JPH0364224A - マルチポートブリッジ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的コ （産業上の利用分野） この発明はマルチポートブリッジ装置に関し、特に複数
のネットワーク間を結合するマルチポートブリッジ装置
に関する。

（従来の技術） 従来、複数のＬＡＮを相互に接続する方式として、ブリ
ッジ、ルータ、ゲートウェイ等が知られている。このう
ち、ブリッジ方式としては、データパケットをＭＡＣフ
レームレベルまで解析して転送をコントロールするＭＡ
Ｃブリッジ方式がＩＥＥＥ８０２．１によって標準化が
進められている。

このＭＡＣブリッジ方式は、転送されるデータパケット
の送信元アドレスと相手先アドレスだけを転送制御情報
として使用するものであり、ＭＡＣレベルのパケットフ
ォーマットさえ合っていれば、上位レイヤブーロトコル
に依存せずにＬＡＮ間を接続できる特徴がある。

この様な方式を採用した従来のマルチポートブリッジ装
置は、転送データベースを用いてデータパケットの転送
制御を実行している。この転送データベースには、各端
末装置のアドレス、各端末装置が接続されているポート
番号、各端末装置から最後にデータパケットが送信され
てからの経過時間が登録されている。

例えば、第１乃至第３のポートを有するマルチポートブ
リッジ装置が第１ポートでデータパケットを受信した時
には、その受信したデータパケットの相手先アドレスの
端末装置が転送データベースに登録されているか否かが
まず判断される。登録されている場合には、その相手先
アドレスの端末装置が接続されているポート（例えば第
２ポート）に受信データパケットが送信される。この場
合、もし相手先アドレスの端末装置が第１ポートに接続
されている場合には、送信元の端末装置と相手先の端末
装置が同−ＬＡＮ上に存在する事になるので、この場合
にはデータパケットの転送は行われない。

一方、相手先アドレスの端末装置が転送データベースに
登録されて無い場合には、第２ポートおよびｍ３ポート
の双方に受信データパケットを送信するブロードキャス
トが行われる。

また、転送データベースに登録されている経過時間も常
時監視され、その経過時間が規定の時間を越えた場合に
はその経過時間情報に対応する端末が使用されてないか
、あるいはその端末が移設されたと判断される。そして
、その端末装置に関する情報は転送データベースから削
除される。この場合、その削除された端末装置を相手先
とするデータパケットを受信した場合には、データベー
ス上にその端末装置に対する情報が登録されて無いので
、受信データは前述のようにブロードキャストされる。

このように、マルチポートブリッジ装置においては、ブ
ロードキャストを行なうことによって、転送データベー
スに登録されてない端末装置に対するデータパケットの
送信も実行できるようになっている。

しかしながら、もしこのようなブロードキャストが多発
した場合には、余分なトラフィックが増えて回線の混雑
が引き起こされることになる。これは、データの転送効
率を低下させる原因となる。

このため、従来のマルチポートブリッジ装置に於いては
、経過時間が規定時間を越えることによるブロードキャ
ストの発生回数を減少させるために、規定時間の値は比
較的大きく設定されている。

ところが、端末装置の移設が頻繁に発生するネットワー
クシステムにおいては、このようなマルチポートブリッ
ジ装置を使用すると、移設された端末装置に対するデー
タ転送が長時間途絶え、データの転送効率が低下させる
問題が生じる。これは、端末装置が実際に別のポートに
移設されても、経過時間が規定時間以内の間はその端末
装置に関する情報がデータベースから削除され無いため
、移設前のポートにデータが誤って転送されてしまうか
らである。

（発明が解決しようとする課題） 従来のマルチポートブリッジ装置では、端末装置の移設
が頻繁に発生するネットワークシステムにおいては充分
なデータ転送効率が得られない欠点があった。

