JPH0733411B2 - 可溶性のアクリレートコポリマーの製法 - Google Patents

可溶性のアクリレートコポリマーの製法

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JPH0733411B2
JPH0733411B2 JP61504628A JP50462886A JPH0733411B2 JP H0733411 B2 JPH0733411 B2 JP H0733411B2 JP 61504628 A JP61504628 A JP 61504628A JP 50462886 A JP50462886 A JP 50462886A JP H0733411 B2 JPH0733411 B2 JP H0733411B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、少なくとも2個の重合可能なオレフイン系不
飽和二重結合を有するモノマー、官能基を有するモノマ
ー及び1個のオレフイン系不飽和二重結合を有する他の
重合可能なモノマーの共重合により得られる可溶性のア
クリレートコポリマーに関し、この場合アクリレートコ
ポリマーはカルボキシル基を含有する。
上記分類に属する欧州特許(EP−A)第103199号明細書
から、t−ブチルアクリレート10〜95重量%、多官能性
モノマー、例えばトリメチロールプロパントリアクリレ
ート0.1〜3重量%、1個の官能性の網状化可能な基を
有するコモノマー1〜30重量%及び他の重合可能な、エ
チレン系不飽和モノマー0〜80重量%の共重合によつて
得られたアクリレート−コポリマーが公知である。1個
の官能性の網状化可能な基を有するコモノマーとして
は、特にカルボキシル基を含有モノマー、例えばアクリ
ル酸及びメタクリル酸が挙げられる。
更に欧州特許(EP−A)第103199号明細書から、カルボ
キシル基を含有し、多エチレン系不飽和モノマーの重合
によつて分枝されたアクリレートコポリマー及び網状化
剤としてポリエポキシドを含有する被覆組成物が公知で
ある。前記の分枝アクリレートコポリマーによつて良好
な天候安定性、特に良好な湿気安定性を有する被覆膜が
得られ、このことは一方では重合導入されたt−ブチル
アクリレートの含量に、かつ重合導入された多オレフイ
ン系不飽和モノマーの含量に因るものと考えられる。
欧州特許(EP−B)第51275号明細書から、殊に重合−
及び/又は縮合生成物に基づく(この際カルボキシル基
は例えばOH−アクリレートに環状無水カルボン酸が付加
することによつて形成される)ポリカルボン酸単位を基
礎とし、かつ脂肪族又は環状脂肪族エポキシド化合物を
基礎とする反応性の硬化可能な結合剤組生物が公知であ
る。硬化可能な結合剤組成物の利点は、カルボキシ−エ
ポキシ−網状化のための触媒が金属塩の形で結合剤と共
に存在し、従つて外来触媒を放棄することができる点に
ある。
欧州特許(EP−A)第123793号明細書から、室温ですで
に硬化させる組成物が公知であり、これはポリエポキシ
ド及びポリマーより成り、このポリマーはカルボキシル
基及び三級アミノ基を有し、酸無水物−及びカルボキシ
ル基含有ビニルポリマーと、酸無水物と反応することが
できる少なくとも1個の活性水素及び少なくとも1個の
三級アミノ基を有する化合物、例えば三級アミノアルコ
ールとの反応によつて生成する。前記の組成物は、これ
が室温ですでに硬化し、良好なベンジン−、水−及びア
ルカリ安定性を有し、かつ三級アミノ化合物に帰因する
不所望の変色が現われないという利点を有する。
特開昭54−53145号明細書は、三級アミノ基、カルボキ
シル基及び燐酸基を有するコポリマー並びに脂肪族ポリ
エポキシドを基礎とする組成物を記載している。この組
成物は比較的低い温度で硬化しかつ良好な溶剤安定性及
び天候安定性を有する薄膜となる。
西ドイツ国特許出願公開(DE−OS)第2635177号明細書
からアクリレート樹脂及びジ−及びポリエポキシドより
なる組成物が公知である。このアクリレート樹脂にα,
β−エチレン系不飽和カルボン酸が重合導入されてい
て、この樹脂は酸価70〜250を有する。この組成物は高
い固体含有率を有しかつ機械特性、化学薬品−及び溶剤
安定性並びに腐食安定性に関して良好な結果を示す。
特開昭52−76338(JP−OS76338/77)号明細書から、ア
クリル酸エステル、カルボキシル基含有のモノマー及び
三級窒素原子を有するアクリルモノマー、例えばジエチ
ルアミノエチルアクリレートよりなるアクリレートコポ
リマーとポリエポキシドとの混合により得られる被覆組
成物が公知である。この被覆組成物は低温で硬化しかつ
高い固体含量を有する。
特開昭58−219267(JP−OS219367/83)号明細書から被
覆膜の製法が公知であり、その方法では三級アミノ基、
アクリル−又はメタクリル酸エステルを有するアクリル
モノマー及び場合により他のモノマーの共重合により生
成するアクリレートコポリマー、ポリエポキシド成分及
び二重結合及び/又はヒドロキシル基によつて活性化さ
れたカルボン酸を混合し、混合物を基材上に塗布する。
混合物は室温又はやや高めた温度で硬化し、かつ生成す
る薄膜は良好な物理特性、良好なベンジン耐性及び良好
な天候安定性を有する。特開昭58−219267号(JP−OS21
9267/83)明細書に記載された方法の利点は、三級アミ
ノ基によるアクリレート溶液の褐色化が長時間の貯蔵後
に現われないことであり、これは活性化カルボン酸の添
加によつて達成される。
欧州特許(EP−B)第13439号明細書から、アクリレー
トコポリマー中の三級アミノ基の製造が公知である。三
級アミノ基はアクリレートコポリマー中に組み込まれた
グリシジル基と、1個の二級アミノ基及び少なくとも1
個の二級ヒドロキシル基を有するアミンとの反応によつ
て得られる。
本発明の課題は、エポキシ−カルボキシ−網状化を基礎
とする被覆剤もしくは被覆膜の特性を、化学薬品、溶剤
による長時間の負荷に対する安定性に関して、ベンジン
耐性、被覆剤を基礎に得られる被覆膜の弾性、光沢、腐
蝕安定性に関してかつ水もしくは水蒸気に対する安定性
に関して改善することにあつた。更に組成物には、それ
が場合により室温で又はやや高めた温度で硬化し、従つ
て例えば自動修理ラツカー塗布で使用可能であるという
要求がなされる。更に経済的理由から硬化可能な被覆剤
のより高い固体含量が比較的に低い粘度で達成可能でな
ければならない。
この課題は、重合導入される多エチレン系不飽和モノマ
ーを、欧州特許(EP−A)第103199号明細書に記載され
たアクリレート樹脂よりも高い割合で有する可溶性のア
クリレートコポリマーによつて驚異的に解決される。線
状アクリレート樹脂及び欧州特許(EP−A)第103199号
明細書からのアクリレート樹脂に比較して、本発明によ
るアクリレートコポリマーにおいてはより低い粘度を比
較的に高い固体含量で達成することができる。共重合の
間の本発明による反応条件によつてはじめて、多不飽和
モノマーを3重量%以上の割合でアクリレート樹脂中に
組み込むことができる。コポリマーの強く分枝した構造
によつてアクリレート樹脂の官能基により反応性とな
り、このことは大きな利点をもたらす。
本発明の根底にある課題は、最初に挙げた可溶性の、予
備網状化されたアクリレートコポリマーによつて解決さ
れ、これは、モノマーの総重量に対して、少なくとも2
個の重合可能な、オレフイン系不飽和二重結合を有する
モノマー3〜30重量%以上がアクリレートコポリマー中
に重合導入されていて、かつアクリレートコポリマーの
酸価は15〜200、有利に30〜120であることを特徴とす
る。酸残基は本発明により種々の方法でアクリレートコ
ポリマー中に実現することができる。
本発明の目的は可溶性アクリレートコポリマーであり、
これは、可溶性の、予備網状化されたアクリレートコポ
リマーが、 a1) 少なくとも2個の重合可能な、オレフイン系不飽
和二重結合を有するモノマー5〜30重量%以上、有利に
5〜25重量%、 a2) カルボキシル基含有のモノマー3〜30重量%、有
利に5〜20重量%、及び a3) 1個の重合可能な、オレフイン系不飽和二重結合
を有する他のモノマー最低40〜93重量%から得られ、こ
の際a1、a2及びa3の合計は100重量%であることを特徴
とする。
成分a1としては有利に一般式: 〔式中RはH又はCH3を表わし、XはO、NR′、Sを表
わし、R′はH、アルキル基、アリール基を表わし、か
つnは2〜8を表わす〕の化合物を使用することができ
る。
このような化合物の例は、ヘキサンジオールジアクリレ
ート、ヘキサンジオールジメタクリレート、グリコール
ジアクリレート、グリコールジメタクリレート、ブタン
ジオールジアクリレート、ブタンジオールジメタクリレ
ート、ヘキサメチレンビスメタクリルアミドトリメチロ
ールプロパントリアクリレート、トリメチロールプロパ
ントリメタクリレート及び同様の化合物である。
勿論、多不飽和モノマーの組合せを使用することもでき
る。
他の可能な成分a1は、1個の重合可能な、オレフイン系
不飽和二重結合を有するカルボン酸及びグリシジルアク
リレート及び/又はグリシジルメタクリレートよりなる
反応生成物である。1個の重合可能な二重結合を有する
不飽和アルコールでエステル化されたポリカルボン酸又
は不飽和モノカルボン酸を成分a1として使用することも
できる。更にジオレフイン、例えばジビニルベンゾール
