JPH0734386B2 - 点火プラグケーブル用補強ブーツ - Google Patents

点火プラグケーブル用補強ブーツ

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JPH0734386B2
JPH0734386B2 JP63257425A JP25742588A JPH0734386B2 JP H0734386 B2 JPH0734386 B2 JP H0734386B2 JP 63257425 A JP63257425 A JP 63257425A JP 25742588 A JP25742588 A JP 25742588A JP H0734386 B2 JPH0734386 B2 JP H0734386B2
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ロナルド・ピー・スタデイヴアン
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プレストライト・ワイヤ・コーポレーシヨン
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01TSPARK GAPS; OVERVOLTAGE ARRESTERS USING SPARK GAPS; SPARKING PLUGS; CORONA DEVICES; GENERATING IONS TO BE INTRODUCED INTO NON-ENCLOSED GASES
    • H01T13/00Sparking plugs
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01TSPARK GAPS; OVERVOLTAGE ARRESTERS USING SPARK GAPS; SPARKING PLUGS; CORONA DEVICES; GENERATING IONS TO BE INTRODUCED INTO NON-ENCLOSED GASES
    • H01T13/00Sparking plugs
    • H01T13/02Details
    • H01T13/04Means providing electrical connection to sparking plugs

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  • Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は点火プラグケーブル絶縁体に関し、より具体的
には、点火プラグブーツが剛直なシエルを有しており、
その剛直なシエルにより、点火プラグケーブル端子と点
火プラグとの接続部を保護するために使用されるエラス
トマー製ブーツの構造的強度を高めるようにした構造を
対象としている。
〔従来の技術とその問題点〕
一般に点火プラグは非常に柔軟であり、作業員が通常の
方法で点火プラグケーブルを点火プラグからデイストリ
ビユータまで延ばすことができるようになつている。と
ころがそのように柔軟であるために、点火プラグケーブ
ル端子を点火プラグに嵌め込む作業が困難な場合があ
る。特にこのような問題は、点火プラグがエンジン室内
の接近しにくい場所にある時や、点火プラグがエンジン
ブロツクの壁の内側に位置している場合に生じる。一般
にこの分野では、エラストマー製ブーツを点火プラグケ
ーブルの端部に取り付け、点火プラグケーブル端子とそ
こに受け入れられた点火プラグケーブルを保護すること
が行われているが、そのようにすると、取り付けの困難
さについての上記問題が一層悪化する。すなわち上記構
造では、ブーツも柔軟であり、又、ブーツと点火プラグ
が強固に嵌合することにより、点火プラグを適切な状態
で着座していると誤認する場合が多いために、上記問題
が悪化する。
又従来の点火プラグケーブルシステムについては、点火
プラグケーブルの点火プラグからの取り外しが困難な場
合が多いという問題もある。その理由は、エラストマー
製ブーツが点火プラグを密封して真空状態及び接着状態
を形成するためである。接近が困難な場合、作業員は点
火プラグケーブル端子からかなり離れた場所で点火プラ
グケーブルを引つ張ることが多く、それにより点火プラ
グケーブル内の電気的接続部に疲労が生じる。
点火プラグ接続システムを改良するための様々な従来技
術が存在している。
ある形式の点火プラグケーブル接続システムでは、端子
