JPH0733446A - ガラス成形装置のガラス素材搬送方法及び搬送装置 - Google Patents

ガラス成形装置のガラス素材搬送方法及び搬送装置

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JPH0733446A
JPH0733446A JP20278193A JP20278193A JPH0733446A JP H0733446 A JPH0733446 A JP H0733446A JP 20278193 A JP20278193 A JP 20278193A JP 20278193 A JP20278193 A JP 20278193A JP H0733446 A JPH0733446 A JP H0733446A
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gob
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B29/00Reheating glass products for softening or fusing their surfaces; Fire-polishing; Fusing of margins
    • C03B29/04Reheating glass products for softening or fusing their surfaces; Fire-polishing; Fusing of margins in a continuous way
    • C03B29/06Reheating glass products for softening or fusing their surfaces; Fire-polishing; Fusing of margins in a continuous way with horizontal displacement of the products

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  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光学ガラス素材を加熱炉内の一定位置に常に
搬送する。 【構成】 光学ガラス素材15を保持したゴブ皿14を
パレット13に載置して予備加熱炉4内に搬送し、搬送
アーム18によりゴブ皿14を保持して上下一対の成形
型に搬送する際、予備加熱炉内4の温度変化によるパレ
ット12の熱変化を予備加熱炉4内の搬送レール31に
設けた熱電対により測定してパレット13の熱による変
形量に算出し、前記変形量に応じて前記パレットの送り
量を補正制御してゴブ皿14を常に一定の位置に供給す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学ガラス素材を上下
の成形型にて所望の形状に押圧成形する際、光学ガラス
素材を予備加熱炉、本加熱炉及び成形室内の成形ポイン
トに搬送するガラス成形装置のガラス素材搬送方法及び
搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光学ガラス素材を成形可能な粘度
まで加熱軟化処理し、この加熱軟化処理した光学ガラス
素材を上下の成形型にて押圧成形するとともに、その後
アニール処理して光学素子を得るガラス成形装置が知ら
れている。
【0003】かかる成形装置の光学ガラス素材を搬送す
る搬送方法及び搬送装置は、例えば特開平1−1834
22号公報記載の光学素子製造装置において提案されて
いる。かかる光学素子製造装置の光学ガラス素材搬送部
は、図7に示すように、素材取入室71、加熱部72、
素材移替部73及びプレス部74が、同一ライン上に配
置して構成されている。また、これらのラインと並列し
て徐冷部75が配置されている。加熱部72の入り口近
傍には第1の移送室76が構成され、この第1の移送室
76に上記素材取入室71が設けられている。また、プ
レス部74の出口近傍には第2の移送室77が構成さ
れ、これら第2と第3の移送室78は回送路79で連結
されている。
【0004】さらに、徐冷部75の出口付近には第4の
移送室80が構成されている。この第4の移送室80に
は素材取出室81が設けられ、第4の移送室80と上記
第1の移送室76とは回送路82で連結されている。こ
れらの各室各部は連続的な循環経路をなす成形室83を
構成し、加熱部72、素材移替部73及びプレス部74
を加熱するヒータ84と徐冷部75を加熱するヒータ8
5とが設けられている。
【0005】86は、この成形室83を移送せしめられ
るパレットである。パレット86を上記成形室83中に
移送せしめる手段として、第1の移送室76には押し出
しシリンダ87が設けられ、この押し出しシリンダ87
によりパレット86はプレス部74に移動せしめられ
る。第2の移送室77には引出しシリンダ88と押し出
