JPH0734597B2 - 送受信装置 - Google Patents

送受信装置

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JPH0734597B2
JPH0734597B2 JP61165088A JP16508886A JPH0734597B2 JP H0734597 B2 JPH0734597 B2 JP H0734597B2 JP 61165088 A JP61165088 A JP 61165088A JP 16508886 A JP16508886 A JP 16508886A JP H0734597 B2 JPH0734597 B2 JP H0734597B2
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signal
channel
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handset
call
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眞人 山縣
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Description

【発明の詳細な説明】 以下の順序でこの発明を説明する。
A 産業上の利用分野 B 発明の概要 C 従来の技術 D 発明が解決しようとする問題点 E 問題点を解決するための手段 F 作用 G 実施例 G1第1の実施例(第1図〜第6図) G2他の実施例 H 発明の効果 A 産業上の利用分野 この発明はコードレステレホンなどの送受信装置に関す
る。
B 発明の概要 この発明は、例えば、コントロールチャンネルを持たな
いマルチチャンネルアクセス方式のコードレステレホン
において、ハンドセットとベースユニットとの間でチャ
ンネルのスキャンの位相をずらすことにより、発呼時、
チャンネルがすぐに接続されるようにしたものである。
C 従来の技術 一般の電話機においては、その電話コードは、柱や壁な
どに取り付けられたローゼットに接続されている。した
がって、電話機を移動できる範囲は、その電話コードの
長さで決まり、数m程度となってしまう。しかし、移動
できる範囲を広くするため電話コードを長くすると、コ
ードがもつれたり、じゃまになったりしてしまう。
そこで、アメリカなどにおいては、コードレステレホン
と呼ばれる電話機システムが考えられている。
これは、第7図に示すように、ハンドセットと呼ばれる
送受信機(1)と、ベースユニットと呼ばれる送受信機
(2)とにより構成され、電話回線(3)がベースユニ
ット(2)に接続されるとともに、ベースユニット
(2)とハンドセット(1)との間が電波により結合さ
れ、加入者の電話の応対は、ハンドセット(1)に対し
て一般の電話機と同様に行うものである。
したがって、加入者は、電話時、ハンドセット(1)を
自由に移動させることができ、例えば戸外で電話を使用
できる。しかも、電話コードがもつれたり、じゃまにな
ったりすることがない。
なお、ハンドセット(1)をベースユニット(2)から
離すことのできる距離(サービスエリア)は、300m程度
である。またハンドセット(1)とベースユニット
(2)との間で使用される電波の周波数は上りチャンネ
ルが49MHz帯、下りチャンネルが46MHz帯であり、10デュ
プレックスチャンネルがFCCにより認められている。
こうして、このコードレステレホンによれば、電話機を
便利に使用することができる。
しかし、コードレステレホンにおいては、通話用に10デ
ュプレックスチャンネルが認められていても、この10チ
ャンネルのどのチャンネルで通話を行うかを制御するコ
ントロールチャンネルは用意されていない。
そこで、コードレステレホンをMCA方式(マルチチャン
ネルアクセス方式)とする場合には、次のようにしてこ
れを実現している。
すなわち、第6図において、左側はハンドセット(1)
が管理しているチャンネル、右側はベースユニット
(2)が管理しているチャンネルを示す。また、〔1〕
〜〔10〕の数字はチャンネル番号を示し、○印は空チャ
