JPH0733872Y2 - 造粒装置 - Google Patents

造粒装置

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JPH0733872Y2
JPH0733872Y2 JP5997190U JP5997190U JPH0733872Y2 JP H0733872 Y2 JPH0733872 Y2 JP H0733872Y2 JP 5997190 U JP5997190 U JP 5997190U JP 5997190 U JP5997190 U JP 5997190U JP H0733872 Y2 JPH0733872 Y2 JP H0733872Y2
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liquid
cooling
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cooling container
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豊彦 武田
裕介 鈴木
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Shionogi and Co Ltd
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Shionogi and Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、造粒化すべき物質の溶融液を冷却用気体中に
噴霧して粒状に凝固させるスプレークーリング方式の造
粒装置に関する。
(従来の技術) スプレークーリング方式の造粒装置では、所定の物質の
溶融液を気体中に噴霧し、その気体中にて霧状の溶融液
を粒状に凝固させている。このような造粒装置では、噴
霧された液滴を凝固させるための時間を確保するため
に、比較的高い冷却塔が必要になる。この冷却塔の高さ
は、液滴が大きくなるほど大きくなり、例えば、粒径が
200〜700μmの粒剤を製造する場合には、造粒装置とし
ては、20〜40mもの冷却塔を有する巨大な設備が必要に
なる。このような巨大な設備では、粒剤の大量生産は可
能であっても、小規模な調製実験を行うことは不可能で
ある。このような巨大設備に対して、高さが1m程度の冷
却室を有する実験装置も開発されているが、このような
装置では、粒径が50μm以上の粒剤を調製することは不
可能である。
実公昭53−22596号公報には、冷却塔の高さを低くでき
る造粒装置が開示されている。該造粒装置は、冷却塔内
に下方から上方へ冷風を通流させて、塔内の底部に設け
た多孔板ノズルから塔内頂部へ向けて溶融液を噴霧する
ようになっている。多孔板ノズルから噴出された液滴
は、塔内の頂部で失速して落下することにより、塔内の
底部と頂部との間を往復する。また、塔内頂部では液滴
が停止し、その前後では液滴は失速して移動速度が著し
く低下する。従って、冷却塔が低い場合にも、液滴の滞
空時間が長くなり、凝固時間を十分に確保できるため
に、冷却塔を低くできる。
(考案が解決しようとする課題) しかし、このような造粒装置も、粒径が700μm程度の
比較的大径の粒剤を製造する場合には3〜4mの冷却塔を
必要とし、実験装置としては不都合である。冷却塔の高
さを実験装置レベルまで低下させることができない理由
としては、多孔板ノズルから噴出される液滴の初速度が
大きすぎること、噴霧量が多すぎるために、噴霧量を制
限した場合には液滴化が阻害されることなどが考えられ
る。また、噴霧量が多すぎることにより、少量生産がで
きず、調製実験等では経済性が低下することも問題にな
る。さらに、実験装置では、粒径を広範囲かつ高精度に
制御できることも必要であるが、多孔板ノズルでは、そ
のような粒径の制御を行うことも難しい。
本考案は上記従来の問題が解決するものであり、その目
的は比較的大径の粒剤が、従来の装置よりも小さい冷却
スペースで少量生産でき、しかも、粒剤の粒径が広範囲
かつ高精度に制御できる造粒装置を提供することにあ
る。
(課題を解決するための手段) 本考案の造粒装置は、冷却用気体が下方から通流する冷
却容器と、該冷却用気体に向けて造粒化すべき物質の溶
融液を噴霧する噴霧装置と、を有し、該噴霧装置により
噴霧された該溶融液を粒状に凝固させるスプレークーリ
ング方式の造粒装置であって、該噴霧装置が、冷却用気
体に向けて、キャリアガスを噴出するガス噴出部と、該
ガス噴出部から噴出されるガス流の側方から該ガス流中
に溶融液を流出させる液流出部と、該液流出部の溶融液
