JP2540712Y2 - ピープサイトの取付構造 - Google Patents

ピープサイトの取付構造

Info

Publication number
JP2540712Y2
JP2540712Y2 JP1991013315U JP1331591U JP2540712Y2 JP 2540712 Y2 JP2540712 Y2 JP 2540712Y2 JP 1991013315 U JP1991013315 U JP 1991013315U JP 1331591 U JP1331591 U JP 1331591U JP 2540712 Y2 JP2540712 Y2 JP 2540712Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
peep sight
peep
mounting
optical axis
sight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1991013315U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04102422U (ja
Inventor
英郎 山田
Original Assignee
株式会社ソキア
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ソキア filed Critical 株式会社ソキア
Priority to JP1991013315U priority Critical patent/JP2540712Y2/ja
Publication of JPH04102422U publication Critical patent/JPH04102422U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2540712Y2 publication Critical patent/JP2540712Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Telescopes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、セオドライトの視準用
望遠鏡等で代表される測量装置に取り付けられるピープ
サイトに係り、特に視準用望遠鏡等で視準する前に、測
量装置を目標点に概略合わせるために使用されるピープ
サイトの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にピープサイトは、視準用望遠鏡で
視準する前に目標を概略的に捉えるために用いられ、視
準用望遠鏡の外壁等に取着されている。このように目標
を概略的に捉えるために、ピープサイトの取着は、視準
用望遠鏡とピープサイトの光軸とを一致させる必要があ
る。これを図に基づいて説明すると、ピープサイト20
は、例えば図5で示されるように、円筒状ケーシング2
0aの前端部に所定範囲の規制部材21が配設され、ケ
ーシング20aの後端部に接眼レンズ22が配設されて
いる。そして、規制部材21の中央には、三角形や円形
の微小透し部21aが穿設されており、規制部材21の
前面には、乳白色の透光性カバー23が接着されてお
り、測量機、例えばセオドライト等の視準用望遠鏡24
の鏡筒24aに取り付けられている。このピープサイト
20を使用するには、ピープサイト20の接眼レンズ2
2側からのぞき、上述した規制部材21の透し部21a
が白く見えるので、この透し部21aを目標に向けるよ
うにして、レベル等の測量装置の方向を粗方定めること
ができるようになっている。
【0003】上記ピープサイト20と視準用望遠鏡24
の各々の光軸L1,L2は、視準用望遠鏡24のケーシ
ング外壁が光軸L2に平行に形成されていれば、原理的
にはピープサイト20を視準用望遠鏡24のケーシング
外壁に取着するだけで、ピープサイト20と視準用望遠
鏡24の各々の光軸L1,L2は平行になり調節の必要
がない。しかしながら、現実には製造の際の寸法精度誤
差等のため、一致しないことがある。つまり上述のよう
に、ピープサイト20は視準用望遠鏡1を目標方向へ案
内することを目的として、概略的に目標を捉えるため
に、さほど精度を要求されずに製造されている。しか
し、ピープサイト20を視準用望遠鏡24に取着すると
きに、現実に光軸方向に対する調整を必要とする場合が
多い。特に、遠距離にある目標を視準するときに、視準
