JPH07336062A - 嵌合ケース - Google Patents

嵌合ケース

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JPH07336062A
JPH07336062A JP12649894A JP12649894A JPH07336062A JP H07336062 A JPH07336062 A JP H07336062A JP 12649894 A JP12649894 A JP 12649894A JP 12649894 A JP12649894 A JP 12649894A JP H07336062 A JPH07336062 A JP H07336062A
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JP
Japan
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peripheral wall
box body
plate
locking bar
claw
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Application number
JP12649894A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriyuki Kanomoto
詞之 下ノ本
Hisao Yamada
尚生 山田
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Denso Corp
Denso Electronics Corp
Original Assignee
Anden Co Ltd
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】嵌合部の製造容易性や嵌合操作の容易性を確保
しつつ、防水性、遮水性を向上可能な嵌合ケースを提供
する。 【構成】支持壁部15、遮水板部16及び床板部17を
含む周壁12の外表面の更に外側に、特に遮水板部16
の外側に係止バー11を形成しているので、この係止バ
ー11の形成にもかかわらず、係止バー11の近傍にて
周壁12を切り欠いてケース内部に連通する窓を貫口す
る必要がなく、従来のようにこの窓の隙間からケース内
に水分が侵入するということが防止される。また、係止
バー11と下箱1から立ち上がる遮水板部16(周壁)
との間の横方向の幅(第1ギャップ)は、爪板21の爪
部21bの同方向の幅より大きく形成され、かつ、爪板
21の爪板部21aの幅とその弾性変形距離である第2
ギャップとの和は上記第1ギャップより小さく形成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、嵌合ケースに関する。
本発明の嵌合ケースは、例えば電子回路基板内蔵用の嵌
合ケースに適用される。
【0002】
【従来の技術】実開昭59−125868号公報は、一
端開口のケースに電子回路基板を嵌め込んだ後、樹脂液
を注入してこの電子回路基板を囲覆、固定することを開
示している。また、図19〜図21に示すように、それ
ぞれ開口を有する一対の箱体100、200を嵌合した
回路基板収容箱に電子回路基板(図示せず)を収容する
ことも行われている。
【0003】図19〜図21において、101は、箱体
100の周壁102の開口端部に形成された係止バーで
あり、係止バー101の頂面は周壁102の開口端面1
03に対し平坦面となるように配設されている。また、
周壁102は、係止バー101の下方において切り欠か
れた窓104を形成している。201は、箱体200の
周壁202の開口端部から図中、下方へ延設(垂設)さ
れた爪板であり、爪板201の外表面は周壁202の外
表面に対し平坦面となるように配設されている。爪板2
01の先端には外向きに湾曲する爪部203が形成され
ており、爪板201は両箱体100、200の嵌合時に
内側に弾性変形されて、係止バー101の内側すなわち