ンネル、●印は自分の使用しているチャンネル、×印は
他局が使用しているチャンネルである。
そして、待機時(スタンバイモード時)には、同図Aに
示すように、ハッドセット(1)はすべてのチャンネル
(受信チャンネル)を順に繰り返しスキャンしてベース
ユニット(2)からの呼び出しを待ち受けている。ま
た、ベースユニット(2)も同様にすべてのチャンネル
を順に繰り返しスキャンしてハンドセット(1)からの
呼び出しを待ち受けている。
そして、ハンドセット(1)の発呼時には、ハンドセッ
ト(1)を通話モード(トークモード)にすると、同図
Bに示すように、ハッドセット(1)は空きチャンネル
をサーチし、空きチャンネルが見つかると(図では第3
チャンネル)、この空きチャンネルでスキャンを停止し
て識別コードを繰り返し送出しながら識別コードの返送
を待つ。
すると、ベースユニット(2)においては、スキャン中
にそのチャンネル(第3チャンネル)に達したとき、識
別コードが得られるが、この識別コードが得られると、
このチャンネルでスキャンを停止して識別コードを返送
し、以後、そのチャンネルで通話モードに入る。
また、ハンドセット(1)において、識別コードが返送
されてくると、以後、そのチャンネルで通話モードに入
る。
したがって、以後、そのチャンネル(第3チャンネル)
を通じてダイヤル番号が送出され、相手が電話に出れ
ば、通話が行われる。
一方、電話回線(3)からの着呼時も、ハンドセット
(1)とベースユニット(2)の立場が入れ換わるだけ
で、同図Cに示すように同様にして空きチャンネル(図
では第9チャンネル)を使用して着呼及び以後の通話が
行われる。
D 発明が解決しようとする問題点 ところが、上述のようにしてMCA方式を実現すると、ハ
ンドセット(1)とベースユニット(2)との間が接続
されるとき、ハンドセット(1)及びベースユニット
(2)がどのチャンネルをスキャンしているかによって
接続に要する時間が大きく違ってしまう。
すなわち、ハンドセット(1)あるいはベースユニット
が各チャンネルをスキャンするときの速度が、1チャン
ネルにつき例えば60m秒であるとする。そして、今、例
えば第6図Dに示すように、ベースユニット(2)が第
2チャンネルをスキャンしたとき、ハンドセット(1)
が第3チャンネルで識別コードの送信を始めたとすれ
ば、ベースユニット(2)のスキャンが1チャンネル分
進んで次に第3チャンネルに達したとき、ベースユニッ
ト(2)はその識別コードを識別できる。したがって、
このとき、ハンドセット(1)が識別コードを送信して
からこれがベースユニット(2)において検知されるま
でに要した時間は、1チャンネル分のスキャン時間、す
なわち、60m秒である。
しかし、例えば同図Eに示すように、ベースユニット
(2)が第4チャンネルをスキャンしたとき、ハンドセ
ット(1)が第3チャンネルで識別コードの送信を始め
たとすれば、ベースユニット(2)のスキャンが1周し
て第3チャンネルに達したとき、ベースユニット(2)
はその識別コードを検知できる。したがって、このと
き、ハンドセット(1)が識別コードを送信してからこ
れがベースユニット(2)において検知されるまでに要
した時間は9チャンネル分のスキャン時間、すなわち、
540m秒となってしまう。
そして、このことは、ベースユニット(2)からハンド
セット(1)を呼ぶときも同様である。
したがって、ハッドセット(1)とベースユニット
(2)との間が接続されるとき、ハンドセット(1)及
びベースユニット(2)がどのチャンネルをスキャンし
ているかによって接続に要する時間が大きく違ってしま
う。
この発明は、このような問題点を解決しようとするもの
である。
E 問題点を解決するための手段 このため、この発明においては、例えば第3図及び第4
図に示すような処理を行うことにより、ハンドセット
(1)とベースユニット(2)との接続を行う。
F 作用 ハンドセット(1)からベースユニット(2)への接続
時間が短縮される。
G 実施例 G1第1の実施例 第1図はハンドセット(1)の一例を示し、(110)は
送信回路、(120)は受信回路である。また、第2はベ
