JPH0734517Y2 - カセットハーフの位置決め機構 - Google Patents

カセットハーフの位置決め機構

Info

Publication number
JPH0734517Y2
JPH0734517Y2 JP8981288U JP8981288U JPH0734517Y2 JP H0734517 Y2 JPH0734517 Y2 JP H0734517Y2 JP 8981288 U JP8981288 U JP 8981288U JP 8981288 U JP8981288 U JP 8981288U JP H0734517 Y2 JPH0734517 Y2 JP H0734517Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cassette half
cassette
holder
rotating member
raised portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP8981288U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0212749U (ja
Inventor
幹啓 佐藤
昌司 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alpine Electronics Inc
Original Assignee
Alpine Electronics Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alpine Electronics Inc filed Critical Alpine Electronics Inc
Priority to JP8981288U priority Critical patent/JPH0734517Y2/ja
Publication of JPH0212749U publication Critical patent/JPH0212749U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0734517Y2 publication Critical patent/JPH0734517Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はカセットハーフ、特に車載用のディジタルオー
ディオテーププレーヤ(以下DATと記す)に収容された
カセットハーフをセットした際に、そのカセットハーフ
を正確にホルダーに保持させてガタ付きを防止するとと
もに、ローディングまたはイジェクト時の負荷を軽減さ
せてスムーズに動作させることができる位置決め機構に
関する。
〔従来の技術〕
従来、DATにおけるカセットハーフのホルダーへの位置
決め機構が、第4図として示されるものが知られてい
る。即ち、第4図は従来の位置決め機構の要部を示す斜
視図であり、図中1は図中左側より挿入されるカセット
ハーフのホルダーの上板を示している。このホルダー上
板1の後端縁略中央には、ホルダー上板1の裏面に取り
付けられた板バネ片2・2が突出されており、その板バ
ネ片2・2の突端内側には各々一体に屈曲されたブラケ
ット2a・2aが形成されている。また、そのブラケット2a
・2a間にはプラスチック製のローラ3が回転自在にピン
4に取り付けられている。
即ち、従来の位置決め機構は板バネ2・2に取り付けら
れたローラ3を、カセットハーフの上面に形成される矩
形の係合穴と係合させ、板バネ片2・2の附勢力でカセ
ットハーフを上方より押圧し、ホルダー内におけるカセ
ットハーフの位置決めをし、再生機構までのローディン
グを行なうようになっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記した従来のカセットハーフの位置決
め機構によると、ローディング中、またはイジェクト時
にカセットハーフは常時板バネ片2・2に取り付けられ
たローラ3による押圧負荷を受けているため、比較的環
境温度が高く、また温度変化の大きい車内にあって、他
の周辺部材等の微妙な膨張にも影響され、途中で引っ掛
かってしまう虞れがあった。さらに、位置決めが上方か
らの押圧力のみによっているため、カセットハーフの底
面に設けられているスライダーの附勢バネ等の附勢力、
方向性の精度が悪いと、ホルダーにおいてカセットハー
フは多少移動(傾き)してしまうこともあった。
〔考案の目的〕
本考案は上記した従来の技術の問題点に着目してなされ
たもので、かかる問題点を解消して、ホルダーに密にカ
セットハーフを位置決めすることができ、しかも押圧力
による負荷をほとんどなくして他の周辺部材とカセット
ハーフが引っ掛かってしまう虞れをなくし、スムーズな
ローディングやイジェクト動作を得ることができるよう
にしたカセットハーフの位置決め機構を提供することを
目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するために、本考案に係るカセットハー
フの位置決め機構は、カセットハーフの挿排口を有する
シャーシと、このシャーシ内にスライド可能に設けられ
カセットハーフが収容されるホルダーと、このホルダー
の上面にそれぞれ形成される隆起部及び切欠部と、一端
側に前記切欠部内を移動可能で且つカセットハーフに係
脱自在なスタッドが設けられるとともにこの一端側が前
記隆起部に乗り上げ可能に前記ホルダーの上面に枢支さ
れる回動部材と、前記シャーシ内に設けられ前記回動部
材の他端側と当接可能に対向するストッパと、このスト
ッパに前記他端側が当接する方向へ前記回動部材を付勢
する回動付勢手段とを備え、カセットハーフの不在時に
は前記他端側が前記ストッパに当接して前記回動部材の
回動が規制され、前記一端側が前記隆起部に乗り上げて
前記スタッドを上方へ位置させ、カセットハーフの挿入
に伴って前記ホルダーが前記ストッパから離れる方向へ
スライドする際に前記回動部材が回動し、前記一端側が
前記隆起部から外れて前記スタッドがカセットハーフに
係合するように下降するものである。
〔作用〕
上記手段によれば、カセットハーフの不在時には回動部
材のスタッドが上方に位置しており、その後挿入される
カセットハーフに不要な押圧力を与えることがなく、カ
セットハーフの挿入に伴ってホルダーがスライドする際
に初めてスタッドが下降してカセットハーフに係合し、
このカセットハーフを位置決めするものであるため、非
常にスムーズなローディングやイジェクト動作が得られ
る。また、カセットハーフを位置決めするためのスタッ
ドは、従来のローラのようにカセットハーフの表面に摺
接するものではないため、このカセットハーフの表面を
傷付けることもない。
〔実施例〕
次に、本考案の実施の一例を第1図乃至第3B図を参照し
て詳細に説明する。
第1図は本考案を実施したカセットハーフの位置決め機
構を示す要部斜視図,第2図は同平面図,第3A図,第3B
図はスタッドの位置状態を示す側面図である。
