JP3214240B2 - 屋根パネル - Google Patents

屋根パネル

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JP3214240B2
JP3214240B2 JP17568194A JP17568194A JP3214240B2 JP 3214240 B2 JP3214240 B2 JP 3214240B2 JP 17568194 A JP17568194 A JP 17568194A JP 17568194 A JP17568194 A JP 17568194A JP 3214240 B2 JP3214240 B2 JP 3214240B2
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Matsushita Electric Works Ltd
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、屋根パネルに関し、例
えば、軒先部を納めるのに有用な屋根パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の屋根パネルとしては、一般に図1
1に示すごとく、屋根パネル本体(4)の軒先側側面に
鼻板(2)を釘などによって取り付け、さらに、この鼻
板(2)と軒先壁(17)とにそれぞれ第1の野縁(2
7)と第2の野縁(28)を取り付け、この第1の野縁
(27)と第2の野縁(28)とを橋渡しするごとく、
軒天井(1)を備えたものであった。また、この屋根パ
ネル本体(4)には、必要に応じて垂木(7)や軒桁
(3)などが取り付けられ、屋根パネル本体(4)上に
は、平板、波形などの瓦(5)が葺設されていた。
【0003】しかし、このような屋根パネルにおいて
は、鼻板(2)と軒先壁(17)とにそれぞれ第1の野
縁(27)と第2の野縁(28)を取り付け、一般に長
尺状の板が用いられていた軒天井(1)をこの第1の野
縁(27)と第2の野縁(28)とに橋渡しするという
施工がすべて現場で行われなければならない。また、屋
根パネル本体(4)、鼻板(2)、および、軒天井
(1)の部材管理をそれぞれ別々に行わなければなら
ず、その上、運搬の際にも屋根パネル本体(4)、鼻板
(2)、および、軒天井(1)がそれぞれ別々であるた
めに面倒であり、しかも、上述の施工の面倒さなどから
施工スピードが遅くなるという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の事実
に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、現
場での施工が簡単であり、しかも、施工スピードがアッ
プできる屋根パネルを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
屋根パネルは、屋根パネル本体(4)、および、この屋
根パネル本体(4)の軒先側側面に取り付けられた鼻板
(2)を備え、さらに、この鼻板(2)で一端を枢着さ
れた軒天井(1)を備えたことを特徴とする。
【0006】しかも、本発明の請求項に係る屋根パネ
ルは、上記屋根パネル本体(4)と上記軒天井(1)と
を繋ぎ、軒天井(1)の他端を支持して、この軒天井
(1)を水平に保持する折り畳み自在な支持具(6)を
備えたことを特徴とする。
【0007】本発明の請求項に係る屋根パネルは、上
記支持具(6)が、一対のリンク片(10)(11)か
らなり、この両リンク片(10)(11)を長さ調整自
在に枢着してなることを特徴とする。
【0008】この場合、上記一対のリンク片(10)
(11)の一方に複数の係止孔(12)を設け、さら
に、上記一対のリンク片(10)(11)の他方に上記
係止孔(12)の1つに嵌着する係止軸(14)を備え
ると良い
【0009】更に、この場合に、上記複数の係止孔(1
2)が、上記一対のリンク片(10)(11)の一方の
長手方向に形成された一つの長孔(13)から短手方向
に突出して設けられ、上記係止軸(14)が、上記長孔
(13)に摺動自在に係合されても良い
【0010】本発明の請求項に係る屋根パネルは、上
記屋根パネル本体(4)を複数枚並設した状態で、上記