ースユニット(2)の一例を示し、(210)は送信回
路、(220)は受信回路である。
そして、送話時には、ハンドセット(1)において、送
話器(111)からの音声信号がStが、低周波アンプ(11
2)を通じてPLL(113)のVCO(図示せず)に供給されて
上りチャンネルのFM信号Suに変換され、このFM信号Su
が、高周波パワーアンプ(114)及びすべての上りチャ
ンネルを通過帯域とするバンドパスフィルタ(115)を
通じてアンテナ(100)に供給され、ベースユニット
(2)へと送信される。
そして、ベースユニット(2)においては、ハンドセッ
ト(1)からの信号(電波)Suがアンテナ(200)によ
り受信され、その受信信号Suが、すべての上りチャンネ
ルを通過帯域とするバンドパスフィルタ(221)及び高
周波アンプ(222)を通じてミキサ回路(223)に供給さ
れるとともに、PLL(224)からの所定の周波数の局部発
振信号がミキサ回路(223)に供給されて信号Suは中間
周波信号に変換され、この中間周波信号が中間周波アン
プ(225)を通じてFM復調回路(226)に供給されて音声
信号Stが復調され、この信号Stが、 低周波アンプ(227)→2線−4千変換回路(231)→リ
レー回路(232)の信号ラインを通じて電話回線(3)
に送り出される。
この場合、リレー回路(232)は、ベースユニット
(2)と電話回線(3)との接続のオンオフを行う回線
リレー、及びベースユニット(2)と回線(3)とが接
続された後に通話を一時中断するとき、その回線(3)
を保留しておくためのホールドリレーなどを有する。
また、受話時には、電話回線(3)からの音声信号Sr
が、送話時と同様の処理によりハンドセット(1)の受
話器(128)に供給される。すなわち、回線(3)から
の音声信号Srが、リレー回線(232)→変換回路(231)
→低周波アンプ(212)の信号ラインを通じてPLL(21
3)のVCO(図示せず)に供給されてFM信号とSuと対とな
る下りチャンネルのFM信号Sdに変換され、この信号Sd
が、高周波パワーアンプ(214)及びすべての下りチャ
ンネルを通過帯域とするバンドパスフィルタ(215)を
通じてアンテナ(200)に供給され、ハンドセット
(1)へと送信される。
そして、ハンドセット(1)においては、ベースユニッ
ト(2)からの信号Sdがアンテナ(100)により受信さ
れ、その受信信号Sdが、すべての下りチャンネルを通過
帯域とするバンドパスフィルタ(121)及び高周波アン
プ(122)を通じてミキサ回路(123)に供給されるとと
もに、PLL(124)から所定の周波数の局部発振信号がミ
キサ回路(123)に供給されて信号Sdは中間周波信号と
され、この中間周波信号が中間周波アンプ(125)を通
じてFM復調回路(126)に供給されて音声信号Srが復調
され、この信号Srが低周波アンプ(127)を通じて受話
器(128)に供給される。さらに、ハンドセット(1)
において、(140)は通話チャンネルなどを制御する制
御回路を示す。この制御回路(140)は、1チップタイ
プのマイクロコンピュータにより構成されているもの
で、(141)は例えば4ビット並列処理のCPU、(142)
はプログラムが書き込まれているROM、(143)はワーク
エリア用のRAM、(144)は入出力用のポートである。な
お、ROM(142)には例えば第3図に示すルーチン(30
0)も設けられる。
さらに、マイコン(140)には、ダイヤルキー(151),
トークスイッチ(152)及びROM(153)が接続される。
この場合、ダイヤルキー(151)は、相手の電話番号を
入力するためのノンロックタイプのプッシュスイッチ、
トークスイッチ(152)は、このハンドセット(1)の
動作モードを選択するための3ポジションの切り換えス
イッチであり、スイッチ(152)が接点Oのとき、マイ
コン(140)を除く他の回路の電源がオフ(オフモー
ド)となり、接点Sのとき、ベースユニット(2)から
の信号Sdの受信待機状態(スタンバイモード)となり、
接点Tのとき、ハンドセット(1)とベースユニット
(2)との通話状態(トークモード)となるものであ
