JPH0733917A - 熱可塑性エラストマー組成物 - Google Patents

熱可塑性エラストマー組成物

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JPH0733917A
JPH0733917A JP19994493A JP19994493A JPH0733917A JP H0733917 A JPH0733917 A JP H0733917A JP 19994493 A JP19994493 A JP 19994493A JP 19994493 A JP19994493 A JP 19994493A JP H0733917 A JPH0733917 A JP H0733917A
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peroxide
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olefin
thermoplastic elastomer
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JP19994493A
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English (en)
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Masakatsu Suetsugu
正克 末次
Eiji Sezaki
英治 瀬崎
Tetsuro Nogata
鉄郎 野方
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Tonen Chemical Corp
Original Assignee
Tonen Sekiyu Kagaku KK
Tonen Chemical Corp
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Publication date
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱可塑性プラスチックの成形に通常使用の装
置で成形でき、またオレフィン系共重合体ゴム部分が架
橋されているため、ゴム的性質に優れ、流動性が良好で
あるため、成形性にも優れ、かつ、高強度品となり得る
熱可塑性エラストマー組成物、を提供する。 【構成】 (a)パーオキサイド架橋型オレフィン系共
重合体ゴム5〜85重量部、(b)パーオキサイド分解
型オレフィン系プラスチック10〜50重量部、(c)
パーオキサイド架橋型オレフィン系プラスチック5〜5
5重量部〔但し(a)+(b)+(c)=100重量
部〕から成る混合物を(d)α,β−不飽和カルボン酸
の金属塩および(e)有機パーオキサイドの存在下に動
的熱処理し部分的に架橋した熱可塑性エラストマー組成
物において、(b)をあらかじめ減成処理した後直ちに
(a)、(c),(d)及び(e)を加えて動的熱処理
し部分的に架橋反応させた熱可塑性エラストマー組成
物、及び動的熱処理し、部分的架橋反応を終了させた後
に(f)鉱油系軟化剤を加えた熱可塑性エラストマー組
成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱可塑性エラストマー
組成物に関し、更に詳しくは、パーオキサイド架橋型オ
レフィン系共重合体ゴム、パーオキサイド分解型オレフ
ィン系プラスチック、パーオキサイド架橋型オレフィン
系プラスチック、α,β−不飽和カルボン酸の金属塩、
有機パーオキサイドおよび必要により鉱油系軟化剤、架
橋助剤から成る組成物を動的に熱処理して部分的に架橋
した、自動車の内外装部品、土木建築関連資材、工業機
械部品、医療関連器材、ハウジング、OA部品および雑
貨等に押出成形、若しくは射出成形しうる熱可塑性エラ
ストマー組成物、に関する。
【0002】
【従来の技術】通常のゴムを射出成形するには、ゴムに
添加剤を配合、混練し、金型内で成形後、加硫工程が必
要であるため、特殊な成形機を必要とし、サイクル時間
が長くかつ工程が煩雑であるという問題があり、また押
出成形においても同様な問題があり、ゴム製品を大量生
産する上での障害となっていた。それゆえ、加硫工程を
必要としないで成形でき、かつゴム類似の性能を有する
熱可塑性エラストマー組成物が嘱望されていた。パーオ
キサイド架橋型オレフィン系共重合体ゴム、パーオキサ
イド分解型オレフィン系プラスチック、有機パーオキサ
イド等の硬化剤からなる混合物を溶融状態で熱的に処理
して、オレフィン系樹脂と部分的に架橋されたゴムとか
らなる組成物はオレフィン系熱可塑性エラストマー組成
物として、例えば特公平5−6577号公報に記載され
ている如く既に公知である。
【0003】しかしながら、該熱可塑性エラストマー組
成物は、有機パーオキサイド分解型オレフィン系プラス
チック、有機パーオキサイド架橋型オレフィン系共重合
体ゴムおよびパーオキサイド架橋型オレフィン系プラス
チックをほぼ同時に連続式あるいはバッチ式混練機に投
入して、有機ペーオキサイドの存在下で熱処理して製造
