JPH0734600Y2 - キャビネットにおける扉装置 - Google Patents
キャビネットにおける扉装置Info
- Publication number
- JPH0734600Y2 JPH0734600Y2 JP1991046742U JP4674291U JPH0734600Y2 JP H0734600 Y2 JPH0734600 Y2 JP H0734600Y2 JP 1991046742 U JP1991046742 U JP 1991046742U JP 4674291 U JP4674291 U JP 4674291U JP H0734600 Y2 JPH0734600 Y2 JP H0734600Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- cabinet
- plate
- width
- guide groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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Landscapes
- Extensible Doors And Revolving Doors (AREA)
- Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
- Cabinets, Racks, Or The Like Of Rigid Construction (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、キャビネットにおける
引戸式の扉装置に関する。
引戸式の扉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】キャビネットにおける2枚の扉を引き違
い式とした扉装置においては、キャビネットの間口の約
1/2の幅の開口しか得ることができない。しかも通常
は、扉を閉めた状態で、中央で2枚の扉が重なり合って
いるので、実質的には開口幅は更に狭くなっている。
い式とした扉装置においては、キャビネットの間口の約
1/2の幅の開口しか得ることができない。しかも通常
は、扉を閉めた状態で、中央で2枚の扉が重なり合って
いるので、実質的には開口幅は更に狭くなっている。
【0003】この場合、キャビネットの中央部に保管し
てある書類等は、その脇のものを取り出してからでない
と取り出すことはできず、また、後方の扉を開ける際に
は、前方の扉が邪魔になり、把手に手を掛けたままで全
開することができない。
てある書類等は、その脇のものを取り出してからでない
と取り出すことはできず、また、後方の扉を開ける際に
は、前方の扉が邪魔になり、把手に手を掛けたままで全
開することができない。
【0004】開口幅を大きくとれるキャビネットとして
は、実公平2−43988号公報に記載されているよう
に、3枚の扉を引き違い式に配した扉装置がある。しか
し、扉を3枚に分割した分だけ、扉全体の厚さが増すと
ともに、レールの 数も増え、加工が煩雑となるばかり
か、扉が左右非対称になって、体裁上も好ましくない。
は、実公平2−43988号公報に記載されているよう
に、3枚の扉を引き違い式に配した扉装置がある。しか
し、扉を3枚に分割した分だけ、扉全体の厚さが増すと
ともに、レールの 数も増え、加工が煩雑となるばかり
か、扉が左右非対称になって、体裁上も好ましくない。
【0005】また、扉を閉めた状態で、2枚の扉が同一
面となるようにした扉装置として、特公平2−1955
号公報に開示されているものもあるが、2枚の扉を同時
に動かすことができないので、使用上の制約があるばか
りか、キャビネットの間口の1/2以上の開口幅を得る
ことはできない。
面となるようにした扉装置として、特公平2−1955
号公報に開示されているものもあるが、2枚の扉を同時
に動かすことができないので、使用上の制約があるばか
りか、キャビネットの間口の1/2以上の開口幅を得る
ことはできない。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、扉を開けた
際に、キャビネットの間口の1/2以上の開口幅を得る
ことができ、かつ左右の扉板が同一面に配されて、美観
上も好ましいキャビネットにおける扉装置を得ることを
目的としている。
際に、キャビネットの間口の1/2以上の開口幅を得る
ことができ、かつ左右の扉板が同一面に配されて、美観
上も好ましいキャビネットにおける扉装置を得ることを
目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案のキャビネットの
扉装置は、幅の総和がキャビネットの間口部の幅の1/
2以下となるようにした左右の扉板を、キャビネットの
間口部に設けた前部ガイド溝に沿って同一垂直面上を移
動しうるようにして設け、かつ狭幅の多数のプレートの
側端部同士を、垂直軸をもって枢着して連結するととも
に、一つ置きの前記プレートの上下端に、それぞれ上方
および下方に突出する滑子を設けてなる伸縮扉の両側端
を、それぞれ、前記左右の扉板の裏面の左端および右端
に取付け、かつ伸縮扉における前記滑子を、キャビネッ
トの間口部に設けた後部ガイド溝に係合したことを特徴
としている。
扉装置は、幅の総和がキャビネットの間口部の幅の1/
2以下となるようにした左右の扉板を、キャビネットの
間口部に設けた前部ガイド溝に沿って同一垂直面上を移
動しうるようにして設け、かつ狭幅の多数のプレートの
側端部同士を、垂直軸をもって枢着して連結するととも
に、一つ置きの前記プレートの上下端に、それぞれ上方
および下方に突出する滑子を設けてなる伸縮扉の両側端