を使用することもできる。少なくとも2個の重合可能
な、オレフイン系不飽和二重結合を有するモノマーとし
て、ポリイソシアネートと不飽和の、重合可能な二重結
合を有するアルコール又はアミンとの反応生成物も使用
する。このための例として、ヘキサメチレンジイソシア
ネート1モルとアリルアルコール2モルとからなる反応
生成物が挙げられる。
多エチレン系不飽和モノマーは有利に、1500よりも少な
い、有利に1000よりも少ない平均分子量を有するポリエ
チレングリコール及び/又はポリプロピレングリコール
及びアクリル酸及び/又はメタクリル酸のジエステルで
あつて良い。
成分a2)としては特にβ−カルボキシエチルアクリレー
トが適し、更にアクリル酸、メタクリル酸、イタコン
酸、クロトン酸、アコニツト酸、マレイン酸及びフマー
ル酸又はその半エステルがこれに該当する。
成分a3)の選択は広汎に、弾性、硬度、相容性及び極性
に関するアクリレートコポリマーの所望の特性に依る。
これらの特性は一部分はモノマーの公知のガラス転移温
度により調整することができる。モノマーはスチロー
ル、ビニルトルオール、アクリル酸及びメタクリル酸の
アルキルエステル、アルコキシエチルアクリレート及び
アリールオキシエチルアクリレート及び相応するメタク
リレート並びにマレイン−及びフマール酸のエステルの
群から選択されて良い。
メチルアクリレート、エチルアクリレート、プロピルア
クリレート、ブチルアクリレート、イソプロピルアクリ
レート、イソブチルアクリレート、ペンチルアクリレー
ト、イソアミルアクリレート、ヘキシルアクリレート、
2−エチルヘキシルアクリレート、オクチルアクリレー
ト、3,5,5−トリメチルヘキシルアクリレート、デシル
アクリレート、ドデシルアクリレート、ヘシサデシルア
クリレート、オクタデシルアクリレート、オクタデセニ
ルアクリレート、ペンチルメタクリレート、イソアミル
メタクリレート、ヘキシルメタクリレート、2−エチル
ブチルメタクリレート、オクチルメタクリレート、3,5,
5−トリメチルヘキシルメタクリレート、デシルメタク
リレート、ドデシルメタクリレート、ヘキサデシルメタ
クリレート、オクタデシルメタクリレート、ブトキシエ
チルアクリレート、ブトキシエチルメタクリレート、メ
チルメタクリレート、エチルメタクリレート、プロピル
メタクリレート、イソプロピルメタクリレート、ブチル
メタクリレート、シクロヘキシルアクリレート、シクロ
ヘキシルメタクリレート、アクリルニトリル、メタクリ
ルニトリル、酢酸ビニル、塩化ビニル及びフエノキシエ
チルアクリレートが挙げられる。他のモノマーはそれが
コポリマーの不所望な特性を導びかない限り使用するこ
とができる。
更に成分a3)としてヒドロキシル基含有のモノマー、例
えばアクリル−及び/又はメタクリル酸のヒドロキシア
ルキルエステルを使用することもできる。1個の重合可
能なオレフイン系不飽和二重結合を有する他のモノマー
として、燐酸残基を有するモノマー、すなわち例えば重
合可能な二重結合を有する燐酸エステルを全モノマーの
総重量に対して0.1〜5重量%使用することができる。
酸価15〜200、殊に30〜120を有するアクリレートコポリ
マーに、カルボキシル基含有のアクリレートコポリマー
とエポキシド基との後続の網状化を触媒する基、すなわ
ち例えば三級アミノ基を有するモノマーを組み込む場合
が特に有利である。
本発明の目的は同様に、溶性アクリレートコポリマー
が、 a1) 少なくとも2個の重合可能な、オレフイン系不飽
和二重結合を有するモノマー3〜30重量%以上、有利に
5〜25重量%(この際ジ−及びポリオールとアクリル酸
とのジ−及びポリエステルは除外されている)、 a2) カルボキシル基含有のモノマー3〜30重量%、有
利に5〜20重量%、 a3) 1個の重合可能な、オレフイン系不飽和二重結合
を有する三級アミン0.1〜20重量%、有利に1〜14重量
%、 a4) ヒドロキシル基含有のモノマー0〜40重量%、有
利に5〜25重量%及び a5) 1個の重合可能な、オレフイン系不飽和二重結合
を有する他のモノマー0〜80重量%から得られ、この際
成分a1、a2、a3、a4及びa5の合計は100重量%であるこ
とを特徴とする溶性のアクリレートコポリマーである。
成分a1として有利に一般式: 〔式中XはO、NR、Sを表わし、RはH、アルキル基、
アリール基を表わし、かつnは2〜8を表わす〕の化合
物を使用することができる。
成分a1は、1個の重合可能な、オレフイン系不飽和二重
結合を有するカルボン酸(この際アクリル酸は除外され
ている)及びグリシジルメタクリートよりなる反応生成
物であつて良い。更に1個の重合可能な二重結合を有す
る不飽和アルコールでエステル化されたポリカルボン酸
又は不飽和モノカルボン酸がアクリル酸の誘導体を除き
重要である。ポリオレフイン、例えばジビニルベンゾー
ルの使用も有利である。成分a1は、有利に、ポリイソシ
アネートと重合可能な二重結合を有する不飽和アルコー
ル又はアミンとから製造される生成物から選択される。
更に、1500よりも少ない、有利に1000よりも少ない平均
分子量を有するポリエチレングリコール及び/又はポリ
プロピレングリコール及びメタクリル酸のジエステルが
重要である。
1個の三級アミノ基を有するエチレン系不飽和化合物、
すなわち成分a3の例は、N,N′−ジメチルアミノエチル
メタクリレート、N,N′−ジエチルアミノエチルメタク
リレート、2−ビニルピリジン及び4−ビニルピリジ
ン、ビニルピロリン、ビニルキノリン、ビニルイソキノ
リン、N,N′−ジメチルアミノエチルビニルエーテル及
び2−メチル−5−ビニルピリジンである。
ヒドロキシル基含有のモノマーを場合により使用するこ
とができる。例としてアクリル−及びメタクリル酸のヒ
ドロキシアルキルエステル、例えばヒドロキシエチルア
クリレート、ヒドロキシプロピルアクリレート、ヒドロ
キシブチルアクリレート、ヒドロキシアミルアクリレー
ト、ヒドロキシヘキシルアクリレート、ヒドロキシオク
チルアクリレート及び相応するメタクリレートが挙げら
れる。1個の重合可能な、オレフイン系不飽和二重結合
を有する他のモノマーの選択はすでに前記の群から行な
われる。この場合にも、1個の重合可能な二重結合を有
する他のモノマーとして、燐酸残基を有するモノマーが
全モノマーの総重量に対して0.1〜5重量%使用されて
いることが場合により有利である。
本発明により酸価15〜200、殊に30〜120を有する可溶性
アクリレートコポリマーは、 a1) 少なくとも2個の重合可能な、オレフイン系不飽
和二重結合を有するモノマー3〜30重量%以上、有利に
5〜25重量%(この際ジ−及びポリオールとアクリル酸
とのジ−及びポリエステルは除外されている)、 a2) 1個の重合可能な、オレフイン系不飽和二重結合
を有する三級アミン0.1〜20重量%、有利に1〜14重量
%、 a3) ヒドロキシル基含有のモノマー5〜40重量%、有
利に10〜30重量%、 a4) 1個のオレフイン系不飽和二重結合を有する他の
重合可能なモノマー0〜80重量%から及び a5) 膜状カレボン酸無水物から得られ、この際a1、a
2、a3及びa4の合計は100重量%である。
成分a1として有利に一般式: 〔式中XはO、NR′、Sを表わし、R′はH、アルキル
基、アリール基を表わし、nは2〜8を表わす〕の化合
物を使用することができる。
多エチレン系不飽和化合物の例は、ヘキサンジオールジ
メタクリレート、グリコールジメタクリレート、ブタン
ジオールジメタクリレート、トリメチロールプロパント
リメタクリレート、ジビニルベンゾール及び同様の化合
物である。ジ−及びポリオールとアクリル酸とのジ−及
びポリエステルを問題としないという前提で、すでに記
載のエチレン系不飽和化合物を有利に使用することもで
きる。
重合可能な三級アミンとしてはすでに記載のものが重要
である。
成分a3としては、1個の一級ヒドロキシル基を有するア
クリル−及び/又はメタクリル酸のヒドロキシアルキル
エステル、例えばヒドロキシエチルアクリレート、ヒド
ロキシプロピルアクリレート、ヒドロキシブチルアクリ
レート、ヒドロキシアミルアクリレート、ヒドロキシヘ
キシルアクリレート、ヒドロキシオクチルアクリレート
及び相応するメタクリレート並びに1個の二級OH−基を
有するヒドロキシアルキルエステル、例えば2−ヒドロ
キシプロピルアクリレート、2−ヒドロキシブチルアク
リレート、3−ヒドロキシブチルアクリレート及び相応
するメタクリレートが適当である。
更に成分a3としてアクリル酸及び/又はメタクリール酸
と1個の三級α−炭素原子を有するカルボン酸のグリシ
ジルエステルとからなる反応生成物が重要である。
成分a4の選択は、特に絶対的ではなく、アクリレートコ
ポリマーの所望の特性に依る。成分a4とにカルボキシル
基含有のモノマーを使用することもできることを言及し
ておく。
成分a5のための例は、無水フタール酸、無水テトラヒド
ロフタノール酸、無水ヘキサヘドロフタノール酸、無水
コハク酸並びにそのハロゲン化誘導体である。成分a5と
しては無水マレイン酸を使用することができるが、三級
窒素基の触媒作用下で無水マレイン酸と反応する溶剤を
使用しないことに注意しなければならない。例えばアセ
トン、メチルエチルケトン、酢酸ブチル並びに他のアセ
チル化溶剤は使用不可能である。炭化水素及び極性溶
剤、例えばジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミ
ド、N−メチルピロリドン等を使用することができる。
本発明の目的は同様に酸価15〜200を有する溶性アクリ
レートコポリマーであり、これは、 a1) 少なくとも2個の重合可能なオレフイン系不飽和
二重結合を有するモノマー3〜30重量%以上、有利に5
〜25重量%、 a2) 環状無水カルボン酸基を有するモノマー1〜25重
量%、有利に3〜15重量%、 a3) 1個のオレフイン系不飽和二重結合を有する他の
重合可能なモノマー45〜80重量%(この際a1、a2及びa3
の合計は100重量%である)から、及び a4) 酸無水物基と反応することができる少なくとも1
個の水素並びに少なくとも1個の三級アミノ基を有する
化合物から得られ、この際無水カルボン酸基の一部は活
性水素を有する単官能性化合物と反応していても良い。
成分a1としては、ジ−及びポリオールとアクリル酸との
ジ−及びポリエステルを含めてすでに前記した多エチレ
ン系不飽和モノマーが適当である。
環状無水カルボン酸残基を有するモノマーのための例は
無水マレイン酸又は無水イタコン酸である。
成分a3の選択はアクリレートコポリマーの所望の特性に
依る。この場合にはカルボキシル基を有するモノマー、
すなわち例えばアクリル酸又はメタクリル酸も適当であ
ることも記しておく。
成分a4として、1個の三級アミノ基を有するアルコール
並びに1個の三級アミノ基を有する一級又は二級アミン
を有利に使用する。成分a4の反応性の水素はヒドロキシ
ル基、一級又は二級アミノ基又はチオール基から由来し
て良い。
三級アミノ基を有するアルコールのための例は、二級ア
ミン及びエポキシ化合物の付加体である。二級アミンの
ための例はジメチルアミン、ジエチルアミン、ジプロピ
ルアミン、ジブチルアミン、モルホリン及びピロリジン
である。
適当なエポキシ化合物の例は酸化エチレン、酸化プロピ
レン、酸化ブチレン、酸化スチロール及び酸化シクロヘ
キサンである。
二級アミンとエポキシ化合物との反応により得られ、三
級アミノ基を有する適当なアルコールは、ジメチルアミ
ノエタノール、ジエチルアミノエタノール、ジ−n−プ
ロピルアミノエタノール、ジイソプロピルアミノエタノ
ール、ジ−n−ブチルアミノエタノール、N−(2−ヒ
ドロキシエチル)モルホリン、N−(2−ヒドロキシエ
チル)ピペリジン、N−(2−ヒドロキシエチル)ピロ
リドン、N−(2−ヒドロキシエチル)アゼリジン、N,
N′−ジメチル−2−ヒドロキシプロピルアミン、N,N′
−ジエチル−2−ヒドロキシピロピルアミン、トリエタ
ノールアミン及びトリプロパノールアミンである。
三級アミノ基を有するアルコールの他の例は、1個の三
級アミノ基並びに1個のヒドロキシル基を側鎖に有し、
かつ前記の三級アミノ基を有する(メタ)アクリレート
モノマーとOH−基を有するモノマー、例えばβ−ヒドロ
キシエチル(メタ)アクリレートとの共重合により得ら
れるビニルポリマーである。
1個の三級アミノ基を有する一級又は二級アミンの例
は、N,N′−ジアルキル−1,3−プロピレンジアミン、例
えばN,N′−ジメチル−1,3−プロピレンジアミン、N,
N′−ジエチル−1,3−プロピレンジアミン及びN,N′−
ジアルキル−1,4−テトラメチレンジアミン、例えばN,N
−ジメチル−1,4−テトラメチレンジアミン及びN,N′−
ジエチル−1,4′−テトラメチレンジアミンである。更
にN,N′−ジアルキル−1,6−ヘキサメチレンジアミン及
びN−アルキルピペラジン並びに2−アミノピリジン、
4−アミノピリジン及びN−アルキルアミノピリジンが
重要である。
無水カレボン酸残基の一部は活性水素を有する単官能性
化合物、例えばアルコールと反応していても良いことを
記載しておく。
更に本発明の目的は、酸価15〜200、殊に30〜120を有
し、かつ a1) 少なくとも2個の重合可能な、オレフイン系不飽
和二重結合を有するモノマー3〜30重量%以上、特に有
利に5〜25重量%、 a2) エチレン系不飽和カルボン酸のグリシジルエステ
ル及び/又はオレフイン系不飽和化合物のグリシジルエ
ーテル1〜30重量%、 a3) 1個のオレフイン系不飽和二重結合を有する他の
重合可能なモノマー40〜95重量%から(この際全モノマ
ーの合計は100重量%である)、及び a4) 1個の二級アミノ基を有するアミン又は少なくと
も1個の三級アミノ基及び1個の一級又は二級アミノ基
を有するジ−又はポリアミン及び/又は a5) 1個の三級窒素原子を有するカルボン酸から、及
び a6) 環状無水カルボン酸から得られるアクリレートコ
ポリマーである。
成分a1としてはすでに記載した多エチレン系不飽和モノ
マーが重要である。
成分a2)の例は、アクリル酸又はメタクリル酸のグリシ
ジルエステル並びにアリル−及びビニルグリシジルエー
テル、グリシジルビニルエステル又はグリシジルアリル
エステル、例えばグリシジルビニルフタレート、グリシ
ジルアクルフタレートである。
成分a3の選択はアクリレートコポリマーの所望の特性に
依り、かつすでに前記の群から行なわれうる。しかしカ
ルボキシル基を有し、かつアミノ基を有するモノマーを
成分a3として使用してはならない、それというのもこれ
らは、成分a2のオキシラン基と反応するからである。ヒ
ドロキシル基含有モノマーの割合はできるだけ低くなけ
ればならない。コポリマーの一定の極性の達成のために
ヒドロキシル基が必要である場合には、二級のOH−基を
有するモノマーを優先すべきである。
成分a4の例はイミダゾール、アミノピリジン、N−アル
キルアミノピリジン、エチルピペラジン、ジブチルアミ
ンである。
成分a5の例は、3−及び4−ジメチルアミノ安息香酸、
ピコリン酸及びジメチルアミノサリチル酸である。
成分a6の例として、無水フタール酸、無水テトラヒドロ
フタール酸、無水ヘキサヒドロフタール酸、無水コハク
酸並びにそれらのホロゲン化誘導体が挙げられる。
本発明は請求の範囲第2、3、4又は5項による可溶性
アクリレートコポリマーの製法にも関し、この方法は、
その製造のためにモノマーを有機溶剤中で70℃〜130℃
で、殊に80℃〜120℃で、重合調整剤をモノマーの総重
量に対して少なくとも0.5重量%、殊に少なくとも2.5重
量%の使用下に、かつ重合開始剤の使用下で予備網状化
された非ゲル化生成物に共重合させることを特徴とす
る。
本発明の目的は同様に請求の範囲第6項による可溶性ア
クリレートコポリマーの製造であり、これは、その製造
のために先ずモノマーを有機溶剤中で70℃〜130℃で、
殊に80℃〜120℃で、モノマーの総重量に対して重合調
整剤少なくとも0.5重量%、殊に少なくとも2.5重量%の
使用下に、かつ重合開始剤の使用下で、予備網状化され
た非ゲル化生成物に共重合し、かつ共重合の終了後に環
状酸無水物との反応を行なうことを特徴とする。
更に本発明は請求の範囲第7、8又は9項による可溶性
アクリレートコポリマーの製法に関し、これは、その製
造のために、先ずモノマーを有機溶剤中で70℃〜130℃
で、殊に80℃〜120℃で、モノマーの総重量に対して重
合調整剤少なくとも0.5重量%、殊に少なくとも2.5重量
%の使用下に、かつ重合開始剤の使用下で、予備網状化
された非ゲル化生成物に共重合し、かつ共重合反応の終
了後にコポリマーと酸無水物残基と反応することができ
る少なくとも1個の水素並びに少なくとも1個の三級ア
ミノ基を有する化合物と並びに場合により活性水素を有
する単官能性化合物との反応を行なうことを特徴とす
る。
更に本発明の目的は請求の範囲第10項による可溶性アク
リレートコポリマーの製法であり、これは、その製造の
ために、先ずモノマーを有機溶剤中で70℃〜130℃、殊
に80℃〜120℃でモノマーの総重量に対して重合調整剤
少なくとも0.5重量%、殊に2.5重量%の使用下に、かつ
重合開始剤の使用下で、予備網状化された非ゲル化生成
物に共重合し、かつ共重合の終了後に少なくとも1個の
三級アミノ基及び少なくとも1個の一級又は二級アミノ
基を有するジ−又はポリアミンとの又は1個の三級窒素
を有するカルボン酸との並びに環状無水カルボン酸との
反応を行なうことを特徴とする。
予備網状化されたが、非ゲル化のコポリマーが得られる
ことに注意しなければならない。適当な重合条件によ
り、驚異的にも分枝鎖コポリマーの澄明な、透明な非ゲ
ル化溶液を製造することができる。少なくとも2個のエ
チレン系不飽和基を有するモノマーの使用によりコポリ
マー分子の予備網状化が惹起され、それにも拘らずこれ
は本発明による特別な反応条件に基づきゲル化生成物に
はならない。
重合は、固体含量40〜65重量%を有するポリマーの溶液
が得られるように実施する。固体含量は、重合される多
エチレン系不飽和モノマーの割合に依る。この割合が低
い場合には、より高い固体含有で重合することができ
る。
更に、適当な開始剤及び多官能モノマーの割合に応じて
重合調整剤少なくとも0.5重量%、しかしながら殊に少
なくとも2.5重量%を使用することが必要である。開始
剤の選択は使用される多官能モノマーの割合に依る。低
い割合ではこのような温度のために常用の開始剤、例え
ばペルオキシエステルを使用することができる。多官能
モノマーのより高い割合では、殊に例えばアゾ化合物の
ような開始剤を使用する。重合後にポリマー溶液を溶剤
の溜去により所望の固体含量に、殊に固体含量60重量%
に濃縮する。そうして得られる、固体含量50重量%に調
整された澄明なコポリマー溶液は、粘度0.4〜10dPa.s.