り、通常はスタンバイ接点Sに接続されている。
また、ROM(153)は、識別コードIDを与えるためのもの
であり、これらキー及びROM(151)〜(153)の出力は
マイコン(140)に供給される。
さらに、(161)はMSK変調回路を示し、これは、マイコ
ン(140)から識別コードID及びダイヤル信号DSなどの
コード信号が供給されると、このコード信号を2値信号
から第5図Aに示すようにオーディオ帯域のMSK信号Sm
あるいは同図Bに示すように信号Stの低域側におけるオ
ーディオ帯域外のMSK信号Smに変換するものであり、そ
の信号Smはアンプ(112)に供給される。この場合、同
図Aの信号Smは、ハンドセット(1)とベースユニット
(2)との間に通話チャンネルを開くときに使用される
ものであり、このため、信号Smを変調しているコード信
号の伝送速度は例えば1.2kbpsの高速とされる。また、
同図Bの信号Smは、ハンドセット(1)とベースユニッ
ト(2)との間の通話チャンネルが開かれて通話が行わ
れているときに使用されるものであり、このため、信号
Smを変調しているコード信号の伝送速度は例えば110bps
の低速とされる。
また、(162)は受信検出回路を示し、これは復調回路
(126)に接続され、ベースユニット(2)からの信号S
dの有無に応じて復調回路(126)の出力の周波数成分が
異なることを利用して信号Sdの有無を検出するものであ
り、その検出信号NSQLはマイコン(140)に供給され
る。
さらに、(163)はMSK復調回路を示し、これは復調回路
(126)に接続され、ベースユニット(2)から送られ
てきたMSK信号Smからコード信号を復調するものであ
り、その復調信号はマイコン(140)に供給される。
また、(164)はリングトーン信号形成回路を示し、こ
れはマイコン(140)により制御されて電話がかかって
きたときベル音信号(リングトーン信号)を形成するも
のであり、そのベル音信号はリンガ(165)に供給され
る。
さらに、マイコン(140)からは、チャンネルを指定す
る信号CHがPLL(133),(124)に供給されるととも
に、FM信号Suの送り出しの可否を制御する信号TXENがPL
L(113)に供給される。また、マイコン(140)からは
ミューティング信号MUTEがアンプ(127)に供給され
る。
さらに、ベースユニット(2)において、(240)は制
御回路を示す。この制御回路(240)は、ハンドセット
(1)の制御回路(140)と同様に構成されて同様の機
能を有するものであり、制御回路(140)の回路(141)
〜(144)と対応する回路には、100番台の符号に代えて
200番台の符号をつけて説明は省略する。ただし、ROM
(242)には例えば第4図に示すルーチン(400)が設け
られる。
また、ROM(253)及び回路(261)〜(264)もハンドセ
ット(1)のROM(153)及び回路(161)〜(164)と同
様のものであり、各信号についても同様なので、これら
の説明も省略する。ただし、形成回路(264)は、相手
に電話をかけるときの電話番号に対応したトーンエンコ
ード信号(DTMF信号)TEを形成する。
さらに、(265)はリングトーン信号検出回路を示し、
これは電話回線(3)に接続されて電話がかかってきた
ときのベル音信号(リングトーン信号)を検出するもの
であり、その検出信号BLはマイコン(240)に供給され
る。
そして、ハンドセット(1)及びベースユニット(2)
においては、ルーチン(300),(400)にしたがってCP
U(141),(241)により次のような処理が行われる。
すなわち、ハンドセット(1)においては、待機時(ス
タンバイモード時)、ステップ(301)において信号CH
によりPLL(113),(124)が制御されて信号CHの値に
対応した上り及び下りチャンネルにセットされ、次にス
テップ(302)においてトークスイッチ(152)の切り換
え位置がチェックされ、今の場合にはスタンバイモード
の接点Sに接続されているので、処理はステップ(30
2)からステップ(303)に進む。そして、このステップ
(303)において、ステップ(301)によりセットされた
