JPH0734493Y2 - 磁気ヘッドキャリッジ - Google Patents
磁気ヘッドキャリッジInfo
- Publication number
- JPH0734493Y2 JPH0734493Y2 JP1988049764U JP4976488U JPH0734493Y2 JP H0734493 Y2 JPH0734493 Y2 JP H0734493Y2 JP 1988049764 U JP1988049764 U JP 1988049764U JP 4976488 U JP4976488 U JP 4976488U JP H0734493 Y2 JPH0734493 Y2 JP H0734493Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flexible wiring
- carriage
- magnetic head
- wiring board
- arm
- Prior art date
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- Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は磁気ディスク装置に組込まれる磁気ヘッドキャ
リッジに係り、特に磁気ヘッドに接続されたフレキシブ
ル配線板が邪魔にならないように保持される構成とした
磁気ヘッドキャリッジに関する。
リッジに係り、特に磁気ヘッドに接続されたフレキシブ
ル配線板が邪魔にならないように保持される構成とした
磁気ヘッドキャリッジに関する。
従来の技術 磁気ディスク装置においては、磁気ヘッドを保持する磁
気ヘッドキャリッジを磁気ディスクの半径方向に移送し
ながら磁気記録／再生するようになっており、磁気ヘッ
ドには記録信号，再生信号を制御部等に送信するための
フレキシブル配線板が接続されている。尚、磁気ディス
クの両面に磁気ヘッドが摺接する両面ヘッドのタイプの
場合、ガイドシャフトに沿って磁気ディスクの半径方向
に移送されるキャリッジ本体に磁気ディスクの下面に摺
接する下側の磁気ヘッドが設けられ、又キャリッジ本体
の取付部に回動可能に取付けられたアームに磁気ディス
クの上面を摺接する上側の磁気ヘッドが保持されてい
る。各磁気ヘッドには可撓性を有する樹脂製のフレキシ
ブル配線板の一端が接続されており、各フレキシブル配
線板の他端側はキャリッジ本体の上面、アームの下面に
沿って配設されるとともに、キャリッジ本体の移動を妨
げないように弛ませるためキャリッジ本体の側方に延在
するように設けられている。
気ヘッドキャリッジを磁気ディスクの半径方向に移送し
ながら磁気記録／再生するようになっており、磁気ヘッ
ドには記録信号，再生信号を制御部等に送信するための
フレキシブル配線板が接続されている。尚、磁気ディス
クの両面に磁気ヘッドが摺接する両面ヘッドのタイプの
場合、ガイドシャフトに沿って磁気ディスクの半径方向
に移送されるキャリッジ本体に磁気ディスクの下面に摺
接する下側の磁気ヘッドが設けられ、又キャリッジ本体
の取付部に回動可能に取付けられたアームに磁気ディス
クの上面を摺接する上側の磁気ヘッドが保持されてい
る。各磁気ヘッドには可撓性を有する樹脂製のフレキシ
ブル配線板の一端が接続されており、各フレキシブル配
線板の他端側はキャリッジ本体の上面、アームの下面に
沿って配設されるとともに、キャリッジ本体の移動を妨
げないように弛ませるためキャリッジ本体の側方に延在
するように設けられている。
考案が解決しようとする課題 しかるに、上記磁気ヘッドキャリッジでは磁気ヘッドに
接続されたフレキシブル配線板がキャリッジ本体より側
方に突出しているものの、このフレキシブル配線板が邪
魔にならないように保持するといった手段が何等設けら
れていない。そのため、例えば組立工程において、磁気
ヘッドキャリッジを１個の組立体として取り扱う際、フ
レキシブル配線板があらゆる方向に曲げられてしまい、
その曲げ応力が磁気ヘッドとの接続部分まで伝播するこ
とにより該接続部分が損傷してしまうといった課題があ
った。特に上記両面ヘッドタイプのものでは、上，下側
