JPH0733470B2 - 低光沢の熱可塑性樹脂配合物 - Google Patents

低光沢の熱可塑性樹脂配合物

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JPH0733470B2
JPH0733470B2 JP1336767A JP33676789A JPH0733470B2 JP H0733470 B2 JPH0733470 B2 JP H0733470B2 JP 1336767 A JP1336767 A JP 1336767A JP 33676789 A JP33676789 A JP 33676789A JP H0733470 B2 JPH0733470 B2 JP H0733470B2
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acrylonitrile
acrylate
alkyl
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    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は芳香族カーボネート重合体(樹脂)とアクリレ
ート−スチレン−アクリロニトリル相互重合体(ASA樹
脂)にさらに光沢低減用のある種のアクリレート共重合
体を配合してなる熱可塑性樹脂配合物に関するものであ
る。
従来の技術 熱可塑性重合体から製造された成形製品はしばしば光沢
をもつものである。これはある種の目的にとっては望ま
しい。しかしながら、コンピューター端末、タイプライ
ター、種々の電気器具及びある種の自動車部品用のハウ
ジングのごとき製品にとってはつや消しされた又は光沢
のない表面がしばしば好まれる。
表面エンボス加工によって光沢を除去することは実用化
されているが、これには別の工程が必要でありかつ費用
もかかる。さらに、その後の摩耗によってエンボス処理
されたつや消し表面が取除かれて光沢の再現がもたらさ
れる可能性がある。
微細シリカ、珪酸塩、アルミナ又はその他の鉱物質充填
剤のような艶消剤の樹脂への添加は一般に成形物品の衝
撃強さのような物理的性質に重大な悪影響をもつ。重合
体状艶消剤を添加する試みもまたしばしば衝撃強さのみ
ならず、さらに加熱撓み温度、耐候性、光安定性及びそ
の他の重要な性質を包含する物理的性質に有害な影響を
及ぼす。
米国特許第4,460,742号明細書には部分的に架橋された
アルキルアクリレート−スチレン共重合体に基づくコア
−シェル型ゴム構造をもつ艶消用添加剤が記載されてい
る。
ポリカーボネートと他の熱可塑性樹脂との配合物は当該
技術において周知である。たとえば、ポリカーボネート
とある種のASA樹脂との配合物は米国特許第4,148,842号
明細書及びKunststoffe,75,33−35(1985)に記載され
ている。しかしながら、かかる配合物の成形品は光沢の
ある表面特性をもつ傾向がある。前記と同様の難点はこ
れらの配合物に光沢の低減のための慣用の方法を適用す
る場合にも認められる。したがってかかる配合物の衝撃
強さ、引張強さ及び耐熱性のような良好な物理的性質を
維持しながらその光沢を低減させるための手段を提供す
ることが望ましい。
発明の要旨 本発明の組成物はつぎの成分: (a)少なくとも一種の熱可塑性芳香族カーボネート重
合体; (b)アクリロニトリル−スチレン−アクリレート(AS
A)樹脂、ただし成分(a)対(b)の比は約10:90〜90
〜10の範囲である;及び (c)光沢低減有効量のグリシジル(メタ)アクリレー
トの少なくとも一種の重合体、好ましくはグリシジル
(メタ)アクリレートとスチレン、アクリロニトリル及
びアルキル(メタ)アクリレート(ただしアルキル基は
グリシジル以外のものとする)からなる群から選んだ少
なくとも一種の共単量体との共重合体; を含有してなるものである。
かかる組成物は衝撃強さ、引張強さ及び伸びのような望
ましい物理的性質を保有しつつ、光沢の実質的低下を与
えることが認められた。
本明細書において使用する用語(メタ)アクリレートは
アクリレート及びメタクリレートの両者を示すことを意