箱内空間に湾曲し、その後の形状復帰により爪部203
が係止バー101に係止される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した公報の電子回
路基板収容方式は、電子回路基板が大型化する場合、使
用樹脂液量が増大するという欠点や、樹脂硬化を待つ必
要があり時間がかかるといった不具合を有する。一方、
上記した2つの箱体を嵌合し、一方の箱体の周壁の一部
に窓を切り欠くことにより窓部104を形成し、他方の
箱体の周壁に設けた爪板を弾性変形させてその回復力に
よりその先端を窓部104に隣接する係止バー101に
係止させる電子回路基板収容方式は、ワンタッチで強固
に両箱体100、200を嵌合させることができ、組立
に必要な時間の大幅な短縮が可能となる。
【0005】しかし、この場合には上述の如く、爪部2
03がもぐり込むための窓104を箱体100の周壁1
02に切り欠く(開口する)必要が生じ、その結果、周
壁102、202の外表面をつたって窓104における
爪部203以外の隙間から箱内に水分が侵入するという
問題が生じた。もちろん、窓104の形状とこれに嵌合
する爪部203の形状をぴったりと一致させることによ
り水分の侵入低減を図ることはできるが、この場合には
爪部と窓部との嵌合精度が要求され、また、嵌合に力を
要し、再開口時でも爪部と窓部との再分離が難しくなる
などの問題が派生してしまう。
【0006】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、嵌合部の製造容易性や嵌合操作の容易性を確保し
つつ、防水性、遮水性を向上可能な嵌合ケースを提供す
ることを、その目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の嵌合ケースの第
1の構成は、互いの周壁の開口端部が脱着可能に嵌合す
るとともに、嵌合状態で全周にわたって互いに密接する
密接部が形成される第1箱体及び第2箱体と、前記第1
又は第2の箱体の前記周壁の外表面から前記外表面に対
して外方向へ所定量の第1のギャップを隔てつつ前記外
表面に略平行な姿勢にて両端が前記第1箱体の周壁に固
定される係止バーと、前記第2の箱体の周壁の前記外表
面から前記外表面に対して外方向へ所定量の第2のギャ
ップを隔てつつ前記外表面に略平行な姿勢にて前記第2
箱体の周壁の外表面又は開口端面から前記第1の箱体に
設けられた前記係止バーへ向けて延設される弾性変形可
能な爪板とを備え、前記爪板はその先端に前記係止バー
に係止可能な爪部を有し、前記第1のギャップは、前記
両箱体の外方向における前記爪部の全幅を超える幅を有
するとともに、前記爪板の厚さと前記第2ギャップとの
和より大きく形成されることを特徴としている。
【0008】本発明の第2の構成は、上記第1の構成に
おいて更に、前記係止バー及び前記爪板は、前記第1の
箱体と前記第2の箱体との間で形成される前記密接部の
一部分もしくは前記密接部とは別の部分として前記周壁
に各々設けられていることを特徴としている。本発明の
第3の構成は、上記第1の構成において更に、前記爪板
が前記第2箱体の開口端面から前記周壁の延長方向へ延
設され、前記爪板の外表面が前記第2箱体の周壁の外表
面と同一平面を形成することを特徴としている。
【0009】本発明の第4の構成は、上記第1の構成に
おいて更に、前記爪板が前記第2箱体の周壁の外表面よ
りも前記直角外方向へ飛び出た位置にて前記周壁の延長
方向と平行に延設されることを特徴としている。本発明
の第5の構成は、上記第1〜第4のいずれかの構成にお
いて更に、内部に電子回路基板を内蔵することを特徴と
している。
【0010】
【作用及び発明の効果】本発明の第1の構成の嵌合ケー
スでは、従来のように周壁の開口端面側のバー状の部分
を残しつつ周壁に窓を切り欠くことにより、このバー状
の部分を爪部が係止する係止バーとして用いるのではな
く、周壁の外表面の更に外側に係止バーを形成している
ので、この係止バーの形成にかかわらず係止バーの近傍
