JPH0734641Y2 - 往復両面挽き丸鋸盤 - Google Patents

往復両面挽き丸鋸盤

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JPH0734641Y2
JPH0734641Y2 JP1989011476U JP1147689U JPH0734641Y2 JP H0734641 Y2 JPH0734641 Y2 JP H0734641Y2 JP 1989011476 U JP1989011476 U JP 1989011476U JP 1147689 U JP1147689 U JP 1147689U JP H0734641 Y2 JPH0734641 Y2 JP H0734641Y2
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JP
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circular saw
wood
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sided
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守 村松
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、対向一対の丸鋸にて木材の両面を同時に平行
に挽き割る両面挽き丸鋸盤の改良に関するものである。
(従来の技術) 従来の両面挽き丸鋸盤は、門型フレームの横梁の下部
に、一対の丸鋸装置を取り付けると共に、この門型フレ
ームをくぐって相対往復動するように木材支持台を設
け、この木材支持台を丸鋸装置に対して相対移動させな
がら、その上に載置した木材の両側面を平行に同時に挽
き割るようにしたものである。この丸鋸盤においては、
丸鋸が、木材の挽き割り方向に向かってわずかに開くよ
うに角度をつけて取付けられている。これは挽き割り口
を順次拡開していくようにするためのものである。
(考案が解決しようとする課題) 上記従来の両面挽き丸鋸盤においては、木材を載せた支
持台を門型フレームをくぐらせて移動させ、この間に木
材を一方向に挽き割った後、次の挽き割り操作のために
再び門型フレームをくぐらせて支持台を元位置へ戻し、
木材を90°回転させて再び同じ動作を繰り返して角材を
製作している。この場合には、支持台を元位置へ戻す動
作が無駄になる。
従って、本考案は、木材支持台を丸鋸装置に対して往復
動作させる間に、木材の4面を挽き割ることができる両
面挽き丸鋸盤を提供することを課題としている。
(課題を解決するための手段) 本考案においては、上記課題を解決するため、門型フレ
ーム1の横梁2の下部に、木材Wの挽き割方向に向かっ
てわずかに開くように相対角度をつけて一対の丸鋸装置
3,3を取り付けると共に、門型フレーム1をくぐって相
対往復動するように木材支持台5を設け、この木材支持
台5を相対移動させながら、その上に載置した木材Wの
両側面を平行に同時に挽き割るようにしたものにおい
て、一対の丸鋸装置3,3を、支持部材9を介して門型フ
レーム1の横梁2に所定範囲で水平に回動自在に取り付
けられるベース8と、ベース8上に固定され、丸鋸6を
軸支する軸受部7とから構成し、また軸受部7の両側部
に、支持部材9から突出し、ベース8を自由に貫通する
ガイドローラ15と、軸受部7の側面に沿って進退自在
で、軸受部7の側面とガイドローラ15との間に介入し
て、軸受部7と共に丸鋸6の相対角度を変更するための
クサビ14と、クサビ14を進退させるべくベース8上に固
定された油圧シリンダ12とを具備させた。
(作用) 本考案の往復両面挽き丸鋸盤においては、木材Wを木材
支持台5上に載せ、門型フレーム1の丸鋸装置3,3に対
して一方向に相対移動させることにより、対向両面の挽
き割りを行う。こうして門型フレーム1を一方向にくぐ
らせて木材Wの対向両面の挽き割りが完了したら、木材
支持台5上の木材Wを90°回転させて配置する。そし
て、油圧シリンダ12でクサビ14を軸受部7の側部とガイ
ドローラ15との間に介入させ、長孔8a及びガイドボルト
11によりベース8を支持部材9に対して回動させて丸鋸
装置3,3を先とは反対方向に角度を付けて配置する。そ
して、木材支持台5を門型フレーム1の丸鋸装置3,3に
対して先とは反対方向に相対移動させ、他の対向両面の
挽き割りを行う。このように、木材支持台5の一往復の
動作で木材Wの4面が挽き割られる。
(実施例) 第1図乃至第5図に本考案の一実施例を示す。第1図は
丸鋸盤の平面図、第2図は丸鋸盤の正面図、第3図は丸
鋸盤の側面図、第4図は丸鋸装置の拡大底面図、第5図
は丸鋸装置の拡大正面図である。
門型フレーム1の横梁2の下部に、木材の挽き割方向に
向かってわずかに開くように角度をつけて一対の丸鋸装
置3,3が取り付けられている。丸鋸装置3,3は、相互間距
離を調整することができる。門型フレーム1をくぐるよ
うにレール4が付設され、このレール4上に、木材支持
台5が移動自在に配置されている。従って、木材支持台
5は、門型フレーム1をくぐって、丸鋸装置3,3に対し
て相対往復動することができる。そして、この木材支持
台5を丸鋸装置3,3に対して相対移動させながら、その
上に載置された木材Wの両側面を平行に同時に挽き割る
ことができる。
第4図、第5図に示すように、丸鋸装置3は、丸鋸6
と、軸受部7と、全体を支えるベース8とから成り、支
持部材9を介して横梁2の下部に、所定角度水平回動自
在に取付けられている。即ち、ベース8は、一端側にお
いて軸10により、支持部材9の下部に水平回動自在に取
付けられ、他端側に両隅に穿たれた円弧状の長孔8aを通
して支持部材に固着されたガイドボルト11によって回動
角度を限定されている。軸受部7の両側面には、油圧シ
リンダ12が固着されており、それのピストンロッド13に
クサビ14が取付けられている。また、軸受部7の両側に
は、クサビ14の介入間隔を置いてガイドローラ15が立設
されている。このガイドローラ15の軸15aは、ベース8
の遊び孔8bを通して支持部材9に垂直に固着されている
