JPH07335571A - 処理装置 - Google Patents

処理装置

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JPH07335571A
JPH07335571A JP14707494A JP14707494A JPH07335571A JP H07335571 A JPH07335571 A JP H07335571A JP 14707494 A JP14707494 A JP 14707494A JP 14707494 A JP14707494 A JP 14707494A JP H07335571 A JPH07335571 A JP H07335571A
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亨 池田
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勝彦 岩渕
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光明 小美野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成でゲートバルブに装着されたOリ
ングの劣化を防止できる機構を備えた処理装置を提供す
る。 【構成】 加熱源を備える載置台が設置された処理室
と、該処理室に被処理体を搬入する第二の室が隣接して
設けられ、それら処理室と第二の室の壁面には被処理体
を通すための開口部がそれぞれ形成されているものであ
って、それら開口部を通して第二の室から処理室内に搬
入されて載置台上に載置された被処理体を加熱源により
加熱すると共に処理室内に処理ガスを導入することによ
り被処理体を処理するものにおいて、処理室の開口部の
大きさを第二の室の開口部よりも小さく形成する。ま
た、加熱源からの輻射熱が開口部に伝達されることを妨
げるためのリフレクタを処理室内に配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は処理装置に関し、特に半
導体ウェハなどの被処理体を加熱して、処理室内に処理
ガスを導入することにより被処理体を処理する、熱CV
D装置やプラズマCVD装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、加熱源を備える載置台が設置
された処理室と、該処理室に半導体ウェハなどの被処理
体を搬入するロードロック室やチャンバー室が隣接して
設けられ、それら処理室とロードロック室等の壁面には
被処理体を通すための開口部がそれぞれ形成されている
処理装置が公知である。かかる処理装置にあっては、そ
れら処理室とロードロック室等に形成されたそれぞれの
開口部を通して被処理体が処理室内に搬入されると共
に、該被処理体は載置台上に設置される。そして、載置
台に内蔵された加熱源により被処理体を加熱すると共に
処理室内に処理ガスを導入することにより、被処理体に
膜形成処理、エッチング処理、アッシング処理などのさ
まざまな加工を施している。
【0003】以上のような処理装置にあっては、処理室
の開口部とロードロック室等の開口部がゲートバルブを
介して接続されているのが一般的である。そして,処理
室に被処理体を搬入するに際しては、このゲートバルブ
が開いて処理室の開口部とロードロック室等の開口部が
導通され、一方、処理室に被処理体を処理するプロセス
時においては、ゲートバルブに備えられているバルブプ
レートが処理室の開口部とロードロック室等の開口部を
閉ざすように介入して両室の気密性が保たれるようにな
っている。通常は、かかるバルブプレートには、処理室
とロードロック室等の気密性を有効に保てるように、例
えばフッ素系ゴムのバイトンなどの弾性材料からなるO
リングが装着されている。Oリングとして用いられてい
る弾性材料であるバイトンなどは耐熱温度が短時間では
250℃程度であり、長期的な連続使用であればせいぜ
い100〜150℃程度までしか耐えられない。
【0004】ところが、プロセス時においては、例えば
熱CVD装置にあっては、被処理体は載置台に内蔵され
た加熱源により少なくとも650℃、通常は800℃以
上に加熱される。また、プラズマCVD装置の場合で
も、被処理体は少なくとも350℃、通常は400℃程