用望遠鏡24の光軸L2と、ピープサイト20の光軸L
1が、水平角及び鉛直角方向において一致していない場
合(両軸が平行になってない場合)には、ピープサイト
20によって概略目標方向へ視準用望遠鏡24を向けて
も、視準用望遠鏡24の視野内に目標をとらえることが
非常に困難となる。
【0004】上述の従来例においては、取付の際に、ピ
ープサイト20を望遠鏡24の鏡筒24aに取り付ける
ための取付ねじ25をゆるめ微調整をすれば視準用望遠
鏡24の光軸に対して水平角方向(即ち矢印X方向)の
取付位置を調整することはできる。しかし、鉛直角方向
におけるピープサイト20の光軸L1と視準用望遠鏡の
光軸L2とを一致するようにすることはできない。そこ
で鉛直角方向の調整を行なうには、例えば、ピープサイ
ト20と望遠鏡24の鏡筒24aとの間にフィルム等
(図示せず)を挟んで行なう等の手段が必要であり、組
立て及び調整を熟練者の経験に頼らざるをえず、手間が
かかり、組立調整作業の効率が悪いという問題があっ
た。
【0005】上記問題点を解決するために、ピープサイ
トを取り付ける視準用望遠鏡の取付面及びピープサイト
の製造の際の寸法精度(即ち加工精度)を上げることも
考えられるが、もともとピープサイトの果たす役割が視
準用望遠鏡等で視準する前に目標を概略的に捉えること
にある点から、上述のような、ピープサイトの寸法精度
や視準用望遠鏡の外壁等を加工することは、製造工程数
の増加と共に製造価格を上昇させるという問題がある。
このため、安価で熟練者に頼らないでも組付性が良く、
確実正確に視準用望遠鏡の鉛直方向の光軸と一致させて
取付けることが容易なピープサイトが望まれている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、構成が簡易
で、測量装置の視準方向に対し水平角及び鉛直角方向に
ピープサイトの光軸の調整が容易にしかも確実且つ正確
にできるピープサイトの取付構造を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】 本考案に係るピープサ
イトの取付構造は、ケーシングと取付部を備えたピープ
サイトを測量装置に取着する取付構造であって、前記測
量装置のピープサイト取付面を球面状に形成すると共に
光軸に直交する方向にねじ孔が2つ形成され、前記ピー
プサイトの取付部の測量装置側取付面を前記測量装置の
ピープサイト取付面に整合する曲面と共に前記ケーシン
グの長手軸方向に直交する方向の取付部の両側には調整
代をもった貫通孔が2つ穿設され、前記ねじ孔と前記貫
通孔にそれぞれねじを前記調整代によって調整して螺合
させてピープサイトと測量装置の光軸を一致させて取り
付けた構成とする。
【0008】
【作用】 したがって、ケーシングと取付部を備えたピ
ープサイトを測量装置に取着する取付構造であって、前
記測量装置のピープサイト取付面を球面状に形成すると
共に光軸に直交する方向にねじ孔が2つ形成され、前記
ピープサイトの取付部の測量装置側取付面を前記測量装
置のピープサイト取付面に整合する曲面と共に前記ケー
シングの長手軸方向に直交する方向の取付部の両側には
調整代をもった貫通孔が2つ穿設され、前記ねじ孔と前
記貫通孔にそれぞれねじを前記調整代によって調整して
螺合させてピープサイトと測量装置の光軸を一致させて
取り付けているので、ピープサイトを測量装置に設けた
ピープサイト取付面の球面に沿って測量装置の前後左右
に移動させれば、測量装置の視準方向の光軸とピープサ
イトの光軸との位置関係は、移動と共に変化することと
なり、視準方向に対して水平角及び鉛直方向に調整可能
となる。このため、ピープサイト及び測量装置双方の光
軸が平行となる位置を容易に得ることができることとな
る。
【0009】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。なお、以下に説明する部材,配置等は本考案を
限定するものでなく、本考案の趣旨の範囲内で種々改変
することができるものである。
【0010】図1乃至図3は本考案に係るピープサイト
の取付構造の一実施例を示し、図1は本例のピープサイ
トの取付状態を示す主要部の分解斜視図、図2は部分断
面を含むピープサイトの側面図、図3は図2のA−A線
断面図である。以下、これらの図面に基づいて本例のピ
ープサイトの取付構造を説明する。本例の測量装置はセ
オドライトを想定しており、符号1は、このセオドライ
トに用いられる視準用望遠鏡であり、符号5は接眼部、
