JPH0734279B2 - コントロール信号書込み回路 - Google Patents

コントロール信号書込み回路

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JPH0734279B2
JPH0734279B2 JP63205071A JP20507188A JPH0734279B2 JP H0734279 B2 JPH0734279 B2 JP H0734279B2 JP 63205071 A JP63205071 A JP 63205071A JP 20507188 A JP20507188 A JP 20507188A JP H0734279 B2 JPH0734279 B2 JP H0734279B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明はコントロール信号書込み回路、特に頭出し信
号の再書込みの改良に関する。
[従来の技術] 近年のビデオテープレコーダの普及は目覚ましいものが
あり、その機能は高度化多様化してきている。そして、
このような機能の1つとして頭出し機能がある。
この頭出し機能は、テープの録画を開始した位置等に何
等かの目印を付けておき、早送りまたは巻き戻し時にこ
れを検出してオートストップするものである。この頭出
し機能があれば、複数の番組を録画した時にその番組の
頭を早送りや巻き戻しで探すことができる。
なお、この頭出し機能にはVISS(VHS Index Search Sys
tem)とVASS(VHS Addres Search System)等の種類が
あり。前者は頭出しの位置が記録され、その位置で順番
にオートストップもので、後者は頭出しの位置が所定の
アドレスとして記録されており、そのアドレスの指定に
より、指定された頭出し位置でオートストップするもの
である。
ここで、この頭出し機能における頭出し信号の記録は、
一般的にはビデオテープのコントロールトラックに書込
まれているコントロール信号のデューティ比を変更する
ことによって行っている。すなわち、テープには、その
一側にコントロールトラックが設けられており、このコ
ントロールトラックにはビデオトラックに記憶されるビ
デオ信号等の同期をとるためのコントロール信号が記録
されている。そして、コントロール信号には一定のデュ
ーティ比のオンオフ信号が用いられているが、このコン
トロール信号はビデオトラック等の位置を特定すれば良
いので、そのデューティ比を変更しても問題はない。そ
こで、このコントロール信号のデューティ比を変更する
ことによって、頭出し信号を記録することが行われてい
る。
このように頭出し機能は録画開始場所の特定等ができて
便利であるが、この頭出しの目印を任意の位置に記録し
たり、変更できればさらに便利である。そこで、このよ
うな機能を有するものも普及し始めている。
このような頭出し信号の書込み、変更等を行うために
は、コントロール信号の再書込みを行わなければならな
いが、この場合ビデオ信号等の書換えは行わないのであ
るから、コントロール信号の同期に係る部分には影響が
ないような状態で、コントロール信号のデューティ比の
変更を行わなければならない。従って、コントロール信
号の1つについて、デューティ比に係る部分についての
み書換えを行う必要がある。
ここで、通常の録画時のコントロールトラック信号の書
込み読出しはコントロールコイルによって行っている。
そして、書込みは電流方向の切換えによるDC記録によっ
て行う。従って、コントロール信号の書込み時には、所
定の時間毎に電流方向の切換えが行われ、コントロール
トラックにおける磁性体の磁化の方向が所定の間隔で反
転されることになる。
次に、このようなコントロール信号の書換えについて第
3図に基づいて説明する。
第3図(A)に示すように通常の状態では、デューティ
比が60%程度のコントロール信号がコントロールトラッ
クに書込まれている。また、頭出しの場所では第3図
(B)に示すようにデューティ比27.5%程度のコントロ
ール信号が書込まれている。
そして、頭出し信号を消去する時は、第3図(C)に示
すような電流をコントロールコイルに流す。このような
電流を流すと、コントロールトラックに記録されている
頭出しを意味するコントロール信号を通常のデューティ
比60%程度の信号に書換えることができる。
一方、頭出し信号を再書込みする場合には、第3図
(D)に示すような電流をコントロールコイルに流す。
これによって通常のデューティ比60%程度のコントロー
ル信号をデューティ比27.5%程度の頭出し信号に書換え
ることができる。
このようにして、コントロール信号の立上がり部は何等
書換えることなく、立下がり部の位置の変更が行える。
[発明が解決しようとする課題] コントロール信号の再書込みは上述のようにして行われ
る訳であるが、この再書込みはすでに書込まれている信