図するものである。すなわち、この用語はアクリレート
及びメタクリレートからなる群から選んだエステルを指
定することと同義であり、簡略化のために使用するもの
である。
発明の詳細な開示 成分(a)の芳香族カーボネート重合体はポリカーボネ
ート及び共ポリエステルカーボネートの両者を包含す
る。
成分(a)のポリカーボネート樹脂及び界面重合による
それらの製造法は周知であり、たとえばここに参考文献
として引用する米国特許第3,028,365号、同第3,334,154
号、同第3,275,601号、同第3,915,926号、同第3,030,33
1号、同第3,169,121号、同第3,027,814号及び同第4,18
8,314号明細書に詳述されているので参照されたい。
一般に界面重合法は二価フェノールとカルボニルハイラ
ンド(カーボネート前駆体)との反応からなる。
かかる製造法の反応条件は種々変動し得るが、好ましい
数種の典型的な方法はジフェノール反応剤を苛性アルカ
リ水溶液に溶解又は分散させ、得られる混合物を適当な
水不混和性の溶剤媒質に添加しそして該反応剤を適当な
触媒の存在下かつ制御されたpH条件下でホスゲンのよう
なカーボネート前駆体と接触させることからなる。もっ
とも普通に使用される水不混和性溶剤は塩化メチレン、
1,2−ジクロルエタン、クロルベンゼン、トルエン等を
包含する。
使用される触媒は二価フェノール反応剤とカーボネート
前駆体との重合速度を加速する。代表的な触媒はトリエ
チルアミンのような第3級アミン、第4級ホスホニウム
化合物、第4級アンモニウム化合物等を包含するが、こ
れらに限定されるものではない。本発明のポリカーボネ
ート樹脂の製造のための好ましい方法はホスゲン化反応
によるものである。ホスゲン化反応の実施温度は0℃以
下から100℃以上まで広く変動し得る。ホスゲン化反応
は室温(25℃)〜50℃の温度で行なうことが好ましい。
この反応は発熱反応であるので、反応温度を制御するた
めにホスゲンの添加速度を使用することができる。ホス
ゲンの所要量は一般に二価フェノールの量及びさらに存
在する際のジカルボン酸の量に関係するであろう。
使用される二価フェノールは既知であり、その反応性基
は二価のフェノール性ヒドロキシル基である。二価フェ
ノールのあるものは一般式: (式中、Aは1〜約15個の炭素原子を含む二価炭化水素
基;1〜約15個の炭素原子を含みかつハロゲンのような置
換基を含む置換二価炭化水素基; であり;各Xはそれぞれ独立的に水素、ハロゲン及び1
〜約8個の炭素原子を含むアルキル基、6〜18個の炭素
原子を含むアリール基、7〜約14個の炭素原子を含むア
ルアルキル基、7〜約14個の炭素原子を含むアルカリー
ル基、1〜約8個の炭素原子を含むアルコキシ基又は6
〜18個の炭素原子を含むアリールオキシ基のような一価
炭化水素基からなる群から選んだ原子又は基であり;mは
0又は1であり;そしてnは0〜5の整数である)によ
って表わされる。
使用し得る二価フェノールの代表的な若干の例はビス
(4−ヒドロキシフェニル)メタン、2,2−ビス(4−
ヒドロキシフェニル)プロパン(ビスフェノールAとも
呼ばれる)、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジブロ
ムフェニル)プロパンのようなビス−フェノール類;ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)エーテル、ビス(3,5−
ジクロル−4−ヒドロキシフェニル)エーテルのような
二価フェノールエーテル類;p′,p′−ジヒドロキシジフ
ェニル、3′,3′−ジクロル−4′,4′−ジヒドロキシ
ジフェニルのようなジヒドロキシジフェニル類;ビス
(4−ヒドロキシフェニル)スルホン、ビス(3,5−ジ
メチル−4−ヒドロキシフェニル)スルホンのようなジ
ヒドロキシアリールスルホン類;レゾルシノール、ハイ
ドロキノンのようなジヒドロキシベンゼン類;1,4−ジヒ
ドロキシ−2,5−ジクロルベンゼン、1,4−ジヒドロキシ
−3−メチルベンゼンのようなハロ−及びアルキル−置
換ジヒドロキシベンゼン類;及びビス(4−ヒドロキシ