度に加熱されるのが一般である。従って、このように被
処理体を加熱している熱が載置台から輻射されることに
より、プロセス時においては処理室の開口部とロードロ
ック室等の開口部を塞いでいるバルブプレートが高温に
され、バルブプレートに装着されているOリングが、そ
の熱によって劣化されるといった問題を生じている。こ
うしてバルブプレートに装着されているOリングが劣化
されると、ゲートバルブによって気密性を十分に保てな
くなり、処理装置における処理性能の信頼性が低下する
といった問題を生ずる。また、Oリングを頻繁に交換し
なければならなくなり、メンテナンスも煩雑となる。
【0005】ここで、以上のようにバルブプレートが加
熱されることにより発生する弊害を防止するために、従
来講じられている対策を図面に基づいて説明する。
【0006】図5及び図6に示したゲートバルブ100
は、バルブプレート101の背面に冷却水を通す冷却管
102を付設した従来例である。バルブケース103の
上方にアクチュエータ105が設けられ、このアクチュ
エータ105の作動杆106の下端にバルブプレート1
01が取り付けられている。バルブプレート101の表
面にはOリング107が装着されていて、アクチュエー
タ105が稼働すると、バルブプレート101が下降し
ながら前進して、バルブプレート101表面のOリング
107を処理室の開口部108に押しつけるように移動
するようになっている。
【0007】図7に示したゲートバルブ110は、処理
室の開口部111の周辺に冷却水を通す冷却管112を
埋設した従来例である。上方に図示しないアクチュエー
タが取り付けてあり、その作動杆113の下端にバルブ
プレート115が取り付けられている。バルブプレート
115の表面にはOリング116が装着されており、図
示しないアクチュエータが稼働すると、バルブプレート
115が下降しながら前進して、バルブプレート115
表面のOリング116を処理室の開口部111に押しつ
けるように移動するようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来はバ
ルブプレートや処理室の開口部を冷却することによって
Oリングが加熱されるのを防ぐ構成になっている。しか
しながら、先ず図5及び図6に示したゲートバルブ10
0は、アクチュエータ105の稼働によって昇降移動す
るバルブプレート101に冷却管102が付設されてい
るために、ゲートバルブの構造が著しく複雑になり、装
置コストが上昇するといった問題がある。また、冷却管
102が一体的に取り付けられているためにバルブプレ
ートなどの交換作業が困難であり、メンテナンス性が良
くない。
【0009】一方、装置のスループットの向上や、ラン
ニングコストの低減を図るためには、処理室内に設置さ
れている載置台の温度を一定に保っておくことが望まし
く、ゲートバルブが開いているときにも載置台の温度を
下げない方が良いが、図7に示したゲートバルブ110
は、バルブプレート115自体を冷却していないため
に、冷却が不十分であり、Oリングの劣化を効率的に防
止できないといった問題がある。
【0010】更に、図5〜7で説明した何れの方法によ
っても、開口部近傍の処理室の壁面が部分的に冷却され
るので、その部分にデポが付着するといった問題があ
る。
【0011】従って、本発明は簡単な構成でゲートバル
ブに装着されたOリングの劣化を防止できる機構を備え
た処理装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、加熱源
を備える載置台が設置された処理室と、該処理室に被処
理体を搬入する第二の室が隣接して設けられ、それら処
理室と第二の室の壁面には被処理体を通すための開口部
がそれぞれ形成されているものであって、それら開口部
を通して第二の室から処理室内に搬入されて載置台上に
載置された被処理体を加熱源により加熱すると共に処理
室内に処理ガスを導入することにより被処理体を処理す
るものにおいて、前記処理室の開口部の大きさを前記第
二の室の開口部よりも小さく形成したことを特徴とする
処理装置が提供される。
【0013】この処理装置は更に以下の特徴を備えてい
る。 ・上記第二の室は、ロードロック室またはトランスファ
ー室である。 ・上記処理室の開口部の大きさを被処理体を処理室内に
搬入するのに必要最小限の大きさに形成する。
