JPH0734855Y2 - 液体と固形物の分離収納容器 - Google Patents

液体と固形物の分離収納容器

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JPH0734855Y2
JPH0734855Y2 JP979390U JP979390U JPH0734855Y2 JP H0734855 Y2 JPH0734855 Y2 JP H0734855Y2 JP 979390 U JP979390 U JP 979390U JP 979390 U JP979390 U JP 979390U JP H0734855 Y2 JPH0734855 Y2 JP H0734855Y2
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JP
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liquid
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solid
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順一 高田
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Hanshin Kasei Kogyo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、液体と固形物を使用するまで分離して収納
する分離収納容器に関する。
〔従来の技術〕 従来の容器は、一体の容器に一種類の液体を収容する
か、一種類の固形物を収納するものが多い。一体の容器
に数種類の固形物を収納するものとしては、容器本体内
に仕切壁を設け、本体内を数室に区分し、各室に固形物
を収納していた。
〔考案が解決しようとする課題〕
飲料品の一部には、液体に種々の添加物を溶解混入する
と共に、防腐剤を入れて販売するものがあるが、防腐剤
を入れると風味が落ちる問題点があるし、防腐剤を入れ
ないと風味は向上するが、一定期間以内に飲料しない
と、混合液が変色したり変質する問題点があった。
又種々の薬品を混合して製造する薬液の一部に、製造し
てから一定期間を経過すると、薬液が分離したり沈澱
し、或いは変色変質して使用し得なくなるものがあっ
た。
本考案は、従来技術の有するこのような問題点に鑑みて
なされたものであり、その目的とする所は、液体と固形
物を分離して収納できて、しかも飲料したり使用する直
前に、固形物を液体に投入して溶解混合し得るようにし
た分離収納容器を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案における液体と固形
物の分離収納容器は、容器本体の口部を仕切膜で塞ぎ、
キャップの天壁に容器口部へ挿入可能となる水溶性固形
物の収納室を垂設し、収納室を形成する環状壁の先に仕
切膜の破断刃部を設け、キャップの下に、キャップの螺
進制限ストッパーを備えたものである。
〔作用〕
容器本体の口部を仕切膜で塞ぐものであるから、仕切膜
を故意に破断するまで液体は洩れることがない。又キャ
ップの下に設けたストッパーは、キャップの螺進を制限
し、ストッパーの解除によりキャップの深い螺進を可能
にする。キャップの深い螺進により仕切膜が破断され、
収納室に入れられていた固形物が液体内に落下し、液体
に溶解して混合する。
〔実施例〕
以下、本案による分離収納容器の構造を実施例の図面に
基づき説明すれば、液体Wを入れる有底容器本体1と、
容器本体1の口部4を塞ぐ仕切膜10、水溶性固形物Bの
収納室7を設けたキャップ5、及びキャップ5の螺進を
制限するストッパー8より構成されている。その内、容
器本体1は胴部2の上に肩部3を有し、肩部3の上に胴
部2より小径の口部4を設け、該口部4の外周に雄ネジ
14を突設し、合成樹脂にて形成するものであるが、ガラ
スで形成することも可能である。そして容器本体口部4
より内部に液体Wを充填し、液体Wの充填後、口部4の
先に破断可能な薄肉の仕切膜10を着設し、液体Wを密封
するもので、仕切膜10としては合成樹脂フイルムを本体
口部4にヒートシールするか、アルミ箔を本体口部4に
接着するものである。
本体口部4に螺合するキャップ5は、天壁5aの内側に環
状壁6を垂設し、環状壁6の先に仕切膜10の切断刃部6a
を設け、環状壁6にて水溶性固形物Bの収納室7を形成
し、キャップ周壁5bの内周に口部4の雄ネジ14に螺合す
る雌ネジ15を有するもので、環状壁6は本体口部4の内
周に沿って挿入可能となる大きさに形成され、刃部6aは
環状壁6の外面側で鋭く成るように傾斜している。
キャップ周壁5bの下に設ける螺進制限ストッパー8は、
環状壁6の刃部6aが仕切膜10に接近するまでの螺進を可
能にし、ストッパー8の解除によりキャップ5の深い螺
進を可能にするもので、このストッパー8は第5図
(ロ)の如くキャップ周壁5bの下にスカート式に設ける
か、第6図の如く切取り式に設け、或いは第9図の如く
キャップ5と別に形成するものである。そしてスカート
式ストッパー8は、キャップ周壁5bより垂下するストッ
パー8に上下方向の切込み8aを適宜間隔で入れ、切取り
式ストッパー8は、キャップ周壁5bとストッパー8の間
に、横向きのV字溝8bを全周に設け、ストッパー8の側
面に縦断溝8cと、摘み8dを設けるものである。このスカ
ート式ストッパー8、又は切取り式キャップ5は、液体
Wを密封した容器本体1の仕切膜10に固形物Bを載置し
てから口部4に螺合するか、キャップ5の収納室7に固
形物Bを入れ、そのキャップ5を本体口部4に螺合し、
ストッパー8が本体1の肩部3に接するまで螺進するも
ので、ストッパー8によってキャップ5の螺進が阻止さ
れた状態において、環状壁6の刃部6aが仕切膜10に接近
した位置まで達していて、且つ固形物Bが仕切膜10と収