下りチャンネルでFM信号Sdが受信されるかどうかが、信
号NSQLによりチェックされ、信号Sdが寿しされないとき
には、処理はステップ(303)からステップ(304)に進
み、このステップ(304)において信号CHが次のチャン
ネル(隣りのチャンネル)の値とされ、続いて処理はス
テップ(301)に戻る。
また、ステップ(303)において信号Sdが受信されたと
きには、処理はステップ(303)からステップ(305)に
進み、このステップ(305)において復調回路(163)か
らの識別コードIDとROM(153)の識別コードIDとが一致
するかどうかがチェックされ一致しないとき(他の加入
者のベースユニット(2)からのとき)、処理はステッ
プ(305)からステップ(304)に進む。
したがって、ハンドセット(1)においては、待機時、
ステップ(301)〜(305)が繰り返され、第6図Aに示
すように、すべての下りチャンネルが順に繰り返しスキ
ャンされていることになる。
また、ベースユニット(2)においては、待機時、ルー
チン(400)のステップ(401)〜(405),(441)が実
行される。この場合、ステップ(401)〜(405)は、ス
テップ(301)〜(305)と同様の処理を行うものであ
り、説明は省略するが、ステップ(402)においては、
検出信号BLにより外線(3)からの着呼の有無を検出
し、着呼がないときには、処理はステップ(402)から
ステップ(403)に進む。また、ステップ(403)におい
ては、ステップ(303)におけるFM信号Sdの有無のチェ
ックに代わってFM信号Suの有無のチェックを行う。さら
に、この場合、ステップ(301)〜(305)を実行する速
度と、ステップ(401)〜(405)を実行する速度とは等
しくなるようにこれらのステップが実行される。
したがって、ベースユニット(2)においては、待機
時、ステップ(401)〜(405)が繰り返され、同図Aに
示すように、すべての上りチャンネルが順に繰り返しス
キャンされていることになる。
また、ハンドセット(1)の発代時には、トークスイッ
チ(152)をトークモード接点Tに切り換える。する
と、これがステップ(302)において判別され、処理は
ステップ(302)からステップ(311)に進み、このステ
ップ(311)においてステップ(301)によりセットされ
た上り及び下りチャンネルが他局により使用されている
かどうかが、信号NSQLによりチェックされ、使用されて
いないときには、処理はステップ(311)からステップ
(312)に進む。そして、このステップ(312)において
信号TXENによりFM信号Suの送り出しが許可され、次にス
テップ(313)においてROM(153)の識別コードIDが変
調回路(161)によりMSK信号Smとされてアンプ(112)
に供給され、したがって、第6図B6示すように、識別コ
ードIDが、ステップ(301)においてセットされた上り
チャンネルのFM信号Suによりベースユニット(2)へと
送信される。
この場合、ステップ(213)における識別コードIDの送
信は、ベースユニット(2)からの識別コードIDの返送
がないものとすれば、ベースユニット(2)におけるチ
ャンネルのスキャンが少なくとも1周する期間にわたっ
て繰り返し行われる。
そして、ベースユニット(2)においては、待機中、ス
テップ(401)〜(405)を繰り返すことによりすべての
上りチャンネルを順にスキャンしているが、そのスキャ
ンがハンドセット(1)が識別コードIDを送信している
上りチャンネルに達したとき、処理はステップ(403)
からステップ(405)に進んでスキャンは中止され、識
別コードIDが送られてきたことが判別される。
すると、処理はステップ(405)からステップ(421)に
進み、このステップ(421)において信号TXENによりFM
信号Sdの送信が許可され、次にステップ(422)におい
てROM(253)の識別コードIDが変調回路(261)によりM
SK信号Smとされてアンプ(212)に供給され、したがっ
て、同図Bに示すように、識別コードIDが、ステップ
(301)でセットされた上りチャンネルと対となる下り