軒天井(1)間に形成される隙間を塞ぐ閉塞具(18)
を備えたことを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明の請求項1に係る屋根パネルによると、
屋根パネル本体(4)、および、この屋根パネル本体
(4)の軒先側側面に取り付けられた鼻板(2)を備
え、さらに、この鼻板(2)で一端を枢着された軒天井
(1)を備えたので、現場では、屋根パネル本体(4)
を建物の屋根面に載せ、軒天井(1)を水平方向に軒天
井(1)の他端を固定するだけの施工で非常に簡単であ
り、しかも、従来のような面倒な施工工程が省かれたの
で施工スピードをアップすることができる。その上、一
端を枢着された軒天井(1)を屋根パネル本体(4)側
に畳むだけで、屋根パネル本体(4)を積載移動するこ
とも簡単にできる。
【0012】しかも、本発明の請求項に係る屋根パネ
ルによると、上記屋根パネル本体(4)と上記軒天井
(1)とを繋ぎ、軒天井(1)の他端を支持して、この
軒天井(1)を水平に保持する折り畳み自在な支持具
(6)を備えたので、上記に加えて、現場で水平方向に
軒天井(1)の他端を固定するのが簡単である。また、
支持具(6)は折り畳み自在なので、屋根パネル本体
(4)を積載移動することも支障をきたすことなく簡単
にできる。
【0013】本発明の請求項に係る屋根パネルによる
と、上記支持具(6)が、一対のリンク片(10)(1
1)からなり、この両リンク片(10)(11)を長さ
調整自在に枢着してなるので、請求項記載のものに加
えて、屋根の勾配が変化しても、支持具(6)の両リン
ク片(10)(11)を長さ調整して、自由に軒天井
(1)を水平に保持することができる。また、屋根の勾
配が変わることによって取り付けの金具などを変える必
要もない。
【0014】この場合、上記一対のリンク片(10)
(11)の一方に複数の係止孔(12)を設け、さら
に、上記一対のリンク片(10)(11)の他方に上記
係止孔(12)の1つに嵌着する係止軸(14)を備え
ると、上記に加えて、一対のリンク片(10)(11)
の係止軸(14)を係止孔(12)の1つに嵌着するだ
けで、屋根の勾配が変化しても、両リンク片(10)
(11)を確実に長さ調整することができる。
【0015】更に、この場合に、上記複数の係止孔(1
2)が、上記一対のリンク片(10)(11)の一方の
長手方向に形成された一つの長孔(13)から短手方向
に突出して設けられ、上記係止軸(14)が、上記長孔
(13)に摺動自在に係合されると、上記に加えて、屋
根の勾配に応じて調節する際に係止軸(14)を係止孔
(12)から取り外す必要なく、摺動自在なので、自由
自在に係止軸(14)を長孔(13)で滑らせ係止孔
(12)の1つに嵌着することができる。すなわち、両
リンク片(10)(11)の長さ調整が容易にできる。
【0016】本発明の請求項に係る屋根パネルによる
と、上記屋根パネル本体(4)を複数枚並設した状態
で、上記軒天井(1)間に形成される隙間を塞ぐ閉塞具
(18)を備えたので、請求項1又は2記載のものに加
えて、施工時に軒天井(1)間に形成される隙間につい
て、特に精度面など気にする必要がなく、屋根パネル本
体(4)を複数枚並設した後、軒天井(1)間に形成さ
れる隙間を閉塞具(18)で簡単に塞ぐことができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明す
る。
【0018】図1は、本発明の一実施例に係る屋根パネ
ルを示す一部断面した側面図である。図2は、本発明の
他の一実施例に係る屋根パネルを示す一部断面した側面
図である。図3は、本発明の一実施例に係る屋根パネル
に用いた一実施例に係る一対のリンク片の側面図であ
る。図4は、本発明の一実施例に係る屋根パネルを積載
した際の状態を示す側面図である。図5は、本発明の一
実施例に係る屋根パネルを並設した際の状態を示す断面
図である。図6は、本発明の一実施例に係る屋根パネル
を並設した際に軒天井間を閉塞する一例を示す断面図で
ある。図7は、本発明の一実施例に係る屋根パネルを並
設した際に軒天井間を閉塞する他の一例を示す断面図で
ある。図8は、本発明の一実施例に係る屋根パネルを並
