JPH0734868Y2 - 追加凹部付きの卵容器 - Google Patents

追加凹部付きの卵容器

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JPH0734868Y2
JPH0734868Y2 JP10181991U JP10181991U JPH0734868Y2 JP H0734868 Y2 JPH0734868 Y2 JP H0734868Y2 JP 10181991 U JP10181991 U JP 10181991U JP 10181991 U JP10181991 U JP 10181991U JP H0734868 Y2 JPH0734868 Y2 JP H0734868Y2
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recess
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egg
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守 加茂
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守 加茂
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  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
  • Packaging Frangible Articles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、鶏卵などの卵を収容す
る透明ないし半透明の合成樹脂シート製容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の卵容器は、 合計10個入
り、あるいは6個入りのものが一般的である。そのため
卵を収容する略半球形凹部も容器身部分と蓋部分とに夫
々10個あるいは6個ずつ、5個×2列あるいは3個×
2列をなして設けられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで販売促進など
の目的で、一般に景品(ノベルティ)とも称されているサ
ービス品ないしは「おまけ」を卵と同じ容器へ収容した
いという要望が近年鶏卵の生産者、販売店などの一部に
見受けられる。しかし、卵収容凹部と同じ凹部を一連に
追加形成したのみでは、該サービス品が「卵の代わり
に」梱包されているかの如き感じを与え、しかも卵収容
凹部の周壁は傾斜している上に一般に補強リブも形成さ
れ、 平面視において凹部頂壁は極めて狭隘であるため、
外部、主として蓋上方から中のサービス品を鮮明に透視
することは難しいという問題があった。
【0004】そこで本考案の目的は、卵とは画然と区別
して、 しかも鮮明に透視できる状態にサービス品を収容
する追加凹部を備えた卵容器の提供にある。そして具体
的には、 少なくとも容器の蓋部分については、 追加凹部
を区画形成する周壁と、 該周壁に囲まれた頂壁とを可及
的に平坦なものとし、 しかも該追加凹部に対し他の卵用
凹部と同程度の強度を付与できる構造とした卵容器の提
供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】該目的を達成するための
本考案の構成を、各図中の番号を用いて説明すると、本
考案追加凹部付きの卵容器は、周縁部(14)と、高さが該
周縁部(14)に等しい円錐台形の中空柱状突起(15)と、該
突起(15),(15)間もしくは該突起(15)と周縁部(14)との
間に差し渡された隔壁(16)とで囲まれ、卵の下半部を収
容すべく略々円錐台形を呈した下方凹部(11)が列をなし
て配置された身部分(10)と、 同様に周縁部(24)と、高さ
が該周縁部(24)に等しい円錐台形の中空柱状突起(25)
と、該突起(25),(25)間もしくは該突起(25)と周縁部(2
4)との間に差し渡された隔壁(26)とで囲まれ、卵の上半
部を収容すべく前記下方凹部(11)に対応して同様に列を
なしている略々円錐台形の上方凹部(21)を有した蓋部分
(20)と、 これらを折曲げ可能に連結した繋がり部分(30)
とが透明もしくは半透明合成樹脂シートで一体成形され
ている点においては従来の製品と同様である。しかし本
考案の容器は、 身部分(10)には前記下方凹部の列の一端
側から追加凹部(12),(12)が、 少なくとも主要部分の高
さが前記下方凹部(11)の深さに略々等しい仕切壁(13)を
介して該列の方向に延設されていると共に、 蓋部分(20)
には身部分(10)の追加凹部(12)に対応した追加凹部(22)
が、 少なくとも主要部分の高さが前記上方凹部(21)の深
さに略々等しい仕切壁(23)を介して延設されていて、 蓋
部分(20)の追加凹部(22)は、 側壁(27)で囲まれた頂壁(2
8)が実質的に平坦で、 平面視においては頂壁(28)の面積
が側壁(27)の面積と同程度であることを特徴とする。
【0006】
【作用】本考案の卵容器は、このような構造としたもの
であるから、対向した身部分の仕切壁の上部端面と蓋部
分の仕切壁の下部端面とが容器閉蓋状態においては互い
に当接し合い、追加凹部を補強する姿勢をとる。しかも
端面どうしが当接した両仕切壁は、追加凹部を他の卵用