したものであり、熱可塑性エラストマーとして優れた性
能を有しているものの、汎用プラスチックに比べ流動性
が著しく劣っており、押出成形や射出成形した場合、顕
著なフローマーク等を生じ外観の良好な製品が得られな
い、という欠点があった。熱可塑性エラストマー組成物
の流動性、シート成形時の薄膜製形性を向上させるため
には、(イ)使用するオレフィン系プラスチックのメル
トフロー比(MFR)を上昇させる、(ロ)熱可塑性エ
ラストマー組成物中のゴム部分の架橋度を低下させる、
等の方法があるが、(イ)の方法では使用するオレフィ
ン系プラスチックの分子量の低下によりオレフィン系プ
ラスチックの強度が低下し、またオレフィン系プラスチ
ックとゴムとの接着力が低下するため、熱可塑性エラス
トマー組成物の強度が低下する、という問題があり、
(ロ)の方法ではゴム部分の架橋度が低下すると熱可塑
性エラストマー組成物の強度が低下する、という問題が
あった。
【0004】そして、熱可塑性エラストマー組成物の耐
熱性、引張特性、柔軟性および反撥弾性を実質的に損う
ことなく、流動性を改善する為に、これらの組成物に鉱
油系軟化剤を添加し、しかる後有機パーオキサイドの存
在下で動的に熱処理することも例えば特公昭56−15
741号公報に記載されている如く公知である。更に、
オレフィン系共重合体ゴム、アイソタクティック・ポリ
プロピレン樹脂、α,β−不飽和カルボン酸の金属塩を
架橋剤の存在下に部分的に共架橋させて得られる熱可塑
性エラストマー組成物も例えば特開平4−261448
号公報に記載されている如く公知である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、本発明者等
は、熱可塑性エラストマー組成物を製造するに際して、
パーオキサイド分解型オレフィン系プラスチックについ
て検討した結果、オレフィン系プラスチックを有機パー
オキサイドの存在下あるいは熱及び剪断力下で分解する
減成処理を行った後、直ちにパーオキサイド架橋型オレ
フィン系共重合体ゴムを添加し、有機パーオキサイドの
存在下で架橋反応させると、予め分解してMFRを同程
度に増大させたパーオキサイド分解型オレフィン系プラ
スチックとパーオキサイド架橋型オレフィン系共重合体
ゴムとを同時に添加し有機パーオキサイドの存在下で架
橋させた熱可塑性エラストマー組成物に比較して、引張
強度が向上することが判明し、発明を完成し別途特許出
願をした。
【0006】また、本発明者等は、熱可塑性エラストマ
ー組成物を製造するに際して、鉱油系軟化剤の添加時期
について検討した結果、鉱油系軟化剤がパーオキサイド
架橋型オレフィン系共重合体ゴムおよびパーオキサイド
分解型オレフィン系プラスチックからなる樹脂に溶解す
る過程で、樹脂に大きな粘度ムラ(鉱油系軟化剤が溶解
した部分は低粘度、その他は高粘度)が生じ、鉱油系軟
化剤が樹脂に溶解する過程で架橋反応が行われると、高
粘度の部分は混練されずに(高粘度の部分は混練され難
い)架橋が行われ、架橋ゴムの粗大粒子が発生する原因
となり、該架橋ゴムの粗大粒子は熱可塑性エラストマー
をシート等に加工した場合フィシュアイとなって、製品
の外観、物性、2次加工性に悪影響を及ぼすことが判明
し、発明を完成しさらに別途特許出願をした。
【0007】本発明者等は、パーオキサイド分解型オレ
フィン系プラスチックを有機パーオキサイドの存在下、
あるいは熱および剪断力下で分解する減成処理を行う
と、パーオキサイド分解型オレフィン系プラスチックに
ラジカルが多数存在した状態となり、該オレフィン系プ
ラスチックにパーオキサイド架橋型オレフィン系共重合
体ゴムを添加し有機パーオキサイドの存在下で架橋反応
を行うと、パーオキサイド分解型オレフィン系プラスチ
ックとパーオキサイド架橋型オレフィン系共重合体ゴム
との界面での接着性が向上し、それにより引張強度が向
上したものと推定している。また、この様にして得られ
た熱可塑性エラストマー組成物は組成物全体のMFRも
大きくなり、流動性が向上するばかりでなく引張強度も
向上するものであることを知見した。
【0008】さらに、本発明者等は、前記熱可塑性エラ
ストマー組成物の製造方法を、特にパーオキサイド架橋
型オレフィン系共重合体ゴム、パーオキサイド分解型オ
レフィン系プラスチック、パーオキサイド架橋型オレフ
ィン系プラスチック、有機パーオキサイド及びα,β−
不飽和カルボン酸の金属塩から成る混合物を動的熱処理
した熱可塑性エラストマー組成物に適用することによ
り、良好な架橋による高強度、鉱油系軟化剤の高充填、
により低硬度で、機械的強度、流動性の向上した、加工
成形性の良好な熱可塑性エラストマー組成物が得られる
ことを知見し、本発明を完成するに至った。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願の第1の発明は、
(a)パーオキサイド架橋型オレフィン系共重合体ゴム
5〜85重量部、(b)パーオキサイド分解型オレフィ
ン系プラスチック10〜50重量部、(c)パーオキサ
イド架橋型オレフィン系プラスチック5〜55重量部
〔但し(a)+(b)+(c)=100重量部〕から成
る混合物を(d)α,β−不飽和カルボン酸の金属塩
0.5〜50重量部及び(e)有機パーオキサイド0.
