JPH0734983Y2 - 屋根パネル固定装置 - Google Patents

屋根パネル固定装置

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JPH0734983Y2
JPH0734983Y2 JP9586390U JP9586390U JPH0734983Y2 JP H0734983 Y2 JPH0734983 Y2 JP H0734983Y2 JP 9586390 U JP9586390 U JP 9586390U JP 9586390 U JP9586390 U JP 9586390U JP H0734983 Y2 JPH0734983 Y2 JP H0734983Y2
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JP
Japan
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roof panel
fixing member
rafter
fixing device
roof
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JP9586390U
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JPH0452110U (ja
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明 小山
均 奥野
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Kubota Corp
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、屋根パネル固定装置に関する。
(従来の技術) 例えば、鉄骨屋根下地等に屋根ぶきする場合、その屋根
下地の流れ方向に等間隔に配置された母屋に、垂木があ
らかじめ板幅方向に等間隔に取付けられた屋根パネル
を、その垂木に装着した屋根パネル固定装置を介して直
接取付ける場合がある。
第6図乃至第8図は、そのような屋根パネル固定装置の
従来例を示す。
図において、26はその屋根パネル固定装置であり、垂木
27の側面下方に木ネジ等で固着された鋼製の取付部材28
と、該取付部材28の略中央部に枢支ピン29を介して回転
自在に取付けられた同じく鋼製の固定部材30とから構成
されている。
前記固定部材30の長手方向一端側は、その幅方向一端か
ら略中央に至るまで切込み31形成されて、あらかじめ屋
根の流れ方向に傾斜して設けられたチャンネル材等から
成る母屋32に対する係合部33とされている。
34はストッパであり、上記固定部材30の回転を一定範囲
に規制すべく、前記取付部材28の下縁側において面外方
向に突設されている。
このように構成された屋根パネル固定装置26を用いて母
屋32に対して屋根パネル35を取付ける場合には、第6図
に示す如く、固定部材30をその係合部33が垂木27の下面
36から突出するように回転させ、その係合部33に形成し
た切込み31に母屋32の上側フランジ37を嵌合させるよう
にして取付ける。このとき、固定部材30は、その幅方向
後端38が前記ストッパ34に当接して、その長手方向が屋
根の流れ方向に対して略垂直となるように位置決めさ
れ、従って、取付後の屋根パネル35が流れ方向に動かな
いように固定されることになる。
また、当該固定装置26は、第7図に示す如く、前記固定
部材30を今度はその幅方向前端39がストッパ34に当接す
るまで同図矢印方向に回転させることにより、固定部材
30をその係合部33が垂直27の下面36よりも突出しない位
置(第7図実線位置)に納めることができるようになっ
ており、屋根パネル35の運搬時等の際にその屋根パネル
35を重ねたい場合に、固定部材30の係合部33が邪魔にな
ることがなく非常に便利なものであるとされていた。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来の屋根パネル固定装置26は、固
定部材30を取付部材28に対して回転自在に取付けること
により、固定部材30の係合部33が突出した取付状態(第
6図実線)と突出していない収納状態(第7図実線)と
を得ようとするものであるので、固定部材30の前後端3
8,39がストッパ34に当接していない中間位置において
は、固定部材30はその自重により長手方向が鉛直方向に
一致する吊り下げ状態となるのが通常である。
従って、このような吊り下げ状態にある固定部材30を、
屋根の流れ方向にあらかじめ向けられた母屋32に取付け
るためには、作業者が当該固定装置26のあるところまで
行って固定部材30の後端38をストッパ34に手で押しつけ