にて周壁を切り欠いてケース内部に連通する窓を貫口す
る必要がなく、従来のようにこの窓の隙間からケース内
に水分が侵入するということが防止される。
【0011】また、係止バーとその内側の周壁の外表面
との間の第1ギャップが爪部の幅(嵌合時における第1
のギャップの方向(本明細書では単に外方向ともいう)
における爪部の寸法)より大きくされるので、爪部を第
1のギャップを通じて円滑に係止バーの窓に嵌入するこ
とができる。更に、上記第1のギャップは、爪板の厚さ
と前記外方向における第2ギャップとの和より大きく形
成されるので、爪部の上記嵌合に際しての爪板の弾性変
形により爪板の内側の表面が係止バーの内側の周壁の外
表面に規制されることがなく、円滑に嵌合を実行するこ
とができる。
【0012】なお、爪板の外側の表面から上記外方向へ
の爪部の突出幅は、上記第2ギャップより小さく設定さ
れる。更に、爪部を係止バーに係止する際、爪板を内側
に弾性変形させるが、この際、作業者が誤って過大な力
を加えても爪板又は爪部は係止バーの内側の周壁の外表
面に衝接してそれ以上の変形を禁止されるので、爪板が
疲労して繰り返しにより折れたり、曲がったりすること
もない。
【0013】なお、上記した構成は、係止バーを持つ第
1の箱体が下側となる配置において有利であるが、係止
バーを持つ第1の箱体が上側となる配置においては、上
記とは逆に下側の(爪板側の)第2の箱体の爪板の内側
の周壁を係止バーの内側まで突設するほうが、水の流れ
込みを抑止するのに有利である。そして、両箱体の開口
端部が、嵌合時に全周にわたって密接するので、一層の
防水性を確保することができる。
【0014】本発明の第2の構成は、上記第1の構成に
おいて更に、係止バーおよび爪板を、両箱体の嵌合で形
成される密接部の一部分もしくは別の部分として設けて
いるが、いずれの場合においても第1の構成と同様な作
用効果が得られる。本発明の第3の構成は、上記第1の
構成において更に、爪板が第2の箱体の開口端面から周
壁の延長方向へ延設され、前記爪板の外表面が前記第2
の箱体の周壁の外表面と同一平面を形成するので、この
嵌合部の直角外方向への飛び出し量が少なく、成形時の
型抜きも容易となる。
【0015】本発明の第4の構成は、上記第1の構成に
おいて更に、爪板が第2箱体の周壁の外表面よりも外方
向へ飛び出た位置にて周壁の延長方向と平行に延設され
るので、係止バーの内側の周壁がケース内部へ突出して
ケース内部の収容物の障害となるのが抑止される。本発
明の第5の構成は、上記第1〜第4のいずれかの構成に
おいて更に、内部に電子回路基板を内蔵する。このよう
にすれば、電子回路基板にとって重要な防水性を確保し
つつ電子回路基板の大型化が容易となる。
【0016】
【実施例】
(実施例1)本発明の嵌合ケースの一実施例を図面を参
照して説明する。この嵌合ケースは自動車用のエレクト
ロニクスコントロールユニット(ECU)を収容するも
のであり、図1は嵌合ケースを構成する下箱(第1の箱
体)1と、上箱(第2の箱体)2とが上下に対面した状
態を示す全体斜視図、図2(a)は両箱1、2を嵌合さ
せた状態での嵌合ケースの上箱2側から見た平面図、図
2(b)は両箱1、2を嵌合させた状態での嵌合ケース
の側面図、図2(c)は両箱1、2を嵌合させた状態で
の嵌合ケースの下箱1側から見た平面図、図3は係止前
の第1係止バー及び第1爪板近傍の部分斜視図、図4は
係止後の第1係止バー及び第1爪板近傍の部分斜視図、
図5は図3のE−E線切断矢視方向斜視図、図6は図4
のF−F線切断矢視方向斜視図、図7は両箱1、2の角
部の嵌合前の斜視図、図8は両箱1、2の角部の嵌合後
の斜視図、図9は図7のG−G線切断矢視方向斜視図、
図10は図8のH−H線切断矢視方向斜視図、図11は
係止前の第2係止バー及び第2爪板近傍の部分斜視図、
図12は係止後の第2係止バー及び第1爪板近傍の部分
斜視図、図13は図11のA−A線切断矢視方向斜視
図、図14は図12のB−B線切断矢視方向斜視図であ
る。
【0017】下箱1の周壁12の長辺側の開口端部には
