JPH0750661Y2 - 座標計測用ターゲット - Google Patents

座標計測用ターゲット

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JPH0750661Y2
JPH0750661Y2 JP3955690U JP3955690U JPH0750661Y2 JP H0750661 Y2 JPH0750661 Y2 JP H0750661Y2 JP 3955690 U JP3955690 U JP 3955690U JP 3955690 U JP3955690 U JP 3955690U JP H0750661 Y2 JPH0750661 Y2 JP H0750661Y2
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JP
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target
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JP3955690U
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JPH03130508U (ja
Inventor
一郎 門脇
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株式会社ソキア
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はシート状の反射プリズムを用いた測距測角等の
測量に使用される座標計測用のターゲットに関するもの
である。
三次元計測においては、測距測角儀設置点から見て計測
対象物近傍の2つのターゲット設置点を結んだ直線を三
次元座標系のX軸とすることができ、このターゲット設
置点を三次元計測の接続座標として使用すれば、計測対
象物の大きさや、形状の三次元座標値を得ることができ
る。即ち、計測対象物の両外側にターゲットを設置する
ようにすれば、計測対象物の裏側の状態を計測するにあ
たっては、ターゲットを反転させて表側からの測距測角
に用いた座標系と同一の座標系を使って計測値を得るこ
とができ、計測の仕方及び使用ソフトの作成が簡単とな
る。そしてこのターゲットと対にして用いられる測距測
角儀は、視準軸と光波距離系の光学系が同軸となってお
り、角度はエンコーダによって読み取られ、距離,高度
角及び水平角がディスプレイに表示され、外部コンピュ
ータにデータ転送される構造となっている。
〔従来技術〕
この種の従来技術としては、実開昭62-193513や実開昭6
3-41713が知られている。
これらの公報には、第4図に示されるように、表面に反
射材2の貼着された反射板3が枠体4内において水平支
軸5回り回動可能に支承されるとともに、枠体4が枠体
6内において垂直支軸7回り回動可能に支承された構造
のターゲットが開示されている。また反射材2の表面に
はターゲット中心を示す十字線8が形成されており、測
距測角儀の視準用望遠鏡の視野のクロスヘアーをターゲ
ット中心である十字線8に合わせて視準するようになっ
ている。
〔考案の解決しようとする課題〕
しかし前記した従来のターゲットでは、ターゲット中心
である十字線8と水平支軸5及び垂直支軸7とは略一致
しているが、その精度は定かではない。即ち、従来では
十字線8を両支軸5,7に高精度に一致させて形成するよ
うになっていない。このため測点位置にターゲットを正
確に立てたとしても、測点と十字線の交点であるターゲ
ット中心とが一致しているとは限らず、測点における高
精度の測定値かどうか疑わしいものであった。またター
ゲットを落下等して支承部にガタが生じたり、あるいは
永年の使用により十字線位置と両支軸5,7位置とが一致
しなくなる場合があるが、従来はこのような場合に十字
線位置の調整を意図しておらず、新たなターゲットに取
替えることを余儀なくされ、コスト的にも高くなってい
た。
本考案は前記従来技術の問題点に鑑みなされたもので、
その目的は、反射プリズム表面に形成されている視準用
十字線を水平支軸及び垂直支軸に一致させることによ
り、高精度な座標計測を可能とするとともに、水平支軸
及び垂直支軸に対するターゲット中心の位置調整を簡単
に行うことのできる座標計測用ターゲットを提供するこ
とにある。
〔課題を解決するための手段〕 前記目的を達成するために、本考案に係る座標計測用タ
ーゲットにおいては、 架台に設けられた垂直支軸に担持されて垂直支軸回りに
回動可能な水平担持プレートと、 前記水平担持プレート上に開口部を上方に向けた状態に
ねじ固定されたコ字型の保持枠と、 両端部を前記保持枠に支承されて水平支軸回りに回動可
能な反射板取付枠と、 表面にシート状反射プリズムが貼着されるとともに、反
射プリズム表面に形成された視準用の十字線を前記水平
支軸及び垂直支軸にそれぞれ一致させて前記反射板取付
枠にねじ固定された反射板とからなり、 前記水平担持プレートと保持枠とは、垂直支軸を挾んだ
左右両側位置に配された少なくとも2個の垂直ねじによ
って位置決め固定され、水平担持プレートに対し保持枠
を垂直ねじ挿通孔径の範囲内で水平支軸方向にスライド