が点火プラグに対して90度の角度で曲つた点火プラグケ
ーブル端子保護部が設けてある。
米国特許第1245931号(Lanman)は、異物の落下による
点火プラグの損傷や水による短絡についての問題を対象
としている。その問題を解決するために、この特許で
は、点火プラグケーブル及び点火プラグの両方に締め付
けられるL形金属シースが設けてある。
米国特許第1376844号(Weber)は、点火プラグと点火プ
ラグケーブルの良好な電気的接触状態を実現するための
問題を対象としている。その問題を解決するために、こ
の特許では、一端に点火プラグケーブルを設け、他端に
点火プラグ挿入孔を設けて点火プラグケーブル端子と接
触させるようにしたL型絶縁体が設けてある。
米国特許第2301570号(Nowosielski)は、点火プラグケ
ーブルの点火プラグに対する機械的及び電気的接続状態
を、航空機エンジンで要求されるような程度にまで高め
ることが困難であるという問題を対象としている。その
問題を解決するために、この特許では、電磁性シールド
と、カバーと、ワイヤー貫通要素と、絶縁体と、点火プ
ラグケーブル挿通用ブツシユとが設けてある。ブツシユ
はカバーと組み合わせてあり、点火プラグに永久的に取
り付けられ、点火プラグケーブルから独立しないように
構成されている。
米国特許第2323399号(Jacobi)は、点火プラグ端子か
らの電磁波伝播の問題を対象としている。
その問題を解決するために、この特許では、内側ゴムシ
ールドと外側導通性ゴムシールドからなる2層構造のシ
ールドを使用するようになつている。
米国特許第2382805号(Mosthaf)は、航空機エンジンの
作動環境において生じる問題を対象としている。その問
題を解決するために、この特許では、炉焼成セラミツク
製のシースを点火プラグケーブルと点火プラグ上端部に
被せるようになつている。
米国特許第2686511号(Platner)は、エンジン作動中に
点火プラグ端子シールドが吹き飛ばされるという問題を
対象としている。その問題を解決するために、この特許
では、点火プラグにカバーを設けている。カバー内には
鋼性シールドが設けてあり、該シールドが、セラミツク
で覆つた点火プラグケーブルをその内部において軸方向
に位置決めしている。
米国特許第4443047号(Hofmann)は、点火プラグから取
り外す際に点火プラグ端子が変形するという問題を対象
としている。その問題を解決するために、この特許で
は、2ピース型L形ブーツカバーが設けてある。このブ
ーツカバーは既存のブーツの形状及び点火プラグケーブ
ルの方向に一致しており、点火プラグからの取り外しを
行い易くするための取つ手部を形成している。
別の形式の点火プラグケーブル接続システムでは、点火
プラグに対して真つ直ぐな(すなわち180度である)点
火プラグケーブル端子用の保護部が設けてある。
米国特許第2685872号(Berstler)は、点火プラグから
の漏電についての問題を対象としている。この特許によ
ると、点火プラグ構成要素を囲む2部品型絶縁部を使用
することにより、その問題を解決できると記載されてい
る。具体的には、この特許による点火プラグの改良構造
では、基礎絶縁体が機械加工可能な材料で作られ、上部
絶縁体が安価な絶縁材料で作られている。
米国特許第3076113号(Candelise)は、時間経過にとも
なう点火プラグケーブルブーツの誘電効果の損失という
問題を対象としている。その問題を解決するために、こ
の特許では、点火プラグ自体の内部に、点火プラグケー
ブル端子が設けてある。又、ゴム製の保護ブーツも設け
てある。
米国特許第3128139号(Estes)は、点火プラグから発生
する電磁波についての問題を対象としている。この特許
によると、点火プラグケーブル端子取付領域に金属保護
シールドを設けることにより、その問題を解決できると
記載されている。
米国特許第3803529号(Rohrig他)は、水分及び導体障
害が生じる恐れのあるような点火プラグ端子に関する問
題を対象としている。その問題を解決するために、この
特許では、2個の絶縁層が設けてある。一方はボデイ
で、他方はケーシングであり、両者は熱硬化材料で作ら
れている。両者間のあらゆる間隙にはエラストマー材料
が充填されている。端部は金属シールドで形成されてい
る。
米国特許第3914003号(Lay)は、点火プラグ端子の内部
が、時間経過にともなつて、脆くなつたり劣化したりす