01〜5重量部の存在下に動的熱処理し部分的に架橋し
た熱可塑性エラストマー組成物において、(b)をあら
かじめ減成処理した後直ちに(a)、(c),(d)及
び(e)を加えて動的熱処理し部分的に架橋反応させた
ことを特徴とする熱可塑性エラストマー組成物、であ
り、同じく第二の発明は、(a)パーオキサイド架橋型
オレフィン系共重合体ゴム5〜85重量部,(b)パー
オキサイド分解型オレフィン系プラスチック10〜50
重量部,(c)パーオキサイド架橋型オレフィン系プラ
スチック5〜55重量部〔但し(a)+(b)+(c)
=100重量部〕から成る混合物を(d)α,β−不飽
和カルボン酸の金属塩0.5〜50重量部及び(e)有
機パーオキサイド0.01〜5重量部の存在下に動的熱
処理し部分的に架橋した熱可塑性エラストマー組成物に
おいて、(b)をあらかじめ減成処理した後直ちに
(a)、(c),(d)及び(e)を加えて動的熱処理
し部分的架橋反応を終了させ、しかる後に(f)鉱油系
軟化剤を加えたことを特徴とする熱可塑性エラストマー
組成物、である。
【0010】本発明で使用される(a)パーオキサイド
架橋型オレフィン系共重合体ゴムとは、オレフィンを主
成分とする無定形ランダムな弾性共重合体であって有機
パーオキサイドと混合し、加熱下に混練することにより
架橋して流動性の低下もしくは流動しなくなるゴムをい
い、例えば、エチレン−プロピレン共重合体ゴム、エチ
レン−プロピレン−非共役ジエンゴム、エチレン−ブタ
ジエン共重合体ゴムの如きゴムであり、これらのうちで
は、エチレン−プロピレン共重合体ゴム、エチレン−プ
ロピレン−非共役ジエンゴムが好ましく、エチレン−プ
ロピレン−非共役ジエン共重合体ゴムとしては、ジエン
モノマーとして炭素原子数5〜20の非共役ジエン、例
えば1,4−ペンタジエン、1,4−および1,5−ヘ
キサジエン、2,5−ジメチル−1,5−ヘキサジエン
および1,4−オクタジエン等、環状ジエン、例えば
1,4−シクロヘキサジエン、シクロオクタジエン、ジ
シクロペンタジエン、アルケニルノルボルネン、例えば
5−エチリデン−および5−ブチリデン−2−ノルボル
ネン、2−メタリル−および2−イソプロペニル−5−
ノルボルネン等を用いたものが挙げられ、これらの中で
エチレン−プロピレン−エチリデンノルボルネン共重合
体ゴムが耐熱性、引張特性、および反撥弾性が優れた組
成物が得られる点で特に好ましい。
【0011】本発明において、(a)パーオキサイド架
橋型オレフィン系共重合体ゴムの添加量としては、5〜
85重量部の範囲、好ましくは30〜70重量部の範囲
であり、5重量部未満では組成物の柔軟性及び反撥弾性
が損なわれ、製品にひけが生じることとなり、一方、8
5重量部を越えると、組成物の耐熱性、流動性が損なわ
れる事となる。本発明で使用される(b)パーオキサイ
ド分解型オレフィン系プラスチックとは、有機パーオキ
サイドの存在下、あるいは熱および剪断力下で減成し樹
脂の流動性が増加する結晶性部分を含有するオレフィン
系のプラスチックをいい、例えば、1種またはそれ以上
のモノオレフィンの重合により得られる結晶性の高分子
量の固体生成物を含み、好ましいオレフィンポリマーの
例としては、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、
1−ヘキセン、2−メチル−1−プロペン、3−メチル
−1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、5−メチ
ル−1−ヘキセンのホモポリマー、コポリマーおよびそ
れらの混合物であり、特に好ましくは、ポリプロピレン
系樹脂である。
【0012】ポリプロピレン系樹脂としては、アイソタ
クチックポリプロピレン又はプロピレンとエチレン、ブ
テン−1、ヘキセン−1等のα−オレフィンとのランダ
ムあるいはブロック共重合体であり、結晶部分がポリプ
ロピレンである共重合体である。本発明において、パー
オキサイド分解型オレフィン系プラスチックは、減成処
理により、メルトフローレートを50〜10000g/
10分になるよう調整する必要がある。減成の方法は、
