JPH0734781B2 - 両方向に背中合わせに折り畳みできる間仕切の連結構造 - Google Patents

両方向に背中合わせに折り畳みできる間仕切の連結構造

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JPH0734781B2
JPH0734781B2 JP4244123A JP24412392A JPH0734781B2 JP H0734781 B2 JPH0734781 B2 JP H0734781B2 JP 4244123 A JP4244123 A JP 4244123A JP 24412392 A JP24412392 A JP 24412392A JP H0734781 B2 JPH0734781 B2 JP H0734781B2
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JP4244123A
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Inventor
廣太郎 中山
Original Assignee
大喜商事株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は両方向に背中合わせに折
り畳みできる間仕切の連結構造に関する。ここで、間仕
切とは建築内部の空間を分割するためのものであって、
半固定式の一部が折り畳みのできるもの、移動式で折り
畳みのできるもの、折り畳みのできるスクリーン等を意
味するものとする。
【0002】
【従来の技術】間仕切は通常数センチの厚みがあり、一
般的な袖形丁番を使用して二枚の間仕切を連結すると一
方向にしか折り畳むことができない。二枚の間仕切を両
方向に向けて背中合わせに折り畳み可能とするために、
間仕切の厚み分に相当するリンクを丁番機構に介在させ
ている。しかし、リンクを余分に介在させる結果とし
て、全体としてのリンク機構が不限定リンク装置となっ
てしまい、定まった運動をなすことができなくなる。そ
こで、余分に介在させるリンクに二枚のギヤを仕組ん
で、不限定リンク装置を限定リンク装置に改善し、この
問題点を解決している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
では、二枚のギヤを仕組むためのギヤ・ケーシングが必
要であり、密閉精度を要求される。密閉されていないと
ギヤ・ケーシングが塵埃の溜まり場と化して、ここに溜
まった塵埃がギヤの円滑な回動を阻害することになるか
らである。ギヤ・ケーシングの内部に溜まった塵埃を除
去するには、ヒンジを構成する部品を全て分解して、ギ
ヤ・ケーシング内を開き、ギヤを外して分解掃除する以
外になかった。密閉精度の高い箱型ケーシングは製造コ
ストも高いし、分解掃除は手間暇の掛かるものであっ
た。又、丁番を枢支する部分には様々な応力が集中する
ので、丁番も最低二個は必要であり、単品コストの高い
丁番を二個以上必要とすることは不都合であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は上記の欠
点を除去すると共に不都合を解消するために、二枚の間
仕切において、それぞれの間仕切の片側の上下の出隅又
はそれぞれの間仕切の片側の框の中途に、先端の平面形
状が半円である板状部材を突設させ、該板状部材が同一
平面内において滑り接触できるように、同一平面内の板
状部材を眼鏡形状の連結部材で枢支連結した丁番ユニッ
トと、該丁番ユニットの板状部材の半円の径と同一のピ
ッチ円直径からなる歯車を前記丁番ユニットの板状部材
の半円に相当する範囲に形設させた板状部材を、歯溝と
歯の位置関係に異相を設けて交互に積層させた歯車付き
複合板状部材を設け、該歯車付き複合板状部材が同一平
面内において互いに噛み合って滑り接触できる歯車付き
丁番ユニットとで、二枚の間仕切を連結することを特徴
とする両方向に背中合わせに折り畳みできる間仕切の連
結構造を提供しようとするものである。
【0005】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明すると、間仕切(1)の片側の上下の出隅(2)か
ら、先端の平面形状が半円である板状部材(3)を突設
させる。該板状部材(3)の材軸は間仕切(1)の横框
(4)の材軸に揃えて固着する。間仕切(1)の片側の
縦框(5)の中間には、縦框(5)から突出する位置関
係を、前記板状部材(3)の半円と同じくし、かつ、板
状部材(3)の径と同一のピッチ円直径からなる歯車
(6)を板状部材(3)の半円に相当する範囲に形設さ
せた板状部材(7)を、歯溝と歯の位置関係に異相を設
けて交互に積層させて全体として歯車付き複合板状部材
(8)として、間仕切(1)の片側の縦框(5)の中間
に突設させる。突設させる方法としては、歯車付き複合
板状部材(8)をそのまま縦框(5)に溶着する方法
や、二個のL字型金物(9)で歯車付き複合板状部材
(8)を狭持しても良い。この場合、歯車付き複合板状
部材(8)を狭持する側の平面形状はその先端を前記板
状部材(3)と同径の半円とし、又、縦框(5)から突
出する位置関係も、板状部材(3)の半円と同じくす
る。
【0006】板状部材(3)の径と同一のピッチ円直径
からなる歯車(6)の形状については、歯溝と歯とを同
じ半円で造形しても良い。その造形は円周を12等分す
る点を中心として、上側と下側の半円を交互に描き連続
させて歯溝と歯の形状を得るものとする。この場合、該
円周の基となる径は歯車でいうところのピッチ円直径に
相当し、その径の寸法は板状部材(3)の半円の径と等
しくする。ここで、上記ピッチ円直径を上記板状部材
(3)の半円の径よりも若干小としても良い。この場
合、歯溝と歯の噛み合い、つまり刃先円と歯底円直径と
の間に隙間が生じることとなり、歯溝と歯の噛み合いは
