JPS631258Y2 - - Google Patents

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JPS631258Y2
JPS631258Y2 JP1981129224U JP12922481U JPS631258Y2 JP S631258 Y2 JPS631258 Y2 JP S631258Y2 JP 1981129224 U JP1981129224 U JP 1981129224U JP 12922481 U JP12922481 U JP 12922481U JP S631258 Y2 JPS631258 Y2 JP S631258Y2
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JP
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aiming
distance
light wave
protrusion
prism
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JP1981129224U
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JPS5834067U (ja
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  • Measurement Of Optical Distance (AREA)
  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
  • Optical Radar Systems And Details Thereof (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、光波距離計用の反射鏡装置に関す
る。
光の位相差を利用して距離を測定する光波距離
計においては、光波距離計からの測距用射出光を
反射し再び光波距離計に戻すため、被測定点に反
射鏡装置を配置する。この反射鏡装置の反射光学
部材としては、光波距離計からの射出光をそれと
同方向に反射するために、コーナーキユーブとし
て広く知られた反射プリズムが使用されている。
このコーナーキユーブは射出光と同方向に反射光
を反射することは出来るが、以下に解析するよう
にその反射面に正対した光波距離計からの射出光
を入射させないと測距データに誤差を生ずる問題
を有する。
第1図は、反射プリズムの配置と測距データの
関係を解析するための模式図である。第1図にお
いて、反射鏡Ref,Ref′の仮想反射点、すなわち
反射プリズムを1枚の反射ミラーに例え左ときの
反射点を原点とするX−Y座標を考える。そし
て、光波距離計Pの位置座標を(l,m)とし、
原点と座標P(l,m)とを結ぶ線とX線との交
差角をθ、原点からP(l,m)までの斜距離を
Lとする。反射プリズムRefの頂点Aを通る入射
面Sの薄線が原点と測点P(l,m)とを結ぶ直
線上にあれば、その距離Lは正確に測距される。
しかし、第1図に示すように、反射プリズムRef
がRef′の位置に配置されているという測距データ
としてはL′の距離を測定することとなる。ここ
で、反射プリズムRef′の頂点A′の虚像をQとす
ると、Qの座標はQ〔nh−h/n,O〕となり、直 線の方程式は となる。ここで、l=Lcosθ、hは反射プリズム
Ref′の幾何学的高さ、nは反射プリズムの屈折
率、m=Lsinθである。また上記直線が反射プ
リズムRef′の透過面S′と交わる点の座標をR
(Xa,YR)とすると、上記(1)式から となる。
反射プリズムがRef′の位置にあるときの光路長
OPTは、 =L (3) となるが、反射プリズムがRef′の位置にあるとき
の光路長は として表され、式(3)のと式(4)のとは同
一値とはならない。例えば斜距離L=10mのと
き、角度θが20゜のとき真の斜距離Lと測定距離
OPFとの誤差△は+2.5m/m、θが40゜のとき
△は10.3m/mにもなり、ミリ単位での測距
を要求される。光波距離計においては致命的な誤
差となる。そのために、従来は、反射プリズム
(一般にコーナーキユーブ)の頂点を交差点とし
たX字形の照準指標を上面に描いたアジヤスト板
を反射鏡装置に取付け、これを目標として光波距
離計の視準望遠鏡を使つて視準していた。しか
し、このアジヤスト板は被測量点上に設置された
反射鏡装置の位置、よりくわしくは反射鏡装置の
反射プリズムの位置を照準するためのものであ
り、その必要性もキロメートル単位の測距に対し
てだけであり、それ以下の例えば100m以下の距