の凹部から画然と区別する作用もなしており、追加凹部
に収容されたサービス品が輸送中の振動などにより卵用
凹部の方へ移動する恐れもない。そして蓋部分の追加凹
部の頂壁が実質的に平坦であるため、中のサービス品を
鮮明に見通すことができる。
【0007】なお、身部分の追加凹部については、蓋部
分に対するような透視性はさほど強く要求されないの
で、他の卵用凹部(5個×2列あるいは3個×2列)と
同様な下部形状とすることができる。その場合、蓋部分
追加凹部の頂壁にも補強と区画を兼ねた低いリブが形成
されていれば、普通の卵の表面に適宜の装飾を施したも
のを各列に1個ずつサービス品として追加収容すること
も可能である。
【0008】
【実施例】以下図面を参照しつつ本考案の一実施例を説
明する。全体の平面視形状を示した図1と各部の断面な
いし切断部端面を示した図2〜図7とにおいて、この卵
容器は透明に近いポリ塩化ビニル樹脂シートの真空成形
により製造されたものであり、下方凹部(11)が列をなし
て配置された身部分(10)と、 該下方凹部(11)に対応して
同様に列をなしている上方凹部(21)を有した蓋部分(20)
と、これらを折曲げ可能に連結した繋がり部分(30)とか
らなる点において従来の卵容器と同様である。
【0009】図1、図4及び図5に明らかなように、身
部分(10)の下方凹部(11)は、周縁部(14)と、高さが該周
縁部(14)に等しい円錐台形の中空柱状突起(15)と、該突
起(15),(15)間もしくは該突起(15)と周縁部(14)との間
に差し渡され高さが該突起(15)の約1/2である隔壁(1
6)とで囲まれている。そして、下方凹部(11)の全周にわ
たり側壁は底壁へ向かい内方へ傾斜しており、 該底壁の
面積は極めて小である。 中空柱状突起(15)の上端中央に
は小凹部(15a)が形成してある。
【0010】図1、図3及び図5に示すように、蓋部分
(20)の上方凹部(21)も同様に、 周縁部(24)と、高さが該
周縁部(24)に等しい円錐台形の中空柱状突起(25)と、該
突起(25),(25)間もしくは該突起(25)と周縁部(24)との
間に差し渡され高さが該突起(25)の約1/2である隔壁
(26)とで囲まれ、上方凹部(21)の全周にわたり側壁は頂
壁(図中では下方)へ向かい内方へ傾斜しており、 該頂
壁の面積は極めて小である。 中空柱状突起(25)の上端中
央には、 前記の小凹部(15a)に嵌合して閉蓋姿勢を安定
させる作用をなすべく小突起(25a)が形成してある。
【0011】本考案容器の特徴は次の通りである。即
ち、身部分(10)には前記下方凹部(11)の各列の一端側か
ら夫々1つ、計2つの追加凹部(12),(12)が該列の方向
に延設されていると共に、 蓋部分(20)には、 身部分(10)
の2つの追加凹部(12)に対応した1つの追加凹部(22)
が、 同様に上方凹部(21)の列の一端側から延設されてい
る。
【0012】図1及び図6に示すように、下方凹部(11)
の列と追加凹部(12)との間を仕切っている仕切壁(13)
は、 少なくとも主要部分(13a)の高さが前記下方凹部(1
1)の深さに略々等しくされていると共に、 主要部分(13
a)の両脇には凹入部分(13b),(13b)が設けられている。
同様に、 上方凹部(21)の列と追加凹部(22)との間を仕切
っている仕切壁(23)は、 少なくとも主要部分(23a)の高
さが前記上方凹部(21)の深さに略々等しくされていると
共に、 主要部分(23a)の両脇には凹入部分(23b),(23b)が
設けられている。
【0013】両仕切壁の凹入部分(13b),(23b)は夫々仕
切壁(13),(23)の強度を向上させる補強リブとして作用
している。 そして、該仕切壁(13),(23)は隔壁(16),(26)
の数倍(本例では約3倍)の幅を有しているので、追加
凹部(12),(22)を補強する作用において優れているのみ
ならず、 該追加凹部が本来の卵用の凹部(11),(21)の群
から少し離隔された感を呈し、 サービス品をサービスの
目的で包装していることが購買者に理解されやすいとい
う利点もある。
【0014】図1及び図7に示すように、蓋部分(20)の
中空柱状突起(25),(25)間もしくは該突起(25)と周縁部
(24)との間に差し渡され高さが該突起(25)の約1/2で
ある隔壁(26)のそのまた約1/2乃至はそれ以下の高さ
のリブ(29)のみが容器内方へ向けて突設されているに過
ぎない追加凹部(22)の頂壁(28)は実質的に平坦である。
【0015】蓋部分(20)の追加凹部(22)における頂壁(2
8)を囲っている側壁(27)は、図1に明らかなように頂壁
(28)に比べ平面視における面積が比較的小である。換言
すれば、蓋部分(20)の追加凹部(22)における実質的に平
坦な頂壁(28)には、可及的に大なる面積を付与してあ
る。従って、蓋上方から追加凹部(22)内のサービス品を
鮮明に透視できる。
【0016】図8は、以上に記した通りの本考案一実施
例に係る卵容器の使用例を示し、身部分(10)の5個×2
列の下方凹部(11)へ10個の卵(T)の下半部を嵌挿し、
追加凹部(12)には2個の外面装飾卵(これは例えば図柄
(Z)を施した熱収縮性透明フィルムを嵌めシュリンク処
理したものである)をサービス品(S)として収容してい
る。 これは、 身部分の追加凹部(12)の形状を本体部分の
下方凹部(11)と同じにしたことにより可能となる使用方