これらの図において10はDATを形成する上部シャーシで
あり、この上部シャーシ10にはカセットハーフCの挿排
口11が形成されている。上部シャーシ10内には、この上
部シャーシ10の内面に沿ってカセットハーフCの挿入方
向へスライド可能なホルダー12が設けられており、挿排
口11から挿入されたカセットハーフCがこのホルダー12
内へ収容されるようになっている。このホルダー12の上
板12aには隆起部13が形成され、また後端縁の略中央位
置には切欠部14が形成されている。
また、ホルダー12の上板12a上には略L字状に成形さ
れ、バネ性を保有した金属導板製の回動部材15が、その
屈曲箇所でピン16により枢支されている。この回動部材
15の一端下端側には前記切欠部14内に位置するスタッド
17が備えられており、そのスタッド17寄りにはやや上向
きとした隆起部13への乗り上げガイド片23が一体に形成
されている。また、この回動部材15の他端は弧状に形成
された当接部18となっており、この当接部18に対向する
ように上部シャーシ10の上面から内方へ突出して設けら
れたストッパ19と当接するものとなっている。尚、12b
はこのストッパ19を逃げるための上板12aに形成された
切欠である。
さらに、ホルダー12の上板12aには斜方向に長孔20が穿
設され、その長孔20内の端部にはフック21が突設されて
いる。このフック21と回動部材15に穿けられた小孔15a
との間にはコイルスプリング22が張設され、回動部材15
に対してその当接部18がストッパ19に当接する方向へ回
動付勢力が付与されている。
上記した実施例に係るカセットハーフCの位置決め機構
の動きを説明すると、カセットハーフCが入っていない
状態では、ホルダー12が挿排口11に近づいた位置で停止
しており、回動部材15の当接部18がストッパ19に押し付
けられてこの回動部材15の回動が規制されている。よっ
て、回動部材15の一端側は隆起部13上に乗り上げた状態
となっており、隆起部13による段差と回動部材15が有す
るバネ性によりスタッド17は上方へ移行され、切欠部14
の下面位置より浮いた状態を維持している。そして、カ
セットハーフCが挿排口11より挿入され、ローディング
機構を押圧するとホルダー12もともに上部シャーシ10の
奥方、即ちストッパ19から離れる方向へ移行を開始し、
コイルスプリング22の引張力でピン16を支点として回動
部材15が回動を開始する。その回動開始により回動部材
15は隆起部13から外れるためスタッド17は下方へ降りな
がら切欠部14内で横方向へ移行し、カセットハーフCに
形成されている矩形の係合穴24と係合して、その内壁面
を引掛けてホルダー12におけるカセットハーフCの位置
決めを行なう。また、イジェクトは逆の動作でコイルス
プリング22の附勢力に抗して回動部材15はガイド片23の
作用でスムーズに隆起部13へ乗り上げ、スタッド17を上
方へ移行させ係合穴24との係合を解除する。そのため
に、位置決めに関してカセットハーフCに対する上方か
らの押圧力負荷はほとんどないものとなっている。
〔考案の効果〕
上述したように、本考案に係るカセットハーフの位置決
め機構によると、カセットハーフの不在時には回動部材
のスタッドが上方に位置しており、その後挿入されるカ
セットハーフに不要な押圧力を与えることがなく、カセ
ットハーフの挿入に伴ってホルダーがスライドする際に
初めてスタッドが下降してカセットハーフに係合し、こ
のカセットハーフを位置決めするものであるため、環境
温度が比較的高く、また変化し易い車内であっても他の
周辺部材との引掛かりの虞れもなく非常にスムーズなロ
ーディングやイジェクト動作が得られるとともに、カセ
ットハーフの位置決め精度も高いものとなる。
また、回動部材に隆起部への乗り上げガイド片が設けら
れていることにより、回動部材の回動動作、即ちカセッ
トハーフに対するスタッドの係脱動作もスムーズなもの
となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を実施したカセットハーフの位置決め機
構の要部を示す斜視図,第2図は同平面図,第3A図は回
動部材が初期状態にある状態の側面図,第3B図は同作動
状態にある状態の側面図,第4図は従来例を示す要部の
斜視図である。 10…上部シャーシ、12…ホルダー 12a…上板、13…隆起部、14…切欠部 15…回動部材、16…ピン、17…スタッド 19…ストッパ、22…コイルスプリング 23…ガイド片、24…係合穴 C…カセットハーフ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】カセットハーフの挿排口を有するシャーシ
    と、このシャーシ内にスライド可能に設けられカセット
    ハーフが収容されるホルダーと、このホルダーの上面に
    それぞれ形成される隆起部及び切欠部と、一端側に前記
    切欠部内を移動可能で且つカセットハーフに係脱自在な
    スタッドが設けられるとともにこの一端側が前記隆起部
    に乗り上げ可能に前記ホルダーの上面に枢支される回動
    部材と、前記シャーシ内に設けられ前記回動部材の他端
    側と当接可能に対向するストッパと、このストッパに前
    記他端側が当接する方向へ前記回動部材を付勢する回動
    付勢手段とを備え、カセットハーフの不在時には前記他
    端側が前記ストッパに当接して前記回動部材の回動が規
    制され、前記一端側が前記隆起部に乗り上げて前記スタ
    ッドを上方へ位置させ、カセットハーフの挿入に伴って
    前記ホルダーが前記ストッパから離れる方向へスライド
    する際に前記回動部材が回動し、前記一端側が前記隆起
    部から外れて前記スタッドがカセットハーフに係合する
    ように下降することを特徴とするカセットハーフの位置
    決め機構。
  2. 【請求項2】前記回動部材には前記隆起部への乗り上げ
    ガイド片が設けられていることを特徴とする請求項
    (1)記載のカセットハーフの位置決め機構。
JP8981288U 1988-07-06 1988-07-06 カセットハーフの位置決め機構 Expired - Lifetime JPH0734517Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8981288U JPH0734517Y2 (ja) 1988-07-06 1988-07-06 カセットハーフの位置決め機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8981288U JPH0734517Y2 (ja) 1988-07-06 1988-07-06 カセットハーフの位置決め機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0212749U JPH0212749U (ja) 1990-01-26
JPH0734517Y2 true JPH0734517Y2 (ja) 1995-08-02

