JPH07336380A - データ中継装置の輻輳制御方式およびデータ中継装置 - Google Patents

データ中継装置の輻輳制御方式およびデータ中継装置

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JPH07336380A
JPH07336380A JP6126068A JP12606894A JPH07336380A JP H07336380 A JPH07336380 A JP H07336380A JP 6126068 A JP6126068 A JP 6126068A JP 12606894 A JP12606894 A JP 12606894A JP H07336380 A JPH07336380 A JP H07336380A
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JP
Japan
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packet
station
data buffer
data
packets
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Application number
JP6126068A
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English (en)
Inventor
Kazuaki Tsuchiya
一暁 土屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】データ中継装置(ブリッジングルータ)1で処
理しきれない膨大な量のパケットが短時間に特定のLA
N3からデータ中継装置(ブリッジングルータ)1に送
られてきても、データバッファ4の記憶容量の不足を防
ぎ、データバッファ4の記憶容量の不足によって発生す
る輻輳を防止する方法および装置を提供すること。 【構成】データバッファ4の残り記憶容量が予め決めら
れた特定容量以下となったことを検出する容量検出手段
8と、パケットをレイヤ2の送信元アドレス(SA)別
に分けて計数する計数手段9と、格納禁止局として登録
された局2からパケットが送られてきてもデータバッフ
ァ4には格納しないで廃棄するよう送受信制御手段5に
指示する格納禁止手段10を有して構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データ中継装置の輻輳
制御方式およびデータ中継装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2〜図5を用いて、従来技術につい
て、説明する。
【0003】まず初めに、相互に接続するLAN3の間
でデータ中継装置(ブリッジングルータ)1を通して送
信局から受信局までパケット11が中継される場合につ
いて説明する。
【0004】図2に、データ中継装置(ブリッジングル
ータ)1の一般的な構成を示す。データ中継装置(ブリ
ッジングルータ)1は、データバッファ4と送受信制御
手段5とパケット中継手段6と経路情報保持手段7から
構成され、相互に接続するLAN3の間でパケット11
を中継する。
【0005】図3に、相互に接続するLAN3の間でデ
ータ中継装置(ブリッジングルータ)1を通してパケッ
ト11が中継される通信プロトコルのレイヤ構成を示
す。データ中継装置(ブリッジングルータ)1で、図4
に示すパケット11のレイヤ2の宛先アドレス(DA)
を調べ、レイヤ2のプロトコルにしたがってパケット1
1を中継する処理をブリッジング、図4に示すパケット
11のレイヤ3の宛先アドレス(DEST)を調べ、レ
イヤ3のプロトコルにしたがってパケット11を中継す
る処理をルーティングと呼ぶ。
【0006】図4に、相互に接続するLAN3の間でデ
ータ中継装置(ブリッジングルータ)1を通して中継さ
れるパケット11の一例を示す。ここでは、レイヤ2の
プロトコルがFDDI(Fiber Distribu
ted Data Interface)、レイヤ3の
プロトコルがIP(Internet Protoco
l)であるパケット11のフォーマットを示す。
【0007】図5に、相互に接続するLAN3の間でデ
ータ中継装置(ブリッジングルータ)1を通してパケッ
ト11が中継される場合に、データ中継装置(ブリッジ
ングルータ)1で行われる処理のフローを示す。
【0008】データ中継装置(ブリッジングルータ)1
では、パケット11が送られてくると、以下の処理を行
う。
【0009】(1)送受信制御手段5では、送られてきた
パケット11のレイヤ2の宛先アドレス(DA)を抽出
して、宛先アドレス(DA)がパケット11を送ってき
たLAN3に接続する局2であるか否か、いいかえれば
同一LAN3に接続する局2の間で行われている通信か
否かを判定する(ステップ1)。
【0010】(2)宛先アドレス(DA)がパケット11
を送ってきたLAN3に接続する局2であれば、いいか
えれば同一LAN3に接続する局2の間で行われている
通信であればデータバッファ4に格納しないで、廃棄す
る(ステップ2)。
【0011】(3)宛先アドレス(DA)がパケット11
を送ってきたLAN3に接続する局2でなければ、いい
かえれば同一LAN3に接続する局2の間で行われてい
る通信でなければデータバッファ4に格納して、パケッ
ト中継手段6に報告する(ステップ3)。
【0012】(4)パケット中継手段6では、データバッ
ファ4に格納されたパケット11のレイヤ2の宛先アド
レス(DA)を抽出して、宛先アドレス(DA)が自デ
ータ中継装置であるか否かを判定する(ステップ4)。
【0013】(5)宛先アドレス(DA)が自データ中継
装置でなければ、パケット11を送ってきたLAN3以
外に送信(ブリッジング)するよう送受信制御手段5に
指示する(ステップ5)。
【0014】(6)宛先アドレス(DA)が自データ中継
装置であれば、データバッファ4に格納されたパケット
11のプロトコルタイプ(TYPE)を抽出して、IP
であるか否かを判定する(ステップ6)。