しシリンダ89とが設けられ、引き出しシリンダ88に
よりプレス部74に移動せしめられたパレット86が第
2の移送室77に引き出され、押し出しシリンダ89に
より該第2の移送室77に移動されたパレット86が第
3の移送室78にまで押し出される。第3の移送室78
には押し出しシリンダ90が設けられ、この押し出しシ
リンダ90により当該第3の移送室78に移動せしめら
れたパレット86が第4の移送室80直前まで押し出さ
れる。第4の移送室80には引き出しシリンダ91と押
し出しシリンダ92が設けられ、引き出しシリンダ90
により第4の移送室80直前まで移動されたパレット8
6が該第4の移送室80にまで引き出され、押し出しシ
リンダ92によりパレット86を再び第1の移送室76
まで押し出す。かくして、パレット86にはこれらシリ
ンダの押し出し或いは引き出し動作により各工程に移送
され、本装置の成形室内を移動する。なお、パレット8
6は成形室83内に設けられたレール93上に載置さ
れ、各シリンダの押し出し或いは引き出しにより該レー
ル93上を移動する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、前述のよう
なパレットの搬送手段は、押し出しシリンダ87,89
でパレットを移送しているため、ある一定の送り量だけ
しかパレット86を送ることができないため、成形室8
3内の加熱部72の加熱温度がばらついた場合や成形条
件の変更で加熱部72の温度を変えた場合、パレット8
6の温度が変化するために、パレット86が熱変形して
パレット86の長さが変わるので、押し出しシリンダ8
7,89がある一定量だけ押し出されたときに、ガラス
素材の位置を正確に位置決めする事ができなくなり、ガ
ラス素材をパレット86から取り出すときに、ガラス素
材が傾いて取り出される等の不具合が生じた。
【0007】よって、本発明は前記問題点を解消すべく
開発されたもので、パレットの熱変形によるパレット長
さの変化に影響されることなく、パレットの位置決めを
正確にでき、ガラス素材を正確に取り出し得るガラス成
形装置のガラ素材搬送方法と搬送装置の提供を目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、光学ガラス素材を載置したゴブ皿を、パ
レットに設けた前記ゴブ皿と対応する形状の載置部に載
置し、加熱炉外に配置した押し出し手段によって前記パ
レットを送り、パレットに載置したゴブ皿を順次加熱炉
内の一定の位置に搬送し、その後ゴブ皿を搬送部材に受
け渡して上下一対の成形型間に搬送するガラス成形装置
のガラス素材搬送方法において、前記加熱炉内の温度変
化によるパレットの変形量を加熱炉に設けた検出部によ
り測定してパレットの熱による変形量を算出し、前記変
形量に応じて前記パレットの送り量を補正制御してゴブ
皿を常に一定の位置に供給することとした。
【0009】また、本発明は、光学ガラス素材を載置し
たゴブ皿を、パレットに設けた前記ゴブ皿と対応する形
状の載置部に載置し、加熱炉外に配置した押し出し手段
によって前記パレットを送り、パレットに載置したゴブ
皿を順次加熱炉内の一定の位置に搬送し、その後ゴブ皿
を搬送部材に受け渡して上下一対の成形型間に搬送する
ガラス成形装置のガラス素材搬送装置において、前記加
熱炉内の温度変化によるパレットの変化量を測定するた
めの前記加熱炉に設けた検出部と、前記パレットを所望
の送り量だけ加熱炉内に送るパレット送り機構と、前記
検出部により測定した測定値を受け取って前記パレット
の加熱炉への送り量を算出して前記パレット送り機構を
制御する制御部とを備えて構成した。
【0010】
【作用】本発明は、加熱炉の温度変化によるパレットの
熱変形量を検出する検出部によって検出された測定値か
らパレットの変形量を算出し、この変形量からパレット
の送り量を算出し、算出した送り量分だけパレットを送
り、パレット上に載置されたゴブ皿で保持したガラス素
材を常に一定の位置に送ることにより、ガラス素材を正
確にパレットから取り出すことができる。
【0011】
【実施例1】図1は、本発明に係る実施例1におけるガ
ラス成形装置の搬送部の一部を示す平面図、図2は、図
1のA−A線における一部断面図、図3は、パレットを
予備加熱路内に搬送したときにおける位置決めを説明す
るための一部断面図である。ガラス成形装置1は、一対
の上成形型11、下成形型12を装備した成形本体部2
と、パレット13上にゴブ皿14を介して載置した光学
ガラス素材15を予備加熱炉4、本加熱炉3及び成形本
体部2の成形室16内の成形ポイント17に搬送するた
めの搬送アーム18を装備した搬送アーム部5と、パレ
ット13をストックするとともにストックしたパレット
13を順次予備加熱炉4内に送るパレット送り機構19
等を装備したパレット供給部6と、予備加熱炉4から送
り出されるパレット13を順次排出するパレット排出部