ながら、その係合部33に母屋32の上側フランジ37を嵌合
させなければならず、作業が非常にめんどうであった上
に、指づめ等の危険性も高かった。更に、軒先に屋根パ
ネル35を取付ける際には、足場がないと固定装置26のあ
るところまで行けない場合もあり、このようなときはよ
りいっそうその取付作業が困難であった。
本考案は、このような実情に鑑みて成されたものであ
り、屋根パネルの取付作業がより簡便でしかも安全に行
うことができる屋根パネル固定装置を提供することを目
的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成すべく、本考案が講じた技術的手段は、
屋根パネル1の垂木2に固着された受部材8に、母屋6
に対する係合部17を有する固定部材9が、その係合部17
が垂木2の下面19より出退自在となるように、前記屋根
パネル1の板厚方向にスライド自在に設けられ、それら
受部材8と固定部材9間には、固定部材9が少なくとも
垂木2の下面19側には抜けないようにする抜け止め手段
21が設けられている点にある。
(作用) 本考案では、固定部材9の係合部17を垂木2の下面19よ
り出退自在に構成するのに、その固定部材9を受部材8
を介して屋根パネル1の板厚方向にスライド自在に設け
る。
従って、固定部材9が垂木2の下面19から突出する際に
は、常に屋根の流れ方向に垂直に突出することになり、
あらかじめ屋根の流れ方向に傾斜して設けられている母
屋6と、固定部材9係合部17との係合がなされやすくな
る。
(実施例) 以下、図面に基いて本考案の一実施例につき詳述する。
図において、1は屋根パネル、2はその屋根パネル1の
裏面にあらかじめ取付けられた垂木であり、この垂木2
は、屋根パネル1の長手方向(屋根の流れ方向)に沿っ
てそのパネル1の幅方向等間隔に取付けられている。
3は屋根の流れ方向に垂直に走る梁材であり、その上側
フランジ4には、取付台5を介してチャンネル材より成
る母屋6が屋根の流れ方向に向いて傾斜して取付けられ
ている。
7は本実施例に係る屋根パネル固定装置を示し、前記垂
木2の側面下方に取付けられており、前記した母屋6に
対して屋根パネル1を固定するためのものである。
この屋根パネル固定装置7は、いずれも鋼製の金属板体
より成る受部材8と固定部材9とから成り、その受部材
8は、略方形の板体の中央における大部分が方形にくり
貫かれて形成されており、左右一対の取付板部10,10と
それらを互いに連結する上下一対のつなぎ部11,11とか
ら成る。
前記つなぎ部11,11は、取付板部10,10との接続部分及び
その接続部分から当該つなぎ部11,11の長手方向やや内
方に入ったところにおいて、互いに逆方向に屈曲されて
おり、このことによって、第5図に示す如く、当該つな
ぎ部11,11が取付板部10,10に対して板厚方向において前
記固定部材9の略板厚分だけ変位するように形成されて
いる。
また、前記取付板部10,10の離間距離は、固定部材9の
幅と同寸とされており、それらの相対向する端縁は、固
定部材9の幅方向両端が当接して摺動するガイド端12,1
2とされている。
尚、13はねじ孔であり各取付板部10,10の略中央に設け
られており、また、いずれか一方の取付板部10の下端部
は、直角に屈曲形成されて位置決め片14とされている。
前記固定部材9は、方形板体の長手方向両端部がそれぞ
れ同方向に略垂直に屈曲されて形成されたもので、その
屈曲部分は、それぞれ上下のストッパ部15,15とされて
いる。
この固定部材9の長手方向一端側は、その幅方向一端か
ら略中央に至るまで切込み16が形成されており、前記母
屋6に対する係合部17とされている。尚、18aはくぎ孔
であり、この固定部材9の大部分を成す本体部18の中央
に一つ設けられている。
このような形状を呈する受部材8と固定部材9とから屋
根パネル固定装置7を構成するには、先ず、第1図に示
す如く、係合部17を下にして固定部材9を受部材8の取
付板部10,10の間に嵌め込んで、前記位置決め片を垂木
2の下面19に当接しながら位置合わせした後、取付板部
10,10のねじ孔13,13にそれぞれ木ねじ20,20を螺合して
固定すればよい。
この際、固定部材9は、その幅方向両端が前記取付板部
10,10のガイド端12,12に当接し、かつ、上下のつなぎ部
11,11が固定部材9の本体部18を抱き込んだ状態で取付
られることになり、従って、取付完了後の固定部材9
は、垂木2に対して垂直方向に、即ち、屋根パネル1の
板厚方向にスライド自在に取付けられ、その際、当該固
定部材9の係合部17が垂木2の下面19より出退すること
になる。
また、固定部材9に設けた上下のストッパ部15,15は、
受部材8側の上下のつなぎ部11,11と共に当該固定部材