納室7によって離脱不能となるものである。
一方、キャップ5と別に形成するストッパー8は、キャ
ップ周壁5bと同径のリング状に形成するか、C字状に形
成するもので、キャップ5の螺合前に嵌挿するものであ
る。上記例の如く、ストッパー8によってキャップ5の
螺進を制限し、該状態で保管したり輸送するものであ
る。
容器本体1に密封した液体Wに、キャップ収納室7に入
れた固形物Bを入れて溶かし、その混合液を使用する場
合、スカート式ストッパー8にあっては、ストッパー8
を本体肩部3に当接する状態よりキャップ5を強く螺進
すれば、ストッパー8には切込み8aが設けられているた
め、ストッパー8は肩部3に沿って押し開かれながら深
く嵌合し、その螺進によって環状壁6の刃部6aで仕切膜
10を破断しながら口部4に挿入する。
又切取り式ストッパー8にあっては、摘み8dを把持して
外周方向に引張し、ストッパー8を横向きのV字溝8bに
沿ってキャップ5より切取り、キャップ5と別に形成す
るストッパー8にあっては、キャップ5の下に嵌挿する
ストッパー8をそのまま抜取るか、ストッパー8を縦断
して抜取り、キャップ5の螺進を制限しているストッパ
ー8を解除した後、キャップ5を深く螺進し、環状壁6
の刃部6aで仕切膜10を破断し、口部4に挿入するもので
ある。仕切膜10の破断により収納室7に入れられていた
固形物Bは、収納室7より容器本体1に収容した液体W
内に落下し、液体Wによって溶けて混合する。
第3図と第4図の容器本体1は、口部4を仕切膜10で塞
ぐと共に、その外側に保護体9を嵌合するもので、保護
体9は口部4と同径のリング壁9aに、キャップ周壁5bの
内周面に圧接する舌片9bを設け、リング壁9aの内側にキ
ャップ環状壁6の刃部6aを挿入する。この保護体9はキ
ャップ5の螺合部を下にし、キャップ5を螺進して仕切
膜10を切断する際、口部4の先端にキャップ天壁5aが密
接するまでの間、口部4とキャップ5の隙間をシールす
るものである。
第12図と第13図の分離収納容器は、容器本体1の両方に
口部4A,4Bを設け、一方の口部4Aに固形物Bを収納した
キャップ5を嵌合着設し、他方の口部4BにスプレーSを
取付けるか、塗布体Tを取付けるものである。スプレー
Sや塗布体Tの代わりに、ノズルや使用目的に応じた注
出体等を取付けることも可能である。
尚、環状壁6の刃部6aを同じ高さに形成すれば、仕切膜
10を一度に切落すことができるし、刃部6aを相対する一
方で高くなり、他方で低くなるよう傾斜状態に設けれ
ば、仕切膜10をある一点より左右に連続して切断するこ
とができる。又環状壁6の一部にのみ刃部6aを設けれ
ば、仕切膜10を切落さないように破断することも可能で
ある。
〔考案の効果〕
本案の分離収納容器は、上記の通り構成されているの
で、次に記載する効果を奏する。
容器本体に液体を充填した後、本体口部を仕切膜で閉鎖
し、液体を密封するものであるから、キャップをするま
で液体が洩れることがないし、キャップが緩んでも洩れ
ることもない。しかもキャップの収納室に水溶性固形物
を入れるものであるから、液体と固形物を使用するまで
混り合ったり化学反応しないように分離しておける。
又キャップに設けた刃部が仕切膜に触れないよう、スト
ッパーによってキャップの螺進が阻止されているので、
ストッパーを故意に解除しない限り、仕切膜は刃部で破
断されることはない。しかし使用時にストッパーを解除
し、キャップを深く螺進すれば、刃部によって仕切膜を
破断することができるので、収納室に入れた固形部を手
指に触れることなく液体に投入し、衛生的に溶解混合す
ることができると共に、その投入混合操作も至って簡単
容易である。
本案の分離収納容器は、分離収納した固形物を使用する
直前に液体内に投入し、溶解して混合し得るので、混合
液が時間の経過に従って分離したり、変色変質しやすい
ものの容器として特に有益な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案分離収納容器の一部切欠正面図、第2図は
その使用例を示す一部切欠正面図、第3図は類例容器の
一部切欠正面図、第4図はその使用例を示す一部切欠正
面図、第5図(イ)(ロ)はキャップの側面図と縦断面
図、第6図は類例キャップの縦断面図、第7図(イ)
(ロ)は保護体の平面図と縦断面図、第8図は類例容器
本体の一部切欠正面図、第9図はキャップの螺合例を示
す要部縦断面図、第10図(イ)(ロ)と第11図(イ)
(ロ)はストッパーの平面図と正面図、第12図と第13図
は類例容器の一部切欠正面図である。 1……容器本体、2……胴部、3……肩部、4……口
部、5……キャップ、5a……天壁、5b……周壁、6……
環状壁、6a……刃部、7……収納室、8……ストッパ
ー、8a……切込み、8b……V字溝、8c……縦断溝、8d…
…摘み、9……保護体、9a……リング壁、9b……舌片、
10……仕切膜、B……固形物、S……スプレー、T……
塗布体、W……液体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器本体(1)の口部(4)を仕切膜(1
    0)にて閉鎖し、容器本体内に液体(W)を密封する一
    方、容器本体口部に螺合するキャップ(5)の天壁(5
    a)に、本体口部に挿入かのうとなる水溶性固形物
    (B)の収納室(7)を垂設し、収納室を形成する環状
    壁(6)の先に仕切膜の破断刃部(6a)を設け、キャッ
    プ周壁(5b)の下に、キャップの螺進制限ストッパー
    (8)を備え、仕切膜を使用するまで破断しないように
    した液体と固形物の分離収納容器。
JP979390U 1990-02-01 1990-02-01 液体と固形物の分離収納容器 Expired - Fee Related JPH0734855Y2 (ja)

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