有機パーオキサイドの存在下あるいは熱及び剪断力で分
解処理を行う。
【0013】有機パーオキサイドにより減成する場合
は、有機パーオキサイドの存在下170〜250℃で
0.5〜5分間溶融混練することにより行えばよい。使
用する有機パーオキサイドの量は、パーオキサイド分解
型オレフィン系プラスチック100重量部に対して2重
量部以下であり、目的とするメルトフローレートによっ
て適宜変更して用いることができる。本発明におけるパ
ーオキサイド分解型オレフィン系プラスチックの熱及び
剪断力下での分解とは、パーオキサイド分解型オレフィ
ン系プラスチックを290〜480℃の範囲、好ましく
は320〜450℃の範囲で分解するに十分な時間、典
型的には1〜10分間、好ましくは2〜6分間混練し
て、分解させる。
【0014】本発明において、パーオキサイド分解型オ
レフィン系プラスチックは、組成物の流動性の向上、及
び耐熱性の向上に寄与し、組成物の総量100重量部に
対するパーオキサイド分解型オレフィン系プラスチック
の量は10〜50重量部、好ましくは15〜50重量部
の範囲であり、50重量部を越えると組成物の柔軟性お
よび反撥弾性が損われ、かつ製品にひけを生じるように
なり、一方、パーオキサイド分解型オレフィン系プラス
チックが10重量部未満であると、組成物の耐熱性、流
動性が損なわれ、本発明の目的を達成しなくなる。
【0015】本発明で使用させる(c)パーオキサイド
架橋型オレフィン系プラスチックとは、オレフィンを主
成分とするプラスチックであって有機パーオキサイドと
混合し、加熱下に混練することにより架橋して流動性の
低下もしくは流動しなくなる樹脂をいい、例えば、密度
が0.910〜0.940g/cm3 の範囲のポリエチレ
ンで、低密度ポリエチレン(LDPE)、エチレンと炭
素数4〜8のα−オレフィンとの共重合体を用いること
ができる。この共重合体には、直鎖低密度ポリエチレン
(LLDPE)も含まれる。
【0016】この共重合体において、エチレンと共重合
される炭素数4〜10のα−オレフィンとしては、1−
ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、4−メチル−1
−ペンテン、1−オクテン、1−デセン、或いはこれら
の少なくとも2種の混合物がある。また、この共重合体
は、エチレン含有量が90〜99.5モル%、好ましく
は94〜99モル%の範囲の共重合体であり、エチレン
含有量が90モル%未満であると動的熱処理後に「ベタ
付き」を生じ、耐熱性を損ない、また、99.5モル%
を越えると、得られる熱可塑性エラストマーの柔軟性が
低下するのでいずれも好ましくない。更に、該共重合体
は、X線回析法により測定した結晶化度が40〜70%
のものが好適に使用さる。また、パーオキサイド架橋型
オレフィン系プラスチックのメルトインデックス(19
0℃、2.16Kg荷重)は、0.1〜50g/10
分、好ましくは0.2〜30g/10分のものが好適に
使用される。
【0017】本発明において、パーオキサイド架橋型オ
レフィン系プラスチックは、組成物の強度の向上、流動
性の向上、及び成形加工性の改良に寄与し、組成物の総
量100重量部に対するパーオキサイド架橋型オレフィ
ン系プラスチックの量は5〜55重量部、好ましくは1
0〜50重量部の範囲であり、55重量部を越えると組
成物の柔軟性および反撥弾性が損われ、かつ製品にひけ
を生じるようになり、一方、パーオキサイド架橋型オレ
フィン系プラスチックが5重量部未満であると、組成物
の強度、流動性、成形加工性が損なわれ、本発明の目的
を達成しなくなる。本発明で使用される(f)鉱油系軟
化剤は、通常はゴムをロール加工する際、ゴムの分子間
作用力を弱め、加工を容易にするとともに、カーボンブ
ラック、ホワイトカーボン等の分散を助け、また熱可塑
性エラストマーの流動性、柔軟性を改善するために配合
される高沸点石油留分で、パラフィン系、ナフテン系、
芳香族系などの軟化剤が使用でき、特にパラフィン系、
テフテン系が好ましい。
【0018】本発明における鉱油系軟化剤の配合量は、
パーオキサイド架橋型オレフィン系共重合体ゴムとパー
