JPH073415U - 飲食店自動化装置 - Google Patents

飲食店自動化装置

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JPH073415U
JPH073415U JP4028693U JP4028693U JPH073415U JP H073415 U JPH073415 U JP H073415U JP 4028693 U JP4028693 U JP 4028693U JP 4028693 U JP4028693 U JP 4028693U JP H073415 U JPH073415 U JP H073415U
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Japan
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conveyor
food
room
serving
cooking
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元章 鹿野
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株式会社万世
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Abstract

(57)【要約】 【目的】運搬作業の省力化、迅速化、安全化、正確化お
よび接客作業の効率化を図って人件費の節減に役立たせ
るとともに、衛生的な食器搬送を行うことができる飲食
店自動化装置を提供する。 【構成】調理室と客室の集配膳通路間に設置された配膳
コンベアーと、食器洗浄室と客室の集配膳通路間に設置
された下膳コンベアーと、該下膳コンベアー側に移動自
在な天板を有する飲食テーブルとからなること、および
この構成における客室の飲食テーブルに代えて、配膳コ
ンベアーに連接された飲食カウンターテーブルが設置さ
れたこと、ならびに配・下膳コンベアー中、少なくとも
客室の一方のコンベアーが、開閉自在なスライドパーテ
ィション等により掩蔽された構成からなる飲食店自動化
装置。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は食堂(以下各種給食施設等を含む)において、自動注文装置、自動配 膳・下膳装置等を備えた飲食店自動化装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の一般的食堂においては、接客担当の従業員が客席に着席した顧客から料 理の注文を受け、これを調理室に音声または通信手段により通知して手書き、又 は自動的に伝票を作成し、顧客にお茶または冷水等を給湯・給水装置から運んで 配る。調理室からの調理済の連絡を音声または電光表示盤等で受けたら、接客従 業員は調理室から伝票と共に料理を客席に配膳する。顧客の飲食後は該客席から 空食器等を食器洗浄室へ下膳し、テーブルを清拭する。会計窓口では会計担当の 従業員又は接客を兼ねた従業員が伝票に基づいて代金の収受を行なうのを通例と している。そして、これら接客担当の従業員の料理受注や調理室への連絡、配膳 、下膳、飲料水配り、テーブルの清拭、代金の収受等は、顧客用通路を兼用して 通行すると共に、配膳、下膳、飲料水配り等に際しては、主に手持ち盆または手 押し車で行われている(以下前者という)。