させて十字線の垂直支軸に対する位置調整を行い、 前記反射板取付枠と反射板とは、水平支軸方向に離間し
て配された少なくとも2個の水平ねじによって位置決め
固定され、反射板取付枠に対し反射板を水平ねじ挿通孔
径の範囲内で垂直支軸方向にスライドさせて十字線の水
平支軸に対する位置調整を行うようにしたものである。
また前記架台の側壁に、垂直支軸及び水平支軸に対応す
る直交指標を形成するようにしたものである。
〔作用〕
反射プリズム表面に形成されているターゲット中心であ
る十字線は水平支軸と垂直支軸の交点に一致しており、
正確な測点位置における測定値が得られる。特に直交指
標を測点に形成した直交基準線に一致させれば、測点真
上にターゲット中心がくる。
またターゲット中心である十字線が直交軸(水平支軸と
垂直支軸)に対しずれている場合には、垂直ねじを緩
め、垂直ねじ挿通孔径の範囲内で水平担持プレートと保
持枠とを左右方向に相対スライドさせて十字線の垂直支
軸に対する位置を調整し、さらに水平ねじを緩め、水平
ねじ挿通孔の範囲内で反射板と反射板取付枠とを上下方
向に相対スライドさせて十字線の水平支軸に対する位置
を調整する。
〔実施例〕
次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図〜第3図は本考案の一実施例を示すもので、第1
図は測距測角儀用のターゲットの正面図、第2図は反射
板を断面で示す同ターゲットの平面図、第3図は同ター
ゲットの縦断面図(第1図に示す線III-IIIに沿う断面
図)である。
これらの図において、符号10はマグネットが内蔵された
矩形状の架台で、この架台10上には、反射板30を水平支
軸Lx回りに回動可能に支承するコ字型の保持枠20が、垂
直支軸Ly回りに回動可能に支承されている。垂直支軸Ly
は、架台10に螺着されて上方に突出する垂直固定ねじ14
によって構成されており、垂直固定ねじ14には真鍮製ブ
ッシュ16を介して水平担持プレート(以下、水平プレー
トという)18が組付けられている。即ち、水平プレート
18のねじ挿通孔19に垂直固定ねじ14が貫通し、ねじ挿通
孔19にはブッシュ16が介装され、架台10と水平プレート
18間にはジュラコン製のスペーサ17が介在されて、水平
プレート18が垂直固定ねじ14の回りを適度の摩擦をもっ
て滑らかに回動できるようになっている。水平プレート
18上には、コ字型の保持枠20がコ字開口部を上方に向け
た状態に4本の垂直ねじ22によって取付固定されてい
る。垂直ねじ22は垂直固定ねじ14の左右に2本づつ配設
されており、保持枠20に形成されているねじ挿通孔21は
周方向に幾分余裕のある孔とされ、即ち垂直ねじ22に対
する周方向の遊びが十分にとってあり、さらに固定ねじ
14の頭部14aの配置されている水平プレート20の開口部2
0aはねじ頭部14aより十分に大きくされており、特に水
平プレート18に対する保持枠20の左右方向(垂直支軸Lx
方向)の位置調節が自由にできるようになっている。な
お符号21aは垂直ねじ22の頭部が収容される凹部領域
で、ねじ頭部の水平プレート18下方への突出量が小さく
なって、架台10やスペーサ17と干渉しにくいようになっ
ている。
反射板30は、矩形状の反射プリズム取付板32にシート状
反射プリズム34が貼着一体化された構造である。シート
状反射プリズム34は可撓性の合成樹脂材よりなり、表面
の光反射面には、ターゲット中心を示す十字線35と円36
とが印刷されている。水平支軸Lxは、保持枠20の対向す
る上方突出部20bをそれぞれ水平に貫通して反射板取付
枠40に螺合する一対の水平固定ねじ37,37によって構成
されている。そして保持枠20のねじ挿通孔23には真鍮製
ブッシュ38が介装され、保持枠の上方突出部20bと反射
板取付枠40間にはスプリングワッシャ39が介在されてお
り、また反射板30は水平支軸Lx方向に互いに離間配置さ
れた3本の水平ねじ42によって反射板取付枠40に取付固
定されている。そして反射板取付枠40に形成されている
ねじ挿通孔41は周方向に幾分余裕のある孔とされ、即ち
水平ねじ42の周方向の遊びが十分とってあり、特に反射
板取付枠40に対する反射板30の上下左右方向(垂直支軸
Ly方向,水平支軸Lx方向)の位置調整が自由にできるよ
うになっている。
また水平支軸Lxと垂直支軸Lyとは交差して平面を形成す
るようになっているが、反射板30を垂直状態にしたとき
に、反射板30の反射面、即ちシート状反射プリズム34の
表面が水平支軸と垂直支軸Lyのつくる単一平面F(第3
図参照)に一致するようになっている。さらに反射プリ
ズム34に形成されているターゲット中心である十字線35
に一致している。さらに詳しく言えば、十字線の水平線
35aは水平支軸Lxに一致し、十字線の垂直線35bは垂直支
軸Lyに一致した配置となっている。
また架台10の前後左右の側壁下側縁部には、測点に表示
される十字線(図示せず)と付き合わせてターゲットを
位置決めするための直交する指標50がけがかれている。
なおターゲット中心である十字線35が水平軸Lxと垂直軸
Lyとの交点に一致しているかどうかは、測量機の視準用
望遠鏡の視界内のクロスヘアーの交点に十字線35の交点
を一致させ、反射板30を水平支軸Lx,垂直支軸Ly回りに1