号の一部を書換えることによって行われる。このため、
すでに書込まれているコントロール信号と再書込みされ
た信号とでは、テープ上における磁化の程度に差が出る
場合がある。特に、他のビデオテープレコーダによって
書込まれたコントロール信号の上に再書込みした場合に
は、磁化の程度や磁化の位置に微妙な差が出ることは避
けられない。そこで、再書込みの開始時及び終了時にお
けるコントロール信号に段差を生じる。すなわち、コン
トロールトラックの再書込み開始、終了の場所におい
て、もともと書込まれていた信号と再書込みされた信号
が接続されるが、ここで磁化の大きさに不連続な点が生
じるのである。このため、再生時においてコントロール
コイルでコントロール信号読出した場合に、この書換え
開始点、終了点をコントロール信号の立上がりを立下が
りと誤認識し、同期がとれなくなる等の問題が発生する
おそれがあった。
ところで、このような問題点を解消するためには、再書
込みの開始時、終了時においてコントロールコイルに流
れる電流を徐々に増加または減少させることが考えられ
る。このようにすれば、再生時におけるコントロールコ
イルによる読出し信号における電流変化は抑制され、再
生時におけるコントロール信号の誤認のおそれは大幅に
減少する。
そして、このような電流変化を徐々に行うためには、通
常コントロールコイルに至る回路にコンデンサを接続
し、立上がり、立下がりを鈍らせることが考えられる。
しかし、このためには立上がり時、立下がり時のコンデ
ンサを2つ必要とし、コントロール信号の書込み読取り
回路の集積化等の障害となるという問題点があった。
この発明は、上述のような問題点を解決することを課題
としてなされたものであって、その目的は1つのコンデ
ンサを用い、再書込みの際のコントロールコイルへの電
流を徐々に増加、減少できるコントロール信号書込み回
路を提供することにある。
[課題を解決するための手段] ビデオテープのコントロールトラックに記憶されている
コントロール信号のデューティ比を書換え、頭出し信号
の再書込みを行い得るビデオテープレコーダのコントロ
ール信号書込み回路において、ビデオテープのコントロ
ールトラックにおけるコントロール信号の書込み読取り
を行うコントロールコイルと、第1および第2の電流経
路を介しコントロールコイルに電流を供給するととも
に、その電流の方向を切換え、コントロールトラックに
コントロール信号の書込み制御を行うコントロールドラ
イバと、コントロールドライバとコントロールコイルを
結ぶ第1の経路に一端が接続され再書込み開始時にオン
される充電スイッチと、コントロールドライバとコント
ロールコイルを結ぶ第2の経路に一端が接続され再書込
み終了時にオンされる放電スイッチと、一端が充電スイ
ッチおよび放電スイッチの両方の他端に接続され、コン
トロールコイルにおける再書込み電流の立上がり時に充
電スイッチを介し充電され、再書込み電流の立下がり時
に放電スイッチを介し放電するコンデンサと、を有し、
コントロールコイルの再書込み電流の立上がり時および
立下がり時における電流変化を鈍らせることを特徴とす
る。
[作用] この発明に係るコントロール信号書込み回路は、上述の
ような構成を有し、次のように動作する。
すなわち、コントロール信号の再書込みを行う場合に
は、コントロールドライバによって所定の電流をコント
ロールコイルに供給する。
ここで、再書込み電流の立上がり時は充電スイッチがオ
ンされているので、この充電スイッチを介しコンデンサ
に充電することにより書込み電流の立上がりを鈍らせら
ることができる。一方、再書込み電流の立下がり時は放
電スイッチがオンされているので、この放電スイッチを
介しコンデンサが放電することにより、再書込み電流の
立下がりが鈍らせることができる。
これによって、再書込みされたコントロール信号を読取
る場合における再書込み開始時及び終了時のノイズを大
幅に減少することができる。
[実施例] 次に、この発明の一実施例に係るコントロール信号書込
み回路について図面に基づいて説明する。
第1図は、実施例の構成を示す回路図である。
コントロールコイル10は、ビデオテープ(図示せず)の
ローディング状態において該ビデオテープのコントロー
ルトラックに対峙する位置に配置されている。そして、
このコントロールコイル10に電流を流すことによりコン
トロールトラックにコントロール信号を書込むことがで
きる。なお、再生時にはこのコントロールコイル10によ
ってコントロール信号の読取りを行う。
また、コントロールコイル10への書込み電流の制御は、
コントロールドライバ12によって行う。すなわち、この
コントロールドライバ12にはゲート信号G及び書込み信
号Rが供給されており、コントロールドライバ12はこの
ゲート信号Gがオンの時に書込み信号Rに応じた電流を
コントロールコイル10に供給する。図において、コント
ロールドライバ12の上方の出力端12aはREC(+)端を介
