JPH07333527A - 光量絞り装置 - Google Patents

光量絞り装置

Info

Publication number
JPH07333527A
JPH07333527A JP6129165A JP12916594A JPH07333527A JP H07333527 A JPH07333527 A JP H07333527A JP 6129165 A JP6129165 A JP 6129165A JP 12916594 A JP12916594 A JP 12916594A JP H07333527 A JPH07333527 A JP H07333527A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blades
opening
base plate
diaphragm
drive unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6129165A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Koyama
健一 小山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP6129165A priority Critical patent/JPH07333527A/ja
Publication of JPH07333527A publication Critical patent/JPH07333527A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Microscoopes, Condenser (AREA)
  • Mechanical Light Control Or Optical Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】非常に小型な光量絞り装置を提供する。 【構成】光量絞り装置は、円板状の絞り地板12、二枚
の羽根14と16、円板状の駆動部18から構成されて
いる。絞り地板12は、中央に円形の開口部12aを有
し、羽根14と16を直線的に移動可能に収容するガイ
ド12bを有している。羽根14と16は、相俟って開
口を形成する切欠部14aと16aを有し、また、駆動
部18に向かって延びるピン14bと16bを有してい
る。羽根14と16は一部を重ねて絞り地板12のガイ
ド12bに収容される。駆動部18は、絞り地板12の
開口部12aと同じ大きさの開口部18aを中央に有
し、さらに、羽根14と16のピン14bと16bを受
ける放射方向を斜めに横切る二本の弓状のスリット18
bを有している。絞り地板12と駆動部18は、羽根1
4と16を間に挟んで、同軸に回転可能に互いに接して
配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、顕微鏡等の光学機器に
使用される光量絞り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来例の光量絞り装置を図8に示す。地
板82は光軸上に配置される穴82aを有し、この穴8
2aの両側にピン82bが設けられている。羽根86と
88は、開口を形成するための円弧状の切欠部86aと
88bを有し、切欠部86aと88aの両側に長穴86
bと88bを有し、この長穴86bと88bにピン82
bを通した状態で地板82の内部に収容されている。こ
の結果、羽根86と88は図の上下方向に移動可能に保
持される。羽根86と88はそれぞれ穴86cと88c
を有し、この穴86cと88cには、軸84aの周りで
回転できるように地板82に取り付けられた駆動部84
の両端部のピン84bが係合されている。
【0003】二枚の羽根86と88の切欠部86aと8
8aによって形成される開口は、駆動部84を回転させ
ることによって、その大きさが変えられる。すなわち、
駆動部84を軸84aの周りに回転させると、ピン84
bと穴86cと88cの連結部を介して力が羽根86と
88に伝達され、これにより羽根86と88は、ピン8
2bと長穴86bと88bの係合によって、互いに逆の
方向に上下に移動する。このため、切欠部86aと88
aによって作られる開口の面積が変わる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような光量絞り装
置では、駆動部が開口から離れた位置に設けられている
ため、必然的に装置自体の占有空間が大きくなる。これ
は、この光量絞り装置を用いた光学機器においては、小
型化の障害となっている。本発明の目的は、非常に小型
の光量絞り装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の光量絞り装置
は、相俟って開口を形成する複数の羽根で、開口の大き
さは羽根の相対位置により変化し、その各々には移動の
ためのピンが設けられている複数の羽根と、中央に開口
部を有するほぼ円形の絞り地板で、羽根を収容しその移
動方向を定めるガイドを有している絞り地板と、中央に