の各磁気ヘッドに接続された一対のフレキシブル配線板
を夫々別方向に折損させてしまうことがあり、この場合
フレキシブル配線板に折損による癖が残るため、磁気デ
ィスク装置へ組付ける際の組付作業がしずらくなったり
するといった不都合が生じていた。又、キャリッジ本体
にアームを組付ける際にもフレキシブル基板を折損させ
てしまうことがあった。
接続されたフレキシブル配線板がキャリッジ本体より側
方に突出しているものの、このフレキシブル配線板が邪
魔にならないように保持するといった手段が何等設けら
れていない。そのため、例えば組立工程において、磁気
ヘッドキャリッジを１個の組立体として取り扱う際、フ
レキシブル配線板があらゆる方向に曲げられてしまい、
その曲げ応力が磁気ヘッドとの接続部分まで伝播するこ
とにより該接続部分が損傷してしまうといった課題があ
った。特に上記両面ヘッドタイプのものでは、上，下側
の各磁気ヘッドに接続された一対のフレキシブル配線板
を夫々別方向に折損させてしまうことがあり、この場合
フレキシブル配線板に折損による癖が残るため、磁気デ
ィスク装置へ組付ける際の組付作業がしずらくなったり
するといった不都合が生じていた。又、キャリッジ本体
にアームを組付ける際にもフレキシブル基板を折損させ
てしまうことがあった。
そこで、本考案は上記課題を解決した磁気ヘッドキャリ
ッジを提供することを目的とする。
ッジを提供することを目的とする。
課題を解決するための手段及び作用 本考案は、磁気ディスクの上面に摺接する上側磁気ヘッ
ドが設けられたアームと、一端を該アームの基端部に取
り付けられた板バネ部材と、前記板バネ部材の他端が取
り付けられる固定部が形成され、且つ、前記磁気ディス
クの下面に摺接する下側磁気ヘッドが設けられたキャリ
ッジ本体と、前記キャリッジ本体の前記固定部に前記板
バネ部材の一端を挟持した状態で取り付けられるホルダ
と、前記上，下側磁気ヘッドに接続されたフレキシブル
配線板とよりなる磁気ヘッドキャリッジにおいて、 前記ホルダに設けられており、前記固定部に取り付けら
れる際に、前記固定部の側壁と対向して、前記キャリッ
ジ本体の後方に向けて前記フレキシブル配線板が挿通さ
れる隙間を形成し、且つ、下端部が前記キャリッジ本体
の上面に近接して対向する保持部を具備し、 前記保持部及び前記固定部の側壁とで、前記フレキシブ
ル配線板の他端が前記キャリッジ本体の後方に向けて延
在するように前記フレキシブル配線板を保持し、且つ、
前記保持部、前記固定部の側壁及び前記キャリッジ本体
の上面とで、前記フレキシブル配線板が前記隙間から外
れることを防止するように構成される。
ドが設けられたアームと、一端を該アームの基端部に取
り付けられた板バネ部材と、前記板バネ部材の他端が取
り付けられる固定部が形成され、且つ、前記磁気ディス
クの下面に摺接する下側磁気ヘッドが設けられたキャリ
ッジ本体と、前記キャリッジ本体の前記固定部に前記板
バネ部材の一端を挟持した状態で取り付けられるホルダ
と、前記上，下側磁気ヘッドに接続されたフレキシブル
配線板とよりなる磁気ヘッドキャリッジにおいて、 前記ホルダに設けられており、前記固定部に取り付けら
れる際に、前記固定部の側壁と対向して、前記キャリッ
ジ本体の後方に向けて前記フレキシブル配線板が挿通さ
れる隙間を形成し、且つ、下端部が前記キャリッジ本体
の上面に近接して対向する保持部を具備し、 前記保持部及び前記固定部の側壁とで、前記フレキシブ
ル配線板の他端が前記キャリッジ本体の後方に向けて延
在するように前記フレキシブル配線板を保持し、且つ、
前記保持部、前記固定部の側壁及び前記キャリッジ本体
の上面とで、前記フレキシブル配線板が前記隙間から外
れることを防止するように構成される。
上記構成により、フレキシブル配線板が保持部と固定部
の側壁で形成される隙間に保持されるため、フレキシブ
ル配線板が組付作業時に折損することが防止される。ま
た、保持部の下端部がキャリッジ本体の上面に近接して
対向し、保持部，固定部の側壁及びキャリッジ本体の上
面とでフレキシブル配線板を囲むため、組付作業時や磁
気ヘッドキャリッジの稼働時に、フレキシブル配線板が