設した際に軒天井間を閉塞するさらに他の一例を示す断
面図である。図9は、本発明の一実施例に係る屋根パネ
ルを並設した際に軒天井間を閉塞するさらに他の一例を
示す断面図である。図10は、本発明の一実施例に係る
屋根パネルを用いた際の施工状態を示す斜視図である。
【0019】図1および図2に示すごとく、本発明の屋
根パネルは、屋根パネル本体(4)、および、この屋根
パネル本体(4)の軒先側側面に取り付けられた鼻板
(2)を備え、さらに、この鼻板(2)で一端を枢着さ
れた軒天井(1)を備えているものである。
【0020】上記屋根パネル本体(4)には、必要に応
じて垂木(7)や軒桁(3)などが取り付けられ、屋根
パネル本体(4)上には、平板、波形などの瓦(5)が
葺設されている。垂木(7)や軒桁(3)などは、通常
使用されている木材でよく、特に制限されない。軒桁
(3)は、屋根面において、通常軒先壁(17)の頂部
で軒下に渡されるように取り付けられる横架材である。
また、上記瓦(5)は、例えば、屋根パネル本体(4)
上に屋根下地材を敷設し、この屋根下地材の上に釘など
で固定されることで葺設されているものである。この瓦
(5)としては、粘土瓦、石綿板瓦、石綿セメント板
瓦、繊維入りセメント板瓦、または、その他公知の屋根
成形材料により構成されているものである。屋根下地材
を用いる場合は、通常使用されている塩化ビニル樹脂な
どの樹脂製のシートでよく、雨水などが浸入しないもの
であれば、その他のものを用いてもかまわない。
【0021】図10に示すごとく、上記屋根パネル本体
(4)は、桁行方向に取り付けられる棟木(26)、屋
根の妻側などに取り付けられる破風(25)、前述の軒
桁(3)などで組み立てられる屋根面に複数枚並設され
るものである。屋根パネル本体(4)の並設後は、棟側
の頂部に棟包(24)などが被せられるものである。棟
木(26)は、通常使用されている木材でよく、特に制
限されない。また、破風(25)についても、通常使用
されている木板でよく、特に制限されない。
【0022】図1および図2に示すごとく、上記屋根パ
ネル本体(4)の軒先側側面に取り付けられた鼻板
(2)が備えられている。この鼻板(2)は、通常使用
されている木板でよく、特に制限されない。鼻板(2)
の大きさや厚さについても、通常使用されているものと
同様であり、特に限定をしない。
【0023】図1および図2に示すごとく、上記鼻板
(2)で一端を枢着された軒天井(1)が備えられてい
る。この軒天井(1)は、通常使用されている木板でよ
く、特に制限されない。軒天井(1)の厚さについて
も、通常使用されているものと同様であり、特に限定を
しない。軒天井(1)の大きさは、上記鼻板(2)と軒
先壁(17)との間の幅に応じて決められるものであ
り、鼻板(2)と軒先壁(17)との間を充分にカバー
できれば、これについても特に制限はないものである。
【0024】現場では、図10に示すごとく、上記屋根
パネル本体(4)を建物の屋根面に載せ、軒天井(1)
を水平方向に軒天井(1)の他端を固定するだけの施工
で非常に簡単であり、しかも、従来のような面倒な施工
工程が省かれたので施工スピードをアップすることがで
きるものである。その上、一端を枢着された軒天井
(1)を屋根パネル本体(4)側に畳むだけで、屋根パ
ネル本体(4)を積載移動することも簡単にできるもの
である。
【0025】図1および図2に示すごとく、上記屋根パ
ネル本体(4)と上記軒天井(1)とを繋ぎ、軒天井
(1)の他端を支持して、この軒天井(1)を水平に保
持する折り畳み自在な支持具(6)が備えられている。
この支持具(6)が備えられていると、現場で水平方向
に軒天井(1)の他端を固定するのが簡単なものであ
る。上記支持具(6)としては、鉄、アルミニウム、ス
テンレスなどの金属片製のものでもよいし、木片製のも
のでもよく、特に限定されるものではない。
【0026】図4に示すごとく、上記支持具(6)は折
り畳み自在なので、屋根パネル本体(4)の真下に軒天
井(1)が位置して、屋根パネル本体(4)を積載移動
することも支障をきたすことなく簡単にできる点で好ま
しく、何段積載しても安定性が非常に良いものである。
【0027】図3に示すごとく、上記支持具(6)が、