完全な面接触からピッチ点での接触となり、噛み合い部
分の負担荷重が分散され歯車の摩耗が少なくなるという
利点を得れる。
【0007】板状部材(3)と歯車付き複合板状部材
(8)とを設置した間仕切(1)の縦框(5)同士を向
かい合わせて突き付けた時、同一平面内において滑り接
触することとなる板状部材(3)同士を眼鏡形状の連結
部材(10)を介して枢支連結させて、丁番ユニット
(A)と成す。その枢支連結はワッシャーやスプリング
・ワッシャーを適宜に使用し、ボルトの中心軸線は、板
状部材(3)のそれぞれの半円の中心点と一致させるこ
とは言うまでもない。又、同一平面内において滑り接触
することとなる歯車付き複合板状部材(8)は、互いに
噛み合わさって歯車付き丁番ユニット(B)となる。
【0008】上記のような連結した二枚の間仕切(1)
間に伝達される力のうち、引張応力は眼鏡形状の連結部
材(10)が負担し、圧縮応力は同一平面内において滑
り接触する点において伝達され、せん断力は眼鏡形状の
連結部材(10)と歯車付き丁番ユニット(B)におけ
る歯車付き複合板状部材(8)相互の積層方向の衝止に
よって伝達される。これらの力の伝達の組み合わせによ
って、二枚の間仕切(1)の連結状態を維持することが
できる。歯車付き複合板状部材(8)相互の積層方向の
衝止について説明すると、歯車付き複合板状部材(8)
は既述の通り、歯溝と歯の位置関係に異相を設けて板状
部材(7)を交互に積層させたものである。従って、一
段目の板状部材(7)の歯溝の真上に二段目の板状部材
(7)の歯が被さる状態となる。このように板状部材
(7)を複数枚積層させた歯車付き複合板状部材(8)
同士を突き付けて噛み合わせた場合、一方の歯車付き複
合板状部材(8)の一段目の歯の表面と、他方の歯車付
き複合板状部材(8)の二段目の歯の裏面とが衝止に関
わり合うこととなる。一方の歯車付き複合板状部材
(8)の二段目の歯の表面と裏面とは、他方の歯車付き
複合板状部材(8)の三段目の歯の裏面及び一段目の歯
の表面とに関わり合って衝止することとなる。段数が増
えても衝止に関わり合う原理は同じである。
【0009】歯車付き丁番ユニット(B)は既述したよ
うなせん段力を負担する役割を有するばかりではなく、
歯車としての役割も有する。ピン支点が二個ある丁番ユ
ニット(A)だけでは、丁番全体としてのリンク機構が
不限定リンク装置となってしまい、定まった運動をなす
ことができなくなる。そこで、歯車付き丁番ユニット
(B)の歯車としての役割を利用して、前記不限定リン
ク装置を限定リンク装置として機能させるのである。二
枚の間仕切を両方向に折り畳むことのできる丁番とし
て、丁番ユニット(A)と歯車付き丁番ユニット(B)
は両者補完関係にあると言える。
【0010】
【発明の効果】これにより、間仕切の連結部に作用する
せん断力は眼鏡形状の連結部材と歯車付き丁番ユニット
における歯車の衝止によってせん断力の分散が実現し、
それらの荷重や衝撃荷重に対し、従来より剛性が格段に
優れる。歯車の形状を半円連続のパターンとした場合噛
み合わせのボリュームが最大限に確保できるし、噛み合
い形状が真半円だから加工が容易となる。歯車付き丁番
ユニットは同一形状の歯車付き板状部材を裏と表にして
それらを組み合わせ構成できるので製造コストが割安と
なる。歯車を包む精密なギヤ・ケーシングが不要である
ので製造コストを下げることができるばかりか、歯車は
外部に露呈しておりここに付着する異物の除去が簡単で
ある。歯車は交互に異相を設けて積層しているので、歯
車の噛み合いの中に物を巻き込むこともない。みも無く
なる。二枚の間仕切を両方向に折り畳むことのできる丁
番として、丁番ユニットと歯車付き丁番ユニットとを両
者補完関係に使用するので、歯車は間仕切の中央に一個
あれば良く、高価な歯車内蔵型のヒンジを上下二箇所に
使用するという無駄を解消できる。歯車内蔵型のヒンジ
にまつわる従来の問題点を一掃できるという数々の価値
ある高価を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】丁番ユニットと歯車付き丁番ユニットの形状の
一実施例を示す斜視図。
【図2】歯車付き丁番ユニットの噛み合いを示す平面
図。
【図3】歯車付き丁番ユニットの噛み合いと動的変化を
示す平面図。
【符号の説明】
1 間仕切 2 出隅 3 板状部材 4 横框 5 縦框 6 歯車 7 板状部材 8 歯車付き複合板状部材 9 L字型金物 10 連結部材 A 丁番ユニット B 歯車付き丁番ユニット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二枚の間仕切において、それぞれの間仕
    切の片側の上下の出隅又はそれぞれの間仕切の片側の框
    の中途に、先端の平面形状が半円である板状部材を突設
    させ、該板状部材が同一平面内において滑り接触できる
    ように、同一平面内の板状部材を眼鏡形状の連結部材で
    枢支連結した丁番ユニットと、該丁番ユニットの板状部
    材の半円の径と同一のピッチ円直径からなる歯車を前記
    丁番ユニットの板状部材の半円に相当する範囲に形設さ
    せた板状部材を、歯溝と歯の位置関係に異相を設けて交
    互に積層させた歯車付き複合板状部材を設け、該歯車付
    き複合板状部材が同一平面内において互いに噛み合って
    滑り接触できる歯車付き丁番ユニットとで、二枚の間仕
    切を連結することを特徴とする両方向に背中合わせに折
    り畳みできる間仕切の連結構造。
JP4244123A 1992-08-19 1992-08-19 両方向に背中合わせに折り畳みできる間仕切の連結構造 Expired - Lifetime JPH0734781B2 (ja)

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