法である。 しかし、 該追加凹部(12)が蓋部分の追加凹部
(22)のような形状を有する他の実施例にあっては、 装飾
卵に代え他の所望のサービス品を収容することは当然で
ある。 そして装飾卵の場合には、 蓋部分の追加凹部(22)
の補強リブ(29)が仕切り作用もなすことになる。 このよ
うにして卵(T)とサービス品(S)とを身部分(10)へ載せた
のち蓋部分(20)を矢印(Y)のように閉じて溶着等の手段
により固定すればよい。
【0017】以上本考案の代表的と思われる実施例につ
いて説明したが、本考案は必ずしもこれらの実施例構造
のみに限定されるものではなく、本考案にいう前記の構
成要件を備え、かつ、本考案にいう目的を達成し、以下
にいう効果を有する範囲内において適宜改変して実施す
ることができるものである。例えば、卵収容凹部の数は
10個に限らず6個、あるいは8個又はそれ以上、であ
ってもよく、サービス品用の追加凹部も、容器本体の長
手方向の両端から夫々延設することができる。更に、 身
部分の追加凹部の構造を、 蓋部分の追加凹部と同じ構造
としてもよいことは勿論である。
【0018】
【考案の効果】以上の説明から既に明らかなように、本
考案は、蓋部分(20)の上方凹部(21)の列と追加凹部(22)
との間を仕切っている仕切壁(23)の主要部分(23a)の高
さを、上方凹部(21)の深さに略々等しくしてあり、 同様
な高さを有する身部分(10)の仕切壁(13)と当接して上下
の追加凹部(12),(22)を補強しているから、蓋部分(20)
の追加凹部(22)における頂壁(28)を囲っている側壁(27)
を大きくし或は補強リブを設ける等の手段を講じなくと
も該頂壁を十分に支持でき、従って側壁との比較おいて
頂壁の平面視における面積を大きくでき、 蓋上方から追
加凹部(22)内のサービス品を鮮明に透視できる。
【0019】特に、図示実施例のように、仕切壁(13),
(23)の幅を隔壁(16),(26)の数倍の幅としてある本考案
の好適実施態様にあっては、該仕切壁による追加凹部補
強作用が一段と優れているのみならず、 該追加凹部が本
来の卵用凹部の群から少し離隔された感を呈し、 サービ
ス品をサービスの目的で包装していることが購買者に理
解されやすいという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示した平面図。
【図2】図1中のII−II線に沿った断面図。
【図3】図1中のIII−III線に沿った断面図。
【図4】図1中のIV−IV線に沿った断面図。
【図5】図1中のV−V線に沿った切断部端面図。
【図6】図1中のVI−VI線に沿った切断部端面図。
【図7】図1中のII−II線に沿った切断部端面図。
【図8】使用方法を示した斜視図。
【符号の説明】
(10) 身部分 (11) 下方凹部 (12) 追加凹部 (13) 仕切壁 (13a) 仕切壁の主要部分 (14) 周縁部 (15) 中空柱状突起 (16) 隔壁 (20) 蓋部分 (21) 上方凹部 (22) 追加凹部 (23) 仕切壁 (23a) 仕切壁の主要部分 (24) 周縁部 (25) 中空柱状突起 (26) 隔壁 (27) 側壁 (28) 頂壁 (29) 補強リブ (30) 繋がり部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周縁部(14)と、高さが該周縁部(14)に等
    しい円錐台形の中空柱状突起(15)と、該突起(15),(15)
    間もしくは該突起(15)と周縁部(14)との間に差し渡され
    た隔壁(16)とで囲まれ、卵の下半部を収容すべく略々円
    錐台形を呈した下方凹部(11)が列をなして配置された身
    部分(10)と、 同様に周縁部(24)と、高さが該周縁部(24)
    に等しい円錐台形の中空柱状突起(25)と、該突起(25),
    (25)間もしくは該突起(25)と周縁部(24)との間に差し渡
    された隔壁(26)とで囲まれ、卵の上半部を収容すべく前
    記下方凹部(11)に対応して同様に列をなしている略々円
    錐台形の上方凹部(21)を有した蓋部分(20)と、 これらを
    折曲げ可能に連結した繋がり部分(30)とが透明もしくは
    半透明合成樹脂シートで一体成形されてなる容器におい
    て、 身部分(10)には前記下方凹部の列の一端側から追加
    凹部(12),(12)が、主要部分(13a)において前記下方凹部
    (11)の深さに略々等しい高さの仕切壁(13)を介し該列の
    方向に延設されていると共に、 蓋部分(20)には身部分(1
    0)の追加凹部(12)に対応した追加凹部(22)が、 主要部分
    (23a)において前記上方凹部(21)の深さに略々等しい高
    さの仕切壁(23)を介し延設されていて、 蓋部分(20)の追
    加凹部(22)は、 側壁(27)で囲まれた頂壁(28)が実質的に
    平坦で、平面視において頂壁(28)の面積が側壁(27)の面
    積と同程度であることを特徴とする追加凹部付きの卵容
    器。
JP10181991U 1991-11-13 1991-11-13 追加凹部付きの卵容器 Expired - Lifetime JPH0734868Y2 (ja)

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