符号6は望遠鏡ケーシングである。そして、符号10は
水平軸であり、測量機の柱体部(図示せず)と連結さ
れ、視準用望遠鏡1を鉛直角方向に回動可能にするもの
である。尚、視準用望遠鏡1の他の構造については、従
来のものと基本的に同一であるので、ここでの詳細な説
明は省略する。
【0011】本例の視準用望遠鏡1は、略中央に測量機
の柱体部と水平軸によって連結される望遠鏡ケーシング
6が形成されており、この望遠鏡ケーシング6の略中央
部が、略直方体形状に形成されている。そして、この望
遠鏡ケーシング6の上面6aには、曲面として球面状の
ピープサイト取付面2が膨出形成されている。このピー
プサイト取付面2には後述する取付部4の貫通孔8と合
致するようにねじ孔2aが2つ形成されている。
【0012】また、円柱状のケーシング3aの略中央外
面には取付部4が一体に形成されている。この取付部4
は、本例においては略直方体形状の板体からなり、ケー
シング3aと反対側の面は、測量装置側取付面7となっ
ており、この取付面7は、上記ピープサイト取付面2の
球面形状と同一の球面に整合するように凹曲面に形成さ
れたものとなっている。なお、本例とは逆にピープサイ
ト取付面2側を凹曲面とし、測量装置側取付面7に凸曲
面を膨出形成しても良い。
【0013】また、取付部4には、ケーシング3aの長
手軸方向に直交する方向で両端部近傍にねじ径に対して
調整代をもった貫通孔8がそれぞれ穿設されている。こ
の貫通孔8には、ピープサイト3を視準用望遠鏡1に取
り付けるための固定ねじ9が貫通する。さらに、ピープ
サイト3の具体的素材としては一般的には、ABS樹脂
が用いられる。尚、ピープサイト3の他の構成は従来か
ら公知・周知となっているものと同様であるので、ここ
での説明は省略する。
【0014】上述の構成において、ピープサイト3の取
付位置の調整について説明すれば、ピープサイト3の取
付部4に穿設されたねじ貫通孔8に、それぞれ固定ねじ
9を通し、この固定ねじ9をピープサイト取付面2のね
じ孔2aに螺合させる。この際、固定ねじ9は、ねじ孔
2a,8に完全に固定させずに、ピープサイト3が前後
左右方向で若干動けるように仮止めしておく。
【0015】そして、ピープサイト3及び視準用望遠鏡
1をのぞきながら、適宜な目標(図示せず)が視野の略
中央に入ってくるように、ピープサイト3を少しずつピ
ープサイト取付面2上で光軸L2の鉛直角方向(図1実
線矢印Yで示される方向)及び光軸L1の水平角方向
(図1実線矢印X方向)に適宜移動、すなわち前後左右
に移動して、ピープサイト3の固定位置を求める。固定
位置が決まったところで、二つの固定ねじ9を締めつけ
て、取り付け作業を終了する。
【0016】図4には、本例のピープサイト3をプリズ
ム反射鏡に取付けた例が示されている。すなわち、この
例において、反射プリズム11のプリズム枠12の外周
面所定位置、本例では下面に、図1乃至図3に示した実
施例と同様に、ピープサイト3を取り付けている。この
ように本考案に係るピープサイトの取付構造を設ける部
位は、基本的には測量装置のいずれでもよく、個々の測
量装置の機能,構造等に応じて選定され得るものであ
る。
【考案の効果】本考案は、上記のように構成されている
ので、測量装置とピープサイトの光軸の位置関係は、ピ
ープサイトを測量装置のピープサイト取付面上で移動す
ることにより変化させることができ、このため、ピープ
サイト及び測量装置双方の光軸が、鉛直角方向でも平行
となる位置を調整することが容易となり、しかも部品点
数を増やすことなく簡易な構成で、簡単な作業でピープ
サイトの取付位置を確実且つ正確に決定することがで
き、作業効率の向上に伴い、製品コストの低減を図るこ
とができるという種々の効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るピープサイトの取付状態の一実施
例を示す全体斜視図である。
【図2】図1に示された実施例におけるピープサイトを
取付た状態を示す一部断面図を含む側面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である
【図4】本考案に係るピープサイトの取付構造の他の実
施例を示す全体斜視図である。
【図5】従来のピープサイトの取付を示す全体斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 視準用望遠鏡 2 ピープサイト取付面 3 ピープサイト 6 望遠鏡ケーシング 7 望遠鏡側取付面

