動
機構により駆動するようにしたオートディスペンサを採
用した。このオートディスペンサは、接液部に適用液体
の制限がなく液漏れもないなど、それまでのチェック弁
方式の欠点を解消しており、しかも弁駆動機構とピスト
ン駆動機構を8ビット或いは16ビットのマイクロコン
ピュータで制御することにより、一連の分注作業が自動
的に行えるようになっている。具体的には、予めマイク
ロコンピュータに読み込ませたプログラムに従って、ま
ず弁駆動機構により切換弁を吸入管側に切り換え、続い
てピストン駆動機構によりシリンダ内のピストンを後退
させてシリンダ内に液体を吸入し、次に弁駆動機構によ
り切換弁を排出管側に切り換え、しかるのちピストン駆
動機構によりピストンを前進させてシリンダ内の液体を
排出することにより、シリンダ容量の一万分の一程度の
分解能をもった分注が可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のオートディ
スペンサは、シリンジ装置とその駆動機構或いはその駆
動源であるモータを支えるフレーム構造体が、載置ベー
スとなる底部水平板と、この底部水平板の前部及び後部
にそれぞれ垂直立設した前部垂直板及び後部垂直板等か
ら構成されており、前部垂直板がシリンジ装置と弁駆動
機構及びその駆動源であるモータを支持し、中間水平板
がピストン駆動機構とその駆動源であるモータを支持し
ているが、次に示す欠点があった。
【0005】 フレーム構造体の主要骨格であるメイ
ンフレームを構成する底部水平板と前部垂直板を、略L
型状になるようネジ止め又は溶接により結合することで
組み立てており、また底部水平板と前部垂直板以外の板
例えばサブフレームである後部垂直板や中間水平板等
も、個別に成型してネジ止めによりメインフレームに一
体化しているため、フレーム構造体全体の組立工数が多
く、量産に向けた低コスト化が困難であった。
【0006】 また、骨格となる前部垂直板や底部水
平板には、一定の構造強度を確保するため、どうしても
ある程度の肉厚が要求され、それだけ全体のコンパクト
化や素材コストの引き下げが難しく、またパーソナルコ
ンピュータ等を中枢とするシステム機器等への組み込み
も容易でない等の課題があった。
【0007】従って、本発明の目的は、一体成型品から
なるフレーム構造体を採用し、組立工数と製造コストを
削減することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、シリンダ内に後退・前進自在にピストン
を挿入してなり、液体を吸入する吸入管と液体を排出す
る排出管とに択一的に切換連通する切換弁を介して液体
を吸入・排出するシリンジ装置と、前記切換弁の切り換
え動作を行う第1の駆動機構と、前記シリンジ装置のピ
ストンの後退・前進動作を行う第2の駆動機構と、前記
第1及び第2の駆動機構をそれぞれ駆動する第1及び第
2のモータと、前記シリンジ装置、第1及び第2の駆動
機構、及び第1及び第2のモータを支持するフレーム構
造体とを具備するオートディスペンサを提供するもので
ある。
【0009】
【作用】本発明によれば、上記フレーム構造体を、金属
板をプレス加工成型して形成することにより、装置全体
の構成を簡単化し、組立を容易にする。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を説明する。
【0011】尚、図1は、本発明のオートディスペンサ
の一実施例の回路基板を省略した状態を示す斜視図、図
2,3,4は、それぞれ図1に示したオートディスペン
サの正面図、一部切截側面図、縦断側面図である。図
5,6は、図1に示したシリンジ装置のそれぞれ液体吸
入時及び液体排出時の縦断正面図、図7,8は、それぞ
れ図1に示したオートディスペンサに第1の回路基板を
取付けた状態の側面図及び背面図である。
【0012】図1乃至図4に示すオートディスペンサ1