80度回転させ(反転させ)て、望遠鏡から見える十字線
35の交点位置が反転させる前後においてクロスヘアーに
一致しているか否かによって判別する。即ち、例えば反
射板30を水平支軸Lx回りに反転させた後、今度は垂直支
軸Ly回りに反転させて反斜面を測距測角儀に向け、この
とき十字線35aがクロスヘアーに対しずれていれば、十
字線35が上下方向にずれていることがわかる。また、反
射板30を垂直支軸Ly回りに反転させた後、今度は水平支
軸Lx回りに反転させて反射面を測距測角儀に向け、この
とき十字線35の垂直線35bがクロスヘアーに対しずれて
いれば、十字線35が左右方向にずれていることがわか
る。そしてずれている場合には、このずれがなくなるよ
うに調整する。即ち、垂直ねじ14及び水平ねじ42を緩め
て、反射板30を反射板取付枠40に対し上下方向に、保持
枠20を水平プレート18に対し左右方向に位置調整する。
また反射板30を左右方向にスライドさせることによっ
て、十字線35の左右方向の位置を調整してもよい。さら
に、反射プリズム34の反射面がZ軸(第1図紙面垂直方
向)に一致していない場合には、保持枠20をZ軸方向に
スライドさせて調整できる。
〔考案の効果〕
以上の説明から明かなように、本考案に係る座標計測用
ターゲットによれば、反射プリズム表面に形成されてい
るターゲット中心である十字線は水平支軸と垂直支軸の
交点に一致しており、正確な測点位置における測点値が
得られる。特にターゲットの架台に形成されている直交
指標を測点に形成されている直交基準線に一致するよう
にターゲットを配置すれば、測点の真上にターゲット中
心がくるので、測点へのターゲットの設置が容易であ
る。
またターゲット中心と十字線とがずれている場合には、
垂直ねじを緩め、垂直ねじ挿通孔径の範囲内で水平担持
プレートと保持枠とを左右方向に相対スライドさせて十
字線の垂直支軸に対する位置を調整し、さらに水平ねじ
を緩め、水平ねじ挿通孔の範囲内で反射板と反射板取付
枠とを上下方向に相対スライドさせて十字線の水平支軸
に対する位置を調整することができるので、正確な測点
位置における座標計測が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は測距測角儀用のターゲットの正面図、第2図は
反射板を断面で示す同ターゲットの平面図、第3図は同
ターゲットの縦断面図(第1図に示す線III-IIIに沿う
断面図)、第4図は従来のターゲットの斜視図である。 Lx……水平支軸、Ly……垂直支軸、10……架台、14……
垂直支軸を構成する垂直固定ねじ、18……水平担持プレ
ート、19……垂直ねじ挿通孔、20……保持枠、22……垂
直ねじ、30……反射板、34……シート状反射プリズム、
35……視準用十字線、37……水平支軸を構成する水平固
定ねじ、40……反射板取付枠、41……水平ねじ挿通孔、
42……水平ねじ、50……直交指標。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】架台に設けられた垂直支軸に担持されて垂
    直支軸回りに回動可能な水平担持プレートと、 前記水平担持プレート上に開口部を上方に向けた状態に
    ねじ固定されたコ字型の保持枠と、 両端部を前記保持枠に支承されて水平支軸回りに回動可
    能な反射板取付枠と、 表面にシート状反射プリズムが貼着されるとともに、反
    射プリズム表面に形成されたターゲット中心を示す十字
    線を前記水平支軸及び垂直支軸にそれぞれ一致させて前
    記反射板取付枠にねじ固定された反射板とからなり、 前記水平担持プレートと保持枠とは、垂直支軸を挾んだ
    左右両側位置に配された少なくとも2個の垂直ねじによ
    って位置決め固定され、水平担持プレートに対し保持枠
    を垂直ねじ挿通孔径の範囲内で水平支軸方向にスライド
    させて十字線の垂直支軸に対する位置調整を行い、 前記反射板取付枠と反射板とは、水平支軸方向に離間し
    て配された少なくとも2個の水平ねじによって位置決め
    固定され、反射板取付枠に対し反射板を水平ねじ挿通孔
    径の範囲内で垂直支軸方向にスライドさせて十字線の水
    平支軸に対する位置調整を行うことを特徴とする座標計
    測用ターゲット。
  2. 【請求項2】前記架台の側壁には、垂直支軸及び水平支
    軸に対応する直交指標が形成されていることを特徴とす
    る請求項(1)記載の座標計測用ターゲット。
JP3955690U 1990-04-16 1990-04-16 座標計測用ターゲット Expired - Lifetime JPH0750661Y2 (ja)

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JP5769055B2 (ja) * 2011-02-21 2015-08-26 国立大学法人神戸大学 ミラー調整治具および構造物変状検知システム
JP5886218B2 (ja) * 2013-01-29 2016-03-16 計測ネットサービス株式会社 構造物変位計測装置における計測用ターゲット取付装置

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