JPH073392U - 頭部連動傾倒座椅子 - Google Patents
頭部連動傾倒座椅子Info
- Publication number
- JPH073392U JPH073392U JP3412793U JP3412793U JPH073392U JP H073392 U JPH073392 U JP H073392U JP 3412793 U JP3412793 U JP 3412793U JP 3412793 U JP3412793 U JP 3412793U JP H073392 U JPH073392 U JP H073392U
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- seat
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- Pending
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- Chairs Characterized By Structure (AREA)
- Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 座部枠と背部枠と頭部枠とを有する座椅子の
背部角度を段階的に可変設定する事で、これに連動して
頭部枠の傾倒角度を段階的に自動設定できるようにする
頭部連動傾倒座椅子を提供可能とする。 【構成】 コ字状形成された座部枠の一方開口側両側に
各々ラチェットを介して棒状の背部部材を各々連結し、
各背部部材に連動機構を介してコ字状形成された頭部枠
の開口側両側を連結して成る骨枠に、弾性材を適宜に張
設すると共に該弾性材外部全域に外生地を被覆せしめ、
座部枠に対する背部部材の傾倒により頭部枠が連動傾倒
するよう構成した事を特徴とする。
背部角度を段階的に可変設定する事で、これに連動して
頭部枠の傾倒角度を段階的に自動設定できるようにする
頭部連動傾倒座椅子を提供可能とする。 【構成】 コ字状形成された座部枠の一方開口側両側に
各々ラチェットを介して棒状の背部部材を各々連結し、
各背部部材に連動機構を介してコ字状形成された頭部枠
の開口側両側を連結して成る骨枠に、弾性材を適宜に張
設すると共に該弾性材外部全域に外生地を被覆せしめ、
座部枠に対する背部部材の傾倒により頭部枠が連動傾倒
するよう構成した事を特徴とする。
Description
【0001】
本考案は、座椅子に係り、詳しくは、座部枠と背部枠と頭部枠とからなり、背 部枠の傾倒角度を段階的に設定し得る座椅子において、背部枠の傾倒に連動して 頭部枠の傾倒角度を段階的に自動設定できるようにした頭部連動傾倒座椅子に関 するものである。
【0002】
座椅子は、一般に室内で使用され、座部上部に座布団を任意に配置し、背部の 角度を任意に設定して使用する事で、使用者が背後へ倒伏する事なくリラックス した自由な姿勢で座ったり仮眠したりする事ができるようにしたものである。
【0003】 ところで、従来の座椅子は、座部枠と背部枠とを有し、これら両者間にラチェ ットを介設して骨組を構成し、該骨組の外周全域にウレタン等の弾性材でこれを 包覆した後、外生地を被覆せしめて構成されたものが一般的であり、広く一般家 庭に普及しているものである。
【0004】 しかし、この種従来の座椅子においては、座部枠に対する背部枠の角度をラチ ェットにより任意に可変させる事ができるため、可及的にリラックスできる姿勢 を任意に選択して使用できるのであるが、首筋部は常時一定の状態であるため、 使用者の該部分が疲れ易いという欠点があった。
【0005】 そこで近年では、上記欠点を解消すべく、座部枠と背部枠と頭部枠を有し、こ れら各枠間に各々ラチェットを介設して骨組を構成し、該骨組の外周全域にウレ タン等の弾性材でこれを包覆した後、外生地を被覆せしめた座椅子が考案され、 一部で使用されている。
【0006】 しかし、上記座椅子においては、座部枠に対する背部枠の角度をラチェットに より任意に可変させる事ができ、しかも、背部枠に対する頭部枠の角度もラチェ ットにより任意に可変させる事ができるため、各角度に設定して利用する事で、 従来の座椅子に比較してリラックスした姿勢を任意に選択できるのであるが、ラ チェット機構は、大変効果であるため、その座椅子の製造原価を大幅に引き上げ ると共に、その使用に際しても、背部枠の各角度設定により、頭部枠をも設定す る必要があるため、その設定が面倒であるという新たな問題が生じていた。
【0007】
本考案は、上記問題点に鑑みて成されたもので有り、座部枠と背部枠と頭部枠 とを有し、背部枠の傾倒角度を段階的に設定し得る座椅子において、背部枠の傾 倒に連動して頭部枠の傾倒角度が段階的且つ自動的に可変して、座部枠に対する 背部枠の傾倒角度の可変のみにより常時安定した頭部枠角度を自動選定して設定 できる安価な頭部連動傾倒座椅子を提供することを目的とするものである。
【0008】
本考案の頭部連動傾倒座椅子は、コ字状形成された座部枠の一方開口側両側に 各々ラチェットを介して棒状の背部部材を各々連結し、各背部部材に連動機構を 介してコ字状形成された頭部枠の開口側両側を連結して成る骨枠に、弾性材を適 宜に張設すると共に該弾性材外部全域に外生地を被覆せしめ、座部枠に対する背 部部材の傾倒により頭部枠が連動傾倒するよう構成した事を特徴とするものであ る。
