JPH073335A - 鋼板上残留水の除去方法および除去装置 - Google Patents

鋼板上残留水の除去方法および除去装置

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JPH073335A
JPH073335A JP15062693A JP15062693A JPH073335A JP H073335 A JPH073335 A JP H073335A JP 15062693 A JP15062693 A JP 15062693A JP 15062693 A JP15062693 A JP 15062693A JP H073335 A JPH073335 A JP H073335A
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JP
Japan
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steel plate
roller
residual water
bearing
steel sheet
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Pending
Application number
JP15062693A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Ishii
裕昭 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
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Publication of JPH073335A publication Critical patent/JPH073335A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/20Recycling

Landscapes

  • Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 オンライン制御後の鋼板上の残留水を、鋼板
尾端の上反りに邪魔されることなく流下除去することを
技術的課題とし、もって鋼板上の残留水を確実にかつ安
全に除去することにある。 【構成】 鋼板K上の残留水Wを、鋼板Kの送り出し時
に、鋼板Kを板幅方向に傾斜させることにより、自重に
より鋼板K上を流下させ、そのまま鋼板Kの側端縁から
落下させて除去し、鋼板Kの傾斜時に、鋼板Kの側面を
ガイドローラ5で支持して、鋼板Kに斜行を生じさせる
ことなく、安全に搬送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋼板のオンライン制御
冷却後における、鋼板上の残留水の除去方法および除去
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、制御冷却後における鋼板上の残留
水を除去する手段として、例えば、特開昭60−149
731号公報に開示のものが存在する。この従来技術
は、制御冷却後の鋼板上に水を扇状に噴射し、その水圧
によって残留水を鋼板上から除去するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術においては、鋼板が平坦な場合は残留水を効果的
に除去することができるものの、鋼板が平坦でない場合
には残留水を確実に除去することが困難であると云う問
題があった。
【0004】例えば、図2と図3に示すように、鋼板K
の尾端が上反りしている場合にあっては、水を噴射して
も残留水Wは鋼板Kの尾端から完全に流れ落ちることが
できず、その部分に残ってしまう。この傾向は鋼板Kの
上反りの程度が大きいほど顕著であり、鋼板Kに残留水
Wが滞留すると、その部分のみが過冷却されることにな
る等、鋼板Kの品質低下の原因となる。
【0005】そこで、本発明は、上記した従来技術にお
ける問題点を解消すべく創案されたもので、鋼板尾端の
上反りに邪魔されることなく、鋼板上の残留水を自重に
より流下させることを技術的課題とし、もって鋼板上の
残留水を確実にかつ安全に除去することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
る本発明の方法手段は、オンライン制御冷却後における
鋼板の送り出し時に実施されること、送り出される鋼板
を板幅方向に傾斜させること、この鋼板の傾斜程度は、
鋼板上の残留水が、自重により鋼板上から流下する程度
とすること、にある。
【0007】また、上記技術的課題を解決する本発明の
構成手段は、オンライン制御冷却後の鋼板を搬送するテ
ーブルローラを有すること、このテーブルローラのロー
ラ軸を、このローラ軸の軸芯方向にスライド自在に軸受
けで支持させる自在継手を有すること、反駆動側の軸受
けを昇降変位させる昇降装置を有すること、駆動側の軸
受け側のテーブルローラ上に、このテーブルローラ上の
鋼板側面に、昇降変位して当接可能に配置されたガイド
ローラを有すること、にある。
【0008】ガイドローラを、基端部を駆動側の軸受け
に、上下に揺動可能にピンで軸止され、テーブルローラ
のローラ軸の軸芯方向に伸縮自在な伸縮装置の先端に、
回動自在に軸止するのが有効である。
【0009】
【作用】オンライン制御冷却後の、送り出される鋼板
を、この鋼板の板幅方向、すなわち搬送方向と直交する
方向に傾斜させるので、鋼板上の残留水は、鋼板尾端の
上反りに邪魔されることなく、鋼板の傾斜方向に自重に
より流下し、鋼板の側端縁から自然落下して除去され
る。