を有する。
重合は有機溶剤の存在で実施する。例はエタノール、イ
ソプロパノール、n−プロパノール、n−ブタノール、
イソブタノール、t−ブタノール、酢酸のメチル−、エ
チル−、プロピル−及びブチルエステル、アセトン、メ
チルエチルケトン、キシロール、トルオールである。
重合は請求の範囲第23項に依り塩素化ポリオレフインの
存在で実施することもできる。本発明により網状化の後
に、非金属性のベース材、例えばプラスチツク上でも良
好な付着を保証するアクリレート樹脂溶液が得られる。
重合調整剤としては殊にメルカプト基含有の化合物が適
当であり、この際特に有利にメルカプトエタノールを使
用する。他の可能な調整剤は例えばt−ドデシルメルカ
プタン、フエニルメルカプタン、オクチルデシルメルカ
プタン、ブチルメルカプタン及びチオカルボン酸、例え
ばチオ乳酸である。
請求の範囲第7、8又は9項によるアクリレートコポリ
マーの製造の場合には、重合調整剤としてヒドロキシメ
ルカプタンもしくは一級SH−基を有するメルカプタンを
使用しないことを注意しなければならない。請求の範囲
第10項によるアクリレートの製造の場合の重合調整剤の
選択は、チオカルボン酸を使用しないことに注意しなけ
ればならない。
本発明は同様に、本質的な結合剤として、 A) 請求の範囲第24〜31項による方法により製造した
アクリレートコポリマー及び B) 1分子当り少なくとも2個のエポキシド基を有す
る化合物、 を含有する被覆剤に関し、この場合A対Bの比は、Aの
酸残基対Bのエポキシド基の比が0.5:3〜2:0.5の範囲に
あるように選択し、かつ場合により網状化触媒を使用す
る。
1分子当り少なくとも2個のエポキシド基を有する化合
物の例は、式(I)及び(II)に相応するエピクロルヒ
ドリン及びビスフエノールA、環状脂肪族ビスエポキシ
ドからの縮合生成物: 並びに市販のポリブタジエン油と過酸もしきは有機酸−
H2O2−混合物との反応により生成するエポキシド化ポリ
ブタジエン、エポキシド基含有のノボラツク、多価アル
コールのグリシジルエーテル、例えばエチレングリコー
ルジグリシジルエーテル、グリセリンポリグリシジエー
テル、ソルビトールポリグリシジルエーテル、トリメチ
ロールプロパンポリグリシジルエーテル及びペンタエリ
スリツトポリグリシジルエーテル及び側鎖位オキシラン
基を有する低分子アクリレート樹脂である。
場合により網状化触媒を使用することができる。この場
合特に三級アミン、四級アンモニウム化合物、例えば水
酸化ベンジルトリメチルアンモニウム及び塩化ベンジル
トリメチルアンモニウム、特にクロム化合物並びに錫化
合物が適当である。勿論、すでに三級アミノ基がアクリ
レートコポリマー中に組み込まれている殆んどの場合に
は、網状化触媒の使用は無用である。内部又は外部の網
状化触媒の使用により、より低い焼つけ温度及びより短
かい焼つけ時間を達成する。殊に網状化触媒をジ−もし
くはポリエポキシド成分の重量に対して0.5〜10重量%
の量で使用する。
本発明は同様に請求の範囲第32項又は第33項による被覆
剤の製法に関し、これはその製造のためにアクリレート
コポリマーA)を請求の範囲第24〜31項により製造し、
かつこれをB)、1分子当り少なくとも2個のエポキシ
ド基を有する化合物と、場合により網状化触媒を一緒に
使用しながら、並びに有機溶剤、場合により顔料及び常
用の助剤及び添加剤と混合及び場合により分散により被
覆組成物に加工することを特徴とし、この際A対Bの比
を、Aの酸残基対Bのエポキシド基の比が0.5:3〜2:0.5
の範囲にあるように選択する。
本発明による被覆剤を低温で、例えば20〜80℃の温度で
硬化させることができ、従つて特に自動車の修理ラツカ
ー塗布の際に使用することができる。勿論被覆剤を80℃
よりも高い温度で焼つけることもできる。
本発明は同様に被覆膜の製法に関し、この場合請求の範
囲第32又は33項による被覆剤を吹付け、流動、浸漬、ロ
ーラーがけ、ナイフ塗布又ははけ塗りにより基材上に薄
膜の形で塗布し、この薄膜を固着被覆膜に硬化させる。
本発明は本発明による方法によつて被覆される基材にも
関する。
本発明による被覆膜は、化学薬品、溶剤による長期間の
負荷に対する安定性に関して、ベンジン耐性、弾性、光
沢、腐蝕安定性及び水もしくは水蒸気に対する安定性に
関して卓越した特性を有する。被覆剤は場合により低温
で硬化し、従つて例えば自動車修理ラツカー塗布で使用
可能である。更に、線状アクリレートコポリマーと、及
び重合導入された多エチレン系不飽和モノマーをより低
い割合で有するアクリレート樹脂と比べて、硬化可能な
被覆剤の高い含量が比較的に低い粘度で達成することが
できる。
次に本発明を実施例につき詳説する: A) 本発明によるコポリマー(結合剤A)の製造 次の例中、他の記載のない場合には、全てのパーセント
表示は重量パーセント、全ての部の表示は重量部を示
す。固体値は空気循環炉中で130℃で1時間後に測定し
た。粘度はケーゲル−プレート−粘度計(Kegel−Platt
e−Viskosimeter)上で測定した。
アクリレート樹脂I 3入り特殊鋼製釜中に次のものを前もつて装入する: ソルベノン(Solvenon)PM(1−メトキシプロパノール
−2) 212 部 酢酸ブチル98/100 212 部 次亜燐酸(水中50%) 0.16部 混合物を110℃に加熱し、3時間以内に2個の供給容器
から均等に供給する: 供給1 スチロール 160部 ヘキサンジオールジメタクリレート 160部 β−カルボキシエチルアクリレート 80部 n−ブチルアクリレート 120部 t−ブチルアクリレート 200部 チオ乳酸 52部 供給2 4−ビニルピリジン 80部 4時間以内に供給容器3から均等に供給する: 供給3 アゾビスイソブチロニトル 32部 ソルベノンPM(1−メトキシプロパノール−2 230部 酢酸ブチル98/100 230部 全3種の供給を同時に開始する。開始剤供給後に更に2
時間後重合させる。
アクリレート樹脂溶液Iは固体(2時間100℃)50.7
%、粘度(23℃、最初)6.1dPa.s及び酸価67(KOHmg/固
体樹脂g)を有する。
アクリレート樹脂II アクリレート樹脂Iの場合と同様の方法及び供給時間 前与:酢酸ブチル98/100 197.0部 1−メトキシプロピルアセテート−2 197.0部 供給1:スチロール 140 部 ブタンジオールジメタクリレート140 部 n−ブチルアクリレート 105 部 t−ブチルアクリレート 175 部 4−ヒドロキシブチルアクリレート 70 部 メルカプトエタノール 31.5部 供給2:4−ビニルピリジン 70 部 供給3:アゾビスイソブチロニトリル 25.2部 酢酸ブチル98/100 181.3部 1−メトキシプロピルアセテート−2 181.3部 供給1+2、3時間、供給3、4時間、その後に110℃
で後重合3時間。
アクリレート樹脂溶液に無水コハク酸90.8部を添加し、
撹拌下120℃で6時間保つ。OH−アクリレートへの無水
コハク酸の付加生成物の溶液は酸価71、粘度6dPa.s及び
固体52.2%を有する。
アクリレート樹脂溶液III 3入り特殊鋼製釜中に次のものを前もつて装入する: 酢酸ブチル98/100 195部 1−メトキシプロピルアセテート−2 195部 この混合物を112℃に加熱し、供給1及び2を3時間以
内に均等に供給する: 供給1:スチロール 140 部 ヘキサンジオールジメタクリレート 140 部 ブタンジオールモノアクリレート 70 部 n−ブチルアクリレート 105 部 t−ブチルアクリレート 175 部 メルカプトエタノール 31.5部 供給2:4−ビニルピリジン 70 部 供給3を4.25時間内で均等に供給し、1、2、3の供給
開始は同時である。
供給3:酢酸ブチル98/100 181.6部 1−メトキシプロピルアセテート−2 181.6部 アゾビスイソブチロニトリル 25.2部 供給3の終了後に更に2時間112℃で後重合させ、次い
で無水コハク酸81.4部を添加し、撹拌下120℃で6時間
保つ。得られる澄明なアクリレート樹脂溶液は固体52.5
%、酸価68及び粘度6.8dPa.sを有する。
アクリレート樹脂溶液IV 3入り特殊鋼製釜中に次のものを前もつて装入し、11
