JPH0733776U - トラクタにおける後輪自動制動装置 - Google Patents

トラクタにおける後輪自動制動装置

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JPH0733776U
JPH0733776U JP7164593U JP7164593U JPH0733776U JP H0733776 U JPH0733776 U JP H0733776U JP 7164593 U JP7164593 U JP 7164593U JP 7164593 U JP7164593 U JP 7164593U JP H0733776 U JPH0733776 U JP H0733776U
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JP
Japan
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brake
front wheel
wheel
brake valve
valve
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Application number
JP7164593U
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English (en)
Inventor
浩之 金山
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Original Assignee
MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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Publication date
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  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 四輪駆動型において、前輪切角が所定以上に
なった時、前輪を増速すると共に内側後輪のみを自動的
に制動して旋回側内側後輪にブレーキを掛け、旋回半径
が小さく、かつスムーズに旋回できるようにする。 【構成】 変速装置の油圧式の変速手段に通ずる油路に
挿入されている前輪変速切換バルブが切り換わって前輪
を増速するようにしたトラクタにおいて、前輪支承部に
前輪の切角が所定になったことを検出するブレーキバル
ブ切換スイッチ18を配設し、左右の後輪ブレーキ操作
系にブレーキシリンダ16,17をそれぞれ介装し、油
路を、前記変速手段に通ずる油路から分岐させ、この分
岐した油路に、前記ブレーキバルブ切換スイッチ18の
検出結果により切り換わるブレーキバルブ15を挿入し
て、前輪増速時に該ブレーキバルブを切り替えて内側後
輪のみを自動的に制動するように構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、建設用、運搬用、農林業用等の四輪駆動型のトラクタにおける後輪 自動制動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、特開昭50−154939号公報で公知のような四輪駆動乗用型動力移 動車における操向装置において、ハンドルの一定以上量の回動操作に連動して、 前輪への動力伝達を切断すると共に、機体操向内側の後輪に制動を与え得るよう に構成したものは既に知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来、知られているような、四輪駆動乗用型動力移動車における操向装置にお いて、ハンドルの一定以上量の回動操作に連動して、前輪への動力伝達を切断す ると共に、機体操向内側の後輪に制動を与え得るように構成したものは、旋回時 前輪に駆動力を有せず、機体操向内側の後輪の制動のみによって旋回するので、 旋回駆動力が弱く旋回半径も大きくなる傾向があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前輪切角が所定以上になったことを切角センサーが検出すると、前 輪変速装置の油圧式の変速切換手段に通ずる油路に挿入されている前輪変速用切 換バルブが切り換わって前輪を増速にするようにした四輪駆動型のトラクタにお いて、前輪支承部に、旋回時に前輪の切角が所定になったことを検出するブレー キバルブ切換スイッチを配設し、左右の後輪ブレーキ操作系にブレーキシリンダ をそれぞれ介装し、それらのブレーキシリンダに通ずる油路を、前記変速切換手 段に通ずる油路から分岐させ、この分岐した油路に、前記ブレーキバルブ切換ス イッチの検出結果により切り換わるブレーキバルブを挿入して、前輪増速時に該 ブレーキ用切換バルブを切換えて内側後輪のみを自動的に制動するように構成す ることにより前述の課題を解決した。
