JPH0734283A - 貴金属製品の製造法 - Google Patents
貴金属製品の製造法Info
- Publication number
- JPH0734283A JPH0734283A JP24544092A JP24544092A JPH0734283A JP H0734283 A JPH0734283 A JP H0734283A JP 24544092 A JP24544092 A JP 24544092A JP 24544092 A JP24544092 A JP 24544092A JP H0734283 A JPH0734283 A JP H0734283A
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- JP
- Japan
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- plating
- silver
- precious metal
- wax
- metallic product
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 貴金属製品を作る時に必要とする銅メッキ
と銀メッキの工程を省き，経済的な貴金属製品の製造を
行う。 【構成】 容器３の中に通電性のある溶液２を入れ，
現在実用されているワックスではない素材１の原型をそ
の溶液２内に挿入する。素材１の原型は，研磨によって
鏡面仕上げを行うことができ，かつ貴金属製品内から除
去可能なものである。その銀鏡反応処理を施した原型に
銅メッキと銀メッキを行うことなく，貴金属メッキを施
す。
と銀メッキの工程を省き，経済的な貴金属製品の製造を
行う。 【構成】 容器３の中に通電性のある溶液２を入れ，
現在実用されているワックスではない素材１の原型をそ
の溶液２内に挿入する。素材１の原型は，研磨によって
鏡面仕上げを行うことができ，かつ貴金属製品内から除
去可能なものである。その銀鏡反応処理を施した原型に
銅メッキと銀メッキを行うことなく，貴金属メッキを施
す。
Description
【発明の詳細な説明】 （イ） 産業上の利用分野 この発明は，宝飾品，工芸品，美術品，記念品，装飾品
などの貴金属製品を製造する産業分野に関する。
などの貴金属製品を製造する産業分野に関する。
（ロ） 従来の技術 従来の技術は，下記の手順で行なわれている。
（１）作りたい貴金属製品の形に貴金属，ワックス類な
どの原型を手作りする。
どの原型を手作りする。
（２）原型をシリコンゴムで包んで焼く。
（３）シリコンゴムを二つに割って原型を取り除く。
（４）シリコンゴムの空洞にワックスを注入してワック
スの母型を作る。
スの母型を作る。
（５）シリコンゴムの空洞に注入されたワックスを取り
出し，銀などの通電性のある溶液に浸すことによって，
銀鏡反応を起こす。
出し，銀などの通電性のある溶液に浸すことによって，
銀鏡反応を起こす。
（６）そのワックスに銅メッキを施す。
（７）つぎに，銀メッキを施す。
（８）薬品に浸し，ワックスを除去する。
（９）銀の外面を磨く。
（１０）貴金属メッキを施し，貴金属製品を作る。
（１１）メッキのために使用した銅，銀を薬品で溶かし
出す。
出す。
（ハ） 発明が解決しようとする問題点 本発明は，前節で説明した方法を抜本的に改善した方法
である。従来の方法は，シリコンゴムの型から取り出さ
れたワックスを銀などの通電性のある溶液に浸たすこと
によって，銀鏡反応を起こす。上記のような処理を施し
たワックスに貴金属メッキを行うと貴金属メッキ用の溶
液の温度が高いため，ワックスが膨張して，貴金属メッ
キ面にヒビが入り，製品にならない。そのため，貴金属
メッキを施すまでに，銅メッキと銀メッキの二工程も必
要となる。この前工程は，非常に高価な装置を使用しな
ければならない。そのため，製造コストを相当高くする
要因となっている。本発明は，この前工程を省き製造コ
ストを低くする製造法である。
である。従来の方法は，シリコンゴムの型から取り出さ
れたワックスを銀などの通電性のある溶液に浸たすこと
によって，銀鏡反応を起こす。上記のような処理を施し
たワックスに貴金属メッキを行うと貴金属メッキ用の溶
液の温度が高いため，ワックスが膨張して，貴金属メッ
キ面にヒビが入り，製品にならない。そのため，貴金属
メッキを施すまでに，銅メッキと銀メッキの二工程も必
要となる。この前工程は，非常に高価な装置を使用しな
ければならない。そのため，製造コストを相当高くする
要因となっている。本発明は，この前工程を省き製造コ
ストを低くする製造法である。
（ニ） 問題を解決するための手段 第１図の銀などの通電性のある溶液２に浸す素材１は，
前記に説明したワックスではない。研磨によって，鏡面
仕上げを行うことのできるプラスチックなどの人工素材
や，天然素材を用いる。そのため，鏡面仕上げをした素
材１に，第１図に示すような処理を行って銀鏡反応を起
こし，その後で従来行っている銅および銀メッキの二工
程を省き，ただちに貴金属メッキを施すことができる。
前記に説明したワックスではない。研磨によって，鏡面
仕上げを行うことのできるプラスチックなどの人工素材
や，天然素材を用いる。そのため，鏡面仕上げをした素
材１に，第１図に示すような処理を行って銀鏡反応を起
こし，その後で従来行っている銅および銀メッキの二工
程を省き，ただちに貴金属メッキを施すことができる。
（ホ） 実施例 本発明の１例として，下記の手順で貴金属製品の製作を
実施した。
実施した。
（１）作りたい貴金属製品の型に，貴金属，ワックス類