00は、支持ベースとなるフレーム構造体140を、金
属板をプレス加工成型して形成した点に特徴があり、フ
レーム構造体140によって支持されるシリンダ19と
切換弁20からなるシリンジ装置21や、弁駆動機構3
9とピストン駆動機構40及び両機構39,40に対応
する駆動源であるモータ1,6等の基本的な構成は、従
来と大差ない。
【0013】フレーム構造体140は、底部水平板14
aと、底部水平板14aの前部及び後部から垂直方向へ
それぞれ立設した前部垂直板14b及び後部垂直板15
と、前部垂直板14b及び後部垂直板15間に架橋され
た中間水平板16等から構成される。実施例では、底部
水平板14aと前部垂直板14bが、一枚の金属板から
プレス加工成型により形成してあり、各板には曲げ強度
を持たせるためプレス加工成型時に両側縁からそれぞれ
背面側と底面側に向けてリブ14rが折曲形成してあ
る。前部垂直板14bは、前面側でシリンジ装置21を
支持し、背面側に第1の駆動機構である弁駆動機構39
とその駆動源である第1のモータすなわち弁駆動機構用
モータ1を支持している。
【0014】中間水平板16は、前縁部に折曲形成した
リブ16r(図4)が前部垂直板14bの背面ほぼ中間
部にネジ止めされるとともに、後縁部に折曲形成したリ
ブ16r(図1、3、4)が後部垂直板15の前面にネ
ジ止めされ、これにより前部垂直板14bと後部垂直板
15との間に架橋される。この中間水平板16は、第2
の駆動機構であるピストン駆動機構40とその駆動源で
ある第2のモータすなわちピストン駆動機構用モータ6
を支持する。
【0015】後部垂直板15は、図3及び図4に示す如
く、底部水平板14aにネジ止めするため下縁部を背面
側に折曲して形成したリブ15rと、曲げ強度を与える
ため一側縁に形成したリブ15rとを有する。この後部
垂直板15には、図7及び図8に示す如く、その背面側
に、弁駆動機構用モータ1及びピストン駆動機構用モー
タ6を駆動する第1の回路基板であるドライブ用基板4
1が、スペーサ81を介してネジ82により固着され
る。
【0016】このように、フレーム構造体140は、プ
レス加工成型により一体形成されたメインフレーム14
すなわち底部水平板14aと前部垂直板14bに、サブ
フレームである後部垂直板15と中間水平板16を逆P
字形に組み付けてなり、前部垂直板14bの前面側にシ
リンジ装置21を配置し、前部垂直板14bと後部垂直
板15の間に駆動機構39,40とモータ1,6を配設
し、後部垂直板15にドライブ用基板41を組み付ける
ことによりオートディスペンサ100が組み上がる構造
である。
【0017】従ってコンパクトな部品配置が効果的に容
積効率を高めており、また底部水平板14aのほぼ中央
部分を重心線が通過するなど重量バランスに優れるもの
である。またメインフレーム14を構成する底部水平板
14aと前部垂直板14bが、全体が略L型状になるよ
う一体成型されており、このため底部水平板14aと前
部垂直板14bを個別に成型してネジ止め又は溶接によ
り一体化する従来方式に比べ、組立工数は少なく、量産
を意図した低コスト生産が可能である。また、底部水平
板14aと前部垂直板14bは、一枚の金属板から一体
成型されているため、従来のフレーム構造体に比べ同じ
構造強度を得るにも薄い肉厚でよく、従って全体のコン
パクト化と素材コストの引き下げが可能である。なお、
後部垂直板15は底部水平板14aから一体的に直角に
切り起こす形状にすることもでき、それによれば一層構
成をコンパクトにかつ低コスト化が可能である。
【0018】以下、オートディスペンサ100各部の具
体的構成とそれらの動作について説明する。
【0019】シリンジ装置21は、シリンダ19内に液
密かつ昇降自在にピストン19aが挿入されており、シ
リンダヘッドに保持させた吸排管35がルアーロック2
5により切換弁20の弁本体23に連通接続される。2
2は、上端がピストン19aに連結したプランジャであ
