JPH0733818Y2 - スポーツ用顔防寒具 - Google Patents

スポーツ用顔防寒具

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JPH0733818Y2
JPH0733818Y2 JP1991095759U JP9575991U JPH0733818Y2 JP H0733818 Y2 JPH0733818 Y2 JP H0733818Y2 JP 1991095759 U JP1991095759 U JP 1991095759U JP 9575991 U JP9575991 U JP 9575991U JP H0733818 Y2 JPH0733818 Y2 JP H0733818Y2
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mouth
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flexibility
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Inventor
弘光 河合
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株式会社アックス
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、スキー、スケート等の
冬季スポーツ用、又は、登山用若しくはモーターバイ
ク、自転車等の二輪車乗車時用等に使用するための顔面
等の防寒具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の顔防寒具としては、例えば実公昭
61−9666号公報に記載されたようなスキー用顔防
寒具が存在しており、これは1枚のシート体を適宜形状
に裁断し、その両端部に止着部を設け、その略中央部分
で二つ折りし、その二つ折りした部分の一部(口部及び
顎部対応部位)を縫合することによって、顔面の鼻部、
頬部、口部等に密着状態で被覆しうるような形状に形成
し、その顔防寒具の口部対応部位に通気孔を穿孔し、更
に、鼻部対応部位の下側にも通気孔を設けたものであ
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の顔防寒具に
おいては、1枚のシート体を適宜形状に裁断する手間
と、その略中央部分の一部(口部及び顎部対応部位)を
縫合するための手間が掛かるという問題点があった。し
かも、略中央部分の一部(口部及び顎部対応部位)を縫
合するため、顔面の形状に無理なく沿わせることが困難
であり、装着感が悪いという課題があった。さらに、こ
の顔防寒具は、顔面の鼻部から口部及び側頭部に密着状
態で着用されるため、呼吸や発汗による不快感を排除す
ることができなかった。更に、その密着度を保持させる
ために、防寒具の両端部に設けられた止着部は、後頭部
の下方部のほぼ首部の後ろで止着されることとなる。そ
れ故、耳部の全体を充分に被覆するのには不十分であっ
た。そこで、本考案は、1枚のシート体から極めて簡単
に一体成形が可能で、顔面の形状に沿いやすい防寒具を
提供することを第1の目的とする。さらに、呼吸や発汗
による不快感を減少させ、耳部をも完全に被覆しうる顔
防寒具を提供することを、本考案の第2の目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本考案は、可撓性及び柔軟性を有する1枚の合成樹
脂製のシート体10を金型を使用して一体的に熱成形を
し、少なくとも顔面の鼻部、頬部、口部、及び、耳部を
被覆しうるようにした防寒具であって、この防寒具の両
端部にはそれぞれ相互に係止し得る係止具15、15を
設け、また、防寒具の口部対応部位11に通気孔13を
穿設したものである。さらに、第2の考案は、上記の防
寒具であって、この防寒具を着用したとき少なくとも防
寒具の口部対応部位11と口部との間に空間を存在させ
るための膨出部分を設けたものを提供する。
【0005】
【作用】本考案は、可撓性及び柔軟性を有する合成樹脂
製のシート体を使用し、金型で一体的に加熱して成形す
るため、極めて簡単に製造することができる。しかも、
金型で一体的に加熱して成形するため、顔面の形状に最
も適した形状に成形することができる。また、口部対応
部位に穿設された通気孔によって呼吸が容易となり、会
話にも支障がなくなる。さらに、膨出部分を設けること
によって、少なくとも口部対応部位と口部との間に空間
を存在させたため、従来の防寒具のように防寒具の裏面
全面が顔面に密着せず、呼吸や発汗による不快感を抑制
することができる。また、顔面を必要以上に圧迫するこ
ともない。さらに、顔面の形状に自然と沿うため、本考
案の防寒具により、顔面の鼻部、頬部、口部は勿論、耳
部までも無理なく被覆され、保温されうる。
【0006】
【実施例】以下、添付の図面に基づき実施例について説
明する。添付図面は、全て本考案の一実施例を図示して
いる。図1は、本考案の一実施例の全体斜視図を示して
おり、可撓性を有する合成樹脂製の発泡体からなるシー
ト体10を使用し、その表面に適宜着色又は着色模様を
施した布帛を貼着し、同様にその裏面にも適宜着色又は
着色模様の布帛を貼着し(図中では簡単のため、シート
体10の厚みを省略している。)、このシート体10の
口部対応部位11及び耳部対応部位12に通気孔13、
14を穿設し、このシート体10を金型を利用して熱成
形を行い、又は、金型を利用して真空熱成形を行い、顔
面の鼻部、頬部、口部、顎部に適合するような形状にし
て、本実施例の顔防寒具を完成させる。ここで、口部対
応部位11は、膨出部分として前方に張り出した状態に
形成されている。尚、口部対応部位11及び耳部対応部
位12への通気孔13、14の穿設は、成形後に行うこ
ともできる。
【0007】この防寒具は、成形後はその形状が一定の
まま維持されるが、可撓性を有する素材から成形されて
いるため、成形後も適度の柔軟性を備えている。ここ
で、防寒具の形状は、口部対応部位11が膨出部分とし
て前方に張り出しており、顔面の鼻部、頬部、口部及び
顎部の全体と密着することなく、鼻部、頬部及び側頭部
のそれぞれの一部分のみ、又は、鼻部、頬部、顎部及び
側頭部のそれぞれの一部分のみで密着するように成形さ
れている。即ち、このような形状を付与することによっ
て、鼻部、頬部、顎部及び側頭部のそれぞれの一部分に
対して密着し良好な装着感を得ると共に、シート体10
の両端部を後方に強く引っ張っても、口部周辺には密着
しない状態を保つことができる。このシート体10の両
端部には、係止具15、15を設ける。本実施例では面
ファスナーを使用しているが、係止具としてはボタンホ
ック、鉤ホック等何によってもよいが、係止位置を容易
に変更できるように上記実施例の面ファスナーが最適で
ある。
【0008】図2は、本考案の両係止具15、15を係
止した状態を示す斜視図であり、後頭部の後ろの部分で
係止することとなる。耳部対応部位12も、耳部の形状
に適合させて外側に膨出するように、鼻部等の熱成形と
同時に金型によって成形することもできる。
【0009】図3は、上記実施例の顔防寒具を着用した
状態の側面説明図である。この防寒具においては、顔面
や側頭部の全体に密着することなく、その鼻部の一部、
頬部の一部、顎部の一部及び側頭部の一部で密着し、少
なくとも口部及び口部の周辺部の前方には、空間が存在
している。従って、口部前方に穿設された通気孔13
は、呼吸のための通気と、音声の通過との両方の機能を
果たしているものである。
【0010】以上、一実施例について説明したが、本考
案においては、シート体が可撓性を有する合成樹脂製
で、適度な柔軟性を有しつつ、付与された形状を維持し
得るものであればよく、その形状も金型により適宜設計
変更することができる。また、表面及び裏面に貼着する
布帛の種類及び模様等も全く自由に選択することがで
き、シート体に小さな凹凸を設けたものを用いることも
できる。また、従来と同様に耳部を被覆しない形状とす
ることもできる。さらに、顎部から首部までも広く覆う
形状とすることもできる。尚、上記実施例の耳部対応位
置に穿設された通気孔は必ずしも必須のものではない。
というのも、側頭部に対応する防寒具の部分も側頭部に
完全に密着していないからであり、隙間から外部の音声
を聴取し得るからである。また、上記実施例では、口部
対応部位11に通気孔13を設け、鼻部に対応する通気
孔との区別を設けなかったが、鼻の穴に対応する通気孔
を別途設けることもできる。さらに、鼻部から口部にか
けては敢えて顔面の形状に一致させなかったが、顔面や
側頭部の全体に密着する形状を付与することもできる。
この場合には、鼻の穴に対応する通気孔を別途設けるこ
との意義が高まると考えられる。
【0011】
【考案の効果】本考案の効果は、以下の通りである。本
考案に係る顔防寒具は、シート体から金型を使用した一
体熱成形によって製造されるため、従来品に比較して極
めて簡単に製造することができる。しかも、本考案の顔
防寒具は、可撓性を有する材料を使用しているため、つ
まり、適度の柔軟性を有しつつ一定の形状を維持しうる
ものであるため、所望の形状に成形することができ、且
つ、顔面に無理なくフィットするものである。しかも、
本考案の顔防寒具は、一定の形状を維持しうるため、所
望の形状に成形することができ、容易に耳部を十分に被
覆しうる形状として実施することもできる。さらに、防
寒具の口部対応部位と口部との間に空間を形成する膨出
部分を設けることによって、顔面や側頭部にその全体が
完全に密着することがなく、呼吸や発汗による不快感を
排除することができ、また、密着による圧迫感もなくす
ることができ、口部対応部位に通気孔を設けるだけで、
通気と音声通過の両機能を兼ね備えることができ、従来
品のように鼻部の下側に特に通気孔を設けずに、実施す
ることもできる。以上、本考案は、簡易な構成にして、
多大な効果を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す全体斜視図である。
【図2】本考案の一実施例で係止具を係止した状態を示
す斜視図である。
【図3】本考案の一実施例を顔面に着用した状態を示す
側面説明図である。
【符号の説明】
10 シート体 11 口部対応部位 12 耳部対応部位 13、14 通気孔 15 係止具