しコントロールコイル10の一端T1に接続され、下方の出
力端12bはREC(−)端を介しコントロールコイル10の他
端T2に接続されている。そして、コントロールドライバ
12は書込み信号の高レベル、低レベルに応じて出力端12
a,12bにおける直流電流の方向を反転する。
従って、コントロールコイル10には、書込み信号Rの高
レベル、低レベルに応じて、図における上方から下方
(T1→T2)に向けての電流、下方から上方(T2→T1)に
流れる電流が流れる。これによって、このコントロール
コイル12に対峙するビデオテープのコントロールトラッ
クには順次磁化の方向が反転されたコントロール信号が
記憶される。
また、コントロールドライバ12の上方の出力端12aとRCE
(+)端子とを結ぶ経路にはスイッチSW1が接続され、
コントロールドライバ12の下方出力端12bとRCE(+)端
子とを結ぶ経路にはスイッチSW2が接続されている。そ
して、これらスイッチSW1、SW2の他端は、台形波端子WT
を介しコンデンサC1に接続されている。
なお、コントロールコイル10の両端にそれぞれ接続され
ている出力線L1、L2は再生時のコントロールコイル12の
読取り信号を出力するたあめのものであり、スイッチSW
3,SW4を介し、再生回路20に接続されている。
次に、このようなコントロール信号書込み回路におい
て、コントロール信号を再書込みする場合について、第
2図に基づいて説明する。
第2図(A)には現在コントロールトラックに書込まれ
ているコントロール信号の状態が示されている。矩形波
の立上がりの場所がビデオ信号等の同期をとるために必
要なものである。そして、立下がりの場所によって、コ
ントロール信号のデューティ比が分り、頭出し信号かど
うかの認識が行われる。この例では、1、4番目のコン
トロール信号は通常の信号であり、2、3、5番目のコ
ントロール信号が頭出し信号である。なお、図において
は説明のために頭出し信号と通常の信号を数個ずつ示し
たが、通常は頭出し信号を数10個連続して形成して、1
つの頭出しを表す。
第2図(B)に示したのは、第2図(A)の信号をコン
トロールコイル10によってそのまま読み出した場合に再
生回路20によって認識される信号である。このようにコ
ントロール信号の立上がり時立下がり時が認識される。
第2図(C)に示したのは頭出し信号の再書込み時の書
込み信号Rである。この書込み信号Rによってコントロ
ールドライバ12は、書換え後にこの書込み信号Rに対応
したコントロール信号をコントロールトラックに書込
む。従って、この書込み信号Rは書換え後のコントロー
ル信号に対応している。
第2図(D)は再生回路20への再生信号の入力のオンオ
フを制御するための信号であり、この信号がオンの時に
コントロールコイル10は読取りコイルとして動作し、第
2図(E)に示すような同期信号を再生回路20に得る。
コントロール信号の立上がりを検知すれば良いので、こ
の例では、1周期に対する−10%から10%の間オンする
ようになっている。
次に、第2図(F)は、コントロールドライバ12の動作
を制御するゲート信号Gを示しており、第2図(E)に
示した立上がり時から所定の時間経過後から一定時間オ
ンされる。このゲート信号Gがオン時はコントロールコ
イル10は書込みモードであり、第2図(D)の再生オン
の信号がオンの時と重ならないように設定されている。
また、このゲート信号Gがオンとなる時点は、頭出しを
意味するコントロール信号の立下りより前である必要が
あり、ゲート信号Gがオフとなる時点は通常のコントロ
ール信号が立下がる時点より後である必要がある。これ
によって、もともと記憶されているコントロール信号が
いずれの信号であってもこれを再書込みの信号に書換え
ることができる。この例では、コントロール信号の立上
がり時を基準として1周期の15%から85%の間ゲート信
号Gがオンするようになっている。
そして、ゲート信号Gがオンされ、この時の書込み信号
Rが高レベルとなっていれば、コントロールコイル10に
順方向(T1→T2)の電流が流れ始める。ところが、第2
図(G)に示すようにこの電流ゲート信号Gがオンとな
るのと同時に充電スイッチSW1がオンされる。このた
め、REC(+)端子側の回路は、コンデンサC1に接続さ
れることになる。従って、このコンデンサC1の充電のた
めにゲート信号Gオン時におけるREC(+)端子におけ
る電圧変化は第2図(H)のように鈍らせられ、徐々に
上昇することになる。
そして、書込み信号Rが低レベルになった時には、コン
トロールドライバ12はその出力端における電流供給を逆
転する。このためコントロールコイル10における電流の
方向は逆転される。
ここで、この実施例においては、第2図(G)、(I)
に示すように、この電流供給方向の逆転と同時に充電ス
イッチSW1をオフし、放電スイッチSW2をオンする。従っ