ので、丸鋸装置3の支持部材9に対する水平回動は妨げ
られない。従って、両側のピストンロッド13を交互に突
出させれば、クサビ14が軸受部7とガイドローラ15との
間に介入して、丸鋸装置3を支持部材9に対して所定角
度水平回動させることができる。16,17はストッパボル
トであり、ベース8上に突設されたラグ8cに水平に螺合
されている。これにより、クサビ14の移動範囲を限定
し、丸鋸装置3の回動角度を限定することができる。
この実施例の丸鋸盤を用いて木材の挽き割りを行う方法
を説明する。木材Wを木材支持台5上に載せ、門型フレ
ーム1の丸鋸装置3に対して一方向に相対移動させるこ
とにより、対向両面の挽き割りを行う。このとき、一方
の油圧シリンダ12に油圧が送られており、一方のクサビ
14が、軸受部7とガイドローラ15との間に介入し、従っ
て、丸鋸装置3は、第1図に仮想線で示すように、丸鋸
6,6を木材Wの進行方向側に開くように角度を付けて配
置されている。こうして門型フレーム1を一方向(第1
図矢線A方向)にくぐらせて対向両面の挽き割りが完了
したら、木材支持台5上の木材Wを90°回転させて配置
すると共に、手動あるいは自動操作によって、他方の油
圧シリンダに油圧を送り、丸鋸装置3を回動させ、先と
は反対方向に角度を付けて配置する。そして、木材支持
台5を門型フレーム1の丸鋸装置3に対して逆方向(第
1図矢線B方向)に相対移動させ、木材Wの他の対向両
面の挽き割りを行う。このように、木材支持台5の一往
復の動作で木材Wの4面が挽き割られる。
上記実施例においては、門型フレーム1を固定し、木材
支持台5を移動させるようにしたが、当然これに限定さ
れるものではなく、門型フレーム1を移動させるように
してもよい。
(考案の効果) 以上のように、本考案においては、門型フレーム1の横
梁2の下部に、木材Wの挽き割方向に向かってわずかに
開くように相対角度をつけて一対の丸鋸装置3,3を取り
付けると共に、門型フレーム1をくぐって相対往復動す
るように木材支持台5を設け、この木材支持台5を相対
移動させながら、その上に載置した木材Wの両側面を平
行に同時に挽き割るようにしたものにおいて、一対の丸
鋸装置3,3を、支持部材9を介して門型フレーム1の横
梁2に所定範囲で水平に回動自在に取り付けられるベー
ス8と、ベース8上に固定され、丸鋸6を軸支する軸受
部7とから構成し、また軸受部7の両側部に、支持部材
9から突出し、ベース8を自由に貫通するガイドローラ
15と、軸受部7の側面に沿って進退自在で、軸受部7の
側面とガイドローラ15との間に介入して、軸受部7と共
に丸鋸6の相対角度を変更するためのクサビ14と、クサ
ビ14を進退させるべくベース8上に固定された油圧シリ
ンダ12とを具備させ、木材支持台5の往復動作の終端
で、各丸鋸装置3,3の方向を反対方向へ転換させるよう
に構成した。このため、木材支持台5を丸鋸装置3に対
して往復動作させる間に、木材Wの四面を挽き割ること
ができ、作業効率を大幅に向上させることができ、また
丸鋸装置3の相互角度の変更を円滑に行うことができる
し、微調整も可能になるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図は丸鋸盤
の平面図、第2図は丸鋸盤の正面図、第3図は丸鋸盤の
側面図、第4図は丸鋸装置の拡大底面図、第5図は丸鋸
装置の拡大正面図である。 1……門型フレーム、2……横梁、3……丸鋸装置、5
……木材支持台、12……油圧シリンダ(回動手段)、14
……クサビ(回動手段)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】門型フレームの横梁の下部に、木材の挽き
    割方向に向かって僅かに開くように相対角度をつけて一
    対の丸鋸装置を取り付け、前記門型フレームをくぐって
    相対往復動するように木材支持台を設け、この木材支持
    台を相対移動させながら、その上に載置した木材の両側
    面を平行に同時に挽き割るようにしたものにおいて、 前記一対の丸鋸装置は、支持部材を介して前記門型フレ
    ームの横梁に所定範囲で水平に回動自在に取り付けられ
    たベースと、このベース上に固定され前記丸鋸を軸支す
    る軸受部とを有し、 前記軸受部の両側部には、前記支持部材から突出して前
    記ベースを自由に貫通するガイドローラと、軸受部の側
    面に沿って進退自在で、軸受部の側面とガイドローラと
    の間に介入して、軸受部と共に丸鋸の相対角度を変更す
    るためのクサビと、このクサビを進退させるべくベース
    上に固定された油圧シリンダとを備え、 木材支持台の往復動作の終端で、各丸鋸装置の方向を反
    対方向へ転換させるようにしたことを特徴とする往復両
    面挽き丸鋸盤。
JP1989011476U 1989-02-03 1989-02-03 往復両面挽き丸鋸盤 Expired - Lifetime JPH0734641Y2 (ja)

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JPH02104201U JPH02104201U (ja) 1990-08-20
JPH0734641Y2 true JPH0734641Y2 (ja) 1995-08-09

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01210301A (ja) * 1988-02-18 1989-08-23 Fuji Kogyo Kk 往復挽丸鋸盤の鋸角設定装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01210301A (ja) * 1988-02-18 1989-08-23 Fuji Kogyo Kk 往復挽丸鋸盤の鋸角設定装置

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JPH02104201U (ja) 1990-08-20

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