【0015】(7)パケット11のプロトコルタイプ(T
YPE)がIPでなければ、パケット11を送ってきた
LAN3以外に送信(ブリッジング)するよう送受信制
御手段5に指示する(ステップ7)。
【0016】(8)パケット11のプロトコルタイプ(T
YPE)がIPであれば、パケット中継手段6では、デ
ータバッファ4に格納されたパケット11のレイヤ3の
宛先アドレス(DEST)を抽出して、宛先アドレス
(DEST)を基に、パケット11を次に中継する経路
を選択するよう経路情報保持手段7に指示する(ステッ
プ8)。
【0017】(9)経路情報保持手段7では、パケット中
継手段6から与えられた宛先アドレス(DEST)を基
に、保持する経路情報の検索を行って、パケット11を
次に中継する経路を選択し、パケット中継手段6に報告
する(ステップ9)。
【0018】(10)パケット中継手段6では、経路情報保
持手段7によって選択された経路にパケット11を送信
(ルーティング)するよう送受信制御手段5に指示する
(ステップ10)。
【0019】このように、データ中継装置(ブリッジン
グルータ)1では、レイヤ2の宛先アドレス(DA)が
自LAN3に接続する局2でないパケット11を全てデ
ータバッファ4に格納して、パケット中継手段6によっ
てブリッジングあるいはルーティングの中継処理が行わ
れる。
【0020】ところで、データ中継装置(ブリッジング
ルータ)1では、LAN3へパケット11を送信する量
よりLAN3からパケット11を受信する量が多いと、
データバッファ4にパケット11が滞留することにな
る。滞留するパケット11がデータバッファ4の容量よ
り多くなると、データバッファ4の記憶容量が不足し
て、それ以上パケット11をLAN3から受信できなく
なる。データバッファ4の記憶容量の不足によって、デ
ータ中継装置がパケット11を中継できなくなった状態
を輻輳と呼ぶ。データ中継装置(ブリッジングルータ)
1では、レイヤ2の宛先アドレス(DA)が自LAN3
に接続する局2でないパケット11を全てデータバッフ
ァ4に格納するため、データバッファ4の記憶容量が不
足しやすくなっている。
【0021】LAN3へパケット11を送信する量より
LAN3からパケット11を受信する量が多く、パケッ
ト11を一時的に記憶しておくデータバッファ4の記憶
容量の不足が発生した場合、前述した中継装置輻輳の通
知方式では、複数のLAN3を接続するデータ中継装置
において、前記複数のLAN3の間で中継されるパケッ
ト11を一時的に記憶するデータバッファ4と該データ
バッファ4の残り記憶容量の低下を検出する容量検出手
段と該容量検出手段の指示にしたがって各LAN3に輻
輳情報を送出する輻輳情報送出手段を備えることによ
り、前記容量検出手段はデータバッファ4の残り記憶容
量が予め決められた特定容量以下となったことを検出す
ると輻輳情報送出手段に輻輳情報の送出を指示し、前記
輻輳情報送出手段は各LAN3に輻輳情報を送出する。
このとき、前記データバッファ4の残り記憶容量が予め
決められた特定容量以下ではあるが、まだ少し余裕があ
るときは、データ中継装置を通るパケット転送要求を出
している局2にのみ輻輳情報を送出する。前記データバ
ッファ4の残り記憶容量が極めて少ないときは、全局2
に輻輳情報を送出する。一方、輻輳情報を受信した局2
では一時的に転送要求を停止するので、データ中継装置
ではデータバッファ4の記憶容量を超えるパケット11
がLAN3を通して送られてくることがなく、データバ
ッファ4の記憶容量の不足によって発生する輻輳を防止
している。
【0022】しかしながら、前述した従来技術は以下の
点について問題がある。
【0023】相互に接続する複数のLAN3の間でデー
タ中継装置を通して中継される膨大な量のパケット転送
要求が短時間に特定のLAN3で発生したため、データ
中継装置で中継処理しきれなくなり、パケット11を一
時的に記憶しておくデータバッファ4の残り記憶容量が
低下した場合、 (1)前述した従来技術では、データ中継装置における輻
輳の状態がそれほど深刻でない、いいかえればデータバ
ッファ4の残り記憶容量が予め決められた特定容量以下
ではあるがまだ少し余裕があると、データ中継装置で処
理しきれない膨大な量のパケット転送要求を短時間に出
している特定のLAN3へのみ、輻輳情報送出手段によ
って輻輳情報が送出される。しかし、データ中継装置で
処理しきれない膨大な量のパケット転送要求を短時間に
出している特定のLAN3はビジー状態であり、輻輳情
報送出手段が輻輳情報を送出しようとしても送出できな
い。また、輻輳情報送出手段による輻輳情報の送出がで
き、データ中継装置で処理しきれない膨大な量のパケッ
ト転送要求を短時間に出している局2でも輻輳情報の受
信ができたとしても、故障が原因で局2の送信を停止で
きなくなっていれば、いいかえれば送信を停止できなく
なった故障が局2で発生している場合、データ中継装置
で処理しきれない膨大な量のパケット転送要求を停止さ
せることがでない。この結果、データバッファ4の記憶
容量を超えるパケット11がデータ中継装置に送られて
きて、データバッファ4の記憶容量の不足による輻輳が
発生する。
【0024】(2)前述した従来技術では、データ中継装
置における輻輳の状態が深刻、いいかえればデータバッ
ファ4の残り記憶容量が予め決められた特定容量以下で
極めて少ないと、データ中継装置で処理しきれない膨大
な量のパケット転送要求を短時間に出している特定のL
AN3以外へも、輻輳情報送出手段によって輻輳情報が
送出される。この結果、データ中継装置で処理しきれな
い膨大な量のパケット転送要求を短時間に出している特
定のLAN3以外の間で行われている通信も停止させる
ことになる。同様に、同一LAN3に接続する局2の間
で行なわれる通信、いいかえればデータ中継装置を通ら
ずにLAN3内部で閉じた通信も停止させることにな
る。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術の問題点
を解決するために、本発明の目的は、データ中継装置で
処理しきれない膨大な量のパケット転送要求を短時間に