9の抜け止め手段21を構成しており、上ストッパ部15は
上つなぎ部11と、下ストッパ部15は下つなぎ部11と、そ
れぞれ当接することにより、固定部材9のスライド範囲
が規制されるようになっている。
上記構成に係る本実施例においては、屋根パネル1を母
屋6に取付ける場合には、その屋根パネル1を上にして
持ち上げると、前記固定部材9がその自重により自然に
屋根パネル1の板厚方向下方に突出され、その突出した
係合部17の切込み16に母屋6の上側フランジ22を嵌合さ
せ、固定部材9のくぎ孔18aにくぎを打ち込むことによ
り取付けが完了する。
このように、本実施例によれば、固定部材9が必ず屋根
パネル1の板厚方向、即ち、屋根の流れ方向に垂直に突
出することになるので、あらかじめ屋根の流れ方向に傾
斜して設けられた母屋6に対しての取付けが非常に簡便
となり、従来に比べて屋根パネル1の取付作業をより迅
速かつ安全に行うことができる。
また、本実施例によれば、固定部材9の両端が取付板部
10,10のガイド端12,12に当接することにより固定部材9
が支持されており、しかも取付後はくぎ23止めされるこ
ととなっているので、従来枢支ピン29を介して固定部材
30が取付けられていた場合に比べると、部品点数も少な
く構造も非常に簡単なものになっていると共に、取付後
のガタつきもなく、非常に強固で安定した屋根パネル1
の取付けが実現されている。
尚、屋根パネル1を運搬等する場合に、それを重ねたい
場合には、第3図に示す如く、今度はパネル1自体を下
にすれば、固定部材9がその自重によって下方(屋根パ
ネル1側)に自然に収納され、取付時に必要であった係
合部17が垂木2の下面19より突出しなくなるので、重ね
て運搬等する場合に非常に便利である。
以上、本考案に係る一実施例につき説明したが、本考案
はこれに限られず、例えば、固定部材9の係合部17側に
あるストッパ部15は設けないことにし、固定部材9が垂
木2の下面19側のみに抜けないように構成してもよい。
即ち、この場合には、固定部材9は受部材8に対して屋
根パネル1側から挿脱自在となるので、取付時にのみ当
該固定部材9を屋根パネル1側から受部材8に差し込め
ばよく、その他の運搬時等には固定部材9が屋根パネル
1とは別体に扱われることになる。
また、固定部材9を受部材8に対してスライド自在に設
ける手段は、上記実施例に限られないことは勿論であ
る。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、固定部材9の係
合部17が垂木2の下面19より出退自在となるように、そ
の固定部材9を屋根パネル1の板厚方向にスライド自在
に設けたので、通常あらかじめ屋根の流れ方向に傾斜し
て設けられている母屋6に対する屋根パネル1の取付け
が従来に比べて非常に簡便となり、屋根パネル1の取付
作業をより迅速かつ確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本考案の一実施例を示し、第1図は
屋根パネル固定装置の分解斜視図、第2図は取付完了後
の屋根パネル固定装置の正面図、第3図は屋根パネルを
下にしたときの屋根パネル固定装置の正面図、第4図は
第3図IV−IV線断面図、第5図は第3図V−V線断面
図、第6図乃至第8図は従来例を示し、第6図は取付完
了後の屋根パネル固定装置の正面図、第7図は収納時の
屋根パネル固定装置の正面図、第8図は第6図VIII−VI
II線断面図である。 1……屋根パネル、2……垂木、6……母屋、8……受
部材、9……固定部材、17……係合部、19……下面、21
……抜け止め手段。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】屋根パネル(1)の垂木(2)に固着され
    た受部材(8)に、母屋(6)に対する係合部(17)を
    有する固定部材(9)が、その係合部(17)が垂木
    (2)の下面(19)より出退自在となるように、前記屋
    根パネル(1)の板厚方向にスライド自在に設けられ、
    それら受部材(8)と固定部材(9)間には、固定部材
    (9)が少なくとも垂木(2)の下面(19)側には抜け
    ないようにする抜け止め手段(21)が設けられているこ
    とを特徴とする屋根パネル固定装置。
JP9586390U 1990-09-11 1990-09-11 屋根パネル固定装置 Expired - Lifetime JPH0734983Y2 (ja)

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JPH0452110U JPH0452110U (ja) 1992-05-01
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