を、それぞれ、前記左右の扉板の裏面の左端および右端
に取付け、かつ伸縮扉における前記滑子を、キャビネッ
トの間口部に設けた後部ガイド溝に係合したことを特徴
としている。
【0008】
【作用】2枚の扉板の幅の総和を、キャビネットの間口
部の幅の1/2以下としてあるから、2枚の扉板の当接
時に、間口の1/2以上が開口する。扉板の閉塞時に
は、同一垂直面上にある左右の扉板の間が、伸縮扉によ
り閉鎖される。
部の幅の1/2以下としてあるから、2枚の扉板の当接
時に、間口の1/2以上が開口する。扉板の閉塞時に
は、同一垂直面上にある左右の扉板の間が、伸縮扉によ
り閉鎖される。
【0009】
【実施例】以下、考案の実施例を、図面に基づいて説明
する。図1は、本考案を適用したキャビネット(1)
を、扉を閉塞している状態で示し、図2は、同じく扉を
全開した状態で示している。
する。図1は、本考案を適用したキャビネット(1)
を、扉を閉塞している状態で示し、図2は、同じく扉を
全開した状態で示している。
【0010】同一面上に並び、かつ把手(2)を有す2
枚の扉板(3)は、幅が狭く、図2に示すように左右の
扉板(3)(3)を当接させた際、その合計幅は、キャ
ビネット(1)の開口の1/2以下となるようにしてあ
る。
枚の扉板(3)は、幅が狭く、図2に示すように左右の
扉板(3)(3)を当接させた際、その合計幅は、キャ
ビネット(1)の開口の1/2以下となるようにしてあ
る。
【0011】左右の扉板(3)(3)の間には、伸縮扉
(4)が設けられている。伸縮扉(4)は、図3に示す
ように、横断面眼鏡状の狭幅の第1プレート(5)と、
横断面スパナ状の狭幅の第2プレート(6)を交互に係
合して連設したものである。すなわち第2プレート
(6)の両側における切欠円筒部に、第1プレート
(5)の両側における円柱部を挿入してある。
(4)が設けられている。伸縮扉(4)は、図3に示す
ように、横断面眼鏡状の狭幅の第1プレート(5)と、
横断面スパナ状の狭幅の第2プレート(6)を交互に係
合して連設したものである。すなわち第2プレート
(6)の両側における切欠円筒部に、第1プレート
(5)の両側における円柱部を挿入してある。
【0012】第1プレート(5)の両側の円柱部の上下
端面には、孔(7)(7)があけられている。 上下の孔
(7)(7)には、それぞれ、交互に並ぶキャップ
(9)および案内キャップ(11)の両側部から突出す
る突子(8)(8)が嵌入されている。 すなわち、突子
(8)(8)は、上方のキャップ(9)および案内キャ
ップ(11)においては下向きに突出し、下方のキャッ
プ(9)および案内キャップ(11)においては上向き
に突出している。
端面には、孔(7)(7)があけられている。 上下の孔
(7)(7)には、それぞれ、交互に並ぶキャップ
(9)および案内キャップ(11)の両側部から突出す
る突子(8)(8)が嵌入されている。 すなわち、突子
(8)(8)は、上方のキャップ(9)および案内キャ
ップ(11)においては下向きに突出し、下方のキャッ
プ(9)および案内キャップ(11)においては上向き
に突出している。
【0013】なお、上方の案内キャップ(11)の上面
には上向きの、下方の案内キャップ(11)の下面には
下向きの滑り片(12)が突設されている。
には上向きの、下方の案内キャップ(11)の下面には
下向きの滑り片(12)が突設されている。
【0014】このようにして組み立てられた伸縮扉
(4)の両端は、各扉板(3)の裏側における開口端部
に、それぞれ取り付けられている。なお、扉板(3)の
上面には、滑り片(12)が取り付けられている。
(4)の両端は、各扉板(3)の裏側における開口端部
に、それぞれ取り付けられている。なお、扉板(3)の
上面には、滑り片(12)が取り付けられている。
【0015】図4は、折り畳まれて、扉板(3)の裏側
に収納されている伸縮扉(4)を示し、第1プレート
(5)は常時扉板(3)と平行をなし、第2プレート
(6)は扉板(3)と直交している。そのため、案内キ
ャップ(11)における滑子(10)は横1列に整列し
ている。
に収納されている伸縮扉(4)を示し、第1プレート
(5)は常時扉板(3)と平行をなし、第2プレート
(6)は扉板(3)と直交している。そのため、案内キ
ャップ(11)における滑子(10)は横1列に整列し
ている。
【0016】図5は、扉板(3)の裏面に伸縮扉(4)
が収納されている図2におけるA−A断面図であり、キ
ャビネット(1)の上板(13)及び下板(14)の前
端には、前部ガイド溝(15)と後部ガイド溝(16)
が形成されている。
が収納されている図2におけるA−A断面図であり、キ
ャビネット(1)の上板(13)及び下板(14)の前
端には、前部ガイド溝(15)と後部ガイド溝(16)
が形成されている。
【0017】扉板(3)の下端のローラー(17)並び
に前記滑り片(12)は、それぞれ上下の前部ガイド溝
(15)(15)内を走行する。案内キャップ(11)
における上下の滑子(10)は、上下の後部ガイド溝
(16)(16)内を、1列に整列したまま滑走する。
に前記滑り片(12)は、それぞれ上下の前部ガイド溝
(15)(15)内を走行する。案内キャップ(11)
における上下の滑子(10)は、上下の後部ガイド溝
(16)(16)内を、1列に整列したまま滑走する。
【0018】このように、扉の閉塞時には、同一面にあ
る左右の扉板(3)(3)間は、伸縮扉(4)により閉
鎖され、かつ幅狭の2枚の扉板(3)(3)の幅の総和
は、キャビネット(1)の間口の1/2以下であるか
ら、扉板(3)(3)の当接時に、開口はキャビネット
(1)の間口幅の1/2以上となる。
る左右の扉板(3)(3)間は、伸縮扉(4)により閉