るという問題を対象としている。その問題を解決するた
めに、この特許では、外側に熱硬化性プラスチツクを設
け、内側にエラストマープラスチツクを設けている。
又、点火プラグの上端は熱硬化性プラスチツクで囲まれ
ており、エラストマープラスチツクは点火プラグケーブ
ル導体だけを保護するために使用されている。
米国特許第4621881号(Jahansson他)は、従来のエラス
トマー製ブーツでは、その寸法が点火プラグと強固に嵌
合するように設定してあるので、取り外しが困難である
という問題を対象としている。その問題を解決するため
に、この特許では、強靱な材料でエラストマー材料が囲
んである。エラストマー材料は点火プラグの上端から点
火プラグケーブルの始端まで延びているが、点火プラグ
ケーブルに沿う範囲は延びていない。内側材料と組み合
わせた外側材料は密封だけを目的としている。
動作的問題及び環境的問題の両方に対してシールドによ
り電気的接続部を保護するための装置も既に開発されて
いる。
米国特許第3845459号(Normann)は、寸法の大きすぎる
雄型コネクターを挿入することによる雌型ソケツトの機
械的疲労及び誘電部の破壊という問題を対象としてい
る。その問題を解決するために、この特許では、雌型電
気的コネクターを囲むブリツジ構造の絶縁体が設けてあ
る。その材料としてテフロン(登録商標)が提案されて
いる。この発明は、点火プラグワイヤーに特定されてい
ないが、電気的接触部に対する剛直な誘電性カバーを示
している点で興味深い。
米国特許第4614392号(Moore)は、壁流体から電気的接
続部を保護する場合の対象としている。その問題を解決
するために、この特許では、スナツプ嵌合構造のエラス
トマー製カバーが設けてあり、又、カバーには保護外皮
が設けてある。
以上に引用したいずれの文献にも、先に説明した点火プ
ラグの接近性(操作性)についての解決策は記載されて
いない。従つて、剛直なシエルを設けてエラストマー製
ブーツの強度を高め、離れた位置にある点火プラグを容
易に操作できるような技術がこの分野において要求され
ている。
〔発明の構成〕 本発明では、点火プラグケーブルならびに点火プラグケ
ーブルに電気的及び機械的に接続される点火プラグケー
ブル端子用の補強ブーツが提供される。エラストマー製
ブーツは剛直シエルにより囲まれて柱状体強度が与えら
れている。エラストマー製ブーツには中央孔が設けてあ
り、該中央孔には、上記点火プラグケーブル端子及び上
記点火プラグケーブルの所定の部分を受け入れるように
構成した第1部分が設けてある。更に中央孔には、点火
プラグを受け入れるように構成した第2部分が設けてあ
る。剛直シエルは上記エラストマー製ブーツに対して、
両者の干渉構造的固定関係により、固定包囲状態に維持
されている。
従つて本発明による点火プラグケーブルブーツでは、エ
ラストマー製点火プラグケーブルブーツを囲んでそれに
柱状体強度を与える剛直シエルが設けてあり、それによ
り、ブーツを併設した点火プラグケーブル端子を点火プ
ラグに対して容易に着脱できるようになつている。
更に本発明によると、エラストマー製ブーツとそれに被
せた剛直シエルの間に相互固定関係を形成し、それによ
り両者を相互に固定された関係に維持するようになつて
いる。
更に本発明によると、点火プラグケーブルブーツ用の剛
直なシエルが設けてあり、エラストマー製ブーツとそれ
を併設した点火プラグケーブル端子を点火プラグから容
易に外すためのハンドルが、上記シエルで構成されてい
る。
次に本発明を実施例に基づいて詳細に説明する。
〔実施例〕
図面において、第1図に示す点火プラグケーブル用補強
ブーツの第1実施例の構造10では、剛直なシエル12によ
りエラストマー製ブーツ14が囲まれている。
エラストマー製ブーツ14は概ね筒状で、シリコンゴム等
のエラストマー材料で作られている。エラストマー製ブ
ーツの中央には貫通孔16が設けてある。エラストマー製
ブーツ14の上端18において、中央孔16は点火プラグケー
ブルを受け入れるための第1孔20を形成している。エラ
ストマー製ブーツの下端22において、中央孔16は点火プ
ラグを受け入れるための第2孔24を形成している。エラ
ストマー製ブーツの上端18には、環状のリム26が中央孔
16から半径方向外方へ延びる状態で一体に設けてある。
エラストマー製ブーツの下端22には複数の軸方向に延び
るリブ28が一体に設けてある。軸方向の各リブ28は、エ
ラストマー製ブーツ14の表面32から半径方向に突出した