前記隙間から外れることが防止され、また、保持部をホ
ルダに設けているため、フレキシブル配線板に無理な力
を加えることなく、フレキシブル配線板を容易に折り曲
げ整形した後で、ホルダをキャリッジ本体に取り付ける
ことができる。
の側壁で形成される隙間に保持されるため、フレキシブ
ル配線板が組付作業時に折損することが防止される。ま
た、保持部の下端部がキャリッジ本体の上面に近接して
対向し、保持部，固定部の側壁及びキャリッジ本体の上
面とでフレキシブル配線板を囲むため、組付作業時や磁
気ヘッドキャリッジの稼働時に、フレキシブル配線板が
前記隙間から外れることが防止され、また、保持部をホ
ルダに設けているため、フレキシブル配線板に無理な力
を加えることなく、フレキシブル配線板を容易に折り曲
げ整形した後で、ホルダをキャリッジ本体に取り付ける
ことができる。
実施例 第１図及び第２図に本考案になる磁気ヘッドキャリッジ
の一実施例を示す。
の一実施例を示す。
両図中、磁気ヘッドキャリッジ１は両面ヘッドタイプの
組立体で、磁気ディスク装置（図示せず）に組込まれて
使用される。この磁気ヘッドキャリッジ１は大略、下側
のキャリッジ本体２と、キャリッジ本体２の移動をガイ
ドするガイドシャフト３と、キャリッジ本体２に回動可
能に取付けられたアーム４と、アーム４をキャリッジ本
体２に保持するホルダ５とよりなる。
組立体で、磁気ディスク装置（図示せず）に組込まれて
使用される。この磁気ヘッドキャリッジ１は大略、下側
のキャリッジ本体２と、キャリッジ本体２の移動をガイ
ドするガイドシャフト３と、キャリッジ本体２に回動可
能に取付けられたアーム４と、アーム４をキャリッジ本
体２に保持するホルダ５とよりなる。
アーム４は第１図乃至第３図に示す如く、板バネ６が基
端部4aの下面に固着され、先端部4bの下面にはジンバル
プレート７が固定されている。そして、ジンバルプレー
ト７の中央には上側の磁気ヘッド８が固着されている。
端部4aの下面に固着され、先端部4bの下面にはジンバル
プレート７が固定されている。そして、ジンバルプレー
ト７の中央には上側の磁気ヘッド８が固着されている。
９はＬ字状に形成されたフレキシブル配線板で、先端部
9aが磁気ヘッド８に接続され、自由端9bはその途中を下
方に折曲されて左方向に延在する。フレキシブル配線板
９の自由端9bにはコネクタ10が設けられている。又、フ
レキシブル配線板９は幅広部9cにアーム４の下面4cより
突出する突出ピン4dが嵌入する孔9dを有し、突出ピン4d
により変位不可となるように係止されている。
9aが磁気ヘッド８に接続され、自由端9bはその途中を下
方に折曲されて左方向に延在する。フレキシブル配線板
９の自由端9bにはコネクタ10が設けられている。又、フ
レキシブル配線板９は幅広部9cにアーム４の下面4cより
突出する突出ピン4dが嵌入する孔9dを有し、突出ピン4d
により変位不可となるように係止されている。
又、板バネ６には取付ネジ挿通用の孔6a,6b（第３図中
破線で示す）が穿設されている。板バネ６の上面にはホ
ルダ５が当接し、板バネ６の端部はホルダ５とキャリッ
ジ本体２とにより挾持される。
破線で示す）が穿設されている。板バネ６の上面にはホ
ルダ５が当接し、板バネ６の端部はホルダ５とキャリッ
ジ本体２とにより挾持される。
ホルダ５は板バネ６を保持するための取付ネジ挿入孔5
a,5b（第１図に示す）が穿設されており、その左側面に
は鉤形に突出する保持部11が一体的に設けられている。
a,5b（第１図に示す）が穿設されており、その左側面に
は鉤形に突出する保持部11が一体的に設けられている。
この保持部11はホルダ５より側方に突出する腕部11a
と、腕部11aより下方に延在する垂下部11bとよりなる。
尚、この保持部11の垂下部11bはアーム４の下面4cより
側方に延在するフレキシブル配線板９の自由端9b及び後
述するキャリッジ本体２側のフレキシブル配線板16が後
方（矢印Ｘ方向）に向けて延在するようにフレキシブル
配線板9,16に当接し、これらを保持する。
と、腕部11aより下方に延在する垂下部11bとよりなる。
尚、この保持部11の垂下部11bはアーム４の下面4cより