離の測距時には、反射プリズム自体を視準出来る
ため必要とされなかつた。
ところで、近年、光波距離計は、その測距精度
の高さと省力性から100m内外の測距にも利用さ
れつつある。しかしながら、測距距離が短くなる
と従来のアジヤスト板は使用されないばかりか、
たとえ使用されても反射プリズムの測距視準線に
対する傾きをアジヤスト板上のX字形指標の形状
変化から見つけることは不可能であり、上記にて
解析したように、反射プリズムの傾きから測距デ
ータに誤差を生ずるという大きな欠点があつた。
また、光波距離計は、従来のトランシツトやセ
オドライトに取付けられ、測距は光波距離計で測
角はトランシツト等でという利用方法や光波距離
計自体に測角機能も有するいわゆるトータルスキ
ーシヨンの利用が多くなつている。また、従来の
反射鏡装置は、測角時の視準用として直径2cm内
外のターゲツトポールを反射プリズムの上に取付
け可能となつている。しかし、このターゲツトポ
ールはその直径が大きいため、光波距離計からキ
ロメートル単位ではなれている被測量点の測角に
は適しているが、100m内外という短距離時には、
大きすぎて視準誤差を生じ、これが原因で測角誤
差を生むという欠点があつた。
本考案は、係る従来の反射鏡装置の欠点を解決
するためになされたもので、その構成上の特徴と
するところは、被測量点の鉛直軸上に反射光学部
材を保持する保持部に該鉛直軸と直交する方向に
該鉛直軸に関し対称に照準用突出部をもうけるこ
とにより、短距離におかれた反射鏡装置の反射プ
リズムの傾きを知ることができるようにした反射
鏡装置を提供するものである。
また、本考案の他の構成は、さらに前記鉛直軸
上に測角照準用の突出部をもうけることにより短
距離時でも測角精度を上げられる反射鏡装置を提
供するものである。
以下本考案の一実施例を、図にもとづいて説明
する。第2図Aは本考案に係わる反射鏡装置の一
部切解断面を含む正面図であり、第2図Bは第2
図Aの縦中央断面図である。反射プリズムの保持
部1の托架部2にはその底板3に軸受部4が形成
されており、この軸受部4は被測量点に設置され
る三脚上部の図示しない保持部に配置された軸5
に回動自在に嵌挿される。そして托架部2の回動
は底板3に取付けられた固定ネジ6を締付けるこ
とにより固定される。托架部2の上部には、水平
方向に軸を有する軸支部7a,7bが形成されて
いる。この軸支部7a,7bには、反射プリズム
取付部材8を回動自在に嵌通する軸9の両端が、
それぞれ嵌挿されており、軸9の一端は托架部2
に取付けられたビス10により固定されている。
軸9の両端には、さらに、先端部を錐形状(本実
施例では円錐状)に形成された照準用突出部11
a,11bが形成されている。また、反射プリズ
ム取付部材8には軸9と垂直方向に軸をもつ開口
12が形成され、この開口12の内面には雌ネジ
部12aが形成されている。この雌ネジ部12a
には、第2図Bに2点鎖線で表示した公知のコー
ナーキユーブを内蔵する反射プリズム13の雄ネ
ジ部が螺着される。開口12の反対側にはフラン
ジ14が形成されており、このフランジ14には
雌ネジが形成される。フランジ14の雌ネジに
は、反射プリズム取付部材8の軸9中心の回動を
固定するため、固定ネジ15が軸9の側面に当接
可能に螺合されている。また、取付部材8の上部
には別のフランジ16が形成されている。このフ
ランジ16の陥凹穴17には、中間部に雄ネジ部
18が形成されかつ一端に測角照準用突出部19
が形成されたピン部材20が嵌挿されてビス21
で固定されている。
次に、本実施例の作用を説明する。反射プリズ
ム取付部材8の開口部12には反射プリズム13
が取付けられ、この反射プリズム13は固定ネジ
15をゆるめることにより軸9を軸として鉛直方
向に回動可能となる。反射プリズム13は、ま
た、固定ネジ6をゆるめることにより、軸5を軸
として水平方向に回動可能となる。
この反射鏡装置の照準法について、第3図A,
B,Cをもとに説明する。光波距離計の視準望遠
鏡で反射鏡装置を視準したとき、反射鏡装置が光
波距離計の照準光軸すなわち光波照準光軸に対
し、大きく傾むいている場合は、第3図Aに示す
ように、照準用突出部11a,11bのいずれか
一方しか視認できない。そこで、固定ネジ6をゆ
るめ、軸5を中心に托架部2を回転させ、第3図
Bに示すように、照準用突出部11a,11bの
両方が視認出来るようにする。そして、照準用突
出部11a,11bの張出し量D1,D2が第3図
CのようにD1=D2となるまでもつていく。D1
D2となつた位置で光波距離計の照準光軸と反射
プリズムとの光軸が完全に一致する。測角時に
は、さらに、第4図に示すように、視準望遠鏡の
レテクル100上の十字線101の交点あるいは
縦線が測角照準用突出部19の先端と一致するよ
