JPH07335536A - 投影露光装置及び回路パターン製造方法 - Google Patents

投影露光装置及び回路パターン製造方法

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JPH07335536A
JPH07335536A JP6132896A JP13289694A JPH07335536A JP H07335536 A JPH07335536 A JP H07335536A JP 6132896 A JP6132896 A JP 6132896A JP 13289694 A JP13289694 A JP 13289694A JP H07335536 A JPH07335536 A JP H07335536A
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optical system
pattern
pupil
image
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JP6132896A
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Naomasa Shiraishi
直正 白石
Shigeru Hirukawa
茂 蛭川
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Nikon Corp
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70216Mask projection systems
    • G03F7/70308Optical correction elements, filters or phase plates for manipulating imaging light, e.g. intensity, wavelength, polarisation, phase or image shift

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Control Of Exposure In Printing And Copying (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 レチクル上の離散的なパターンの投影像に関
する焦点深度を拡大させつつ、そのレチクル内に混在す
る周期的なパターンも確実に露光転写する。 【構成】 投影光学系内のマスクに対する光学的なフー
リエ変換面、もしくはその近傍面には、投影光学系の光
軸を中心として同心円的、かつ段階的に透過率、又は透
過光の位相差、又は透過光の可干渉状態の少なくとも1
つの光学特性を変化させる空間フィルターを設けるとと
もに、照明光学系中のマスクに対する光学的なフーリエ
変換面、もしくはその近傍面であって、かつ空間フィル
ターとほぼ共役な面には、空間フィルターの光学特性の
段階的な変化の境界領域とほぼ結像関係にあるほぼ円環
状の領域を遮光する遮光部材を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路、液晶
ディスプレイ用基板等の微細パターンの形成に用いる投
影露光装置、及びそのような露光装置を用いた回路パタ
ーンの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の投影露光装置に使われている投
影光学系は、高度な光学設計、硝材の厳選、硝材の精密
加工、及び精密な組立て調整をへて装置内に組み込まれ
る。現在、半導体製造工程では水銀ランプのi線(波長
365nm)を照明光としてレチクル(マスク)を照射
し、そのレチクル上の回路パターンの透過光を投影光学
系を介して感光基板(ウェハ等)上に結像するステッパ
ーが主に使われている。また評価用、あるいは研究用と
してエキシマレーザ(波長248nmのKrFレーザ)
を照明光とするエキシマステッパーも使われている。
【0003】一般に、投影光学系を用いた露光によって
微細なレチクルパターンを感光基板へ忠実に転写するた
めには、投影光学系の解像力と焦点深度(DOF:デプ
スオブフォーカス)とが重要なファクタとなっている。
現在実用化されている投影光学系のうち、i線用のもの
で像側の開口数(NA)として0.6程度のものが得ら
れている。使用する照明光の波長が同じであるとき、投
影光学系の開口数を大きくすると、それに応じて解像力
も向上する。しかしながら焦点深度(DOF)は開口数
NAの増大に伴って減少する。焦点深度は照明光の波長
をλとしたとき、ほぼDOF=±λ/(2×NA2 )と
なる。
【0004】ところで解像力を高めるためには、投影光
学系の感光基板側(像側)の開口数NAw(あるいはマ
スク側の開口数NAr)を大きくする訳であるが、この
ことは換言すれば瞳epの径を大きくすること、さらに
レンズ系又はミラー系の有効径を大きくすることに他な
らない。ところが、焦点深度DOFの方は開口数NAw
の2乗に反比例して減少してしまうため、例え高開口数
の投影光学系が製造できたとしても、必要な焦点深度が
得られないことになり、実用上の大きな障害となる。
【0005】照明光の波長をi線の365nmとし、開