【0003】 また、一部には同一平面上を回動するエンドレスチェーンコンベアーの回りに カウンター式の客席を配設し、客席ごとに自動給湯装置が設置され、前記ベルト コンベアー上に所定の料理を盛りつけた皿を順次載せ、顧客にその所定の料理中 から所望の料理を取らせて飲食させ、顧客の飲食後は食器等を接客担当の従業員 が下膳すると同時に皿の数と種別によって代金を会計窓口に告げ、会計窓口で顧 客から料金を収受するセルフサービス形式のものもある(以下後者という)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の料理の運搬方法や接客方式では以下のような問題点があ った。 店舗計画上の問題点としては、前者では一卓の客席に対する従業員の接客頻度が 高いため、特に、一度に多人数の顧客に熱い料理を提供するような場合には、多 数の食器を一時に早く運搬する必要があることと、一時に大量に調理した場合、 調理量が配膳の運搬能力に制約され、調理室の作業能率を低下させることにもな る点からも、常に多くの従業員を待機させておく必要があり、人件費の高騰を招 く。 前者および後者いずれも作業用通路又は客用通路との兼用通路は油脂やごみ等に より汚れやすいため、その清掃費用が多大となる。
【0005】 配膳・下膳上の問題点としては、前者では人力のみにより配膳・下膳をし、あ るいは一人で何個もの食器を運搬するために、従業員の手足の疲労が著しく、営 業中にたびたび休憩または交代させなければならず、従業員の実働時間が制約さ れるとともに、疲労を放置すると食器等の落下事故にもつながる危険性がある。 一卓の料理の完成には時間がかかるため、配膳担当の従業員は調理完了までの間 調理室で待たされることになり、労働時間のロスが大きい。 同じ盆またはワゴンで調理済料理と使用済み食器等の運搬を兼用するため、顧客 に対し不衛生感を与える場合がある。 客用通路と従業員の配・下膳通路が共通の場合、顧客との接触事故が起きやすく 、食器、鍋等の滑落で顧客の衣服を汚損し、特に前者の場合は、熱い料理の運搬 に際して顧客に火傷をさせる惧れがつきまとって危険である。 注文上の問題点としては、前者では顧客から受けた注文を音声により調理場へ伝 え、どの席の顧客が何の料理を注文したかを接客従業員が記憶に頼る場合は、聞 き間違いや記憶違い等が起きやすく、従業員が守備できる範囲が限定されると共 に、顧客への処理順を誤りやすいため、苦情につながる場合が多い。 後者では料理の数が限定されるばかりでなく、顧客が選択しなかった料理は常時 コンベアーに載せられたまま回動することとなって非衛生的であるとともに、顧 客が希望する料理を供給できない場合もある。
【0006】
【課題を解決するための手段】 本考案は上記問題点を可及的に解決し、運搬作業の省力化、迅速化、安全化、 正確化および接客作業の効率化を図って人件費の節減に役立たせるとともに、衛 生的な食器搬送を行うことができる飲食店自動化装置を提供することを目的とし ている。 この目的を達成するために、本考案に係る飲食店自動化装置においては、調理室 と客室の配・下膳通路間に設置された配膳コンベアーと、食器洗浄室と客室の配 ・下膳通路間に設置された下膳コンベアーと、該下膳コンベアー側に移動自在な 飲食テーブルとからなることを第1の特徴とし、この構成における客室の飲食テ ーブルに代えて、配膳コンベアーに連接された飲食カウンターテーブルが設置さ れたことを第2の特徴とし、これらのテーブルに自動注文装置が設置されたこと を第3の特徴とし、配・下膳コンベアー中、少なくとも客室の一方のコンベアー が、開閉自在なスライドパーティション等により掩蔽されたことを第4の特徴と している。
【0007】 上記構成において、飲食テーブルが、下膳コンベアーと等しい高さの天板を有 し、この天板が下膳コンベアー側に移動自在となるように構成するとよい。また 、自動注文装置は、調理室の表示盤等に料理の品名と客席番号を表示させる食券 自動読取機とするか、あるいは自動注文装置を、金銭自動支払機と、調理室の表 示盤等に料理の品名と客席番号を表示させる端末機とするとよい。さらに、配膳 コンベアーが、調理室に設置された客席番号スイッチを押すことにより始動し、 所定客席位置に達すると停止するスイッチ装置に接続すると好都合である。
【0008】
【作用】