【0014】また、本発明によれば、処理室内に加熱源
を備えた載置台が設置され、処理室の壁面に形成された
開口部から処理室内に搬入されて載置台上に載置された
被処理体を該加熱源により加熱すると共に処理室内に処
理ガスを導入することにより被処理体を処理するものに
おいて、上記加熱源からの輻射熱が上記開口部に伝達さ
れることを妨げるためのリフレクタを上記処理室内に配
設したことを特徴とする処理装置が提供される。
【0015】この処理装置は更に以下の特徴を備えてい
る。 ・上記リフレクタを載置台上方の露出部分の周囲全体を
囲うように配設した。 ・上記リフレクタを上記開口部側のみに配設した。 ・上記リフレクタの表面を鏡面仕上げすることによりリ
フレクタの反射率を高くした。 ・上記開口部を被処理体を処理室内に搬入するのに必要
最小限の大きさに形成した。
【0016】
【作用】ゲートバルブを開けた状態にして、処理室と第
二の室にそれぞれ形成された開口部を通して第二の室か
ら処理室内に被処理体を搬入し、該被処理体を載置台上
に載置する。その後、ゲートバルブを閉じた状態にし、
処理室内において載置台上に載置された被処理体を載置
台に内蔵された加熱源により加熱すると共に処理室内に
処理ガスを導入して、被処理体を処理する。このよう
に、被処理体を加熱することにより載置台の表面からそ
の輻射熱が発せられるが、本発明の処理装置にあって
は、処理室の開口部の大きさが比較的小さく形成されて
いるので、該輻射熱が処理室の開口部に大量に入り込む
ことがない。従って、本発明の処理装置によれば、ゲー
トバルブが加熱されるのを最小限に抑制でき、ゲートプ
レートに装着されたOリングの劣化を防ぐことが可能と
なる。
【0017】また、リフレクタを備えた処理装置によれ
ば、該輻射熱をリフレクタにより反射することにより、
載置台の表面から発せられた輻射熱が処理室の壁面に形
成された開口部に伝達されることを妨げて、ゲートバル
ブが加熱されるのを防止できる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例にかかる枚葉式CVD
装置を詳細に説明する。
【0019】図1に示すように、このCVD装置1は、
気密に構成された略円筒状の処理室2を有している。処
理室2の上面には、上部電極を構成するように接地され
たアルミニウムなどの導電体よりなる略中空形状のシャ
ワーヘッド3が気密に設けられている。このシャワーヘ
ッド3の上部には、処理ガス導入管4が設けられてお
り、また、処理室2内に設けられている載置台5との対
向面には、吐出口6が多数穿設されている。そして処理
ガス供給系を構成する処理ガス源7から処理ガス導入管
4によりマスフローコントローラ(MFC)8を介し
て、例えばSiH4とH2の混合ガスからなる処理ガス
を、このシャワーヘッド3の中空部から多数の吐出口6
を通じて、処理室2内の載置台5に向けて均等に吐出す
るように構成されている。
【0020】上記処理室2の底部近傍には、真空排気ポ
ンプPに連通する排気口9が設けられており、処理室2
を、例えば10-6Torrの減圧雰囲気に設定し、維持する
ことが可能である。
【0021】上記処理室2の底部は、略円筒状の支持体
10によって支持された底板11によって構成され、さ
らにこの底板11の内部には冷却水溜12が設けられて
おり、冷却水パイプ13によって供給される冷却水がこ
の冷却水溜12内を循環する。上記載置台5はこの支持
体10の上面に設置されている。載置台5は、たとえ
ば、アルミニウムなどの導電性材料からなり、その中央
上面には半導体ウェハなどの被処理体Wを吸着保持する
ための静電チャック15が被処理体Wと略同径大、好ま
しくは被処理体Wの径より若干小さい径で設けられてい
る。この静電チャック15は2枚のポリベンズイミダゾ
ール製樹脂フィルムの間に銅箔などの導電膜16を挟持
した静電チャックシートから構成されている。このよう
に構成された静電チャック15の導電膜16に可変直流
高圧電源17から高電圧を印加することにより静電チャ
ック15の上面に被処理体Wをクーロン力により吸引保
持することができるように構成されている。
【0022】一方、載置台5の内部には、たとえば略帯
状の発熱体を適宜の間隔をもって渦巻状に配設した発熱
パターンで配することにより構成されるヒータ20が設
置されており、処理室2の外部に設置されている交流電