オキサイド分解型オレフィン系プラスチックとの総量1
00重量部に対して5〜300重量部好ましくは10〜
200重量部、特に10〜100重量部であり、この配
合量が5重量部未満では、熱可塑性エラストマー組成物
に対して十分な流動性改善効果がなく、また300重量
部を越えると、組成物の耐熱性が低下し、また軟化剤が
滲出して外観を損なう等の悪影響がある。
【0019】鉱油系軟化剤は、動的熱処理する前から存
在させてもよいが、動的熱処理して架橋反応を終了させ
た後に添加して溶融混練するのが好ましい。本発明にお
ける(d)α,β−不飽和カルボン酸の金属塩として
は、α,β−不飽和カルボン酸を金属の酸化物、塩化
物、炭酸金属塩等から派生する金属イオンで中和したも
のであり、該金属塩の主体をなすα,β−不飽和カルボ
ン酸の例としては、アクリル酸、メタクリル酸、エタク
リル酸、クロトン酸、イソクロトン酸、フマル酸、マレ
イン酸、イタコン酸、シトラコン酸、テトラヒドロフタ
ル酸等が挙げられ、好ましくはアクリル酸、メタクリル
酸、エタクリル酸、クロトン酸、イソクロトン酸であ
り、さらに好ましくはアクリル酸、メタクリル酸であ
る。また、α,β−不飽和カルボン酸を中和し塩を形成
する金属としては、例えばリチウム、ナトリウム、カリ
ウム、セシウム等の1価金属、マグネシウム、カルシウ
ム、ストロンチウム、バリウム、銅、亜鉛等の2価金
属、またはアルミニウム、鉄等の3価金属等が挙げられ
るが、2価金属が好ましく、特に亜鉛が好ましい。
【0020】そして、α,β−不飽和カルボン酸とされ
を中和して塩を形成する金属の最も好ましいのは、ジア
クリル酸亜鉛、ジメタクリル酸亜鉛である。α,β−不
飽和カルボン酸の金属塩の使用量は、樹脂分100重量
部に対して、0.5〜50重量部、好ましくは0.7〜
40重量部であり、0.5重量部未満では引張強度が向
上せず、50重量部を超えると組成物の流動性が悪化
し、成形外観が悪くなる。
【0021】本発明でパーオキサイド架橋型オレフィン
系共重合体ゴムおよびパーオキサイド架橋型オレフィン
系プラスチックの架橋、またはパーオキサイド分解型オ
レフィン系プラスチックの分解に使用される(e)有機
パーオキサイドとしては、例えば、ジクミルペルオキシ
ド、ジ−t−ブチルペルオキシド、2,5−ジメチル−
2,5−ジ−(t−ブチルペルオキシ)ヘキサン、2,
5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルペルオキシ)ヘ
キシン−3、1,3−ビス(t−ブチルペルオキシイソ
プロピル)ベンゼン、1,1−ビス(t−ブチルペルオ
キシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、n−
ブチル−4,4−ビス(t−ブチルペルオキシ)バレレ
ート、ベンゾイルペルオキシド、p−クロロベンゾイル
ペルオキシド、2,4−ジクロロベンゾイルペルオキシ
ド、t−ブチルペルオキシベンゾエート、t−ブチルペ
ルオキシイソプロピルカーボネート、ジアセチルペルオ
キシド、ラウロイルペルオキシド、t−ブチルクミルペ
ルオキシド等を挙げることができ、これらのうちでは
2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルペルオキ
シ)ヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブ
チルペルオキシ)ヘキシン−3、1,3−ビス(t−ブ
チルペルオキシイソプロピル)ベンゼン、1,1−ビス
(t−ブチルペルオキシ)−3,3,5−トリメチルシ
クロヘキサンおよびn−ブチル−4,4−ビス(t−ブ
チルペルオキシ)バレレートが好ましくなかでも2,5
−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルペルオキシ)ヘキ
シン−3、が最も好ましい。
【0022】パーオキサイド架橋型オレフィン系共重合
体ゴムおよびパーオキサイド架橋型オレフィン系プラス
チックを架橋反応するに際しては、樹脂の総量100重
量部に対し、好ましくは0.01〜5重量部、特に0.