出している特定のLAN3以外の間で行われている通信
を停止させることなく、データバッファ4の記憶容量の
不足によって発生する輻輳を防止する方法を提供するこ
とである。同様に、同一LAN3に接続する局2の間で
行なわれる通信、いいかえればデータ中継装置を通らず
にLAN3内部で閉じた通信を停止させることなく、デ
ータバッファ4の記憶容量の不足によって発生する輻輳
を防止する方法を提供することである。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明の課題を解決する
手段を図1を用いて説明する。
【0027】本発明は上記の課題を達成するために、デ
ータバッファ4と送受信制御手段5とパケット中継手段
6と経路情報保持手段7から構成され、相互に接続する
複数のLAN3の間でパケット11の中継を行なうデー
タ中継装置において、図1に示すように、データ中継装
置に以下の手段を設置することにより問題の解決を図
る。
【0028】(1)容量検出手段8 データバッファ4の残り記憶容量が予め決められた特定
容量以下に低下したことを検出すると、パケット中継手
段6に報告する。
【0029】(2)計数手段9 パケット中継手段6によって指示されたパケット11を
レイヤ2の送信元アドレス(SA)別に分けて計数す
る。そして、計数した回数が予め決められた上限値を越
えると、上限値を越えて送られてきたパケット11のレ
イヤ2の送信元アドレス(SA)をパケット11が送ら
れてきてもデータバッファ4に格納しない格納禁止局2
として格納禁止手段10に登録する。
【0030】(3)格納禁止手段10 計数手段9の指示によってパケット11の中継を禁止さ
れた格納禁止局2のレイヤ2のアドレスを保持し、格納
禁止局2として登録された局2からパケット11が送ら
れてきてもデータバッファ4に格納しないで廃棄するよ
う送受信制御手段5に指示する。
【0031】
【作用】本発明の作用を図1を用いて説明する。
【0032】容量検出手段8はデータバッファ4の残り
記憶容量が予め決められた特定容量以下になったことを
検出してパケット中継手段6に報告し、パケット中継手
段6はルーティングせずブリッジングしたパケット11
をレイヤ2の送信元アドレス(SA)別に分けて計数す
るよう計数手段9に指示し、計数手段9は計数した回数
が予め決められた上限値を超えて送られてきたパケット
11のレイヤ2の送信元アドレス(SA)をパケット1
1が送られてきてもデータバッファ4に格納しない格納
禁止局2として格納禁止手段10に登録し、格納禁止手
段10は格納禁止局2として登録された局2からパケッ
ト11が送られてきてもデータバッファ4に格納しない
で廃棄するよう送受信制御手段5に指示する。この結
果、データ中継装置で処理しきれない膨大な量のパケッ
ト転送要求を短時間に出している特定のLAN3から送
られてくるパケット11をデータバッファ4に格納しな
くなる。
【0033】したがって、故障が原因で局2の送信が停
止できなくなり、データ中継装置で処理しきれない膨大
な量のパケット転送要求を短時間に出した場合でも、デ
ータ中継装置ではデータバッファ4の記憶容量を超える
ことがなく、データバッファ4の記憶容量の不足によっ
て発生する輻輳を防止でき、データ中継装置で処理しき
れない膨大な量のパケット転送要求を短時間に出してい
る特定のLAN3以外の間で行われている通信は継続で
きる。同様に、同一LAN3に接続する局2の間で行な
われる通信、いいかえればデータ中継装置を通らずにL
AN3内部で閉じた通信も継続できる。
【0034】
【実施例】本発明を示す一実施例について説明する。
【0035】図1に本発明にかかるデータ中継装置(ブ
リッジングルータ)1の構成例を示す。
【0036】データ中継装置(ブリッジングルータ)1
は、相互に接続する少なくとも2つ以上のLAN3の間
で、パケット11が保持する宛先情報にしたがって、パ
ケット11を中継する装置である。データ中継装置(ブ
リッジングルータ)1は、データバッファ4と送受信制
御手段5とパケット中継手段6と経路情報保持手段7と
容量検出手段8と計数手段9と格納禁止手段10から構
成される。本発明の目的は、容量検出手段8と計数手段
9と格納禁止手段10で実現される。
【0037】データバッファ4は、相互に接続する少な
くとも2つ以上のLAN3の間でデータ中継装置(ブリ
ッジングルータ)1を通して中継するパケット11を一
時的に記憶しておく手段であり、例えばRAM等の電子
デバイスで構成される。
【0038】送受信制御手段5は、LAN3との間でパ
ケット11の送受信を制御する手段であり、例えばCP
U,ROM,RAM等の電子デバイスで構成される。
【0039】パケット中継手段6は、パケット11が保
持する宛先情報にしたがって、パケット11を中継ある
いは廃棄する手段であり、例えばCPU,ROM,RA
M等の電子デバイスで構成される。
【0040】経路情報保持手段7は、パケット11が保
持する宛先情報にしたがって、パケット11を次に中継
する経路を選択するための経路情報を保持する手段であ
り、例えばCPU,ROM,RAM等の電子デバイスで
構成される。
【0041】容量検出手段8は、データバッファ4の残
り記憶容量が予め決められた特定容量以下となったこと
を検出する手段であり、例えばCPU,ROM,RAM
等の電子デバイスで構成される。
【0042】計数手段9は、経路情報保持手段7が保持
する経路情報にしたがったルーティングができないため
ブリッジングしたパケット11をレイヤ2の送信元アド
レス(SA)別に計数して、予め決められた上限値を超
える数のブリッジングするパケット11を送ってきた局
2を中継禁止局2として格納禁止手段10に登録する手
段であり、例えばCPU,ROM,RAM等の電子デバ
イスで構成される。
【0043】格納禁止手段10は、中継禁止局2として
登録された局2からパケット11が送られてくると、デ
ータバッファ4に格納しないで廃棄するよう送受信制御
手段5に指示する手段であり、例えばCPU,ROM,
RAM等の電子デバイスで構成される。
【0044】図3に、相互に接続するLAN3の間でデ