フェニル)スルフィド、ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)スルホキシド及びビス(3,5−ジブロム−4−ヒド
ロキシフェニル)スルホキシドのようなジヒドロキシフ
ェニルスルフィド類及びスルホキシド類である。種々の
他の二価フェノールも利用可能でありかつここに参考文
献として引用する米国特許第2,999,835号、同第3,028,3
65号及び同第3,153,008号明細書に開示されている。勿
論、二種又はそれ以上の異なる二価フェノール又は二価
フェノールとグリコールとの組合せを使用することがで
きる。
カーボネート前駆体はカルボニルハライド、ジアリール
カーボネート又はビスハロホルメートのいずれでもよ
い。カルボニルハライドはカルボニルブロマイド、カル
ボニルクロライド及びそれらの混合物を包含する。ビス
ハロホルメートは二価フェノールのビスハロホルメー
ト、たとえば2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プ
ロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジクロルフ
ェニル)プロパン、ハイドロキノンのビスクロルホルメ
ート、等;又はグリコールのビスハロホルメート、たと
えばエチレングリコールのビスハロホルメート、等を包
含する。前述したカーボネート前駆体はいずれも有用で
あるが、ホスゲンとも呼ばれるカルボニルクロライドが
好ましい。
高分子量を不規則に分岐された熱可塑性ポリカーボネー
トも本発明で使用されるポリカーボネートの範囲内に包
含される。これらの不規則に分岐されたポリカーボネー
トは多官能性有機化合物と前述した二価フェノール及び
カーボネート前駆体とを共反応させることによって製造
される。かかる分岐ポリカーボネートの製造に有用な多
官能性有機化合物はここに参考文献として引用する米国
特許第3,635,895号及び同第4,001,184号明細書に示され
ている。これらの多官能性有機化合物は一般に芳香族化
合物でありかつカルボキシル、カルボン酸無水物、フェ
ノール、ハロホルミル又はそれらの混合物である少なく
とも3個の官能基を含む。これらの多官能性芳香族化合
物の若干の非限定的な例は1,1,1−トリ(4−ヒドロキ
シフェニル)エタン、無水トリメリト酸、トリメリト
酸、トリメリチルトリクロライド、4−クロホルミル無
水フタル酸、ピロメリト酸、ピロメリト酸ジ無水物、メ
リト酸、無水メリト酸、トリメシン酸、ベンゾフェノン
テトラカルボン酸、ベンゾフェノンテトラカルボン酸無
水物、等を包含する。好ましい多官能性芳香族化合物は
1,1,1−トリ(4−ヒドロキシフェニル)エタン、無水
トリメリト酸又はトリメリト酸又はそれらのハロホルミ
ル誘導体である。線状ポリカーボネート及び分岐状ポリ
カーボネートの混合物も本発明で使用されるポリカーボ
ネートの範囲に包含される。
さきに述べたとおり、本発明書において使用する用語
“芳香族カーボネート重合体”は共ポリエステルカーボ
ネート、すなわち式: (式中、Dは重合反応に使用された二価フェノールの二
価芳香族基である)の反復ポリカーボネート鎖単位に加
えて、たとえば式: (式中、Dは前記定義したとおりであり、R1は後記定義
するとおりである)の反復カルボキシレート単位を含む
樹脂を包含するものである。
共ポリエステル−ポリカーボネート樹脂もまた当業者に
周知の界面重合法によって製造される。かかる製造法に
ついてはたとえば米国特許第3,169,121号及び同第4,48
7,896号明細書を参照されたい。
一般に、共ポリエステル−ポリカーボネート樹脂はポリ
カーボネート単独重合体の製造について前述したごとき
方法によって、ただし水不混和性溶剤中に添加されたジ
カルボン酸(エステル前駆体)の存在下で、製造され
る。
一般に、線状ポリエステルの製造に慣用されている任意
のジカルボン酸を本発明の共ポリエステル−カーボネー
ト樹脂の製造に利用することができる。一般に、利用し
得るジカルボン酸は脂肪族ジカルボン酸、芳香族ジカル
ボン酸及び脂肪族−芳香族ジカルボン酸を包含する。こ
れらの酸は周知でありかつたとえばここに参考文献とし
て引用する米国特許第3,169,121号明細書に開示されて