0℃に加熱する: 前与:ソルベノンPM 235 部 酢酸ブチル98/100 235 部 次亜燐酸 0.16部 3時間以内に次のものを均等に供給する: 供給1 スチロール 140部 ブタンジオールジメタクリレート 182部 n−ブチルアクリレート 133部 t−ブチルアクリレート 175部 チオ乳酸 70部 供給2 4−ビニルピリジン 70部 4時間以内に次のものを均等に供給する: 供給3 ソルベノンPM 161.2部 酢酸ブチル98/100 161.2部 アゾビスイソブチロニトリル 22.4部 供給1、2及び3を均等に開始し、重合中温度を110℃
で保ち、3を供給した後に2時間後重合させる。得られ
る澄明なアクリレート樹脂溶液は粘度2.1dPa.s、固体4
8.5%及び酸価52を有する。
アクリレート樹脂溶液V 3入り特殊鋼製釜中に次のものを前もつて装入する: 前与:酢酸ブチル98/100 266部 キシロール 266部 この前与物を112℃に加熱し、供給1及び2を3時間以
内に112℃で均等に供給する。
供給1 ブチルメタクリレート 70部 ブタンジオールジアクリレート 105部 スチロール 175部 t−ブチルアクリレート 210部 2−エチルヘキシルアクリレート 70部 t−ドデシルメルカプタン 42部 供給2 無水マレン酸 70部 酢酸ブチル98/100 70部 キシロール 70部 3.5時間以内に供給3を均等に供給し、全供給の開始を
同時にする。
供給3 2,2′ビスアゾ(2−メチルブチロニトリル)2
3.8部 酢酸ブチル98/100 47.6部 キシロール 47.6部 供給3の終了後、114℃で2時間後重合させる。アクリ
レート樹脂溶液は固体49%及び粘度3.1dPa.sを有する。
このアクリレート樹脂溶液に、 2−アミノピリジン 53.6部 2−メトキシプロピルアセテート−2 109 部 を添加し、80℃で無水マレイン酸コポリマーに付加させ
る。80℃で3.5時間後、反応は終了し、澄明かつ無色の
アクリレート樹脂溶液は粘度9.5dPa.s、酸価57、アミン
当量1400±20及び固体49.4%を有する アクリレート樹脂溶液VI 3入り特殊鋼釜中に次のものを前もつて装入する: 前与:1−メトキシプロピルアセテート−2 197部 酢酸ブチル 197部 前与物を110℃に加熱し、3時間以内に供給1及び2を
均等に供給する。
供給1 スチロール 140 部 ブタンジオールジメタクリレート 140 部 ブタンジオールモノアクリレート 70 部 n−ブチルアクリレート 105 部 t−ブチルアクリレート 175 部 メルカプトエタノール 31.5部 供給2 イミドゾイエチルメタクリレート 70 部 供給3 2,2′−ビスアゾブチロニトリル 25.2部 酢酸ブチル98/100 181.3部 1−メトキシプロピルアセテート−2 181.3部 4時間以内に供給3を均等に供給する。供給1、2及び
3の開始を同時にし、重合中温度を110℃に保つ。3の
供給後、更に3時間110℃で後重合させる。そうして得
る澄明な無色のアクリレート樹脂溶液を引続き120℃で
無水コハク酸81部と反応させてCOOH−アクリレートにす
る。得られるアクリレート樹脂溶液は粘度7.2dPa.s、固
体52.3%及び酸価68を有する。
アクリレート樹脂溶液VII 3入り特殊鋼釜中に次のものを前もつて装入する: キシロール 286部 酢酸ブチル98/100 286部 ブタノール−2 143部 前与物を110℃に加熱し、3時間以内に供給1及び2を
均等に供給する。
供給1 メチルメタクリレート 183部 β−カルボキシエチルアクリレート 144部 t−ブチルアクリレート 136部 ジビニルベンゾール(エチルスチロール中62%の異性体
混合物) 97部 ヒドロキシエチルメタクリレート 80部 n−ブチルアクリレート 80部 メルカプトエタノール 44部 供給2 ビニルピリジン 80部 4時間以内に供給3を供給し、全供給の開始を同時に
し、重合中温度を110℃に保つ。
供給3 2,2′−ビスアゾ(2−メチルブチロニトリ
ル) 27.2部 キシロール 62 部 酢酸ブチル98/100 62 部 ブタノール−2 31 部 供給3の終了後、更に2時間110℃で後重合する。そう
して得る澄明のアクリレート樹脂溶液は固体50.5%、酸
価64.2及び粘度12.0dPa.sを有する。
アクリレート樹脂溶液VIII 3入り特殊鋼釜中に次のものを前もつて装入する: キシロール 479部 ジメチルホルムアミド 239部 前与物を110℃に加熱し、3時間以内に供給1及び2を
均等に供給する。
供給1 ジメチルアミナエチルメタクリレート80 部 供給2 メチルメタクリレート 183 部 ヒドロキシブチルアクリレート 80 部 ジビニルベンゾール(エチルスチロール中61%の異性体
混合物) 47 t−ブチルアクリレート 200 ヒドルキシエチルメタクリレート 80 部 n−ブチルアクリレート 80 メルカプトエタノール 44 部 次亜燐酸 0.24部 4時間以内に供給3を供給する。供給1、2及び3の開
始は同時に行なう。
供給3 2,2′−ビスアゾ(2−メチルブチロニトリ
ル) 27.2 キシロール 103 ジメチルホルムアミド 51 部 重合中温度を110℃で保ち、供給3の終了後更に2時間1
10℃で後重合させる。次いで無水マレイン酸101部を添
加し、酸価71及び粘度(最初、23℃)8.2dPa.sが達成さ
れるまで、コポリマーのヒドロキシル基に100℃で付加
させる。次いで溶剤混合物340部を溜去し、酢酸ブチル9
8/100(270部)で溶解する。そうして得る分枝鎖アクリ
レート溶液は固体56.6%、粘度13.5dPa.s及び酸価70.5
を有する。
アクリレート樹脂IX 3入り特殊鋼釜中に次のものを前もつて装入する: キシロール 480部 ジメチルホルムアミド 240部 前与物を110℃に加熱し、3時間以内に供給1を供給す
る: 供給1 メチレメタクリレート 160部 ジメチルアミノエチルメタクリレート 80部 n−ブチルアクリレート 120部 スチロール 200部 1,4−ブタンジオールモノアクリレート 100部 ヒドロキシエチルメタクリレート 80部 ヘキサメチレンビスメタクリルアミド 60部 メルカプトエタノール 28部 4時間以内に供給2を供給する。供給1及び2の開始は
同時に行なう。
供給2 t−ブチルペンエチルヘキサノエート 36部 キシロール 96部 ジメチルホルムアミド 48部 重合中温度を110℃で保つ。供給2の終了後、更に3時
間110℃で後重合させる。次いで無水マレイン酸101部を
100℃で添加し、酸価70が達成されるまで、OH−アクリ
レートに付加させる。次いで溶剤混合物227部を溜去
し、n−ブタノール320部を添加する。そうして得る分
枝鎖アクリレート樹脂溶液は固体49.5%、酸価68.3及び
粘度18dPa.s(最初)を有する。
B) 着色ペーストの製造 顔料ペーストを次の処方に依りそのつど40分間実験室用
サンドミル上で分散した(粒度10μm)。
ペースト25/2 アクリレート樹脂II 36.0 抗沈殿剤 1.5 層珪酸塩 1.0 モリブデン酸鉛顔料 50.0 メトキシプロピルアセテート 13.0 ペースト25/3 アクリレート樹脂I 37.0 抗沈殿剤 1.5 二酸化チタン−金紅石−顔料 53.0 メトキシプロピルアセテート 8.5 ペースト25/4 アクリレート樹脂I 90.0 銅−フタロシアニン−緑色顔料 8.0 メトキシプロピルアセテート 2.0 C) ラツカーの製造及び試験 次の処方により上塗りラツカーを調製し、ナイフでガラ
スプレート上に延引し(乾燥層厚40μm)、室温で又は
強制的に30分間60℃で乾燥させ、6日間室温で貯蔵し、
次いで試験する。
振子衝撃強さ:ケーニツヒ(Knig)によるベンジン
−(DIN51604によるFAN試験動力用燃料)及びキシロー
ル安定性:それぞれ溶剤を含浸させたフエルト片で5分
間の負荷(被いをかける)。
例 1 アクリレート樹脂I 43.9 ペースト25/3 43.9 シリコン溶液 1.0 EEW190を有するビスフエノールAを基礎とするエポキシ
ド樹脂 6.5 メトキシプロピルアセテート 4.7 結果: 乾燥:30分間60℃ 室温 6日間後の振子衝撃強さ:137秒 101秒 6日間後のキシロールに対する安定性 i.O. i.O. 6日間後のベンジンに対する安定性 i.O. i.O. 例 2 アクリレート樹脂I 44.8 ペースト25/3 44.8 シリコン溶液 1.0 3,4−エポキシ−シクロヘキシルメチル−3,4−エポキシ