顧客が自動注文装置で料理を注文すると、調理室内の表示盤に料理の品名と客 席番号が表示される。調理人は表示された料理に基づいて料理を調理する。調理 ができ上がると、調理室内の表示板に表示されている客席に応じた所定の配膳コ ンベアー上に、トレーに載せられた調理済の料理等を置くとともに、客席番号ス イッチを兼ねた調理完了スイッチを押す。すると該トレーは配膳コンベアーによ り客室の配・下膳通路の所定客席位置まで搬送されて停止する。所定位置まで搬 送されたトレーと料理等は、飲食テーブルの場合は接客担当の従業員が料理等を 配膳コンベアーから下ろし、注文客に配膳するが、飲食カウンターテーブルの場 合は注文客自身がスライドパーティションを開けてトレーと共に料理を配膳コン ベアーから取出し、スライドパーティションを閉める。注文客の飲食後の食器等 の下膳に際しては、飲食テーブルの場合は従業員が飲食テーブルの天板を下膳コ ンベアー側にスライドさせ、トレーに飲食テーブル上の食器等を載せ、スライド パーティションを開けてトレーと共に下膳コンベアー上に載置し、スライドパー ティションを閉めるが飲食カウンターテーブルの場合は顧客自身がトレーに食器 を入れ、下膳コンベアー上に載置する。下膳コンベアー上に載置されたトレーと 使用済の食器等は、下膳コンベアーにより客室から食器洗浄室へと搬送される。 この間接客従業員は飲食テーブルの天板上を清拭し、該天板を元位置へスライド させ、あるいは飲食カウンターテーブルを清拭した後、次の顧客を案内する。食 器洗浄室へ搬送された使用済み食器等は、食器等洗浄担当の従業員が洗浄し、次 回の使用に備える。
【0009】
【実施例】
以下、添付図面を参照して本考案に係る飲食店自動化装置の実施例を説明する 。 実施例1. 図1は本考案に係る飲食店自動化装置をレストランに応用した場合の説明図であ り、図2は要部の機構説明図、図3は電光表示盤の部分説明図である。図におい てAは調理室、Bは客室で、調理室Aには厨房器具1,2が設置され、客室Bに は多数の客席3が配設されている。調理室Aと客室Bとは隔壁4により区切られ ており、客室B内には、隔壁4に対して直角方向(以下縦方向)に複数列の客席 3がそれぞれの列において複数席が相互に背向して配設されるとともに、これら の客席3の末端席と通路5を挟んでこれらの客席3の配列方向と直角方向(以下 横方向)に、多数の上記同様の客席3が相互に背向して配設されている。客席3 は中央に飲食テーブル3aを挟んで1対の座席3b,3bが対向して配設されて いる。
【0010】 縦方向に配設された客席3の列の間は顧客用通路6と配・下膳通路7が交互に 設けられており、配・下膳通路7には隔壁4を貫通して客室Bと調理室Aに亘っ て、上方に配膳コンベアー8が、下方に下膳コンベアー9が、コンベアー支持体 11,12と支柱10により設置されている。客室B内の上下のコンベアー支持 体11,12間の両外側には、コンベアー8,9の移動方向に開閉自在な半透明 板又は不透明板からなるスライドパーティション13,14が嵌め込まれ、下膳 コンベアー9の上面が外部から明瞭には見えないようになっている。
【0011】 調理室A内での配膳コンベアー8は、図示されているように、縦方向に3機設 置されている場合、中央部分の配膳コンベアー8は少しばかり高い位置に設置さ れ、左右の配膳コンベアー8,8は中央部分の配膳コンベアー8の下面より、ト レーに載せられた調理済料理Cの搬送に支障のない下方の低い位置に設置される とともに、左右の両配膳コンベアー8,8にはそれぞれ両配膳コンベアー8,8 間の長さに亘って横行コンベアー8a,8aが一連に連設され,両配膳コンベア ー8,8間におけるいずこの場所においても、左右両配膳コンベアー8,8に調 理済料理等Cが供給できるようにしている。