この発明はこのような点に鑑みなされたもので、端末装
置の移設が頻繁に発生するネットワークシステムにおい
ても充分なデータ転送効率を実現できるマルチポートブ
リッジ装置を提供することを目的とする。

［発明の構成ゴ （課題を解決するための手段） この発明のマルチポートブリッジ装置は、受信データの
送信元アドレス情報、相手先アドレス情報、および前記
送信元アドレス情報によって指定された送信元端末から
前記相手先アドレス情報によって指定された相手先端末
へのデータ送信に対する相手先端末からの無応答回数を
示す情報が登録されるデータベース格納手段と、データ
受信時に前記データベース格納手段を参照して、その受
信データの送信元アドレス情報および相手先アドレス情
報に対応した前記無応答回数が所定回数以上か否かを判
断し、所定回数以上の時には前記受信データを入力した
ポート以外の他の全てのポートに前記受信データを送信
する送信制御手段とを具備することを特徴とする。

（作用） このマルチポートブリッジ装置においては、相手先端末
からの無応答回数によって端末装置が移設されたか否か
を判断する構成であるため、端末が移設された場合には
、前述の経過時間と規定時間との関係によらずにブロー
ドヤストが行われる。このため、規定時間の設定が比較
的大きい場合にでも、移設前のポートへのデータ転送を
防止でき、移設された端末に対して効率良くデータを転
送することができる。したがって、端末装置の移設が頻
繁に発生するネットワークシステムにおいても充分なデ
ータ転送効率が得られるようになる。

（実施例） 以下、図面を参照してこの発明の詳細な説明する。

第１図にこの発明の一実施例に係わるマルチポートブリ
ッジ装置を示す。このマルチポートブリッジ装置１１は
、ネットワークＮｌ、Ｎ２．Ｎ３を相互接続するために
、３つのポートｐＨＰ２゜Ｐ３を有している。ポートＰ
ｉ、Ｐ２．Ｐ３には、ネットワークＮｌ、Ｎ２．Ｎ３が
それぞれ接続されている。ネットワークＮｌには、アド
レスｍＡ１が割り当てられたステーションＳ　１１．お
よびアドレス“Ｂ″が割り当てられたステーションＳ１
２が設けられている。ネットワークＮ２には、アドレス
“Ｃ“が割り当てられたステーションＳ１３が設けられ
ており、またネットワークＮ３には、アドレス“Ｄ“が
割り当てられたステーションＳ１４が設けられている。

マルチポートブリッジ装置１１は、ネットワークＮｌ、
Ｎ２．Ｎ３間のデータパケットの転送を制御するために
、転送データベース１２、および送信データベース１３
を備えている。

転送データベース１２には、第２図に示すように、各ス
テーションのアドレス、各ステーションが接続されてい
るポート番号、および各ステーションから最後にデータ
パケットが送信されてからの経過時間が登録されている
。第２図においては、ポートルｔに接続されたアドレス
“Ａ”　　Ｂ”のステーションＳｌｌ、Ｓ１２から最後
にデータパケットが送信されてからの経過時間がｔｌ、
ｔ２で、ボー）Ｐ２に接続されたアドレス′Ｃ”のステ
ーションＳ１３から最後にデータパケットが送信されて
からの経過時間がｔ３で、アドレス”Ｄ”のステーショ
ンＳ１４は登録されてない場合が示されている。

この転送データベース１２を利用したデータパケットの
転送制御は以下のように実行される。

まず、アドレスｍＡ１のステーションＳｉｔがアドレス
“Ｂ″のステーションＳ１２に対してデータパケットを
送出したと仮定する。この時、ブリッジ装置１１では、
転送データベース１２がサーチされ、相手先アドレス“
Ｂ”が送信元アドレス“Ａ”と同一のポートＰ１に接続
されていることが認識される。この場合、そのパケット
データは他のポー）Ｐ２．Ｐ３に転送する必要が無いの
で、その受信したパケットは廃棄される。次ぎに、アド
レス”Ａ“のステーションＳｉｔがアドレス“Ｃ＃のス
テーションＳ１３に対してデータパケットを送出した場
合を考える。ブリッジ装置１１は、転送データベース１
２をサーチすることによって相手先アドレス“Ｃ”がポ
ートＰ２に接続されていることを認識し、受信したパケ
ットをポートＰ２に転送する。

