JPH0734315U - 反射鏡装置 - Google Patents
反射鏡装置Info
- Publication number
- JPH0734315U JPH0734315U JP7131693U JP7131693U JPH0734315U JP H0734315 U JPH0734315 U JP H0734315U JP 7131693 U JP7131693 U JP 7131693U JP 7131693 U JP7131693 U JP 7131693U JP H0734315 U JPH0734315 U JP H0734315U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pole
- bracket
- reflecting
- plane
- reflecting mirror
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Optical Radar Systems And Details Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 軽量でかさばらず、安価な反射鏡装置であっ
て、測点と反射面とのずれがない反射鏡装置を提供する
ことにある。 【構成】 反射鏡30はブラケット20を構成する支持
プレート22に反射シート31を貼着して一体とし、前
記ブラケット20がスライドするポール10の領域の一
面はスライド平面12として形成される。スライド平面
12は支持プレート22の板厚相当分だけポール10の
先端11aを含む平面Fから後退して形成され、スライ
ド平面12を反射鏡30がスライドすると共に反射シー
ト31の反射面32がポール10の先端11aを含む平
面上に位置してなる。
て、測点と反射面とのずれがない反射鏡装置を提供する
ことにある。 【構成】 反射鏡30はブラケット20を構成する支持
プレート22に反射シート31を貼着して一体とし、前
記ブラケット20がスライドするポール10の領域の一
面はスライド平面12として形成される。スライド平面
12は支持プレート22の板厚相当分だけポール10の
先端11aを含む平面Fから後退して形成され、スライ
ド平面12を反射鏡30がスライドすると共に反射シー
ト31の反射面32がポール10の先端11aを含む平
面上に位置してなる。
Description
【0001】
本考案は反射鏡装置に係り、特にポールに取着されて使用される反射鏡装置に 関する。
【0002】
従来からポールに取着される反射鏡装置Sは、図5及び図6で示すように、断 面円形の円柱状ポール55と、このポール55にスライド可能に取着されるブラ ケット52と、このブラケット52に螺着されるガラス製のコーナーキューブ5 1と、を備えており、ブラケット52に螺着したコーナーキューブ51がポール 55に沿ってスライド移動して固定できる構造となっている。
【0003】 上記ブラケット52にはコ字状の取付部52aが形成されており、この取付部 52aにはピン54が取り付けられており、このピン54にコーナーキューブ5 1と螺合するナット53が軸支されている。そしてコーナーキューブ51と螺合 するナット53は、上記ピン54回りに回動でき、コーナーキューブ51は上下 方向にピン54回りに揺動できるように構成されている。図6中、符号56はブ ラケット52をポール55の所定位置に固定するための固定ねじである。
【0004】
上記従来の反射鏡装置に用いられるコーナーキューブ51は、ガラス製で、重 く、かさばるという不都合があるだけでなく、高価であるという問題もある。ま た、コーナーキューブ51は仮想反射面fと測点pとが、図7で示すように、ポ ール55の中心から略距離dだけ離隔しており、このオフセット量dをプリズム 定数として、距離測定時に補正する必要があり、作業上面倒であるという不都合 がある。
【0005】 本考案の目的は、軽量でかさばらず、安価な反射鏡装置を提供することにある 。また本考案の他の目的は、測点と反射面とのずれがない反射鏡装置を提供する ことにある。
【0006】
本考案に係る反射鏡装置は、ポールと、該ポールに沿ってスライド可能なブラ ケットと、該ブラケットに取着される反射鏡と、を備えた反射鏡装置において、 前記反射鏡は前記ブラケットを構成する支持プレートに反射シートを貼着して 一体とし、前記ブラケットがスライドする前記ポール領域の一面はスライド平面 として形成されると共に該スライド平面は前記支持プレートの板厚相当分だけポ ール先端を含む平面から後退して形成され、前記スライド平面を前記反射鏡がス ライドすると共に反射シートの反射面が前記ポール先端を含む平面上に位置して なることを特徴とする。上記ポールには、反射シートの中心位置と整合して読み とれる目盛が付されると好適である。また反射シートは十字線ターゲットを設け て、ターゲットの交点はポール中心に位置させるとより好適である。
【0007】