側方に延在するフレキシブル配線板９の自由端9b及び後
述するキャリッジ本体２側のフレキシブル配線板16が後
方（矢印Ｘ方向）に向けて延在するようにフレキシブル
配線板9,16に当接し、これらを保持する。
12は、アーム４の側方に突出するフックで、磁気ヘッド
８を磁気ディスク（図示せず）より離間させるとき、デ
ィスクホルダ（図示せず）に当接してアーム４を上方に
回動させる。
８を磁気ディスク（図示せず）より離間させるとき、デ
ィスクホルダ（図示せず）に当接してアーム４を上方に
回動させる。
18はアーム４を下方に押圧するトーションバネで、ホル
ダ５の上部より突出する支持部5cにより支持され、一端
がホルダ５の上面の掛止部5dに掛止され、他端がアーム
４の上面に設けられた掛止部4eに掛止されている。
ダ５の上部より突出する支持部5cにより支持され、一端
がホルダ５の上面の掛止部5dに掛止され、他端がアーム
４の上面に設けられた掛止部4eに掛止されている。
又、キャリッジ本体２は第４図に示すように、ガイドシ
ャフト３が摺動自在に貫通する軸受部2aと、下側の磁気
ヘッド13を固着されたジンバルプレート14を取付けられ
た取付部2bと、アーム４に固着された板バネ６を固定す
る固定部2cと、板バネ６を支持する一対の支持柱2dと、
前方の取付部2bと後方の固定部2cとの間に延在して設け
られた凹部2eとよりなる。
ャフト３が摺動自在に貫通する軸受部2aと、下側の磁気
ヘッド13を固着されたジンバルプレート14を取付けられ
た取付部2bと、アーム４に固着された板バネ６を固定す
る固定部2cと、板バネ６を支持する一対の支持柱2dと、
前方の取付部2bと後方の固定部2cとの間に延在して設け
られた凹部2eとよりなる。
キャリッジ本体２の固定部2cの上面にはホルダ５を固定
するためのネジ孔2c1，2c2が設けられており、固定部2c
の右側方にはキャリッジ本体２を駆動するリードスクリ
ュウ（図示せず）に係合する係合部15が突出している。
又、支持柱2dの上部には板バネ６の下面に当接し、板バ
ネ６が撓む際の支点となる三角形状の突部2d1が設けら
れている。
するためのネジ孔2c1，2c2が設けられており、固定部2c
の右側方にはキャリッジ本体２を駆動するリードスクリ
ュウ（図示せず）に係合する係合部15が突出している。
又、支持柱2dの上部には板バネ６の下面に当接し、板バ
ネ６が撓む際の支点となる三角形状の突部2d1が設けら
れている。
16はＬ字状のフレキシブル配線板で、キャリッジ本体２
の凹部2e内に装着され、先端部16aが磁気ヘッド13に接
続されている。又、フレキシブル配線板16は凹部2eに嵌
入する幅広部16bを有し、幅広部16bには凹部2eより突出
する突出ピン2fが嵌入する孔16cが穿設されている。さ
らに、フレキシブル配線板16は一対の支持柱2d,2d間の
空間2g及び支持柱2dと固定部2cとの間に設けられた隙間
2hを介して側方に延在し、その自由端16dにはコネクタ1
7が接続されている。
の凹部2e内に装着され、先端部16aが磁気ヘッド13に接
続されている。又、フレキシブル配線板16は凹部2eに嵌
入する幅広部16bを有し、幅広部16bには凹部2eより突出
する突出ピン2fが嵌入する孔16cが穿設されている。さ
らに、フレキシブル配線板16は一対の支持柱2d,2d間の
空間2g及び支持柱2dと固定部2cとの間に設けられた隙間
2hを介して側方に延在し、その自由端16dにはコネクタ1
7が接続されている。
ここで、第３図に示す上記アーム４を第４図に示すキャ
リッジ本体２に組付ける際につき説明する。
リッジ本体２に組付ける際につき説明する。
アーム４を磁気ヘッド８がキャリッジ本体２に設けられ
た磁気ヘッド13と一致するようにキャリッジ本体２に対
向させる。その際、アーム４に固着された板バネ６が固
定部2cの上面に当接し、孔6a,6bをネジ孔2c1，2c2に合
致させる。そして、ホルダ５の取付ネジ挿入孔5a,5bよ
り取付ネジ（図示せず）を挿入し、この取付ネジの締付
けによりホルダ５をキャリッジ本体２の固定部2cに固定
するとともに、板バネ６を挾持する。