源21から電力を印加することによって、ヒータ20は
200℃〜2000℃の範囲の所望の温度の熱に加熱さ
れる。
【0023】上記載置台5の中心部には、底板11を貫
通した伝熱媒体供給管25と、この伝熱媒体供給管25
と通ずる流路26が設けられ、処理室2の外部から上記
伝熱媒体供給管25を通じて供給された、たとえばHe
ガスなどの伝熱媒体が、載置面に載置された被処理体W
の裏面に供給されるように構成されている。
【0024】載置台5の内部には、温度センサ30の検
知部31が設けられており、載置台5の温度を逐次検出
するように構成されている。そしてこの温度センサ30
からの信号に基づいて、ヒータ20の出力や伝熱媒体の
流量等をフィードバック制御して、載置台5の載置面を
最適な温度に制御するように構成されている。また、こ
の温度センサ30よりも更に内側には、載置台5の載置
面に載置される被処理体Wを、リフトアップ−リフトダ
ウンさせるためのリフター35が設けられている。
【0025】そして、載置台5の側面外周には、短筒状
の隔壁36が設けられており、この隔壁36の上端には
載置台5の上面周縁部を包み込むようにして水平部37
が形成されている。そして、この水平部37の上には、
本発明の特徴とするリフレクタ38が配設されている。
このリフレクタ38の内面は、載置台5の上面周縁部か
ら処理室2内に発せられる輻射熱を良好に反射できるよ
うに、鏡面仕上げされている。なお、図示のものは、リ
フレクタ38を載置台5上方の露出部分(静電チャック
15)の周囲全体を囲うように配設した例を示してい
る。
【0026】以上のように構成されている処理室2の横
には、処理室2に被処理体Wを搬入する第二の室40が
隣接して設けられている。この第二の室40は、例えば
ロードロック室やトランスファー室で構成される(以下
「ロードロック室40」という)。処理室2の側壁面
と、ロードロック室40の側壁面には被処理体Wを通す
ための開口部41、42がそれぞれ形成されており、本
発明の処理装置においては、処理室2の開口部41の大
きさをロードロック室40の開口部42よりも小さく形
成したことを特徴としている。
【0027】即ち、ロードロック室40の横には、図示
のように処理室2が接続される場合の他、クリーニング
室、スパッタリングやエッチング、アッシングなどの他
の処理を行う処理室が適宜接続されるので、ロードロッ
ク室40の開口部42は、汎用性をもたせるためにある
程度の大きさをもったものとしなければならない。これ
に対して処理室2の開口部41は被処理体Wを処理室2
内に搬入するのに必要最小限の大きさに形成すれば足り
る。このように、実施例のものにおいては、汎用性をも
たせるべくやや大きめに形成されたロードロック室40
の開口部42に対して、処理室2の開口部41を被処理
体Wを処理室2内に搬入するのに必要最小限の大きさに
形成することにより、処理室2の開口部41の大きさを
ロードロック室40の開口部42よりも小さく構成して
いる。
【0028】そして、これら処理室2の開口部41とロ
ードロック室40の開口部42は、ゲートバルブ45を
介して接続され、このゲートバルブ45を適宜開閉操作
することによって処理室2内とロードロック室40内を
連通状態と遮断状態に切り換えることができるように構
成されている。また、ロードロック室40の内部には、
処理室2内の載置台5に対して被処理体Wを搬入すると
共に、処理後において載置台5上から被処理体Wを搬出
させる搬送アーム46を備えた搬送装置47が設けられ
ている。なお、ロードロック室40の底部に設けられた
排気管48から真空引きされることにより、このこのロ
ードロック室40内も、処理室2と同様に所定の減圧雰
囲気、例えば10-6Torrに設定、維持することが可能で
ある。
【0029】さて、以上のように構成された枚葉式CV
D装置1においては、先ず、処理室2の底部近傍に配設
された排気口9から真空排気ポンプPによって処理室2
内の圧力がたとえば10-4〜10-3Torr程度に減圧され
る。その後、ゲートバルブ45が開かれて、隣接するロ
ードロック室40から搬送アーム46により成膜処理が
施される被処理体Wが処理室2内の載置台5の上方にま
で搬入される。この後、リフター35が上昇して、搬送
アーム46により搬入された被処理体Wを一旦受け取
り、更にその位置より上昇させる。こうして被処理体W