05〜2重量部の範囲にあるよう選ぶべきであり、配合
量が0.01重量部未満であるとパーオキサイド架橋型
オレフィン系共重合体ゴムの架橋度が少な過ぎ、その結
果、組成物の耐熱性、引張特性、弾性回復および反撥弾
性等のゴム的性質が十分でなく、一方、5重量部を越え
るとパーオキサイド架橋型オレフィン系共重合体ゴムの
架橋度が増す結果組成物全体の流動性が低下する。
【0023】本発明では、α,β−不飽和カルボン酸の
金属塩および有機パーオキサイド架橋剤と共に必要に応
じて架橋助剤を用いることも可能であり、本発明で使用
される架橋助剤としては、パーオキサイド架橋型、
多官能性(メタ)アクリレートモノマー、多官能性ビ
ニル、およびビスマレイミド化合物があり、例えば、
硫黄、p−キノンオキシム、p,p′−ジベンゾイルキ
ノンジオキシム、N−メチル−N,4−ジニトロソアニ
リン、ニトロベンゼン、ビニルブチラート、ビニルステ
アレート、ジフェニルグアニジン、トリメチロールプロ
パン−N,N′−m−フェニレンジマレイミドの如き有
機パーオキサイド架橋助剤あるいは、ジビニルベンゼン
(DVB),エチレングリコールジメタクリレート、ペ
ンタエリスリトールトリアクリレート、1,3−ブチレ
ングリコールジメタクリレート、トリメチロールプロパ
ントリメタクリレート(TMPT)、トリアリルシアヌ
レート、トリアリルイソシアヌレート、ジアリルフタレ
ート、ジアリルテレフタレート、ポリエチレングリコー
ルジメタクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリ
レート、グリシジルメタクリレート等の多官能ビニルモ
ノマー類を挙げることができ、このような化合物の添加
により、均一かつ緩和な架橋反応が期待でき、特に本発
明においてはジビニルベンゼン(DVB)、トリメチロ
ールプロパントリメタクリレート(TMPT)を用いる
と前記被処理物の主成分たるパーオキサイド架橋型オレ
フィン系共重合体ゴムおよびパーオキサイド分解型オレ
フィン系プラスチックへの相溶性が良好であり、かつ有
機ペルオキシド可溶化作用を有し、ペルオキシドの分散
助剤として働くため、熱処理による架橋効果が均質で、
流動性と物性のバランスのとれた組成物が得られるため
最も好ましい。
【0024】該架橋助剤の配合量は、樹脂成分100重
量部に対し0.05〜2重量部、特に0.1〜1重量部
の範囲が好ましく、2重量部を超えて配合すると、有機
パーオキサイドの配合量が多い場合は、架橋反応が進む
結果、組成物の流動性が劣り、一方、有機パーオキサイ
ドの配合量が少ない場合は未反応のモノマーとして、組
成物中に存在し、組成物を加工成形する際の熱履歴によ
り物性の変化を生じたりするため過剰の配合は避けるべ
きである。
【0025】本発明では、有機パーオキサイドの分解を
促進するために、トリエチルアミン、トリブチルアミン
等の三級アミンや、アルミニウム、コバルト、バナジウ
ム、銅、カルシウム、ジルコニウム、マンガン、マグネ
シウム、鉛、水銀等のナフテン酸塩、オクタン酸塩等の
有機金属カルボン酸塩等の分解促進剤を使用することも
できる。
【0026】本発明の熱可塑性エラストマー組成物にお
いては、以上述べた各成分の内パーオキサイド分解型オ
レフィン系プラスチックを予め有機パーオキサイドの存
在下、あるいは熱及び剪断力下で分解し、溶融状態の該
樹脂に残余の成分を添加して動的熱処理して部分的架橋
反応行うもの、あるいは残余の成分から鉱油系軟化剤を
除いた成分を添加し、部分的架橋反応を終了させ、しか
る後に鉱油系軟化剤を添加して混練溶解して得たもので
ある。混練装置としては、開放型のミキシグロールや非
開放型のバンバリーミキサー、押出機、ニーダー、連続
ミキサー等、従来より公知のものを使用することがで
き、これらのうちでは、非開放型の装置を用いるのが好
ましく、架橋反応を行う際には窒素や炭酸ガス等の不活
性ガス雰囲気下で混練することが好ましい。
【0027】混練は使用する有機パーオキサイドの半減
期が1分未満となる温度、通常は150〜280℃、好
ましくは、170〜240℃で、1〜20分、好ましく
は3〜10分混練すればよい。本発明の熱可塑性エラス
トマー組成物は、通常の熱可塑性プラスチックで使用さ
れている装置で成形でき、押出成形、カレンダー成形、
射出成形に適しており、またオレフィン系共重合体ゴム
成分が部分的に又は完全に架橋されているため、耐熱
性、耐候性、引張特性、柔軟性および反撥弾性等のゴム
的性質が優れており、かつ流動性が良好であるため、成
形性に優れている。
【0028】本発明の熱可塑性エラストマー組成物に
は、流動性およびゴム的性質を損わない範囲で充填剤、
例えば炭酸カルシウム、ケイ酸カルシウム、クレー、カ