り、その下端は後述するアーム18に連結される。
【0020】切換弁20は、図4乃至図6に示す如く、
3ポート2位置切換弁であり、吸入管36と排出管37
と上記の吸排管35が接続される3個のポートを有する
弁本体23内に、L字形に屈曲する流路を有する截頭円
錐形状の回転弁体24が軸周りに90度の範囲で回動可
能に嵌挿してあり、回転弁体24から延びる弁軸26に
嵌挿したスプリング27が回転弁体24を抜け止め付勢
している。弁本体23は、スペーサ28を介して取付板
29に固定され、取付板29を前部垂直板14bにネジ
止めすることにより、前部垂直板14bに組み付けられ
る。この、組み付けにさいし、後述するシャフト4aに
弁軸26が連結される。
【0021】切換弁20を駆動する弁駆動機構39は、
前部垂直板14bの背面にビス止め固定されたモータ支
持板38にネジ止めされた例えば2相式ステッピングモ
ータ等の正逆転可能なモータ1と、このモータ1の出力
軸に嵌着したピニオン5に噛合する1/4円周の欠歯ギ
ヤからなる切換ギヤ4bと、この切換ギヤ4bの基部が
嵌合固定され、その先端に嵌合する弁軸26を回動する
シャフト4aとから構成される。シャフト4aは、モー
タ支持板38に設けた軸受を貫通しており、末端部に切
換方向を検出するための扇状の遮蔽板3が固着してあ
る。この遮蔽板3は、モータ支持板38の上端近傍に左
右に対抗離間して配置した一対のフォトカプラ2により
それぞれ液体吸入時と液体排出時に選択的に検出され
る。フォトカプラ2としては、遮蔽板3の通過軌跡を挟
んで発光素子と受光素子を対向配置した既製のユニット
が用いられる。
【0022】ピストン19aを昇降駆動するピストン駆
動機構40は、前部垂直板14bと後部垂直板15の間
に架橋された中間水平板16の下面にネジ止め固定した
2相式ステッピングモータ等のモータ6と、底部水平板
14aと中間水平板16との間に設けられ、シリンジ装
置21のピストン19aを昇降するネジ送り機構60
と、モータ6とネジ送り機構60との間に設けられ、ベ
ルト掛け伝動を行うベルト掛け伝動機構70とからな
る。ネジ送り機構60は、底部水平板14aと中間水平
板16に両端を保持させた回転ネジシャフト12と、回
転ネジシャフト12に螺合する含油プラスチック材料か
らなるナット17と、ナット17を内包するスライダ1
3と、スライダ13に突設され前部垂直板14bに上下
方向に穿設されたスリット61に沿って変位するアーム
18と、アーム18とプランジャ22を連結するコネク
タ62とから構成される。実施例では、図3に示す如
く、スライダ13の背面部に遮蔽板8がネジ止めしてあ
り、スライダ13が上限位置に達したときに中間水平板
16に取り付けたフォトカプラ7を作動させて該スライ
ダ13を停止させる。
【0023】コネクタ62は、アーム18先端に嵌合し
固定ネジ34により固定されるアーム受け33と、アー
ム受け33に螺合し、調整ナット32により螺合位置が
調整されるプランジャ受け31と、プランジャ受け31
に螺合され、プランジャ22下端の皿部をプランジャ受
け31との間で挟持するプランジャ押さえ30とから構
成される。ベルト掛け伝動機構70は、モータ6の出力
軸に嵌着したタイミング溝付きの小径プーリ9と、回転
ネジシャフト12の上端に嵌着したタイミング溝付きの
大径プーリ10と、小径プーリ9と大径プーリ10の間
に張架されたタイミングベルト11とからなる。
【0024】後部垂直板15の背面側に固着されたドラ
イブ用基板41には、図7及び図8に示す如く、モータ
1及び6をステッピング駆動するための回路素子が搭載
されている。42は、モータ1を対応するドライバ素子
46に中継接続するコネクタであり、43は、モータ6
を対応するドライバ素子47に中継接続するコネクタで
ある。44は、切換弁20の切換状態を検出する一対の
フォトカプラ2のためのコネクタである。45は、ピス