初期点30からエラストマー製ブーツの下端22に向かつて
延びる円錐テーパ形にすることが好ましい。第2図に示
すエラストマー製ブーツには環状の突起34が下端に設け
てあり、それより点火プラグに対するエラストマー製ブ
ーツのシール機能を高めるようになつている。
剛直なシエル12は概ね筒状で、熱安定化ナイロンなどの
剛直材料で作られている。剛直シエル12の内径はエラス
トマー製ブーツの外径よりも僅かに大きく、従つて、剛
直シエルをエラストマー製ブーツに被せた場合、密着嵌
合状態が得られる。又、剛直シエルの長さは、軸方向リ
ブ28の初期点30における半径方向内面38と環状リム26の
半径方向面36との間の距離よりも僅かに小さい。そのた
めに、剛直シエルが、半径方向面36、38の間において、
エラストマー製ブーツを囲んで密着状態で嵌合固定され
る。
第1実施例の構造10は、剛直シエルをエラストマー製ブ
ーツに対して滑らせて被せることにより組み立てられ
る。剛直シエル12をエラストマー製ブーツ14に被せる場
合、剛直シエルの一端をエラストマー製ブーツの下端22
に嵌め、その状態で剛直シエルをエラストマー製ブーツ
上まで押す。このような方法は、エラストマー製ブーツ
が柔軟性を有しており、剛直シエルがエラストマー製ブ
ーツ上まで摺動することを許容するだけの柔軟性を軸方
向リブ28が有していることにより可能である。潤滑剤を
使用し、エラストマー製ブーツに対する剛直シエルの摺
動を容易化することもできる。
第4図には、エラストマー製ブーツ14の軸方向リブ28と
第2孔24と剛直な筒状シエル12とが示してある。
第5図には、組み立ての完了した第1実施例の構造10を
点火プラグ48に取り付けられた状態が示してある。点火
プラグケーブル40は第1孔20からエラストマー製ブーツ
14内に入つている。点火プラグケーブル40は機械的及び
電気的に点火プラグ端子42に接続している。点火プラグ
端子42には、点火プラグ48のチツプ46に被せるように構
成された導電性クリツプ44が設けてある。図示の状態で
は、点火プラグ48は第2孔24からエラストマー製ブーツ
14に入り込んでいる。すなわち、中央孔16は、その第1
部分において、点火プラグ端子42と点火プラグケーブル
40の一部分を受け入れている。点火プラグケーブル40の
その一部分の範囲は、点火プラグケーブル端子の長さと
エラストマー製ブーツの上部の長さとの関係により決定
される。また中央孔16は、その第2部分において、点火
プラグ48のチツプ46を受け入れている。着脱作業では、
作業員が剛直シエルの適当な位置を掴み、それを押して
点火プラグケーブル端子を点火プラグに取り付けたり、
それを引いて点火プラグケーブル端子を点火プラグから
外す。剛直シエルに対してエラストマー製ブーツは半径
方向表面36,38の間で噛み合つた状態にあるので、取り
付け及び取り外し作業のいずれにおいても、剛直シエル
はエラストマー製ブーツに対して固定されたままの状態
を保つ。
第6図には点火プラグケーブル用補強ブーツの第2実施
例の構造50が示してあり、それによると、第1実施例の
構造10と同様に、エラストマー製ブーツ52が剛直シエル
54で囲んである。
第7図において、第1実施例構造10と同様に、エラスト
マー製ブーツには中央孔56が設けてある。中央孔56は前
記第1実施例の場合と同様に機能し、エラストマー製ブ
ーツの上端60に第1孔58を形成し、エラストマー製ブー
ツの下端64に第2孔62を形成する。エラストマー製ブー
ツ52には軸方向リブは設けられていない。第1実施例構
造10の環状リム26も廃止されており、それに代えて、フ
ランジ66が設けてある。フランジ66は曲線形で、その一
部分60がその他の部分70よりも大きく半径方向に突出し
ており、第1孔58がフランジの幾何学的中心に対してず
れている。
第6図〜第8図に示す如く、剛直なシエル54は、第1実
施例構造10と同様に、エラストマー製ブーツ52に密着状
態で嵌合するように構成されている。剛直シエル54には
その上端74にカツプ72が設けてあり、カツプ72はエラス
トマー製ブーツ52のフランジ66の周囲に密着状態で嵌合
するように構成されている。剛直シエル54の軸方向長さ
はエラストマー製ブーツよりも短く、従つて、剛直シエ
ルをエラストマー製ブーツに被せた場合、第1実施例構
造10で説明した構造と同様に、点火プラグに対する点火
プラグケーブル端子接続点77の概ね近傍の位置76に剛直
シエルの先端が位置する。これにより、エラストマー製