た磁気ヘッド13と一致するようにキャリッジ本体２に対
向させる。その際、アーム４に固着された板バネ６が固
定部2cの上面に当接し、孔6a,6bをネジ孔2c1，2c2に合
致させる。そして、ホルダ５の取付ネジ挿入孔5a,5bよ
り取付ネジ（図示せず）を挿入し、この取付ネジの締付
けによりホルダ５をキャリッジ本体２の固定部2cに固定
するとともに、板バネ６を挾持する。
このようにして、アーム４をキャリッジ本体２に組付け
る際、フレキシブル配線板9,16は固定部2cと支持柱2dと
の隙間2hに挿入されてアーム４及びキャリッジ本体２よ
り側方に延在することになる。しかるに、そのまま組付
作業を行なうとフレキシブル配線板9,16の自由端9b,16d
が折損してしまうおそれがある。
る際、フレキシブル配線板9,16は固定部2cと支持柱2dと
の隙間2hに挿入されてアーム４及びキャリッジ本体２よ
り側方に延在することになる。しかるに、そのまま組付
作業を行なうとフレキシブル配線板9,16の自由端9b,16d
が折損してしまうおそれがある。
そのため、アーム４をキャリッジ本体２に組付ける際、
第１図，第２図，第３図に示す如く、予め、フレキシブ
ル配線板9,16の自由端9b,16dを、保持部11で保持できる
ように後方に向けて折曲させておく。この後、フレキシ
ブル配線板9,16の自由端9b,16dを夫々、すき間2hと直交
する向きに形成される保持部11と固定部2cの側壁2c3と
の隙間19内に挿通させて、ホルダ５をキャリッジ本体２
の固定部2cに固定する。
第１図，第２図，第３図に示す如く、予め、フレキシブ
ル配線板9,16の自由端9b,16dを、保持部11で保持できる
ように後方に向けて折曲させておく。この後、フレキシ
ブル配線板9,16の自由端9b,16dを夫々、すき間2hと直交
する向きに形成される保持部11と固定部2cの側壁2c3と
の隙間19内に挿通させて、ホルダ５をキャリッジ本体２
の固定部2cに固定する。
これにより、フレキシブル配線板9,16の自由端9b,16d
は、折曲されて後方（矢印Ｘ方向）に延在し、コネクタ
10,17を揃えた状態で、保持部11と固定部2cの側壁2c3と
で形成される隙間19内に保持される。
は、折曲されて後方（矢印Ｘ方向）に延在し、コネクタ
10,17を揃えた状態で、保持部11と固定部2cの側壁2c3と
で形成される隙間19内に保持される。
従って、以後の組付作業時において、フレキシブル配線
板9,16は邪魔にならず、夫々異なる方向に折れてしまう
こと等が防止され、組付作業性は従来のものよりも良好
となる。このように、磁気ヘッドキャリッジ１は能率良
く組付けることができるとともに、１個の組立体として
扱う際、フレキシブル配線板9,16が折損しないように神
経を使うことなく取り扱うことができる。従って、上記
のように組立完了した磁気ヘッドキャリッジ１は、磁気
ディスク装置の組立ラインに運搬するための運搬用箱
（図示せず）に多数載置する際も、フレキシブル配線板
9,16が折損することが防止される。
板9,16は邪魔にならず、夫々異なる方向に折れてしまう
こと等が防止され、組付作業性は従来のものよりも良好
となる。このように、磁気ヘッドキャリッジ１は能率良
く組付けることができるとともに、１個の組立体として
扱う際、フレキシブル配線板9,16が折損しないように神
経を使うことなく取り扱うことができる。従って、上記
のように組立完了した磁気ヘッドキャリッジ１は、磁気
ディスク装置の組立ラインに運搬するための運搬用箱
（図示せず）に多数載置する際も、フレキシブル配線板
9,16が折損することが防止される。
また、保持部11の垂下部11bの下端部がキャリッジ本体
２の上面2a1に近接して対向し、保持部11の垂下部11b,
固定部2cの側壁2c3及びキャリッジ本体２の上面2a1とで
フレキシブル配線板9,16を囲むため、以後の組付作業時
や磁気ヘッドキャリッジ１の稼働時に、フレキシブル配
線板9,16が保持部11と側壁2c3による隙間19から外れる
ことを防止することができる。
２の上面2a1に近接して対向し、保持部11の垂下部11b,
固定部2cの側壁2c3及びキャリッジ本体２の上面2a1とで