開口部を有するほぼ円形の駆動部で、放射方向を斜めに
横切る、羽根のピンを受け入れるスリットを有してお
り、絞り地板に対して同軸に回転可能に設けられる駆動
部とを備えている。
【0006】
【作用】絞り地板と駆動部は同軸に回転可能に設けら
れ、それらの開口部の内側に羽根により形成された開口
が位置する。この光量絞り装置は、光軸が絞り地板と駆
動部の開口部を通るように配置される。駆動部が回転さ
れると、スリットからピンへ力が伝達され、ガイドに沿
って羽根が移動する。これにより開口の大きさが変化す
る。
【0007】
【実施例】以下、本発明による光量絞り装置の実施例に
ついて図面を参照しながら説明する。 <第一実施例>第一実施例の光量絞り装置の構成を図1
に示す。光量絞り装置は、円板状の絞り地板12、二枚
の羽根14と16、円板状の駆動部18から構成されて
いる。絞り地板12は、中央に円形の開口部12aを有
し、羽根14と16を直線的に移動可能に収容するガイ
ド12bを有している。羽根14と16は、相俟って開
口を形成する切欠部14aと16aをそれぞれ有してい
る。また羽根14と16には、駆動部18に向かって延
びるピン14bと16bがそれぞれ設けられている。羽
根14と16は一部を重ねた状態で絞り地板12のガイ
ド12bに収容される。駆動部18は、絞り地板12の
開口部12aと同じ大きさの開口部18aを中央に有し
ている。駆動部18には、羽根14と16のピン14b
と16bを受ける、放射方向を斜めに横切って延びる二
本の弓状のスリット18bが形成されている。
【0008】絞り地板12と駆動部18は、羽根14と
16を間に挟んで、互いに接するように同軸に回転可能
に配置される。これにより、絞り地板12の開口部12
aと駆動部18の開口部18aは同軸に位置し、これら
の開口部12aと18aの内側に、二枚の羽根14と1
6の切欠部14aと16aによって形成される開口が位
置する。この光量絞り装置は、光学系に組み込む際、光
軸が開口部12aと18aの中心に来るように配置され
る。
【0009】駆動部18を回転させると、羽根14と1
6は絞り地板12のガイド12bによって移動方向が規
制されているため、スリット18bの内壁がピン14b
と16bを押し、羽根14と16は互いに近づくように
または遠ざかるように移動する。この結果、羽根14と
16の切欠部14aと16aによって形成される開口の
大きさが変化する。
【0010】本発明の装置では、開口を形成する羽根1
4と16を移動させるための駆動部18は円板状の部材
で構成され、これが絞り地板12に同軸に設けられてい
るため、装置全体の大きさは非常に小さなものとなって
いる。この光量絞り装置を使用することにより、光量絞
り装置を使用した光学機器のより一層の小型化を図るこ
とができる。
【0011】<第二実施例>第二実施例の光量絞り装置
の構成を図2に示す。光量絞り装置は、円板状の絞り地
板22、二枚の羽根24と26、円板状の駆動部28か
ら構成されている。絞り地板22は中央に円形の開口部
22aを有し、羽根24を直線的に移動可能に収容する
ガイド22bと、羽根26を直線的に移動可能に収容す
るガイド22cとを有している。羽根24と26は、共
同して矩形の開口を形成する頂角90度のV字形の切欠
部24aと26aを向き合う部分に有している。また羽
根24と26には、駆動部28に向かって延びるピン2
4bと26bが設けられている。羽根24と26は、切
欠部24aと26aが重なり合うように、絞り地板22
のガイド22bと22cにそれぞれ収容される。駆動部
28は、絞り地板22の開口部22aと同じ大きさの開
口部28aを中央に有している。駆動部28には、羽根
24と26のピン24bと26bを受ける、放射方向を
斜めに横切って延びる二本の弓状のスリット28bが形
成されている。
【0012】絞り地板22と駆動部28は、羽根24と
26を間に挟んで、互いに接するように同軸に回転可能
に配置される。これにより、絞り地板22の開口部22
aと駆動部28の開口部28aは同軸に位置し、これら
の開口部22aと28aの内側に、二枚の羽根24と2
6の切欠部24aと26aによって形成される開口が位
置する。この光量絞り装置は、光学系に組み込む際、光
軸が開口部22aと28aの中心に来るように配置され
る。
【0013】駆動部28を回転させると、羽根24と2
6は絞り地板22のガイド22bと22cによって移動
方向が規制されているため、スリット28bの内壁がピ
ン24bと26bを押し、羽根24と26は互いに近づ
くようにまたは遠ざかるように移動する。この結果、羽
根24と26の切欠部24aと26aによって形成され
る開口の大きさが変化する。
【0014】本発明の装置では、開口を形成する羽根2
4と26を移動させるための駆動部28が、絞り地板2
2に同軸に回転可能に設けた部材で構成されるので、装
置全体の構成が非常に小型なものとなる。これにより、
光量絞り装置を使用した光学機器のより一層の小型化を
図ることができる。
【0015】本実施例では、絞り地板22に、羽根24
を受けるガイド22bと羽根26を受けるガイド22c
とが別々に設けあるので、第一実施例と比較して、より