オリン、タルク、シリカ、ケイソウ土、雲母粉、アスベ
スト、アルミナ、硫酸バリウム、硫酸アルミニウム、硫
酸カルシウム、塩基性炭酸マグネシウム、二硫化モリブ
デン、グラファイト、ガラス繊維、ガラス球、シラスバ
ルーン、カーボン繊維等あるいは着色剤、例えば、カー
ボンブラック、酸化チタン、亜鉛華、べんがら、群青、
紺青、アゾ顔料、ニトロソ顔料、レーキ顔料、フタロシ
アニン顔料等を配合することができ、更に、必要に応じ
て酸化防止剤、紫外線吸収剤、金属劣化防止剤等の安定
剤、滑剤、帯電防止剤、電気特性改良剤、難燃化剤、加
工性改良剤等の樹脂或いはゴムに通常配合される添加剤
を配合することができる。本発明の熱可塑性エラストマ
ー組成物の用途としては、ボデイパネル、バンパー部
品、サイドシールド、ステアリングホイール等の自動車
の内外装部品、土木建築関連資材、ガスケット等の工業
機械部品、医療関連器機、ハウジング、電線被覆、コネ
クター、キャッププラグ等のOA部品、レジャー用品、
ガーデンホース、ベルト,履物等の雑貨品に使用しう
る。
【0029】
【実施例】以下に、実施例、比較例を挙げて本発明を更
に詳しく説明するが、本発明はその趣旨を逸脱しない限
り、これら実施例により何ら限定されるものではない。
本発明の実施例および比較例においては、以下の原材料
を用いた。 1.パーオキサイド架橋型オレフィン系共重合体ゴム EPDM:エチレン−プロピレン−エチリデンノルボル
ネン共重合体ゴム〔ムーニー粘度ML 1+4 (100
℃)=88、ヨウ素価15.0、プロピレン含有率28
重量%〕 2.パーオキサイド分解型オレフィン系プラスチック BPP:プロピレン−エチレンブロック共重合体〔密度
0.90g/cm3 ,メルトフロ−レ−ト(MFR,2
30℃、2.16kg荷重)40g/10分、エチレン
含有量7重量%〕 3.パーオキサイド架橋型オレフィン系プラスチック LDPE:低密度ポリエチレン〔密度0.92g/cm
3 ,メルトインデックス(MI,190℃、2.16k
g)0.24〕 4.鉱油系軟化剤 Oil:パラフィン系軟化剤〔15℃の密度0.870
0g/cm3 粘度指数110〕 5.α,β−不飽和カルボン酸の金属塩 金属塩:亜鉛ジアクリレート 6.有機パーオキサイド POX:2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパ
ーオキシ)ヘキシン−3 7.架橋助剤 DVB:ジビニルベンゼン (実施例1)同方向回転2軸混練機TEX54(日本製
鋼所製)の第一ホッパーに、BPP:25重量部とPO
X:0.05重量部とを投入し、シリンダー温度280
℃の分解帯域で分解し、得られたBPPのMFRは21
0g/10分であった。
【0030】分解帯域で分解されたBPPに、第二ホッ
パーよりEPDM:55重量部、LDPE:20重量
部、金属塩:0.5重量部、POX:0.12重量部を
投入し、窒素雰囲気下でシリンダー温度200℃の熱処
理帯域で動的熱処理し架橋反応を終了させ、該位置に設
けたノズルよりOil:40重量部を注入し、シリンダ
ー温度200℃の帯域でオイルを練込みを行い、熱可塑
性エラストマー組成物を得た。得られた組成物の評価結
果を表1に示す。 (実施例2)EPDMの添加量を65重量部、LDPE
の添加量を10重量部とした以外は実施例1と同様な方
法で熱可塑性エラストマー組成物を得た。得られた組成
物の評価結果を表1に示す。 (実施例3)EPDMの添加量を35重量部、LDPE
の添加量を40重量部とした以外は実施例1と同様な方
法で熱可塑性エラストマー組成物を得た。得られた組成
物の評価結果を表1に示す。
【0031】(実施例4)EPDMの添加量を25重量
部、LDPEの添加量を50重量部とした以外は実施例
1と同様な方法で熱可塑性エラストマー組成物を得た。
得られた組成物の評価結果を表1に示す。 (実施例5)実施例1の組成物に更にDVBを0.18
重量部添加した以外は実施例1と同様な方法で熱可塑性
エラストマー組成物を得た。得られた組成物の評価結果
を表1に示す。 (実施例6)金属塩の添加量を1重量部とした以外は実
施例1と同様な方法で熱可塑性エラストマー組成物を得
た。得られた組成物の評価結果を表1に示す。
【0032】(実施例7)金属塩の添加量を20重量部
とした以外は実施例1と同様な方法で熱可塑性エラスト
マー組成物を得た。得られた組成物の評価結果を表1に
示す。 (実施例8)Oilの添加量を80重量部とした以外は
実施例1と同様な方法で熱可塑性エラストマー組成物を
得た。得られた組成物の評価結果を表1に示す。
【0033】(比較例1)実施例1の組成物において、
EPDMの添加量を75重量部とし、LDPEを添加し
なかった以外は実施例1と同様な方法で熱可塑性エラス