【0012】 下膳コンベアー9は、客室Bから調理室Aまですべて配膳コンベアー8の下側 で同じ高さの位置に設けられており、調理室A内に設置された集膳コンベアー1 5に使用済の食器等Dが集膳されるように公知の手段で連設されるとともに、集 膳コンベアー15は図示されていない食器洗浄室へ連なっている。客席3の飲食 テーブル3aは、図2に示されているように、その天板3cが下膳コンベアー9 のコンベアー支持体12と同じ高さになっており、飲食テーブル3aのテーブル 脚3dにコンベアー支持体12側へ移動自在に設けられた天板ガイドレール3e に、車輪3fにより移動自在に取りつけられている。図中、16は飲食テーブル 3aの天板3c下面に設けられた天板固定用ストッパーを兼ねた操作ハンドル、 17は配・下膳通路7の末端部分に設置された自動給水器、18はトレー、19 は接客従業員が直接調理室A内の集膳コンベアー15上に使用済食器等Dを載置 するために設けられた予備の下膳挿入窓、20は調理室A内に設置された電光表 示盤で、客席番号20a、注文品名20b、数量20c等が表示されるようにな っており、各客席番号欄の前には調理完了スイッチ21が設けられている。
【0013】 ここで、電光表示盤20としては、注文順に上から点灯し、調理完了スイッチ 21を押すと順次下位のものが上位に移動表示される公知のものが用いられ、配 膳コンベアー8としては、調理室A内の配膳コンベアー8又は横行コンベアー8 aに調理済料理等Cを載せ、電光表示盤20に設けられている調理完了スイッチ 21・・・のいずれかを押すと始動し、該調理等Cが指定客席番号の位置まで搬 送されると停止するものが用いられ、下膳コンベアー9および集膳コンベアー1 5としては常時緩やかに移動しているものが用いられている。
【0014】 なお、下膳コンベアー9および集膳コンベアー15としては、コンベアー上に 使用済食器等を載せるとその重量でスイッチがONとなり、コンベアー上からこ れらを取り除くとスイッチがOFFとなる公知の押圧スイッチにより始動、停止 するコンベアーを用いることも自由である。
【0015】 このように配置された実施例の配・下膳装置の使用に際しては、接客従業員が 着席した顧客から料理等の注文を受け、携帯用入力機等の公知の通信手段で調理 室内に設置された表示盤20に注文内容および客席番号等を表示させると同時に 、これらが記入された伝票(図示せず)が自動発行される。調理担当従業員はそ の注文内容に応じた料理を調理し、これを皿等に盛りつけ、注文伝票と共にトレ ー18に載せて客席番号に応じた横行コンベアー8a又は配膳コンベアー8に載 置するとともに、配膳されるべき客席番号の調理完了スイッチ21を押す。この 押釦操作により、これらのコンベアー8,8aに載せられた調理済料理等Cは、 配膳コンベアー8により注文客の客席3近くまで搬送されて停止する。所定位置 まで搬送された調理済料理等Cは、接客従業員によりトレーに料理が載せられた 状態で客席3へ運ばれる。飲食が終り、顧客が離席したら、接客従業員は操作に ハンドル16を操作して飲食テーブル3aとその天板3cとの固定を解除し、天 板3cを下膳コンベアー9の支持体12に接するまで移動させた後、スライドパ ーティション13又は14を開き、使用済食器等Dを下膳コンベアー9上に載せ 、スライドパーティション13又は14を閉める。そしてこの天板3cが引き出 された状態で接客従業員は天板3c上を清拭した後、天板3cを元位置まで移動 させ、操作ハンドル16を操作して飲食テーブル3aに天板3cを固定する。一 方、下膳コンベアー9上に載せられた使用済食器等Dは、下膳コンベアー9によ り客室Bから調理室Aを通り、集膳コンベアー15により、図示されていない食 器洗浄室へと運ばれ、食器洗浄室では食器洗浄係の従業員により集膳された使用 済食器等Dが集膳コンベアー15から下され、洗浄されて次回の使用に備えられ る。顧客は飲食後は注文伝票を会計窓口に出し、代金を支払う。
【0016】 なお、本実施例では上記のように構成され、使用されるものが示されているが 、調理室Aと客室Bと食器洗浄室は隔壁4等で仕切られたものに限らず、ワンフ ロア形式のものでも良いし、客室Bにおける配・下膳通路7は、顧客用通路とし て兼用するようにしても良い。また、客室B内の客席3の配置構成や配膳コンベ アー8および下膳コンベアー9の配置構成等は、食堂の広さや形状、又は客室B と調理室Aと食器洗浄室等の配置関係、その他の条件により種々の構成を採るこ とができるとともに、配膳コンベアー8と下膳コンベアー9を上下に配設した場 合には、これらの下側の空間に、箸、ナイフ、フォーク、ナプキン、ストロー、 グラス、茶碗、灰皿等を収納する引出し又は棚を設置することも自由である。 さらに、各コンベアーの始動・停止条件、調理済料理の所定場所への到達サイン 、会計伝票の発行方式、および会計処理方式等は、適宜公知の手段により定める ことができることも当然である。