滑らかな羽根24と26の移動が得られる。
【0016】<第三実施例>第三実施例の光量絞り装置
の構成を図3に示す。光量絞り装置は、円板状の第一の
絞り地板32、部分的に重なって開口を形成する二枚の
羽根33と34、円板状の第二の絞り地板35、部分的
に重なって開口を形成する二枚の羽根36と37、円板
状の駆動部38から構成されている。
【0017】第一の絞り地板32は中央に円形の開口部
32aを有し、羽根33を直線的に移動可能に収容する
ガイド32bと、羽根34を直線的に移動可能に収容す
るガイド32cとを有している。羽根33と34は、共
同して開口を形成する切欠部33aと34aを向き合う
部分に有している。また羽根33と34には、駆動部3
8に向かって延びるピン33bと34bが設けられてい
る。羽根33と34は、切欠部33aと34aが重なり
合うように、第一の絞り地板32のガイド32bと32
cにそれぞれ収容される。
【0018】第二の絞り地板35は、絞り地板32の開
口部32aと同じ大きさの円形の開口部32aを中央に
有し、また、羽根36を直線的に移動可能に収容するガ
イド35bと、羽根37を直線的に移動可能に収容する
ガイド35cとを有している。これらのガイド35bと
35cによる羽根の移動方向は、第一の絞り地板32の
ガイド32bと32cによる移動方向と直交している。
また、第二の絞り地板35には、第一の絞り地板32に
収容された羽根33と34のピン33bと34bを通す
ための穴35dが形成されている。羽根36と37は、
共同して開口を形成する切欠部36aと37aを向き合
う部分に有している。また羽根36と37には、駆動部
38に向かって延びるピン36bと37bが設けられて
いる。羽根36と37は、切欠部36aと37aが重な
り合うように、第二の絞り地板35のガイド35bと3
5cにそれぞれ収容される。
【0019】駆動部38は、絞り地板32と35の開口
部32aと35aと同じ大きさの開口部38aを中央に
有している。駆動部38には、羽根33と34のピン3
3bと34bを受ける、放射方向を斜めに横切って延び
る二本の弓状のスリット38bと、同様に、羽根36と
37のピン36bと37bを受ける、放射方向を斜めに
横切って延びる二本の弓状のスリット38cが形成され
ている。
【0020】第一の絞り地板32と第二の絞り地板35
は、羽根33と34を間に挟んで、互いに接するように
同軸に固定され、第二の絞り地板35と駆動部38は、
羽根36と37を間に挟んで、互いに接するように同軸
に回転可能に配置される。これにより、第一の絞り地板
32の開口部32aと第二の絞り地板35の開口部35
aと駆動部38の開口部38aとが同軸に位置し、これ
らの開口部32aと35aと38aの内側に、二枚の羽
根33と34の切欠部33aと34aによって形成され
る開口と二枚の羽根36と37の切欠部36aと37a
によって形成される開口がこれまた同軸に位置する。こ
の光量絞り装置は、光学系に組み込む際、光軸が開口部
32aと35aと38aの中心に来るように配置され
る。
【0021】駆動部38を回転させると、羽根33と3
4は第一の絞り地板32のガイド32bと32cによっ
て移動方向が規制されているため、スリット38bの内
壁がピン33bと34bを押し、羽根33と34は駆動
部38の回転方向に応じて互いに近づくようにあるいは
遠ざかるように移動し、同様に、羽根36と37は第二
の絞り地板35のガイド35bと35cによって移動方
向が規制されているため、スリット38cの内壁がピン
36bと37bを押し、羽根36と37は駆動部38の
回転方向に応じて互いに近づくようにあるいは遠ざかる
ように移動する。この結果、羽根33と34の切欠部3
3aと34aによって形成される開口の大きさと、羽根
36と37の切欠部36aと37aによって形成される
開口の大きさが変化する。
【0022】本発明の装置では、開口を形成する羽根を
移動させるための駆動部38が、絞り地板32と35に
対して同軸に回転可能に設けた一枚の円板状の部材で構
成されているので、装置全体の構成が非常に小型なもの
となる。これにより、光量絞り装置を使用した光学機器
のより一層の小型化を図ることができる。
【0023】本実施例では、二対の羽根を用いて開口の
形状を定めているので、切込部の形状を適当に選ぶこと
でより、一対の羽根を使用している上述の実施例に比べ
て、より円形に近い開口を得ることができる。
【0024】<第四実施例>第四実施例の光量絞り装置
の構成を図4に示す。光量絞り装置は、円板状の抑え板
42、一部が重なって開口を形成する二枚の羽根43と
44、円板状の絞り地板45、一部が重なって開口を形
成する二枚の羽根46と47、円板状の駆動部48から
構成されている。
【0025】抑え板42は中央に円形の開口部42aを
有している。絞り地板45は、抑え板42の開口部42
aと同じ大きさの円形の開口部42aを中央に有し、抑
え板42の側の面に、羽根43を直線的に移動可能に収
容するガイド45bと、羽根44を直線的に移動可能に
収容するガイド45cを有し、駆動部38の側の面に、
羽根46を直線的に移動可能に収容するガイド45d