口数NAwを0.6とすると、焦点深度DOFは幅で約
1μm(±0.5μm)になってしまい、感光基板とし
てのウェハW上の1つのショット領域(20mm角〜3
0mm角程度)内で、表面の凹凸や湾曲が焦点深度DO
F以上の部分については解像不良を起こすことになる。
【0006】このような問題に対して、位相シフト法
(特公昭62−50811号公報)や、SHRINC法
(特開平4−101148号公報、特開平4−1806
12号公報、特開平4−180613号公報等)などの
いわゆる超解像技術が提案されている。しかしながらこ
れらの技術では、転写する回路パターンとして、比較的
パターン密度の高い、かつ周期的なパターンに対して
は、解像度の向上及び焦点深度の増大に極めて有効であ
るが、コンタクトホールパターンと呼ばれるような離散
的(孤立的)なパターンに対しては、ほとんど効果がな
い。
【0007】そこで、コンタクトホールパターン等の孤
立パターンに対して見かけ上の焦点深度を拡大させる露
光方法として、ウェハ上の1つのショット領域に対する
露光を複数回に分け、各露光の間にウェハ上を光軸方向
に一定量だけ移動させる方法が、例えば特開昭63−4
2122号公報で提案された。この露光方法はFLEX
(Focus Latitude enhanceme
nt EXposure)法と呼ばれ、コンタクトホー
ル等の孤立パターンに対しては十分な焦点深度拡大効果
を得ることができる。ただしFLEX法は、わずかにデ
フォーカスしたコンタクトホール像を多重露光すること
を必須とするため、現像後に得られるレジスト像は必然
的に鮮鋭度が低下したものとなる。
【0008】またFLEX法のように露光動作中にウェ
ハ上を光軸方向に移動させなくても、コンタクトホール
パターンの投影時の焦点深度を拡大する試みとして、1
981年春季応用物理学会の予稿集28a−ZC−8、
9で発表されたSuper−FLEX法も知られてい
る。このSuper FLEX法は、投影光学系の瞳面
(すなわちレチクルに対するフーリエ変換面)に、光軸
を中心とする同心円的な振幅透過率分布を有するフィル
ターを設け、このフィルターの作用により、解像度、及
び焦点深度を増大するものである。
【0009】このときの、振幅透過率分布は、瞳面の半
径方向に連続的に変化することが望ましいが、現実的に
はこのようなフィルターの製造は難しく、特定の半径に
て振幅透過率(位相差)が、負から正に段階的に変化す
るフィルター(以後「位相差型瞳フィルター」と略す)
が検討されている。尚、上記のSuper FLEX法
の如く投影光学系の瞳面でのフィルタリングにより透過
率分布や位相差を変化させ焦点深度を向上する方法は、
多重焦点フィルター法として一般に知られている。多重
焦点フィルターについては、昭和36年1月23日付で
発行された機械試験所報告第40号の「光学系における
結像性能とその改良方法に関する研究」と題する論文中
の第41頁〜第55頁に詳しく述べられている。また瞳
面でのフィルタリングにより像質を改善する方法は、一
般に瞳フィルター法と呼ばれている。
【0010】一方、本出願人は新しいタイプの瞳フィル
ターとして光軸近傍の円形領域を遮光する型の瞳フィル
ター(以後「遮光型瞳フィルター」と略す)を特開平4
−179958号公報において提案している。さらに本
出願人は、瞳面内の同心円的ないくつかの領域間での透
過光束の相互の可干渉性を低減するタイプの瞳フィルタ
ー(以後「SFINCS型瞳フィルター」と略す)を特
開平6−120110号公報、及び特開平6−1248
70号公報等で提案している。
【0011】なおこれらの瞳フィルターはいずれもコン
タクトホールパターンの如き、レチクルの遮光領域(ク
ロム蒸着等)中に、微小透過開口パターンが孤立的に存
在するパターンに対して有効なものであり、例えば、ラ
インアンドスペースパターン(明暗の幅が約1:1で周
期的に並ぶ繰り返し、かつ近接パターン)に対しては、
逆に焦点深度を低下させたり、解像度を低下(偽解像)
させたりするという欠点がある。
【0012】また、以上のような瞳フィルターの一種と
して古典的に知られたものとして、瞳面近傍に可変絞り
を設け、投影光学系の実効的な瞳径(有効瞳径)を変更
することによって開口数(NA)を可変とした露光装置
も製品化されている。ところで、半導体集積回路等の製
造に際しては、微細パターンを何層にもわたって形成し
ていくため、各層間の高精度な位置合わせ(アライメン
ト)が不可欠である。このアライメントに際しては、前
回までのパターン形成工程で、ウェハ上に回路パターン
と同時に形成(露光転写及びエッチング)されたアライ
メントマークを、投影露光装置に備えられたアライメン
トセンサー(顕微鏡、レーザーシートビーム、撮像素子
等)を用いて位置検出し、その検出位置とアライメント
マークの設計位置とに基づいて回路パターン(ショット
領域)の正確な位置を求めて、重ね合わせ露光を行な
う。もちろんこのときの露光においても、次工程以後用
の新たなアライメントマークをウェハ上に形成するため
に、レチクル(マスク)上にウェハへ転写すべきアライ
メントマーク用のパターンを設けておくのが一般的であ
る。
【0013】また、ウェハ上のアライメントマークの形
状としては、平均化による検出位置精度向上のために、
位置計測のためのマークエッジが多数個配置されるよう
なマーク、すなわち繰り返しのマーク(ラインアンドス