フレキシブル配線板9,16を囲むため、以後の組付作業時
や磁気ヘッドキャリッジ１の稼働時に、フレキシブル配
線板9,16が保持部11と側壁2c3による隙間19から外れる
ことを防止することができる。
また、保持部11をホルダ５に設けているため、フレキシ
ブル配線板9,16の自由端9b,16dを折り曲げ整形した後
で、ホルダ５を取付ける構成となる。このため、フレキ
シブル配線板9,16の折り曲げ時に、保持部11が障害とな
ることがなく、フレキシブル配線板9,16を、無理な力を
加えることなく容易に折り曲げ整形することできる。従
って、折り曲げ時にフレキシブル配線板9,16を損傷させ
ることがない。
ブル配線板9,16の自由端9b,16dを折り曲げ整形した後
で、ホルダ５を取付ける構成となる。このため、フレキ
シブル配線板9,16の折り曲げ時に、保持部11が障害とな
ることがなく、フレキシブル配線板9,16を、無理な力を
加えることなく容易に折り曲げ整形することできる。従
って、折り曲げ時にフレキシブル配線板9,16を損傷させ
ることがない。
又、上記磁気ヘッドキャリッジ１においては、フレキシ
ブル配線板9,16に外力、例えば引張力等が作用しても、
フレキシブル配線板9,16が保持部11により90度曲げられ
て保持されるとともに突出ピン4d,2fにより係止されて
いるので、磁気ヘッド8,13の接続部分に無理な力が作用
せず、外力の作用による接続部分の破損が防止される。
ブル配線板9,16に外力、例えば引張力等が作用しても、
フレキシブル配線板9,16が保持部11により90度曲げられ
て保持されるとともに突出ピン4d,2fにより係止されて
いるので、磁気ヘッド8,13の接続部分に無理な力が作用
せず、外力の作用による接続部分の破損が防止される。
尚、上記実施例ではホルダ５に保持部11を設けたが、こ
れに限らず保持部11はキャリッジ本体２に設けるように
しても良い。
れに限らず保持部11はキャリッジ本体２に設けるように
しても良い。
考案の効果 上述の如く、本考案になる磁気ヘッドキャリッジは、
上，下側の磁気ヘッドに接続されたフレキシブル配線板
の自由端が邪魔にならない後方に延在するようにフレキ
シブル配線板を保持しているので、組付作業時フレキシ
ブル配線板が夫々別方向に折損したり、あるいは折れて
損傷してしまうことを防止できるとともに組付作業性が
向上して能率良く組付けることがまた、保持部の下端部
がキャリッジ本体の上面に近接して対向し、保持部，固
定部の側壁及びキャリッジ本体の上面とでフレキシブル
配線板を囲むため、組付作業時や磁気ヘッドキャリッジ
の稼働時に、フレキシブル配線板が保持部から外れるこ
とを防止することができる。また、保持部を取付け部材
に設けているため、フレキシブル配線板に無理な力を加
えることなく、フレキシブル配線板を容易に折り曲げ整
形した後で、取付け部材をキャリッジ本体に取り付ける
ことができる。さらに、フレキシブル配線板に引張力等
が作用しても、磁気ヘッド接続部が破損することを防止
して信頼性の向上が図られる等の特長を有する。
上，下側の磁気ヘッドに接続されたフレキシブル配線板
の自由端が邪魔にならない後方に延在するようにフレキ
シブル配線板を保持しているので、組付作業時フレキシ
ブル配線板が夫々別方向に折損したり、あるいは折れて
損傷してしまうことを防止できるとともに組付作業性が
向上して能率良く組付けることがまた、保持部の下端部
がキャリッジ本体の上面に近接して対向し、保持部，固
定部の側壁及びキャリッジ本体の上面とでフレキシブル
配線板を囲むため、組付作業時や磁気ヘッドキャリッジ
の稼働時に、フレキシブル配線板が保持部から外れるこ
とを防止することができる。また、保持部を取付け部材
に設けているため、フレキシブル配線板に無理な力を加
えることなく、フレキシブル配線板を容易に折り曲げ整
形した後で、取付け部材をキャリッジ本体に取り付ける
ことができる。さらに、フレキシブル配線板に引張力等
が作用しても、磁気ヘッド接続部が破損することを防止
して信頼性の向上が図られる等の特長を有する。
第１図及び第２図は本考案になる磁気ヘッドキャリッジ