−シクロヘキサンカルボキシレート 4.4 メトキシプロピルアセテート 5.0 結果: 乾燥:30′60℃ 室温 6日間後の振子衝撃強さ:147秒 109秒 6日間後のキシロールに対する安定性:i.O. i.O. 6日間後のベンジンに対する安定性:i.O. i.O. 例 3 アクリレート樹脂I 31.5 ペースト25/4 52.5 シリコン溶液 1.3 EEW190を有するビスフエノールAを基礎とするエポキシ
ド樹脂 8.6 メトキシプロピルアセテート 6.1 結果: 乾燥:30分間60℃ 室温 6日間後の振子衝撃強さ:167秒 111秒 6日間後のキシロールに対する安定性:i.O. i.O. 6日間後のベンジンに対する安定性:i.O. i.O. 例 4 アクリレート樹脂II 43.7 ペースト25/3 43.7 シリコン溶液 1.0 EEW190を有するビスフエノールAを基礎とするエポキシ
ド樹脂 6.9 メトキシプロピルアセテート 4.7 結果: 乾燥:30分間60℃ 室温 6日間後の振子衝撃強さ:67秒 72秒 6日間後のキシロールに対する安定性:i.O. 弱い標識 6日間後のベンジンに対する安定性:i.O. 弱い標識 例 5 アクリレート樹脂VIIをソルビトール(エポキシド当量1
80)を基礎とするポリグリシジルエーテルと82/18(固
体対固体)の割合で混合し、酢酸ブチルで25″DIN4に希
釈し、ガラス板上にナイフ塗布する(湿潤薄膜厚200μ
m)。
乾燥 30分間60゜ 室温 3日間後の振子衝撃強さ 98″ 81″ 網状化試験メチルエチルケトン(ダブルストローク)20
0DH 200DH 例 6 アクリレート樹脂VIIIをノボラツク−ポリグリシジルエ
ーテル(エポキシド当量178)と82/18(固体対固体)の
割合で混合し、キシロールで希釈し、ガラス板上にナイ
フ塗布する(湿潤薄膜厚200μm)。室温で6日間の乾
燥後、振子衝撃強さ70″を達成する。メチルエチルケト
ンでの網状化試験は155ダブルストロークを示す。
実験報告A カルボキシル基を有する2種のアクリレートコポリマー
を製造し、この際、例aでは数個のエチレン性不飽和モ
ノマー分が2.9重量%であり、例bでは20重量%であ
る。アクリレート樹脂 a(特開昭59−49211号による エチルグリコールアセテート 332T 装入モノマー: t−ブチルアクリレート 1080T エチルアクリレート 495T アクリル酸 225T トリメチロールプロパントリアクリレート 54T t−ドデシルメルカプタン 54T エチルグリコールアセテート 129T 開始剤タンク: 2,2′−アゾビス(2−メチルブチロニトリル) 30T エチルグリコールアセテート 139T 操作:115℃、3h. 固体:1h/130℃=68.7%(90%変換率) 粘度:>40dPas SZ:104 分散度(w:n)=4.99アクリレート樹脂 b(本発明による) 溶剤ナフサ 542T ソルベッソ(Solvesso)150 9.3T 装入モノマー: メチルメタクリレート 100T n−ブチルアクリレート 100T ヘキサンジオールジアクリレート 200T スチロール 200T t−ブチルアクリレート 150T エチルヘキシルアクリレート 100T アクリル酸 150T メルカプトエタノール 50T 開始剤タンク: 2,2′−アゾビス(2−メチル−ブチロニトリル)34T ブタノール 325.5T ブチルグリコールアセテート 108.4T ソルベッソ150 99.1T 操作:115℃、3h. 固体:48.8%(97.6%変換率) 粘度:5.1dPas 分散度(w:n)=49.8 例aで得たポリマー溶液から、揮発性成分を分離した。
揮発性成分は、A−ブチルアクリレート約4〜5重量%
を含有した(GC−MS−カップリング:混合法).僅少量
のみの他のモノマーが確認された。
実験報告B: ポリマー固体を76%の代りに50%とした点を変えて、特
開昭59−49211号公報例2を繰り返した。他のすべての
パラメータは同じにした。
攪拌機、還流冷却器及び装入装置を備えた4−不錆鋼
製釜中に装入する: 受器を115℃に加熱し、次いで、3時間かかってモノマ
ー装入物を一様に導入し、3時間かかって開始剤を導入
する。開始剤装入の開始は、モノマー装入の5分前であ
る。重合の間に、温度を115℃に保持する。
固体42.4%に達し(1時間130℃)、粘度は0.45dPas
(当初23℃)である。モノマー変換率は84.8%である。
実験報告C 多エチレン性不飽和モノマー7.5重量%の使用下におけ
るアクリレート樹脂cの製造: 1.アクリレート樹脂の製造 不銹鋼製釜中に キシロール 381.2部 1−メトキシプロピルアセテート−2 381.2部 ブタノール 190.6部 を予め装入する。
このモノマー装入物中に メチルメタクリレート 229部 t−ブチルアクリレート 170部 ジビニルベンゾール 75部 エチルスチロール 46部 ヒドロキシエチルメチクリレート 100部 n−ブチルアクリレート 240部 アクリル酸 140部 メルカプトエタノール 55部 を秤量導入する。
この開始剤中装入物に 2,2′アゾビス(2−メチルブタンニトリル 34 部 キシロール 54.4部 1−メトキシプロピルアセテート−2 54.4部 2−ブタノール 27.2部 を秤量導入する。
反応器を110℃に加熱し、3時間かかって、モノマー装
入物を配量供給する。4時間かかって開始剤装入物を配
量供給する。その後、3時間後重合させる。
次の特性値を有する澄明なアクリレート樹脂溶液が得ら
れる: 固体:(1h/130℃)49.4% 粘度:23℃で1.6dPa.s 酸価:101(mgKOH/g) 変換率:98.8% 2.アクリレート樹脂cの特性値とアクリレート樹脂a
(特開昭59−49211号により得た)の特性値との比較 アクリレート樹脂a: 固体:(1h/130℃)68.7% 粘度:>40dPa.s;固体50%まで減少:23℃で6.4dPa.s 酸価:104(mgKOH/g) 変換率:90% 3.エポキシド樹脂−架橋剤を用いるアクリレート樹脂a
及びcの架橋 アクリレート樹脂a及びcをそれぞれエポキシド樹脂E1
及びE2で架橋させる。
E1:ビスフェーノールAのジグリシジルエーテルをベー
スとする、市販名Epikote828 E2:アクリル化されたメラミン樹脂のエポキシ化された
反応生成物、市販名Santolink LSE 4103(Monsanto社) 双方のカルボキシル基を含有するアクリレート樹脂a及
びcを双方のエポキシド樹脂と混合する、この際、エポ
キシド基対COOH−基の比は1:1である。それぞれ触媒と
してのテトラブチルアンモニウムヨージド0.5%を加
え、メトキシプロパノールで約30秒の流出粘度(DIN4−
becher)になるまで希釈する。この混合物を200μmの
湿膜厚さでガラス板上にドクター塗りし、160℃で30分
焼き付ける。
炉から出て2時間後に、振子硬度を測定し、スーパーベ
ンジン及びキシロールに対する安定性を試験する。この
際、それぞれ、フェルト板(φ3.5cm)を溶剤で湿ら
せ、これでフィルム上を5分被う。その後、この処理し
た個所をマーク付き(Markierung=M)及び軟化(Erwe
ichung=E)に関して検査する、この際、0〜3のスケ
ールに等級付けする(0はEがない、Mがないこと、3
は強いE及び強いMを意味する)。次表に対の数値M/E
を示す: スーパーベンジンでを負荷テスト: スーパーベンジンでの負荷テストの際には、スパーベン
ジンで湿めされたフェルト板をフィルム上に0.5時間も
しくは1時間又は2時間又は3時間置く。
0.5h 0.5/1 0/0 1h 1/1 0.5/0 2h 1/1 0.5/0 3h 1.5/1.5 1/0 水滴テスト この水滴テストにおいては、水1mlをフィルム上に施与
する。この水を50℃でフィルム上に作用させる。引続き
マーク付けられた面積を測定する。
363mm2 16mm2 16mm2 9mm2
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08F 220/28 MML 220/32 MMP 220/38 MMU 220/56 MNJ 226/00 MNL 230/02 MNS 246/00 MPY C09D 133/08 PFY (56)参考文献 特開 昭48−89947(JP,A) 特開 昭59−187068(JP,A) 特開 昭50−113593(JP,A) 特開 昭59−49211(JP,A)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも2個の重合可能な、オレフィン