【0010】すなわち、オンライン制御冷却後の鋼板
が、この鋼板を送り出すテーブルローラ上に進入したな
らば、このテーブルローラのローラ軸の反駆動側の軸受
けを、昇降装置により所定量上昇変位させ、この反駆動
側の軸受けの上昇変位により、テーブルローラのテーブ
ル面をローラ軸方向に傾斜させる。
【0011】このローラテーブルのテーブル面の傾斜変
位に際して、反駆動側の軸受けが上昇変位することによ
り、長さの不変なローラ軸と軸受けとの距離、および軸
受けに対するローラ軸の軸芯の組付き角度が変化する
が、ローラ軸は、軸受けに対してローラ軸の軸芯方向に
スライド自在に組付いた自在継手を介して取付けられて
いるので、ローラ軸と軸受けとの距離の変化は、自在継
手の軸受けに対するスライド変位により、また軸受けに
対するローラ軸の軸芯の組付き角度の変化は、自在継手
の曲がりにより、それぞれ支障なく達成される。
【0012】テーブルローラのテーブル面のローラ軸方
向への傾斜により、テーブルローラ上の搬送中の鋼板
は、その板幅方向である搬送方向と直交する方向に傾斜
するので、この鋼板の傾斜により、鋼板上の残留水は、
自重により流下し、鋼板の側端縁から落下する。
【0013】テーブルローラが傾斜した状態では、駆動
側軸受け側のテーブル面上に、このテーブルローラ上の
鋼板の側面に当接可能に、ガイドローラが配置されてい
るので、傾斜したテーブルローラ上の鋼板は、その傾斜
した下側の側面をガイドローラで支持された状態で搬送
されることになり、これにより鋼板は、傾斜しながら搬
送されるにも係わらず、斜行することなく搬送されるこ
とになる。
【0014】このテーブルローラで搬送中の鋼板の側面
を支持するガイドローラは、反駆動側軸受けの昇降変
位、すなわちテーブルローラの傾斜に同期して、かつテ
ーブルローラの傾斜量に適合して昇降変位し、これによ
りテーブルローラ上の鋼板の側面に確実に当接するよう
に高さ位置を調整される。
【0015】ガイドローラを、駆動側軸受けに、上下に
揺動可能にピンで軸止され、テーブルローラのローラ軸
の軸芯方向に伸縮自在である伸縮装置の先端に回動自在
に軸止することにより、ガイドローラの、テーブルロー
ラ上のローラ軸のローラ軸芯方向に沿った位置を調整す
ることができ、これにより板幅の異なる鋼板に対して適
正に対応し、テーブルローラの傾斜に係わらず、常に鋼
板をテーブルローラの中央部で搬送することができるこ
とになる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図1を参照して
説明する。テーブルローラ1を構成する各ローラのロー
ラ軸の両端は、それぞれ自在継手3を介して軸受け2に
組付けられており、各自在継手3は、軸受け2に対し
て、ローラ軸の軸芯方向にスライド自在に組付けられて
いる。
【0017】反駆動側の軸受け2は、油圧装置等で構成
される昇降装置4を介してベース床に設置されており、
この昇降装置4の駆動により、駆動側の軸受け2に対し
て垂直方向に昇降変位する。
【0018】駆動側軸受け2の、テーブルローラ1のテ
ーブル面の延長面よりもやや上位の箇所には、ピン7に
より油圧装置等を利用した伸縮装置6の基端が軸止され
ていて、伸縮装置6は、このピン7を回動軸として、そ
の先端部を上下に揺動変位可能とし、図示省略した駆動
手段により揺動変位するものとなっている。
【0019】この伸縮装置6は、駆動側軸受け2からテ
ーブルローラ1のテーブル面上に延出しており、この延
出端は、スプライン構造を利用して、テーブルローラ1
のローラ軸の軸芯方向に沿って変位可能となっている。
【0020】ガイドローラ5は、伸縮装置6の延出端、
すなわち先端部に回転自在に取付けられており、伸縮装
置6の揺動変位により、テーブルローラ1の傾斜変位に
対応し、伸縮装置6の伸縮変位により、鋼板Kの幅変化
に対応する。
【0021】なお、本発明は、鋼板Kを傾斜させて残留
水Wの全てを落下させ、鋼板Kを水平姿勢に戻すまでの
搬送ライン範囲に実施される。
【0022】
【発明の効果】本発明は、上記した構成となっているの
で、以下に示す効果を奏する。オンライン制御冷却後の
鋼板を、その板幅方向に傾斜させて残留水の除去を達成
するので、残留水は、鋼板尾端の上反りに邪魔されるこ
となく、鋼板の側端縁から自重により確実に流下落下
し、もって鋼板上の残留水の除去を無理なくかつ確実に
そして円滑に達成できる。
【0023】鋼板上の残留水を、鋼板の尾端の上反りに
邪魔されることなしに、確実に除去できるので、残留水
除去のために過剰に噴出水を与える必要がなく、これに
より噴出水の過剰供給によって鋼板エッジ部の過冷を助
長し、鋼板内温度分布を不均一にすることがなく、もっ
て残留水除去のために鋼板の品質を低下させると云う不
都合の発生を確実に防止することができる。
【0024】鋼板の傾斜は、反駆動側の軸受けを昇降変
位させるだけであるので、テーブルローラ傾斜のための
構造および操作が簡単であり、もって既設、新設を問わ
ず、その実施が容易である。
【0025】傾斜しながら搬送される鋼板の下側の側端
縁をガイドローラで支持するので、傾斜した状態の鋼板
を斜行させることなく安全に搬送することができ、もっ
て鋼板の搬送動作を利用して残留水の除去を安全にかつ
確実に達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の一実施例を示す正面図。
【図2】鋼板とその上の残留水を示す斜視図。
【図3】図2の側面図。
【符号の説明】
1 ; テーブルローラ 2 ; 軸受け 3 ; 自在継手 4 ; 昇降装置 5 ; ガイドローラ 6 ; 伸縮装置 7 ; ピン K ; 鋼板 W ; 残留水