第1係止バー11が3個互いに所定距離離れて配設され
ており、下箱1の周壁12の短辺側の開口端部には第2
係止バー13が1個配設されている。上箱2の周壁22
の長辺側の開口端部には第1係止バー11に係止可能な
位置にて第1爪板21が配設されており、上箱2の周壁
22の短辺側の開口端部には第2係止バー13に係止可
能な位置にて第2爪板23が配設されている。
【0018】3はこの嵌合ケースを車体に固定するため
の係止突起である。なお、この両箱体1、2の一方には
外部のコネクタが嵌合可能な雌コネクタが露出している
が、図示は省略する。下箱1及び上箱2は図示するよう
に浅底の角箱であり、開口を重ね合わせると、両箱体
1、2の開口方向へ面する当接面が互いに当接するとと
もに、両箱1、2の周壁12、22の開口端部の所定部
分が重なって略密閉構造の嵌合ケースを構成するように
なっている。
【0019】図3及び図4に第1爪板21及び第1係止
バー11の近傍を拡大図示する。下箱1の周壁12は、
第1係止バー11の部位にて開口端面Sから所定深さま
で切り欠かれており、窓14が形成されている。また、
周壁12は、窓14に面して周壁12の外表面と略直角
方向内外へ突出するとともにその外側端部にて第1係止
バー11の両端を支持する一対の支持壁部15を有し、
支持壁部15の内側側端は遮水板部16の外側主面に固
定されている。17は窓14に面する床板部であり、こ
れら支持壁部15、遮水板部16及び床板部17によ
り、第1係止バー11の下部の窓14は下箱1の内部空
間から完全に分離されている。
【0020】なお、支持壁部15、遮水板部16及び床
板部17は周壁12と連続して一体となっているので、
本明細書では周壁12の一部とみなす。この結果、第1
係止バー11は、周壁12の一部である遮水板部16の
外表面16aの外側に配設されることになる。正確に言
えば、第1係止バー11は、遮水板部16の外表面16
aに対し略直角な外方向へ所定量の第1のギャップを隔
てつつ外表面16aに略平行でかつ略水平に形成されて
いる。遮水板部16は他の周壁12の開口端面Sの高さ
より高く形成されている。 また、遮水板部16は下箱
1の周壁12の全周にわたって設けることも可能である
が、この実施例では要部にのみ設けている。また、図3
〜図5では遮水板部16の外側表面と、それに対面する
周壁12の内側表面との間には溝部18が形成されてい
るが、この溝部18の有無は随意である。
【0021】一方、上箱2の周壁22は、第1爪板21
の部位にて開口端面S’から所定高さまで切り欠かれて
おり、切り欠き(窓部)24が形成されている。また、
周壁22の外表面22aには、開口端面S’から一定の
中間高さの位置にて上記切り欠き(窓部)24を除く全
周にわたって突条25が形成されている。この突条25
の下面は、嵌合時に下箱1の周壁12の開口端面Sに当
接する面である。
【0022】また、上箱2の周壁22の下部を構成する
突条25より下の部分からなるスカート部26は、溝部
18に嵌入される。なお、図3に示すように、第1爪板
21の近傍では、スカート部26及び突条25が上述の
ように切り欠かれている。第1爪板21は、周壁22の
外表面22aに固定された基部21cと、基部21cか
ら垂下する爪板部21aと、爪板部21aの先端に形成
された爪部21bとからなる。基部21cは周壁22の
外表面22aから横方向(外表面22aと略直角な外方
向)へ所定量の第2のギャップだけ突出しており、爪部
21bは周壁22の外表面22aに略直角な外側に伸び
ている。
【0023】したがって、嵌合時には図4に示すよう
に、上箱2を下箱1へ向けて垂下すると、爪板部21a
が第1係止バー11と遮水板部16との間の第1ギャッ
プg1に向けて自然に(爪部21bの斜面形状により第
1係止バー11に案内されて)弾性変形され、爪部21
bが挿入され、その後、爪部21bが弾性復帰して両箱
体1、2の分離を不能とする。ただし、両箱体1、2は
脱着可能とされている。
【0024】この時、上記説明したように第1係止バー