鎖され、かつ幅狭の2枚の扉板(3)(3)の幅の総和
は、キャビネット(1)の間口の1/2以下であるか
ら、扉板(3)(3)の当接時に、開口はキャビネット
(1)の間口幅の1/2以上となる。
【0019】また、キャビネットの間口の2/3の開口
を得るには、各扉板(3)の幅を、キャビネットの間口
の1/6とすればよい。伸縮扉(4)は細かいピッチで
折り畳まれるので、奥行寸法が小さく、キャビネット
(1)内の収納空間を損なうことはない。
を得るには、各扉板(3)の幅を、キャビネットの間口
の1/6とすればよい。伸縮扉(4)は細かいピッチで
折り畳まれるので、奥行寸法が小さく、キャビネット
(1)内の収納空間を損なうことはない。
【0020】
【考案の効果】本考案は、次の効果を奏しうる。 (a)狭幅の2枚の扉板の幅の総和を、キャビネットの
間口の1/2以下とし てあるから、各扉板の接触時に、
扉の厚さをとることなく、開口幅は1/2以上となる。 (b)扉の閉塞時には、同一面に配された各扉板の間
が、伸縮扉で左右対称的に閉鎖されるので、美観上好ま
しいものとなる。
間口の1/2以下とし てあるから、各扉板の接触時に、
扉の厚さをとることなく、開口幅は1/2以上となる。 (b)扉の閉塞時には、同一面に配された各扉板の間
が、伸縮扉で左右対称的に閉鎖されるので、美観上好ま
しいものとなる。
【図1】本考案の実施例のキャビネットの扉閉塞時の斜
視図である。
視図である。
【図2】同上扉開放時の斜視図である。
【図3】同上の扉板と伸縮扉の一部分解斜視図である。
【図4】同上の伸縮扉の折り畳み時の一部分解斜視図で
ある。
ある。
【図5】図2のA−A断面図である。
(1)キャビネット (2)取手 (3)扉板 (4)伸縮扉 (5)第1プレート (6)第2プレート (7)孔 (8)突子 (9)キャップ (10)滑子 (11)案内キャップ (12)滑り片 (13)上板 (14)下板 (15)前部ガイド溝 (16)後部ガイド溝 (17)ローラー
Claims (1)
- 【請求項1】 幅の総和がキャビネットの開口部の幅の
1/2以下となるようにした左右の扉板を、キャビネッ
トの間口部に設けた前部ガイド溝に沿って同一垂直面上
を移動しうるようにして設け、かつ狭幅の多数のプレー
トの側端部同士を、垂直軸をもって枢着して連結すると
ともに、一つ置きの前記プレートの上下端に、それぞれ
上方および下方に突出する滑子を設けてなる伸縮扉の両
側端を、それぞれ、前記左右の扉板の裏面の左端および
右端に取付け、かつ伸縮扉における前記滑子を、キャビ
ネットの間口部に設けた後部ガイド溝に係合してなるキ
ャビネットにおける扉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991046742U JPH0734600Y2 (ja) | 1991-05-27 | 1991-05-27 | キャビネットにおける扉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991046742U JPH0734600Y2 (ja) | 1991-05-27 | 1991-05-27 | キャビネットにおける扉装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0657235U JPH0657235U (ja) | 1994-08-09 |
JPH0734600Y2 true JPH0734600Y2 (ja) | 1995-08-09 |
Family
ID=12755789
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991046742U Expired - Fee Related JPH0734600Y2 (ja) | 1991-05-27 | 1991-05-27 | キャビネットにおける扉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0734600Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003027853A (ja) * | 2001-07-19 | 2003-01-29 | Kokuyo Co Ltd | 物品収納庫 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04343988A (ja) * | 1991-05-21 | 1992-11-30 | Okamura Corp | キャビネットの扉装置 |
-
1991
- 1991-05-27 JP JP1991046742U patent/JPH0734600Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04343988A (ja) * | 1991-05-21 | 1992-11-30 | Okamura Corp | キャビネットの扉装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003027853A (ja) * | 2001-07-19 | 2003-01-29 | Kokuyo Co Ltd | 物品収納庫 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0657235U (ja) | 1994-08-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960130 |
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