をリフター35に受け渡すと、搬送アーム46はロード
ロック室40内に後退し、その後、ゲートバルブ45が
閉鎖される。
【0030】そして、リフター35が下降して、被処理
体Wは載置台5の載置面に載置され、既述の高圧直流電
源17からの直流電圧が静電チャック15の導電膜16
に印加されることにより、被処理体Wは静電吸着力によ
って、載置台5の載置面に吸着保持される。その後、ヒ
ータ20による加熱によって被処理体Wは、例えば80
0℃にまで加熱されると共に、処理ガス導入管4からS
iH4+H2等の処理ガスが処理室2内に導入されること
により、被処理体Wの成膜処理が開始される。
【0031】ここで、処理室2内において被処理体Wを
加熱することにより載置台5の上方にはその輻射熱が発
せられるが、本発明の処理装置にあっては、処理室2の
開口部41の大きさが比較的小さく形成されているの
で、該輻射熱は処理室2の開口部41に大量に入り込む
ことがない。また、載置台5の上面周縁部を囲うように
して配設されているリフレクタ38によって載置台5の
上方から発せられた輻射熱を反射することにより、載置
台2の上方から発せられた輻射熱は処理室2の開口部4
1に直接的には放射されることが無く、従って、ゲート
バルブ45が加熱されるのを防止できる。このように、
実施例の枚葉式CVD装置1においては、処理室2の開
口部41をロードロック室40の開口部42に比べて小
さく形成すると共に、載置台5の上面周縁部を囲うよう
にリフレクタ38を配設したことによって、ゲートバル
ブ45が加熱されるのを最小限に抑制でき、こうしてゲ
ートバルブ45に装着されているOリングの劣化を防ぐ
ことが可能となる。
【0032】かくして、所定の処理が終了すると、ゲー
トバルブ45が開かれ、被処理体Wは開口部41、42
を介してロードロック室40に搬出される。
【0033】しかして、以上の実施例では、熱CVD装
置においてSiH4+H2との混合ガス、あるいはSiH4
+N2との混合ガスを用いて被処理体Wに成膜を行う場
合を例に挙げて説明したが、本発明はかかる装置に限定
されることなく、たとえば同様の熱CVD装置で、Si2
6+H2との混合ガス、あるいはSi26+N2との混合
ガスにより800℃、1〜100Torrの雰囲気で成膜処
理を行う場合、熱CVD装置で、SiH2Cl2+NH3
の混合ガス、あるいはSiH4+NH3との混合ガスによ
りSiN膜を成膜させる場合、SiH4+N2Oとの混合ガ
ス、あるいはSiH2Cl2+N2Oとの混合ガスによりH
TO膜を成膜させる場合、さらにはプラズマCVD装置
で、TEOS+O2+Arとの混合ガスにより350〜4
00℃、0.5〜5Torrの雰囲気で成膜処理を行う場合
などにも使用することができる。さらに、本発明は上記
枚葉式CVD装置に限定されず、さらにバッチ処理式C
VD装置にも好適に適用可能であり、さらにはエッチン
グ装置、アッシング装置、スパッタ装置などの熱処理装
置に対して適応することが可能であることは言うまでも
ない。
【0034】なお、以上の実施例においては、図2に示
すように、処理室2内においてリフレクタ38を載置台
5上方の露出部分(静電チャック15)の周囲全体を囲
うように配設したものを説明したが、その他、例えば図
3に示すように、半円弧状や扇状に形成したリフレクタ
50を処理室2の開口部41が開口している側にのみ配
設するようにしても良い。更にまた、図4に示すよう
に、平板状に形成したリフレクタ51を利用して処理室
2の開口部41に対して載置台5からの輻射熱が伝達さ
れないように構成することも可能である。また、リフレ
クタは、鏡面仕上げをすることによって反射率の高いも
のとするほか、例えば、リフレクタの内面を白系統に着
色することによって、載置台から輻射熱を反射するよう
に構成することもできる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
処理室の開口部の大きさを小さく形成する、あるいは、
載置台からの輻射熱が開口部に伝達されることを妨げる
リフレクタを設ける、といった極めて簡単な構成であり
ながら、ゲートバルブに装着されたOリングの劣化を確
実に防止することができるようになる。
【0036】本発明によれば、Oリングを冷却するため
の冷却管などを必要としないのでゲートバルブの構造は