7と、パレット送り機構19のモータ制御部8と、装置
基台9等より構成されている。
【0012】パレット13には、ゴブ皿14を載置する
ための貫通孔からなる載置部20が長手方向に複数個
(図においては5個)設けられている。載置部20は、
ゴブ皿14の外形状と対応する形状に形成されている。
パレット供給部6には、複数のゴブ皿14を載置したパ
レット13を所定量ストックするパレットストック部2
1がパレット供給ベース22上に設けられている。パレ
ット供給ベース22上にはパレット送りシリンダ23が
固定されている。このパレット送りシリンダ23の移動
子24には、パレットストック部21にストックしたパ
レット13を矢印25の方向に順次押し出すパレット送
りアーム26が取り付けられている。
【0013】押し出されるパレット13の前方には、押
し出されたパレット13の一番先端のパレット13aを
断続的に予備加熱炉4内に送り、パレット13aのゴブ
皿14に保持した光学ガラス素材15を順次予備加熱さ
せるためのパレット送り機構19が設けられている。パ
レット送り機構19は、パレット供給ベース22上に固
設されたモータ台27に取り付けられたサーボモータ2
8と、パレット供給ベース22上に固設されたサポート
ブロック29と前記サーボモータ28とによって回転自
在に支えられてたボールネジ30と、パレット13の搬
送レール31等により構成されている。ボールネジ30
は前記パレット送りシリンダ23の駆動方向と直交する
ように設けられている。ボールネジ30にはナット32
が螺合され、ナット32には送りアーム33が固設され
ている。すなわち、ボールネジ30を回転することによ
り、送りアーム33はナット32を介して矢印34の方
向に移動され、この送りアーム33によりパレット13
aを前記矢印25の方向と直交する矢印34の方向に送
り出して搬送レール31上に供給し得るようになってい
る。
【0014】搬送レール31は、上面を凹溝状に形成し
た略コ字形状のレールにより構成され、パレット送り機
構19によって送り出されたパレット13aを予備加熱
炉4内及びパレット排出部7にガイドすべく、予備加熱
炉4内を貫通しパレット供給部6とパレット排出部7間
において、装置基台9上に設けられたテーブル35上に
立設した支柱36によって支持されている。
【0015】パレット排出部7には、搬送レール31上
を順次送り出されてくるパレット13を順次矢印37の
方向に送り出すシリンダ38がテーブル35上に設けた
排出部ベース39上に固設されている。
【0016】予備加熱炉4は、両端を開口したトンネル
状に形成され、搬送レール31を囲むようにテーブル3
5上に配置されている。予備加熱炉4の内面にはヒータ
40が取り付けられるとともに、その両側面には搬送ア
ーム18が通る穴4a,4bが開口されている。予備加
熱炉4内の搬送レール31には、搬送レール温度測定用
の熱電対41が取り付けられている。また、予備加熱炉
4内の搬送レール31の下方には、パレット13に載置
したゴブ皿14を突き上げるためのシリンダ42が装置
基台9上に設けられている。シリンダ42は、ピストン
ロッド43を上方に向けて配置され、ピストンロッド4
3の先端にゴブ皿14の突き上げ部44が設けられてい
る。
【0017】本加熱炉3は、予備加熱炉4の穴4aと成
形室16の側面に設けた穴15aとの間を覆うように配
置され、テーブル35に立設した支柱45に支持されて
いる。本加熱炉3の内面には、ヒータ46が取り付けら
れている。
【0018】成形室16は、テーブル35上に立設した
4本の支柱47とこの周辺を囲うカバー48及びカバー
48の上部を閉塞する上板49とにより形成され、成形
室16内に上成形室11及び下成形型12が同軸上で対
向配置されている。上成形型11は、上板49の下面に
固設されており、下成形型12は、装置基台9上に固着
したシリンダ50のロッド51の上端面に固設され、上
成形型11に対して接近、離反すべく上下動自在に設け
られている。
【0019】搬送アーム部5には搬送アーム52が設け
られており、この搬送アーム部5は搬送アーム52を駆
動して予備加熱炉4、本加熱炉3及び成形ポイント17
にて停止制御し得るように設定されている。搬送アーム
52の先端部にはゴブ皿支持部53が形成されている。
このゴブ皿支持部53には、パレット13の下方位置に
設けたゴブ皿突き上げ用のシリンダ42の突き上げ部4
4にてパレット13上のゴブ皿14を一時的にパレット
13上から突き上げ後、搬送アーム52を前進してピス
トンロッド43を挿通するための切り欠き部53aが設
けられており、その後ピストンロッド43を下げてゴブ
皿14をゴブ皿支持部53に移し替えて支持し得るよう
に設定してある。
【0020】モータ制御部8は、パレット送り機構19
のサーボモータ28を駆動制御するもので、このサーボ
モータ制御部8には、サーボモータ28がケーブル54
を介して接続されるとともに、前記熱電対41がケーブ
