JPH06240487A - 電鋳による装飾品の製造法 - Google Patents
電鋳による装飾品の製造法Info
- Publication number
- JPH06240487A JPH06240487A JP5037261A JP3726193A JPH06240487A JP H06240487 A JPH06240487 A JP H06240487A JP 5037261 A JP5037261 A JP 5037261A JP 3726193 A JP3726193 A JP 3726193A JP H06240487 A JPH06240487 A JP H06240487A
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- JP
- Japan
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- die
- noble metal
- precious metal
- hole
- jewel
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 電鋳によって，宝石がはめ込まれた貴金属
製品の製造を行う。 【構成】 母型１に電導性を付与する処理を行い，貴
金属メッキを施す。その母型１に穴を堀る。その穴に宝
石３をはめ込んだ物質２を挿入し固定する。その母型１
を，もう一度，貴金属メッキを施すことによって，宝石
３がはめ込まれた貴金属製品を電鋳によって製造する。
製品の製造を行う。 【構成】 母型１に電導性を付与する処理を行い，貴
金属メッキを施す。その母型１に穴を堀る。その穴に宝
石３をはめ込んだ物質２を挿入し固定する。その母型１
を，もう一度，貴金属メッキを施すことによって，宝石
３がはめ込まれた貴金属製品を電鋳によって製造する。
Description
【発明の詳細な説明】 （イ） 産業上の利用分野 この発明は，宝飾品，美術品，工芸品などの装飾品を製
造する産業分野に関する。
造する産業分野に関する。
（ロ） 従来の技術 キャスト法やプレス法による貴金属製品への宝石はめ込
み製造法は存在しているが，電鋳によって宝石がはめ込
まれた貴金属製品などの実用化された製造法は，今まで
見あたらない。
み製造法は存在しているが，電鋳によって宝石がはめ込
まれた貴金属製品などの実用化された製造法は，今まで
見あたらない。
（ハ） 発明が解決しようとする問題点 ワックスなどの母型に穴を堀り，宝石をその穴にはめ込
む。そして，電導性を付与する処理を母型に施してか
ら，貴金属メッキを施す。つぎに，ワックスなどの母型
を薬品で溶かし貴金属製品のみを残す工程を行うと，宝
石は貴金属部分から脱落する。そのため，電鋳によって
宝石がはめ込まれた貴金属製品などを製作することがで
きない。
む。そして，電導性を付与する処理を母型に施してか
ら，貴金属メッキを施す。つぎに，ワックスなどの母型
を薬品で溶かし貴金属製品のみを残す工程を行うと，宝
石は貴金属部分から脱落する。そのため，電鋳によって
宝石がはめ込まれた貴金属製品などを製作することがで
きない。
（ニ） 問題点を解決するための手段 前記のような電鋳による製造法で貴金属製品などからの
宝石の脱落を防ぐため，第１図に示すごとく，ワック
ス，樹脂などの人工素材あるいは天然素材の母型１（以
下，母型１と称する。）に電導性を付与する。つぎに，
その母型１に貴金属メッキを施す。その母型１に穴を堀
り，あるいは開ける。その穴に宝石３をはめ込んだ金，
プラチナなどの物質２（以下，物質２と称する。）を挿
入する。母型１と宝石３をはめ込んだ物質２は接着剤４
によって固定し，外れないようにする。接着剤４がなく
ても固定される場合には，接着剤４は不要である。同じ
工程によって，複数個の宝石３をはめ込んだ金，プラチ
ナなどの物質２を，母型１の複数個の穴にはめ込むこと
によって，多彩なデザインにすることも含まれている。
さらに，デザインされた貴金属の板に，宝石３を１個あ
るいは複数個，彫留め，あるいは爪留めなどを施して，
母型１の穴に挿入して，前記の工程によって製作された
ものと同様のものを製作する方法もある。この作業工程
で作られるものは，金とプラチナというような二種類の
貴金属のコンビネーションデザインもでき，一層多様な
装飾品の製作が可能となる。つぎに，宝石３をはめ込ん
だ物質２付きの母型１に２回目の貴金属メッキを施す。
この２回にわたって貴金属メッキを施された母型１と電
導性物質５を薬品によって取り除く。このような工程に
よって，電鋳による宝石付きの貴金属製品などが製作さ
れる。
宝石の脱落を防ぐため，第１図に示すごとく，ワック
ス，樹脂などの人工素材あるいは天然素材の母型１（以
下，母型１と称する。）に電導性を付与する。つぎに，
その母型１に貴金属メッキを施す。その母型１に穴を堀
り，あるいは開ける。その穴に宝石３をはめ込んだ金，
プラチナなどの物質２（以下，物質２と称する。）を挿
入する。母型１と宝石３をはめ込んだ物質２は接着剤４
によって固定し，外れないようにする。接着剤４がなく
ても固定される場合には，接着剤４は不要である。同じ
工程によって，複数個の宝石３をはめ込んだ金，プラチ
ナなどの物質２を，母型１の複数個の穴にはめ込むこと
によって，多彩なデザインにすることも含まれている。
さらに，デザインされた貴金属の板に，宝石３を１個あ
るいは複数個，彫留め，あるいは爪留めなどを施して，
母型１の穴に挿入して，前記の工程によって製作された
ものと同様のものを製作する方法もある。この作業工程
で作られるものは，金とプラチナというような二種類の
貴金属のコンビネーションデザインもでき，一層多様な
装飾品の製作が可能となる。つぎに，宝石３をはめ込ん
だ物質２付きの母型１に２回目の貴金属メッキを施す。
この２回にわたって貴金属メッキを施された母型１と電
導性物質５を薬品によって取り除く。このような工程に