トン19aが上限位置に達したことを検出するフォトカ
プラ7のためのコネクタである。48は、外部接続コネ
クタであり、外部のマイクロコンピュータ(図示せず)
に通ずる外部接続ケーブル(図示せず)が接続される。
49は、電源コネクタである。なお、このオートディス
ペンサ100を販売するときは、必ずしもドライブ用基
板41が取付けられていなくともよく、ユーザ側で任意
の形状のドライブ用基板を取付けるようにしてもよい。
【0025】オートディスペンサ100は、使用開始に
先立って行うプライム動作や、いわゆる分注動作である
ディスペンス動作、或いは液体を排出管37から吸入し
て同じ排出管37から排出するサンプリング動作といっ
た様々な動作が可能である。ただし、プライム動作につ
いては計量に重きを置かない点が異なるだけで、実質的
な動作内容はディスペンス動作と変わらないため、ここ
ではディスペンス動作を例に代表的な分注動作について
説明する。
【0026】ディスペンス動作は、液体を吸入管36側
から吸入して排出管37側から排出する。まず回転弁体
24を吸入管36側に切り換えるよう、マイクロコンピ
ュータから駆動命令が発され、図示しないコントロール
回路を介して回路基板41の1番目のドライバ素子46
に与えられる。このドライバ素子46が起動されてモー
タ1が通電されると、シャフト4aとともに弁軸26が
回動し、例えば当初は図6の位置にあった回転弁体24
が時計方向へ90度回転して、図5に示す位置に至る。
その結果、同図中、吸入管36と吸排管35とが回転弁
体24内の流路を介して互いに連通し、いつでもシリン
ダ19内への液体の吸入が可能となる。回転弁体24が
切り換え動作を終えたことは、図5中、遮蔽板3が同図
中右方のフォトカプラ2内の発光素子と受光素子の間の
光路を閉塞したことで検知される。
【0027】そして、その直後に2番目のドライバ素子
47に対し、ピストン19a後退(下降)用の駆動命令
が発される。ドライバ素子47が起動されてモータ6が
通電されると、ベルト掛け伝動機構70とネジ送り機構
60を介してアーム18が下動し、プランジャ22とと
もにピストン19aが下限位置まで下降する間に、図5
に示したように、吸入管36と回転弁体24内の流路と
吸排管35を介してシリンダ19内に液体が吸入され
る。
【0028】液体の吸入が完了すると、次に、再び1番
目のドライバ素子46に対し回転弁体24を排出管37
側に切り換えるよう駆動命令が発される。ドライバ素子
46により通電されたモータ1は、シャフト4aととも
に弁軸26を回動し、回転弁体24を図5の位置から図
6の位置まで反時計方向へ90度回転させて切り換え
る。その結果、排出管37と吸排管35とが回転弁体2
4内の流路を介して互いに連通し、いつでもシリンダ1
9内から液体の排出が可能となる。回転弁体24が切り
換え動作を終えたことは、遮蔽板3が図6中左方のフォ
トカプラ2内の光路を閉塞したことで検知される。
【0029】そして、その直後に再び2番目のドライバ
素子47に対し、ピストン19a前進(上昇)用の駆動
命令が発される。かくしてモータ6が通電されると、ベ
ルト掛け伝動機構70及びネジ送り機構60を介してア
ーム18が上動し、プランジャ22とともにピストン1
9aが所定の上動位置まで上昇する。この間に、吸排管
35と回転弁体24内の流路と排出管37を介してシリ
ンダ19内の液体が所定量だけ排出される。なお、ピス
トン19aが所定の上動位置に達したことは、ピストン
駆動機構用モータ6の駆動ステップ数から正確に検出さ
れる。
【0030】このように、オートディスペンサ100
は、ステッピングモータをもって構成したピストン駆動
機構用モータ6のステップ分解能に応じた精度でもって
ディスペンス動作を行うことができる。
【0031】また、排出管37の先端にノズル(図示せ
ず)を接続し、回転弁体24の切り換え状態を図6に示
した状態に固定したまま、排出管37と吸排管35とが