いる。かかる芳香族ジカルボン酸の代表的な例は一般
式: HOOC−R1−COOH (III) 〔式中、R1はフェニレン、ナフチレン、ビフェニレン、
置換フェニレン基等のごとき芳香族基;アルアルキル又
はアルカリール基のごとき脂肪族−芳香族炭化水素基;
又は式: −E− (ただしEは二価アルキレン又はアルキリデン基であ
る)の非芳香族結合を介して連結された2個又はそれ以
上の芳香族基を表わす〕によって表わされるものであ
る。連結基Eはまた非アルキレン基又は非アルキリデン
基、たとえば芳香族結合、第3級アミノ結合、エーテル
結合、カルボニル結合、珪素含有結合によって、又はス
ルフィド、スルホキシド、スルホン等のごとき含硫黄結
合によって連結された2個又はそれ以上のアルキレン基
又はアルキリデン基からなることもできる。さらに基E
は5〜7個の炭素原子の脂環族基(たとえばシクロペン
チル、シクロヘキシル)又は5〜7個の炭素原子のシク
ロアルキリデン基(たとえばシクロヘキシリデン)であ
ることもできる。連結基Eはまたスルフィド、スルホキ
シド又はスルホンのような炭素を含まない含硫黄結合;
エーテル結合;カルボニル基;直接結合;第3級窒素
基;又はシラン又はシロキシのごとき含珪素結合である
こともできる。Eが表わし得るその他の基は当業者には
明らかであろう。本発明の目的のためには芳香族ジカル
ボン酸が好ましい。たとえば、好ましい芳香族二官能性
カルボン酸において、R1はフェニレン、ビフェニレン、
ナフチレン又は置換フェニレン基のようなな芳香族基で
ある。本発明のポリ(エステル−カーボネート)の製造
に使用し得る適当な芳香族ジカルボン酸の若干の非限定
的な例はフタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ホモ
フタル酸、0−,m−及びp−フェニレンジ酢酸及び多核
芳香族酸、たとえばジフェニルジカルボン酸及び異性体
ナフタリンジカルボン酸を包含する。これらの芳香族核
はY基で置換され得る。Yは塩素、臭素、弗素等のごと
き無機原子;ニトロ基のような有機基;アルキル基のよ
うな有機基;又はアルコキシ基のようなオキシ基であり
得るが、Yは反応剤及び反応条件に不活性であり、これ
らによって影響を受けないことが必要である。特に有用
な芳香族ジカルボン酸は一般式: (式中、jは0〜4の値をもつ正の整数であり;そして
各R3は独立的にアルキル基、好ましくは低級アルキル基
(1〜約6個の炭素原子を含む)から選ばれる)によっ
て表わされるものである。
これらのジカルボン酸の混合物も使用し得る。したがっ
て、本明細書において用語“ジカルボン酸”が使用され
る場合、この用語は2種又はそれ以上の異なるジカルボ
ン酸の混合物を包含することを理解すべきである。
イソフタル酸、テレフタル酸及びそれらの混合物が芳香
族ジカルボン酸としてもっとも好ましい。特に有用な二
官能性カルボン酸はテレフタル酸対イソフタル酸の重量
比が約10:1〜約0.2:9.8の範囲にある両者の混合物から
なる。
ジカルボン酸それ自体を使用する代りにその反応性誘導
体を使用することができかつしばしばその方が一層好ま
しい。これらの反応性誘導体の例は酸ハライドである。
好ましい酸ハライドは酸のジクロライド及び酸のジブロ
マイドである。したがって、たとえばイソフタル酸、テ
レフタル酸又はそれらの混合物を使用する代りにイソフ
タロイルジクロライド、テレフタロイルジクロライド及
びそれらの混合物を使用することができる。
本発明の共ポリエステル−カーボネート樹脂の製造に使
用される反応剤の割合は生成物樹脂の提起された用途に
応じて変動するであろう。当業者はその有用な割合につ
いては前記引用した米国特許明細書に記載されるごとく
よく知っている。一般に、エルテル結合の量はカーボネ
ート結合に対して約5〜約90モル%であり得る。たとえ
ば、5モルのビスフェノールAが4モルのイソフタロイ
ルジクロライド及び1モルのホスゲンと完全に反応する
と80モル%のエステル結合をもつ共ポリエステル−カー
ボネートを与えるであろう。
本発明における使用のために好ましいポリカーボネート
はビスフェノールA及びホスゲンから誘導されかつ塩化