ペースマーク)が使用されることが多い。ただし、マー
クの繰り返しピッチは、平坦化プロセス等によりマーク
が平坦化されないように、回路パターン内に存在するラ
インアンドスペースパターンのピッチに比べて粗くする
のが一般的であり、ライン、スペースの各幅を3〜6
〔μm〕、ピッチを6〜12〔μm〕程度とすることが
多い。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】以上の背景から考察す
ると、コンタクトホール用の瞳フィルターを使用して、
コンタトホールをもつ回路パターンレチクルを投影露光
する場合、そのレチクル上に混在するラインアンドスペ
ースパターンに対する解像度は劣化するおそれがある。
すなわち、ラインアンドスペース型のアライメントマー
クがウェハ上に形成できなくなるという問題がある。
【0015】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、コンタクトホールパターン等の孤立したパター
ンに適した瞳フィルターを備え、コンタクトホールパタ
ーンの結像性能を向上させると共に、ラインアンドスペ
ース型(周期構造)のアライメントマークも確実に転写
可能とする投影露光装置の提供を目的とし、さらにその
ような装置を用いて孤立的なパターンに対しては焦点深
度を拡大させつつ同時に周期的なパターンの解像を向上
させた回路パターン製造方法を提供することを目的とす
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】かかる問題点を解決する
ため本発明においては、微細なパターン(コンタクトホ
ールパターンとラインアンドスペース状のマークパター
ン)が形成されたマスク(レチクルR)を露光用の照明
光で照明する照明手段(1〜14)と、マスクパターン
から発生した光を入射してパターンの像を感光基板(ウ
ェハW)上に結像投影する投影光学系(PL)と、投影
光学系内のマスクに対する光学的なフーリエ変換面(F
TP)、もしくはその近傍面に、投影光学系の光軸(A
X)を中心として同心円的、かつ段階的に透過率、又は
透過光の位相差、又は透過光の可干渉状態の少なくとも
1つの光学特性を変化させる空間フィルター(PF、P
F1)を備えた投影露光装置に適用され、照明光学系
(2〜14)中のマスクに対する光学的なフーリエ変換
面(例えばフライアイレンズ7の射出側面)、もしくは
その近傍面であって、かつ空間フィルター(PF、PF
1)とほぼ共役な面に、その空間フィルター中の光学特
性の段階的な変化の境界領域(例えば遮光部LBの周
縁)とほぼ結像関係にあるほぼ円環状の領域(輪帯状遮
光部81)を遮光する遮光部材(8)を設けるように構
成した。
【0017】さらに本発明は、離散的なパターン(コン
タクトホールパターン)と周期的なパターン(ラインア
ンドスペース状のマークパターン)とが混在した回路パ
ターン製造用のマスク(レチクルR)を、照明光学系
(2〜14)からの照明光束によって一様に照射し、パ
ターンを投影光学系(PL)を介して感光基板(ウェハ
W)上に結像させることにより、その感光基板上に回路
パターンを製造する方法に適用され、投影光学系内の瞳
面(ほぼフーリエ変換面FTP)を通る結像光束の径方
向の光学的な性質、又は強度分布を段階的に変化させる
空間フィルター(PF、PF1)を瞳面(FTP)、も
しくはその近傍面に配置した状態で、照明光学系内の空
間フィルターとほぼ共役な共役面を通る照明光束の分布
が空間フィルター上の段階的な変化の境界部分(例えば
遮光部LBの周縁)に対応した範囲で実質的に最小とな
るように照明光束の分布を調整し、その調整された照明
光束をマスクに照射することによって、離散的なパター
ンの投影像に関する焦点深度を拡大させつつ周期的なパ
ターンの解像を改善するように構成した。
【0018】
【作用】本発明においては、瞳(空間)フィルターの配
置される投影光学系中の瞳面(レチクルパターンに対す
る光学的フーリエ変換面)と共役(結像関係)な照明光
学系中の瞳面(これもレチクルパターンに対する光学的
フーリエ変換面となる)に、瞳フィルターの境界領域と
結像関係となる円周上及びその近傍のほぼ円環状の領域
に照明光を遮光する遮光部材を設けたために、ラインア
ンドスペース型アライメントマークに対して、偽解像、
あるいはコントラスト低下を生じさせるような照明光束
がレチクルへ入射することを防止できる。従って、コン
タクトホール用の瞳フィルターを使用しても、ラインア
ンドスペース型のアライメントマークを良好に露光転写
することが可能となる。
【0019】
【実施例】図1は本発明の実施例を示し、レチクルRの
下面(投影光学系PL側の面)には転写すべき回路パタ
ーン、及びラインアンドスペース状のアライメントマー
クが描画されており、これらのパターンは少なくとも像
側がテレセントリックな投影光学系PLを介してウェハ
W等の被露光基板上に投影され、露光転写される。レチ
クルRを照明する照明光束ILBは、水銀ランプ1等の
光源より発生し、楕円鏡2、インプットレンズ4、短波
長カットフィルター5、及び干渉フィルター6により、
例えばi線(波長0.365μm)のみが選択され、フ
ライアイレンズ7に入射する。尚、本発明による露光装
置で使用する光源は、水銀ランプ等の輝線ランプに限定