連通する状態でピストン19aを一往復させることによ
り、試料液の採取を目的としたサンプリング動作を行う
ことができる。
【0032】また、上記実施例によれば、後に述べる図
9及び図10の実施例に比して、コントロール回路はド
ライブ用基板41とは別個になっているので、コントロ
ール回路用基板をユーザの仕様に応じてユーザ側で任意
の形状でかつ任意の場所に配設することができ、ユーザ
のニーズに応じた応用性が広がる。
【0033】図9及び図10は、本発明の他の実施例を
示すものである。この実施例では、上記第1の回路基板
としてのドライブ用基板41に替えて、第2の回路基板
としてのドライブ及びコントロール用回路基板51が設
けられる。この基板51は、図10に示す如く、後部垂
直板15の一側部のリブ15rに対してスペーサ83を
介してネジ84により固着され、しかも基板下端が、底
部水平板14aにネジ止めされたL形のブラケット85
に対してネジ86により取付けられる。この基板51
は、モータ1、6をステッピング駆動する駆動回路と、
外部のマイクロコンピュータからのプログラム信号を受
けて該駆動回路を制御するコントロール回路とを一体的
に備えている。52は、モータ1を対応するドライバ素
子56に中継接続するコネクタであり、53は、モータ
6を対応するドライバ素子57に中継接続するコネクタ
である。54は、切換弁20の切換状態を検出する一対
のフォトカプラ2のためのコネクタである。55は、ピ
ストン19aが上限位置に達したことを検出するフォト
カプラ7のためのコネクタである。58は、RS232
C用コネクタであり、外部のマイクロコンピュータ(図
示せず)との通信に必要なRS232C接続ケーブル
(図示せず)が接続される。59は、読み出し専用メモ
リすなわちROMである。
【0034】即ち、上記他の実施例は、最初の実施例に
比して、ドライブ及びコントロール基板51が、モータ
駆動機能のみならずモータ駆動回路を制御する機能をも
有している点で異なるのみで、その動作は全く同様であ
る。これによれば、最初の実施例に比して、2つの回路
が一体になっているのでそれだけ構成がコンパクトにな
る。
【0035】なお、上記各実施例において、回転ネジシ
ャフト12とナット17の摺接部分の摩損が問題となる
ようであれば、ネジ送り機構60を、多少高価ではある
が、ボールネジ機構で構成することもできる。
【0036】また、もち論上記各実施例において、マイ
クロコンピュータからの指令により、複数のオートディ
スペンサ100を同時に制御することも可能である。
【0037】
【発明の効果】
(i) 以上説明したように、本発明によれば、シリン
ダ及び該シリンダへの液体の吸入と排出を選択的に切り
換える切換弁を有するシリンジ装置と、弁駆動機構と、
ピストン駆動機構と、各機構に対応する駆動源であるモ
ータとを支持するフレーム構造体を、金属板をプレス加
工成型して形成したので以下に示す効果がある。
【0038】 フレーム構造体を構成する個々の板材
をネジ止め又は溶接により一体化する従来方式に比べ、
フレーム構造体の組立工数が少なく、量産を意図した低
コスト生産が可能である。
【0039】 また一枚の金属板からプレス加工成型
により一体成型したフレーム構造体は、従来のフレーム
構造体に比べ、同じ構造強度を得るにも薄い肉厚でよ
く、従って全体のコンパクト化と素材コストの引き下げ
が可能であり、他のシステム機器へ容易に内蔵すること
もできて便利である。
【0040】(ii) また、フレーム構造体は、底部水
平板と、該底部水平板の前部及び後部から垂直方向へそ
れぞれ立設した前部垂直板及び後部垂直板と、該前部垂
直板及び後部垂直板間に架橋された中間水平板とを少な
くとも具備してなり、前部垂直板に大略、シリンジ装置
及び第1の駆動機構及び第1のモータを支持し、かつ前
記中間水平板に大略、前記第2の駆動機構及び第2のモ