が流出される部分から該溶融液が断続的に流出されるよ
うに、その流出部分を開閉するチョッパーを有する流出
制御部と、を具備することを特徴としており、そのこと
により上記目的が達成される。
(作用) 本考案の造粒装置は、液流出部における造粒される物質
の溶融液が流出する部分が、チョッパーにより開閉され
て、該溶融液が断続的に流出される。断続的に流出され
る溶融液は、ガイ噴出部から噴出されるキャリアガスに
より噴霧され、冷却容器内を下方から通流される冷却用
気体にて冷却される間に粒状に凝固される。チョッパー
による開閉により、液流出部からの溶融液の流出量が制
御され、噴霧される液滴量が変更される。
(実施例) 以下に本考案を実施例について説明する。
本考案の造粒装置は、第1図に示すように、冷却用気体
が通流される冷却容器10と、造粒化すべき物質の溶融液
30を該冷却容器10内に噴霧する噴霧装置20とを備えてい
る。
冷却容器10は、筒状の本体部12を有する。該本体部12
は、下部が開放された開口部内に粒剤受皿11が嵌合され
ている。該本体部12の底部側壁には冷風導入口12aが設
けられており、本体部12の上面には冷風排出口12bが設
けられている。該冷風導入口12aには冷却用気体が該本
体部12内に導入されてその冷風が冷風排出口12bから排
出される。
該冷却容器10内は溶融液30を噴霧する噴霧装置20は、冷
却容器10内へ加熱されたキャリアガスを噴出するガス噴
出部21と、該ガス噴出部21から冷却容器10内に噴出され
キャリアガス中に溶融液30を流出させる液流出部22と、
該液流出部22からキャリアガス中に流出される溶融液30
の流出制御を行う流出制御部23とを備えている。
該噴霧装置20におけるガス噴出部21は、冷却容器10にお
ける本体部12の下部を貫通しており、先端部が本体部12
内の斜め上方に向いた熱風ノズル21aになっている。該
熱風ノズル21aの基端部には、流量調整弁21bを介して空
気加熱器21cが接続されている。該空気加熱器21cには、
加圧空気が供給され、これにより所定の流速、流量およ
び温度を有する熱風が、キャリアガスとして熱風ノズル
21aの先端から冷却容器10内の斜め上方へ向かって噴出
される。
該ガス噴出部21から冷却容器10内に噴出されたキャリア
ガス中に溶融液30を流出させる液流出部22は、冷却容器
10の本体部12外面に取り付けられたシリンダー22aを有
する。該シリンダー22aの内部には、造粒化すべき物質
の溶融液30が収容されている。また、該シリンダー22a
の外周面にはテープヒータ22bが巻かれており、その下
端部には、冷却容器10の本体部12側壁を貫通してその内
部に延出する液ノズル22cが設けられている。該シリン
ダー22aにはピストン部材22dが嵌入されている。該ピス
トン部材22dは、シリンダー22aの上部から上方へ延出し
て、冷却容器10の本体部12外面に取り付けられた昇降装
置22eに連結されている。シリンダー22a内に収容された
溶融液30は、該シリンダー22a内のピストン部材22dが昇
降装置22eにて下降されることにより圧縮されて、液ノ
ズル22cを通して冷却容器10内へ流出される。
シリンダー22aの下端から延出して溶融液30を流出させ
る液ノズル22cは、ガス噴出部21における熱風ノズル21a
の先端開口よりも小径な、例えばステンレス鋼製チュー
ブであって、断熱材22fにて覆われている。該液ノズル2
2cの先端は、該先端から流出される溶融液30に、ガス噴
出部21の熱風ノズル21aから噴出される熱風がほぼ直角
に衝突するように、該熱風ノズル21aの先端に近接して
配置されている。
該液流出部22から流出される溶融液30は、流出制御部23
により流出が制御される。該流出制御部23は、液流出部
22における液ノズル22cの先端開口部を開閉するチョッ
パー23aを有する。該チョッパー23aは、第2図に示すよ
うに、板状をしており、その先端部が、ガス噴出部21に
おける熱風ノズル21aの先端開口に接離し得るように、
基端部を支点として揺動する。該チョッパー23aの基端
部は、磁性を有しており、該基端部以外の部分が、例え
ばフッ素樹脂等の絶縁物により構成されている。該チョ
ッパー23aの基端部近傍には、電磁石23cが配設されてお
り、該電磁石23cに断続的に通電されることにより、該
チョッパー23aが揺動される。そして、該チョッパー23a
の揺動により、該チョッパー23aの先端部が液ノズル22c
の先端開口部に対して接触および離反を繰り返し、該先
端開口部が断続的に開閉される。
このような構成の本考案の造粒装置では、溶融液から粒
剤が次のようにして製造される。