されるものではなく、たとえばレーザー光源等を用いて
もよい。
【0020】フライアイレンズ7の射出側面は、レチク
ルパターンに対する照明光学系中のフーリエ変換面とな
っており、そこにはフライアイレンズの各エレメントの
配列で決まる面光源像が形成され、ここに面光源像の形
状を規制する遮光部材8を設ける。遮光部材8の詳細に
ついては後述する。フライアイレンズ7を発し、遮光部
材8を透過した照明光は、ミラー9、18、コンデンサ
ーレンズ10、12、14を経て、レチクルRを均一な
照度分布で照明する。このとき照明視野絞り(レチクル
ブラインド)11は、レチクルRのパターン面と共役に
なっており、レチクルRへの照明範囲を可変とすること
ができる。
【0021】レチクルRを透過、回折した光束は、投影
光学系PLにより結像され、ウェハW上にレチクルRの
パターンの像を形成する。本実施例においては、図1の
如く、投影光学系PL中の瞳面FTP、すなわちレチク
ルRに対する光学的フーリエ変換面またはその近傍に瞳
フィルターPFを有するが、その詳細な構造については
後述する。
【0022】ところで投影光学系PLの近傍には、アラ
イメントセンサー(顕微鏡)24が設けられており、ウ
ェハWへのレチクルRのパターンの露光転写に先立っ
て、ウェハW上のアライメントマークの位置検出を行な
う。アライメントマークの検出位置は、アライメント顕
微鏡24からの光量信号変化と、レーザー干渉計23に
よるウェハステージWSTの計測位置に従って、ステー
ジコントローラー22あるいは主制御系25が算出す
る。
【0023】主制御系25は、算出されたウェハマーク
の位置と、予め設定されているウェハ上のアライメント
マークの設計位置(ウェハ上の回路パターンとの相対位
置)とに基づいて、ウェハW上のショット領域とレチク
ルRのパターン投影像との重ね合わせ位置を決定し、ス
テージコントローラー22へウェハステージWSTの移
動位置の指令を送り、ウェハW(ウェハステージWS
T)を露光位置へと移動させる。このときのウェハステ
ージWSTの位置は、もちろんレーザー干渉計23によ
りモニターされ、ステージWSTの現在位置が目標位置
(露光位置)と一致するようにサーボ制御される。
【0024】主制御系25は、ステージコントローラー
22に対して指令を送るのみでなく、シャッターコント
ローラー26、σ絞り(不図示)及びレチクルブライン
ド11のコントローラー27等にも指令を送り、シャッ
ター3の開閉や、レチクルブラインド11の開口設定も
行う。尚、σ絞りはフライアイレンズ7の射出側に形成
される面光源の大きさや形状、又は光源像の分布を変更
するものである。
【0025】また、瞳フィルター交換機構20は、露光
するパターンに対して最適となるような瞳フィルターP
Fの交換、あるいは装脱を行うように構成される。この
場合の瞳フィルターPFの交換等の指令も主制御系25
より成される。尚、瞳フィルターPFの交換等に応じ
て、本実施例による遮光部材8も交換等を行なう必要が
あり、遮光部材コントローラー28が、主制御系25の
指令のもとに交換動作を行なう。
【0026】また、露光に際してどのような種類、形態
の瞳フィルターを使用するかの指令は、コンソール(不
図示)等を介して主制御系25にオペレーターが入力す
るが、適切な瞳フィルターPFの種類は専ら転写するレ
チクルパターンの種類によって決まるので、使用するレ
チクルRの名称、コード等をバーコードリーダー15等
に認識させ、これを基に使用する瞳フィルターPFの種
類を決定してもよい。
【0027】瞳フィルターPF及び遮光部材8の交換
は、一般の投影露光装置でレチクルRを交換する際に用
いられているようなロードアームによる差し替えによっ
て行なっても良く、あるいは予め何個かの瞳フィルター
PF、あるいは遮光部材8がターレット状に配置された
円形保持板を回転して行なっても良い。尚、遮光部材8
が配置されるフライアイレンズ7の射出側面は、従来、
σ絞りが配置されていた場所であり、この位置に各種
(各径)のσ絞りを遮光部材8とともにターレット状に
配置し、交換可能としてもよい。
【0028】また、本実施例による投影露光装置が、専
らコンタクトホールパターンの露光工程でのみ使用され
るのであれば、使用する各種瞳フィルターPFは全てコ
ンタクトホール用のもので良いが、一般に投影露光装置
は生産性向上のために各種パターン(微細なラインアン
ドスペースパターンを含む)の転写にも使用されるた
め、ラインアンドスペースパターン用の瞳フィルター
(例えば素ガラス又は、瞳フィルターを全く使用しない
ための中空)も備えておくことが望ましい。また、遮光
部材8については、一般の円形開口を作るσ絞り、ある
いは輪帯照明用の輪帯開口絞り、または変形照明用の2
つ目、又は4つ目開口絞りをターレット上に備えてお
き、それら絞りと遮光部材8とを直ちに交換可能とする
ことが望ましい。
【0029】次に、本発明による瞳フィルターPF、及
び遮光部材8の第1の実施例について図2を用いて説明
する。図2(A)、(B)はそれぞれ遮光部材8及び、
遮光型瞳フィルターPF1を表わす。両者は共にレチク
ルパターンに対する光学的なフーリエ変換面(瞳面)に
配置され、従って、相互に結像関係となっている。両者
間の結像倍率は実寸では投影光学系及び照明光学系の設
計方式により全く任意の値となるが、図2(A)では、