【0017】 実施例2. この実施例は、上記実施例1.と同様の構成からなるものが使用されるが、実施 例1.では料理等の注文は接客担当の従業員に口頭で伝える方式のものであるの に対し、本実施例では顧客自身が食券を購入し、これを客席に設けられている食 券自動読取機に挿入して、客席番号および料理等の注文内容を調理室Aへ伝達す る自動注文装置を使用した方式である点においてのみ相違する。したがってこの 相違点のみについて説明する。
【0018】 図4は食券発売機22の表面パネル部分の説明図で、左側には料理の種類とそ の金額の表示部(以下料理表示部)23および飲物の種類とその金額の表示部( 以下飲物表示部)24が形成されており、中央部分には料理選択釦25と数量選 択釦26が設けられ、右上側には選択釦25,26で選択された料理あるいは飲 物等の種類と数量とが表示される品名ディスプレイ27が設けられている。品名 ディスプレイ27の下側には選択された料理等の合計金額が表示される合計金額 ディスプレイ28と投入された金額が表示される投入金額ディスプレイ36が設 けられ、その下側には確認釦29と取消釦30が設けられるとともに、さらにそ の下側には紙幣挿入口31と硬貨投入口32、および金銭の返却・つり銭口33 と食券発券口34が設けられている。 飲食テーブル3aのテーブル脚3dには、食券に記録された料理等の内容を読取 り、これを客席番号と共に調理室A内の電光表示盤20に表示させるための食券 自動読取機35が取付けられている。
【0019】 したがって、このように構成された自動注文装置を利用して料理等の注文をす るには、顧客はまず食券発売機22の料理表示部23と飲食物表示部24から所 望の料理等を選び、その料理等の符号に対応する料理選択釦25又は飲食物選択 釦26を押すと、選択された料理等が品名ディスプレイ27に表示されると同時 にその合計金額が金額ディスプレイ28に表示される。この合計金額又はそれ以 上の金額の紙幣又は硬貨を紙幣挿入口31又は硬貨投入口32に入れ、投入金額 ディスプレイ36で投入金額の確認をし、選択した料理等に間違いがないことを 確認して確認釦29を押すと、食券発売口34から食券が発売されると同時に品 名ディスプレイ27と合計金額ディスプレイ28、および投入金額ディスプレイ 36の表示が消え、つり銭がある場合は、返却・つり銭口33からつり銭が出る 。
【0020】 また、金銭の投入前又は投入後に食券の発券を取消したい場合、取消釦30を 押せば品名ディスプレイ27と合計金額ディスプレイ28又はこれに加えて投入 金額ディスプレイ36の表示は消え、金銭投入後であれば返却・つり銭口33か ら投入された金銭が返却される。このようにして購入した食券を着席した座席3 bの飲食テーブル3aに設けられている食券自動読取機35に入れると、客席番 号および注文料理等の情報は調理室A内の電光表示盤20に表示されるから、調 理担当従業員は該表示盤20に表示された料理等を調理し、以後は実施例1.と 同様に作業をすれば良い。
【0021】 実施例3. 図5は本考案に係る飲食店自動化装置を少品種中華そばのセルフサービス店に応 用した場合の説明図であり、図6は要部の機構説明図、図7は図6の一部正面図 、図8は電光表示盤の部分説明図である。図において前記実施例1.と同一符号 は同一構成よりなるものを示す。Aは調理室、Bは客室で、調理室Aには厨房器 具37,38が設置され、調理室Aと客室Bとは隔壁4により区切られるととも に、調理室Aから隔壁4を貫通して客室Bに亘り、上方に下膳コンベアー39が 、下方に配膳コンベアー40がそれぞれコンベアー支持体41,42と支柱43 により設けられたコンベアー装置が3対設置されている。客室B内の配膳コンベ アー40の支持体42の周囲には、それぞれカウンターテーブル44が連設され るとともに、上下のコンベアー支持体間の両外側には両コンベアー39,40の 移動方向に開閉自在な透明板からなるスライドパーティション13,14が嵌め 込まれ、両コンベアー39,40間でその上方に設けられた天板45には、照明 を兼ねた保温用ライト46が両コンベアー39,40の長手方向に適宜間隔を配 して吊設されている。