ータ中継装置(ブリッジングルータ)1を通してパケッ
ト11が中継される通信プロトコルのレイヤ構成を示
す。データ中継装置(ブリッジングルータ)1で図4に
示すパケット11のレイヤ2の宛先アドレス(DA)を
調べ、レイヤ2のプロトコルにしたがってパケット11
を中継する処理をブリッジング、データ中継装置(ブリ
ッジングルータ)1で図4に示すパケット11のレイヤ
3の宛先アドレス(DEST)を調べ、レイヤ3のプロ
トコルにしたがってパケット11を中継する処理をルー
ティングと呼ぶ。
【0045】図4に、相互に接続するLAN3の間でデ
ータ中継装置(ブリッジングルータ)1を通して中継さ
れるパケット11の一例を示す。ここでは、レイヤ2の
プロトコルがFDDI(Fiber Distribu
ted Data Interface)、レイヤ3の
プロトコルがIP(Internet Protoco
l)であるパケット11のフォーマットを示す。パケッ
ト11は、レイヤ3ではバージョン(VER)、ヘッダ
長(HLEN)、Type of Service(T
OS)、パケット11長(PLEN)、識別子(I
D)、フラグ(FLAG)、フラグメントオフセット
(OFFSET)、Time to Live(TT
L)、プロトコル(PRT)、ヘッダ・チェックサム
(SUM)、宛先IPアドレス(SOURCE)、送信
元IPアドレス(DEST)、オプション(OPT)、
およびレイヤ4のデータ(L4_DATA)から構成さ
れる。また、レイヤ2ではフレームコントロール(F
C)、宛先物理アドレス(DA)、送信元物理アドレス
(SA)、宛先論理アドレス(DSAP)、送信元論理
アドレス(SSAP)、コントロール(CTL)、プロ
トコル識別子(P_ID)、レイヤ3のデータ(L3_
DATA)、フレームチェックシーケンス(FCS)か
ら構成される。
【0046】図5に、相互に接続するLAN3の間でデ
ータ中継装置(ブリッジングルータ)1を通してパケッ
ト11が中継される場合に、データ中継装置(ブリッジ
ングルータ)1で行われる処理のフローを示す。
【0047】さて、本装置の動作を詳細に説明する。
【0048】まず、図1および図3〜図5を参照して、
相互に接続するLAN3の間でデータ中継装置(ブリッ
ジングルータ)1を通してパケット11が中継される場
合について説明する。データ中継装置(ブリッジングル
ータ)1では、パケット11が送られてくると、以下の
処理を行う。
【0049】(1)送受信制御手段5では、送られてきた
パケット11のレイヤ2の宛先アドレス(DA)を抽出
して、宛先アドレス(DA)がパケット11を送ってき
たLAN3に接続する局2であるか否か、いいかえれば
同一LAN3に接続する局2の間で行われている通信か
否かを判定する(ステップ1)。
【0050】(2)宛先アドレス(DA)がパケット11
を送ってきたLAN3に接続する局2であれば、いいか
えれば同一LAN3に接続する局2の間で行われている
通信であればデータバッファ4に格納しないで、廃棄す
る(ステップ2)。
【0051】(3)宛先アドレス(DA)がパケット11
を送ってきたLAN3に接続する局2でなければ、いい
かえれば同一LAN3に接続する局2の間で行われてい
る通信でなければデータバッファ4に格納して、パケッ
ト中継手段6に報告する(ステップ3)。
【0052】(4)パケット中継手段6では、データバッ
ファ4に格納されたパケット11のレイヤ2の宛先アド
レス(DA)を抽出して、宛先アドレス(DA)が自デ
ータ中継装置であるか否かを判定する(ステップ4)。
【0053】(5)宛先アドレス(DA)が自データ中継
装置でなければ、パケット11を送ってきたLAN3以
外に送信(ブリッジング)するよう送受信制御手段5に
指示する(ステップ5)。
【0054】(6)宛先アドレス(DA)が自データ中継
装置であれば、データバッファ4に格納されたパケット
11のプロトコルタイプ(TYPE)を抽出して、IP
であるか否かを判定する(ステップ6)。
【0055】(7)パケット11のプロトコルタイプ(T
YPE)がIPでなければ、パケット11を送ってきた
LAN3以外に送信(ブリッジング)するよう送受信制
御手段5に指示する(ステップ7)。
【0056】(8)パケット11のプロトコルタイプ(T
YPE)がIPであれば、パケット中継手段6では、デ
ータバッファ4に格納されたパケット11のレイヤ3の
宛先アドレス(DEST)を抽出して、宛先アドレス
(DEST)を基に、パケット11を次に中継する経路
を選択するよう経路情報保持手段7に指示する(ステッ
プ8)。
【0057】(9)経路情報保持手段7では、パケット中
継手段6から与えられた宛先アドレス(DEST)を基
に、保持する経路情報の検索を行って、パケット11を
次に中継する経路を選択し、パケット中継手段6に報告
する(ステップ9)。
【0058】(10)パケット中継手段6では、経路情報保
持手段7によって選択された経路にパケット11を送信
(ルーティング)するよう送受信制御手段5に指示する
(ステップ10)。
【0059】このように、データ中継装置(ブリッジン
グルータ)1では、相互に接続するLAN3の間でパケ
ット11のブリッジングあるいはルーティングの中継処
理が行われる。
【0060】上記パケット11の中継処理を踏まえて、
さらに本実施例の説明を続ける。
【0061】データ中継装置(ブリッジングルータ)1
は、データバッファ4と送受信制御手段5とパケット中
継手段6と経路情報保持手段7と容量検出手段8と計数
手段9と格納禁止手段10から構成され、相互に接続す
る少なくとも2つ以上のLAN3の間で、パケット11
が保持する宛先情報にしたがって、パケット11を中継
している。本発明の目的は、容量検出手段8と計数手段
9と格納禁止手段10で実現される。
【0062】はじめに、図1、図3、図4、図6を参照
し、データバッファ4の残り記憶容量が予め決められた
特定容量以下となったことを容量検出手段8が検出した
場合について説明する。
【0063】図6に、データバッファ4の残り記憶容量
が予め決められた特定容量以下となったことを容量検出
手段8が検出した場合に、データ中継装置(ブリッジン