ータを支持し、少なくとも前記底部水平板及び前部垂直
板は、全体が略L型状になるよう一体成型したので、以
下に示す効果がある。
【0041】 フレーム構造体を、プレス加工成型に
より一体形成されたメインフレームすなわち底部水平板
と前部垂直板に、サブフレームである後部垂直板と中間
水平板を逆P字形に組み付けて構成することができ、従
って例えば前部垂直板の前面側にシリンジ装置を配置
し、前部垂直板と後部垂直板の間に第1及び第2の駆動
機構と第1及び第2のモータを配設することにより、コ
ンパクトな部品配置により容積効率を効果的に高めるこ
とができる。
【0042】 また底部水平板のほぼ中央部分を重心
線が通過するなど重量バランスに優れる等の効果を奏す
る。
【0043】(iii) さらにまた、フレーム構造体の
後部垂直板に、第1及び第2のモータを駆動する第1の
回路基板を取付けたことにより、前部垂直板と後部垂直
板との間に配置した機構部分或いはその駆動源であるモ
ータ等を、そこから最も近い距離にある第1の回路基板
を経由して電気的に制御することができ、機構部分と回
路部分の良好なインタフェースが可能であり、同時にま
たコンパクトな部品配置によりさらに容積効率を高める
ことができる等の効果を奏する。
【0044】(iv) また、フレーム構造体の後部垂直
板に、第1及び第2のモータの駆動回路とそれを制御す
るコントロール回路とを一体的に有する第2の回路基板
を取付けたことにより、全体の構成を一層コンパクトに
構成でき、取り扱いが便利になる。
【0045】(v)従って、オートディスペンサの販売
時には、オートディスペンサ本体のみ、又は該本体に第
1の回路基板を取付けた状態、又は該本体に第2の回路
基板を取付けた状態の何れの状態でも可能であり、ユー
ザ側のニーズに幅広く対応でき、応用性が大となる。
【0046】(vi) また、ピストンを駆動する第2の
駆動機構は、回転ネジシャフト及びこれに螺合するナッ
トを少なくとも具備し、該ネジシャフトを通常のネジ
で、かつ該ナットを含油プラスチック材料から形成する
ことにより、潤滑油の補給なしで長期に亙って円滑なネ
ジ送り動作を保証することができる。
【0047】(vii) またネジシャフトとナットを、
いわゆるボールネジ機構で構成することにより、多少高
価ではあるが、摩損の少ないより円滑なネジ送り動作が
可能である等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のオートディスペンサの一実施例の回路
基板を省略した状態を示す斜視図である。
【図2】図1に示したオートディスペンサの正面図であ
る。
【図3】図1に示したオートディスペンサの一部切截側
面図である。
【図4】図1に示したオートディスペンサの縦断側面図
である。
【図5】図1に示したシリンジ装置の液体吸入時の縦断
正面図である。
【図6】図1に示したシリンジ装置の液体排出時の縦断
正面図である。
【図7】図1に示したオートディスペンサに第1の回路
基板を取付けた状態の側面図である。
【図8】図1に示したオートディスペンサに上記第1の
回路基板を取付けた状態の背面図である。
【図9】図1に示したオートディスペンサに第2の回路
基板を取付けた他の実施例の側面図である。
【図10】図1に示したオートディスペンサに上記第2
の回路基板を取付けた他の実施例の背面図である。
【符号の説明】
1 弁駆動機構用モータ(第1のモータ) 6 ピストン駆動機構用モータ(第2のモータ) 14 メインフレーム 14a 底部水平板 14b 前部垂直板 15 後部垂直板 16 中間水平板 19 シリンダ 19a ピストン 20 切換弁 21 シリンジ装置 35 吸排管 36 吸入管 37 排出管 39 弁駆動機構(第1の駆動機構) 40 ピストン駆動機構(第2の駆動機構) 41 ドライブ用基板(第1の回路基板) 51 ドライブ及びコントロール基板(第2の回路基