トマー組成物を得た。得られた組成物の評価結果を表1
に示す。 (比較例2)実施例1の組成物において、EPDMの添
加量を15重量部とし、LDPEの添加量を60重量部
とした以外は実施例1と同様な方法で熱可塑性エラスト
マー組成物を得た。得られた組成物の評価結果を表1に
示す。 (比較例3)実施例1の組成物において、DVB0.1
8重量部を添加し、金属塩を添加しなかった以外は実施
例1と同様な方法で熱可塑性エラストマー組成物を得
た。得られた組成物の評価結果を表1に示す。 (比較例4)実施例1の組成物において、金属塩の添加
量を60重量部とした以外は実施例1と同様な方法で熱
可塑性エラストマー組成物を得た。得られた組成物の評
価結果を表1に示す。
【0034】
【表1】 表1から、BPPを有機パーオキサイドで分解し、未だ
溶融状態にある物に、パーオキサイド架橋型オレフィン
系プラスチック、α,β−不飽和カルボン酸の金属塩を
含む残余の成分を添加し、動的な熱処理を施し、部分的
に架橋反応させた組成物、実施例1乃至8は比較例1乃
至4に比較し良好な引張強度、流動性を示し、バランス
のとれた物性を有していることが判る。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、本発
明者等が知見した熱可塑性エラストマー組成物の製造方
法を、特にパーオキサイド架橋型オレフィン系プラスチ
ックを含み、α,β−不飽和カルボン酸の金属塩を含む
混合物に適用することにより、通常の熱可塑性プラスチ
ックで使用されている装置で成形でき、押出成形、カレ
ンダー成形、射出成形に適しており、またオレフィン系
共重合体ゴム成分が部分的に架橋されているため、耐熱
性、耐候性、引張特性、柔軟性および反撥弾性等のゴム
的性質が優れており、かつ流動性が良好であるため、成
形性に優れ、かつ、高度の架橋による高強度、鉱油系軟
化剤の高充填および高加工性を保持しつつ高強度品とな
る熱可塑性エラストマー組成物を得た。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)パーオキサイド架橋型オレフィン
    系共重合体ゴム5〜85重量部、(b)パーオキサイド
    分解型オレフィン系プラスチック10〜50重量部、
    (c)パーオキサイド架橋型オレフィン系プラスチック
    5〜55重量部〔但し(a)+(b)+(c)=100
    重量部〕から成る混合物を(d)α,β−不飽和カルボ
    ン酸の金属塩0.5〜50重量部および(e)有機パー
    オキサイド0.01〜5重量部の存在下に動的熱処理
    し、部分的に架橋してなる熱可塑性エラストマー組成物
    において、(b)をあらかじめ減成処理した後直ちに
    (a)、(c)、(d)および(e)を加えて動的熱処
    理し、部分的に架橋反応させたことを特徴とする熱可塑
    性エラストマー組成物。
  2. 【請求項2】 (a)パーオキサイド架橋型オレフィン
    系共重合体ゴム5〜85重量部,(b)パーオキサイド
    分解型オレフィン系プラスチック10〜50重量部,
    (c)パーオキサイド架橋型オレフィン系プラスチック
    5〜55重量部〔但し(a)+(b)+(c)=100
    重量部〕から成る混合物を(d)α,β−不飽和カルボ
    ン酸の金属塩0.5〜50重量部および(e)有機パー
    オキサイド0.01〜5重量部の存在下に動的熱処理し
    部分的に架橋した熱可塑性エラストマー組成物におい
    て、(b)をあらかじめ減成処理した後直ちに(a)、
    (c),(d)及び(e)を加えて動的熱処理し部分的
    架橋反応を終了させ、しかる後に(f)鉱油系軟化剤を
    加えたことを特徴とする熱可塑性エラストマー組成物。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003042255A1 (en) * 2001-11-13 2003-05-22 Solvay Engineered Polymers Melt strength thermoplastic elastomers and methods for making same
JP2011178827A (ja) * 2010-02-26 2011-09-15 Mitsui Chemicals Inc 熱可塑性エラストマー組成物及びその用途
JP2012013147A (ja) * 2010-06-30 2012-01-19 Furukawa Electric Co Ltd:The 流体輸送用可撓管

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