と、羽根47を直線的に移動可能に収容するガイド45
eを有している。ガイド45bと45cは、ガイド45
dと45eに対して直交する方向に延びている。さら
に、絞り地板45には、羽根43と44のピン43bと
44bが通る穴45fが形成されている。
【0026】羽根43と44は、共同して開口を形成す
る切欠部43aと44aを向き合う部分に有し、それぞ
れ駆動部48に向かって延びるピン43bと44bを有
している。羽根43と44は、切欠部43aと44aが
重なり合うように、ピン43bと44bは穴45fを通
って、絞り地板45のガイド45bと45cにそれぞれ
収容される。
【0027】同様に、羽根46と47は、共同して開口
を形成する切欠部46aと47aを向き合う部分に有
し、それぞれ駆動部48に向かって延びるピン46bと
47bを有している。羽根46と47は、切欠部46a
と47aが重なり合うように、絞り地板45のガイド4
5dと45eにそれぞれ収容される。
【0028】駆動部48は、抑え板42と絞り地板45
の開口部42aと45aと同じ大きさの開口部48aを
中央に有している。駆動部48には、羽根43と44の
ピン43bと44bを受ける放射方向を斜めに横切る二
本の弓状のスリット48bと、羽根46と47のピン4
6bと47bを受ける放射方向を斜めに横切る二本の弓
状のスリット48cが形成されている。
【0029】羽根43と44は絞り地板45のガイド4
5bと45cに収容され、抑え板42は羽根43と44
が脱落しないように絞り地板45に同軸に取り付けられ
る。羽根46と47は絞り地板45のガイド45dと4
5eに収容され、駆動部48は羽根46と47が脱落し
ないように絞り地板45に接触させて同軸に回転可能に
配置される。羽根43と44のピン43bと44bは駆
動部48のスリット48bに収容され、羽根46と47
のピン46bと47bは駆動部48のスリット48cに
収容される。二枚の羽根43と44の切欠部43aと4
4aによって形成される開口と二枚の羽根46と47の
切欠部46aと47aによって形成される開口が同軸に
開口部42aと45aと48aの内側に位置する。この
光量絞り装置は、光学系に組み込む際、光軸が開口部4
2aと45aと48aの中心に来るように配置される。
【0030】駆動部48を回転させると、羽根43と4
4は絞り地板45のガイド45bと45cによって移動
方向が規制されているため、スリット48bの内壁がピ
ン43bと44bを押し、羽根43と44は駆動部48
の回転方向に応じて互いに近づくようにあるいは遠ざか
るように移動する。同様に、羽根46と47は絞り地板
45のガイド45dと45eによって移動方向が規制さ
れているため、スリット48cの内壁がピン46bと4
7bを押し、羽根46と47は駆動部48の回転方向に
応じて互いに近づくようにあるいは遠ざかるように移動
する。この結果、羽根44と44の切欠部44aと44
aによって形成される開口の大きさと、羽根46と47
の切欠部46aと47aによって形成される開口の大き
さが変化する。
【0031】本発明の装置では、開口を形成する羽根を
移動させるための駆動部48が絞り地板45に対して同
軸に回転可能に設けた一枚の円板状の部材で構成されて
いるため、装置全体の構成が非常に小型なものとなる。
これにより、光量絞り装置を使用した光学機器のより一
層の小型化を図ることができる。
【0032】本実施例では、二組の羽根を用いて開口の
形状を定めているので、切込部の形状を適当に選ぶこと
でより、一組の羽根を使用している上述の実施例に比べ
て、より円形に近い開口を得ることができる。
【0033】<第五実施例>第五実施例の光量絞り装置
の構成を図5に示す。光量絞り装置は、円板状の絞り地
板52、二枚の羽根54と56、円板状の駆動部58か
ら構成されている。絞り地板52は中央に円形の開口部
52aを有し、羽根54を直線的に移動可能に収容する
ガイド52bと、羽根56を直線的に移動可能に収容す
るガイド52cとを有している。羽根54と56は、そ
れぞれ、光を透過する透明部54aと56aと、光を遮
断する遮光部54bと56bとを有している。このよう
な羽根54と56は、たとえば、ガラス板に部分的に蒸
着膜を形成することによって得られる。また、羽根54
と56には、駆動部58に向かって延びるピン54bと
56bが設けられている。駆動部58は、絞り地板52
の開口部52aと同じ大きさの開口部58aを中央に有
している。駆動部58には、羽根54と56のピン54
bと56bを受ける放射方向を斜めに横切る二本の弓状
のスリット58bが形成されている。
【0034】絞り地板52と駆動部58は、羽根54と
56を間に挟んで、互いに接するように同軸に回転可能
に配置される。これにより、二枚の羽根54と56の遮
光部54bと56bによって輪郭が定まる開口が、絞り
地板52と駆動部58の開口部52aと58aの内側に
位置する。この光量絞り装置は、光学系に組み込む際、
光軸が開口部52aと58aの中心に来るように配置さ
れる。
【0035】駆動部58を回転させると、スリット58
bの内壁によってピン54bと56bが押され、羽根5
4と56は互いに接近または離脱するように移動する。