【0022】 調理室A内での配膳コンベアー40中、中央部分の配膳コンベアー40は少し ばかり高い位置に設置され、左右の配膳コンベアー40,41は中央部分の配膳 コンベアー40の下面より、トレー47に載せられた中華そばの丼48の搬送に 支障のない下方の低い位置に設置されるとともに、左右の両配膳コンベアー40 ,40にはそれぞれ両配膳コンベアー40,40間の長さに亘って横行コンベア ー40a,40aが一連に連設され、両配膳コンベアー40,40間におけるい ずこの場所においても左右両配膳コンベアー40,40にトレー47に載せられ た中華そばの丼48が供給できるようにしている。
【0023】 下膳コンベアー39は、客室Bから調理室Aまですべて配膳コンベアー40の 上側で同じ高さの位置に設けられており、調理室A内に設置された集膳コンベア ー15に使用済のトレー47および空の中華そばの丼48が集膳できるように公 知の手段で連設されるとともに、集膳コンベアー15は図示されていない食器洗 浄室へ連なっている。
【0024】 客室B内における下膳コンベアー39のコンベアー支持体41のカウンターテ ーブル44側には、1客席毎にレバー49aを押すとノズル49bから水が注が れ、レバー49aの押圧を解除すると注水が停止する公知の自動給水装置49と 、料理が到着すると点灯し、料理を取出すと消灯する料理到着ランプ50と、ラ ーメンの種類と金額が表示された料理注文釦51、紙幣挿入口52、硬貨投入口 53、返却・つり銭口54および取消釦55とからなる金銭自動支払機とがそれ ぞれ設置されている。
【0025】 調理室A内には、座席で金銭の収受が行われ、料理注文釦51が押されると、 その客席番号56とラーメンの種類57とが表示されるとともに、各客席番号欄 の前に調理完了スイッチ58が設けられた電光表示盤59が設置されている。図 中60はカウンターテーブル44の周囲に適宜間隔を配して設けられた椅子、6 1は上方のコンベアー支持体41の上面に置かれているコップである。 ここで、電光表示盤59としては、注文順に上から点灯し、調理完了スイッチ5 8を押すと順次下位のものが上位に移動表示されるものが用いられ、配膳コンベ アー40としては、調理室A内の配膳コンベアー40又は横行コンベアー40a に調理済料理を載せ、電光表示盤59に設けられている調理完了スイッチ58・ ・・のいずれかを押すと始動し、該料理が指定客席番号の位置まで搬送されると 停止するものが用いられ、下膳コンベアー39および集膳コンベアー15として は常時緩やかに移動しているものが用いられている。
【0026】 なお、下膳コンベアー39および集膳コンベアー15としては、コンベアー上 に使用済食器等を載せるとその重量でスイッチがONとなり、コンベアー上から これらを取り除くとスイッチがOFFとなる公知の押圧スイッチにより始動、停 止するコンベアーを用いることも自由である。
【0027】 このように配置された実施例におけるラーメンの注文、ラーメンの配膳、食器 の下膳はつぎのように行われる。