ル55を介して接続されている。すなわち、モータ制御
部8は、予備加熱炉4内の搬送レール31を介して予備
加熱炉4内のパレット13の温度を熱電対41より取り
込み、この取り込んだ温度に応じたパレット13の送り
量をパレット13の熱変形量を勘案して算出しサーボモ
ータ28を駆動制御し得るように構成されている。
【0021】次に、前記構成のガラス成形装置1を用い
た光学ガラス素材15の搬送方法を説明する。まず、光
学ガラス素子15がゴブ皿14を介して載置されている
パレット13をパレット供給部6のパレットストック部
21に所定量配置し、パレット送りシリンダ23を駆動
してパレット送りアーム26により前記ストックしたパ
レット13を矢印25の方向に送り出す。パレット送り
アーム26で送り出されたパレット13のいちばん先端
のパレット13aは、サーボモータ28を駆動しボール
ネジ30を回転してナット32を移動させることにより
送りアーム33によって矢印40の方向に送られ、搬送
レール31上をすべらせて予備加熱炉4内に搬送され
る。上記の動作を順次繰り返すことによりパレット13
上の光学ガラス素材15を予備加熱炉4内の突き上げポ
イント56に送る。
【0022】ガラス突き上げポインド56に送られた光
学ガラス素材15は、予備加熱炉4内で予備加熱された
状態で、突き上げ用シリンダ42のピストンロッド43
を上動させ、突き上げ部44にて、光学ガラス素材15
が載置されたゴブ皿14をパレット13から突き上げ
る。次に搬送アーム部5により搬送アーム18を前進さ
せ、ゴブ皿支持部53の軸心がピストンロッド43を下
動させることにより、ゴブ皿14を搬送アーム18のゴ
ブ皿支持部53に載置させる。
【0023】搬送アーム18上に保持したゴブ皿14を
搬送アーム18を介して本加熱炉3内に搬送し、ゴブ皿
14上の光学ガラス素材15をガラスの転移温度以上に
加熱して成形可能な粘土に軟化処理する。
【0024】加熱処理された光学ガラス素材15を、搬
送アーム18を介して成形室16内の成形ポイント17
に搬送する。その後シリンダ50を駆動して下成形型1
2を上昇させることにより上下両成形型11,12で光
学ガラス素材15を成形する。成形されたゴブ皿14上
の成形品は、前記の工程と逆の手順にて搬送アーム18
上からパレット13上に移し替える。
【0025】次に、パレット13上の次の光学ガラス素
材15が突き上げポイント56に移動すべく図3に示す
ごとくパレット13上のゴブ皿14の配置ピッチLaを
送り量として、パレット送り機構35でパレットを送
る。このとき、予備加熱炉4の温度が変化した場合、パ
レット13が熱変形によって伸縮するため、このパレッ
ト13の温度変化による伸縮により、パレット13を配
置ピッチLa送っても突き上げポイント56にゴブ皿1
4が精度良く位置決めされない。そのため、この伸縮量
Δlを補正すべく熱電対41によって、予備加熱炉4内
の突き上げポイント56近傍の搬送レール31の温度を
測定し、この温度を制御装置8に取り込みパレット13
の伸縮量を算出し、サーボモータ28を制御して伸縮量
Δlに応じてパレット13の送り量を補正することによ
り、光学ガラス素子15が載置されたゴブ皿14の位置
を精度良く突き上げポイント56に位置決めする。パレ
ット排出部7まで送られたパレット13は排出シリンダ
38で順次排出されストックされる。
【0026】本実施例によれば、予備加熱炉4内の温度
が変化し、パレット13が伸縮した場合にはあっても、
熱電対41によりパレット13を保持する搬送レール3
1の温度を測定してパレット13の伸縮量を算出し、そ
の変形量に応じてパレット13の送り量を制御できるた
め、パレット13に載置したゴブ皿14の位置決めを精
度良く行うことができる。また、小型の熱電対を使用す
ることにより変形量測定装置の設置スペースをほとんど
必要とすることがない。
【0027】
【実施例2】図4は、本発明に係る実施例2におけるガ
ラス成形装置の搬送部の一部を示す平面図、図5は、図
4のB−B線における一部断面図、図6は予備加熱炉を
示す平面図であ。本実施例のガラス成形装置60は、図
に示すごとく、前記実施例1の構成とほぼ同じ構成であ
る成形本体部2と、予備加熱炉4、本加熱炉3、搬送ア
ーム部5、パレット供給部6と、パレット排出部7と、
モータ制御部8と、装置基台9等から構成されており、
実施例1と構成を異にする構成部分は、予備加熱炉4内
の搬送レール31に設けた熱電対41の替わりに、予備
加熱炉4上方に画像処理装置61を備えた点である。
【0028】画像処理装置61にはCCDカメラ62が
設けられ、このCCDカメラ62は、予備加熱炉4の上
面に立設した支持部材63の上端面に固定したカメラベ
ース64の下面に固設されている。CCDカメラ62と
対向する予備加熱炉4の上面には、パレット13上の光
学ガラス素材14を少なくとも2個写し出せるように
(図6参照)窓65が開口されている。窓65には、外
気と遮断するために耐熱ガラス66が取り付けられてい