チャンネルのFM信号Sdによりハンドセット(1)へと返
送される。
そして、処理はステップ(422)からステップ(430)に
進み、このステップ(430)において、ベースユニット
(2)と電話回線(3)とが接続され、すなわち、信号
MUTEによりアンプ(227)のミューティングが解除され
るとともに、リレー回路(232)を通じて変換回路(23
1)と回線(3)とが接続される。
また、ハンドセット(1)においては、ステップ(31
3)において識別コードIDを送信すると同時に、ステッ
プ(314)において識別コードIDが返送されてきたかど
うかを、復調回路(163)の出力信号によりチェックし
ている(実際には、ステップ(313)と(314)とを時分
割式に交互に、かつ、ベースユニット(2)におけるチ
ャンネルのスキャンが1周する期間と識別コードIDの返
送を確認するまでの期間とのうちの短い方の期間にわた
って行っている)。
そして、今の場合は、ベースユニット(2)が識別コー
ドIDを返送したので、処理はステップ(314)からステ
ップ(330)に進み、このステップ(330)においてハン
ドセット(1)とベースユニット(2)との間のチャン
ネルが接続され、すなわち、ハンドセット(1)におい
ては、信号MUTEによりアンプ(127)のミューティング
が解除される。
したがって、ハンドセット(1)は、ベースユニット
(2)を通じて電話回線(3)に接続されたことにな
る。そこで、ハンドセット(1)においてダイヤルキー
(151)を相手の電話番号に対応して操作すると、マイ
コン(140)により対応するダイヤル信号DSが形成され
るとともに、変調回路(161)によりMSK信号Smに変換さ
れ、同様にベースユニット(2)へと送信される。
そして、ベースユニット(2)においては、復調回路
(263)からダイヤル信号DSが取り出され、この信号DS
に基づいてマイコン(240)により形成回路(264)が制
御されて相手の電話番号に対応したトーンエンコード信
号TEが形成され、この信号TEがアンプ(227)を通じ、
さらに変換回路(231)及びリレー回路(232)を通じて
電話回線(3)に送り出される。したがって、この信号
TEにより相手が呼び出され、相手が電話に出れば、以
後、上述したように通話が可能となる。
なお、ステップ(311)において、ステップ(301)によ
りセットされたチャンネルが他局によりすでに使用され
ているときは、処理はステップ(311)からステップ(3
04)へと進み、このステップ(304)により信号CHは次
のチャンネルの値とされ、ステップ(301)に戻る。し
たがって、ステップ(312)〜(314),(421),(42
2)の処理は空きチャンネルで行われることになり、そ
の空きチャンネルで以後の通話が行われることになる。
また、ステップ(314)において、ベースユニット
(2)から正しい識別コードIDが返送されてこなかった
ときには、処理はステップ(314)からステップ(315)
に進み、このステップ(315)において信号TEXNにより
信号Suの送信が停止させられ、次に処理はステップ(30
4)に進む。したがって、ベースユニット(2)から識
別コードIDが返送されてこないときには、次の空きチャ
ンネルで同様にベースユニット(2)の呼び出しが行わ
れる。
こうして、ハンドセット(1)の発呼時には、トークス
イッチ(152)をトーク接点Tにすると、空きチャネル
がサーチされてその空きチャンネルでベースユニット
(2)が呼び出され、ベースユニット(2)から応答が
あると、ハンドセット(1)とベースユニット(2)と
の間にチャンネルが開かれて相手の呼び出し及び通話が
できる状態になる。
また、電話回線(3)からの着呼があったときには、ル
ーチン(400)のステップ(411)〜(415)及びルーチ
ン(300)のステップ(321),(322)が実行される。
この場合、これらステップ(411)〜(415)及び(32
1),(322)は、ステップ(311)〜(315)及び(42
1),(422)と同様の処理を行うものであり、着呼があ
ると、信号BLがステップ(402)において判別されるの
で、処理はステップ(402)からステップ(411)に進