Family

ID=31314348

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8981288U Expired - Lifetime JPH0734517Y2 (ja) 1988-07-06 1988-07-06 カセットハーフの位置決め機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0734517Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0212749U (ja) 1990-01-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2679231B2 (ja) カセットローディング機構
JPS61170951A (ja) カセツトホルダ−
US5127683A (en) Panel detaching apparatus for car-mounted audio equipment
JPH0734517Y2 (ja) カセットハーフの位置決め機構
JPS634278Y2 (ja)
JPS6215895Y2 (ja)
US4647996A (en) Recording and reproducing apparatus having sliding loading and unloading mechanism
JPS6235171Y2 (ja)
JPH0433586Y2 (ja)
JPS6334110Y2 (ja)
JPH0244370Y2 (ja)
JP2001143339A (ja) カセットホルダー
JP3493740B2 (ja) 再生装置
JPH0313886Y2 (ja)
JPH0124791Y2 (ja)
JP2720514B2 (ja) スライダ部材の取付け機構
JPH0810860Y2 (ja) テープ駆動装置の磁気ヘッドとピンチローラの連動機構
JPH0244367Y2 (ja)
JP3180479B2 (ja) 記録又は再生装置
JP3430195B2 (ja) カセットテーププレーヤのカセット押え機構
JP2549703Y2 (ja) 蓋体装置
JPH0119257Y2 (ja)
JPS5824276Y2 (ja) テ−プレコ−ダのヘッド位置出し装置
JP2623637B2 (ja) カセットローディング装置
JP2978578B2 (ja) カートリッジ自動装着装置