て、コンデンサC1は電流の逆転と同時に接続される場所
がREC(+)端からREC(−)に変更される。従って、こ
のコンデンサC1は同電位の場所に接続されることにな
り、その充電状態が維持される。
この状態で、コントロールコイル10によってコントロー
ル信号の低レベル状態に対応した信号を書込む訳である
が、この書込みは、もともと書込まれているコントロー
ル信号の次の立ち上がり時までに終了していなければな
らない。そして、この発明においては、第2図(J)に
示すように再書込み終了信号EDによってこのT1からT2
向けてコントロールコイル10を流れる電流を停止する。
この再書込み終了信号EDは、コントロールドライバ12に
に供給され、これによってコントロールドライバが電流
供給の停止をする。
そして、第2図(I)、(J)に示すように、この再書
込み終了信号EDが立下がった時、放電スイッチSW2はま
だオン状態にある。従って、第2図(K)に示すように
REC(−)端子における電位はコンデンサC1からの放電
電流を受け徐々に下降する。
再書込み終了信号EDはもともと書き込まれているコント
ロール信号がデューティ比が60%の通常の信号でもこれ
を書換えられるように、コントロール信号の立上がりか
ら70%の時点でオフするように設定されている。
また、スイッチSW2はコンデンサC1による放電が終わっ
た時点で、かつ再生モードに入るまでにオフする必要が
あり、この例では85%の時点でオフするようになってい
る。
なお、このような動作における台形波端子WTにおける電
圧変化は、第2図(L)のようになる。
以上のように、この実施例の回路によれば、再書込みの
際のコントロールコイル10に流れる電流の立上がり、立
下りを徐々に行うことができる。従って、もともと書か
れているコントロール信号と再書込みされた信号に若干
の磁化の相違があってもその変化が徐々に行なわれるた
め、再生信号中に大きなピークは生じない。このため、
再書込みされたコントロール信号におけるノイズを大幅
に減少できる。そして、このような動作を1つのコンデ
ンサの充電、放電を利用して行うことができる。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明に係るコトロール信号書
込み回路によれば、コントロール信号のみを再書込みし
た時に、その書込み電流の立上がり、立下りを鈍らせる
ことができ、電流の変化を徐々に行うことができる。こ
のため、コントロール信号におけるノイズ発生を防止で
きる。さらに、この再書込み電流の変化を鈍らせるため
のコンデンサは1つで良いため、回路が大幅に簡単にな
り、集積化しやすいという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例に係るコントロール信号書
込み回路の構成を示す回路図、 第2図は同実施例におけるタイミングチャート図、 第3図は従来のコントロール信号等の説明図である。 10……コントロールコイル 12……コントロールドライバ SW1……充電スイッチ SW2……放電スイッチ C1……コンデンサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ビデオテープのコントロールトラックに記
    憶されているコントロール信号のデューティ比を書換
    え、頭出し信号の再書込みを行い得るビデオテープレコ
    ーダのコントロール信号書込み回路において、 ビデオテープのコントロールトラックにおけるコントロ
    ール信号の書込み読取りを行うコントロールコイルと、 第1および第2の電流経路を介しコントロールコイルに
    電流を供給するとともに、その電流の方向を切換え、コ
    ントロールトラックにコントロール信号の書込み制御を
    行うコントロールドライバと、 コントロールドライバとコントロールコイルを結ぶ第1
    の経路に一端が接続され再書込み開始時にオンされる充
    電スイッチと、 コントロールドライバとコントロールコイルを結ぶ第2
    の経路に一端が接続され再書込み終了時にオンされる充
    電スイッチと、 一端が充電スイッチおよび放電スイッチの両方の他端に
    接続され、コントロールコイルにおける再書込み電流の
    立上がり時に充電スイッチを介し充電され、再書込み電
    流の立下がり時に放電スイッチを介し放電するコンデン
    サと、 を有し、 コントロールコイルの再書込み電流の立上がり時および
    立下がり時における電流変化を鈍らせることを特徴とす
    るコントロール信号書込み回路。
JP63205071A 1988-08-17 1988-08-17 コントロール信号書込み回路 Expired - Fee Related JPH0734279B2 (ja)

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