うに視準すればよい。
さらにまた、本実施例において、この反射鏡装
置を遠距離測距用(500m以上)に使用するとき
は、照準用突出部11a,11b及び測角照準用
突出部19のそれぞれの先端部に係止されるよう
に矩形の開口部を有するアジヤスト板200(第
2図Aにて2点鎖線で示す)を取付ける。また、
測角照準用突出部の雄ネジ部18に、従来公知の
測角用のターゲツトポール201(第2図Aに1
点鎖線で示す)を螺着させることにより、遠方の
測角視準が可能となる。
なお、本実施例においては、照準用突出部11
a,11bは水平方向の照準ズレ、すなわち、反
射プリズムの軸5を軸とする水平面内の首振りに
ついてチエツク出来るように構成しているが、反
射プリズム取付部材8の下方に測角照準用突出部
19と同様の突出部を形成することにより軸9を
中心とする垂直面内の首振りもチエツク可能とす
ることができることは、説明するまでもない。
以上説明したように、本考案によれば近距離で
の測距・測角においても正解に光波距離計の照射
光軸に反射プリズムの光軸をセツトでき、構成が
きわめて簡単な反射鏡装置が提供できる。また、
従来公知の遠距離測距・測角用のアジヤスト板、
ターゲツトポールも簡単に取付け可能な遠近両用
の反射鏡装置を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は反射プリズムの配置と測距データの内
係を解析するための模式図、第2図A,Bは本考
案に係る反射鏡装置の実施例を示す図、第3図は
実施例の作用を示す図、第4図は測角時の視準態
様を示す図である。 1……反射鏡装置、8……反射プリズム取付部
材、11a,11b……照準用突出部、19……
測角照準用突出部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 被測量点の鉛直軸上に反射光学部材を保持す
    る保持部に、該鉛直軸と直交する方向に該鉛直
    軸に関し対称に照準用突出部を設けたことを特
    徴とする光波距離計用反射鏡装置。 (2) 前記保持部の前記鉛直軸上に測角照準用突出
    部を設けたことを特徴とする実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の光波距離計用反射鏡装置。 (3) 前記照準用突出部及び/または前記測角照準
    用突出部の先端は錐形状であることを特徴とす
    る実用新案登録請求の範囲第1項または第2項
    記載の光波距離計用反射鏡装置。
JP12922481U 1981-08-31 1981-08-31 光波距離計用反射鏡装置 Granted JPS5834067U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12922481U JPS5834067U (ja) 1981-08-31 1981-08-31 光波距離計用反射鏡装置

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JP12922481U JPS5834067U (ja) 1981-08-31 1981-08-31 光波距離計用反射鏡装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5834067U JPS5834067U (ja) 1983-03-05
JPS631258Y2 true JPS631258Y2 (ja) 1988-01-13

Family

ID=29922897

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JP12922481U Granted JPS5834067U (ja) 1981-08-31 1981-08-31 光波距離計用反射鏡装置

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6338286A (ja) * 1986-08-04 1988-02-18 松下電器産業株式会社 プリント基板製造装置
JPH048332Y2 (ja) * 1986-11-28 1992-03-03

Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
AGA GEODIMETER=1977 *
REFLECTOR ACCESSORIES=1979 *

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JPS5834067U (ja) 1983-03-05

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