本考案では反射鏡としてコーナーキューブではなく、反射シートを用いている ので、コーナーキューブに比べ、反射シートはかさばらず、軽量で安価であり、 コーナーキューブのように測定値にプリズム定数を考慮した補正をする必要がな い。またブラケットがスライドするポール領域の一面はスライド平面として形成 されると共にスライド平面はプレートの板厚相当分だけポール先端を含む平面か ら後退して形成され、このスライド平面上を反射鏡がスライドすると共に反射シ ートの反射面がポール先端を含む平面上に位置しているので、反射シートの反射 面は、常にポール先端を含む平面上にあり、測点と反射面のずれがない。
【0008】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する部 材,配置等は本考案を限定するものでなく、本考案の趣旨の範囲内で種々改変す ることができるものである。
【0009】 図1乃至図3は本考案に係る実施例を示すものであり、図1は反射鏡装置の要 部側面図、図2は図1のA−A断面図、図3は図1のB−B矢視図である。 本例に係る反射鏡装置Sは、ポール10と、ブラケット20と、反射鏡30と 、を主たる構成要素とする。
【0010】 本例のポール10は、下端部に逆円錐状の石突11が設けられており、石突1 1より上方の石突11を除いた領域は、横断面半円形状をして一面がスライド平 面12となった柱体として形成され、このスライド平面12を後述するブラケッ ト20及び反射鏡30がスライド移動する。
【0011】 本例におけるポール10のスライド平面12は、石突11の先端11aを含む 平面(仮想平面)Fより、後述する反射鏡30を支持するブラケット20の支持 プレート22の厚相当分だけ離隔して形成されている。
【0012】 またポール10には長尺方向の長さを刻む直線目盛18が形成されており、本 例の直線目盛18は、反射鏡30の下面位置を読取点17とした位置で読取るよ うに構成されている。即ち、ポール10には、反射鏡30の中心と目盛読取点1 7の位置とのオフセット量Hをずらした直線目盛18が形成されており、読取点 17で直線目盛18を読取れば、反射鏡30の中心位置(即ち反射シート31の 十字線ターゲット中心位置)の実際の値に一致するように形成されている。なお 本例のポール10には、気泡管13がポール10より、後述する固定ねじ23側 へ張り出して取付られている。
【0013】 本例のブラケット20は、半円環部21と、支持プレート22と、固定ねじ2 3とから構成され、半円環部21はポール10に整合する形状をしており、半円 環部21の支持プレート22と反対側位置には、固定ねじ23と螺合するねじ穴 21aが形成されている。この半円環部21はポール10のスライド平面12側 に配置される支持プレート22と一体化され、固定ねじ23は半円環部21を貫 通して螺合している。そして固定ねじ23がポール10に圧接し、ブラケット2 0をポール10の長手方向所定位置に固定し、固定ねじ23を緩めて、ポール1 0に沿って上下スライドできるように構成されている。
【0014】 本例の反射鏡30は、上記ブラケット20の支持プレート22に反射シート3 1を一体に貼着して形成されている。 本例の反射シート31は表面にマイクロプリズム群が密集して形成されており 、この反射シート31に入射した光は入射方向に反射される。反射シート31の 表面には、図3で示されるような、円形マーク32と十字線マーク33が印刷さ れており、測量機(図示せず)からの視準に便ならしめてある。
【0015】 そして上述のように支持プレート22に取着一体化された反射シート31の反 射面32がポール10の先端(石突の先端)を含む平面F上に位置している。こ のため測点Pにポール10を立てた時、測点Pと反射シート31の反射面32が 一致し、測量機の測定した測定値を補正する必要はない。
【0016】 図4は本考案の他の実施例を示す側面図である。本例において上記実施例と同 様部材、配置等には同一符号を付して、その説明を省略する。 前記実施例ではポール10に形成された直線目盛18を、反射鏡30の下面位 置を読取点17とした位置で読取るように構成しているが、本例ではブラケット 20の半円環部21に、反射シート31の中心と同一レベルにある目盛読取点4 1の位置周辺の直線目盛18が露呈する開口部21bが設けられており、この開 口部21bによって目盛読取点41における直線目盛18を読み取ることができ 、前記実施例のように予めオフセット量Hを加味した直線目盛を形成する必要は ない。
【0017】
上述のように本考案によれば、反射鏡としてコーナーキューブではなく、反射 シートを用いているので、コーナーキューブに比べ、コンパクトでかさばらず、 軽量で取扱易く、安価である。またブラケットがスライドするポール領域の一面 はスライド平面として形成されると共にこのスライド平面は支持プレートの板厚 相当分だけポール先端を含む平面から後退して形成され、このスライド平面を反 射鏡がスライドすると共に反射シートの反射面がポール先端を含む平面上に位置 しているので、反射シートの反射面は、常にポール先端を含む平面上にあり、測 点と反射面のずれがなく、測点と反射面が一致するためプリズム定数が0となり 、反射鏡としてコーナーキューブを用いるときのように、測定値にプリズム定数 を考慮した補正をする必要がない。また測角も反射シートに十字線ターゲットを 設けているので正確に計ることが出来る。