【0005】
【作用】
操向ハンドルを操作して、前輪切角が所定以上になったことを切角センサー及 びブレーキバルブ切換スイッチが検出すると、該ブレーキバルブ切換スイッチの 検出結果によりブレーキバルブが切り換わり、切角センサーの検出結果により前 輪変速用切換バルブが切り換わると、分岐した一方の油路から圧油が変速切換手 段に送られて前輪変速装置の切換により前輪が増速され、他方へ分岐した油路に 送られた圧油はブレーキバルブを経て一方の(旋回時に内側となる側)ブレーキ シリンダに圧入されてその側の後輪ブレーキを作動させ、結局、前輪が増速され た状態で旋回時に内側になる後輪が制動されるので機体は急旋回する。旋回を終 わる前に、操向ハンドルを逆回転操作して前輪切角が所定以下になり、切角セン サー及びブレーキバルブ切換スイッチが非検出になると、前輪変速用切換バルブ 及びブレーキバルブが元の状態に切り換わり、前記後輪の制動が解除され、前輪 が常速に戻る。
【0006】
【実施例】
本考案の一実施例を図面について説明すると、四輪駆動型のトラクタ1の操向 装置2は操向ハンドル3、パワーステアリング装置4、左ナックルアーム5、右 ナックルアーム6、タイロッド7、左前輪及び右前輪から成り立っている。
【0007】 操向ハンドル3を回動させると、その直下に配設され、操向ハンドル3の回動 角に連動するステアリングユニット3aの切換バルブを作動させ、左右のいずれ かのパワーシリンダに圧油を送り、その側のナックルアーム5又は6を回動させ 、両ナックルアーム5、6を前方で連動連結するタイロッド7によって左右のナ ックルアーム5、6を同時にかつ最適角度に回動させ、下方に向かうキングピン 5a,6aを回動させることによって、左前輪及び右前輪を操向する。
【0008】 更に、トラクタ1の機枠の中心線上に設けられた取付板10には切角センサー 11が前後方向に装着され、センサーロッド11aの先端部に取付けられたセン サー板11bは常にタイロッド7に当接する側へ付勢されている。
【0009】 前輪切角が所定以上になり、両ナックルアーム5、6が回動してタイロッド7 の前部中央が前後方向に移動すると、その移動量をセンサー板11bが検知し、 センサーロッド11aが前後方向に移動し、切角センサー11本体の内径に突設 した切角センサースイッチ12の先端に接触して内方へ押し込むと、切角センサ ースイッチ12がオンになり、それにより図3に示すフローデバイダバルブから なる前輪変速用切換バルブ14が切り換わり、前輪変速装置の切換手段となるシ フトレールが挿入されたシリンダ8に圧油が送られて前輪変速装置が増速に切り 替わり前輪は増速される。
【0010】 一方、フロントアクスルケース20の一端部には、左ナックルアーム5が所定 角度旋回するとオンになるブレーキバルブ切換スイッチ18を取付けてあり、こ のブレーキバルブ切換スイッチ18は前記切角センサースイッチ12よりも僅か に早くオンになるように感知タイミングを設定してあり、このブレーキバルブ切 換スイッチ18を接続した4ポート2位置切換電磁バルブからなるブレーキバル ブ15を挿入した油路9は、図3に示すごとく、前記前輪変速用切換バルブ14 から前記シリンダ8に通ずる油路から分岐しており、前記ブレーキバルブ15は 、左右の後輪のブレーキ操作系に介装されている左ブレーキシリンダ16及び右 ブレーキシリンダ17に油路で接続してある。13はクラッチシリンダ、13a はその切換バルブであって前記前輪変速用切換バルブ14に接続してある。22 は操向ペダル、23はリフトアーム、24は機台である。
【0011】 今、トラクタ1が前進中に例えば操向ハンドル3を左に切り、前輪切角が所定 以上になると、左ナックルアーム5が大きく回動し、タイロッド7によって連結 された右ナックルアーム6も回動し、前輪増速する直前に左ナックルアーム5が ブレーキバルブ切換スイッチ18をオンにするので、ブレーキバルブ15は、図 3に示す状態から反対側へ切り換わり、その直後に切角センサー11がオンにな り、それにより前記シリンダ8と左ブレーキシリンダ16とに分岐した油路によ り同時に圧油が送られて前輪変速装置が増速に切り換わり、左ブレーキシリンダ 16が縮小してブレーキカムレバー19を引っ張るので、左の後輪が制動される こととなり、機体は小さな回行半径で急速に旋回する。