グルータ)1で行われる処理のフローを示す。
【0064】データバッファ4の残り記憶容量が予め決
められた特定容量以下となったことを容量検出手段8で
検出したデータ中継装置(ブリッジングルータ)1で
は、パケット11が送られてくると、以下の処理を行
う。
【0065】(11)送受信制御手段5では、送られてきた
パケット11のレイヤ2の宛先アドレス(DA)を抽出
して、宛先アドレス(DA)がパケット11を送ってき
たLAN3に接続する局2であるか否か、いいかえれば
同一LAN3に接続する局2の間で行われている通信か
否かを判定する(ステップ11)。
【0066】(12)宛先アドレス(DA)がパケット11
を送ってきたLAN3に接続する局2であれば、いいか
えれば同一LAN3に接続する局2の間で行われている
通信であればデータバッファ4に格納しないで、廃棄す
る(ステップ12)。
【0067】(13)宛先アドレス(DA)がパケット11
を送ってきたLAN3に接続する局2でなければ、いい
かえれば同一LAN3に接続する局2の間で行われてい
る通信でなければデータバッファ4に格納して、パケッ
ト中継手段6に報告する(ステップ13)。
【0068】(14)パケット中継手段6では、データバッ
ファ4に格納されたパケット11のレイヤ2の宛先アド
レス(DA)を抽出して、宛先アドレス(DA)が自デ
ータ中継装置であるか否かを判定する(ステップ1
4)。
【0069】(15)宛先アドレス(DA)が自データ中継
装置でなければ、パケット11を送ってきたLAN3以
外に送信(ブリッジング)するよう送受信制御手段5に
指示する。このとき、ブリッジングしたパケット11を
レイヤ2の送信元アドレス(SA)別に計数して、予め
決められた上限値を超える数のブリッジングするパケッ
ト11を送ってきた局2を中継禁止局2として格納禁止
手段10に登録する(ステップ15)。
【0070】(16)宛先アドレス(DA)が自データ中継
装置であれば、データバッファ4に格納されたパケット
11のプロトコルタイプ(TYPE)を抽出して、IP
であるか否かを判定する(ステップ16)。
【0071】(17)パケット11のプロトコルタイプ(T
YPE)がIPでなければ、パケット11を送ってきた
LAN3以外に送信(ブリッジング)するよう送受信制
御手段5に指示する。このとき、ブリッジングしたパケ
ット11をレイヤ2の送信元アドレス(SA)別に計数
して、予め決められた上限値を超える数のブリッジング
するパケット11を送ってきた局2を中継禁止局2とし
て格納禁止手段10に登録する(ステップ17)。
【0072】(18)パケット11のプロトコルタイプ(T
YPE)がIPであれば、パケット中継手段6では、デ
ータバッファ4に格納されたパケット11のレイヤ3の
宛先アドレス(DEST)を抽出して、宛先アドレス
(DEST)を基に、パケット11を次に中継する経路
を選択するよう経路情報保持手段7に指示する(ステッ
プ18)。
【0073】(19)経路情報保持手段7では、パケット中
継手段6から与えられた宛先アドレス(DEST)を基
に、保持する経路情報の検索を行って、パケット11を
次に中継する経路を選択し、パケット中継手段6に報告
する(ステップ19)。
【0074】(20)パケット中継手段6では、経路情報保
持手段7によって選択された経路にパケット11を送信
(ルーティング)するよう送受信制御手段5に指示する
(ステップ20)。
【0075】データ中継装置(ブリッジングルータ)1
では、中継禁止局2として格納禁止手段10に登録した
局2から送られてくるパケット11を中継できない状態
になったことをネットワーク管理端末装置などの外部装
置に報告して、パケット11の中継を継続する。計数手
段9は、中継禁止局2として格納禁止手段10に登録し
た局2から送られてくるパケット11の計数を0から始
める。ネットワーク管理端末装置などの外部装置では、
中継禁止局2として格納禁止手段10に登録した局2か
ら送られてくるパケット11を中継できない状態になっ
た回数を計数しておく。データ中継装置(ブリッジング
ルータ)1のパケット11中継処理を停止するか否か
は、ネットワーク管理端末装置などの外部装置の管理者
が判断する。
【0076】次に、図1、図3、図4、図7を参照し、
ブリッジングするパケット11を予め決められた上限値
を超えて送ってきた局2が中継禁止局2として格納禁止
手段10に登録された場合について説明する。
【0077】図7に、ブリッジングするパケット11を
予め決められた上限値を超えて送ってきた局2が中継禁
止局2として格納禁止手段10に登録された場合に、デ
ータ中継装置(ブリッジングルータ)1で行われる処理
のフローを示す。
【0078】ブリッジングするパケット11を予め決め
られた上限値を超えて送ってきた局2が中継禁止局2と
して格納禁止手段10に登録されたデータ中継装置(ブ
リッジングルータ)1では、パケット11が送られてく
ると、以下の処理を行う。
【0079】(21)送受信制御手段5では、送られてきた
パケット11のレイヤ2の宛先アドレス(DA)を抽出
して、宛先アドレス(DA)がパケット11を送ってき
たLAN3に接続する局2であるか否か、いいかえれば
同一LAN3に接続する局2の間で行われている通信か
否かを判定する(ステップ21)。
【0080】(22)宛先アドレス(DA)がパケット11
を送ってきたLAN3に接続する局2であれば、いいか
えれば同一LAN3に接続する局2の間で行われている
通信であればデータバッファ4に格納しないで、廃棄す
る(ステップ22)。
【0081】(23)宛先アドレス(DA)がパケット11
を送ってきたLAN3に接続する局2でなければ、いい
かえれば同一LAN3に接続する局2の間で行われてい
る通信でなければ、格納禁止手段10では、送られてき
たパケット11のレイヤ2の送信元アドレス(SA)を
抽出して、中継禁止局2として登録された局2であるか
否かを判定する(ステップ23)。
【0082】(24)送信元アドレス(SA)が中継禁止局
2として登録された局2であればデータバッファ4に格
納しないで、廃棄する(ステップ24)。