一対のリンク片(10)(11)からなり、この両リン
ク片(10)(11)を長さ調整自在に枢着してなって
いると、屋根の勾配が変化しても、支持具(6)の両リ
ンク片(10)(11)を長さ調整して、自由に軒天井
(1)を水平に保持することができる点で好ましいもの
である。また、屋根の勾配が変わることによって取り付
けの金具などを変える必要もないものである。
【0028】上記一対のリンク片(10)(11)の形
状としては、例えば、図示のごとく、細長い棒切れ状の
ものでもよいし、楕円形状のものであってもよいし、そ
の他に両リンク片(10)(11)が長さ調整自在に枢
着されるものであればどの様な形状であっても構わな
い。一対のリンク片(10)(11)の大きさについて
は、支持具(6)を構成できる大きさであれば、特に問
わない。
【0029】また、図3に示すごとく、上記一対のリン
ク片(10)(11)の一方に複数の係止孔(12)を
設け、さらに、上記一対のリンク片(10)(11)の
他方に上記係止孔(12)の1つに嵌着する係止軸(1
4)を備えていると、一対のリンク片(10)(11)
の係止軸(14)を係止孔(12)の1つに嵌着するだ
けで、屋根の勾配が変化しても、両リンク片(10)
(11)を確実に長さ調整ができる点で好ましいもので
ある。この係止孔(12)と係止軸(14)の形状は、
例えば、図示のごとく、円形状であるが、その他にも角
形状であってもよく、特に限定しない。
【0030】図3に示すごとく、上側のリンク片(1
0)の上端部(9)は、ビス、釘などでなる上枢着軸
(15)を介して上記屋根パネル本体(4)に枢着固定
されている。一方、下側のリンク片(11)の下端部
(25)には、上記軒天井(1)に取り付けられるビ
ス、釘などでなる下枢着軸(16)が設けられている。
この下枢着軸(16)は、軒天井(1)に予め張りつけ
るなどの方法によって取り付けられた取付具(8)に枢
着固定されている。
【0031】上記係止孔(12)と係止軸(14)の大
きさについては、一対のリンク片(10)(11)を構
成できる大きさであれば、特に問わない。図3に示すご
とく、係止孔(12)と係止軸(14)とは、両リンク
片(10)(11)のどちらか一方にそれぞれ形成され
ており、例えば、上側のリンク片(10)に係止孔(1
2)が形成されていれば、下側のリンク片(11)に係
止軸(14)が形成されているものである。逆に、上側
のリンク片(10)に係止軸(14)が形成されていれ
ば、下側のリンク片(11)に係止孔(12)が形成さ
れているものである。
【0032】さらに、図3に示すごとく、上記複数の係
止孔(12)が、上記一対のリンク片(10)(11)
の一方の長手方向に形成された一つの長孔(13)から
短手方向に突出して設けられ、上記係止軸(14)が、
上記長孔(13)に摺動自在に係合されていると、屋根
の勾配に応じて調節する際に係止軸(14)を係止孔
(12)から取り外す必要なく、摺動自在なので、自由
自在に係止軸(14)を長孔(13)で滑らせ係止孔
(12)の1つに嵌着することができる点で好ましいも
のである。すなわち、両リンク片(10)(11)の長
さ調整が容易にできるものである。
【0033】図3に示すごとく、上記長孔(13)は、
上記一対のリンク片(10)(11)のうち係止孔(1
2)の形成されている方に設けられているものである。
例えば、上側のリンク片(10)に係止孔(12)が形
成されていれば、長孔(13)も上側のリンク片(1
0)に設けられており、下側のリンク片(11)に係止
孔(12)が形成されていれば、長孔(13)も下側の
リンク片(11)に設けられているものである。
【0034】図5に示すごとく、上記屋根パネル本体
(4)を複数枚並設した状態で、上記軒天井(1)間に
形成される隙間を塞ぐ閉塞具(18)を備えていると、
施工時に軒天井(1)間に形成される隙間について、特
に精度面など気にする必要がなく、屋根パネル本体
(4)を複数枚並設した後、軒天井(1)間に形成され
る隙間を閉塞具(18)で簡単に塞ぐことができる点で
好ましいものである。なお、軒天井(1)間に形成され
る隙間を塞ぐことは、外観を良好にするだけでなく、防
火上においても重要なものである。また、下枢着軸(1