遮光部材8の輪帯状遮光部81を投影光学系の瞳面、す
なわち瞳フィルターPF1上に投影した投影像として表
わしており、両者の倍率は便宜上1:1としてある。
尚、図2中に示した各種の半径の値は実際は長さ(例え
ばmm)であるが、ここでは、瞳面での半径方向の位置
に比例するウェハ側での光線の入射角の正弦(従って最
大がNA)で表わしてある(当然ながら、ベストフォー
カス位置にあるウェハW面は、瞳面と光学的にフーリエ
変換の関係にある)。
【0030】さて、図2(B)の瞳フィルターPF1
は、瞳面半径NAは投影レンズPLのの像側開口数NA
wが0.6に対応するものとし、半径NAの0.4倍の
半径内を通る光束を遮光する円形遮光部LBを有する遮
光型瞳フィルターである。そして、図2(A)の遮光部
81は、同一スケール上で、半径0.4×NAの円周を
中心として幅Δrの遮光円環として構成される。また、
遮光部材8は一般のσ絞りの役割も兼ね、半径0.6×
NAの外の照明光束を遮光するものとする。すなわち、
遮光部81がないときはσ値が0.6の通常照明系とし
て機能する。一般にσ値は、レチクル上の照明光の開口
数(最大入射角の正弦)と、投影光学系のレチクル側開
口数NArの比であるが、図2の如く、レチクルに対す
るフーリエ変換面上で考えると、半径の比として表わさ
れることは周知である。
【0031】次に幅Δrの値(r1 、r2 の値)につい
て図3、4、5を用いて説明する。図3(A)は、本実
施例において転写すべきレチクルR上のアライメントマ
ークALMの平面図であり、格子状の遮光ラインパター
ン(斜線)が周期P〔μm〕で繰り返し並んだラインア
ンドスペースマークとなっている。尚、マークALMの
周期Pはウェハ上換算での値であり、レチクル上では、
投影光学系の縮小倍率M(例えばM=5)倍だけ大きく
なる。
【0032】図3(B)はこのようなマークに対して入
射角θで照明光が入射した場合の0次回折光DO、及び
±1次の回折光DP、DMの発生の様子を模式的に表わ
す断面図である。0次光DOは入射各と同じく射出角θ
で発生するが、照明光(露光光)の波長をλ〔μm〕と
したとき、+1次光DPは、sinθP −sinθ=λ
/Pで決まる射出角θP で発生し、−1次光DMはsi
nθ−sinθM =λ/Pで決まる射出角θM で発生す
る。
【0033】実際の装置においては、レチクルパターン
(アライメントマークALM)への入射角はさまざまな
値をもつが、例えば図4に示すように、照明光学系中の
瞳面EP’(フーリエ変換面)上で、光軸AX近傍の点
aより発する照明光は、アライメントマークALMに垂
直に近い(入射角の正弦は、点aの光軸AXからの距離
に比例)入射角度で入射し、やはり、0次光と±1次回
折光Laとを生じる。しかし、これらの回折光は垂直に
近い射出角のため、投影光学系PLのフーリエ変換作用
をもつレンズ群PLAを介して瞳面FTPに達すると、
遮光型瞳フィルターPF1の円形遮光部LBによりすべ
て遮光されることとなり、ウェハWに達することはな
い。すなわち、ウェハ上にアライメントマークALMの
像を形成することはできない。
【0034】一方、光軸AXよりもう少し離れた瞳面E
P’上の点bを発した照明光線によって、マークALM
で発生する3つの回折光(0次、±1次)Lbはやや傾
いて射出し、投影光学系の瞳面FTPでは、図中左側の
1次回折光のみが瞳フィルターPF1を透過する。ただ
しこのときウェハW上には、1つの1次回折光のみが達
するので、アライメントマークALMのラインアンドス
ペース像を形成することはできず、単に一様な明るさの
ゴーストのみが生じることになる。従って、点bからの
照明光束はアライメントマークの転写にとってはコント
ラストを低下させるだけの望ましくない光束であり、点
bに位置する光源部分は存在しない方がよいことがわか
る。
【0035】また、点bに対してさらに光軸AXから離
れた点cを発した照明光束によって発生する回折光Lc
は、図中右側の1次回折光の1つと0次回折光とが瞳面
FTPを透過することになり、2光束干渉によってマー
ク像がウェハ上に形成され得る。この結果、点cからの
照明光束は、アライメントマーク像の形成に寄与するこ
ととなるが、この像は、2光束干渉像であるためそのフ
ィネスが低く、場合によっては形成されたアライメント
マークのエッジのプロファイルを悪化させることもあ
る。
【0036】一方、さらに光軸AXから離れた点dから
の照明光では、発生する回折光Ldに含まれる0次光、
±1次回折光が円形遮光部LBに遮られることなく共に
瞳面FTPを透過し、極めて良好なアライメントマーク
像の転写を可能とする。ところで、最初の光軸近傍の点
aからの照明光束はアライメントマークの転写には良く
も悪くも全く影響を与えないが、コンタクトホールパタ
ーンの転写にはもちろん貢献する。
【0037】以上の如く図4を用いて説明したアライメ
ントマーク転写に関する各点の貢献度を2次元的に表わ
したものが図5である。図5は図2(A)と同様に照明
光学系の瞳面における実効的な光源面を表わした図であ
るが、外径(σ絞り値)は、半径0.6×NAであり、
その内部にそれぞれ光軸AX上、及び光軸AXから±δ
だけずれた点B1 、C1 上に中心を有し、かつ共に半径
が0.4×NAである3つの円を含んでいる。このと
き、ずれ量δは、アライメントマークのピッチをP〔μ