【0083】(25)送信元アドレス(SA)が中継禁止局
2として登録された局2でなければデータバッファ4に
格納して、パケット中継手段6に報告する(ステップ2
5)。 (26)パケット中継手段6では、データバッファ4に格納
されたパケット11のレ イヤ2の宛先アドレス(D
A)を抽出して、宛先アドレス(DA)が自データ 中
継装置であるか否かを判定する(ステップ26)。
【0084】(27)宛先アドレス(DA)が自データ中継
装置でなければ、パケット11を送ってきたLAN3以
外に送信(ブリッジング)するよう送受信制御手段5に
指示する。このとき、ブリッジングしたパケット11を
レイヤ2の送信元アドレス(SA)別に計数して、予め
決められた上限値を超える数のブリッジングするパケッ
ト11を送ってきた局2を中継禁止局2として格納禁止
手段10に登録する(ステップ27)。
【0085】(28)宛先アドレス(DA)が自データ中継
装置であれば、データバッファ4に格納されたパケット
11のプロトコルタイプ(TYPE)を抽出して、IP
であるか否かを判定する(ステップ28)。
【0086】(29)パケット11のプロトコルタイプ(T
YPE)がIPでなければ、パケット11を送ってきた
LAN3以外に送信(ブリッジング)するよう送受信制
御手段5に指示する。このとき、ブリッジングしたパケ
ット11をレイヤ2の送信元アドレス(SA)別に計数
して、予め決められた上限値を超える数のブリッジング
するパケット11を送ってきた局2を中継禁止局2とし
て格納禁止手段10に登録する(ステップ29)。
【0087】(30)パケット11のプロトコルタイプ(T
YPE)がIPであれば、パケット中継手段6では、デ
ータバッファ4に格納されたパケット11のレイヤ3の
宛先アドレス(DEST)を抽出して、宛先アドレス
(DEST)を基に、パケット11を次に中継する経路
を選択するよう経路情報保持手段7に指示する(ステッ
プ30)。
【0088】(31)経路情報保持手段7では、パケット中
継手段6から与えられた宛先アドレス(DEST)を基
に、保持する経路情報の検索を行って、パケット11を
次に中継する経路を選択し、パケット中継手段6に報告
する(ステップ31)。
【0089】(32)パケット中継手段6では、経路情報保
持手段7によって選択された経路にパケット11を送信
(ルーティング)するよう送受信制御手段5に指示する
(ステップ32)。
【0090】データ中継装置(ブリッジングルータ)1
では、データバッファ4の残り記憶容量が予め決められ
た特定容量以下でなくなったことを容量検出手段8が検
出するまで、上述のパケット11中継処理を行う。デー
タ中継装置(ブリッジングルータ)1では、データバッ
ファ4の残り記憶容量が予め決められた特定容量以下で
なくなったことを容量検出手段8で検出すると、計数手
段9で行っていたパケット11の計数を0にクリアする
とともに、格納禁止手段10に登録されている中継禁止
局2の登録を削除する。
【0091】次に、第1の実施例と別の実施例について
説明する。
【0092】第1の実施例では、データバッファ4の残
り記憶容量が予め決められた特定容量以下となったこと
を容量検出手段8で検出すると、計数手段9では経路情
報保持手段7が保持する経路情報にしたがったルーティ
ングができないためブリッジングしたパケット11をレ
イヤ2の送信元アドレス(SA)別に計数して、予め決
められた上限値を超える数のブリッジングするパケット
11を送ってきた局2を中継禁止局2として格納禁止手
段10に登録し、格納禁止手段10では中継禁止局2と
して登録された局2からパケット11が送られてくる
と、データバッファ4に格納しないで廃棄するように送
受信制御手段5に指示する。計数手段9は、中継禁止局
2として格納禁止手段10に登録した局2から送られて
くるパケット11の計数を0から始める。データ中継装
置(ブリッジングルータ)1では、データバッファ4の
残り記憶容量が予め決められた特定容量以下でなくなっ
たことを容量検出手段8が検出するまで、前述のパケッ
ト11中継処理を行う。データ中継装置(ブリッジング
ルータ)1では、データバッファ4の残り記憶容量が予
め決められた特定容量以下でなくなったことを容量検出
手段8で検出すると、計数手段9で行っていたパケット
11の計数を0にクリアするとともに、格納禁止手段1
0に登録されている中継禁止局2の登録を削除する。
【0093】しかし、第1の実施例の別の実施例とし
て、予め決められた上限値を超える数のブリッジングす
るパケット11を送ってきた局2を中継禁止局2として
格納禁止手段10に登録するのではなく、一定時間を測
定するタイマ手段を設けて、タイマ手段によって測定さ
れた一定時間内に最も多くのブリッジングするパケット
11を送ってきた局2を中継禁止局2として格納禁止手
段10に登録する方法も考えられる。
【0094】また、予め決められた上限値を超える数の
ブリッジングするパケット11を送ってきた局2を中継
禁止局2として格納禁止手段10に登録するのではな
く、ブリッジングするパケット11だけでなくデータ中
継装置(ブリッジングルータ)1を通して中継される全
てのパケット11をレイヤ2の送信元アドレス(SA)
別に計数する第2の計数手段9を設けて、データ中継装
置(ブリッジングルータ)1を通して中継されるパケッ
ト11に対してブリッジングするパケット11の占める
割合が最も多い局2を中継禁止局2として格納禁止手段
10に登録する方法も考えられる。
【0095】また、データバッファ4の残り記憶容量が
不足していると容量検出手段8で判断するためのしきい
値は固定値でなくても良く、例えばデータバッファ4の
残り記憶容量が不足していると容量検出手段8で判断す
る時間間隔を測定する測定手段を設けて、データバッフ
ァ4の残り記憶容量が不足していると容量検出手段8で
判断する時間間隔が、前回測定した時間間隔より長い場
合はしきい値を小さくする、あるいは前回測定した時間
間隔より短い場合はしきい値を大きくする方法も考えら
れる。
【0096】また、第1の実施例では、データバッファ
4の残り記憶容量が予め決められた特定容量以下となっ
たことを容量検出手段8で検出した場合に、中継禁止局