メチレン中で25℃で測定して約0.3〜約1.5dl/gの固有粘
度をもつものである。
成分(b)、すなわちアクリロニトリル−スチレン−ア
クリレート相互重合体(プラスチックス技術においてAS
Aとして普通に知られている)はスチレン−アクリロニ
トリルマトリックス及び耐衝撃性改良剤として該マトリ
ックス中に分散されたアクリレートエラストマー相から
なる、耐衝撃性を改良された実質的に熱可塑性の樹脂組
成物であることが有利である。“相互重合体(interpol
ymer)”とは複数の重合体相をもち、これらの重合体相
が一相の重合体鎖の他の重合体相中へのグラフト化及び
/又は相互貫入によって少なくともある程度まで連結さ
れて、おそらくは相互貫入状の重合体鎖がそれらが貫入
している重合体相内部で網状構造を形成しているような
重合体組成物を意味するものである。かかる相互重合体
は重合体技術において周知でありそしてASAはそれらの
うちの周知の一例である。
商業的に入手し得るASA樹脂の好ましい一群は架橋(メ
タ)アクリレートエラストマー、架橋スチレン−アクリ
ロニトリル共重合体及び実質的に線状スチレン−アクリ
ロニトリル共重合体を含む。スチレンの全量又は一部の
代りにメチル化スチレン、たとえばα−メチルスチレン
又はビニルトルエンを使用することができ、したがって
以下の記載においてスチレンという場合にはメチル化ス
チレンも包含されるものであることを理解すべきであ
る。ASA相互重合体は乳化重合又は塊状重合を包含する
既知の種々の方法によって製造することができる。ASA
型の好ましい樹脂はスチレン−アクリロニトリル(SA
N)マトリックス中のコア−シェル型耐衝撃性改良剤か
らなる。これらの樹脂の(メタ)アクリレートエラスト
マーコア部分はアクリル酸又はメタクリル酸のアルキ
ル、アリール又はアリールアルキルエステルから構成し
得る。これらの樹脂のコア−シェル部分は二工程法、す
なわち(メタ)アクリレートエラストマーコア(しばし
ば多官能性ビニル化合物で軽度に架橋されている)をポ
リメチルメタクリレート、ポリスチレン、スチレン−ア
クリロニトリル共重合体又は類似のビニル重合体又は共
重合体の熱可塑性樹脂シェルで被覆することによって製
造することができる。これらの樹脂組成物はコア−シェ
ル構造体を一緒にグラフト化するための共単量体を有し
ていてもよく、有していなくてもよい。これらのASA樹
脂はたとえば米国特許第3,944,631号明細書に記載の方
法によって製造することができる。この型のもっとも好
ましい樹脂は典型的には約5〜50%の架橋(メタ)アク
リレートエラストマーコアと約15〜約35%の架橋スチレ
ン−アクリロニトリルシェルとからなるコア−シェル型
耐衝撃性改良剤上に約15〜約90%のアクリロニトリル/
スチレンの非架橋マトリックスを重合し部分的にグラフ
トさせてなるものである。ここで、すべてのパーセント
は重合体(樹脂)(b)の全重量に対する重量%であ
る。架橋用単量体は典型的にはジオールのジアクリレー
トであり得る。シェル及びコアは相互貫入状の分子網状
構造をもつことによって連結されるものと考えられる。
用語“相互重合体”(interpolymer)”はかかる網状構
造をもつこうした生成物に適用される。
本発明の組成物に有利に使用し得る他のASA樹脂はここ
に参考文献として引用する米国特許第3,655,824号、同
第3,830,878号、同第3,991,009号、同第4,433,102号、
同第4,442,263号及び同第4,409,363号明細書に記載され
る型のものである。これらのASA樹脂は共通して3種類
の単量体、すなわちアクリレートエステル、スチレン
(又はα−メチルスチレン)及びアクリロニトリルを使
用するものであり、それによって良好な耐衝撃性、加熱
撓み特性及び耐候性をもつ熱可塑性樹脂を形成する。こ
れらのASA樹脂は主として製造法及び細部の構造におい
て相違するのみである。一群としてみれば、これらのAS
A樹脂はそれらの外側の連続相がアクリロニトリル−ス
チレン共重合体である点からポリカーボネートと配合す
るのに良好な性質を有するものである。
樹脂(a)対樹脂(b)の重量比は広く約10:90〜90:10
の範囲であり得る。種々の性質の最良のバランスの点で