の一実施例の斜視図及び、側面図、第３図はアームを固
定するホルダに設けられた保持部を説明するための斜視
図、第４図はキャリッジ本体の斜視図である。 １…磁気ヘッドキャリッジ、２…キャリッジ本体、３…
ガイドシャフト、４…アーム、５…ホルダ、8,13…磁気
ヘッド、9,16…フレキシブル配線板、11…保持部、19…
隙間。
の一実施例の斜視図及び、側面図、第３図はアームを固
定するホルダに設けられた保持部を説明するための斜視
図、第４図はキャリッジ本体の斜視図である。 １…磁気ヘッドキャリッジ、２…キャリッジ本体、３…
ガイドシャフト、４…アーム、５…ホルダ、8,13…磁気
ヘッド、9,16…フレキシブル配線板、11…保持部、19…
隙間。
Claims (1)
- 【請求項１】磁気ディスクの上面に摺接する上側磁気ヘ
ッドが設けられたアームと、一端を該アームの基端部に
取り付けられた板バネ部材と、該板バネ部材の他端が取
り付けられる固定部が形成され、且つ、前記磁気ディス
クの下面に摺接する下側磁気ヘッドが設けられたキャリ
ッジ本体と、該キャリッジ本体の前記固定部に前記板バ
ネ部材の一端を挟持した状態で取り付けられるホルダ
と、前記上，下側磁気ヘッドに接続されたフレキシブル
配線板とよりなる磁気ヘッドキャリッジにおいて、 前記ホルダに設けられており、前記固定部に取り付けら
れる際に、前記固定部の側壁と対向して、前記キャリッ
ジ本体の後方に向けて前記フレキシブル配線板が挿通さ
れる隙間を形成し、且つ、下端部が前記キャリッジ本体
の上面に近接して対向する保持部を具備し、 該保持部及び前記固定部の側壁とで、前記フレキシブル
配線板の他端が前記キャリッジ本体の後方に向けて延在
するように前記フレキシブル配線板を保持し、且つ、前
記保持部、前記固定部の側壁及び前記キャリッジ本体の
上面とで、前記フレキシブル配線板が前記隙間から外れ
ることを防止するように構成した磁気ヘッドキャリッ
ジ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988049764U JPH0734493Y2 (ja) | 1988-04-13 | 1988-04-13 | 磁気ヘッドキャリッジ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988049764U JPH0734493Y2 (ja) | 1988-04-13 | 1988-04-13 | 磁気ヘッドキャリッジ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01154510U JPH01154510U (ja) | 1989-10-24 |
| JPH0734493Y2 true JPH0734493Y2 (ja) | 1995-08-02 |
Family
ID=31275848
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988049764U Expired - Lifetime JPH0734493Y2 (ja) | 1988-04-13 | 1988-04-13 | 磁気ヘッドキャリッジ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0734493Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60135861U (ja) * | 1984-02-17 | 1985-09-09 | 三菱電機株式会社 | 磁気ヘツド搬送装置 |
| JPS6298095U (ja) * | 1985-12-06 | 1987-06-22 |
-
1988
- 1988-04-13 JP JP1988049764U patent/JPH0734493Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01154510U (ja) | 1989-10-24 |
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