2として条件として、送られてきたパケット11が保持
するレイヤ2の送信元アドレス(SA)、いいかえれば
パケット11を送ってきた局2のレイヤ2のアドレスを
用いて説明を行っているが、パケット11が保持する他
のフィールド、例えば送られてきたパケット11が保持
するレイヤ3の送信元アドレス(SOURCE)、いい
かえればパケット11を送ってきた局2のレイヤ3のア
ドレスを用いても同様である。
【0097】また、第1の実施例では、LAN3として
FDDIを用いて説明を行っているが、その他のLAN
3、例えばイーサネットでも同様である。
【0098】また、第1の実施例では、レイヤ3のプロ
トコルとしてIPを用いて説明を行っているが、他のプ
ロトコル、例えばOSI(Open Systems
Interconnection)でも同様である。
【0099】以上のように、データバッファ4の残り記
憶容量が予め決められた特定容量以下となったことを容
量検出手段8で検出すると、計数手段9では経路情報保
持手段7が保持する経路情報にしたがったルーティング
ができないためブリッジングしたパケット11をレイヤ
2の送信元アドレス(SA)別に計数して、予め決めら
れた上限値を超える数のブリッジングするパケット11
を送ってきた局2を中継禁止局2として格納禁止手段1
0に登録し、格納禁止手段10では中継禁止局2として
登録された局2からパケット11が送られてくると、デ
ータバッファ4に格納しないで廃棄するように送受信制
御手段5に指示することによって、データバッファ4の
不足を防ぎ、経路情報保持手段7が保持する経路情報に
したがって最適なルーティングが行われているパケット
11の中継を継続することができる。
【0100】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば以下の効
果がある。
【0101】本発明によれば、データ中継装置(ブリッ
ジングルータ)1で処理しきれない膨大な量のパケット
11が短時間に特定のLAN3からデータ中継装置(ブ
リッジングルータ)1に送られてきて、データバッファ
4の残り記憶容量が予め決められた特定容量以下となっ
たことを容量検出手段8で検出すると、計数手段9では
経路情報保持手段7が保持する経路情報にしたがったル
ーティングができないためブリッジングしたパケット1
1をレイヤ2の送信元アドレス(SA)別に計数して、
予め決められた上限値を超える数のブリッジングするパ
ケット11を送ってきた局2を中継禁止局2として格納
禁止手段10に登録し、格納禁止手段10では中継禁止
局2として登録された局2からパケット11が送られて
くると、データバッファ4に格納しないで廃棄するよう
に送受信制御手段5に指示することによって、データバ
ッファ4の不足を防ぎ、経路情報保持手段7が保持する
経路情報にしたがって最適なルーティングが行われてい
るパケット11の中継を継続することができる。
【0102】さらに、データバッファ4の容量低下が回
復するまでに所要した時間にしたがって、次にデータバ
ッファ4の容量不足を判断するしきい値を決定すること
により、毎回同じ容量以下となったとき前記特定のLA
N3から送られてくるパケット11の中継を禁止してデ
ータバッファ4の空きを確保するのに比べ、効率良く、
かつ規模の拡張および性能の向上が容易にできる拡張性
を持つデータ中継装置(ブリッジングルータ)1の輻輳
制御方法を実現することができる。
【0103】したがって、本発明によれば、データ中継
装置(ブリッジングルータ)1で処理しきれない膨大な
量のパケット11が短時間に特定のLAN3からデータ
中継装置(ブリッジングルータ)1に送られてきても、
前記特定のLAN3から送られてくるパケット11によ
る過負荷状態を前記特定のLAN3に局所化することに
よって、データバッファ4の不足を防ぎ、前記特定のL
AN3以外の局2の間で行われている通信や同一LAN
3内部の局2の間で行われている通信を継続させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる輻輳制御方法の実現手段をデー
タ中継装置(ブリッジングルータ)1に内蔵する実施例
を示す図である。
【図2】従来のデータ中継装置(ブリッジングルータ)
1の一構成例を示す図である。
【図3】相互に接続するLANの間でパケットが中継さ
れるときにデータ中継装置(ブリッジングルータ)で行
われる処理のフロー図である。
【図4】相互に接続するLANの間でデータ中継装置
(ブリッジングルータ)を通して中継されるパケットの
一例を示す図である。
【図5】相互に接続するLANの間でデータ中継装置
(ブリッジングルータ)を通してパケットが中継される
通信プロトコルのレイヤ構成を示す図である。
【図6】相互に接続するLANの間でパケットが中継さ
れるときにデータ中継装置(ブリッジングルータ)で行
われる処理のフロー図である。
【図7】相互に接続するLANの間でパケットが中継さ
れるときにデータ中継装置(ブリッジングルータ)で行
われる処理のフロー図である。
【符号の説明】
1…データ中継装置(ブリッジングルータ)、 2…局、 3…LAN(Local Area Networ
k)、 4…データバッファ、 5…送受信制御手段、 6…パケット中継手段、 7…経路情報保持手段、 8…容量検出手段、 9…計数手段、 10…格納禁止手段、 11…パケット。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データバッファと送受信制御手段とパケッ
    ト中継手段と経路情報保持手段から構成され、相互に接
    続する少なくとも2つ以上のLAN(Local Ar
    eaNetwork)の間でパケットの中継を行なうデ
    ータ中継装置(ブリッジングルータ)において、 容量検出手段はデータバッファの残り記憶容量が予め決
    められた特定容量以下になったことを検出してパケット
    中継手段に報告し、パケット中継手段はルーティングせ
    ずブリッジングしたパケットをレイヤ2の送信元アドレ
    ス(SA)別に分けて計数するよう計数手段に指示し、