6)は、前述の通り取付具(8)に枢着固定されている
が、さらに、この図5に示す場合のように補強具(1
9)を設けても良いものである。
【0035】上記閉塞具(18)としては、図6または
図8に示すごとく、平板状のものや図7または図9に示
すごとく、薄板状のものなどが用いられる。その他に
も、隙間を塞ぐことができるものであれば、どの様なも
のを用いても構わない。
【0036】図6に示す場合は、予め片側の軒天井
(1)の下側からビス(20)で閉塞具(18)を固定
しておき、並設すれば、軒天井(1)間に形成される隙
間を平板状の閉塞具(18)で塞ぐことができるもので
ある。
【0037】図7に示す場合は、軒天井(1)間に形成
される隙間を略Z字型であり薄板状の閉塞具(18)で
塞ぎ、薄板状の閉塞具(18)の下側からビス(20)
で片側の軒天井(1)を通して閉塞具(18)を固定し
たものである。この場合は、予め閉塞具(18)を固定
しておいてもよいし、現場で閉塞具(18)を固定して
もよいものである。
【0038】図8に示す場合は、片側の軒天井(1)に
固定されたバネ(21)で閉じる方向に付勢された回転
自在で平板状の閉塞具(18)によって、軒天井(1)
間に形成される隙間が塞がれる。この場合は、閉塞具
(18)が回転自在であるため、施工時などに必要に応
じて手で閉塞具(18)を点線方向に回転できるもので
ある。バネ(21)としては、例えば、コイル状、渦巻
き状、板状など様々なものが用いられる。
【0039】図9に示す場合は、片側の軒天井(1)に
固定された枢着軸(23)に付勢された略逆ハット型で
あり薄板状の閉塞具(18)が、予めテープ(22)な
どで固定されている。片側の軒天井(1)に空けられた
穴(24)に細い針状のものを差し込むだけでテープ
(22)が外れて、薄板状の閉塞具(18)が回転し、
この閉塞具(18)によって、軒天井(1)間に形成さ
れる隙間が塞がれる。この場合は、特に、現場で施工す
るのに有用なものである。図示のごとく、この場合、薄
板状の閉塞具(18)の谷部が軒天井(1)間に形成さ
れる隙間に嵌まり込み、外観上でも良好なものである。
【0040】本発明の屋根パネルによると、図1に示す
ごとく、屋根パネル本体(4)、および、この屋根パネ
ル本体(4)の軒先側側面に取り付けられた鼻板(2)
を備え、さらに、この鼻板(2)で一端を枢着された軒
天井(1)を備えたので、現場では、屋根パネル本体
(4)を建物の屋根面に載せ、軒天井(1)を水平方向
に軒天井(1)の他端を固定するだけの施工で非常に簡
単であり、しかも、従来のような面倒な施工工程が省か
れたので施工スピードをアップすることができるもので
ある。その上、一端を枢着された軒天井(1)を屋根パ
ネル本体(4)側に畳むだけで、屋根パネル本体(4)
を積載移動することも簡単にできるものである。
【0041】
【発明の効果】本発明の請求項1に係る屋根パネルによ
ると、現場では、屋根パネル本体(4)を建物の屋根面
に載せ、軒天井(1)を水平方向に軒天井(1)の他端
を固定するだけの施工で非常に簡単であり、しかも、従
来のような面倒な施工工程が省かれたので施工スピード
をアップすることができるものである。その上、一端を
枢着された軒天井(1)を屋根パネル本体(4)側に畳
むだけで、屋根パネル本体(4)を積載移動することも
簡単にできるものである。
【0042】しかも、本発明の請求項に係る屋根パネ
ルによると、上記屋根パネル本体(4)と上記軒天井
(1)とを繋ぎ、軒天井(1)の他端を支持して、この
軒天井(1)を水平に保持する折り畳み自在な支持具
(6)を備えたので、上記に加えて、現場で水平方向に
軒天井(1)の他端を固定するのが簡単なものである。
また、支持具(6)は折り畳み自在なので、屋根パネル
本体(4)を積載移動することも支障をきたすことなく
簡単にできるものである。
【0043】本発明の請求項に係る屋根パネルによる
と、上記支持具(6)が、一対のリンク片(10)(1
1)からなり、この両リンク片(10)(11)を長さ
調整自在に枢着してなるので、請求項記載のものに加
えて、屋根の勾配が変化しても、支持具(6)の両リン
ク片(10)(11)を長さ調整して、自由に軒天井
(1)を水平に保持することができるものである。ま