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オンライン制御冷却後における鋼板(K)
    上の残留水(W) を、前記鋼板(K) の送り出し時に、該鋼
    板(K) を板幅方向に傾斜させることにより、該鋼板(K)
    上から流下させて除去する鋼板上残留水の除去方法。
  2. 【請求項2】 オンライン制御冷却後の鋼板(K) を搬送
    するテーブルローラ(1) と、該テーブルローラ(1) のロ
    ーラ軸を、該ローラ軸の軸芯方向にスライド自在に軸受
    け(2) で支持させる自在継手(3) と、反駆動側の前記軸
    受け(2) を昇降変位させる昇降装置(4) と、駆動側の前
    記軸受け(2) 側の前記テーブルローラ(1) 上に、該テー
    ブルローラ(1) 上の前記鋼板(K) 側面に、昇降変位して
    当接可能に配置されたガイドローラ(5) と、から成る鋼
    板上残留水の除去装置。
  3. 【請求項3】 ガイドローラ(5) を、基端部を駆動側の
    軸受け(2) に、上下に揺動可能にピン(7) で軸止され、
    テーブルローラ(1) のローラ軸の軸芯方向に伸縮自在な
    伸縮装置(6) の先端に回動自在に軸止した請求項2記載
    の鋼板上残留水の除去装置。
JP15062693A 1993-06-22 1993-06-22 鋼板上残留水の除去方法および除去装置 Pending JPH073335A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013215737A (ja) * 2012-04-04 2013-10-24 Jfe Steel Corp スキンパスミルの洗浄方法
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