ブーツ52の下部78(自由端部)は剛直シエル54で覆われ
ない状態となり、従つて、第2孔62から挿入された点火
プラグに自由に係合する状態となる。第6図から明らか
なように、剛直シエルをエラストマー製ブーツにその下
端64から入れると、剛直シエルをエラストマー製ブーツ
上まで容易に滑らせることができる。
又、キヤツプ80が設けてあり、その寸法は、カツプ72に
スナツプ嵌合状態で被せた場合に、カツプを完全に覆う
ように設定してある。キヤツプ80には、エラストマー製
ブーツ52の第1孔58に点火プラグケーブルを通すための
孔81が設けてある。キヤツプ80をカツプ72に保持するた
めのスナツプ嵌合状態を得るために、複数のスロツト82
がカツプ72の側壁86の外面84に設けてあり、それと噛み
合う同数の突起88がキヤツプ80の側壁92の内面90に同様
の位置関係で設けてある。第9図及び第10図には上述の
キヤツプが示してある。キヤツプ80は、剛直シエルをエ
ラストマー製ブーツ52に被せた後に、剛直シエル54に嵌
める。エラストマー製ブーツ52のフランジ66は剛直シエ
ル54のカツプ72とキヤツプ80の間で保持されるので、前
述の第1実施例構造10の場合と同様に、点火プラグの着
脱作業中は、エラストマー製ブーツ52は剛直シエルに対
して固定状態に保持される。
第11図には点火プラグケーブル用補強ブーツの第3実施
例の構造94が示してある。その構造では、第2実施例構
造50と同様に、フランジ98を有するエラストマー製ブー
ツ96が、カツプ102を有する剛直シエル100で囲まれてい
る。すなわち、この第3実施例におけるカツプ及びフラ
ンジの構造は、第2実施例のそれらの構造に正確に対応
している。キヤツプ104も第2実施例構造50のキヤツプ
に構造的に対応しており、第2実施例構造50で説明した
のと同じ方法で、カツプ102にスナツプ嵌合している。
第1及び第2実施例のいずれにおいても、上記構造に代
えて、キヤツプをカツプに対して接着や音波溶接又はそ
の他の公知の固定手段により、永久的に固定することも
できる。
第11図から明らかなように、第2実施例に対する第3実
施例の本質的な違いは、第2実施例の先端78の構造が変
わつているということである。第3実施例の構造94で
は、その部分に第1実施例構造10の内容が部分的に盛り
込まれており、それによると、複数の軸方向リブ106
が、第1実施例構造10で説明した構造と同様に、エラス
トマー製ブーツ96の下端108に隣接して位置している。
複数の軸方向リブ106の他に、複数の保持突起110がエラ
ストマー製ブーツ96の外面112に設けてある。剛直シエ
ル100にはその下端116に複数のスロツト114が設けてあ
り、スロツト114が軸方向リブ106を受け入れるようにな
つている。第11図から明らかなように、第3実施例構造
94の剛直シエル100は、軸方向リブ106の上部118に達す
るだけの長さを有しており、この点が第1実施例構造10
と異なつている。更に、複数の保持孔120が剛直シエル
に設けてある。保持孔120の位置関係はエラストマー製
ブーツ96に設けた複数の保持突起110に対応しており、
剛直シエル100をエラストマー製ブーツ96上の所定位置
に位置させると、各保持孔120に保持突起110が入り込む
ようになつている。第1実施例構造10と同様に、軸方向
リブによりエラストマー製ブーツの強度が高められてい
る。カツプ及びキヤツプの組合体とフランジとの相互固
定関係の他に、保持孔120と保持突起110との相互固定関
係が存在することにより、前述の如く点火プラグの着脱
を行う場合のエラストマー製ブーツ96と剛直シエル100
との相対運動に対する抵抗力が更に高められている。第
11図〜第16図には、上述の第3実施例構造94が詳細に示
されている。
剛直シエル100のエラストマー製ブーツ96への接着は、
剛直シエルをその上端122を先頭にしてエラストマー製
ブーツ96にその下端108側から入れることにより行う。
第1実施例構造10の組み立てと同様に、エラストマー製
ブーツ96が充分な弾性を備えていることにより、軸方向
リブ106及び保持突起110はエラストマー製ブーツ96を剛
直シエル100に挿入する際に変形する。この実施例で
も、潤滑剤を使用し、エラストマー製ブーツに対して剛
直シエルを滑らせ易くすることもできる。
本発明による第1,第2,第3の各実施例には、別の実施例
に関連して記載した構造を採用することもできる。例え
ば、第3実施例構造94の下端の構造を、第1実施例の構