【0009】 また本考案は、各背部部材と頭部枠とに介設される連動機構を、各背部部材の 両側と頭部枠の開口側両側間を各々傾倒部材で連結し、各傾倒部材内側と各ラチ ェットの枠材内側間に各傾倒軸心から稍偏心するよう連結棒を介設して構成した 事を特徴とするものでもある。
【0010】
本考案の頭部連動傾倒座椅子は、上記のように構成することにより下記のよう な作用をもたらすものである。 すなわち、骨枠を座部枠とその両側に各々ラチェットを介して連結される背部 部材と頭部枠とで構成し、背部部材と頭部枠間に連動機構を介設しているため、 座部枠に対する背部部材の傾倒のみにより頭部枠を連動傾倒させる事ができる。
【0011】 また、本考案の頭部連動傾倒座椅子は、複数のラチェットを使用する事なく、 座部枠の両側のみにラチェットを配設して頭部枠を連動傾倒するよう構成してい るため、その製造原価を安価にする事ができる。
【0012】
図1乃至図7は、本考案の頭部連動傾倒座椅子における骨枠の一実施例を示す ものであり、図8乃至図10は、骨枠に弾性材及び外生地を被覆せしめた本考案 の頭部連動傾倒座椅子の一実施例を示すものである。
【0013】 すなわち、本考案の頭部連動座椅子は、座部枠1に各々ラチェット2を介して 背部部材3・3を各々連結し、各背部部材3・3に連動機構4を介して頭部枠5 を連結して成る骨枠に、弾性材6を張設すると共に該外部全域に外生地7を被覆 せしめて構成したものである。
【0014】 前記座部枠1は、図1乃至図7に示したように、管状或いは棒状の金属材或い は木材及び樹脂材等で一方が開口するコ字状に形成し、その両側略中間部に補強 棒11を補設して構成されたものであり、その一方開口側部材12・12には数 段階に角度を可変し得るラチェット2の枠材21における基部22を各々連結し ている。
【0015】 前記ラチェット2は、該枠材21における至部23側の可動部24を数段階の 角度を設定できるように製造したものであり、図7に示したように、例えば5段 階に角度を可変できるように製造したものを利用する事により、前記座部枠1の 両側にこれを介してその至部23側の傾倒軸24に各々連結される前記一対の背 部部材3・3を5段階の任意の角度に設定できるようにしている。
【0016】 前記背部部材3は、管状或いは棒状の金属材或いは木材及び樹脂材等で棒状に 形成されたものであり、該背部部材3を前記座部枠1の一方開口側の両側に各々 取着された前記各ラチェット2・2の至部23側の傾倒軸24にこの一端を夫々 連結する事により、各背部部材3・3の傾倒角度を段階的に可変するようにして いる。
【0017】 前記連動機構4は、前記各ラチェット2・2の設定角度の変化に連動させて、 後述する頭部枠5の角度を可変させるためのものであり、該連動機構4は、前記 各背部部材3・3の両側他端と頭部枠5の開口側両側部材51・51間に各々連 設される傾倒部材41と、各傾倒部材41・41内側と前記各ラチェット2・2 の枠材21内側間に各傾倒軸24の軸心25及び傾倒部材41の軸心42から稍 偏心するよう介設された連結棒43とから構成され、該連結棒43により、傾倒 部材41内側とラチェット2の枠材21内側との距離を常時一定に保持するよう 引張する事で、図7に示したようにラチェット2の傾倒に連動して傾倒部材41 が傾倒するようにしているのである。
【0018】 尚、図面における44は、前記連結棒43の外面にフリーな状態で外装された 保持筒であり、座椅子本体内の骨枠に張設される弾性材6に連結棒43が係止さ れて移動範囲を制限されないよう、該保持筒44により連結棒43をカバーして いるのである。
【0019】 また、前記傾倒部材41の形状は、特に限定されるものではなく、卵状、円状 或いは楕円状等どのような形状であっても良い。
【0020】 前記頭部枠5は、管状或いは棒状の金属材或いは木材及び樹脂材等で一方が開 口する逆コ字状に形成したものであり、前述したように、該頭部枠5の開口側両 側部材51・51に前記連動機構4の傾倒部材41が設けてられている。
【0021】 前記弾性材6は、例えばウレタン等の弾性を有する素材により所定形状に形成 されるものであり、該弾性材6は、上記座部枠1とラチェット2.2と背部部材 3・3及び連動機構と頭部枠5とで構成される骨枠に適宜に張設されている。
【0022】 前記外生地7は、布材や革材及び合成皮革や合成繊維材等で形成されるもので あり、図8乃至図10に示したように該外生地7は弾性材6の外部全域に被覆さ れる。
【0023】
以上のように構成された本考案の頭部連動傾倒座椅子を使用するにあっては、 使用者が、本考案の頭部連動傾倒座椅子の背部部材3を任意の角度に設定した後 、図10に示したように着座するだけで良く、例えば、背部部材3を倒伏させて 図8に示したような状態にした場合には、図4乃至図6に示したように、頭部枠 5が座部枠1及び背部部材3から稍上方(約30度)に起立した状態での使用が でき、また、背部部材3を起立させて図9に示したような状態にした場合には、 図2乃至図3に示したように、頭部枠5は背部部材3と略直線状、若しくは背部 部材3かた稍後方へ位置する状態での使用ができるのであり、背部部材3の傾倒 角度の可変により、頭部枠5は、図7に示したように順次連動して可変させる事 ができるのである。
【0024】