好ましい重量比は約10:90〜75:25の範囲である。すべて
のかかる比及びここに示したパーセントは重量によるも
のである。芳香族カーボネート重合体の最低量の存在は
他の望ましい性質のなかでもとりわけてより高い加熱撓
み温度を与える。上記に示した比より高い量のポリカー
ボネートも有用ではあるが、特定した最小量のASAはよ
り良好な加工性を与える。
成分(c)に関しては、グリシジル(メタ)アクリレー
トの単独重合体又はグリシジル(メタ)アクリレートと
スチレン、アクリロニトリル及びアルキル(メタ)アク
リレート(ただしグリシジル基以外のアルキル基をも
つ)からなる群から選んだ少なくとも一種の共単量体と
の共重合体が既知の生成物である。多数のグリシジルメ
タクリレートの共重合体、たとえば日本油脂(株)及び
丸紅(株)から商品名“ブレンマー樹脂(Blemmer Resi
ns)”として販売されているもの、が商業的に入手可能
である。これらの樹脂の変形体、たとえばスチレンをア
ルキル置換又はハロゲン置換したもの、も使用し得る。
もっと広くいえば、これらの光沢低減用添加剤はつぎの
構造: (式中、R=アルキル(好ましくはメチル)基又は、水
素: R′=アルキル、水素又はハロゲン(特にBr)、そして
n=0〜5; R″=アルキル(≦C18)、アリール、アルキルアリー
ル又は水素; a=1〜100%(好ましくは1〜50%)、b=0〜99%
(好ましくは1〜99%); c=0〜50%,d=0〜50%;そして a+b+c+d=100%;である)の重合体である。
重合体(c)に関して、用語“重合体”は単独重合体及
び共重合体の両方を包含する意味で用いるものとする。
しかしながら、重合体(c)はさきに列挙した共単量体
の少なくとも一種との共重合体であることが好ましく、
これら共単量体の一つはスチレンであることがもっとも
好ましい。
これらの共重合体(v)は塊状重合及び乳化重合のよう
なビニル単量体の重合のための種々のかつ周知の方法に
よって製造することができる。
この成分(c)の光沢低減有効量は一般に成分(a)及
び(b)の重量に基づいて計算して約0.05〜約10重量
%、好ましくは約0.1〜約5重量%の範囲であることが
認められた。成分(c)のより少量の使用では不十分な
光沢の低減を与えるものであり、より多量の使用は過度
のコスト高を招きかつ得られる配合物又はそれから製造
された成形品の物理的性質に悪影響を与え得る。
本発明の配合物はプラスチックの配合技術において既
知、慣用の他の型の添加剤の添加によってさらに改善し
得る。かかる添加剤は充填剤(たとえばクレー又はタル
ク)、補強剤(たとえばガラス繊維)、耐衝撃性改良
剤、他の樹脂、可塑剤、流動促進剤及びその他の加工助
剤、安定化剤、着色剤、離型剤、難燃化剤、紫外線遮断
剤等を包含し得る。
本発明の組成物の製造は混練機、たとえばバンバリーミ
キサー又は押出機中での配合処理又は溶剤配合処理のよ
うな熱可塑樹脂の配合処理のための既知の任意の配合操
作によって行われる。添加の順序は臨界的ではないが三
種類の主成分のすべては相互に十分に混和されるべきで
ある。
つぎに本発明を実施例によってさらに説明する。これら
の実施例は本発明の最良の実施態様を示すものである
が、何等本発明を限定するものではなく、例証の目的の
ために提供するものである。
実施例1−7 後記の表に示す組成物を二軸スクリュー押出機中で220
〜270℃の温度及び100〜200rpmの回転速度で溶融混練す
ることによって成形用組成物を製造した。かく配合、押
出し処理した材料をついでペレットに形成し、乾燥しそ
して約240℃で射出成形して試験片を製造した。これら
の試験片の光沢をガードナー光沢計を用い、ASTM試験法
D−1003に従って60゜で測定した。その他の物理的性質
はつぎのASTM試験法を用いて射出成形した試験片につい
て測定した。
引張特性:D638;ノッチ付きアイゾットによる耐衝撃性;D
256; 荷重下加熱撓み温度(DTUL):D648−56(18.6kg/cm2
荷重下) 注:1.ゼネラル・エレクトリック社製、登録商標“レキ
サン(Lexan)”ポリカーボネート;ビスフェノールA
及びホスゲンから製造されたポリカーボネート。