【図1】本考案に係る反射鏡装置の要部側面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図1のB−B矢視図である。
【図4】本考案の第2実施例を示す側面図である。
【図5】従来例を示す要部斜視図である。
【図6】図5の断面説明図である。
【図7】従来例の説明図である。
10 ポール 11 石突 11a 先端 12 スライド平面 17 読取点 18 直線目盛 20 ブラケット 21 半円環部 21a ねじ穴 21b 開口部 22 支持プレート 23 固定ねじ 30 反射鏡 31 反射シート 32 円形マーク 33 十字線マーク 41 目盛読取点 F 平面(仮想平面) H オフセット量 P 測点 S 反射鏡装置
Claims (3)
- 【請求項1】 ポールと、該ポールに沿ってスライド可
能なブラケットと、該ブラケットに取着される反射鏡
と、を備えた反射鏡装置において、 前記反射鏡は前記ブラケットを構成する支持プレートに
反射シートを貼着して一体とし、前記ブラケットがスラ
イドする前記ポール領域の一面はスライド平面として形
成されると共に該スライド平面は前記支持プレートの板
厚相当分だけポール先端を含む平面から後退して形成さ
れ、前記スライド平面を前記反射鏡がスライドすると共
に反射シートの反射面が前記ポール先端を含む平面上に
位置してなることを特徴とする反射鏡装置。 - 【請求項2】 前記ポールには、前記反射シートの中心
位置と整合して読みとれる目盛が付されてなることを特
徴とする請求項1記載の反射鏡装置。 - 【請求項3】 前記反射シートは十字線ターゲットを設
けてなり、前記ターゲットの交点はポール中心に位置さ
せてなる請求項1記載の反射鏡装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7131693U JPH0734315U (ja) | 1993-12-07 | 1993-12-07 | 反射鏡装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7131693U JPH0734315U (ja) | 1993-12-07 | 1993-12-07 | 反射鏡装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0734315U true JPH0734315U (ja) | 1995-06-23 |
Family
ID=13457071
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7131693U Pending JPH0734315U (ja) | 1993-12-07 | 1993-12-07 | 反射鏡装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0734315U (ja) |
-
1993
- 1993-12-07 JP JP7131693U patent/JPH0734315U/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2002535638A (ja) | 測地器具の高さ位置を決定するシステム | |
JPH0734315U (ja) | 反射鏡装置 | |
US11415415B1 (en) | Self-leveling laser level | |
US4291982A (en) | Multi-purpose surveying instrument | |
US4956920A (en) | Device for determining true bearing during daytime | |
JP2596817Y2 (ja) | 光波距離計用リフレクター台座 | |
JP2502186Y2 (ja) | 反射プリズム付測量用ポ―ル | |
KR200268810Y1 (ko) | 측량용 타겟 | |
JPH0641129Y2 (ja) | 水平角度測定器 | |
JPH048332Y2 (ja) | ||
JPS631258Y2 (ja) | ||
JP2605706Y2 (ja) | 仮想測点測定用反射ターゲット | |
JPH0750659Y2 (ja) | 光波距離計用リフレクターのアダプター | |
SU610684A1 (ru) | Дериватор | |
EP0497683A1 (en) | Distance measuring method and apparatus | |
JPH02706Y2 (ja) | ||
JPH0742932U (ja) | 測量機用キャッツアイ型反射鏡装置 | |
JP2540712Y2 (ja) | ピープサイトの取付構造 | |
JPH0648447Y2 (ja) | 光波距離計用レフレクター | |
JPH0227507U (ja) | ||
JP2595902Y2 (ja) | 反射プリズム付標尺 | |
JPS6217777Y2 (ja) | ||
JPH0334642Y2 (ja) | ||
JP2503052Y2 (ja) | 反射ミラ―固定装置 | |
JP2579111Y2 (ja) | 測量機 |