などの原型（以下，原型と称する。）を手作りする。
などの原型（以下，原型と称する。）を手作りする。
（２）シリコンゴムなどの物質５（以下，物質５と称す
る。）で，原型を包んで焼く。
る。）で，原型を包んで焼く。
（３）物質５を二個に割って，原型を取り除く。
（４）第２図に示すように，湯口７からプラスチックな
どの鏡面仕上げのできる人工素材４（以下，人工素材４
と称する。）を注入する時の物質５の変形を防ぐため，
物質５の外面に密着して全面に金属などの強度のある外
枠６を設置する。
どの鏡面仕上げのできる人工素材４（以下，人工素材４
と称する。）を注入する時の物質５の変形を防ぐため，
物質５の外面に密着して全面に金属などの強度のある外
枠６を設置する。
（５）湯口７から人工素材４を注入する。この作業は，
人工素材４を一度に複数個作ることも含まれている。
人工素材４を一度に複数個作ることも含まれている。
（６）物質５の空洞内に注入された人工素材４を取り出
し研磨を行う。
し研磨を行う。
（７）人工素材４を銀などの通電性のある溶液２に浸た
すことによって，銀鏡反応を起こす。
すことによって，銀鏡反応を起こす。
（８）貴金属メッキを施し，貴金属製品を作る。
（９）貴金属製品の中の銀の被膜を薬品で溶かし出す。
（１０）貴金属製品の研磨を行う。
（ヘ） 発明の効果 本発明の方法は，貴金属メッキを施す前の銅メッキ，銀
メッキの二工程が省かれるので，二工程分の装置およ
び，それらの廃液処理装置が不要となり，かつ製作時間
も短くなる。そのため，貴金属製品の製造コストが安く
なる。その上，銀などの通電性のある溶液２に浸す前
に，良好な研磨を行える人工素材４を使用するので，貴
金属メッキを施した貴金属製品の研磨が簡略化され，貴
金属の損失を減らすことができる。また，第１図の素材
１にワックスの替わりに各種の人工素材や天然素材を用
いることによって，芸術性，新規性に富む貴金属製品の
製作ができるようになった。
メッキの二工程が省かれるので，二工程分の装置およ
び，それらの廃液処理装置が不要となり，かつ製作時間
も短くなる。そのため，貴金属製品の製造コストが安く
なる。その上，銀などの通電性のある溶液２に浸す前
に，良好な研磨を行える人工素材４を使用するので，貴
金属メッキを施した貴金属製品の研磨が簡略化され，貴
金属の損失を減らすことができる。また，第１図の素材
１にワックスの替わりに各種の人工素材や天然素材を用
いることによって，芸術性，新規性に富む貴金属製品の
製作ができるようになった。
第１図は素材１が，銀などの通電性のある溶液２で満た
された容器３に浸されている実施態様を示す縦断面図で
ある。 第２図はプラスチックなどの人工素材４の原型を製造す
るための構成を示す縦断面図である。 １・・・素材 ２・・・通電性のある溶液 ３・・・容器 ４・・・人工素材 ５・・・物質 ６・・・外枠 ７・・・湯口
された容器３に浸されている実施態様を示す縦断面図で
ある。 第２図はプラスチックなどの人工素材４の原型を製造す
るための構成を示す縦断面図である。 １・・・素材 ２・・・通電性のある溶液 ３・・・容器 ４・・・人工素材 ５・・・物質 ６・・・外枠 ７・・・湯口
Claims (1)
- 研磨によって，鏡面仕上げができるような人工素材，天
然素材を通電性のある溶液中に浸すことによって，その
後の前処理を施すことなく，ただちに貴金属メッキを行
うことを特徴とする貴金属製品の製造法
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24544092A JPH0734283A (ja) | 1992-07-30 | 1992-07-30 | 貴金属製品の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24544092A JPH0734283A (ja) | 1992-07-30 | 1992-07-30 | 貴金属製品の製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0734283A true JPH0734283A (ja) | 1995-02-03 |
Family
ID=17133699
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24544092A Pending JPH0734283A (ja) | 1992-07-30 | 1992-07-30 | 貴金属製品の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0734283A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7143480B2 (en) | 2003-07-28 | 2006-12-05 | Newfrey Llc | Fastener for elongated member such as wire harness |
-
1992
- 1992-07-30 JP JP24544092A patent/JPH0734283A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7143480B2 (en) | 2003-07-28 | 2006-12-05 | Newfrey Llc | Fastener for elongated member such as wire harness |
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