造10の下端の構造に代えることもできる。
無論、上述の実施例を様々に変えることもでき、そのよ
うな変形構造や変更構造も本発明に含まれる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例の断面図、第2図は本発明
の第1実施例のエラストマー製ブーツの断面図、第3図
は本発明の第1実施例の剛直シエルの断面図、第4図は
本発明の第1実施例を示す第1図の4−4断面図、第5
図は使用状態における第1図の実施例の断面部分図、第
6図は本発明の第2実施例の断面図、第7図は本発明の
第2実施例のエラストマー製ブーツの断面図、第8図は
本発明の第2実施例の剛直シエルの断面図、第9図は本
発明の第2実施例のキヤツプの底面図、第10図は第9図
の10−10断面におけるキヤツプの断面図、第11図は本発
明の第3実施例の部分断面図、第12図は本発明の第3実
施例の剛直シエルの断面図、第13図は第12図の剛直シエ
ルの下端部の側面部分図、第14図は本発明の第3実施例
のエラストマー製ブーツの断面図、第15図は第14図のエ
ラストマー製ブーツの下端部の側面図、第16図は第14図
の16−16矢視図である本発明の第3実施例の底面図であ
る。 12……剛直シエル、14……エラストマー製ブーツ、16…
…中央孔、18……上端、20……第1孔、22……下端、24
……第2孔、26……環状リム、28……軸方向リブ、40…
…点火プラグケーブル、42……点火プラグケーブル端
子、45……点火プラグケーブル部分、47……中央孔第1
部分、48……点火プラグ、49……中央孔第2部分。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】点火プラグケーブルおよびこの点火プラグ
    ケーブルに電気的・機械的に接続された点火プラグケー
    ブル端子用の補強ブーツにおいて: 全体として筒状のエラストマー製ブーツであって、 一端に環状のリムと、 他端に半径外方に出ていて半径方向表面を持つ複数のリ
    ブと、 第1部分および第2部分とからなる中央孔にして、その
    第1部分が前記点火プラグケーブル端子と前記点火プラ
    グケーブルの所定部分とを受け入れるよう構成され、そ
    の第2部分が点火プラグを受け入れるよう構成されてい
    る中央孔と を有している、筒状のエラストマー製ブーツを備え、 このエラストマー製ブーツを、環状のリムと半径外方に
    出ている複数のリブとの間において囲んでいて、前記エ
    ラストマー製ブーツに柱状体としての強度を与える、全
    体として筒状の剛直なシェルであって、その一端が前記
    環状のリムの半径方向の表面に係合し、その他端が前記
    複数のリブの前記半径方向表面に係合して、リムとリブ
    との間に係止されているシェルを備えている、 点火プラグケーブル用補強ブーツ。
  2. 【請求項2】点火プラグケーブルおよびこの点火プラグ
    ケーブルに電気的・機械的に接続された点火プラグケー
    ブル端子用の補強ブーツにおいて: 全体として筒状のエラストマー製ブーツであって、 一端に環状のリムと、 他端に少なくとも1つのリブと、 第1部分および第2部分とからなる中央孔にして、その
    第1部分が前記点火プラグケーブル端子と前記点火プラ
    グケーブルの所定部分とを受け入れるよう構成され、そ
    の第2部分が点火プラグを受け入れるよう構成されてい
    る中央孔と を有している、筒状のエラストマー製ブーツを備え、 このエラストマー製ブーツを囲んで前記環状のリムと前
    記少なくとも1つのリブとの間で保持され、前記エラス
    トマー製ブーツに柱状体としての強度を与えるシェルを
    備えている、 点火プラグケーブル用補強ブーツ。
  3. 【請求項3】点火プラグケーブルおよびこの点火プラグ
    ケーブルに電気的・機械的に接続された点火プラグケー
    ブル端子用の補強ブーツにおいて: 全体として筒状のエラストマー製ブーツであって、 一端に環状のリムと、 他端に少なくとも1つのリブと、 第1部分および第2部分とからなる中央孔にして、その
    第1部分が前記点火プラグケーブル端子と前記点火プラ
    グケーブルの所定部分とを保持し、その第2部分が点火
    プラグを受け入れるよう構成されている中央孔と を有している、筒状のエラストマー製ブーツを備え、 このエラストマー製ブーツを、前記環状のリムと前記少