m〕、露光波長をλ〔μm〕とすると、λ/Pに相当す
る。すなわち、1次回折光の0次光に対する回折角の正
弦(瞳面での両回折光の距離)に対応している。また、
アライメントマークのピッチ方向は点C1 、B1 の光軸
AXからの偏心方向と一致している。
【0038】図5において、中心の領域Aはアライメン
トマーク像の形成に全く関係しない光源部分(図4中の
点a)を表わし、領域Bはアライメントマーク像にオフ
セットを与えるような極めて好ましくない光源部分(図
4中の点b)を表わし、領域Cはフィネスの低い像を形
成するあまり好ましくない光源部分(図4中の点c)を
表わす。また、外周の領域Dは、アライメントマークの
転写に好都合な光源部分(図4中の点d)を表わす。
【0039】従って図2(A)の如き瞳フィルターを使
用し、かつラインアンドスペース状のアライメントマー
クを正確に転写するには、少なくとも領域Bを遮光し、
できればさらに領域Cをも遮光してしまうと良い。尚、
以上の説明ではアライメントマークALMを1次元方向
のみの周期パターンとしたが、実際には互いに直交する
X方向とY方向との夫々に周期をもつアライメントマー
クがレチクルR上に形成されるので、遮光、もしくは減
衰すべき面光源の領域は、図5の領域B、Cと、さらに
図5を光軸AXを中心として90゜回転した場合の領域
B’、C’とを重ね合わせたものとなり、それは結局図
2(A)で示した遮光部81に相当する。
【0040】従って図2(A)中の幅Δr、(=r2
1 )は、領域B、C(B’、C')共に遮光する場合、 r1 =0.4×NA−λ/P r2 =0.4×NA+λ/Pより、 Δr=2λ/Pとなり、 領域B、B’のみを遮光する場合、 r1 =0.4×NA−λ/P r2 =0.4×NAより、 Δr=λ/Pとなる。
【0041】以上の値は、投影光学系PLの瞳面FTP
上で、ウェハ側開口数NAwを基準として表わしたが、
これを、遮光部材8を透過した照明光のレチクルへの入
射角度θの正弦(ψ=sinθ)として表わすと、領域
B、C(B’、C')の遮光時には、投影倍率M=NAw
/NArの関係から、 ψ1 =0.4×NAr−λ/MP ψ2 =0.4×NAr+λ/MPより、 Δψ=2λ/MPとなり、 領域B(B')のみの遮光時には、 ψ1 =0.4×NAr−λ/MP ψ2 =0.4×NArより、 Δψ=λ/MPとなる。
【0042】ここでNArは前述した、投影光学系PL
のレチクル側開口数であり、Mは投影光学系の縮小倍率
(例えば5倍)である。なお、上記実施例のように、遮
光型瞳フィルターを使用する場合には、領域B(B')は
完全に遮光すべきであるが、領域C(C')については、
アライメントマーク像への悪影響が小さいので、完全に
ではなく、部分的な遮光あるいは減光でも良い。この場
合、例えば上式中で、r2 (又はψ2 )の値を 0.4×NA≦r2 ≦0.4×NA+λ/P (0.4×NAr≦ψ2 ≦0.4×NAr+λ/MP) とすればよい。
【0043】なお、上記の遮光型瞳フィルターPF1の
遮光部LBの瞳面半径(NA)に対する比0.4は、こ
れに限定されるものではなく任意の値でかまわないが、
本件出願人によるシミュレーションの結果、この比は
0.3から0.45程度が最も良いことがわかってい
る。0.3以下ではコンタクトホール像のDOFの増大
効果が少なく、0.45以上ではコンタクトホール像の
周囲に光強度分布上で副ピークが形成されてしまい問題
があるためである。
【0044】上記の実施例では、瞳フィルターとして遮
光型瞳フィルターを用いたが、他の型の瞳フィルター
(位相差型(Super FLEX型)、SFINCS
型)に対しても、もちろん本発明を適用することができ
る。ただし、これらの瞳フィルターでは、図4中の瞳フ
ィルターPF1の内部(遮光部LB)が透過部となるた
め、前述の図4中の点c、(図5中の領域C)からの照
明光、及び回折光Lcによる像もアライメントマーク像
の形成に、強い悪影響を与えてしまう。なぜなら、位相
差型フィルターであっては図4中の回折光Lcの図中左
側の1次回折光にπの位相差が付加されるため、アライ
メントマーク像は偽解像明暗反転を起こし、また、SF
INCS型であっては、図4の回折光Lcの左側の1次
回折光が、0次光及び右側の1次回折光と干渉しなくな
るため像の形成に寄与せず、単なるオフセット光となっ
て、像コントラストを低下させるからである。
【0045】従って、位相差型やSFINCS型の瞳フ
ィルターを使用する場合には、図5中のB、C、
(B’、C')領域をすべて遮光する必要がある。尚、位
相差型フィルターの場合、光軸近傍(中心)の振幅透過
率が−1で、周辺では+1に段階的に変化するタイプに
おいては、この振幅透過率変化の半径と、瞳面半径との
比は、0.2から0.25程度が良いことが、本件出願
人のシミュレーション結果より判明している。
【0046】さらに、遮光型、位相差型、SFINCS
型の各種瞳フィルターを組み合わせたような瞳フィルタ
ー(例えば中心近傍の円形領域は遮光、中間部の輪帯領
域と周辺部の輪帯領域では位相変化)に対しても本発明
は同様に適用でき、各境界部分と結像関係にある照明系
内の瞳面上の円周及びその近傍を、上記の方法に従って
遮光すればよい。
【0047】ところで、ウェハ上に転写すべきアライメ
ントマークのマークピッチPは、使用する工程によって