この結果、羽根54と56により形成される開口の大き
さが変化する。
【0036】本発明の装置では、開口を形成する羽根5
4と56を移動させる駆動部58が、絞り地板52に同
軸に回転可能に設けた一枚の円板状の部材で構成される
ので、装置全体の構成が非常に小型なものとなる。これ
により、光量絞り装置を使用した光学機器のより一層の
小型化を図ることができる。
【0037】本実施例の変形例を図6に示す。図6は、
図5の装置に適用可能な羽根64と66だけを示してい
る。図5の装置では、羽根54と56の遮光部54bと
56bは共に駆動部58の側の面に設けられている。本
変形例では、羽根64と66の遮光部64bと66bが
互いに接する側の面に形成されている。この構成によ
り、絞りが非常に薄く構成されるので、回折の影響の少
ない絞り光が得られる。
【0038】<第六実施例>第六実施例の光量絞り装置
の構成を図7に示す。光量絞り装置は、円板状の絞り地
板72、三枚の羽根73と74と75、円板状の駆動部
76から構成されている。絞り地板72は中央に円形の
開口部72aを有し、羽根73を直線的に移動可能に収
容するガイド72bと、羽根74を直線的に移動可能に
収容するガイド72cと、羽根75を直線的に移動可能
に収容するガイド72dとを有している。三枚の羽根7
3と74と75の移動方向は互いに120度の角度を成
している。三枚の羽根73と74と75は、部分的に重
なって開口を形成する切欠部73aと74aと75aを
有している。羽根73と74と75には、駆動部76に
向かって延びるピン73bと74bと75bがそれぞれ
設けられている。羽根73と74と75は、切欠部73
aと74aと75aが重なり合うように、絞り地板72
のガイド72bと72cと72dにそれぞれ収容され
る。駆動部76は、絞り地板72の開口部72aと同じ
大きさの開口部76aを中央に有している。駆動部76
には、羽根73と74と75のピン73bと74bと7
5bをそれぞれ受ける放射方向を斜めに横切る三本の弓
状のスリット76bと76cと76dが形成されてい
る。
【0039】絞り地板72と駆動部76は、羽根73と
74と75を間に挟んで、互いに接させて同軸に回転可
能に配置される。これにより、三枚の羽根73と74と
75の切欠部73aと74aと75aによって形成され
る開口が、絞り地板72と駆動部76の開口部72aと
76aの内側に位置する。この光量絞り装置は、光学系
に組み込む際、光軸が開口部72aと76aの中心に来
るように配置される。
【0040】駆動部76を回転させると、ピン73bと
74bと75bがスリット76bと76cと76dによ
って押され、三枚の羽根73と74と75が互いに接近
しあるいは離脱するように移動する。これにより、三枚
の羽根73と74と75の切欠部73aと74aと75
aによって形成される開口の大きさが変化する。
【0041】本発明の装置では、絞り地板72と、これ
に同軸に回転可能に配置される駆動部76と、三枚の羽
根73と74と75だけから構成されるので、非常に小
型な光量絞り装置が得られる。これにより、光量絞り装
置を使用した光学機器のより一層の小型化を図ることが
できる。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、開口を形成する羽根を
移動させる駆動部が絞り地板に同軸に回転可能に配置さ
れる円板状の部材で構成されるので、非常に小型な光量
絞り装置が得られる。これにより、光量絞り装置を使用
した光学機器のより一層の小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例の光量絞り装置の構成を示
す図である。
【図2】本発明の第二実施例の光量絞り装置の構成を示
す図である。
【図3】本発明の第三実施例の光量絞り装置の構成を示
す図である。
【図4】本発明の第四実施例の光量絞り装置の構成を示
す図である。
【図5】本発明の第五実施例の光量絞り装置の構成を示
す図である。
【図6】第五実施例の光量絞り装置の変形例を示す図で
ある。
【図7】本発明の第六実施例の光量絞り装置の構成を示
す図である。
【図8】従来例の光量絞り装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
12…絞り地板、14、16…羽根、18…駆動部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相俟って開口を形成する複数の羽根で、
    開口の大きさは羽根の相対位置により変化し、その各々
    には移動のためのピンが設けられている複数の羽根と、 中央に開口部を有するほぼ円形の絞り地板で、羽根を収
    容しその移動方向を定めるガイドを有している絞り地板
    と、 中央に開口部を有するほぼ円形の駆動部で、放射方向を
    斜めに横切る、羽根のピンを受け入れるスリットを有し
    ており、絞り地板に対して同軸に回転可能に設けられる
    駆動部とを備えており、駆動部の回転に応じて羽根が移
    動し開口の大きさが変化する光量絞り装置。