    計数手段は計数した回数が予め決められた上限値を超え
    て送られてきたパケットのレイヤ2の送信元アドレス
    (SA)をパケットが送られてきてもデータバッファに
    格納しない格納禁止局として格納禁止手段に登録し、格
    納禁止手段は格納禁止局として登録された局からパケッ
    トが送られてきてもデータバッファに格納しないで廃棄
    するよう送受信制御手段に指示することによって、デー
    タバッファに格納されるパケットを制限することを特徴
    とするデータ中継装置の輻輳制御方式。
  2. 【請求項2】データバッファと送受信制御手段とパケッ
    ト中継手段と経路情報保持手段から構成され、相互に接
    続する少なくとも2つ以上のLAN(Local Ar
    eaNetwork)の間でパケットの中継を行なうデ
    ータ中継装置(ブリッジングルータ)において、 データバッファの残り記憶容量が予め決められた特定容
    量以下になったことを検出してパケット中継手段に報告
    する容量検出手段と、ルーティングせずブリッジングし
    たパケットをレイヤ2の送信元アドレス(SA)別に分
    けて計数するよう計数手段に指示するパケット中継手段
    と、計数した回数が予め決められた上限値を超えて送ら
    れてきたパケットのレイヤ2の送信元アドレス(SA)
    をパケットが送られてきてもデータバッファに格納しな
    い格納禁止局として格納禁止手段に登録する計数手段
    と、格納禁止局として登録された局からパケットが送ら
    れてきてもデータバッファに格納しないで廃棄するよう
    送受信制御手段に指示する格納禁止手段と、格納禁止局
    として登録された局を出力する出力手段を備えることを
    特徴とするデータ中継装置。
  3. 【請求項3】データバッファと送受信制御手段とパケッ
    ト中継手段と経路情報保持手段から構成され、相互に接
    続する少なくとも2つ以上のLAN(Local Ar
    eaNetwork)の間でパケットの中継を行なうデ
    ータ中継装置(ブリッジングルータ)において、 データバッファの残り記憶容量が予め決められた特定容
    量以下になったことを検出してパケット中継手段に報告
    する容量検出手段と、ルーティングせずブリッジングし
    たパケットをレイヤ2の送信元アドレス(SA)別に分
    けて計数するよう計数手段に指示するパケット中継手段
    と、予め決められた一定時間を測定するタイマ手段と、
    タイマ手段によって測定された一定時間内に最も多く送
    られてきたパケットのレイヤ2の送信元アドレス(S
    A)をパケットが送られてきてもデータバッファに格納
    しない格納禁止局として格納禁止手段に登録する計数手
    段と、格納禁止局として登録された局からパケットが送
    られてきてもデータバッファに格納しないで廃棄するよ
    う送受信制御手段に指示する格納禁止手段と、格納禁止
    局として登録された局を出力する出力手段を備えること
    を特徴とするデータ中継装置。
  4. 【請求項4】データバッファと送受信制御手段とパケッ
    ト中継手段と経路情報保持手段から構成され、相互に接
    続する少なくとも2つ以上のLAN(Local Ar
    eaNetwork)の間でパケットの中継を行なうデ
    ータ中継装置(ブリッジングルータ)において、 データバッファの残り記憶容量が予め決められた特定容
    量以下になったことを検出してパケット中継手段に報告
    する容量検出手段と、ブリッジングしたパケットだけで
    なくデータ中継装置(ブリッジングルータ)を通して中
    継される全てのパケットとルーティングせずブリッジン
    グしたパケットをレイヤ2の送信元アドレス(SA)別
    に分けて計数するよう計数手段に指示するパケット中継
    手段と、データ中継装置(ブリッジングルータ)を通し
    て中継されるパケットに対してブリッジングされるパケ
    ットが最も多く送られてきたパケットのレイヤ2の送信
    元アドレス(SA)をパケットが送られてきてもデータ
    バッファに格納しない格納禁止局として格納禁止手段に
    登録する計数手段と、格納禁止局として登録された局か
    らパケットが送られてきてもデータバッファに格納しな
    いで廃棄するよう送受信制御手段に指示する格納禁止手
    段と、格納禁止局として登録された局を出力する出力手
    段を備えることを特徴とするデータ中継装置。
  5. 【請求項5】データバッファと送受信制御手段とパケッ
    ト中継手段と経路情報保持手段から構成され、相互に接
    続する少なくとも2つ以上のLAN(Local Ar
    eaNetwork)の間でパケットの中継を行なうデ
    ータ中継装置(ブリッジングルータ)において、 データバッファの残り記憶容量が予め決められた特定容
    量以下になったことを検出してパケット中継手段に報告
    する容量検出手段と、ルーティングせずブリッジングし
    たパケットをレイヤ2の送信元アドレス(SA)別に分
    けて計数するよう計数手段に指示するパケット中継手段
    と、計数した回数が予め決められた上限値を超えて送ら
    れてきたパケットのレイヤ2の送信元アドレス(SA)
    をパケットが送られてきてもデータバッファに格納しな
    い格納禁止局として格納禁止手段に登録する計数手段
    と、格納禁止局として登録された局からパケットが送ら
    れてきてもデータバッファに格納しないで廃棄するよう
    送受信制御手段に指示する格納禁止手段と、格納禁止局
    として登録された局を出力する出力手段と、データバッ
    ファの残り記憶容量が不足していると容量検出手段で判
    断する時間間隔を測定する測定手段を備えることを特徴
    とするデータ中継装置。
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