よって，電鋳による宝石付きの貴金属製品などが製作さ
れる。
（ホ） 実施例 第１図の電鋳による宝石付き貴金属製品などの製造法を
説明する。
説明する。
（１）母型１に電導性を付与する処理を施す。
（２）前記の処理を施された母型１に貴金属メッキを施
す。
す。
（３）貴金属メッキを施こされた母型１に穴を掘る。
（４）宝石３が固定されているツバ付きの物質２を，そ
の穴に挿入する。
の穴に挿入する。
（５）貴金属メッキを施こされた母型１に複数個の穴を
堀り，それらの穴に複数個の宝石３が固定されているツ
バ付きの物質２を挿入することも行った。また，デザイ
ンされた貴金属の板に宝石を１個あるいは複数個，彫留
めや，爪留めなどを施して，貴金属メッキを施こされた
母型１にはめ込むことも行った。
堀り，それらの穴に複数個の宝石３が固定されているツ
バ付きの物質２を挿入することも行った。また，デザイ
ンされた貴金属の板に宝石を１個あるいは複数個，彫留
めや，爪留めなどを施して，貴金属メッキを施こされた
母型１にはめ込むことも行った。
（６）前記の作業工程を行った母型１に２回目の貴金属
メッキを施すと物質２のツバによって，母型１からの宝
石３の脱落あるいは傾きを防ぐことができ，確実に宝石
がはめ込まれた電鋳製品を作ることができる。
メッキを施すと物質２のツバによって，母型１からの宝
石３の脱落あるいは傾きを防ぐことができ，確実に宝石
がはめ込まれた電鋳製品を作ることができる。
（７）その母型１および電導性物質５を薬品などを使っ
て，取り除く。
て，取り除く。
（８）その後は必要に応じて，研磨，金具付けなどを行
ない完成品にする。
ない完成品にする。
（ヘ）発明の効果 今まで，電鋳による宝石付きの貴金属製品などの製造法
は，実用化されていなかった。この製造法が開発された
ため，広範囲の新しいデザインの装飾品が可能となっ
た。また，付加価値の高い，芸術性，新規性のある多様
な装飾品が製作できるようになった。
は，実用化されていなかった。この製造法が開発された
ため，広範囲の新しいデザインの装飾品が可能となっ
た。また，付加価値の高い，芸術性，新規性のある多様
な装飾品が製作できるようになった。
第１図は，ツバ付きの物質２に固定されている宝石３が
母型１の穴にはめ込まれている装飾品製造工程途中の縦
断面図を示す。 １・・・母型 ２・・・物質 ３・・・宝石 ４・・・接着剤 ５・・・電導性物質 ６・・・貴金属 ７・・・物質２のツバの部分
母型１の穴にはめ込まれている装飾品製造工程途中の縦
断面図を示す。 １・・・母型 ２・・・物質 ３・・・宝石 ４・・・接着剤 ５・・・電導性物質 ６・・・貴金属 ７・・・物質２のツバの部分
Claims (1)
- 母型に電導性を付与する処理を行い，貴金属メッキを施
す。その母型に穴を堀り，あるいは開ける。その穴に宝
石をはめ込んだ金，プラチナなどの物質を挿入し固定す
る。その宝石がはめ込まれた母型を，もう一度，貴金属
メッキを施すことによって，宝石がはめ込まれた貴金属
製品などを製作することを特徴とする電鋳による装飾品
の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5037261A JPH06240487A (ja) | 1993-01-14 | 1993-01-14 | 電鋳による装飾品の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5037261A JPH06240487A (ja) | 1993-01-14 | 1993-01-14 | 電鋳による装飾品の製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06240487A true JPH06240487A (ja) | 1994-08-30 |
Family
ID=12492723
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5037261A Pending JPH06240487A (ja) | 1993-01-14 | 1993-01-14 | 電鋳による装飾品の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06240487A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP3479720A1 (fr) * | 2017-11-07 | 2019-05-08 | The Swatch Group Research and Development Ltd | Procede de sertissage d'une pierre |
-
1993
- 1993-01-14 JP JP5037261A patent/JPH06240487A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP3479720A1 (fr) * | 2017-11-07 | 2019-05-08 | The Swatch Group Research and Development Ltd | Procede de sertissage d'une pierre |
| JP2019084344A (ja) * | 2017-11-07 | 2019-06-06 | ザ・スウォッチ・グループ・リサーチ・アンド・ディベロップメント・リミテッド | 石をクリンプする方法 |
| US10743625B2 (en) | 2017-11-07 | 2020-08-18 | The Swatch Group Research And Development Ltd | Method for crimping a stone |
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