異なることがあるが、一般にウェハ上では6≦P≦12
〔μm〕となることが多いので、遮光部材8の円環部の
幅Δrは、開口数で定義した幅Δψに対して、 λ/12M≦Δψ≦2×λ/6M 程度としておくとよい。あるいは、装置の組み立て調整
時の調整マージンを見込んで、遮光輪帯の幅を、上記の
各種関係式より、1割程度広くしておいてもよい。
【0048】また本発明では、露光動作中に投影光学系
とウェハとの間隔、正確には投影像のベストフォーカス
面とウェハ表面との間隔を光軸方向に連続移動させる方
式、又はFLEX法のように光軸方向の離散的な2、3
ヶ所の位置にウェハを段階的に位置決めしては露光を行
なう多重露光方式を併用してもよい。その場合、光軸方
向の相対的な移動範囲、又は段階はλ/NA2(λは露光
波長、NAは投影光学系のウェハ側開口数)以上とする
のが望ましく、最も簡単には、ウェハ保持用のウェハホ
ルダーを光軸方向に微動させるZステージを利用するの
がよい。Zステージは本来、ウェハ表面を投影像のベス
トフォーカス面に合致させる自動焦点合わせ機構の駆動
部として作用するが、自動焦点合わせ時にλ/NA2
応じたオフセット範囲を与えるようにすればよい。
【0049】
【発明の効果】以上、本発明によれば、コンタクトホー
ル用の各種空間(瞳)フィルターを使用してコンタクト
ホール用のレチクルパターンを露光する際、そのレチク
ル内に混在するラインアンドスペースパターン(例えば
次工程用に形成すべき周期構造のアライメントマーク
等)をも確実に露光転写することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による投影露光装置の構成を示
す図。
【図2】(A)は照明光学系中の遮光部材の構成の一例
を示す図、(B)は投影光学系中の遮光型瞳フィルター
の構成の一例を示す図。
【図3】(A)は、ウェハに転写すべきレチクル上のア
ライメントマークを示す平面図、(B)は(A)のアラ
イメントマークに対して入射角θで照明光が入射した場
合の0次回折光、及び±1次の回折光の発生の様子を模
式的に表わす断面図。
【図4】照明光学系の瞳面と投影光学系の瞳面の間の照
明光路を模式的に表わす図。
【図5】照明光学系の瞳面における実効的な光源面を表
わす図。
【符号の説明】
8 遮光部材 PF 瞳フィルター PL 投影光学系 FTP 投影光学系の瞳面(フーリエ変換面) R レチクル W ウェハ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/30 516 B 525 X

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微細なパターンが形成されたマスクを露
    光用の照明光で照明する照明手段と、前記マスクパター
    ンから発生した光を入射して前記パターンの像を感光基
    板上に結像投影する投影光学系と、前記投影光学系内の
    前記マスクに対する光学的なフーリエ変換面、もしくは
    その近傍面に、前記投影光学系の光軸を中心として同心
    円的、かつ段階的に透過率、又は透過光の位相差、又は
    透過光の可干渉状態の少なくとも1つの光学特性を変化
    させる空間フィルターを備えた投影露光装置において、 前記照明光学系中の前記マスクに対する光学的なフーリ
    エ変換面、もしくはその近傍面であって、かつ前記空間
    フィルターとほぼ共役な面に、前記空間フィルター中の
    前記光学特性の段階的な変化の境界領域とほぼ結像関係
    にあるほぼ円環状の領域を遮光する遮光部材を設けたこ
    とを特徴とする投影露光装置。
  2. 【請求項2】 前記遮光部材は、前記円環状の領域に分
    布する照明光を遮光する遮光円環部を有し、該円環部の
    幅は、前記照明光の波長をλ、前記投影光学系の倍率を
    M、そして前記円環部の幅に対応した前記マスク上での
    入射角度の正弦の範囲をΔψとしたとき、ほぼλ/6M
    ≦Δψ≦λ/3Mの関係を満たすように設定される請求
    項第1項に記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記遮光部材は、前記円環状の領域に分
    布する照明光を遮光する遮光円環部を有し、該円環部の
    幅は、前記照明光の波長をλ、前記投影光学系の倍率を
    M、前記円環部の幅に対応した前記マスク上での入射角
    度の正弦の範囲をΔψ、そして前記感光基板上に投影さ
    れる周期構造パターンの像のピッチをPとしたとき、ほ
    ぼλ/PM≦Δψ≦2λ/PMの関係を満たすように設
    定される請求項第1項に記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記周期構造パターンは前記感光基板上
    に転写すべきラインアンドスペース状のアライメントマ
    ークであり、該アライメントマークのパターンは前記マ
    スク上に回路要素として形成されたコンタクトホール用
    パターンの領域の周辺に部分的に形成されている請求項
    第3項に記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記空間フィルター及び前記遮光部材を