【0028】 客席に着席した顧客は、所望のラーメンの金額に応じた金銭を紙幣挿入口52 又は硬貨投入口53から入れ、所望ラーメンの料理注文釦51を押すと、調理室 A内の電光表示盤59に客席番号とラーメンの種類が表示されると同時に、つり 銭がある場合は返却・つり銭口54からつり銭が出る。金銭の挿入、投入後これ を取消したい場合は、取消釦55を押せば返却・つり銭口54から挿入、投入さ れた金銭が返却される。顧客は適時コップ61を取り、レバー49aを押してノ ズル49bから冷水を注ぎ、飲用に供する。調理室Aでは調理担当の従業員が電 光表示盤59に表示されたラーメンを注文順に、又は同種ラーメンをまとめて調 理する。調理後、これを丼48に盛りつけ、トレー47に載せて客席番号に応じ た横行コンベアー40a又は配膳コンベアー40に載置するとともに、配膳され るべき客席番号の調理完了スイッチ58を押す。この押釦操作により、これらの コンベアー40,40aは始動し、コンベアー40,40aに載せられたラーメ ンは、順次配膳コンベアー40により注文客の客席まで搬送される。注文客の客 席にラーメンが到達すると配膳コンベアー40は停止し、料理到着ランプ50が 点灯するので、注文した顧客はカウンターテーブル44の前のスライドパーティ ション13又は14を開いて注文したラーメンをトレー毎取り出し、スライドパ ーティションを閉めると料理到着ランプ50が消灯する。飲食後、顧客はトレー 47に載せた空の丼48を下膳コンベアー39上に載せる。下膳コンベアー39 上に載せられたトレー47と丼48は、下膳コンベアー39により、客室Bから 調理室Aを通り、集膳コンベアー15により、図示されていない食器洗浄室へ運 ばれ、食器洗浄室では食器洗浄係の従業員により集膳された使用済丼48等が集 膳コンベアー15から下され、洗浄されて次回の使用に備えられる。接客従業員 はカウンターテーブル44の清拭のみを行う。
【0029】
【考案の効果】
本考案に係る飲食店自動化装置によれば、つぎのような効果がある。 調理された料理等は、調理室の配膳コンベアーに載置するだけで客室の所定客席 近くまで搬送されるばかりでなく、使用済食器等も客席近くの下膳コンベアーに 載置するだけで食器洗滌室へ搬送されるので、接客従業員の集配膳に要する歩行 距離を可及的に減少させ、短時間に多数の配膳および下膳ができ、それだけ接客 従業員の数を削減できて人件費の節減に役立つ。各テーブルに自動注文装置が設 置されたものにおいては、注文内容や客席番号等が調理室内の表示盤に表示され るので、料理の内容や客席番号および注文順等を間違えることがなく、接客従業 員の守備範囲を拡大することができるとともに、自動注文装置が食器自動読取機 や金銭自動支払機と端末機からなるものにおいては、会計処理も接客従業員が立 会う必要なく、効率的である。料理等の客席への運搬距離を短縮できるので接客 従業員の疲労と料理の落下事故を著しく減少させることができるとともに、調理 室での待機時間も減少させることができるので労働時間のロスが少なく、作業能 率が向上する。作業用通路は設けても設けなくても良いし、作業用通路を設けた 場合でも配膳、下膳はコンベアーで行われるので、作業用通路が油脂やごみ等で 汚れる度合いが著しく少なく、それだけ清掃費用が削減できる。飲食テーブルの 天板が下膳コンベアー側に移動自在なものにおいては、テーブルの下膳作業と清 拭がテーブルの位置で行えるので、飲食テーブルのリセットを迅速に行うことが でき顧客の回転率を高められる。配膳コンベアーをスライドパーティション等で 掩蔽させたものにおいては、調理後客席に届けるまで可及的に冷却が防止できか つ衛生的な提供ができるとともに、下膳コンベアーをスライドパーティション等 で掩蔽させたものにおいては、汚れた下膳を顧客の目に直接触れさせないので下 膳に対する不潔感を払拭できる。
【0030】 顧客の入退席通路と料理等の配・下膳通路とを別通路とすれば、顧客と接客従 業員との接触による種々の事故も防止できて、安全性が確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る飲食店自動化装置の実施例をレス
トランに応用した場合の説明図である。
【図2】図1における要部の機構説明図である。
【図3】電光表示盤の部分説明図である。
【図4】食券発売機における表面パネル部分の説明図で
ある。
【図5】本考案に係る飲食店自動化装置の他の実施例と