る。その他の構成は実施例1と同一であり、同一構成部
分には同一番号を付して、その説明は省略する。
【0029】本実施例は、パレット送り機構19でパレ
ット13を送る際、予備加熱炉4の温度が変化したとき
のパレット13の熱変形による伸縮の量を、CCDカメ
ラ62で取り込んだ画像を処理することにより、突き上
げ位置と次に成形する光学ガラス素子14aとの距離L
bをモータ制御装置8で画像処理をして求め、サーボモ
ータ28を制御して求められた距離Lb分送りアーム3
3を送ることにより、光学ガラス素子15が載置された
ゴブ皿14の位置を精度良く突き上げポイント56に位
置決めする。以上説明した以外のパレット13の搬送方
法及び作用は実施例1と同一でありるので、搬送方法及
び作用の説明は省略する。
【0030】本実施例によれば、突き上げ位置と次に成
形する光学ガラス素子14aとの距離Lbの量を画像処
理によって直接求めるため、Lbの量が精度良く測定で
き光学ガラス素子14の位置を精度良く突き上げポイン
ト56を位置決めすることができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
予備加熱炉の温度変化によるパレットの伸び量を検出
し、パレットの送り量をサーボモータを使って制御する
ことにより、予備加熱炉の温度のばらつきによるパレッ
トの長さの伸縮に関係なく、光学ガラス素材が載置され
たゴブ皿の位置を精度良く位置決めできる。また、成形
条件を変更して予備加熱炉4の温度を変更したときでも
搬送系の段取りをすることなく、条件変更後の光学ガラ
ス素子の搬送がすぐに行うことがてきる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の搬送装置を示す平面図であ
る。
【図2】図1のA−A線における断面図である。
【図3】パレットを予備加熱炉内に搬送したときにおけ
る位置決めを説明するための一部断面図である。
【図4】本発明の実施例2の搬送装置を示す平面図であ
る。
【図5】図4のB−B線における断面図である。
【図6】パレットを予備加熱炉内に搬送したときにおけ
る位置決めを説明するための一部断面図である。
【図7】従来の搬送装置を示す断面図である。
【符号の説明】
4 予備加熱炉 8 モータ制御部 11 上成形型 12 下成形型 13 パレット 14 ゴブ皿 15 光学ガラス素材 19 パレット送り機構 20 載置部 31 搬送レール 41 熱電対 52 搬送アーム 62 CCDカメラ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学ガラス素材を載置したゴブ皿を、パ
    レットに設けた前記ゴブ皿と対応する形状の載置部に載
    置し、加熱炉外に配置した押し出し手段によって前記パ
    レットを送り、パレットに載置したゴブ皿を順次加熱炉
    内の一定の位置に搬送し、その後ゴブ皿を搬送部材に受
    け渡して上下一対の成形型間に搬送するガラス成形装置
    のガラス素材搬送方法において、前記加熱炉内の温度変
    化によるパレットの変形を加熱炉に設けた検出部により
    測定してパレットの熱による変形量を算出し、前記変形
    量に応じて前記パレットの送り量を補正制御してゴブ皿
    を常に一定の位置に供給することを特徴とするガラス成
    形装置のガラス素材搬送方法。
  2. 【請求項2】 光学ガラス素材を載置したゴブ皿を、パ
    レットに設けた前記ゴブ皿と対応する形状の載置部に載
    置し、加熱炉外に配置した押し出し手段によって前記パ
    レットを送り、パレットに載置したゴブ皿を順次加熱炉
    内の一定の位置に搬送し、その後ゴブ皿を搬送部材に受
    け渡して上下一対の成形型間に搬送するガラス成形装置
    のガラス素材搬送装置において、前記加熱炉内の温度変
    化によるパレットの変化量を測定するための前記加熱炉
    に設けた検出部と、前記パレットを所望の送り量だけ加
    熱炉内に送るパレット送り機構と、前記検出部により測
    定した測定値を受け取って前記パレットの加熱炉への送
    り量を算出して前記パレット送り機構を制御する制御部
    とを備えたことを特徴とするガラス成形装置のガラス素
    材搬送装置。
JP20278193A 1993-07-23 1993-07-23 ガラス成形装置のガラス素材搬送方法及び搬送装置 Expired - Fee Related JP3808906B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110818231A (zh) * 2019-11-19 2020-02-21 湖北新华光信息材料有限公司 一种光学玻璃元件在线自动装填装置

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