11の下側の窓14は下箱1の周壁22と見做せる遮水
板部16、支持壁部15、床板部17により完全に分離
されているので、例えば結露水滴がこの窓14から内部
に侵入することが防止される。なお、この実施例では、
図6に示すように、遮水板部16の上部の外表面16a
が周壁22の内周面に当接する寸法とされているので、
一層防水効果が向上している。
【0025】第2係止バー13及び第2爪板23は、図
11〜図14に示すように、本質的に第1係止バー11
及び第1爪板21と同じ構造であり、ただ、第2係止バ
ー13及び第2爪板23より内側(ケース内部)に引っ
込んで形成されている点が異なる。したがって、第2爪
板23の外側表面は周壁22の外表面22aと同一平面
となっており、第2係止バー13の外側表面13aも周
壁12の外表面12aと同一平面となっており、形状の
簡素化、特に外側への出っ張りを減らして嵌合ケースの
車体への収容性を向上させている。
【0026】なお、第2係止バー13の近傍の遮水板部
16、支持壁部15、床板部17の形状は第1係止バー
11の近傍の遮水板部16、支持壁部15、床板部17
の形状と多少は異なるものの機能は全く同じである。上
記係止バー11、13や爪板21、23が無い部位にお
ける嵌合状態を図7〜図10を参照して説明する。
【0027】周壁12の開口端面Sには線状の溝部18
bが形成されており、この溝部18bに上箱2のスカー
ト部26が嵌入される構造となっており、優れた防水性
が実現されている。 (実施例2)他の実施例を図15及び図16を参照して
説明する。
【0028】図15は係止バー11と爪板21の部分の
周壁12、22の断面を示す。この実施例では、爪板2
1は周壁22の下端面22sから垂下しており、直角外
方向への爪板の飛び出しは低減されている。係止バー1
1の両端は一対の支持壁部15により支持されており、
周壁12の開口端面の内側部分から遮水板部16が立設
され、遮水板部16の上部の外表面16aは周壁12の
内周面に密接している。この実施例でも、係止バー11
の下部の窓部14は支持壁部15、遮水板部16、床板
部17によりケースの内部空間から遮断されている。
【0029】図16は係止バー11と爪板21の部分の
周壁12、22以外の周壁12、22の部分を示す。こ
の実施例では、周壁12、22の全周にわたって周壁1
2の上端面11sと周壁22の下端面22sの高さは各
々均一とされているが、各種変形も当然可能である。な
お、爪板21の爪板部21aの厚さxと、爪板部21a
の裏面と遮水板部16の外表面16aとの間の距離yと
の合計、すなわち、係止バー11の遮水板部16側の表
面と遮水板部16の外表面16aとの間の距離は、爪部
21bの外方向の幅(厚さ)zより大きくなるように形
成されている。これにより、爪板部21aの弾性変形に
より爪部21bを係止バー11に係止させることが可能
となる。 (実施例3)他の実施例を図17及び図18を参照して
説明する。
【0030】この実施例は、実施例2を丁度上下逆と
し、下箱1に爪板21を設け、上箱2に係止バー11を
設けたものである。この場合も、作用効果は同じとな
る。ただし、この場合にも下箱1から遮水板部16すな
わち係止バー11の内側の周壁が立ち上がっており、こ
れにより水分がケース内部に流下不能となっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 嵌合ケースを構成する下箱(第1の箱体)1
と、上箱(第2の箱体)2とが上下に対面した状態を示
す全体斜視図である。
【図2】 (a)は両箱1、2を嵌合させた状態での嵌
合ケースの上箱2側から見た平面図、(b)は両箱1、
2を嵌合させた状態での嵌合ケースの側面図、(c)は
両箱1、2を嵌合させた状態での嵌合ケースの下箱1側
から見た平面図である。
【図3】 係止前の第1係止バー及び第1爪板近傍の部
分斜視図である。
【図4】 係止後の第1係止バー及び第1爪板近傍の部
分斜視図である。
【図5】 図3のE−E線切断矢視方向斜視図である。
【図6】 図4のF−F線切断矢視方向斜視図である。