次ぎに、アドレス“Ａ″のステーションＳｉｔがアドレ
スｍＡ１のステーションＳ１４に対してデータパケット
を送出した場合を考える。この場合、アドレス′Ｄ”は
転送データベース１２に登録されてないので、ブリッジ
装置１１は、ブロードキャストを行なってポートＰ１以
外のすべてのポートつまりポートＰｉ、Ｐ３に対して受
信データパケットを送信する。

また、転送データベース１２に登録されている経過時間
の値も監視され、その経過時間が規定の時間を越えた場
合にはその経過時間情報に対応するステーションの情報
が転送データベース１２から削除される。この場合、そ
の削除されたステーションを相手先とするデータパケッ
トを受信した場合には、データベース１２上にそのステ
ーションに対する情報が登録されて無いので、受信デー
タは前述のようにブロードキャストされる。

転送データベース１２上への情報の登録は、未登録のス
テーションから送出されたデータパケットをブリッジ装
置１１が受信した時に実行される。例えば、アドレス″
Ｄ２のステーションＳ１４からのデータパケットをブリ
ッジ装置１１が受信した時には、アドレス“Ｄ”のステ
ーションＳ１４がポートＰ３に接続されていることが転
送データベース１２上に新たに登録される。

送信データベース１３には、第３図に示すように、デー
タパケットの送信元アドレス、相手先アドレス、および
送信元から相手先へのデータ送信に対して相手先から応
答が継続して無かった無応答回数を示す情報が登録され
る。第３図には、アドレス“Ｃ”のステーションＳ１３
からの応答が無い状態で、アドレス′Ａ”のステーショ
ンＳｌｌからアドレス′Ｃ”のステーションＳ１３に対
するデータ送信が２回行われた場合が示されている。

この送信データベース１３上への情報の登録は、送信デ
ータベース１２に未登録のステーションから送出された
データパケットをブリッジ装置１（が受信した時に実行
される。例えば、アドレス“Ｂ”のステーション３１２
からアドレス“Ｄ″のステーションＳ１４へのデータ送
信が行われた場合には、送信元アドレスとして′Ｂ”、
相手先アドレスとして”Ｄ″が新たに送信データベース
１３に登録される。この場合、ステーションＳ１４から
ステーションＳ１２に対して応答がなかった場合には、
無応答回数として“１”が登録され、また応答があった
場合には送信元アドレスｍ　Ｂ　＋ｔおよび相手先アド
レス′Ｄ”の情報は送信データベース１３から削除され
る。

送信データベース１３に登録されている無応答回数が所
定回数を越えた場合には、その無応答回数情報に対応す
る相手先のステーションが移設されたものと判断され、
その相手先アドレスに関する情報が第２図の転送データ
ベース１２から削除される。この結果、その相手先のス
テーションへのデータ転送はブロードキャストによって
実行される事になる。例えば、送信データベースＬ３に
おける送信元アドレス“Ａ″から相手先アドレス“Ｃ″
への送信に対する無応答回数が゛所定回数を越えた場合
には、相手先アドレス“Ｃ”つまりステーションＳＩ３
に関する情報が転送データベースエ２から削除される。

この結果、ステーションＳ１３へのデータ転送はブロー
ドキャストによって実行されるので、ステーションＳ１
３は他のポートに移設されている場合でもデータパケッ
トを受取ることができる。