液流出部22のシリンダー22a内には、造粒化すべき物質
の溶融液30が収容される。他方、冷却容器10の本体部12
に設けた冷風導入口12aから該本体部12内に冷風を導入
し、冷却容器10内に冷風の上昇流を発生させる。噴霧装
置20は、ガス噴出部21の熱風ノズル21aから冷却容器10
内に熱風を噴出する。
このような状態で、液流出部22の昇降装置22eを一定速
度で下降させて、シリンダー22a内の溶融液30を液ノズ
ル22cを通じて冷却容器10内に流出させると共に、液ノ
ズル22cの先端部開口部を断続的に閉止させるべく、電
磁石23cを断続的に駆動する。これによりチョッパー23a
が揺動され、その先端部が液ノズル22cの先端開口部に
断続的に接触される。
液ノズル22cの先端開口部に接触したチョッパー23aが、
該先端開口部から離れると、第3図に示すように、液ノ
ズル22cから流出する溶融液30は、熱風ノズル21aから噴
出される熱風により吹き飛ばされて液滴31になる。この
ような動作が繰り返されることにより、冷却容器10の下
部側方から該冷却容器10内へ斜め上向きに液滴31が連続
的に放出される。液ノズル22cから流出される溶融液30
の流量およびチョッパー23aの振幅を一定にしておけ
ば、粒径の揃った液滴31が得られる。また、これらを調
節すれば、液滴31の粒径が広範囲にわたって制御し得
る。
このとき、熱風ノズル21aからの熱風噴出速度は、液流
出部22の液ノズル22cから流出される溶融液30が冷却容
器10の天井に達しない初速度を該溶融液30に与えるよう
に調製される。また、熱風の噴出量に比して、冷却容器
10内に供給される冷風量は充分に多くされる。
冷却容器10内へ放出された液滴31は、放物線を描いて冷
却容器10内を飛散し、この間に、冷却容器10内を上昇す
る冷風により冷却されて粒剤32になる。このとき、液滴
31が上昇から下降へと移行する最頂部では、液滴は、一
瞬、停止した状態になる。また、チョッパー23aの揺動
により、溶融液30が断続的に流出されるので、溶融液30
の液滴化が円滑に行われるために、熱風によって液滴31
に与えられる初速度を低下させることができる。従っ
て、冷却容器10の鉛直方向長さが短い場合にも、充分な
滞空時間が確保され、その間に液滴31を確実に凝固させ
ることができる。
以上のようにして、本考案の造粒装置は、粒径の揃った
粒剤を少量生産することができる。また、その粒径を、
例えば200μm〜1mmの範囲で制御でき、かつ冷却容器の
高さを、2〜3mに低下させることができる。
(考案の効果) 本考案の造粒装置は、このように、液流出部における造
粒される物質の溶融液の流出量が、チョッパーの開閉に
より制御されるために、噴霧される液滴量を容易に変更
でき、製造される粒状物の径を容易に変更できる。造粒
物の径を大きくするために、液滴量を多くしても、確実
に噴霧されて、造粒される。液滴に対して、直接、キャ
リアガスを吹き付けて噴霧化しているために、キャリア
ガスの速度を遅くでき、従って、冷却容器が小さくて
も、その液滴の冷却用空気内での滞空時間を長くするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の造粒装置の一例を示す概略断面図、第
2図は第1図のII−II線に沿った側面図、第3図はその
動作を説明するための概略図である。 10……冷却容器、20……噴霧装置、21……ガス噴出部、
22……液流出部、22c……液ノズル、23……流出制御
部、23a……チョッパー、23c……電磁石。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷却用気体が下方から通流する冷却容器
    と、該冷却用気体に向けて造粒化すべき物質の溶融液を
    噴霧する噴霧装置と、を有し、該噴霧装置により噴霧さ
    れた該溶融液を粒状に凝固させるスプレークーリング方
    式の造粒装置であって、 該噴霧装置が、 冷却用気体に向けて、キャリアガスを噴出するガス噴出
    部と、 該ガス噴出部から噴出されるガス流の側方から該ガス流
    中に溶融液を流出させる液流出部と、 該液流出部の溶融液が流出される部分から該溶融液が断
    続的に流出されるように、その流出部分を開閉するチョ
    ッパーを有する流出制御部と、 を具備することを特徴とする造粒装置。
JP5997190U 1990-06-05 1990-06-05 造粒装置 Expired - Lifetime JPH0733872Y2 (ja)

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