    挿脱、及び交換可能とする交換機構を有する請求項第1
    項〜第4項のいずれか1項に記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記空間フィルターは、前記投影光学系
    内のフーリエ変換面に相当する瞳面の有効半径に対し
    て、0.3〜0.45倍の半径以内の円形領域を遮光す
    る遮光型瞳フィルターである請求項第1項〜第5項のい
    ずれか1項に記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記空間フィルターは、前記投影光学系
    内のフーリエ変換面に相当する瞳面の有効半径に対し
    て、0.2〜0.25倍の半径以内の円形領域の透過光
    の位相を、それ以外の領域の透過光の位相に対してπ
    〔rad〕ずらす位相シフト部分を有する位相差型瞳フ
    ィルターである請求項第1項〜第5項のいずれか1項に
    記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記感光基板への投影露光動作中に、前
    記感光基板を前記投影光学系の前記光軸方向へ連続的又
    は段階的に、少なくともλ/NA2 (λは前記照明光の
    波長、NAは前記投影光学系の前記感光基板側の開口
    数)以上移動可能とする可動ステージを有する請求項第
    1項〜第7項のいずれか1項に記載の装置。
  9. 【請求項9】 離散的なパターンと周期的なパターンと
    が混在した回路パターン製造用のマスクを、照明光学系
    からの照明光束によって一様に照射し、前記パターンを
    投影光学系を介して感光基板上に結像させることによ
    り、該感光基板上に回路パターンを製造する方法におい
    て、 前記投影光学系内の瞳面を通る結像光束の径方向の光学
    的な性質、又は強度分布を段階的に変化させる空間フィ
    ルターを前記瞳面、もしくはその近傍面に配置した状態
    で、前記照明光学系内の前記空間フィルターとほぼ共役
    な共役面を通る前記照明光束の分布が前記空間フィルタ
    ー上の段階的な変化の境界部分に対応した範囲で実質的
    に最小となるように前記照明光束の分布を調整し、該調
    整された照明光束を前記マスクに照射することによっ
    て、前記離散的なパターンの投影像に関する焦点深度を
    拡大させつつ前記周期的なパターンの解像を改善するこ
    とを特徴とする回路パターン製造方法。
  10. 【請求項10】 前記照明光束の分布を調整するため
    に、前記空間フィルターの段階的な変化の境界部分に対
    応した範囲のみを遮光する遮光部材を、前記照明光学系
    内の共役面に挿脱可能に設けた請求項第9項に記載の方
    法。
  11. 【請求項11】 前記空間フィルターは、前記投影光学
    系の円形の瞳の中心部に、瞳の有効径に対して0.3〜
    0.45倍の径をもつ円形遮光部で構成され、前記遮光
    部材は該円形遮光部の外周境界部分に対応した領域を所
    定の幅で輪帯状に遮光する形状に設定した請求項第10
    項に記載の方法。
JP6132896A 1994-03-02 1994-06-15 投影露光装置及び回路パターン製造方法 Pending JPH07335536A (ja)

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JP6132896A JPH07335536A (ja) 1994-06-15 1994-06-15 投影露光装置及び回路パターン製造方法
KR1019950004259A KR950033689A (ko) 1994-03-02 1995-03-02 노광장치 및 이를 이용한 회로패턴 형성방법
US08/826,063 US6118516A (en) 1994-03-02 1997-03-24 Projection exposure apparatus having a filter arranged in its projection optical system and method for protecting circuit patterns

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20000066337A (ko) * 1999-04-15 2000-11-15 김영환 반도체 노광 장비
JP2001291653A (ja) * 2000-04-06 2001-10-19 Promos Technologies Inc 露光ステッパの露光解像力を向上させる方法及び装置

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KR20000066337A (ko) * 1999-04-15 2000-11-15 김영환 반도체 노광 장비
JP2001291653A (ja) * 2000-04-06 2001-10-19 Promos Technologies Inc 露光ステッパの露光解像力を向上させる方法及び装置

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