以上のように、本考案の頭部連動傾倒座椅子は、座部枠に各々ラチェットを介 して背部部材を各々連結し、各背部部材に連動機構を介して頭部枠を連結して成 る骨枠に、弾性材を張設すると共に該外部全域に外生地を被覆せしめて構成し、 背部部材の傾倒のみにより頭部枠が連動して傾倒し、適宜の角度を設定できるよ うにしたものであるから、複数箇所にラチェット機構を設けた従来の座椅子とは 異なり、座椅子の製造原価を大幅に引き上げる事なく頭部角度を可変できる座椅 子を得る事ができ、しかも背部枠の各角度設定に対する頭部枠の角度設定を新た に行う必要がない。 よって、本考案は従来の問題点を一掃すると共に、各種要望を満足させること ができ、しかも安価で使用法が簡易なものであり、従来に例を見ない効果絶大な ものである。
【図1】本考案の頭部連動傾倒座椅子における骨枠の一
実施例を示した斜面図である。
実施例を示した斜面図である。
【図2】本考案における骨枠を起立させた状態の一実施
例を示した側面図である。
例を示した側面図である。
【図3】本考案における骨枠を起立させた状態の一実施
例を示した説明図である。
例を示した説明図である。
【図4】本考案における骨枠を倒伏させた状態の一実施
例を示した側面図である。
例を示した側面図である。
【図5】本考案における骨枠を倒伏させた状態の一実施
例を示した説明図である。
例を示した説明図である。
【図6】本考案における骨枠を倒伏させた状態の一実施
例を示した説明図である。
例を示した説明図である。
【図7】本考案のおける骨枠の起倒状態を示した説明図
である。
である。
【図8】本考案の頭部連動傾倒座椅子を倒伏させた状態
を示した斜面図である。
を示した斜面図である。
【図9】本考案の頭部連動傾倒座椅子を起立させた状態
を示した斜面図である。
を示した斜面図である。
【図10】本考案の使用状態の一実施例を示した説明図
である。
である。
1 座部枠 2 ラチェット 3 背部部材 4 連動機構 41 傾倒部材 43 連結棒 5 頭部枠 51 開口側両側部材 6 弾性材 7 外生地
Claims (2)
- 【請求項1】 コ字状形成された座部枠の一方開口側両
側に各々ラチェットを介して棒状の背部部材を各々連結
し、各背部部材に連動機構を介してコ字状形成された頭
部枠の開口側両側を連結して成る骨枠に、弾性材を適宜
に張設すると共に該弾性材外部全域に外生地を被覆せし
め、座部枠に対する背部部材の傾倒により頭部枠が連動
傾倒するよう構成した事を特徴とする頭部連動傾倒座椅
子。 - 【請求項2】 請求項1の連動機構を、各背部部材の両
側と頭部枠の開口側両側間を各々傾倒部材で連結し、各
傾倒部材内側と各ラチェットの枠材内側間に各傾倒軸心
から稍偏心するよう連結棒を介設して構成した事を特徴
とする請求項1の頭部連動傾倒座椅子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3412793U JPH073392U (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | 頭部連動傾倒座椅子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3412793U JPH073392U (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | 頭部連動傾倒座椅子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH073392U true JPH073392U (ja) | 1995-01-20 |
Family
ID=12405574
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3412793U Pending JPH073392U (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | 頭部連動傾倒座椅子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH073392U (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5821342B2 (ja) * | 1973-05-09 | 1983-04-28 | 松下電器産業株式会社 | テ−プソクドセイギヨソウチ |
JPH0511854B2 (ja) * | 1986-06-20 | 1993-02-16 | Nittec Co Ltd | |
JPH0645547B2 (ja) * | 1989-06-05 | 1994-06-15 | 雪印乳業株式会社 | 免疫増強剤 |
-
1993
- 1993-05-31 JP JP3412793U patent/JPH073392U/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5821342B2 (ja) * | 1973-05-09 | 1983-04-28 | 松下電器産業株式会社 | テ−プソクドセイギヨソウチ |
JPH0511854B2 (ja) * | 1986-06-20 | 1993-02-16 | Nittec Co Ltd | |
JPH0645547B2 (ja) * | 1989-06-05 | 1994-06-15 | 雪印乳業株式会社 | 免疫増強剤 |
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