複雑になることがなく、装置コストが安くて済む。ま
た、バルブプレートの交換作業なども簡単で、メンテナ
ンス性が優れている。従って、装置のスループットの向
上を図ることができ、ランニングコストを低くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかるCVD装置の説明図
【図2】リフレクタを載置台上方の露出部分の周囲全体
を囲うように配設した実施例を示す平面図
【図3】半円弧状のリフレクタを処理室の開口部側にの
み配設した実施例を示す平面図
【図4】平板状のリフレクタを処理室の開口部側にのみ
配設した実施例を示す平面図
【図5】従来のゲートバルブの背面図
【図6】従来のゲートバルブの側面図
【図7】従来の他のゲートバルブの側面図
【符号の説明】 W 被処理体 1 CVD装置 2 処理室 5 載置台 20 ヒータ 38 リフレクタ 40 ロードロック室 41、42 開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩渕 勝彦 神奈川県津久井郡城山町町屋1丁目2番41 号 東京エレクトロン東北株式会社相模事 業所内 (72)発明者 小美野 光明 東京都新宿区西新宿2丁目3番1号 東京 エレクトロン株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱源を備える載置台が設置された処理
    室と、該処理室に被処理体を搬入する第二の室が隣接し
    て設けられ、それら処理室と第二の室の壁面には被処理
    体を通すための開口部がそれぞれ形成されているもので
    あって、それら開口部を通して第二の室から処理室内に
    搬入されて載置台上に載置された被処理体を加熱源によ
    り加熱すると共に処理室内に処理ガスを導入することに
    より被処理体を処理するものにおいて、前記処理室の開
    口部の大きさを前記第二の室の開口部よりも小さく形成
    したことを特徴とする処理装置。
  2. 【請求項2】 上記第二の室は、ロードロック室または
    トランスファー室である請求項1に記載された処理装
    置。
  3. 【請求項3】 上記処理室の開口部の大きさを被処理体
    を処理室内に搬入するのに必要最小限の大きさに形成し
    たことを特徴とする請求項1または2に記載された処理
    装置。
  4. 【請求項4】 処理室内に加熱源を備えた載置台が設置
    され、処理室の壁面に形成された開口部から処理室内に
    搬入されて載置台上に載置された被処理体を該加熱源に
    より加熱すると共に処理室内に処理ガスを導入すること
    により被処理体を処理するものにおいて、上記加熱源か
    らの輻射熱が上記開口部に伝達されることを妨げるため
    のリフレクタを上記処理室内に配設したことを特徴とす
    る処理装置。
  5. 【請求項5】 上記リフレクタを載置台上方の露出部分
    の周囲全体を囲うように配設したことを特徴とする請求
    項4に記載された処理装置。
  6. 【請求項6】 上記リフレクタを上記開口部側のみに配
    設したことを特徴とする請求項4に記載された処理装
    置。
  7. 【請求項7】 上記リフレクタの表面を鏡面仕上げする
    ことによりリフレクタの反射率を高くしたことを特徴と
    する請求項4〜6の何れかに記載された処理装置。
  8. 【請求項8】 上記開口部を被処理体を処理室内に搬入
    するのに必要最小限の大きさに形成したことを特徴とす
    る請求項4〜7の何れかに記載された処理装置。
JP14707494A 1994-06-06 1994-06-06 処理装置 Expired - Fee Related JP3415272B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011138828A (ja) * 2009-12-25 2011-07-14 Canon Anelva Corp 加熱装置及び基板処理装置
JP2013133523A (ja) * 2011-12-27 2013-07-08 Sumitomo Heavy Ind Ltd 成膜装置

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