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性及び柔軟性を有する1枚の合成樹
    脂製のシート体(10)を金型を使用して一体的に加熱
    成形をし、少なくとも顔面の鼻部、頬部、口部、及び、
    耳部を被覆しうるようにした防寒具であって、この防寒
    具の両端部にはそれぞれ相互に係止し得る係止具(1
    5)(15)を設け、また、防寒具の口部対応部位(1
    1)に通気孔(13)を穿設したスポーツ用顔防寒具。
  2. 【請求項2】 可撓性及び柔軟性を有する1枚の合成樹
    脂製のシート体(10)を金型を使用して一体的に加熱
    成形をし、少なくとも顔面の鼻部、頬部、口部、及び、
    耳部を被覆しうるようにした防寒具であって、この防寒
    具の両端部にはそれぞれ相互に係止し得る係止具(1
    5)(15)を設け、また、防寒具の口部対応部位(1
    1)に通気孔(13)を穿設し、さらに、この防寒具を
    着用したとき少なくとも防寒具の口部対応部位(11)
    と口部との間に空間を形成するための膨出部分を設けた
    スポーツ用顔防寒具。
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JPS4820554U (ja) * 1971-07-20 1973-03-08
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JPH0443254Y2 (ja) * 1987-05-13 1992-10-13
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