して少品種中華そばのセルフサービス店に応用した場合
の説明図である。
【図6】図5における要部の機構説明図である。
【図7】図6の一部正面図である。
【図8】電光表示盤の部分説明図である。
【符号の説明】
A・・・・・・・調理室 B・・・・・・・客室 3・・・・・・・客席 3a・・・・・・飲食テーブル 3b・・・・・・座席 3c・・・・・・天板 7・・・・・・・配・下膳通路 8,40・・・・配膳コンベアー 9,39・・・・下膳コンベアー 13,14・・・スライドパーティション 20,59・・・電光表示盤 20a,56・・客席番号 20b・・・・・注文品名 20c・・・・・数量 21,58・・・調理完了スイッチ 22・・・・・・食券発売機 25・・・・・・料理選択釦 26・・・・・・数量選択釦 31,52・・・紙幣挿入口 32,53・・・硬貨投入口 34・・・・・・食券発券口 35・・・・・・食券自動読取機 44・・・・・・カウンターテーブル 51・・・・・・料理注文釦 57・・・・・・料理の表示

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】調理室と客室の配・下膳通路間に設置され
    た配膳コンベアーと、食器洗浄室と客室の配・下膳通路
    間に設置された下膳コンベアーと、該下膳コンベアー側
    に移動自在な客室の飲食テーブルとからなることを特徴
    とする飲食店自動化装置。
  2. 【請求項2】調理室と客室の配・下膳通路間に設置され
    た配膳コンベアーと、食器洗浄室と客室の配・下膳通路
    間に設置された下膳コンベアーと、客室の配膳コンベア
    ーに連接された飲食カウンターテーブルとからなること
    を特徴とする飲食店自動化装置。
  3. 【請求項3】それぞれのテーブルに自動注文装置が設置
    されたことを特徴とする請求項1および請求項2いずれ
    か記載の飲食店自動化装置。
  4. 【請求項4】配・下膳コンベアー中、少なくとも客室の
    一方のコンベアーが、開閉自在なスライドパーティショ
    ン等により掩蔽されたことを特徴とする請求項1および
    請求項2いずれか記載の飲食店自動化装置。
  5. 【請求項5】飲食テーブルが、下膳コンベアーと等しい
    高さの天板を有し、この天板が下膳コンベアー側に移動
    自在であることを特徴とする請求項1記載の飲食店自動
    化装置。
  6. 【請求項6】自動注文装置が、調理室の表示盤に注文内
    容と客席番号を表示させる食券自動読取機であることを
    特徴とする請求項3記載の飲食店自動化装置。
  7. 【請求項7】自動注文装置が、金銭自動支払機と、調理
    室の表示盤に注文内容と客席番号を表示させる端末機と
    からなることを特徴とする請求項3記載の飲食店自動化
    装置。
  8. 【請求項8】配膳コンベアーが、調理室に設置されてい
    る客席番号スイッチを兼ねた調理完了スイッチを押すこ
    とにより始動し、所定客席位置に達すると停止するスイ
    ッチ装置に接続されたことを特徴とする請求項1および
    請求項2いずれか記載の飲食店自動化装置。
JP4028693U 1993-06-29 1993-06-29 飲食店自動化装置 Pending JPH073415U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001087113A (ja) * 1999-09-22 2001-04-03 Se:Kk ダブルコンベアレーンの回転式飲食物提供装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01170418A (ja) * 1987-12-25 1989-07-05 Hitachi Kiden Kogyo Ltd 食堂の自動配膳システム

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