た、屋根の勾配が変わることによって取り付けの金具な
どを変える必要もないものである。
【0044】この場合、上記一対のリンク片(10)
(11)の一方に複数の係止孔(12)を設け、さら
に、上記一対のリンク片(10)(11)の他方に上記
係止孔(12)の1つに嵌着する係止軸(14)を備え
ると、上記に加えて、一対のリンク片(10)(11)
の係止軸(14)を係止孔(12)の1つに嵌着するだ
けで、屋根の勾配が変化しても、両リンク片(10)
(11)を確実に長さ調整することができるものであ
る。
【0045】更に、この場合に、上記複数の係止孔(1
2)が、上記一対のリンク片(10)(11)の一方の
長手方向に形成された一つの長孔(13)から短手方向
に突出して設けられ、上記係止軸(14)が、上記長孔
(13)に摺動自在に係合されると、上記に加えて、屋
根の勾配に応じて調節する際に係止軸(14)を係止孔
(12)から取り外す必要なく、摺動自在なので、自由
自在に係止軸(14)を長孔(13)で滑らせ係止孔
(12)の1つに嵌着することができるものである。す
なわち、両リンク片(10)(11)の長さ調整が容易
にできるものである。
【0046】本発明の請求項に係る屋根パネルによる
と、上記屋根パネル本体(4)を複数枚並設した状態
で、上記軒天井(1)間に形成される隙間を塞ぐ閉塞具
(18)を備えたので、請求項1又は2記載のものに加
えて、施工時に軒天井(1)間に形成される隙間につい
て、特に精度面など気にする必要がなく、屋根パネル本
体(4)を複数枚並設した後、軒天井(1)間に形成さ
れる隙間を閉塞具(18)で簡単に塞ぐことができるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る屋根パネルを示す一部
断面した側面図である。
【図2】本発明の他の一実施例に係る屋根パネルを示す
一部断面した側面図である。
【図3】本発明の一実施例に係る屋根パネルに用いた一
実施例に係る一対のリンク片の側面図である。
【図4】本発明の一実施例に係る屋根パネルを積載した
際の状態を示す側面図である。
【図5】本発明の一実施例に係る屋根パネルを並設した
際の状態を示す断面図である。
【図6】本発明の一実施例に係る屋根パネルを並設した
際に軒天井間を閉塞する一例を示す断面図である。
【図7】本発明の一実施例に係る屋根パネルを並設した
際に軒天井間を閉塞する他の一例を示す断面図である。
【図8】本発明の一実施例に係る屋根パネルを並設した
際に軒天井間を閉塞するさらに他の一例を示す断面図で
ある。
【図9】本発明の一実施例に係る屋根パネルを並設した
際に軒天井間を閉塞するさらに他の一例を示す断面図で
ある。
【図10】本発明の一実施例に係る屋根パネルを用いた
際の施工状態を示す斜視図である。
【図11】従来例に係る屋根パネルを示す一部断面した
側面図である。
【符号の説明】
1 軒天井 2 鼻板 4 屋根パネル本体 6 支持具 10 リンク片 11 リンク片 12 係止孔 13 長孔 14 係止軸 18 閉塞具

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋根パネル本体(4)、および、この屋
    根パネル本体(4)の軒先側側面に取り付けられた鼻板
    (2)を備え、さらに、この鼻板(2)で一端を枢着さ
    れた軒天井(1)を備えた屋根パネルにおいて、上記屋
    根パネル本体(4)と上記軒天井(1)とを繋ぎ、軒天
    井(1)の他端を支持して、この軒天井(1)を水平に
    保持する折り畳み自在な支持具(6)を備えたことを特
    徴とする屋根パネル。
  2. 【請求項2】 上記支持具(6)が、一対のリンク片
    (10)(11)からなり、この両リンク片(10)
    (11)を長さ調整自在に枢着してなることを特徴とす
    る請求項記載の屋根パネル。
  3. 【請求項3】 上記屋根パネル本体(4)を複数枚並設
    した状態で、上記軒天井(1)間に形成される隙間を塞
    ぐ閉塞具(18)を備えたことを特徴とする請求項1
    は2記載の屋根パネル。
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