JP6129165A 1994-06-10 1994-06-10 光量絞り装置 Pending JPH07333527A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6129165A JPH07333527A (ja) 1994-06-10 1994-06-10 光量絞り装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6129165A JPH07333527A (ja) 1994-06-10 1994-06-10 光量絞り装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07333527A true JPH07333527A (ja) 1995-12-22

Family

ID=15002755

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6129165A Pending JPH07333527A (ja) 1994-06-10 1994-06-10 光量絞り装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07333527A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016122089A1 (ko) * 2015-01-28 2016-08-04 한화테크윈 (주) 광량 조절 장치
CN106932895A (zh) * 2015-12-31 2017-07-07 韩华泰科株式会社 光量调节装置
CN108627968A (zh) * 2018-05-09 2018-10-09 哈尔滨工业大学 一种多光阑共面的可变狭缝装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4934591U (ja) * 1972-06-21 1974-03-27
JPS5055459U (ja) * 1973-09-18 1975-05-26

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4934591U (ja) * 1972-06-21 1974-03-27
JPS5055459U (ja) * 1973-09-18 1975-05-26

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016122089A1 (ko) * 2015-01-28 2016-08-04 한화테크윈 (주) 광량 조절 장치
CN106932895A (zh) * 2015-12-31 2017-07-07 韩华泰科株式会社 光量调节装置
CN106932895B (zh) * 2015-12-31 2020-10-09 韩华泰科株式会社 光量调节装置
CN108627968A (zh) * 2018-05-09 2018-10-09 哈尔滨工业大学 一种多光阑共面的可变狭缝装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20010046345A1 (en) Single channel M x N optical fiber switch
KR100200210B1 (ko) 광 아이솔레이터
EP0097363A1 (en) Rotary disk
JPH11160595A (ja) 光学素子のホルダー
KR960000827B1 (ko) 디스크플레이어의 광학 헤드 장치
JPH07333527A (ja) 光量絞り装置
US20030113057A1 (en) Optical switch
US20080199125A1 (en) In-line optical isolator
KR930008452A (ko) 유체용 광학적 투과율 측정장치
US4573758A (en) Beam deflection mechanism
JPH03216823A (ja) 光ヘッド装置
CN100549766C (zh) 微型磁光开关
JP3125876B2 (ja) ファイバ型光スイッチ
JPS63142320A (ja) 光アイソレ−タ
JP7461797B2 (ja) レンズユニット
JP2000321661A (ja) 液晶投射型映像装置のミラー保持構造
US20030152312A1 (en) Multi-channel optical switch
JP3382209B2 (ja) ファイバ型光スイッチ
JP2003106899A (ja) 光学式分光器
JP2000146692A (ja) 分光器
JPH04191815A (ja) 光アイソレータ
JPH1172685A (ja) レンズ鏡筒
JP2004070050A (ja) 光スイッチ及び光スイッチアレー
JPH0895013A (ja) 表示デバイスの位置合わせ機構
JPH0363631A (ja) 空間光マトリックススイッチデバイス

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20031111