    なくとも1つのリブとの間において囲んでいるシェルに
    して、前記環状のリムと前記少なくとも1つのリブとに
    よりそれらの間に保持されており、前記エラストマー製
    ブーツに柱状体としての強度を与えるシェルを備えてい
    る、 点火プラグケーブル用補強ブーツ。
  4. 【請求項4】点火プラグケーブルおよびこの点火プラグ
    ケーブルに電気的・機械的に接続された点火プラグケー
    ブル端子用の補強ブーツにおいて: 剛直なシェルと、 このシェルによって囲まれることにより、柱状体として
    の強度が与えられるようにされているエラストマー製ブ
    ーツであって、第1部分および第2部分とからなる中央
    孔を有し、その第1部分が前記点火プラグケーブル端子
    と前記点火プラグケーブルの所定部分とを受け入れるよ
    う構成され、その第2部分が点火プラグを受け入れるよ
    う構成されている、エラストマー製ブーツと、 このエラストマー製ブーツの一端に設けられているフラ
    ンジと、 このフランジを受け入れるよう、前記剛直なシェルの一
    端に設けられているカップと、 前記フランジを前記カップ内に保持するよう前記カップ
    に取り外し自在に取り付けられ、前記中央孔と同心の孔
    が設けられているキャップと を備えている、点火プラグケーブル用補強ブーツ。
  5. 【請求項5】点火プラグケーブルおよびこの点火プラグ
    ケーブルに電気的・機械的に接続された点火プラグケー
    ブル端子用の補強ブーツにおいて: フランジを一端に持つエラストマー製ブーツであって、
    第1部分および第2部分とからなる中央孔を有し、その
    第1部分が前記点火プラグケーブル端子と前記点火プラ
    グケーブルの所定部分とを受け入れるよう構成され、そ
    の第2部分が点火プラグを受け入れるよう構成されてい
    る、エラストマー製ブーツと、 このエラストマー製ブーツをその少なくとも一部におい
    て囲んで、前記エラストマー製ブーツに柱状体としての
    強度を与える剛直なシェルであって、その一端に、前記
    エラストマー製ブーツの前記フランジを受け入れるよう
    構成されたカップを有し、シェルの他端は、前記エラス
    トマー製ブーツ上の所定位置に位置している、剛直なシ
    ェルと、 前記カップに取り外し自在に取り付けられ、カップとの
    間に前記フランジを保持するキャップであって、前記中
    央孔と同心の孔が設けられているキャップと を備えている、点火プラグケーブル用補強ブーツ。
  6. 【請求項6】点火プラグケーブルおよびこの点火プラグ
    ケーブルに電気的・機械的に接続された点火プラグケー
    ブル端子用の補強ブーツにおいて: フランジを一端に持つエラストマー製ブーツであって、
    第1部分および第2部分とからなる中央孔を有し、その
    第1部分が前記点火プラグケーブル端子と前記点火プラ
    グケーブルの所定部分とを受け入れるよう構成され、そ
    の第2部分が点火プラグを受け入れるよう構成されてい
    る、エラストマー製ブーツと、 このエラストマー製ブーツをその少なくとも一部におい
    て囲んで、前記エラストマー製ブーツに柱状体としての
    強度を与える剛直なシェルであって、その一端に、前記
    エラストマー製ブーツの前記フランジを囲むよう構成さ
    れたカップを有し、シェルの他端は、前記エラストマー
    製ブーツ上の所定位置に位置している、剛直なシェル
    と、 前記カップに取り外し自在に取り付けられ、カップとの
    間に前記フランジを保持するキャップであって、前記中
    央孔と同心の孔が設けられているキャップと、 前記キャップを前記カップに取り付けるための手段とを
    備え、 前記点火プラグケーブルは、前記キャップの前記孔を通
    され、前記点火プラグケーブル端子と前記点火プラグケ
    ーブルの所定部分とは前記中央孔の前記第1部分に受け
    入れられ、前記点火プラグケーブルは前記中央孔内で前
    記点火プラグケーブル端子内に終端しており、点火プラ
    グが前記中央孔に挿入されて前記点火プラグケーブル端
    子と電気的に接続され得るよう、前記中央孔の前記第2
    部分が構成されている、 点火プラグケーブル用補強ブーツ。
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