板) 60 ネジ送り機構 70 ベルト掛け伝導機構 100 オートディスペンサ 140 フレーム構造体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ(19)内に後退・前進自在に
    ピストン(19a)を挿入してなり、液体を吸入する吸
    入管(36)と液体を排出する排出管(37)とに択一
    的に切換連通する切換弁(20)を介して液体を吸入・
    排出するシリンジ装置(21)と、 前記切換弁(20)の切り換え動作を行う第1の駆動機
    構(39)と、 前記シリンジ装置(21)のピストンの後退・前進動作
    を行う第2の駆動機構(40)と、 前記第1及び第2の駆動機構をそれぞれ駆動する第1及
    び第2のモータ(1、6)と、 前記シリンジ装置、第1及び第2の駆動機構、及び第1
    及び第2のモータを支持するフレーム構造体(140)
    とを具備するオートディスペンサにおいて、 前記フレーム構造体(140)は、金属板をプレス加工
    成型して形成してなることを特徴とするオートディスペ
    ンサ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のオートディスペンサにお
    いて、 前記フレーム構造体(140)は、底部水平板(14
    a)と、該底部水平板の前部及び後部から垂直方向へそ
    れぞれ立設した前部垂直板(14b)及び後部垂直板
    (15)と、該前部垂直板及び後部垂直板間に架橋され
    た中間水平板(16)とを少なくとも具備してなり、 前部垂直板(14b)に大略、シリンジ装置(21)及
    び第1の駆動機構(39)及び第1のモータ(1)を支
    持し、かつ前記中間水平板(16)に大略、前記第2の
    駆動機構(40)及び第2のモータ(6)を支持し、少
    なくとも前記底部水平板(14a)及び前部垂直板(1
    4b)は、全体が略L型状になるよう一体成型されてい
    ることを特徴とするオートディスペンサ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のオートディスペンサにお
    いて、 前記フレーム構造体の後部垂直板(15)に、第1及び
    第2のモータ(1、6)を駆動するモータ駆動回路を有
    する第1の回路基板(41)を取付けたことを特徴とす
    るオートディスペンサ。
  4. 【請求項4】 請求項2記載のオートディスペンサにお
    いて、 前記フレーム構造体の後部垂直板(15)に、前記第1
    及び第2のモータ(1、6)を駆動するモータ駆動回路
    と外部の制御機器からのプログラム信号を受けて該モー
    タ駆動回路を制御する制御回路とを有する第2の回路基
    板(51)を取付けたことを特徴とするオートディスペ
    ンサ。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4の何れかに記載のオート
    ディスペンサにおいて、 前記第2の駆動機構(40)は、回転ネジシャフト(1
    2)及びこれに螺合するナット(17)を少なくとも具
    備し、 該ネジシャフトは通常のネジであり、かつ該ナットは含
    油プラスチック材料から形成されていることを特徴とす
    るオートディスペンサ。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至4の何れかに記載のオート
    ディスペンサにおいて、 前記第2の駆動機構(40)は、回転ネジシャフト及び
    これに螺合するナットを少なくとも具備し、 該ネジシャフト及びナットは、いわゆるボールネジ機構
    であることを特徴とするオートディスペンサ。
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