    系不飽和二重結合を有するモノマー、官能基を有するモ
    ノマー及び1個のオレフィン系不飽和二重結合を有する
    他の重合可能なモノマーの共重合によって得られる、カ
    ルボキシル基を含有し、酸価15〜200を有する、可溶性
    の、予備網状化されたアクリレートコポリマーを製造す
    る場合に、 a1): 1) 一般式 [式中 R=H又はCH3、 X=O、NR′S、R′=H、アルキル、アリール、 n=2〜8]の化合物、 2) 重合可能な、オレフィン系不飽和二重結合を有す
    るカルボン酸およびグリシジルアクリレート及び/又は
    グリシジルメタクリレートからの反応生成物、 3) 不飽和の、重合可能な二重結合を有するアルコー
    ルでエステル化されたポリカルボン酸又は、不飽和の、
    重合可能な二重結合を有するアルコールでエステル化さ
    れたモノカルボン酸、 4) ジオレフィン、 5) ポリイソシアネートと不飽和の、重合可能な二重
    結合を有するアルコール又はアミンとの反応生成物及び 6) ポリエチレングリコール及び/又はポリプロピレ
    ングリコールのアクリル酸及び/又はメタクリル酸との
    ジエステル から選択された、少なくとも2個の重合可能なオレフィ
    ン系不飽和二重結合を有するモノマー 5〜30重量% a2): エチレン系不飽和モノー及び/又はポリカルボン酸又は
    その半エステル及び/又はβ−カルボキシエチルアクリ
    レートから選択された、カルボキシル基含有モノマー3
    〜30重量%及び a3): 1) ビニル芳香族化合物、 2) エチレン系不飽和モノー及び/又はポリカルボン
    酸のアルキルエステル、アルコキシエチルアクリレー
    ト、−メタクリレート、アリールオキシエチルアクリレ
    ート及び−メタクリレート、アクリルニトリル、メタク
    リルニトリル、酢酸ビニルおよび塩化ビニル、 3) ヒドロキシル基含有モノマー、 4) 燐酸基を有するモノマー及び 5) 三級アミノ基を有するモノマー から選択された、1個の重合可能なオレフィン系不飽和
    二重結合を有する他のモノマー 最低40重量% (この際、a1)、a2)及びa3)の合計は100重量%であ
    り、モノマー成分の少なくとも1種のモノマーは、アク
    リレートモノマーである)を、有機溶剤中、70〜130℃
    で、モノマーの総重量に対して少なくとも0.5重量%の
    重合調節剤の使用下に、かつ重合開始剤の使用下に共重
    合させて、予備網状化された非ゲル化生成物にし、この
    際、アクリレートコポリマーを製造するための重合を、
    固体含分40〜65重量%のポリマーの溶液が生じるように
    実施することを特徴とする、可溶性の、予備網状化され
    たアクリレートコポリマーの製法。
  2. 【請求項2】少なくとも2個の重合可能な、オレフィン
    系不飽和二重結合を有するモノマー、官能基を有するモ
    ノマー及び1個のオレフィン系不飽和二重結合を有する
    他の重合可能なモノマーの共重合によって得られる、カ
    ルボキシル基を含有し、酸価15〜200を有する、可溶性
    の、予備網状化されたアクリレートコポリマーを製造す
    る場合に、 a1): 1) 一般式 [式中 R=H又はCH3、 X=O、NR′S、R′=H、アルキル、アリール、 n=2〜8]の化合物、 2) 重合可能な、オレフィン系不飽和二重結合を有す
    るカルボン酸およびグリシジルアクリレート及び/又は
    グリシジルメタクリレートからの反応生成物、 3) 不飽和の、重合可能な二重結合を有するアルコー
    ルでエステル化されたポリカルボン酸又は、不飽和の、
    重合可能な二重結合を有するアルコールでエステル化さ
    れたモノカルボン酸、 4) ジオレフィン、 5) ポリイソシアネートと不飽和の、重合可能な二重
    結合を有するアルコール又はアミンとの反応生成物及び 6) ポリエチレングリコール及び/又はポリプロピレ
    ングリコールのアクリル酸及び/又はメタクリル酸との
    ジエステル から選択された、少なくとも2個の重合可能なオレフィ
    ン系不飽和二重結合を有するモノマー3〜30重量%以上 a2): エチレン系不飽和モノー及び/又はポリカルボン酸又は
    その半エステル及びβ−カルボキシエチルアクリレート
    から選択された、カルボキシル基含有モノマー3〜30重
    量% a3): 1個の重合可能なオレフィン系不飽和二重結合を有する
    三級アミン 0.1〜20重量% a4): エチレン系不飽和カルボン酸のヒドロキシアルキルエス
    テルから選択された、ヒドロキシル基含有モノマー0〜
    40重量% a5): 1) ビニル芳香族化合物、 2) エチレン系不飽和モノー及び/又はポリカルボン
    酸のアルキルエステル、アルコキシエチルアクリレート
    及び−メタクリレート、アリールオキシエチルアクリレ
    ート及び−メタクリレート、アクリルニトリル、メタク
    リルニトリル、酢酸ビニルおよび塩化ビニル及び 3) 燐酸基を有するモノマー から選択された、1個の重合可能なオレフィン系不飽和
    二重結合を有する他のモノマー 0〜80重量% (この際、a1)、a2)、a3)、a4)及びa5)の合計は10
    0重量%であり、モノマー成分の少なくとも1個のモノ
    マーは、アクリレートモノマーである)を有機溶剤中、
    70〜130℃で、モノマーの総重量に対して少なくとも0.5
    重量%の重合調節剤の使用下に、かつ重合開始剤の使用
    下に共重合させて、予備網状化された非ゲル化生成物に
    し、この際、アクリレートコポリマーを製造するための
    重合を、固体含分40〜65重量%のポリマーの溶液が生じ
    るように実施することを特徴とする、可溶性の、予備網
    状化されたアクリレートコポリマーの製法。
  3. 【請求項3】少なくとも2個の重合可能な、オレフィン
    系不飽和二重結合を有するモノマー、官能基を有するモ
    ノマー及び1個のオレフィン系不飽和二重結合を有する
    他の重合可能なモノマーの共重合によって得られる、カ
    ルボキシル基を含有し、酸価15〜200を有する、可溶性
    の、予備網状化されたアクリレートコポリマーを製造す
    る場合に、 a1): 1) 一般式 [式中 R=H又はCH3、 X=O、NR′S、R′=H、アルキル、アリール、 n=2〜8]の化合物、 2) 重合可能な、オレフィン系不飽和二重結合を有す
    るカルボン酸およびグリシジルアクリレート及び/又は
    グリシジルメタクリレートからの反応生成物、 3) 不飽和の、重合可能な二重結合を有するアルコー
    ルでエステル化されたポリカルボン酸又は、不飽和の、
    重合可能な二重結合を有するアルコールでエステル化さ
    れたモノカルボン酸、 4) ジオレフィン、 5) ポリイソシアネートと不飽和の、重合可能な二重
    結合を有するアルコール又はアミンとの反応生成物及び 6) ポリエチレングリコール及び/又はポリプロピレ
    ングリコールのアクリル酸及び/又はメタクリル酸との
    ジエステル から選択された、少なくとも2個の重合可能なオレフィ
    ン系不飽和二重結合を有するモノマー3〜30重量%以上 a2): 1個の重合可能なオレフィン系不飽和二重結合を有する
    三級アミン 0.1〜20重量% a3): エチレン系不飽和カルボン酸のヒドロキシアルキルエス
    テルから選択された、ヒドロキシル基含有モノマー5〜
    40重量% 及び a4): 1) ビニル芳香族化合物、 2) エチレン系不飽和モノー及び/又はポリカルボン
    酸のアルキルエステル、アルコキシエチルアクリレート
    及び−メタクリレート、アリールオキシエチルアクリレ
    ート及び−メタクリレート、アクリルニトリル、メタク
    リルニトリル、酢酸ビニルおよび塩化ビニル及び 3) 燐酸基を有するモノマー から選択された、1個のオレフィン系不飽和二重結合を