2.ゼネラル・エレクトリック社製、登録商標“ゲロイ
(Geloy)"ASA樹脂1120;アクリレート−スチレンエラス
トマー上でアクリロニトリル−スチレンが重合されかつ
部分的にグラフト化された相互重合体(米国特許第3,94
4,631号明細書参照)。
3.つぎの組成をもつ日本油脂(株)製の“ブレンマー"G
MA共重合体樹脂: CP−20S=20%GMA/80%スチレン CP−20SA=20%GMA/スチレン/アクリロニトリル、Mw8,
100 CP−10SA=10%GMA/スチレン/アクリロニトリル、Mw8,
700 CP−15=15%GMA/メチルメタクリレート/スチレン/ア
ルキルアクリレート、Mw11,400 実施例8−24 前記の実施例で使用したと同じポリカーボネート(PC)
及びASAを、ただし種々の比率で用いた配合物を230〜27
0℃の温度で溶融混練することによってGMA(ブレンマ
ー)共重合体の別の配合物を製造しそして前記の実施例
と同様に試験した。
注1.前記実施例に使用したと同じGMA共重合体組成物、
及びさらに下記の組成のもの CP−50M=50%GMA/50%メチルメタクリレート、Mw10,00
0 CP−20MA=20%GMA/メチルメタクリレート/アクリロニ
トリル、Mw10,000 これらの結果はこれらのGMA共重合体のすべてが光沢の
低減に効果があったことを示している。アクリロニトリ
ルを含まない共重合体はより高いASA含量をもつ組成物
において相対的により有効であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジェームズ・フランクリン・ジョーンズ アメリカ合衆国、マサチューセッツ州、ウ ィンザー、ハイ・ストリート・ヒル(番地 なし) (72)発明者 ステファン・フリードリック・ラスク アメリカ合衆国、マサチューセッツ州、チ ェシャー、ウェルズ・ロード、116番 (56)参考文献 特開 昭63−156851(JP,A) 特開 平1−336769(JP,A)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】つぎの成分: (a)芳香族ガーボネート重合体; (b)アクリロニトリル−スチレン−アクリレート相互
    重合体、ただし成分(a)対(b)の比は重量で10:90
    〜90:10の範囲である;及び (c)成分(a)及び(b)の合計重量に基づいて0.05
    〜5重量%の構造式 (式中、R=アルキル基又は、水素; R′=アルキル、水素又はハロゲン、そしてn=0〜5; R″=アルキル(≦C18)、アリール、アルキルアリー
    ル又は水素; a=1〜100%、b=0〜99%; c=0〜50%,d=0〜50%;そして a+b+c+d=100%;である)の重合体 を含有してなる低光沢の熱可塑性樹脂配合物。
  2. 【請求項2】ポリカーボネートが主としてビスフェノー
    ルAから誘導されたものである請求項1記載の熱可塑性
    樹脂配合物。
  3. 【請求項3】相互重合体(b)がスチレン−アクリロニ
    トリルマトリックス及びスチレン−アクリロニトリル共
    重合体のシェルと架橋ブチル(メタ)アクリレートゴム
    のコアとからなるコア−シェル型耐衝撃性改良剤からな
    る請求項1記載の熱可塑性樹脂配合物。
  4. 【請求項4】相互重合体(b)が5〜50%の架橋(メ
    タ)アクリレートエラストマーコアと15〜35%の架橋ス
    チレン−アクリロニトリルシェルとからなるコア−シェ
    ル型耐衝撃性改良剤上に15〜90%のアクリロニトリル−
    スチレンの非架橋マトリックスが重合され部分的にグラ
    フトされてなっている請求項3記載の熱可塑性樹脂配合
    物。
  5. 【請求項5】重合体(c)がスチレンとの共重合体であ
    る請求項1記載の熱可塑性樹脂配合物。
  6. 【請求項6】重合体(c)がスチレン及びアルキル(メ
    タ)アクリレートとの共重合体である請求項1記載の熱
    可塑性樹脂配合物。
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