【図7】 両箱1、2の角部の嵌合前の斜視図である。
【図8】 両箱1、2の角部の嵌合前の斜視図である。
【図9】 図7のG−G線切断矢視方向斜視図である。
【図10】 図8のH−H線切断矢視方向斜視図であ
る。
【図11】 係止前の第2係止バー及び第2爪板近傍の
部分斜視図である。
【図12】 係止後の第1係止バー及び第1爪板近傍の
部分斜視図である。
【図13】 図11のA−A線切断矢視方向斜視図であ
る。
【図14】 図12のB−B線切断矢視方向斜視図であ
る。
【図15】 実施例2の係止バー及び爪板部分の周壁1
1、22の断面図である。
【図16】 実施例2の係止バー及び爪板部分以外の周
壁11、22の断面図である。
【図17】 実施例3の係止バー及び爪板部分の周壁1
1、22の断面図である。
【図18】 実施例3の係止バー及び爪板部分以外の周
壁11、22の断面図である。
【図19】 従来の嵌合ケースの係止前の第1係止バー
及び第1爪板近傍の部分斜視図である。
【図20】 図19の部分切断斜視図である。
【図21】 図19の嵌合ケースの係止後の第1係止バ
ー及び第1爪板近傍の部分斜視図である。
【符号の説明】
1は下箱(第1の箱体)、2は上箱(第2の箱体)、1
1は第1係止バー(係止バー)、13は第2係止バー
(係止バー)、21は第1爪板(爪板)、23は第2爪
板(爪板)。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いの周壁の開口端部が脱着可能に嵌合
    するとともに、嵌合状態で全周にわたって互いに密接す
    る密接部が形成される第1箱体及び第2箱体と、 前記第1又は第2の箱体の前記周壁の外表面から前記外
    表面に対して外方向へ所定量の第1のギャップを隔てつ
    つ前記外表面に略平行な姿勢にて両端が前記第1箱体の
    周壁に固定される係止バーと、 前記第2の箱体の周壁の前記外表面から前記外表面に対
    して外方向へ所定量の第2のギャップを隔てつつ前記外
    表面に略平行な姿勢にて前記第2箱体の周壁の外表面又
    は開口端面から前記第1の箱体に設けられた前記係止バ
    ーへ向けて延設される弾性変形可能な爪板と、 を備え、 前記爪板はその先端に前記係止バーに係止可能な爪部を
    有し、 前記第1のギャップは、前記両箱体の外方向における前
    記爪部の全幅を超える幅を有するとともに、前記爪板の
    厚さと前記第2ギャップとの和より大きく形成されるこ
    とを特徴とする嵌合ケース。
  2. 【請求項2】 前記係止バー及び前記爪板は、前記第1
    の箱体と前記第2の箱体との間で形成される前記密接部
    の一部分もしくは前記密接部とは別の部分として前記周
    壁に各々設けられている請求項1記載の嵌合ケース。
  3. 【請求項3】 前記爪板は前記第2の箱体の開口端面か
    ら前記周壁の延長方向へ延設され、前記爪板の外表面は
    前記第2の箱体の周壁の外表面と同一平面を形成する請
    求項1記載の嵌合ケース。
  4. 【請求項4】 前記爪板は前記第2の箱体の周壁の外表
    面よりも外方向へ飛び出た位置にて前記周壁の延長方向
    と平行に延設される請求項1記載の嵌合ケース。
  5. 【請求項5】 内部に電子回路基板を内蔵する請求項1
    〜4のいずれか記載の嵌合ケース。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000100526A (ja) * 1998-09-21 2000-04-07 Sumitomo Wiring Syst Ltd コネクタホルダ
JP2015070068A (ja) * 2013-09-27 2015-04-13 富士通株式会社 電子装置
JP2016001683A (ja) * 2014-06-12 2016-01-07 本田技研工業株式会社 電気機器ケース

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