み、以後第6図Cに示すように、発呼時と同様にして電
話回線(3)がベースユニット(2)を通じてハンドセ
ット(1)に接続される。
そして、ハンドセット(1)の発呼により、あるいは電
話回線(3)からの着呼により、ハンドセット(1)と
ベースユニット(2)とが接続されて通話が行われてい
る場合、ハンドセット(1)においては、処理はステッ
プ(330)からステップ(351)に進み、このステップ
(351)においてトークスイッチ(152)の接点位置がチ
ェックされ、トーク接点Tに接続されているときには、
処理(351)に戻る。したがって、通話中は常にトーク
スイッチ(153)の接点位置がモニタされていることに
なる。
そして、通話を終了したとき、トークスイッチ(152)
をスタンバイ接点Sに切り換えると、これがステップ
(351)により判別され、処理はステップ(351)からス
テップ(352)に進み、このステップ(352)によりマイ
コン(140)において通話の終了を示す終了コードが形
成され、この終了コードが変調回路(161)によりMSK信
号SmとされてFM信号Suによりベースユニット(2)へと
送信される。
続いて処理はステップ(353)に進み、信号TXENによりF
M信号Suの送信が停止されるとともに、信号MUTEにより
アンプ(127)にミューティングがかけられてチャンネ
ルが閉じられ、次に処理はステップ(301)に戻る。
したがって、ハンドセット(1)においては、通話を終
了したので、トークスイッチ(152)をスタンバイ接点
Sに接続すると、終了コードを送信して待機モードに入
り、今までに通話に使用していたチャンネルの次のチャ
ンネルから第6図Aに示すようにチャンネルのスキャン
を始めることになる。
また、ベースユニット(2)においては、通話中に処理
はステップ(430)からステップ(451)に進み、このス
テップ(451)において復調回路(263)の復調出力とし
てハンドセット(1)からの終了コードが得られるかど
うかがチェックされ、その終了コードが得られないとき
には、処理はステップ(451)に戻る。したがって、通
話中は常に終了コードの受信がモニタされていることに
なる。
そして、通話が終了し、ステップ(352)により終了コ
ードが送られてくると、これがステップ(451)により
判別され、処理はステップ(451)からステップ(452)
に進み、このステップ(452)において信号TXENによりF
M信号Sdの送信が停止され、信号MUTEによりアンプ(22
7)にミューティングがかけられるとともに、リレー回
路(232)により変換回路(231)と電話回線(3)との
接続がオフとされてベースユニット(2)は回線(3)
から開放される。
続いて処理はステップ(453)に進み、このステップ(4
53)において例えばソフトウエアのタイマにより1チャ
ンネル分のスキャン時間の時間待ち(遅延)が行われ、
次に処理はステップ(401)に戻る。
したがって、ベースユニット(2)においては、終了コ
ードを受信してから1チャンネル分のスキャン時間の経
過後に待機モードに入り、今まで通話に使用していたチ
ャンネルの次のチャンネルから同図Aに示すようにチャ
ンネルのスキャンを始めることになる。
なお、トークスイッチ(152)をスタンバイ接点Sに切
り換える前に相手が電話を切っても、こればベースユニ
ット(2)で検出できないので、トークスイッチ(15
2)をスタンバイ接点Sに切り換えたとき、上述の通話
の終了の処理が行われる。
こうして、通話が終了してトークスイッチ(152)をト
ーク接点Tからスタンバイ接点Sに切り換えると、ハン
ドセット(1)及びベースユニット(2)は待機モード
に入り、今まで通話に使用していたチャンネルの次のチ
ャンネルから第6図Aに示すようにスキャンを始める
が、このとき、ベースユニット(2)においてはステッ
プ(453)によってハンドセット(1)に比べて1チャ
ンネル分のスキャン時間だけ遅れてスキャンを始める。
したがって、待機時(第6図A)、ハンドセット(1)
が第3チャンネルにいるときには、ベースユニット
(2)は第2チャンネルにいるというように、ベースユ