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシングと取付部を備えたピープサイ
    トを測量装置に取着する取付構造であって、前記測量装
    置のピープサイト取付面を球面状に形成すると共に光軸
    に直交する方向にねじ孔が2つ形成され、前記ピープサ
    イトの取付部の測量装置側取付面を前記測量装置のピー
    プサイト取付面に整合する曲面と共に前記ケーシングの
    長手軸方向に直交する方向の取付部の両側には調整代を
    もった貫通孔が2つ穿設され、前記ねじ孔と前記貫通孔
    にそれぞれねじを前記調整代によって調整して螺合させ
    てピープサイトと測量装置の光軸を一致させて取り付け
    たことを特徴とするピープサイトの取付構造。
JP1991013315U 1991-01-24 1991-01-24 ピープサイトの取付構造 Expired - Lifetime JP2540712Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991013315U JP2540712Y2 (ja) 1991-01-24 1991-01-24 ピープサイトの取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991013315U JP2540712Y2 (ja) 1991-01-24 1991-01-24 ピープサイトの取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04102422U JPH04102422U (ja) 1992-09-03
JP2540712Y2 true JP2540712Y2 (ja) 1997-07-09

Family

ID=31747738

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991013315U Expired - Lifetime JP2540712Y2 (ja) 1991-01-24 1991-01-24 ピープサイトの取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2540712Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5224984B2 (ja) * 2008-09-16 2013-07-03 株式会社 ソキア・トプコン 照準装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5373163A (en) * 1976-12-13 1978-06-29 Kesaki Kodama Adjusting and setting instrument for balancing mainly in measuring apparatus
JPH0712892Y2 (ja) * 1988-09-20 1995-03-29 株式会社ソキア ピープサイト

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04102422U (ja) 1992-09-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5839829A (en) Aiming adjustment technique for a dual light source aiming mechanism of an infrared heat sensor
US4343550A (en) Universally adjustable ranging target and retro-reflector housing bracket
US4409738A (en) Arrangement for adjustably mounting an optical direction indicator
US4311382A (en) Universally adjustable ranging target and retro-reflector housing bracket
US7440090B2 (en) Optical correction of a laser beam
JP2540712Y2 (ja) ピープサイトの取付構造
JPH037901A (ja) 定屈曲型光反射装置
EP0051574B1 (en) Arrangement for adjustably mounting an optical direction indicator
CN111552054B (zh) 一种离轴三反光学系统装调方法
JPH0712892Y2 (ja) ピープサイト
JPH0750661Y2 (ja) 座標計測用ターゲット
JPH0316014Y2 (ja)
US4956920A (en) Device for determining true bearing during daytime
JPS631258Y2 (ja)
JP2769397B2 (ja) 測距用投光器の取付け装置
JP2505644Y2 (ja) 気泡管用反射鏡装置
JP7502749B2 (ja) 測量用ターゲット及びトータルステーションによる測量方法
JP3160506U (ja) 高精度ミラーマウント
JP2502170Y2 (ja) 反射鏡装置
JPS637847Y2 (ja)
GB2116745A (en) Level instrument with telescope
JPH02706Y2 (ja)
KR100394963B1 (ko) 프리즘 상수가 제로인 평면 반사경을 이용한 반사 조정장치
JPH048332Y2 (ja)
KR940009924B1 (ko) 레이저 미러 마운트

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term