次ぎに、第４図のフローチャートを参照して、送信デー
タベース１３を利用したブリッジ装置　［１こよるデー
タパケットの転送制御動作の流れを説明する。

ブリッジ装置１１がデータパケットを受信した際には、
まず、その受信データによって指定される相手先アドレ
スが送信データベース１３上の送信元アドレスとして登
録されているか否かが判断される（ステップＡｌ）。登
録されている場合には、その受信データパケットが応答
データであることが認識され、受信データによって指定
されるその相手先アドレスに対応する一連の情報が送信
データベース１３から削除される（ステップＡ２）。

方、受信データによって指定される相手先アドレスが送
信データベース１３上の送信元アドレスとして登録され
て無い場合には、その受信データが送信データであるこ
とが認識され、その送信元アドレスが送信データベース
（３上に未登録であるか否かが判断される（ステップＡ
３）。

未登録の場合には、その受信データによって指定される
送信元アドレスおよび相手先アドレスが新たに送信デー
タベース１３に登録される（ステップＡ４）。登録され
ている場合には、その受信データによって指定される送
信元アドレスから相手先アドレスへの送信に対する無応
答回数が規定回数未満か否かが判断され（ステップＡ５
）、規定回数未満の場合には無応答回数が＋１される（
ステップＡＢ）。一方、規定回数以上の場合には、相手
先アドレスに関する情報が転送データベース１２から削
除され（ステップＡ７）、その相手先アドレスに対する
データ転送がブロードキャストによって実行される。

この様に、この発明のマルチポートブリッジ装置１１に
おいては、相手先ステーションからの無応答回数によっ
てそのステーションが移設されたか否かを判断する構成
であるため、相手先のステーションが移設された場合に
は、転送データベース１２の経過時間が規定時間以内で
あってもブロードヤストが行われる。このため、規定時
間の設定が比較的大きい場合にでも、移設前のポートへ
のデータ転送を防止でき、移設されたステーションに対
して効率良くデータを転送することができる。

したがって、ステーションの移設が頻繁に発生するネッ
トワークシステムにおいても充分なデータ転送効率が得
られるようになる。

なお、ここでは移設に起因するブロードキャストを転送
データベース１２上の情報を削除することによって念実
行したが、送信データベース１３の無応答回数情報に基
づいて直接ブロードキャストの実行を制御しても良いこ
とは勿論である。

また、応答データを受信した時に、その応答データの相
手先アドレスに対応する一連の情報が無応答回数情報を
も含めて送信データペニス１３から削除されるので、無
応答回数情報として送信回数情報を使用しても良い。な
ぜなら、この場合の送信回数情報の意味は、実際には無
応答回数情報と同一になるためである。

［発明の効果］ 以上のように、この発明によれば、ステーションの移設
が頻繁に発生するネットワークシステムにおいても充分
なデータ転送効率が得られるようになる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例に係わるマルチポートブリ
ッジ装置を示すブロック図、第２図は第１図に示したマ
ルチポートブリッジ装置に設けられている転送データベ
ースの内容を示す図、第３図は第１図に示したマルチポ
ートブリッジ装置に設けられている送信データベースの
内容を示す図、第４図は第１図に示したマルチポートブ
リッジ装置の動作を説明するフローチャートである。 第１図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 複数のネットワーク間を結合するマルチポートブリッジ
   装置において、 受信データの送信元アドレス情報、相手先アドレス情報
   、および前記送信元アドレス情報によって指定された送
   信元端末から前記相手先アドレス情報によって指定され
   た相手先端末へのデータ送信に対する相手先端末からの
   無応答回数を示す情報が登録されるデータベース格納手
   段と、データ受信時に前記データベース格納手段を参照
   して、その受信データの送信元アドレス情報および相手
   先アドレス情報に対応した前記無応答回数が所定回数以
   上か否かを判断し、所定回数以上の時には前記受信デー
   タを入力したポート以外の他の全てのポートに前記受信
   データを送信する送信制御手段とを具備することを特徴
   とするマルチポートブリッジ装置。