【0012】 旋回が終了して操向ハンドル3を元に戻すと、左ナックルアーム5及びタイロ ッド7によって連結された右ナックルアーム6が直進状態になり、タイロッド7 の中央部が後方に移動する。それに追従して切角センサー11のセンサー板11 bがタイロッド7と共に戻り、その過程で、切角センサー11がオフになるので 、前輪変速用切換バルブ14が切り換わって圧油の圧送が停止され、前輪変速装 置が常速に戻ると同時に、ブレーキバルブ切換スイッチ18がオフになるので、 ブレーキバルブ15は、図示のように右ブレーキシリンダ17に連通し、左ブレ ーキシリンダ16がタンクに通ずる油路に連通する状態に切り換わり、左ブレー キシリンダ16のロッドは、ブレーキカムレバー19と共にそれに付設した戻し スプリング21により引き戻されることとなって制動が解除される。操向ハンド ル3を右に切り、右旋回をする時は、その側のナックルアーム6にはブレーキバ ルブ切換スイッチを対設してないが、ブレーキバルブ15は既に右側へ切り換わ っているので、切角センサー11の感知作動により前輪変速装置のシリンダ8と 、右ブレーキシリンダ17とが同時に作動する。但し、圧油は油路25からタン クに戻る。
【0013】
【考案の効果】
本考案は、前輪切角が所定以上になったことを切角センサー11が検出すると 、前輪変速装置の油圧式の変速切換手段に通ずる油路に挿入されている前輪変速 用切換バルブ14が切り換わって前輪を増速にするようにした四輪駆動型のトラ クタ1において、前輪支承部に、旋回時に前輪の切角が所定になったことを検出 するブレーキバルブ切換スイッチ18を配設し、左右の後輪ブレーキ操作系にブ レーキシリンダ16,17をそれぞれ介装し、それらのブレーキシリンダ16, 17に通ずる油路を、前記変速切換手段に通ずる油路から分岐させ、この分岐し た油路に、前記ブレーキバルブ切換スイッチ18の検出結果により切り換わるブ レーキバルブ15を挿入して、前輪増速時に該ブレーキバルブ15を切換えて内 側後輪のみを自動的に制動するように構成したので、簡単な構造でありながら、 前輪切角が所定以上になった時、前輪が増速に切り換わると同時に、内側後輪が 自動的に制動されるようになり、旋回半径を小さく、かつスムーズに旋回できる ようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】トラクタフロントアクスル部の平面図である。
【図2】切角センサーの断面図である。
【図3】油圧回路図である。
【図4】トラクタの左側面図である。
【符号の説明】
5 左ナックルアーム 6 右ナックルアーム 11 切角センサー 14 前輪変速用切換バルブ 15 ブレーキバルブ 18 ブレーキバルブ切換スイッチ 19 ブレーキカムレバー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前輪切角が所定以上になったことを切角
    センサー11が検出すると、前輪変速装置の油圧式の変
    速切換手段に通ずる油路に挿入されている前輪変速用切
    換バルブ14が切り換わって前輪を増速にするようにし
    た四輪駆動型のトラクタ1において、前輪支承部に、旋
    回時に前輪の切角が所定になったことを検出するブレー
    キバルブ切換スイッチ18を配設し、左右の後輪ブレー
    キ操作系にブレーキシリンダ16,17をそれぞれ介装
    し、それらのブレーキシリンダ16,17に通ずる油路
    を、前記変速切換手段に通ずる油路から分岐させ、この
    分岐した油路に、前記ブレーキバルブ切換スイッチ18
    の検出結果により切り換わるブレーキバルブ15を挿入
    して、前輪増速時に該ブレーキバルブ15を切換えて内
    側後輪のみを自動的に制動するように構成したことを特
    徴とするトラクタにおける後輪自動制動装置。
JP7164593U 1993-12-08 1993-12-08 トラクタにおける後輪自動制動装置 Pending JPH0733776U (ja)

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