    有する他の重合可能なモノマー 0〜80重量% (この際、a1)、a2)、a3)及びa4)の合計は100重量
    %であり、モノマー成分の少なくとも1個のモノマー
    は、アクリレートモノマーである)を有機溶剤中、70〜
    130℃で、モノマーの総重量に対して少なくとも0.5重量
    %の重合調節剤の使用下及び重合開始剤の使用下に共重
    合させて、予備網状化された非ゲル化生成物にし、この
    際、アクリレートコポリマーを製造するための重合を、
    固体含分40〜65重量%のポリマーの溶液を生じるように
    実施し、この共重合の終了後に、 a5): フタル酸、テトラヒドロフタル酸、ヘキサヒドロフタル
    酸及び無水コハク酸並びにこれらのハロゲン化された誘
    導体及び無水マレイン酸から選択された環状無水カルボ
    ン酸 との反応を実施することを特徴とする、可溶性の、予備
    網状化されたアクリレートコポリマーの製法。
  4. 【請求項4】少なくとも2個の重合可能なオレフィン系
    不飽和二重結合を有するモノマー、官能基を有するモノ
    マー及び1個のオレフィン系不飽和二重結合を有する他
    の重合可能なモノマーの共重合によって得られる、カル
    ボキシル基を含有し、酸価15〜200を有する、可溶性
    の、予備網状化されたアクリレートコポリマーを製造す
    る場合に、 a1): 1) 一般式 [式中 R=H又はCH3、 X=O、NR′S、R′=H、アルキル、アリール、 n=2〜8]の化合物、 2) 重合可能な、オレフィン系不飽和二重結合を有す
    るカルボン酸およびグリシジルアクリレート及び/又は
    グリシジルメタクリレートからの反応生成物、 3) 不飽和の、重合可能な二重結合を有するアルコー
    ルでエステル化されたポリカルボン酸又は、不飽和の、
    重合可能な二重結合を有するアルコールでエステル化さ
    れたモノカルボン酸、 4) ジオレフィン、 5) ポリイソシアネートと不飽和の、重合可能な二重
    結合を有するアルコール又はアミンとの反応生成物及び 6) ポリエチレングリコール及び/又はポリプロピレ
    ングリコールのアクリル酸及び/又はメタクリル酸との
    ジエステル から選択された、少なくとも2個の重合可能なオレフィ
    ン系不飽和二重結合を有するモノマー3〜30重量%以上 a2): 環状無水カルボン酸基を有するモノマー 1〜25重量% 及び a3): 1) ビニル芳香族化合物及び/又は 2) エチレン系不飽和モノー及び/又はポリカルボン
    酸のアルキルエステル、アルコキシエチルアクリレート
    及び−メタクリレート、アリールオキシエチルアクリレ
    ート及び−メタクリレート、アクリルニトリル、メタク
    リルニトリル、酢酸ビニルおよび塩化ビニル、 3) ヒドロキシル基含有モノマー、 4) 燐酸基を有するモノマー及び 5) 三級アミノ基を有するモノマー から選択された、1個のオレフィン系不飽和二重結合を
    有する他の重合可能なモノマー 45〜80重量% (この際、a1)、a2)及びa3)の合計は100重量%であ
    り、モノマー成分の少なくとも1個のモノマーは、アク
    リレートモノマーである)を有機溶剤中、70〜130℃
    で、モノマーの総重量に対して少なくとも0.5重量%の
    重合調節剤の使用下及び重合開始剤の使用下に共重合さ
    せて、予備網状化された非ゲル化生成物にし、この際、
    アクリレートコポリマーを製造するための重合を、固体
    含分40〜65重量%の重合体の溶液を生じるように実施
    し、この共重合反応の後に、この共重合体に a4): 1) 三級アミノ基を有するアルコール 2) 三級アミノ基を有するチオアルコール及び 3) 三級アミノ基を有する一級又は二級アミン から選択された、無水酸基と反応しうる水素少なくとも
    1個と少なくとも1個の三級アミノ基を有する化合物を
    反応させることを特徴とする、可溶性の、予備網状化さ
    れたアクリレートコポリマーの製法。
  5. 【請求項5】少なくとも2個の重合可能な、オレフィン
    系不飽和二重結合を有するモノマー、官能基を有するモ
    ノマー及び1個のオレフィン系不飽和二重結合を有する
    他の重合可能なモノマーの共重合によって得られる、カ
    ルボキシル基を含有し、酸価15〜200を有する、可溶性
    の、予備網状化されたアクリレートコポリマーを製造す
    る場合に、 a1): 1) 一般式 [式中 R=H又はCH3、 X=O、NR′S、R′=H、アルキル、アリール、 n=2〜8]の化合物及び/又は 2) 重合可能な、オレフィン系不飽和二重結合を有す
    るカルボン酸およびグリシジルアクリレート及び/又は
    グリシジルメタクリレートからの反応生成物、 3) 不飽和の、重合可能な二重結合を有するアルコー
    ルでエステル化されたポリカルボン酸又は不飽和の、重
    合可能な二重結合を有するアルコールでエステル化され
    たモノカルボン酸、 4) ジオレフィン、 5) ポリイソシアネートと不飽和の、重合可能な二重
    結合を有するアルコール又はアミンとの反応生成物及び 6) ポリエチレングリコール及び/又はポリプロピレ
    ングリコールのアクリル酸及び/又はメタクリル酸との
    ジエステル から選択された、少なくとも2個の重合可能なオレフィ
    ン系不飽和二重結合を有するモノマー3〜30重量%以上 a2): エチレン系不飽和カルボン酸のグリシジルエステル及び
    /又はオレフィン系不飽和化合物のグリシジルエーテル
    1〜30重量% 及び a3): 1) ビニル芳香族化合物、 2) エチレン系不飽和モノー及び/又はポリカルボン
    酸のアルキルエステル、アルコキシエチルアクリレート
    及び−メタクリレート、アリールオキシエチルアクリレ
    ート及び−メタクリレート、アクリルニトリル、メタク
    リルニトリル、酢酸ビニルおよび塩化ビニル、 3) ヒドロキシル基含有モノマー、 4) 燐酸基を有するモノマー及び 5) 三級アミノ基を有するモノマー から選択された、1個のオレフィン系不飽和二重結合を
    有する他の重合可能なモノマー 40〜95重量% (この際、a1)、a2)及びa3)の全モノマーの合計は10
    0重量%であり、モノマー成分の少なくとも1個はアク
    リレートモノマーである)を有機溶剤中、70〜130℃
    で、モノマーの総重量に対して少なくとも0.5重量%の
    重合調節剤及び重合開始剤の使用下に共重合させて、予
    備網状化された非ゲル化生成物にし、この際、アクリレ
    ートコポリマーを製造するための重合を、固体含分40〜
    65重量%のポリマーの溶液が生じるように実施し、この
    共重合反応の後に、 a4): 1個の二級アミノ基を有するアミン又は少なくとも1個
    の三級アミノ基及び1個の一級又は二級アミノ基を有す
    るジー又はポリアミン及び/又は a5): 1個の三級窒素原子を有するカルボン酸及び/又は a6): フタル酸、テトラヒドロフタル酸、ヘキサヒドロフタル
    酸及び無水コハク酸並びにこれらのハロゲン化された誘
    導体及び無水マレイン酸から選択された環状無水カルボ
    ン酸 と反応させることを特徴とする、可溶性の、予備網状化
    されたアクリレートコポリマーの製法。
  6. 【請求項6】重合調整剤として、メルカプト基を有する
    化合物を使用することを特徴とする、請求の範囲第1項
    から第3項までのいずれか1項記載の方法。
  7. 【請求項7】調整剤として、一級SH−基を有するメルカ
    プタン以外のメルカプト基含有化合物を使用することを
    特徴とする、請求の範囲第4項記載の方法。
  8. 【請求項8】開始剤として、アゾ化合物及び/又はペル
    オキシエステルを使用することを特徴する、請求の範囲
    第1項から第7項までのいずれか1項記載の方法。
JP61504628A 1985-09-30 1986-08-20 可溶性のアクリレートコポリマーの製法 Expired - Lifetime JPH0733411B2 (ja)

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