ニット(2)のチャンネルのスキャンは、ハンドセット
(1)のチャンネルのスキャンよりも、常に1チャンネ
ル遅れていることになる。
したがって、次にハンドセット(1)が発呼を行うと
き、例えば同図Dに示すように、ベースユニット(2)
は、ハンドセット(1)が識別コード送信したチャンネ
ルを、1チャンネル分のスキャン時間後にスキャンする
ので、ハンドセット(1)は発呼を行ってから1チャン
ネル分のスキャン時間後、すなわち、最少の時間をもっ
てベースユニット(2)に接続されることになる。
こうして、この発明によれば、待機時、ベースユニット
(2)はハンドセット(1)よりも1チャンネル遅れた
チャンネルをスキャンしているので、発呼時、1チャン
ネル分のスキャン時間後、すなわち、最少の時間でハン
ドセット(1)とベースユニット(2)とを接続するこ
とができる。
しかも、そのためにはルーチン(400)にステップ(45
3)を追加するだけでよく、簡単である。
なお、ベースユニット(2)からハンドセット(1)を
見た場合には、ハンドセット(1)のスキャンがベース
ユニット(2)よりも9チャンネル遅れたチャンネルに
あることになるので、着呼時、ベースユニット(2)と
ハンドセット(1)との接続に9チャンネル分のスキャ
ン時間に相当する時間がかかることになるが、これは外
部から電話がかかってきたときのことであり、一般の電
話でも外部から電話がかかってきたときには、その電話
に対応するまでに多少の時間がかかるのが普通であるか
ら、問題はない。
G2他の実施例 なお、上述において、回路(161)〜(164),(261)
〜(264)の動作はソフトウエアによって実現すること
もできる。さらに、相手の電話番号をダイヤルパルスに
より送り出すこともできる。
また、ステップ(313),(413)において識別コードID
を送信するとともに、相手からのFM信号Sd,Suの有無を
チェックし、この信号Sd,Suが得られたらステップ(31
4),(414)で識別コードIDをチェックしてもよい。さ
らに、ステップ(453)においてタイマによる遅延を行
う代わりに、信号NSQLによりFM信号Suの得られなくなる
まで遅延を行ってもよい。また、コードレステレホンに
かぎらず、トランシーバ、商用交流電源ラインを使用し
た搬送波式インターホンなどについてもこの発明を適用
できる。
H 発明の効果 この発明によれば、待機時、ベースユニット(2)はハ
ンドセット(1)よりも1チャンネル遅れたチャンネル
をスキャンしているので、発呼時、1チャンネル分のス
キャン時間後、すなわち、最少の時間でハンドセット
(1)とベースユニット(2)とを接続することができ
る。
しかも、そのためにはルーチン(400)にステップ(45
3)を追加するだけでよく、簡単である。
【図面の簡単な説明】
第1図,第2図はこの発明の一例の系統図、第3図〜第
7図はその説明のための図である。 (1)はハンドセット、(2)はベースユニット、(11
0),(210)は送信回路、(120),(220)は受信回
路、(140),(240)は制御回路である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 7304−5K 109 S

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1及び第2の送受信機が組み合わされ、 これら第1及び第2の送受信機の間は、複数の通話チャ
    ンネルのうちの1つの通話チャンネルを使用して通話が
    行われる送受信装置において、 待機時には、上記第1及び第2の送受信機のそれぞれに
    おいて上記複数の通話チャンネルを順に繰り返しスキャ
    ンして相手からの呼び出しに対して待機し、 上記第1及び第2の送受信機の間の通話が終了して上記
    待機状態に入るとき、上記第2の送受信機においては、
    上記第1の送受信機よりも上記通話チャンネルの1チャ
    ンネル分のスキャン時間だけ遅れて上記待機状態に入る
    ようにした送受信装置。
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